海外安全対策情報(ウクライナ) 1 社会・治安情勢 (1) 現在,当地南部

海外安全対策情報(ウクライナ)
1
社会・治安情勢
(1)
現在,当地南部クリミアはロシアに違法に「併合」され,ウクライナ政
権の統治が及ばない状況になっているほか,ウクライナ東部においても,
9月の停戦開始後,一定の改善は見られたが,武装勢力による砲撃が散発
的に続き,停戦がいつまで継続するかは不透明である。
(2)
他方,ウクライナ東部の一部,クリミア自治共和国及びセヴァストーポ
リを除いては,首都キエフ市を含め総じて平穏かつ治安が安定しており,
社会情勢や治安情勢に大きな影響を与えるような事態になっていない。
※
首都キエフでは,8月末に最高会議前でのデモが発生し死傷者が発
生したものの,一過性の出来事であり,現在では既に落ち着きを取り
戻し鎮静化している。
2
一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
ウクライナ検事総局は公式ホームページにおいて本年1~9月の犯罪統計を
次のとおり公表している。
※
犯罪総認知件数
:
430,629件
故意殺人
:
6,553件
故意傷害
:
32,733件
(うち故意傷害致死) :
481件
暴行・虐待
:
1,132件
強姦
:
231件
窃盗
:
199,553件
(うち侵入盗)
:
32,921件
ひったくり
:
16,146件
強盗
:
2,476件
恐喝
:
430件
詐欺
:
34,556件
故意器物損壊
:
2,364件
暴力行為
:
3,139件
薬物・健康関連犯罪
:
21,306件
犯罪総認知件数は昨年同期439,831件であり,各種刑法犯において
も微減もしくは横ばい状態。
(3)
邦人被害事案
混雑した地下鉄車内,ホテル,食堂など,不特定多数の利用者が多い公
共施設でのスリ・置引き被害のほか,路上に落ちている財布(ビニール袋
に多額紙幣等)を拾いトラブルとなる所謂「財布落とし」事件の情報が複
数寄せられており,注意を要する。
(4)
最近の特徴的傾向
当地報道は,キエフ市内中心部において当地治安機関が武器弾薬を積極
的に押収している旨報じている。本年中,市内地下鉄駅においても,巡回
中の警察官が男性の所持品から手榴弾,マカロフ小銃及び弾倉等を発見し
逮捕したほか,交通事故当事者の車両内から自動小銃が発見される等,武
器携帯にかかる事件が散発している。
3
テロ・爆弾事件発生状況
9月29日夕方,キエフ中央駅付近で,男性1名が無人の店舗に爆発物を投
げ,付近に居合わせた女性1名が足に軽い負傷を負い,地元警察が継続捜査を
実施している。
4
誘拐・脅迫事件発生状況
邦人及び邦人以外の外国人が被害者となる事件に関する情報には接していな
い。
以上