LabVIEW FPGAモジュールリリースおよびアップグレードノート

リリースおよびアップグレードノート
LabVIEW FPGA モジュール
™
バージョン 2015
このドキュメントには、LabVIEW 2015 FPGA モジュールのシステム要件、インス
トール手順、新機能の説明、およびアップグレードと互換性の問題が記載されていま
す。LabVIEW および FPGA モジュールでアプリケーションを開発する方法について
は、このドキュメントの最後に記載されているリソースを参照してください。
目次
システム要件 ....................................................................................................................................................2
開発用コンピュータ ............................................................................................................................2
リモートコンパイルサーバおよびコンパイルワーカ.........................................................3
インストール ....................................................................................................................................................4
LabVIEW FPGA モジュールを開発用コンピュータにインストールする .................4
別のコンピュータに Xilinx コンパイルツールをインストールする .............................6
LabVIEW FPGA モジュールをアクティブ化する ...........................................................................7
バージョン 2015 の新機能と変更点 ......................................................................................................7
Xilinx コンパイルツールへの更新 ..................................................................................................7
LabVIEW ツールネットワークで IP を使用して
マスタとスレーブ間の通信を確⽴する ..................................................................................7
FIFO を排出する .....................................................................................................................................7
固定小数点 PID アルゴリズムを実装する .................................................................................8
FPGA デスクトップ実⾏ノード用の新しいサンプル VI ....................................................8
アップグレードおよび互換性の問題 ....................................................................................................8
廃止予定の VI ..........................................................................................................................................8
IP 統合ノードが含まれる VI .............................................................................................................9
Xilinx IP ノードが含まれる VI...........................................................................................................9
既知の問題 .........................................................................................................................................................9
その他の情報 ....................................................................................................................................................9
ドキュメントとサンプル...................................................................................................................10
ナショナルインスツルメンツのウェブサイト .......................................................................10
世界各地でのサポートおよびサービス ...............................................................................................11
システム要件
開発用コンピュータは、LabVIEW および LabVIEW FPGA モジュールをインストール
した PC または NI PXI/PXI Express システムです。また、Xilinx コンパイルツールを開
発用コンピュータにインストールして、LabVIEW FPGA VI をローカルでコンパイル
することも可能です。ただし、FPGA 設計またはターゲットに 2 GB を超えるメモリ
が必要になる場合は、別のコンピュータに Xilinx コンパイルツールをインストールす
