固定資産税・都市計画税 評価替えの年度です 固定資産の評価は3年ごとに評価替え(見直し) を行っています。平成 27 年度はこの評価替えの年 に当たるため、評価の仕組みや評価替えについてお 知らせします。 課税課☎ (82)4139・☎ (82)4130 固定資産税/毎年 1 月 1 日(賦課期日)現在で、市内に土地、 家屋、償却資産を所有する人に課税され、納めていただく 税金です。税率は 1.4% です。 固定資産税額=課税標準額×税率(1.4%) 都市計画税/市街化区域内の土地と家屋に課税されます。 課税標準額は、固定資産税評価に基づき算定されます。税 率は 0.2% です。 都市計画税額=課税標準額×税率(0.2%) 家屋に対する評価替え ◎家屋の評価方法 ル・旅館」については、使用実態に即するよう固定資産税上 Ⓐ評価額=Ⓑ再建築価格×Ⓒ経年減点補正率 の耐用年数を短縮し、50 年から 45 年へと 5 年短くなります。 Ⓐ評価額…家屋の評価額=課税標準額 また在来分家屋のうち、家屋の状況に応じて評価額の適正 Ⓑ再建築価格…Ⓓ再建築費×Ⓔ再建築費評点補正率 化を図るため、補正等の措置を行っています。 ◎平成 14 年に新築した家屋の評価額・固定資産額の変動 (例)木造一般住宅、延床面積 120㎡(平成 15 年度から課税) 回の評価替えの時点において、その場所に新築するとした場 「新築住宅の軽減措置」 合に必要な建築費 住宅を新築した場合、一般の住宅は新築後 3 年間 120㎡ Ⓔ再建築費評点補正率…今回基準年度(平成 27 年度)に対 までの 2 分の 1 の軽減が適用されるので、表中平成 15 年度 する平成 25 年 7 月現在の東京都における物価水準により算 の固定資産税額は、115,000 円が 57,500 円となります。 に対する平成 22 年 7 月現在の当該費用に対する割合を基礎 として国が定めたもの 評価額(万円) 評価額 820 800 平成 27 年度の評価替えは、前基準年度から今回基準年度 までの建築物価の動向、建築工法の変化などを反映し、新し い課税標準額となるべき価格を定め、資産価格の変動に対応 し、評価額の適正な均衡のとれた価格に見直しました。 平成 27 年度の課税から、木造家屋については評価の分類 を 17 種類から 13 種類へ、非木造住宅については 12 種類 から9種類に整理統合し、簡素化を図るとともに、鉄骨鉄筋 コンクリート及び鉄筋コンクリート造の建物のうち、「ホテ の評価額の 70% を課税標準額とします。 とに評価します。地目には、宅地、田、畑、山林、原野、雑 ②Aが 60% 以上 70% 以下の商業地などは、前年度の課税標 種地などがあり、固定資産税を評価する上での地目は、登記 準額を据え置きます。 簿の地目にかかわらず、その年の 1 月 1 日の現況の地目に ③Aが 60% 未満の商業地などは、前年度の課税標準額に当 よります。 該年度の評価額の 5% を加えた額を課税標準額とします。 ただし、課税標準額が評価額の 60% を上回る場合は 60% 宅地の評価/下図のような評価方法(市内の宅地の 97% は 相当額とし、評価額の 20% を下回る場合は 20% 相当額とし この方法)と、標準地の価格から対象となる宅地の状況に応 ます。 じて比準する方法があります。 住宅用地(住宅の敷地の用に供されている宅地)/ 評価額は前回同様、地価公示価格の 7 割を見込みました。 ①Aが 100% を超える住宅用地は、評価額に住宅用地特例 率(6 分の1または 3 分の 1)を乗じて得た額(以下「本則 《宅地の評価方法》 課税標準額」 )を課税標準額とします。 道路・家屋の疎密度、公共 ②Aが 100% 未満の住宅用地は、前年度の課税標準額に本 主要な 道路 税額 700 600 570 11.5 400 9.1 300 16 8.0 530 510 12 8 7.5 道路 他の その 状などが標準的なもの)の 選定 各筆の土地 ➡ 平成 21 年度 平成 24 年度 平成 27 年度 ※住宅用地の特例率 ・小規模住宅用地(住 宅用地のうち 200㎡ま その他の街路の 路線価の付設、比準 での部分)…6 分の1 ・一般住宅用地(住宅 価価格の活用 ⇦ 街路の状況などを主要な ➡ 地区・地域内の各筆の評価 街路の状況などに比較し て付設します。 用地のうち 200㎡を超 200㎡分が 小規模住宅用地 100㎡分が 一般住宅用地 える部分)…3 分の1 ◎市街化区域農地 前年度課税標準額の当該年度評価額(×一般市街化農地特 田・畑・山林などの評価/原則として、宅地の場合と同様 例率 3 分の 1)に対する割合に応じて、一定の調整率を乗じ に標準地を選定し、その標準地の価格から比準して評価し た額が課税標準額となります。 ◎課税標準額について 100 平成 18 年度 敷地面積 300㎡の 一戸建て住宅 ➡ 地価公示価格、都道府県 主要な街路の路線価の付設 ⇦ 地価調査価格及び鑑定評 4 平成 15 年度 した課税標準額が本則課税標準額を超える場合は、本則課税 ます。 7.2 200 0 標準地(奥行き、間口、形 則課税標準額の5%を加えた額を課税標準額とします。算定 標準を課税標準額とします。 標準地 ➡ 20 650 500 して地区、地域を区分 税額(万円) 1000 900 ◎平成 27 年度評価替え 商業地など/①Aが 70% を超える商業地などは、当該年度 総務大臣が定めた「固定資産評価基準」に基づき、地目ご 他宅地の利用上の便を考慮 Ⓓ再建築費…評価の対象となる家屋と全く同一の建物を、前 定した工事原価に相当する費用と前基準年度(平成 24 年度) ◎土地の評価方法 施設などからの距離、その Ⓒ経年減点補正率…家屋の建築後の年数の経過によって生ず る、損耗の状況による減価などを表したもの 土地に対する評価替え 0 家屋に対する固定資産税 Q&A ◎評価額の修正 地方税法では、基準年度の評価額を 3 年間据え置くこと 課税標準額とは税額を決定するための基礎となる価格です。 とされていますが、今後も地価に関する諸指標(地価公示価 原則として評価額=課税標準額となりますが、宅地や宅地比 格など)に下落傾向がみられる場合、平成 28 年度及び平成 準地(雑種地宅地並、市街化区域農地など)では税負担を軽 29 年度においても評価額の修正ができる予定です。 減するため、特例措置や負担調整措置が適用されます。 ◎平成 27 年度評価替え Q 平成 23 年 9 月に新築した家屋の固定資産税が急に高く を前回の評価替えの時点において、その場所に新築すると なったのですが? した場合に必要とされる建築費に再建築費評点補正率を乗 課税の公平性を重視して、地域や土地によりばらつきのあ 市内の地価は長く下落傾向が続いていましたが、現在では A 新築の住宅に対しては、一定の要件に当てはまる場合に、 じて求めた再建築価格に、家屋の建築後の年数の経過によ る負担水準を均衡化させるため、平成9年度の評価替えから 下げ止まり及び横ばいの傾向が強まっています。特に、市街 新築住宅に対する減額措置が 3 年間(対象により 5 年間か り通常生ずる損耗の状況による減価等をあらわした経年減 税負担の調整措置が講じられてきました。 化区域の住宅地では、一部に上昇の動きも見られるようにな ら 7 年間)適用されています。例えば、平成 23 年中に住宅 点補正率を乗じて求められます。ただし、その評価額が前 負担水準(以下「A」と表記)とは、個々の宅地の課税標 りました。 を新築したものについては、平成 24・25・26 年度分につ 年度の評価額を超える場合は、前年度の評価額に据え置か 準が評価額に対してどの程度まで達しているかを示すもので、 いて税額が 2 分の 1 に減額されており、その減額適用期間 れます。 ②補正の見直し 前年度課税標準額÷当該年度評価額(×住宅用地特例率)で 平成 25 年3月に県指定された土砂災害特別警戒区域内の が終了したことにより、本来の税額に戻ったためです。 建築年次の古い家屋の一部については、過去に建築費の上 求められます。 宅地について、建物を建築する際に一定の制限を受けるこ 昇が続く中、評価額が据え置かれていたこともあって、経年 平成 27 年度評価替えにおいても、この負担調整措置の仕 と等を考慮し、新たに減額補正を導入します。 Q 昭和 49 年に建築したマンションは年々老朽化していく 減点補正率を加味した評価額であっても、以前から据え置か 組みを次の方法で継続します。 また、平成 25 年7月に施行された市開発条例の指定区域 のに、評価額が下がらないのですが? れている評価額を下回るまでにはいたらず、評価額が下がら ないといったことがあります。 ※この調整措置により、評価額が下がっても税額が上がる場 内における農家分家等の敷地については、一部の減額補正 A 家屋の評価額は、評価の対象となった家屋と同一のもの 合があります。 の適用が無くなります。 3 2015.3.20 ◎宅地の税負担の調整措置 ①地価の動向 2015.3.20 2
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