保険請求の 在宅寝たきり患者処置指導管理料を算定している 患者に対する創傷処置の算定について 事例❶ 医 科 基 礎 知 識 留意事項について」において、次のように示されています。 【通知 平成26年3月5日付け厚生労働省通知保医発0305第3号】 別表第一 C109 在宅寝たきり患者処置指導管理料 医科診療報酬点数表 (4)在宅寝たきり患者処置指導管理料を算定してい 第2章 特掲診療料 る患者(入院中の患者を除く。)については、区分 第2部 在宅医療 番号「J000」創傷処置、 (略)の費用(薬剤及 第2節 在宅療養指導管理料 び特定保険医療材料に係る費用を含む。)は算定 第1款 在宅療養指導管理料 できない。 本事例については、在宅寝たきり患者処置指導管理料を算定している患者(入院中の患者を除 く。)に対して創傷処置が算定されていますが、 「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の 留意事項について」(平成26年3月5日保医発0305第3号)の通知に「区分番号「J000」創 傷処置、 (略)の費用(薬剤及び特定保険医療材料に係る費用を含む。 )は算定できない。」と示 されていることから、創傷処置の算定はできませんので、ご留意ください。 今回は①「在宅寝たきり患者処置指導管理料を算定している患者に対 す る 創 傷 処 置 の 算 定 に つ い て」、 ②「歯 周 病 部 分 的 再 評 価 検 査 を 実 施 3月5日付け厚生労働省通知保医発0305第3号「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の した場合の「その他」欄の記載について」を掲載します。 在宅寝たきり患者処置指導管理料を算定している患者に対する創傷処置については、平成26年 月刊基金 September 2015 28 歯周病部分的再評価検査を実施した場合の 「その他」欄の記載について 事例❷ 歯 科 ※ 歯周病部分的再評価検査 を行った部位の記載が必要。 歯周病部分的再評価検査を実施した場合の「その他」欄の記載については、平成26年3月26日付け厚生労働省通知 保医発0326第3号「 「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について」において、次のように示され ています。 【通知 平成26年3月26日付け厚生労働省通知保医発0326第3号】 別添1 別紙1 診療報酬請求書等の記載要領 Ⅲ 歯科診療に係る診療報酬請求書及び診療報酬 明細書の記載要領 第3 診療報酬明細書の記載要領(様式第3) 2 診療報酬明細書の記載要領に関する事項 (23) 「X線・検査」欄について キ 歯周病検査における歯周基本検査及 び歯周精密検査は、それぞれ「基本検 査」の項及び「精密検査」の項のうち、 左欄の上から1歯以上10歯未満、10歯以上20歯未満、20歯以上 の順にそれぞれ点数を記載する。また、1回目の混合歯列期歯 周病検査は「P混検」の項の左欄に点数を記載し、歯周病部分 的再評価検査は「P部検」の項に点数及び回数を、 「その他」 欄に部位を記載する。歯周病検査を2回以上行った場合は、2回 目以後の混合歯列期歯周病検査は「P混検」の項の右欄に点 数及び回数を記載し、その他の歯周病検査はそれぞれ該当する 検査の項のうち右欄に点数及び回数を記載する。なお、電子計 算機の場合は、上段に歯数に応じた点数及び回数を、下段に2 回以上行った場合の2回目以降の点数及び回数をそれぞれ記載 して差し支えない。 本事例については、歯周病部分的再評価検査が算定されていますが、 「 「診療報酬請求書等の記載要領等について」 等の一部改正について」 (平成26年3月26日保医発0326第3号) の通知に 「 (中略) 、歯周病部分的再評価検査は 「P部検」 の項に点数及び回数を、「その他」欄に部位を記載する。 」と示されていることから、 「その他」欄へ歯周病部分的再評 価検査を行った部位の記載が必要となりますので、ご留意ください。 29 月刊基金 September 2015
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