このポスターは、当院において過去にさかのぼってカルテ内容を調査する観察研究について、患者さんへの情報公開を目的としています。院内掲示ポスター平成 27 年 6 月 8 日作成研究課題名：「食道胃接合部癌に対する内視鏡外科切除時における口側食道切離の切離法に関する後ろ向き調査」この調査は 2009 年 4 月から 2015 年 5 月の間に、当院を含む共同研究施設において食道胃接合部癌で入院され鏡視下手術を受けられた患者さんを対象としています。【調査の目的や背景】当院一般・消化器外科では、食道胃接合部癌の診療・研究を行っておりますが、このたび、「食道胃接合部癌に対する内視鏡外科切除時における口側食道切離の切離法に関する後ろ向き調査」の研究を他施設と共同で行うこととなりました。この調査の目的は、食道胃接合部癌の鏡視下手術における口側食道切離の方法や結果、治療成績を検討することにより、その安全性や治療の有効性を検討することにあります。この調査の結果は食道胃接合部癌に対する治療成績の改善につながることが期待されます。【調査の方法】調査対象になるのは、上記、調査期間に当院を含む各研究参加施設において食道胃接合部癌の診断で鏡視下手術を受けられた患者さんです。調査項目は、年齢、身体所見、臨床病期、病理組織型、治療方法、経過、病理組織検査結果、各種画像検査、採血検査結果などです。上記調査項目は、すべて今までに治療してきた診療内容を記録した診療録（電子カルテ）にある情報のみです。調査したデータは、研究事務局（名称）にて集計後、解析を行います。解析後のデータや佐賀大学病院の患者さんの基本データ（匿名化されたもの）は佐賀大学病院一般・消化器外科にて研究終了後 5 年間厳重に管理します。調査期間は佐賀大学臨床研究倫理審査委員会承認日から 2016 年 3 月 31 日までを予定しています。【個人情報の取扱い】調査で得られた診療情報は、佐賀大学医学部一般・消化器外科において、患者氏名、生年月日、カルテ番号、住所、電話番号を消去し、代替する登録番号にて連結可能匿名化を行います。登録番号と患者さん個人を連結する対応表は、同分野内の外部と接続できないパソコンで管理し、対応表のファイルにはパスワードを設定します。このパソコンを設置する部屋の鍵は研究責任者のみが保有しており、入退室を管理します。したがって、第三者が同分野の職員やデータベースへの不正アクセスを介さずに、直接患者さんを識別できる情報を閲覧することはできないようになります。当院における個人情報管理責任者は、佐賀大学医学部一般・消化器外科教授能城浩和です。各施設にて集約したデータを本研究の事務局である佐賀大学一般・消化器外科に集め、解析を行いますが、この場合の送付データは既に個人情報を取り除く処理を行っているため、患者さんの個人情報は守られます。【調査参加は患者さんの自由であること】調査への参加は患者さんの自由です、患者さんの自由な意思でお決め下さい。調査対象の患者さんで、調査に同意いただけない患者さんは下記の問合せ先までご連絡下さい。但し、調査参加に異議のある場合、2015 年 9 月末日までにお願い致します。調査の進行により場合によっては削除出来ない場合もありますのでご了承ください。【調査への質問・苦情などの連絡先】本研究に関するご質問等ありましたら、遠慮なくご自由に下記の研究責任者までお尋ね下さい。研究総括責任者佐賀大学医学部当院研究責任者一般・消化器外科一般・消化器外科教授研究事務局：佐賀大学医学部一般・消化器外科佐賀市鍋島 5-1-1 電話：0952-34-2349（医局直通）氏名氏名能城浩和能城浩和医局共同研究者：九州大学大学院九州病院外科臨床・腫瘍外科准教授永井英司副院長・外科部長内山明彦このお知らせは当院臨床研究倫理審査委員会承認日より平成 28 年 1 月 31 日までの間、研究対象となる患者さんへの公表を目的に佐賀大学医学部附属病院治験センターホームページ（ HP ）で掲載しているものです。治験センター HP:http://www.hospital.med.saga-u.ac.jp/chiken/ なお、この研究内容は、佐賀大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会で審議を受け、医学的、倫理的に適切であることが承認されたものであります。治験センターHP では、当委員会に関する他の情報等も公表していますのでご覧下さい。