ることをお勧めします。このコンピュータは、リモートコンパイルワーカと呼ばれま
す。別のコンピュータをリモートコンパイルサーバまたはリモートコンパイルワーカ
として設定する際の要件の詳細については、
「リモートコンパイルサーバおよびコン
パイルワーカ」セクションを参照してください。
Xilinx の各コンパイルツールでサポートされている NI ハードウェアの詳細については、
ni.com/jp/info で Info Code に「XilinxCompileTools」と⼊⼒してください。
開発用コンピュータ
•
•
•
•
•
LabVIEW 2015 開発システムおよび LabVIEW プロフェッショナル開発システム
(32 ビット)
1.2 GHz Pentium プロセッサ、または同等のプロセッサ
11 GB の空きディスク容量
メモリ1 :
– Virtex-5 以前の FPGA ターゲットでは最低 3 GB の RAM
– Virtex-6 以降2 の FPGA ターゲットでは最低 4 GB の RAM
以下のオペレーティングシステムのうちの 1 つ :
– Windows 7(32 ビット)
– Windows 7(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストールされている)
– Windows Vista(32 ビット)
– Windows Vista(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストールされている)
– Windows XP SP3
–
–
Windows Server 2003 R2(32 ビット)
Windows Server 2008 R2(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストール
されている)
LabVIEW 2015 FPGA モジュールは、Windows Server R2 以外のエ
ディション、Windows Server 2012 R2、Windows 8.0、または Windows 8.1
をサポートしていません。
メモ
1
2
必要なメモリの量は、FPGA ターゲットの種類とそのターゲット用に作成する FPGA VI の両方によって異な
ります。
4 GB の RAM を使用するには 64 ビット OS が必要です。
2 | ni.com
| LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート
Xilinx コンパイルツールをインストールするコンピュータには、
64 ビットの OS を使用することをお勧めします。
メモ
•
•
FPGA デバイス
デバイスドライバソフトウェア —LabVIEW 2015 FPGA モジュールで大部分のデ
バイスをプログラムするには、デバイスドライバソフトウェアをインストールし
てください。特定のデバイスでの異なる要件については、ハードウェアのドキュ
メントを参照してください。
リモートコンパイルサーバおよびコンパイルワーカ
別のコンピュータに FPGA Compile Farm Server をインストールする場合は、そのコ
ンピュータをリモートコンパイルサーバとして構成できます。別のコンピュータに
Xilinx コンパイルツールをインストールする場合、そのコンピュータがリモートコン
パイルワーカになるように構成することができます。Xilinx の各コンパイルツールで
サポートされている NI ハードウェアの詳細については、ni.com/jp/info で Info
Code に「XilinxCompileTools」と⼊⼒してください。
リモートコンパイルサーバは、以下の仕様を満たしている必要があります。
•
•
•
35 MB のディスク空き領域
1 GB の RAM
以下のオペレーティングシステムのうちの 1 つ :
– Windows 7(32 ビットまたは 64 ビット)
– Windows Vista(32 ビットまたは 64 ビット)
– Windows XP SP3
•
NI Web-based Configuration & Monitoring サービスの FPGA Compile Farm
Console 経由でコンパイルジョブキューにアクセスする際のウェブブラウザ
コンパイルワーカとして使用するコンピュータは、それぞれが以下の仕様を満たす必
要があります。
•
•
11 GB のディスク容量(Xilinx コンパイルツールをフルインストールする場合)
以下のオペレーティングシステムのうちの 1 つ :
– Windows 7(32 ビットまたは 64 ビット)
– Windows Vista(32 ビットまたは 64 ビット)
– Windows XP SP3
– Red Hat Enterprise Linux 6.5
– Red Hat Enterprise Linux 6.4
Xilinx コンパイルツールをインストールするコンピュータには、
64 ビットの OS を使用することをお勧めします。
メモ
LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments
|
3
メモ Linux 用のコンパイルワーカの 2012 バージョンからアップグレード
する場合は、Red Hat Enterprise Linux 6.5 または 6.4 をインストールする必
要があります。アップグレード方法についての詳細は、ni.com/jp/info
で Info Code に「FPGAcwl」と⼊⼒してください。
インストール
以下のセクションでは、LabVIEW FPGA モジュールおよび関連するコンポーネント
のインストールに関する情報を説明します。
以前のバージョンの LabVIEW からアップグレードする場合、既存の
VI を問題なく一括コンパイルするには、LabVIEW 2015 FPGA モジュールを
インストールする前に LabVIEW 2015 をインストールする必要があります。
LabVIEW FPGA モジュールをインストールする前に既存の FPGA VI を一括
コンパイルすると、一部の FPGA 固有の VI で変異問題が発⽣します。
メモ
LabVIEW FPGA モジュールを開発用コンピュータにイ
ンストールする
以下の手順に従って、LabVIEW および FPGA モジュールをインストールします。
1.
2.
管理者または管理者権限を持つユーザとしてログオンします。
LabVIEW プラットフォームメディアを挿⼊します。
LabVIEW 2015 プラットフォームメディアを追加注文するには、ni.com/jp/
info で Info Code に「RequestDVDjp」と⼊⼒してください。この製品を NI ソフ
トウェアスイートまたは NI 製品バンドルの一部として購⼊した場合は、それら
のインストールメディアからこの製品をインストールできます。
ヒント インストーラが自動的に開始しない場合、メディアから
setup.exe をダブルクリックすると、インストーラを起動することができ
ます。
3.
