第4回 平成27年 2月24日開催

平成 27 年 2 月 24 日(火)
第 4 回産業振興ワーキンググループ会議(職員)
ワーキンググループ
第 4 回産業振興ワーキンググループ会議(職員)
場
庄内庁舎 2 階中会議室
所
コーデ ィネー ター
法政大学 准教授 図司 直也氏
参
梅野 朋美、小俣 功、福山 勇司、吉倉 芳恵(サブ)、大嶋 陽一
加
者
事務局、㈱地域科学研究所
1.事務局より、市民アンケートの結果の共有
・充足度と満足度の評価(産業振興に関連する部分)について、農業関係に関しては、重要度が
高いのに、充足度が低いものが顕著に表れている。
・自由記述に、様々な意見がある。
・自由記述に関しては、鳥獣害、耕作放棄地、農業の担い手についての意見が多い。
・商工業としては、物価が高いという意見が 5~6 人から出ていた。
→流通や買い物の話に関連してくる。
・住民の方からの意見としては、アンケート自体が大雑把すぎて分かりにくいという意見あり。
・「地場の産業」の捉え方のちがいにより回答にばらつきがある可能性がある。
2.現総合計画の内容についての検証(1 文ずつチェック)
現総合計画の該当する分野のページについて、内容をチェックしていった。
議事録作成にあたって以下のように分類した。
「A残す」「A’文言を変更して残す」「Bまったくやってなくて今後も実施しないため削除」「C完了し
たので削除」「D曖昧でわかりづらいため削除」「E 法律で決まっていること」「P わからない、今回判
断できない、次回確認」
二重取り消し線 は削除
赤文字 修正・追加文言
青文字 補足・意見・議論内容
※文中の表現に関して
p:ページ数
P:段落数
L:行数
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平成 27 年 2 月 24 日(火)
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(1)基本構想(p35~p37)について
○見出し文「ゆふの森林で育つ」
・言葉のイメージがつかない。
・「森林」という表現が分かりにくい。林業と混乱してしまう。
■
産
業
振
興
に
よ
り
実
現
す
る
実
り
の
ま
ち
づ
く
り
◎活力ある農林業の振興
○農林業
◎商店街の活性化
○商業
○安心できる消費生活
◎新時代の工業の創造
○工業
・「商業」「安心できる消費生活」の2つに分かれているのがなぜか?「商業」の下に「商店街」があ
るほうがよいと思う。
・「新時代の工業の創造」は言葉が適切か?結局は地場産業の支援という内容でしかない。
・「商業」「工業」の言葉の範囲を押さえたほうがよいのではないか。→地場企業なのか東京が中
心の大きな企業なのか?感覚的にはどう捉えているか?
※今回、このように見直しをしているが、最終的には大きく変わってくるようなので、あまり捉われ
ないほうがよい。
→10 年経って変わっている部分の確認ができるということで良しとする。
由布市では、豊かな水や地域ごとの気候特性を生かして、多種多様な農林水産物が生産され
ています。また農林業を土台として、商工業や観光業が盛んであり、地域の豊かな生活文化を支
えています。
由布市の東部にある挾間地域は、水稲、いちご、なすなどの施設園芸を中心とした野菜栽培が
行われ、都市近郊型農業となっています。商業は、国道 210 号、及び、県道大分挾間線沿道を中
心に活発に展開されています。
・具体的な生産物の名前は一度確認したほうがよい。
工業は従来からの家内工業的な製造業、及び、建設業に加え、新たな企業立地もあって活発
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な生産活動が行われています。
中央に位置する庄内地域の基幹産業は農林業であり、水稲に加え畜産、果樹、林産物の産地
として発展してきました。近年は、梨、いちご、にらなどの施設園芸の普及による生産性の向上、
経営規模の拡大が行われています。
・拡大している産物という言い回しが適当か。
工業は地域雇用型の企業を中心に立地が進んでいます。商業では国道 210 号沿いに新たな立
地が行われています。
北西部の湯布院地域は、観光と農業が中心であり、豊かな自然や温泉に恵まれた生活型観光
地としてのイメージが定着し、全国から多くの観光客が訪れ、由布院温泉、湯平温泉、塚原温泉
の三つの温泉地を中心に旅館業、及び商業が営まれています。農業は水稲と畜産が中心で野菜
栽培にも取り組まれています。
由布市では、それぞれの地域が培ってきた地域の個性や魅力を大切にしつつ、地域の特性に
応じた産業の振興を推進します。
・残してもよいと思う。
→集落営農については一つのトピックになる。
農林業については、意欲ある担い手の確保や女性・高齢者などの能力活用を基本にしながら、
挾間地域においては都市近郊型農業の発展、庄内、及び湯布院地域においては豊かな草資源
を生かした畜産の振興を図ります。
また、農業従事者の高齢化による弊害を除去するため、集落営農組織による農地の利用集積
