頭頸部解剖学

B214
科目分類
開 講 期
曜日・時限
単 位 数
Grade
Compulsory / Selective Subjects
Semester
Class Schedule
Credits
第2学年
必 修
後 期
水曜・2限
1単位
頭頸部を浅層から深層に向かって解剖することで(局所解剖学)、個々の器官
授業概要・目的
の構造と相互の位置関係を理解するとともに、器官系ごとの体系が把握できる
Course Description
ようにする(系統解剖学)
到達目標
「D 生命の科学」の「 2 人体の構造と機能」と「F 臨床歯学教育」の「 2 口
(コア・カリキュラム)
Course Objectives
腔・頭蓋・顎顔面領域の常態と疾患」の「( 2 )頭頸部の基本構造と機能」に
対応
■ 授業計画 Course Schedule
回数
日程
担当教員
9 /16
佐藤哲二 Ⅰ. 頭頸部解剖 A. 顎・顔面 a. 顔面隆起
学概論
の基本構 b. 鰓弓
c. 舌原基
造
B. 顎・顔面
の発生
9 /16
佐藤哲二 Ⅱ. 頸部の皮下 A. 浅頸筋
B. 頸部の皮
下神経
C. 頸部の浅
層脈管
①頭頸部浅層を構成する皮静脈、皮神経、
a. 頸筋膜
皮筋、胸鎖乳突筋の成り立ちと、器官
b. 広頸筋
系統の関連を説明できる
c. 胸鎖乳突筋
②皮神経ならびに皮静脈と浅頸リンパ節
d. 皮神経
の循環を説明できる
e. 皮静脈
③広頸筋、胸鎖乳突筋の構成を説明でき
る
9 /30
佐藤哲二 Ⅲ. 顔面の皮下 A. 表情筋
と浅層
B. 顔面の神
経
C. 顔面の浅
層脈管
①表情筋の起源、分布、神経支配を説明
a. 表情筋
できる
b. 耳下腺神経
②耳下腺神経叢と顔面神経の体系を説明
叢
できる
c. 三叉神経
③耳下腺とその導管の走行を説明できる
d. 耳下腺
10/ 7
①体循環系の中で頭頸部の血液循環なら
佐藤哲二 Ⅳ. 頸部の中層 A. 頭頸部の a. 動脈
びにリンパ系の所在と循環を説明でき
循環系
b. 静脈
る
c. リンパ節
d. 舌骨下筋群 ②頭頸部の動脈系を説明できる
③頭頸部の静脈系を説明できる
④頭頸部のリンパ系を説明できる
⑤舌骨下筋を列挙し、それらの形態と機
能を説明できる
10/14
a. 12対の脳神 ①12対の脳神経の構成と走向を説明でき
佐藤秋絵 Ⅴ. 内頭蓋底
A. 脳神経
る
経
Ⅵ. 甲状腺と上 B. 甲状腺
皮小体
C. 上皮小体 b. 甲状腺動静 ②各脳神経を運動性、知覚性、副交感性
の要素ごとに整理し、分布と機能を説
脈
明できる
③甲状腺と上皮小体の構造を説明できる
④甲状腺への動脈と静脈を説明できる
⑤甲状腺と上皮小体の発生について説明
できる
⑥胸腺、甲状腺、上皮小体の解剖学的位
置関係とその理由について説明できる
1
2
3
4
5
大項目
中項目
小項目
65
学習目標
①頭頸部の諸器官の位置関係・発生過程
を説明できる
②脳、鼻腔、口腔の三階構造を説明でき
る
③咽頭が気道と消化管を兼ねる特殊性を
説明できる
頭頸部解剖学
学 年
シラバス
頭頸部解剖学
シラバス
回数
日程
担当教員
大項目
中項目
頭頸部解剖学
学習目標
a. 総頸動脈
b. 内頸静脈
c. 鰓弓
d. 咽頭筋
e. 喉頭筋
f. 舌咽神経
g. 迷走神経
h. 咽頭の脈管
①総頸動脈、内頸静脈、深頸リンパ節の
循環路を説明できる
②鰓弓由来の咽頭・喉頭の発生過程と構
造を説明できる
③咽頭の構造と筋、神経、脈管を説明で
きる
④喉頭軟骨と喉頭筋を説明できる
⑤舌咽・迷走神経の走行、分布および機
能を説明できる
10/21
佐藤秋絵 Ⅶ. 頸部の深層 A. 頸神経叢
B. 頸部脈管
C. 咽頭
D. 喉頭
10/28
佐藤秋絵 Ⅷ. 顔面の中層 A. 咀嚼筋
a. 咬筋
① 4 つの咀嚼筋の起始停止、神経支配を
と咀嚼筋
B. 三叉神経 b. 側頭筋
説明できる
c. 内側翼突筋 ②下顎神経の構成と走行を説明できる
d. 外側翼突筋
e. 下顎神経
11/ 4
佐藤秋絵 Ⅸ. 下顎神経と A. 下顎管の
舌の周辺
内容
B. 舌の神経
支配
11/11
佐藤秋絵 Ⅹ. 側頭下窩と A. 下顎神経 a. 下歯槽神経 ①卵円孔から出る下顎神経の走行を説明
顎関節
B. 顎動脈
b. 舌神経
できる
C. 顎関節