画面の指示に従って、以下の順序でソフトウェアのインストールとアクティブ化
を⾏います。
• LabVIEW
•
•
FPGA モジュール
Xilinx コンパイルツール — これらのコンパイルツールを開発用コンピュータ
にインストールして、LabVIEW FPGA VI をローカルでコンパイルします。
コンポーネントレベル IP を構成ウィザードの使用、IP 統合ノードの構成、
Xilinx IP の取り込み、FPGA IP Builder の使用、またはサードパーティシミュ
レーションの使用を⾏う場合は、これらのツールを開発コンピュータにイン
ストールする必要があります。使用するデバイスに搭載されている FPGA
チップおよびインストールするツールの適切な組み合わせについては、ハー
4 | ni.com
| LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート
ドウェアのドキュメントを参照してください。Xilinx の各コンパイルツール
でサポートされている NI ハードウェアの詳細については、ni.com/jp/
info で Info Code に「XilinxCompileTools」と⼊⼒してください。
–
–
–
Windows 用 Xilinx コンパイルツール- Windows コンピュータ上で
FPGA VI をコンパイルする場合は、これらのコンパイルツールをインス
トールします。Windows 用 Xilinx コンパイルツールには、
Vivado 2014.4 および ISE 14.7 が含まれています。
Linux 用 Xilinx コンパイルツール- Linux コンピュータ上で FPGA VI を
コンパイルする場合は、これらのコンパイルツールをインストールしま
す。Linux 用 Xilinx コンパイルツールには、Vivado 2014.4 および
ISE 14.7 が含まれています。
Xilinx 10.1 コンパイルツール-お使いの FPGA デバイスに Xilinx Virtex II
チップが内蔵されている場合は、Xilinx 10.1 コンパイルツールをインス
トールします。Xlinx 10.1 コンパイルツールをダウンロードするには、
ni.com/jp/info にアクセスし、Info Code に「FPGATool101」と⼊⼒
してください。
Virtex-II デバイス上で IP 統合ノードを構成したり、コンポーネントレ
ベル IP を構成ウィザードを使用する場合は、Xilinx ISE 14.7 コンパイルツー
ルもインストールする必要があります。Xilinx IP とシミュレーションエクス
ポートは Virtex-II FPGA デバイスではサポートされていません。
メモ
• (オプション)FPGA Compile Farm Server—FPGA Compile Farm Server を使
用して、複数のリモートコンピュータに複数の FPGA VI のコンパイルジョ
ブを割り振ります。
メモ LabVIEW FPGA コンパイルクラウドサービスを使用して、クラウド
環境で複数のコンピュータにコンパイルジョブをオフロードすることによ
り、開発の効率化を図ることができます。
• (オプション)LabVIEW Real-Time モジュール —LabVIEW Real-Time モ
ジュールを使用して、NI PXI、NI PXI Express、NI CompactRIO、および
NI Single-Board RIO デバイス上でリアルタイム OS 用のプログラムを作成し
ます。この製品の一時ライセンスが提供されます。
• デバイスドライバ — デバイスドライバには、大部分の FPGA ターゲット用
のドライバソフトウェアが含まれています。追加または異なるデバイスドラ
イバが必要な場合は、FPGA ターゲットハードウェアのドキュメントを参照
してください。
インストーラは、プログラムファイルおよびドキュメントを LabVIEW ディレクトリ
にインストールする他に、Xilinx のツールから x:¥NIFPGA ディレクトリにファイル
を保存します。x は、LabVIEW がインストールされたドライブです。LabVIEW FPGA
モジュールは、これらのファイルを使用して FPGA ターゲット上で実⾏するコードに
FPGA VI をコンパイルします。
LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments
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5
別のコンピュータに Xilinx コンパイルツールをインス