や作業受委託を展開し、経理の一元化を図り、コストの削減を目指した「生き残れる農業」を推進
します。
地産地消やスローフードなど消費者の新たなライフスタイルの動向に対応した農林産物の生産
販売の促進、産地間競争にうち勝つ重点作物の推進、食品作業や大手スーパーなどと連携した
取り組みはもとより、加工技術の開発導入による産地ブランドの確立を推進します。
・加工技術の中に 6 次産業化を盛り込んだほうがよいと思う。
さらには、地元の観光・旅館業と結んだ生産流通の確立など、地域の基幹産業として新たな展
開を図ります。
森林や農地は、環境保全や防災をはじめとする様々な公益的機能を果たしていることからも、
農林業の維持、発展を推進します。
商業については、生活圏の拡大によって近隣の都市部に購買力が流出する傾向があるため、
個性ある商店街、及び商店づくりを支援し、地域の魅力ある商業空間づくりを目指します。
工業については、雇用機会の創出、及び定住の促進を図るため、地場企業を引き続き支援す
るとともに、企業誘致の推進を図ります。
・大手の商業は特に行政では何もしていない。工業は企業誘致的な書き方もしている。実際は工
業・商業で分けて対応していない。
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・企業誘致は総合政策課が担当だが、普段から意見交換をしていない。→大手の工場を誘致す
るのがどうかというのは、現実的ではないと感じる。
・「地場企業をバックアップする」というような書き方をしたほうが、使いやすいのではないかと思
う。
・そもそも商店街の活性化をする気があるのかという風に感じる。この 8 年間の間に、行政が何か
しているかという印象がない。書くのであれば、何か実施しているというものがない。
・商店街で組合を作っているのは、湯布院に1つしかない。(はなのき通り商店街)ほかは、通りと
してはあるがテナントに貸していたりなど組織にしているものがない。商店がなくなっている。商
店を含め、個店の魅力を上げる、という方がよい。
・湯の坪街道が汚いというアンケートの意見があり、外国人や景観にもかかわってくるが、まとまり
を作る、というのも、今後の方法かもしれない。
・産業振興で大事だと思うことは、地域経済を回すための視点がない。各論ベースに落ちてしまっ
ているので、その視点を押しておくほうがよいと思う。地域経済の問題は、地域内で回るべきお
金がロードサイド店の大手に流れてしまって、地域にお金が落ちないようになっている。いかに
由布市にお金を落としてもらうかということが大事。内部で循環させながら落とし込む流れ、外か
らお金を落とし込んでもらう仕組みが大事。その中で 6 次産業化の話も盛り込む。
・何のために、産業振興を議論していくのかということを考えた方がよいと思う。
・なぜ地場産業が必要なのか?
・今の計画に載っている内容はどこの市町村でも載っているものと同じだと思う。商店街が存在し
ていないという現状。
・由布市に住んでいて、大分市の事業所に勤めている人が多い(特に挾間は)。インターネットも
最近はあるので、挾間に事務所を置いてもらえるための施策ができるとよい。
→人材育成や人材発掘の内容が入っていない。
・農業の跡継ぎの人も、農業を経験したことがない時代になっている。農業は大変だからやめたほ
うがよいという風潮になっている。しっかりしている人は、きちんと子どもに農業のことを伝えてい
る。
・農業・工業・商業にしても、人口が減っているので、定住者を増やすことが今後の目標になるの
ではないかと思う。たまたま、大分市に仕事に行く人が多いけれども、できれば市内で仕事をし
てほしいが、市内での仕事が減っている状態なので、仕事を生み出すことが前提になるかなと思
う。市民目線になると、働く場という考え方が身近なものだと思う。実際には、複合的に仕事をし
ていたり、いろいろな職種で働いていたりする人が多いのではないかと思う。
・雇用だったり担い手を増やすことだったりが主なことだと思うが、実際は働き場がないという意見
が多い。働き場があっての、福祉や教育だと思う。農業で働き場を作っていくことが大事。企業誘
致というのは、農業とは相反する部分があると思うので、そのバランスをどうしていくかの検討が
必要。
・買い物は、大分や別府に行く人が多くなっている。(高齢者や子育て世代など)
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・今いる人よりも、次の世代を育むための施策が大事。
・働く場所があっても、一生そこで働いて生活するかという仕事ではない。→仕事はなんでもよい
わけではなくて魅力があるもの、働きたい仕事を探す。長男は地元に住むという考えだったが、
現在は働きたいところに住むようになっている。大分市に多くの人が住んでいるのは、大分市に
働きたい仕事があるから。その考えからすると、企業誘致をすれば人は集まるが、由布市では
限界がある。バランスが悪くなると由布市の自然環境が崩れる。誘致するか、環境を守るか方向
性を決める必要がある。
