学推通信17号をアップしました。

2015.10.16 南風原中学校 №17 学推主任
授業者:
【数学科】
学 級:1年5組 数学教室コース16名
単元名:第3章 方程式 3節 比例式
今日は、第5回校内研修が行われ、全職員を
代表して、研究主任の仲座保先生が授業を公開
してくれました。
今回の授業を行う際に、学推担当である私か
ら保先生へお願いをしました。本校の校内研修
のテーマでもある「授業における基本事項」は
どのようにすればよいのか、授業の見本となる
授業をうってほしいと。かなり難しい要望でし
たが、快く引き受けてくれました。
授業案の検討も何回も行い、どのような授業
展開を行えば、基本の授業形態が確立し、どの
生徒にも同じように思考力・判断力・表現力が
つくのか悩みました。1 単位時間で完結する授
業でなければならないので、内容を当初とは全
く違い、大幅に削りました。一授業一思考場面
の設定の難しさを痛感していました。
しかし、実際の公開授業では、生徒の興味関
心を高める課題を設定し、自己解決からグルー
プ学習、そして発表、まとめまでしっかり50
分で収まる授業に仕上げるところは、やっぱり
すごいなぁと思いました。さすがです!!
また、1 年 5 組の生徒も、とても頑張ってい
ましたね。あれだけ大人数の先生に囲まれても
動じることなく、しっかりと課題に集中し、最
後は立派な発表を行っていました。シナリオも
準備していたみたいですが、その必要はありま
せんでしたね。こんな生徒の力をこれからもど
んどん伸ばしていきたいですね。
最後に、授業後、1 年 5 組の生徒が担任の先
生に言った言葉が「とっても充実した授業だっ
た」と言っていたそうです。これが、何よりも
の褒め言葉ではないでしょうか?
研究会ではいろいろな視点で助言をもらいま
したが、完璧で満足できる授業なんてなかなか
できません。だから、何年経験しても、教材研
究を続けて、前回よりは進化した授業を行うた
めに努力するのです。先生方に提案する授業と
しては、大変良かったです。
保先生ほんとうにお疲れまでした。
「授業における基本事項」を意識した授業デザイン
授業の基盤である
学習規律の徹底
まずは
自力解決の場の設定
生徒の思考を促す発問など
意図的・計画的発問
「めあて」と連動した
「まとめ」
「ふりかえり」
生徒の興味関心を引き出す
身近な課題設定
必要性を感じさせる効果的な
めあての提示
ねらいの達成に向けた
言語活動の設定
学習状況に応じた
的確な指示(フォロー)
実生活や活用を意識した
他教科との繋がり
どうすればいいんだろうと
思考させる場の設定
生徒の理解が深まる
簡潔で的確な説明
考えやまとめた内容を
表現する時間の確保
※ これは、あくまで一授業の授業デザインです。教科、教材によっては、授業形態も変わりますし、
全く同じ授業を行う必要もありません。先生方のこれからの授業実践に参考になればと思います!