トールする
Xilinx コンパイルツールをリモートコンピュータにインストールした場合は、1 つま
たは複数のリモートコンパイルワーカを使用して、FPGA VI をリモートでコンパイル
することができます。
リモートコンパイルサーバまたはコンパイルワーカを設定する
FPGA Compile Farm Server—FPGA Compile Farm Server をインストールすると、コ
ンパイルを専用コンピュータに分散できます。コンパイルを管理するには、使用する
リモートコンピュータに別途 FPGA Compile Farm Server をインストールする必要が
あります。また、リモートコンパイルワーカに使用するコンピュータに Xilinx コンパ
イルツールをインストールすることも必要です。Xilinx の各コンパイルツールでサ
ポートされている NI ハードウェアの詳細については、ni.com/jp/info で Info
Code に「XilinxCompileTools」と⼊⼒してください。
•
•
Windows— リモートコンピュータへの Xilinx コンパイルツールのインストールにつ
いては、ni.com/jp/info で Info Code に「fpgakb1rcs」と⼊⼒してください。
Linux— リモートコンパイルワーカの設定については、ni.com/jp/info で Info
Code に「FPGAcwl」と⼊⼒してください。
LabVIEW FPGA コンパイルクラウドサービス —NI は、LabVIEW FPGA コンパイルク
ラウドサービスも提供しています。これを使用すると、クラウド環境で複数のコン
ピュータにコンパイルジョブをオフロードすることにより、開発の効率化を図ること
ができます。LabVIEW FPGA コンパイルクラウドサービスの詳細については、
ni.com/trycompilecloud(英語)を参照してください。
Linux に Xilinx コンパイルツールをインストールする
Red Hat Linux 6.5 または 6.4 を実⾏中のリモートコンピュータに Linux 用 Xilinx コン
パイルツールをインストールして、リモートコンピュータで FPGA VI をコンパイル
します。
1. root でシステムにログインします。
2. Linux 用 2015 Xilinx コンパイルツールインストールメディアを挿⼊します。
mount /mnt/cdrom コマンドでメディアをマウントします。一部の Linux シス
テムによっては、メディアが自動的にマウントされます。
3. 現在のディレクトリをメディアをマウントしたディレクトリに変更するには、次
のコマンドを⼊⼒します。
cd /mnt/cdrom/CWXILINX14 or cd /mnt/cdrom/CWVIVADO2014
4.
インストールスクリプトを実⾏するには、次のコマンドを⼊⼒します。
sh ./INSTALL
6 | ni.com
| LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート
LabVIEW FPGA モジュールをアクティブ化する
LabVIEW FPGA モジュールの使用にはライセンスのアクティブ化が必要です。FPGA
モジュールの一時ライセンスが提供されます。評価期間の終了後にソフトウェアを継
続して使用するには、有効な FPGA モジュールのライセンスをアクティブ化する必
要があります。ソフトウェアをアクティブ化するには、ni.com のユーザプロファイ
ルを作成する必要があります。
NI 製品のアクティブ化には、National Instruments¥NI License Manager ディ
レクトリで利用可能な NI License Manager を使用できます。ナショナルインスツル
メンツの製品のアクティブ化に関する詳細は、NI License Manager でヘルプ→目次
を選択してアクセスできる『National Instruments License Manager ヘルプ』を参照
してください。
バージョン 2015 の新機能と変更点
以下は LabVIEW 2015 FPGA モジュールの新機能です。これらの機能については、
LabVIEW でヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選択してアクセスできる『LabVIEW ヘルプ』
を参照してください。
Xilinx コンパイルツールへの更新
LabVIEW 2015 FPGA モジュールのリリースでは、Xilinx コンパイルツールの新しい
パッケージソフトである Vivado 2014.4 が追加されました。Xilinx の各コンパイル