永村さん:由布市として産業をどうするか?由布市の産業のイメージがない。産業になる資源はあ
る。企業を誘致したらよいと考えているのは、若者ではない。大量の若者を誘致するのではなく、
現在由布市としてこういう産業を応援します!のような計画の方が市民には伝わりやすいと思う。
・工業は難しいにしても、商業は総合計画で方向性をうたっていったほうがよいと思う。
・「産業を興す」ことが抜けている。今後は、創業なども大事。基本は 3 本の柱で良いと思うが、農
林業に活力が実際はないと思う。
・消費生活は重要で、安心安全面でも中核になる。工業の創造は具体的に見える範囲での内容
を記載すべきかと思う。10 年前と状況が大きく変わっているので、変えるべき部分が多いと思わ
れる。
・市民アンケート結果で、市民の満足度が低い部分が農業に集中している。
→もう少し内容を追加するべきなのか?市民が言うからではなくて、農政は多岐にわたる事業を
しているが…
図司先生:既存の人がしていることと、次の世代の人へのメッセージの出し方は必要。新規就農
への手の打ち方への意識も視野に入れておいてもよい。
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3.基本計画の内容
■
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振
興
に
よ
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る
実
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の
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づ
く
り
◎活力ある農林業の振興
◎商店街の活性化
○農林業
○商 業
○安心できる消費生活
◎新時代の工業の創造
○工 業
活力ある農林業の振興
農林業
現状と課題
由布市の農業は、労働力の高齢化が進行しています。産地間競争の激化や増大する
輸入農産物との競合など、農業を取巻く環境は非常に厳しいため、農家が減少し、担
い手・後継者不足、耕作放棄地及び遊休農地の増加が深刻化しています。しかし、認
定農業者をはじめ経営意欲が高い農業者については、その意欲を育て活用するととも
に、中核農家の育成や農業後継者を確保していくことが大きな課題となります。
そのためには、農業経営の近代化を図り、農業経営の安定、農業所得の向上や営農
環境の改善に努め、地域農業の活性化を図ることが必要です。
また、農産物のブランド化や農産物加工品の開発を図り、都市近郊型の農業確立を
目指し、直売所の設置やインターネットを活用した販路の拡大など、他産業と一体と
なった農業に取り組んでいくことも重要です。
林業は、森林における林産物の供給のほか、水源かん養、地域住民の健康的な憩い
の場など多面的な機能を有していることから、森林の総合的な利活用を図りつつ、貴
重な森林資源を後世へと引き継いでいくことが課題となっています。
内水面事業の振興については、湯布院を源流とする大分川を中心に由布市内には多
くの河川があり、湯布院、庄内地域においては、淡水魚の養殖も行われています。ま
た、大分川などの河川での漁を楽しむ人も多く、内水面振興事業として、稚魚の放流
や河川の清掃を行うなどの内水面資源を守る振興事業展開が必要です。
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図―農業算出額の推移
700
596
563
600
529
515
462
500
(
千 400
万
円 300
)
200
100
0
H12年
H13年
米
野菜
H14年
畜産
H15年
果実
花き
H16年
その他
(資料:大分県統計年鑑各年版)
図-経営耕地面積の推移
(ha)
250,000
225,658
206,278
7,766
200,000
6,787
11,955
12,936
150,000
100,000
204,956
187,536
50,000
0
H12年
H17年
田
畑
樹園地
(資料:大分県統計年鑑各年版)
施策展開
農林業を支える多様な担い手の育成
農林業
農林業の振興と生産基盤の整備
地産地消農業の推進
森林整備の推進
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施策の概要
①農林業を支える多様な担い手の育成
●由布地域担い手育成総合支援協議会による農業後継者や新規就農者、帰農者、さらには
認定農業者、集落営農組織などの育成を行い法人化へ向けた取り組みを推進します。
・書いていることの方向性はいいと思うが、満足度が低いということは、結果が市民に見えてい
ないのではないか?自治区で集落営農組織が立ちあがって、それに参加している人であれば、
満足度は高くなっていると思う。
・生産側として稲作の担い手がいないというところで、法人などの組織に耕作してもらうことをメ
インで進めることを考えていく覚悟が必要なのではないか?
