レジリエンス順応思考™

レジリエンス順応思考®
多面評価プロファイル
準備:
Jamie Morgan
作成:
Sample Organization
セッション:
Improving Interpersonal Effectiveness
29 12 2015
ソーシャル・インテリジェンス・カンパニーおよびトラコムは、トラ
コム社の登録商標である。順応思考、レジリエンス順応思考およびレ
ジリエンス思考モデルは、トラコム社の商標である。
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Centennial, Colorado 80111
+1 (303) 470-4900 または (800) 221-2321(米国内専用番号)、
www.tracomcorp.com
Jamie Morgan
概要
本レポートは、レジリエンス質問表の結果を表したものである。レポートを通じて、評価者グループの結果と比
較して自己認識の結果が分かるだろう。レポートを確認する際に、以下のことを念頭におくこと:
本レポートでは、労働人口での他者との比較が示されている。上位3分の1に入っていた場合、それは強固な
レジリエンスの源と考えられる。中間の3分の1に入っていた場合は、中等のレジリエンスの源と考えられる
。下位の3分の1に入っていた場合は、未発達のレジリエンスの源である。
フィードバックは3つの大きなディメンションに分類される。自分の結果を確認する前に各ディメンションの
定義を確認しておくと、結果の理解に役立つだろう。
自分自身の評価と評価者の評価が食い違うことはよくあることである。本レポートの確認前に、そのつもりで
いること。
本レポートは、レジリエンスディメンションでの自分の現状値を示している。レジリエンスは発達させること
ができ、レジリエンスをどのように強化するかを考える第一歩として、本レポートを見るべきである。
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Jamie Morgan
レジリエンス思考モデル™
レジリエンスは、ものの見方・考え方(どのように情報を精査し、世界をどのように解釈するか)、課題への対
応(困難を伴う課題にどのように対応するか)、および他者との関わり(他とどのように対話し、つながるか
)の3つのディメンションに分類され、9つの特性によって強化されている。
次のセクションは、あなたの結果を9つのレジリエンス要因ごとに表している。
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Jamie Morgan
結果の概要
ものの見方・考え方
責任感
現実的楽観主義
信念
自信
課題への対応
平静
問題解決
他者との関わり
目標志向
遠慮ない対話
社会的支援
評価者の認識
自分の認識
未発達のレジリエンスの源 中等のレジリエンスの源
強固なレジリエンスの源
レポートの次のセクションでは、結果についてより詳細に説明する。
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Jamie Morgan
ものの見方・考え方:どのように情報を精査し、世界をどのように解釈するかを指す。
責任感 *
現実的楽観主義
信念 *
評価者の認識
自分の認識
未発達のレジリエンスの源 中等のレジリエンスの源
強固なレジリエンスの源
*注意他者認識は、責任感および信念の測定には利用できない。これらの特性は、簡単に観察できないため、他者による評価
は適切でない。
責任感 仕事での成功や失敗は、自身の才能やモチベーションにより決められるものであり、運やタイミングなどの外的な要
因で決められるものではないという信条のこと。
あなたは高いレベルの責任感を持っている。自分のキャリアの成功の責任は自分にあると考えていることを意味している。
仕事の目標達成に関して運などの外部要因に頼るよりも、自分の才能やモチベーションなどの内側を見ており、自分の置か
れた状況をコントロールしている。これは、困難な時期を乗り切るのに役立つ重要な資質である。責任感のレベルをより一
層向上させるために、セルフトークに注意を払い、問題解決スキルを向上させること。
現実的楽観主義 世界を前向きに捉えるが、現実的な見方は保持する特徴。
他者からは、あなたが現実的楽観主義の発達に取り組むことができるとみられている。他者は、あなたを過剰に楽観的(ネ
ガティブな情報を軽視するため、恐らくそうしなければいけない時にも注意深く行動しないという意味)か、過剰に悲観的
(ポジティブな情報を軽視しているという意味)かのどちらかだと認識している。双方の見方とも、どのように問題に対処
し、どのような機会を追い求めるかといったことにネガティブな影響を及ぼす恐れがある。現実的楽観主義は、人々に困難
に備えて準備させる一方でモチベーションを植え付けるため、人生の多くの側面における成功と関連している。この特性は
いくつかの方法で強化できることを理解すること。例えば、非現実的な自動思考に立ち向かい、自分の時間と助言によって
他者に貢献し、人生にさらなる感謝をもたらす取り組みが考えられる。
信念 人生には深い意味と目的があるという感覚。信念は宗教への信奉という形を取ることもあれば、スピリチュアリティや
、ある特定の価値や主義への傾倒という形を取ることもある。
あなたは人生の意義および目的を強く意識している。自分自身よりも大きいと感じる価値観や大義とつながっていると感じ
るだろう。研究によれば、このような信念は人々に大きな安らぎを与え、困難な時期を乗り切るのに役立つことが分かって
いるため重要である。他者との比較において、この特性が平均を上回っている。
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課題への対応:困難を伴う課題にどのように対応するかということを指す。
自信
平静
問題解決
目標志向
評価者の認識
自分の認識
未発達のレジリエンスの源 中等のレジリエンスの源
強固なレジリエンスの源
自信 仕事で成果をあげることができるという自身に対する信条。
仕事に関する障害やストレス要因を克服するという能力がやや不確かである。自分の専門的スキルに疑いを持つ
傾向があるため、困難なタスクを避けたり、継続できなかったりする恐れがある。この行動傾向が個人的成長を
妨げ、あなたの能力について他者に疑いを植えつけさえする恐れがあることを認識すること。自信を高めるため
