進路指導ハンドブック(平成27年度版)

平成 27年4月
広島県立沼隈特別支援学校
進路指導部
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目次
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キャリア教育全体計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1
進路指導年間計画
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2~P5
進路決定までの道筋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P6~P7
就業体験・職場実習実施手順・・・・・・・・・・・・・・・P8
本人を支えるネットワーク・・・・・・・・・・・・・・・・P9
卒業生の進路状況-過去5年間・・・・・・・・・・・・・・P10
福山市福祉サービス事業所一覧(事業所種別)
○生活介護事業所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11~P12
○就労移行支援事業所・・・・・・・・・・・・・・・・・P13
○就労継続支援A型事業所・・・・・・・・・・・・・・・P14~P15
○就労継続支援B型事業所・・・・・・・・・・・・・・・P16~P18
尾道市福祉サービス事業所一覧(事業所種別)
○生活介護事業所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P19
○就労移行支援事業所,就労継続支援A型事業所・・・・・P20
○就労継続支援B型事業所・・・・・・・・・・・・・・・P21
各種相談窓口一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P22~P24
平成 27
7年度 進路指導年間計画
進路指導 基本方針
基本方針
① 小中高等部それぞれの教育活動の中で,キャリア教育全体計画に基づき,それぞれの学部の年
齢・時期において,しておかなければならないことを整理し,指導の充実を図る。
② 高等部では生徒・保護者の進路希望を把握し,何をしたいのか,どんな暮らしをしたいのか,
そのためには何をしなければならないかを生徒自身が考え,自己選択・自己決定ができるよ
う取り組みを進める。
③ 学園・ハローワーク・地域自立支援協議会等の関係諸機関と連携を取り,生徒のニーズを整理
しながら,取り組んでいく。
取り組みの方向性
小学部
学部経営目標
児童の実態や保護者の願いを把握し,一人一人の生活に必要な力をつけるために個に応じた目
標を設定し,段階的・系統的な指導に取り組む。
学部目標
・健康な体,心の安定を図り,基本的な生活習慣の確立を図る。
・学校生活の中で,基礎的・基本的な知識・技能・意欲・態度の育成を図る。
・集団生活,社会生活に必要な基本的な能力や態度を育てる。
中学部
学部経営目標
生徒一人一人の実態,保護者の願いを把握し,社会的自立に向けた基礎・基本の定着に向
けて個に応じた具体的な目標・支援の内容を設定した指導に取り組む。
学部目標
・体力づくりや心の安定,基本的生活習慣を確立するための意識の向上に取り組む。
・コミュニケーション能力を育成し,自分の思いを表現する力やお互いを大切にする心を育むな
ど人との関わりの拡大と深化に取り組む。
・社会的自立に向け自ら課題を解決しようとする生活意欲・学習意欲の向上に取り組む。
―2―
学部経営目標
生徒一人一人のニーズに基づいた指導で自立した生活を送る力を育むとと
高等部
もに,関係機関と連携して希望する進路の実現に取組む。
1.各学年での取り組み
1年生
2年生
3年生
教科等の指導及び職場見学,
1年次の取り組みを踏まえ
教科等の指導及び希望する進路先で
事業所見学,就業体験・職場
て,職業生活に必要な知識・
の就業体験・職場実習を通して,就労
実習などの幅広い体験を通し
技能・態度をはぐくむととも
に必要な知識や技能・態度を高め,卒
て,自己理解や他者理解を深
に,自分にあった仕事を考え, 業後の生活の在り方を自己決定でき
め,自立的生活に必要な知
働くことや生活していくこと
識・技能・態度をはぐくむと
について具体的なイメージが
ともに,働くことの意義を理
描けるようにする。
るようにする。
解し意欲をもたせるようにす
る。
ハローワークとの連携
4月
5月
進路希望状況の把握
ハローワークとの連携
企業見学(エフピコ)5/8(金)生徒・
保護者学習会(障害者就労・生活支援
センター,クローバー,はなはな来校
-生活・就労支援について)
就業体験・職場実習
6月
就業体験・職場実習
施設見学(グループホーム)6/17(水)
7月
福祉事業所見学(久松共働セ
企業見学(イー・アール・ジ
ンター)7/3(金)
ャパン)
8月
就業体験・職場実習
9月
10月
企業見学(宿泊学習)
生徒・保護者学習会(クローバー,
はなはな来校-障害者総合支援
法・卒業後の生活・年金等につい
て)
11 月
12 月
1月
企業・福祉事業所見学(すま
個別の支援会議・移行支援会議
いるエブリィ・なの花作業所)
(企業・作業所・施設・福祉課・
11/25(火)
生活支援センター等との連携)
就業体験・職場実習
進路見学(すこやかセンター)
1/22(金)
2月
3月
1年間のまとめ・年間計画の作成
1年間のまとめ・年間計画の作成
―3―
1年間のまとめ
2.卒業後の進路について
・就労
(企業,就労継続支援A型事業所など)
・各種事業所(就労移行支援事業所,生活介護事業所など)
・施設入所 (施設入所支援事業所,児童福祉施設など)
・その他
(障害者職業能力開発校など)
参考)福祉サービス事業所について
○生活介護事業所
介護を必要とする人に,昼間,入浴,排せつ及び食事の介護等を行うとともに,創作的活
