平成14年度地域特産物マイスター認定者(23名)

平成14年度地域特産物マイスター認定者(23名)
畠山 好雄(はたけやま よしお)
氏 名
昭和15年12月23日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 北海道空知郡南幌町東町1−1−17 〔活動拠点〕由仁町
薬用作物・ハーブ
分 野
・長年国立衛生試験所で、薬用作物の栽培技術の確立、品種の育成、調
整技術の開発に携わり、その成果の普及に尽力。
・道内各地の栽培組合やメーカー・消費者に技術指導を行い、薬用作物
の新産地形成にも貢献。
技術の内容と
・現在は由仁町のハーブガーデンに所属し、ハーブの栽培技術指導に当
活動の状況
たる。
【備考】品種登録:しゃくやく「北宰相」
松岡 利春(まつおか としはる)
氏 名
昭和10年2月3日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 北海道川上郡弟子屈町字札友内76−4
摩周メロン
分 野
・ばれいしょなど寒冷地作物の北限地帯である弟子屈町で、温度の確保
に工夫を加え、ハウスメロンを栽培。
・生産組合長時代には、厳しい出荷基準を設け、品質向上を目指す。
・農協や普及センターの栽培改善に対する取り組みに協力し、また習得
技術の内容と
した技術を組合員に伝え、産地の確立に尽力。
活動の状況
高村 英世(たかむら ひでよ)
氏 名
昭和16年3月31日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 岩手県二戸市米沢字荒谷70
雑 穀
分 野
・かって盛んであった雑穀づくりを仲間とともに復活させ、有機栽培で
安全な食料を消費者に提供。雑穀の栽培技術や料理方法の復活・伝承
にも取り組む。
・平成12年、雑穀での有機JAS認証(2ha)を取得し、有機無農薬
技術の内容と
の健康に良い雑穀の供給体制を確立。
活動の状況
・雑穀の収穫機械の開発や機械化栽培法の開発にも取り組み、技術の普
及にあたるとともに、雑穀の食文化を全国に発信する。
【備考】地域興しマイスター(雑穀、県認定)
小丹波 潔(こたんば きよし)
氏 名
昭和20年12月5日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 秋田県北秋田郡比内町独鈷字寺清水51−4
とんぶり
分 野
・早くから作業の効率化に取り組み、機械化を進めるなど重労働の軽減
や労働時間の短縮と生産コストの削減に努める。
・また、施肥の改善や農薬をほとんど使用しない栽培管理の工夫など、
安心安全な農作物の栽培に取り組み、産地育成の先駆者として活躍。
技術の内容と
活動の状況
1
平成14年度地域特産物マイスター認定者(23名)
原 キヨ(はら きよ)
氏 名
昭和5年12月1日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 福島県東白川郡棚倉町大字一色字カナイ神35
こんにゃく
分 野
・郷土に伝わる手づくりコンニャクの製法で製造し、自らが代表である
直売組織で販売。
・手づくりコンニャクの製法をグループ員等に指導するとともに、グリ
ーンツーリズム交流体験者を受け入れ、手づくりコンニャクを指導、
技術の内容と
都市農村交流推進の一翼を担う。
活動の状況
【備考】福島県ふるさとわざの伝道師
池辺 恒雄(いけのべ つねお)
氏 名
昭和3年6月2日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 茨城県牛久市田宮町252
落花生
分 野
・種子更新、堆厩肥の施用、農薬の原則不使用等を重視し、食味の良い
落花生の栽培及び加工に取り組む。
・県内で最初にマルチ栽培を取り入れるなど効率的な栽培技術に取り組
み、最近は県の農業研究所と連携しながら品質向上をねらった晩播栽
技術の内容と
培技術の確立を目指す。
活動の状況
・煎り豆落花生の全国及び県の団体役員として、高い研究意欲を持ち、
栽培技術の向上、省力化に取り組み、国産落花生の振興に貢献。
吉成 かつ子(よしなり かつこ)
氏 名
昭和25年8月14日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 栃木県那須郡黒羽町大字大輪266−3
農産加工(酢まんじゅう、みそ、梅干し)
分 野
・地元産原材料と手づくり・無添加の食品にこだわりながら、やさしい
味の酢まんじゅう、みそ、梅干しなど安全な商品を製造・販売。
・みそ加工受託農家と一体となった地域食材の利用拡大に取り組み、農
産物加工をとおした都市農村交流のけん引役として活躍。
技術の内容と
活動の状況
角屋 操一(かくや そういち)
氏 名