●青年農業者や女性・高齢者など、地域農業の多様な担い手を育成・確保するとともに、
時代の変化に対応できる経営感覚に優れた企業的経営農家を育成します。
●農地の流動化を図り、担い手はもちろんのこと、企業などの多様な主体に農用地が利用
集積されるよう努めるとともに、遊休農地の発生防止及び解消に努めます。
●林業についても生産意欲の高揚を図り担い手を確保するため、椎茸生産者、林業家の後
継者グループの育成・活動などの推進を図ります。
②農林業の振興と生産基盤の整備
●地域の特色ある農業の振興を図るとともに、農道や農業用用排水路、ため池などの生産
基盤の整備、農業生産施設の整備を推進します。
・作りにくいところが耕作放棄地になっている。生産性の向上のために実施していきます、という
ような目的を入れる。
・補修の話をそろそろ入れるべきではないか?農業関連施設のメンテナンスの話が今後出てく
ると思う。
・用地の集積を行政側でいかに進めていくかという方針があったほうがよいかと思う。
●畜産においては、豊富な草原を活用した放牧、自給飼料による安全・安心な生産を図り
ます。さらに、耕種農家との連携による地域内循環体制を整えるとともに、消費者との
ふれあい交流を通じて、由布市産牛のブランド化を推進します。
・豊産量が知れてる。大分県は豊後牛を一本で押している。
・由布牛や湯布院牛とするようなのは県の考えと相対する。そもそも肉として出す人が少ない。
繁殖牛に視点を置いた方が良いと思う。
●都市近郊においては、循環型農業を確立するため小規模多品目型農業を推進します。
●林業の生産基盤となる林道については、法面崩壊・路面の侵食が激しく本来の機能を果
たしていないため改良、改修を行います。また、森林施業の活性化及び特用林産の振興
を図るため、作業路の開設を推進します。
●有害鳥獣(イノシシなど)被害防止対策として、農林産物の被害や人的被害を軽減する
ため、有害鳥獣捕獲事業及び被害防止対策事業を実施します。
●内水面振興の促進を図るために、稚魚の放流や河川の清掃を行うなどの振興事業を展開
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していきます。
③地産地消農業の推進
●食に対する健康志向、安全志向に対応し、顔の見える農林産物の流通、地域で生産され
る産物の地域内消費を進めます。
●地域の食材の多様性を大事にして地域の食文化を楽しむスローフードを普及させること
によって、地域の質の高い素材を提供する小規模生産者の育成を推進します。
・地産地消が言われだしてしばらく経つが、考え方が変わっているのか。6 次産業化については、
法律もできているので、もう少し膨らませるほうがよいかもしれない。食糧と農村の話がない。
・地産地消に限らず、商品の販路を地元に捉われず、広い枠で考えてもいいのではないか。
→消費拡大、販路拡大。
・エンドユーザーについての話をした方がよいのではないか?