c. 外側翼突筋 ②顎動脈の分枝の走行を説明できる
d. 内側翼突筋 ③内・外側翼突筋の局所的位置関係を説
e. 関節円板
明できる
④顎関節の構造と機能を説明できる
11/18
①舌下神経管から出る舌下神経の走行を
佐藤秋絵 Ⅺ. 舌下神経管 A. 舌咽神経 a. 鼓室神経
説明できる
・頸静脈孔 B. 迷走神経 b. 鼓室神経小
C. 副神経
管
②頸静脈孔を通る内頸静脈の走行を説明
D. 舌下神経 c. 小錐体神経
できる
d. 耳神経節
③頸静脈孔から出る舌咽神経、迷走神経、
e. 耳介側頭神
副神経の走行を説明できる
経
④舌咽神経から出る鼓室神経が耳下腺に
f. 耳介枝
いたる経路を説明できる
g. 乳突小管
11/25
藤枝弘樹 Ⅻ. 外耳・中耳 A. 外耳
とその周辺 B. 中耳
C. 内耳
a. 耳小骨
b. 鼓索神経
c. 顔面神経
d. 内耳神経
12/ 2
黒田範行
a. 副鼻腔開口 ①鼻腔、副鼻腔、口蓋の構造と上顎神経
部
の走行を説明できる
b. 口蓋
② 4 種の副鼻腔の構造を説明できる
c. 上顎神経
③上顎神経の走向・分布を説明できる
6
7
8
9
10
11
12
小項目
. 鼻腔・副鼻 A. 気道
腔・口腔
B. 口腔
a. 下顎神経
①下顎神経の全体像と下顎骨、舌、唾液
b. 顎動脈
腺の諸構造を説明できる
c. 下歯槽動脈 ②側頭下窩の下顎神経、顎動脈の走行を
d. 舌筋
説明できる
e. 舌骨上筋群 ③下顎管の内容を説明できる
④舌の神経支配と血管分布を説明できる
⑤舌骨上筋群の起始停止と神経支配を説
明できる
⑥顎下腺、舌下腺の排出管の走行と神経
支配を説明できる
66
①外耳の構造を説明できる
②中耳の構成と鼓膜、耳小骨、鼓索神経、
鼓室神経叢を説明できる
③顔面神経の経路と内容を説明できる
④内耳の構造と内耳神経を説明できる
担当教員
12/ 9
黒田範行
12/16
佐藤哲二
大項目
中項目
小項目
学習目標
. 眼窩と上顎 A. 外眼筋
B. 眼球
C. 上顎
a. 副眼器
b. 外眼筋
c. 眼神経
d. 動眼神経
e. 滑車神経
f. 外転神経
g. 眼窩下神経
①外眼筋と神経支配を説明できる
②副眼器の構造を説明できる
③眼球の構造を説明できる
④三叉神経第 1 枝の眼神経の走行・分布
を説明できる
⑤眼窩下神経、上歯槽枝の走行・分布を
説明できる
.脳
a. 髄膜
b. 脳室
c. 脳幹
d. 小脳
e. 大脳
①髄膜、脳室の構造を説明できる
②脳幹の構造と機能を説明できる
③小脳の構造と機能を説明できる
④大脳の構造と機能を説明できる
13
A. 髄膜
B. 脳
14
コーディネータあるいは責任教員:佐藤哲二
Coordinator
サブ・コーディネータ:佐藤秋絵、黒田範行
Sub-coordinator
授業時間外学習:講義・実習の終了後に、当日の重要な点を問題形式で解答してもらうことで、理解を深
Supplementaly Activities
指
導
方
めてもらうようにする。
法:講義内容を、当日の解剖実習で実際に観察することで理解できるように指導する。
Teaching methods
評
価
方
法:定期試験 100%
Evaluation methods
評
価
基
準:定期試験で 60 点以上を合格とする。
Grading
テ
キ
ス
ト:「頭頸部解剖学ノート」解剖・組織細胞学講座 編
Te x t b o o k
「ネッター頭頸部・口腔顎顔面の臨床解剖アトラス」
医歯薬出版
¥10,000 +税
山田英智 監訳
医学書院
¥3,200 +税
矢島俊彦/高野吉郎 監訳
西村書店
¥9,500 +税
ISBN:978- 4 -263-45653- 8
「図解 解剖学事典」
ISBN 4 -260-13625- 9
参
考
書:「歯科学のための解剖学」
Supplementaly Reading
ISBN:89013-350-X
参 照 U R L:https://
Supplementaly URL
教 員 連 絡 方 法:E-mail:
Contact with Instructor
備
考:
Other Information
備考 2(担当教員):佐藤哲二、佐藤秋絵、黒田範行、藤枝弘樹
Other Information 2
キ ー ワ ー ド:予習と復習
Keyword
67
頭頸部解剖学
日程
シラバス
回数