動又は生産活動の機会を提供します。
主として昼間において,入浴,排せつ及び食事等の介護,調理,洗濯及び掃除等の家事並
びに生活等に関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の支援,創作的活動又は生産活
動の機会の提供その他の身体機能又は生活能力の向上のために必要な援助を行います。
【対象者】障害
障害支援
障害支援区分が
支援区分が 3 以上の人。
以上
○就労移行支援事業所
一般企業への就労を希望する人に,一定期間(2 年間の上限),就労に必要な知識及び能力
の向上のために必要な訓練を行います。
【対象者】就労を希望する人であって,単独で就労することが困難であるため,就労に必要
な知識及び技術などの支援が必要な人。
○就労継続支援A型事業所(雇用型)
雇用契約に基づき,継続的に就労することが可能な人に対し,就労に必要な知識及び能力
の向上のために必要な訓練を行います。原則として最低賃金を保障するしくみの"雇用型"の
事業所です。
【対象者】一般企業への就職が困難な人。
○就労継続支援B型事業所(非雇用型)
働く場を提供するとともに,知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います。
【対象者】一般企業での就労及び就労継続支援A型事業所での就労が困難で,就労移行支援事業を利用
したが,企業等の雇用に結びつかなかった人。原則
原則,
原則,新卒者は対象となりません。
―4―
3.就業体験・職場実習について
①本人・保護者の希望を把握する。
②生活圏を見越した就業体験・職場実習を行う。
③卒業後の進路を見据えた就業体験・職場実習を行う。
④個別の移行支援計画に基づいて考えていく。
これらを基本において,1 年生から就業体験・職場実習を考えていく。
※就業体験・職場実習の流れ(P7 就業体験・職場実習実施手順参照)
4.個別の支援会議(移行支援)を必要に応じて実施する。
5.同窓会との連携
卒業生がお互いの生活を交流する場である同窓会との連携をとおして,生徒の卒業後の生活上
の課題を把握していく。連携の中で把握した課題については,必要に応じて関係機関との連携を
図りながら支援していくとともに,在学中に取り組むべき課題を整理して指導内容に反映してい
く。
―5―
進路決定までの道筋
Ⅰ 高等部3年間の流れ
高等部1年生
進路希望について担任と話し合う(
進路希望について担任と話し合う(本人・保護者・学園)
本人・保護者・学園)
企業・福祉事業所見学
ハローワーク・障害福祉課と連携
実習先決定
就業体験・職場実習(
就業体験・職場実習(2日)
高等部2年生
進路希望について担任と話し合う(本人・保護者・学園)
ハローワーク・障害福祉課と連携
実習先決定
就業体験・職場実習(
就業体験・職場実習(3日)
ハローワーク・障害福祉課と連携
実習先決定
就業体験・職場実習(
就業体験・職場実習(3日)
進路について担任と話し合う(本人・保護者・学園)
―6―
高等部3年生
進路について家庭・学園訪問等で担任と話し合う(本人・保護者・学園)
内容に応じて福祉事務所,
内容に応じて福祉事務所 , クローバー(福山市
クローバー (福山市
一般就労および就労継続A型事
業所希望者ハローワークと面談
障がい者基幹相談支援センター)
障がい者基幹相談支援センター),はなはな(尾
はなはな(尾
道市障害者サポートセンター)等と随時連携
道市障害者サポートセンター)等と随時連携
5 月参観日・・・学習会(就業・生活
月参観日・・・学習会(就業・生活支援センター
観日・・・学習会(就業・生活支援センター,クローバー,はなはな
支援センター,クローバー,はなはな)
,クローバー,はなはな)
就業体験・職場実習
(福祉事業所関係等を希望の場合)
福祉事業所関係等を希望の場合)
(一般就労・A型等を希望の場合)
就業・生活支援センターとハローワーク
最終日に総評の会をもち,就労移行
最終日に総評の会をもち,就労移行
による実習の
による実習の見学,総評実施
実習の見学,総評実施
支援か
支援か,生活介護か等
生活介護か等,卒業後の利
用の仕方を協議
履歴書の
取り組み
面接練習
ふれあい面接会(9月)
卒業後各支援サービス
を利用する為には障害
支援区分認定を受ける
( 18才の誕生日の前
家庭と計画相談員と
の連携(サービス等利
の連携(サービス等利
から)
用計画案作成等)
職場実習
内定(9月中旬以降)
福祉事務所に利用申請(12月~1月頃
福祉事務所に利用申請(12月~1月頃)
内定
就業体験・職場実習(卒業後を想定した内容)
必要に応じて家庭と計画相談員との
必要に応じて 家庭と計画相談員との
連携(サービス等利用計画案作成等)
福祉事業所契約手続き
卒業
―7―
就業体験・職場実習実施手順
企
業
の
場
合
・
※注意事項※
・通勤-原則として本人・保護者で行う。
・時間-本人・保護者・実習先と協議し決定する。
学
校
・
・
引
率
者
)
福
祉
事
業
所
等
の
場
合
バ
ス
不
乗
届
)
実
習
依
頼
・
実
習
内
容
相
談
就
業
体
験
・
職
場
実
習
本人
欠
食
届
礼
状
(
学
年
会
で
協
議
依
頼
書
・
計
画
書
作
成
実習依頼書・計画書・評価シート持参(挨拶時)
進
路
指
導
部
と
連
携
本
人
面
接
・
実
習
内
容
相
談
(
―8―
本
人
・
保
護
者
の
希
望
ハ
ロ
|
ワ
|
ク
と
連
携
就
業
体
験
・
職
場
実
習
記
録
本人を支えるネットワーク
ケアホーム
グループホーム
通勤寮
医療機関
福祉課
福祉サービス事業所
こども家庭センター
―9―
本 人
就労支援センター
生活支援センター
学校
担任
進路指導主事
JST
企業
家族
ハローワーク
学園
P11 から P24 までは省略する。