ツールでサポートされている NI ハードウェアの詳細については、ni.com/jp/info
で Info Code に「XilinxCompileTools」と⼊⼒してください。
LabVIEW ツールネットワークで IP を使用してマスタ
とスレーブ間の通信を確⽴する
LabVIEW 2015 FPGA モジュールには、LabVIEW ツールネットワーク(ni.com/
labview-tools-network)から使用できる通信プロトコル IP にアクセス可能な新し
い通信プロトコル関数が含まれています。この IP を使用して、I2C(Inter-Integrated
Circuit)や SPI(Serial Peripheral Interface)などのさまざまな通信プロトコル経由
でマスタとスレーブ間の通信を確⽴できます。
FIFO を排出する
新しい排出メソッドを使用して、DMA ターゲットからホスト FIFO からホストへ、ま
たはピアツーピアライタ FIFO からピアツーピアリーダ FIFO へデータを排出できま
す。排出メソッドは、LabVIEW が FIFO 内のデータをできるだけ早く転送することを
必要とするため、データ転送のレイテンシを最小限に抑えます。排出メソッドがない
場合、LabVIEW は FIFO 内のデータの量がしきい値に到達した際、または FPGA の内
部タイマが制限時間切れになった場合にのみ、FIFO にあるデータを転送します。排
出メソッドは、低レイテンシが重要な場合にのみ使用してください。排出メソッドを
過度に使用すると、データ転送速度が低下します。このメソッドを実装するには、
FIFO メソッドノードを使用します。
LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments
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7
固定小数点 PID アルゴリズムを実装する
LabVIEW 2015 FPGA モジュールは、FPGA ターゲット上に固定小数点⽐例 / 積分 / 微
分(PID)アルゴリズムを実装する以下の新しい VI を提供しています。
• 「PID」VI—PID VI を使用して、FPGA ターゲットに高速制御または多チャンネル
カウント、またはその両方をもつ PID アプリケーションに単精度浮動小数点 PID
アルゴリズムを実装します。「PID」VI は制御器パレットにあります。
• 「PID ゲインを変換」VI—「PID ゲインを変換」VI を使用して、アカデミック、パラ
レル、シリーズ形式の PID ゲインを「PID」VI で期待される正規化されたパラレル
形式に変換します。 「PID ゲインを変換」VI はスケールパレットにあります。
FPGA デスクトップ実⾏ノード用の新しいサンプル VI
LabVIEW 2015 FPGA モジュールには、アナログ信号とデジタル信号をシミュレート
する FPGA デスクトップ実⾏ノードを使用する、以下の新しいサンプル VI が含まれ
ています。
• デスクトップ実⾏ノードを使用したアナログ信号のシミュレーション
• デスクトップ実⾏ノードを使用したデジタル信号のシミュレーション
新しいサンプル VI にアクセスするには、LabVIEW のヘルプ→サンプルを検索を選択
して NI サンプルファインダを使用します。これらのサンプルについての詳細は、各
サンプルの readme.html ファイルを参照してください。
アップグレードおよび互換性の問題
以下のセクションでは、LabVIEW 2014 FPGA モジュールを LabVIEW 2015 FPGA モ
ジュールにアップグレードする情報について説明します。FPGA モジュールの旧バー
ジョンにおける変更点については、ni.com/manuals で利用可能な旧バージョンの
『LabVIEW FPGA モジュールリリースおよびアップグレードノート』を参照してくだ
さい。
NI は、アップグレード後にすべての FPGA 設計をテストすることを
推奨します。LabVIEW FPGA モジュールをアップグレードするには、Xilinx
コンパイルツールの新しいバージョンにアップグレードする必要がありま
す。このアップグレードにより、旧バージョンで開発した FPGA VI のタイ
ミングまたはリソース使用の特性が変更されたり、これらの VI のコンパイ
ルが失敗する可能性があります。
メモ
廃止予定の VI
LabVIEW 2015 FPGA モジュール以降は、「PID (FPGA)」Express VI をサポートしてい