・地域内消費
→経済の循環を目指す中に入れてよいと思う。先ほどの意見と反対だが、徹底的に地域内で
回していきたい。住みやすいまちを目指すと、人口は増えていく。それに付随してできていくの
ではないかと思う。5 年間は徹底的に住環境の整備をして、もう 5 年間は攻める運営をする。
・スローフードという言葉は、あまり使われていない。
・食育という教育分野との連携もいれていきたい。
・有機団体の組織育成もしていきたい。
・あと 10 年は地産地消をぶれずに進めたほうがよい。
・道の駅を庄内に作ってほしい。七瀬の自然公園で遊んだりしているけど、庄内などで遊び場
ができ、核となる施設ができれば農業も変わってくるのだと思う。
・地産地消は不可能だと思う。市長が言うには、湯布院の旅館に由布市の産物を使ってもらうと
いう話があり、それは良いかと思う。遠方に売るにしても、流通の仕組みが必要。旅館が農業
をするというのはないのか?外食産業はそのようなことを始めているが。実施しているところ
は特殊なところ。地元の人で、自分の農地がある旅館。江藤農園さんみたいな農業が増える
といいと思ったが、増えない。盆地米の取り組みはやっている。
→酒米の不足により、自分のところで作る酒蔵も増えている。そのような取り組みも今後増える
と思う。
・湯布院には大型旅館がないので、大嶋さんがイメージしたようなことができる規模の旅館が少
ない。実際は規模が小さく、24 時間運営なので、農業まで手が回らないのが現実。野菜を調
理して、小鉢に載せられるような料理を作って提供するのはどうか。
→ただ、集めて持っていく部分が問題。江藤農園さんも産直にこつこつ出すのが安定していると
いう話を聞いた。
④森林整備の推進
●荒廃した森林を整備し森林のもつ多面的機能を発揮させるため、植林や除間伐を推進す
るとともに、緊急間伐事業などを実施します。
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●森林の多面的機能が十分に発揮されるよう適切な森林整備の推進を図る観点から、森林
施業計画に基づき、一体的な森林施業を実施していきます。
・森の大切さを伝えることを林業ではできていない。もっと認知を進めるべき。林育を入れるべき
だと思う。上流下流の見方で林業も含めて整理するとよい。
図司先生:
・農地に関しては、守るべき農地は守る。耕作放棄されたところを復旧させるのは難しい。優良農
地を守っていくべき。その区別をしたうえで耕作放棄地の対処をするか。
・のり面の草刈りが大変。水田のかんがい機能も重要であり、それをいかに認識させるかが必要。
大分市の人にも、参加してもらってもよいと思う。上流下流の交流。グリーンツーリズムとも関連
があると思う。
・10 年後のことを考えたら、今の担い手は農業ができない。誰が担うのか?今の農家の次世代
が本当に農業をやろうと思ってくれるのか?そのためには、農業の研修や施設等が必要なの
ではないか?新規就農よりは、2 代目の人たちにいかに継いでもらうかを考えた方が良い。
図司先生:
「継業」というのを考えている。技術や人のマッチングを行っている。商工会等でしんきんが間に入
って実施している。親の仕事を子どもが継ぐのか、別のやる気がある人が継ぐのかという考え方
がある。地域おこし協力隊などで今そういう動きを模索している。
4.全体的なことを考えた施策が必要
①農地
挾間の水問題。林業。都市景観と一体的に事業ができていない。農地の基盤整備も含めて実施
するべき。
②担い手
イオンアグリについて。育苗の施設を作るなどの場所の提供を求められている。農振がひっかか
っている。下市は農振地域。また水の問題が関わってくる。企業参入。
③戦略作物
原材料が不足している。酒蔵の米、焼酎用のムギ、大豆。市全体で作って、農協と連携して回す。
水、麦、こうじ。
あまねぎとおくらの生産量が上がっている。営農も含めて、農協との連携が欠かせない。目的を
持った生産をする。
5.農協の存在について
・今後も必要と思う。特に高齢の農家。単価は下がるが販売を任せることができるので楽になる。
・担い手の育成については、3 年前に人農地プランの施策が出た。地区ごとに話を聞くと、農家も
後継者のことを考えている。そういう話し合いの場所を提供するのが、行政の役割。→市からす
ると農地として一括りかもしれないが、農業者からすると自分の土地であって絶対に守っていか
10
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なければならないもの。農業者は、後継者に関して真剣に考えているが、後継者が全くいない人
もおり、そのような声をしっかりと拾っていかなければならない。
・担い手が全くいないというところには、第3者継承ということも考えていくべきだと思う。
・今まで、農業に関わる人たちをまんべんなく守ってきたが、産業と考えると、それによって利益を
出している人たちを農業と捉えて、支援していく考え方も必要ではないか。