に、自動ネガティブ思考に立ち向かうか、単純に自信に満ちた行動を取ってみること。例えば、ミーティングで
自分の立場をより頻繁に主張することや、大きなジェスチャー(力のポーズ)を使うことを考えてみてはどうか
。研究によれば、行動は態度に作用することがわかっている。つまり、自信があるように行動すると、同様にそ
のように感じ始めるのである。
平静 ストレスを管理し、プレッシャーの中での冷静でいることができる能力。
他者は、あなたが困難な時期に平静を保つことが難しいと認識している。ストレス要因に直面すると、冷静さや
集中力、明晰さを保つことは難しいかもしれない。この傾向によって、特に予期しない困難が発生したり要求の
変更があった場合に、ベストなパフォーマンスが妨げられる。幸いなことに、この資質は発達させることができ
る。集中力の訓練を含む様々なテクニックを試したり、より現実的な信念をもって非現実的な思考に立ち向かっ
たり、ゴール設定をするよう考慮すること。
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問題解決 計画立案と問題解決を効率的に行うことができる能力。
他者は、あなたが最重要の問題を特定し、関連情報を収集し、代替え案を評価し、適切な解決方法を選択する能
力を持っているとみている。しかし、全ての状況において、これらの手順の全てを十分に考え抜いているとは限
らない。そのことを認識し、敢えてペースを落として困難に慎重かつ体系的にアプローチすることによって、こ
の分野で大きな改善が見られる可能性がある。インターネットで検索すれば、問題を視覚的に表し、総合的な問
題解決に役立つ多数のツールや方法を見つけることができる。
目標志向 適切な目標を設定し、目標に対する進捗を管理し、必要に応じて行動を調整する特徴。
あなたの目標志向は平均と比較して非常に高い。高い目標を設定し、達成に向けて努力している。タスクに対す
る責任を維持し、より効果的にタスクを完了させることを絶えず考え、それに応じて調整している。これは明確
な長所であり、困難な時期を乗り切るのに役立つ習慣である。目標志向をより一層発達させるために、目標は必
ず明確にし(実行すべきことや時期が示されている)、査定できるものであること(進捗をたどるマイルストー
ンを設定している)、達成できるものであること(難し過ぎず簡単過ぎない)、現実の問題に直結するものであ
ること(個人的な価値観と企業目的に合致する)、そして期限を決めること(達成へ向けて妥当な予定を立てて
いる)。
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他者との関わり:他とどのように対話し、つながるかということを指す。
遠慮ない対話
社会的支援*
評価者の認識
自分の認識
未発達のレジリエンスの源 中等のレジリエンスの源
強固なレジリエンスの源
*注意評価者グループの見方は、社会的支援には利用できない。社会的支援のレベルは、職場環境においては特
に簡単に観察できないため、他者による評価は適切でない。
遠慮ない対話 困難に直面した際に、他者と率直に遠慮なく対話をする傾向。
あなたは他者と遠慮なく対話する能力を向上させることができる。意見を公表することや上の立場の人を恐れ、
あるいは他者を不快にさせたくないとの思いや厳しいフィードバックを受けたくないとの思いから、気まずい会
話を避けたり、自分のアイディアを抑えたりしているかもしれない。この傾向が、重要な事柄に直接対処するこ
とや、目標に向かって前進することから自分を遠ざけている。遠慮ない対話には勇気や思慮が必要だが、訓練に
よってそれを確実に発達させることができる。難しい会話に上手く対処できるようにする1つの方法は、それら
の対話に備えることである。例えば次のように自問してみる。「この会話の目標は何か?、自分は何をするのか
?どういった感情表現がこの会話にふさわしいか、そのためにはどうしたらよいか?必要だが話し合わなければ
ならない不快な問題は何か?」このスキルを強化する努力をすれば、人間関係や作業効率、全体的なレジリエン
スに非常に強い影響を与えることに気づくだろう。
社会的支援 自身は、協力的な社会ネットワークの一員であるという認識。これは、問題を話し合える人や親友
を持つことも含まれる。
社会的関係が、あなたにやすらぎや配慮、帰属感を与えていることが示唆されている。あなたはこれらのつなが
りをより一層深める余地があるとも感じている。人間関係を築くには確かに労力を要するが、幸福に暮らすため
に重要である。社会的つながりは、人々を強くするだけでなく、不可欠で深く根付いた人間の欲求である。帰属
感や安心感を高めるために、これらのつながりを育むためのさらなる努力をするよう考慮すること。人間関係の
数は問題ではなく、信頼を置ける人が1人でもいることが非常に有益であり、レジリエンスを強化できるという
ことを理解すること。
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Jamie Morgan
結果の概要
強固なレジリエンスの源
これらの分野のスコアが平均よりも著しく高い。これらの資質を自分自身で発達させてきたか、単純に生まれつき
備わっているかのどちらかである。研究によれば、弱点に注目するよりも自分の長所を活かして発達させることに
集中する方が、義務の履行、パフォーマンスおよび健康の向上につながることが分かっている。これらの能力はス
トレスや逆境に対処する際に重要となることから、特に注意を払うこと。
責任感
信念
目標志向
中等のレジリエンスの源
この分野のスコアが適度に高い。これらのディメンションは、中等のレジリエンスの源を表している。少しの認識
と努力によって、これらの資質をより一層発達させ、逆境への対応力を高めることができる。
問題解決
社会的支援
未発達のレジリエンスの源
これらは未発達のレジリエンスの源である。恐らく今まで、これらの分野を考えたことがなかったか、または発達
させる努力をしてこなかったと思われる。これらのスキルを発達させることを推奨するが、まずは長所-すでに示
されたレジリエンス要因に集中することを勧める。すでに述べたように、長所に注意を向ける方が、自分特有の資
質を最適化し、最大限の可能性を引き出すことができる。
現実的楽観主義
自信
平静
遠慮ない対話
評価者の認識
自分の認識
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