ません。代わりに「PID」VI を使用してください。
8 | ni.com
| LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート
IP 統合ノードが含まれる VI
旧バージョンの LabVIEW で保存された IP 統合ノードが含まれる VI を開く場合は、IP
のサポートファイルを再⽣成する必要があります。サポートファイルを再⽣成するに
は、LabVIEW からツール→ FPGA モジュール→ IP 統合ノードサポートファイルを再
生成を選択して、画面に表示される指示に従ってください。
LabVIEW ですべてのサポートファイルのアップデートができない場
合は、IP 統合ノードを VI に再度追加して、IP 統合ノードのサポートファイ
ルを⽣成します。
メモ
IP 統合ノードに Xilinx Vivado IP 構成(.xci)ファイルが含まれている場合は、構成
ファイルを最新の Xilinx コンパイルツールで再⽣成する必要があります。構成ファイ
ルを再⽣成した後に、ファイルを IP 統合ノードに再度追加し、IP 統合ノードを VI に
再度追加して、IP 統合ノードのサポートファイルを⽣成します。
Xilinx IP ノードが含まれる VI
旧バージョンの LabVIEW で保存された Xilinx IP ノードが含まれる VI を開く場合は、
Xilinx IP ノードのサポートファイルを再⽣成する必要があります。サポートファイル
を再⽣成するには、LabVIEW からツール→ FPGA モジュール→ IP 統合ノードサポー
トファイルを再生成を選択して、画面に表示される指示に従ってください。(Xilinx
Vivado)サポートファイルを再⽣成した後に、Xilinx IP ノードの動作を確認します。
動作に変化があった場合は、Xilinx IP ノードを再⽣成してください。
ヒント (Xilinx Vivado)Xilinx IP ノードをダブルクリックし Upgrade
Xilinx IP ボタンをクリックして、サポートファイルを再⽣成することもで
きます。
既知の問題
LabVIEW 2015 FPGA モジュールの既知の問題については、ni.com/jp/info で Info
Code に「LVFPGA2015KIJP」と⼊⼒してください。
その他の情報
ナショナルインスツルメンツは、NI 製品を使用する上で役⽴つ豊富なリソースを提
供しています。LabVIEW および FPGA モジュールのご使用に際して、以下のリソー
スをご利用いただけます。
LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments
|
9
ドキュメントとサンプル
LabVIEW および FPGA モジュールの詳細については、以下のリソースをご使用くだ
さい。
• 『LabVIEW ヘルプ』—LabVIEW でヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選択して表示しま
す。FPGA モジュールの概要およびハードウェア固有の情報については、目次タ
ブで FPGA モジュールブックを参照します。FPGA インタフェースの概要につい
ては、目次タブで FPGA インタフェースブックを参照します。
• 詳細ヘルプウィンドウ —<Ctrl-H> を押すと表示できます。このウィンドウは、詳
細情報へのリンクと共に、VI、関数、およびダイアログボックスの簡単な説明を
提供しています。
• ハードウェア固有のドキュメント — ハードウェアに関する情報は、FPGA ター
ゲットハードウェアに付属されたドキュメントを参照してください。印刷物の代
わりに、ドキュメントがディスクにインストールされている場合もあります。
• サンプル — 多くの FPGA ターゲットのドライバソフトウェアには関連サンプル
が付属します。使用する FPGA ターゲットにサンプルが付属するかどうかについ
ては、ハードウェアドキュメントを参照してください。
既存のサンプルをもとに、FPGA VI およびホスト VI の作成を開始することがで
きます。NI サンプルファインダは、LabVIEW でヘルプ→サンプルを検索を選択
して表示します。サンプルは、ディレクトリまたはタスク別に参照できます。
• サンプルプロジェクト — デバイスドライバソフトウェアは、一般的なアプリ
ケーションの出発点として設計されたいくつかのサンプルプロジェクトをインス
トールします。これらのサンプルプロジェクトを各自のアプリケーションに適合
させることができます。LabVIEW でファイル→プロジェクトを作成を選択して、
これらのサンプルプロジェクトにアクセスします。