→多様な担い手という言葉で済ませてはだめ。多様な担い手が必要であるが、そこの道筋をしっ
かりとしないと意味がないと思う。
・農地の話から将来を見据えて判断していくのは意識した方が良いと思う。
6.商工業について
商店街の活性化
1.商業
(1) 現状と課題
現在の商業を取り巻く環境の変化は、長年にわたって物流の拠点であった市場に、商品が集
積することなく流通する時代となっています。
大小の各種全国チェーン店が広く展開されており、生活協同組合に見るような個別配達事業や
テレホンショッピングなどのメールオーダーシステムの普及は、家庭に居ながらにして日常品の購
入を可能にしています。
・個別配達として、セブンイレブンが実施していて、挾間もよく利用されている。年齢層も地域の
人たちもかなり幅広い。この仕組みを情報拠点含めて、商業を絡めてうまく活用できればいい
のではないか。警察の緊急時通報システムなども含めて。
→買い物弱者も含めた商売の在り方。地域課題に寄り添って何を解決していくか、コミュニティ
ビジネス的な考え方になってくる。そのような視点でのビジネスを考えれば、求められる仕事は
あるのではないか。
一方、消費者は、モータリゼーションの発達により広範な地域に購買地を求めています。
このような地域小規模事業者を取り巻く環境の変化が、由布市内においても商店や商店街の
衰退を招いたり、経営の継続を極めて困難なものにしています。
商店や商店街の存続は、市民生活に利便性や経済性、コミュニケーションの場の喪失に繋がり
社会問題となっています。とりわけ、高齢化社会の時代に、近くの商店や商店街が果たす役割は
大きなものがあります。
このように多様なニーズに応えるには、地域に根ざした地域密着型商業の育成や観光との連
携を創出するなど、由布市内の既存の商店や商店街の魅力の向上により大型小売店とのすみわ
けを図っていくことが課題となっています。
11
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図-商業(卸・小売業)の事業所数、従業者数、年間商品販売額の推移
3,000
2,500
( 2,000
事
務
所 1,500
、
人
2,752
421
390
2,697
400
2,403
350
300
(
250 億
200 円
274
1,000
)
450
150
467
478
469
)
100
500
50
0
0
H11年
H14年
事業所数
H16年
従業者数
年間商品販売額
(資料:大分県統計年鑑各年版)
(2)
施策展開
商業者の育成
商 業
グローバルビジネスの推進
コミュニティビジネスの展開
中心市街地活性化事業の展開
(3)施策の概要
①商業者の育成
●時代の変化に対応できる商業者の育成や多様化する消費者ニーズに応えるため、積極
的、効率的な経営と質の高いサービスの実現を目指し、集客力向上のため由布市内の
商工会と連携して研修を行い、経営能力向上や後継者の育成を図ります。
・商工会と創業支援の連携が今後重要。お買い物券などの発行をしているが、現状維
持になってしまう部分もある。振興をいかにしていくかが、商工会の単独事業も含めて
重要。
→地域の資源を積極的に前面に出すように着目するべき。
・3%の商品券を出すのであれば、「消費税 5%の町」とうたうことができる。効果をしっか
り調査・研究する必要があるのではないか。お買物券を 1 億円発行し、そのお金がどこ
に落ち、どのくらい売り上げが上がり、どのくらい利益が出たかなどのその効果を具体
的に研究すれば、ものすごく宣伝効果にもなる。行政としては、ただ買物券を発行する
12
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のではなく、その後の調査研究をし、企業から使った分に対してのバックをもらえば、税
金の無駄遣いにはならない。大変かもしれないが、してみたら全国的にもアピールでき
るのではないかと思う。
②グローバルビジネスの推進
●由布市ブランドの安全で安心できる地域産物の掘り起こしや、地域特性を磨きグローバ
ルに競争できる特産品の開発事業を推進します。
・グローバルビジネスの推進は、市だけでは難しく、もっと広域に連携したほうがよいの
ではないか。
・由布市ブランドについては、安心安全をうたう上で意味がある。
・グローバルビジネス→地域資源を活用したビジネスなどに言い換える。由布市で特産
品を作るのが難しい。理由として、湯布院のブランドがある。由布ブランドと湯布院ブラ
ンドの兼ね合いをどうするのか来年度から検討する。
・販路がネック。市内にしても市外にしてもそう。
③コミュニティビジネスの展開
●由布市民のコミュニティ意識の高揚による共栄を目指し、大型店や全国チェーン店が果
たせない、地域の顔が見える対面販売やサービスの推進を図るとともに、市民が市内
商店や商店街を育てる意識と行動を促す「地買地消」運動を広く展開します。
・対面販売サービスというのは実質難しいのでは?