ナショナルインスツルメンツのウェブサイト
FPGA モジュールの最新の記事、サンプル、およびサポート情報については、
ni.com/jp/info で Info Code に「LabVIEW_FPGA_JP」と⼊⼒してください。
FPGA モジュールのオンライントレーニングについては、ni.com/jp/info にアクセ
スし、Info Code に「fpgatrn」と⼊⼒してください。
10
|
ni.com
|
LabVIEW FPGA モジュール リリースおよびアップグレードノート
世界各地でのサポートおよびサービス
技術サポートリソースの一覧は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトでご覧
いただけます。ni.com/support では、トラブルシューティングやアプリケーショ
ン開発のセルフヘルプリソースから、ナショナルインスツルメンツのアプリケーショ
ンエンジニアの E メール / 電話の連絡先まで、あらゆるリソースを参照することがで
きます。
ni.com/services からは、NI インストールサービス、修理、保証期間延⻑、その他
のサービスをご利用いただけます。
ナショナルインスツルメンツ製品は、ni.com/register で登録できます。製品を登
録すると、技術サポートをより簡単に受けることができ、NI から重要な最新情報を
確実に受けることができます。
適合宣言(DoC)とは、その会社の自⼰適合宣言を用いた、さまざまな欧州閣僚理
事会指令への適合の宣言のことです。この制度により、電磁両⽴性(EMC)に対す
るユーザ保護や製品の安全性に関する情報が提供されます。ご使用の製品の適合宣言
は、ni.com/certification(英語)から⼊手できます。ご使用の製品でキャリブ
レーションがサポートされている場合、ni.com/calibration からその製品の
Calibration Certificate を⼊手してご利用になることもできます。
ナショナルインスツルメンツでは、⽶国本社(11500 North Mopac Expressway,
Austin, Texas, 78759-3504)および各国の現地オフィスにてお客様にサポートを提供し
ています。日本国内でのサポートについては、ni.com/support でサポートリクエ
ストを作成するか、0120-527196(フリーダイヤル)または 03-5472-2970(大代表)
までお電話ください。弊社ウェブサイトの Worldwide Offices セクション
(ni.com/niglobal(英語))から各支社のウェブサイトにアクセスすることができ
ます。各支社のサイトでは、お問い合わせ先、サポート電話番号、電子メールアドレ
ス、現⾏のイベント等に関する最新情報を提供しています。
National Instruments の商標については、ni.com/trademarks に掲載されている「NI Trademarks and Logo Guidelines」をご
覧ください。本書中に記載されたその他の製品名及び企業名は、それぞれの企業の商標又は商号です。National Instruments の
製品を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報(ヘルプ→特許)
、メディアに含まれている patents.txt
ファイル、又は ni.com/patents からアクセスできる National Instruments Patent Notice(英語)のうち、該当するリソース
から参照してください。エンドユーザ使用許諾契約(EULA)及び他社製品の法的注意事項はご使用の NI 製品の Readme ファイ
ルにあります。National Instruments の輸出関連法規遵守に対する方針について、また必要な HTS コード、ECCN(Export
Control Classification Number)、その他の輸出⼊に関する情報の取得方法については、「輸出関連法規の遵守に関する情報」
(ni.com/legal/ja/export-compliance)を参照してください。NI は、本書に記載の情報の正確性について、一切の明示又
は黙示の保証を⾏わず、技術的な誤りについて一切の責任を負いません。⽶国政府のお客様へ : 本書に含まれているデータは、
⺠間企業の費用により作成されており、⺠間機関用の連邦調達規則 52.227-14 と軍事機関用の国防省連邦調達規則補⾜
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2015 年 6 月