④中心市街地活性化事業の展開
●地域における社会的・経済的及び文化的活動の拠点としてふさわしい中心市街地の発
展を目指して、中心市街地活性化法による事業を推進します。
・中心市街地活性化事業の計画を作っていない。由布市のどこが中心市街地になるの
かということで由布市にはなじまないし、今後もする必要がないのではないか。
・商業については、新しい法律があり、創業支援、中小企業の支援などが必要。農業も
含めて、由布市に仕事の相談窓口の機能を設けたりして、創業の施策を盛り込んだほ
うがよいと思う。
・以前はコミュニティマート構想などの商店街活性化事業があったが、今は中心市街地
活性化事業ということになっている。最近は内容が変わって、買い物支援ということも
実施している。商工会自体が生き残れる戦略も考えていかなければならない。
安心できる消費生活
(1)現状と課題
情報化の進展などを背景に、近年消費者ニーズは多様化しており、これに対応する
多種多様な商品、サービスが出現し、販売形態も訪問販売や通信販売など多様化が進
んでいます。こうした傾向は、消費者にとっては便利である反面、誇大広告、不当表
示、粗悪、悪質商法など新たな問題を生じさせています。
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平成 27 年 2 月 24 日(火)
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由布市においては、安全で安心な商品を適正価格で安定的に消費できる市民生活を
目指して今後ともトラブルの未然防止のため、くらしの安心相談員、国、県、関係諸
団体と緊密な連携を取りながら、広報や講習会などの啓発活動や指導の充実を図りな
がら総合的な消費者行政を進めなければなりません。
(2)施策展開
安心できる消費生
消費者活動の推進
活
苦情・相談処理体制の確立
消費者教育の推進
消費者への情報提供の推進
消費者団体の育成
資源の有効利用の促進
(3)施策の概要
①消費者活動の推進
●くらしの安心相談員や消費生活グループ等と連携を取りながら広報や講習会など
の啓発活動や指導の充実を図り賢く自立した消費者づくりに努めます。
②苦情・相談処理体制の確立
●複雑、多様化している消費者の苦情、相談等に対応できるよう関係機関、くらし
の安心相談員などにより窓口業務の充実を図ります。
③消費者教育の推進
●取引形態の複雑化や社会経済の変化に即応した消費者教育を県や関係機関と連携
を図りながら推進します。特に商品やサービスのめまぐるしい変化に対応しきれ
ない高齢者や青少年につけいる悪質商法の増加に対処するため高齢者や青少年を
対象とした消費者教育を推進します。
④消費者への情報提供の推進
●県と連携を図りつつ、適切な消費情報を広報などを通じて提供し、消費者意識の
高揚と知識の向上を図ります。
⑤消費者団体の育成
●消費生活に対して、意欲的に調査研究を行うための組織化や消費者団体の育成に
努めます。
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・消費生活グループに母親が入っているが、実際にどのようなことをやっているかのイメ
ージがない。上に県の組織がある。鍋の種類の熱効率を調べるなどして、良い情報を
持っているので、その情報をもっとオープンにしたほうがよいのではないか。
・参加している人は、いろいろな組織にまたがっている人も多いので、それをひとまとめ
にするような組織を作って情報の共有、発信ができればよいと思う。
⑥資源の有効利用の促進
●省資源、省エネルギー意識の定着を図り、生活の無駄を省き、資源の再利用を促
すためリサイクル運動や不要品交換など地域における消費者運動を促進します。
また、地球的規模の環境問題に対応するため手作り石鹸や再生紙等の利用を図り、
資源の有効利用を促進します。
・消費生活については、正しい買い方をしないと、悪質な商品に対してお金を出すのは
損失だということで、消費者庁ができている。消費相談は、市民窓口にあるところも半
分。詐欺手口などが多様化していて、一つの部署で収まらない。食品産地偽装なども
含めると。
・実りのまちづくりのなかに消費生活を入れているのは、そういった意味で違和感がある。
→安らげるまちづくりの中などのほうがよいかもしれない。
・内容的には、充実をしてきているので、引き継ぐ形でよいと思う。
新時代の工業の創造
工業
(1)現状と課題
由布市の工業は、農村地域工業等導入計画などによる企業誘致に努め、一定の成果
を挙げていますが、近年は経済の低成長時代を反映して困難なものがあり、地場中小
企業においては、後継者不足や従業者の高齢化が深刻化しています。
このため、安定的で魅力ある就業環境の整備と企業の体質改善および経営の強化を
図るとともに、他産業との連携を図りながら地域資源を活用した地場産業の振興に努
める一方、広域的な連携のもとに企業誘致を進め、所得の向上、若年層の定住促進を
図っていく必要があります。新たな産業の創生により雇用が拡大し、人口の増加に加
えて、少子・高齢化の解消に寄与することも期待されています。今後は用地や用水な
どの確保に努めるとともに、優遇措置などの条件整備が必要です。
・「新たな産業の創生により~期待されています」とあるが、これを仕掛けるのは行政だ
と思うので書き直したほうがよい。
・地域特性を生かした企業というのを入れたほうがよい。
また、企業誘致に際して、美しい自然環境を誇る由布市にあっては、自然環境と調
和する企業であることが求められます。
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・由布市の工業は特色がない。板金などそういった部分を工業としていて、大きな工場
などもないので工業といわれてもイメージができない。
図-工業の事業所数、従業者数、製造品出荷額等の推移
2,500
1,927
2,000
(
事
1,500
務
所
、 1,000
人
400
2,184
2,106
361
339
1,598
269
1,563
350
300
250
(
億
200
円
258
208
150 )
)
100
500
50
49
49
44
45
H11年
H12年
H13年
H14年
H15年
0
50
0
事業所数
従業者数
製造品出荷額等
(資料:大分県統計年鑑各年版)
(2)施策展開
工
業
企業誘致推進事業
既存企業の活性化
(3)施策の概要
①企業誘致推進事業
●雇用の場の拡大と若者の定住を促進するため、地域環境と調和のとれた企業誘致
を推進するとともに、誘致のための条件整備を図ります。
・地域環境と調和のとれた、という言葉がイメージできない。
・企業誘致についての内容は、その通りだと思う。
・企業誘致は大事かもしれないが、起業する人を誘致したほうがよいのではないかと思
う。
②既存企業の活性化
●由布市の雇用の創出を目指し、自然環境と調和が図られ既存企業との相乗効果が生
まれるような優良企業誘致に取り組み、既存企業の活性化を図ります。
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・域内企業の育成などをやっていく必要があると思う。経営支援などが弱いので、今後
取り組む必要がある。
・雇用の創出について、雇用促進法があり、ハローワークが実施していることは自治体
ができないことはない。雇用の場があるのに、雇用につながっていない。
・農業関係・商業者など移住者も含めた雇用の場として展開できる仕組みが何かできな
いかなと思う。
・雇用の創出なども、既存の企業の活性化の言葉が、商業には出てこなくて工業に出て
きているので、商業にも入れたほうがよい。
・商業=地場産業の話、工業=外から誘致してくる企業という位置づけなら、そのような
内容で改めて書き直したほうがよいのでは。
→商工業で柱を立てて、「地場産業の活性化」と「企業誘致」などに分け、「仕事を作る」
「雇用を生み出す」という目的が共通しているものとなる。
・企業の育成という視点が抜けている。由布市との連携がとりにくいという風に言われる。
産学官連携といわれるが、産業があまり乗ってこないようなので、連携がとりにくいとい
われる。大学との連携をしているので、商品開発など、もっと企業開発を支援してもよ
いのではないかと思う。
・農振地域があるが、例えば、ターミナルを作るというような計画があれば、農振の計画
を外すようにするということだって必要である。それが本気で行うということであったら。
感想
・最終的な計画がぼんやりした内容にならないようにしたい。
・商工担当の職員が一人なので、あまり地域に出ていけないことが多い。産学官連携については、
専門的な知識が必要なので、市役所職員にノウハウがない部分が支援につながっていない状
況である。農政は指導員がいるけれども、体制づくりが必要。計画づくりの上で、どれくらい重視
するかにもよるが、ネットワークづくりなどに重点を置くとよいかもしれない。
・10 年前と今が変わっていない状況が、計画が的確だったのか、10 年前と変わっていないのかと
いうことのどちらなのだろうか。
・キーワードは「仕事」だったと思う。市として産業をどうするのか?ということがポイントだと思う。
国が先行して交付金を考えている中で、市がどのように色を出すのかが大切。国に流されない
よう、産業育成を本気で考えるよう、議論をまとめていきたい。
・商業の重要性を感じた。深く考えて商業の活性化を進めていくと、農業も連携していけるのでは
ないか。
・全体のWGを見ていると、自分たちの範囲だけではどうにもならないことが出てくる。「連携」とい
う部分がキーワードになっている。今までのWGでは現状を踏まえての課題等なので、暗くなる
話が多いが、今後は、次の 10 年に向けて、やっていきたいことを考えていきたい。
・各課のヒアリングを実施して評価を行っている。共通認識をしておかないといけないと思う。
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平成 27 年 2 月 24 日(火)
第 4 回産業振興ワーキンググループ会議(職員)
・商工については、あまり変わっていないと思うのはなぜか。以前は、商工担当が 2~3 人いて、商
工会との連携もよくやっていた。現状の体制が結果を招いていると思う。
・産業については、農林業と商工業がメインになっているが、観光業もあるのではないかなと思っ
たので、横断的に考えてみるのがよいのではないかと思った。
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