昭和8年7月27日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 埼玉県日高市大字原宿143
高麗川マロン(大粒栗)
分 野
・栗の整枝剪定の簡便化、大玉生産に向けた改良を行い、低樹高栽培
(日高方式)を開発。
・大玉栗に特化した生産を目指し、中心になって「高麗川マロン研究
会」を設立、ブランド栗として高値販売を実現。
技術の内容と
・低樹高栽培の普及に努めるとともに、県の研究機関・普及センターと
活動の状況
共同で病害虫防除の現地試験を行うなど生産者のリーダーとして活躍。
2
平成14年度地域特産物マイスター認定者(23名)
浅沼 幸光(あさぬま ゆきてる)
氏 名
昭和7年1月27日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 東京都八丈島八丈町末吉2627−1
あしたば
分 野
・夏場の出荷が難しいアシタバを周年出荷するためローテーション収穫
を定着させ、一大産地とする生産者のリーダーとして活躍。
・栽培方法を改善し、夏場の病害発生を軽減し、また風乾施設を開発
て雨天時の収穫を可能にする。農協のアシタバ部会長として、栽培講
技術の内容と
習会の講師を務めるなど面積の拡大や消費宣伝に尽力。
活動の状況
武井 正征(たけい まさゆき)
氏 名
昭和17年6月5日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 山梨県中巨摩郡昭和町上河東390
ハーブ
分 野
・脱サラしてハーブ生産者となり、平成4年にハーブガーデン及びハー
ブショップをオープン。
・ハーブの生産は、250種、年間15万鉢を超え、販売先を開発し、
全国にハーブ苗等を出荷、ハーブ生産者の先駆的な役割を果たす。
技術の内容と
・各種の講演会、講習会で技術指導。山梨園芸療法研究会の運営委員と
活動の状況
して、講義を担当するなど園芸療法の分野でも貢献が期待される。
【備考】「ハーブを育てる楽しみ」(集英社)など執筆や制作協力多数。
熊谷 光廣(くまがい みつひろ)
氏 名
昭和12年3月7日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 長野県飯田市北方3208 〔活動拠点〕阿智村
農産加工
分 野
・農業高校の食品加工教諭を退職後、隣接の阿智村の加工指導員とし
て、村の農産物加工センターの立ち上げに尽力。
・鳥獣被害のない加工トマトに着目し、無添加加工トマト(ジュース、
ケチャップ)を製造、村のこだわり特産品として定着させる。
技術の内容と
・更に、村で栽培されるリンゴ、梨、山葡萄、しそ等を原料としたジュ
活動の状況
ース類や米麹・漬物などの加工に取り組み、地域農産物の高付加価値
化を行う。
小畑 文明(おばた ふみあき)
氏 名
昭和25年2月8日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 石川県金沢市玉川町11−27
加賀野菜
分 野
・青果商を営むかたわら、加賀野菜の存続に危機感を持ち、「加賀野菜
保存懇話会」を設立。
・原種の維持・保存や生産技術の改善、調理方法の開発普及、加賀野菜
のブランド化、消費者へのPR等に努め、加賀野菜宣伝活動の中心と
技術の内容と
して活躍。
活動の状況
・特に、流通面からみた加賀野菜の品質向上に対するアドバイスを行う
とともに、加賀野菜に関する図書を自費出版し、消費者等の理解促進
に努める。
【備考】「いいね金沢 加賀野菜」、「ほっと石川 加賀野菜」を自費出版
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平成14年度地域特産物マイスター認定者(23名)
小池 彼男(こいけ のぶお)
氏 名
昭和12年4月9日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 岐阜県加茂郡白川町白山1278
茶(手もみ製法)
分 野
・白川町手もみ保存会の設立に尽力し、その専任講師として技術の伝承
に努める。
・平成10年に全国手もみ茶振興会より「師範」の認定を受け、茶業後
継者の指導育成を図る。
技術の内容と
・茶期に関係なく手もみ製茶ができる「中火茶」の研究を行い、冬場の
活動の状況
技術指導を実施できるように努める。
【備考】平成10年岐阜県知事から「卓越技能者」に認定。
中森 慰(なかもり やすし)
氏 名
昭和24年7月9日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 三重県度会郡度会町大久保36
茶(手もみ製法)
分 野
・平成9年「三重県手もみ技術伝承保存会」を設立し、会の運営、後継
者の指導育成に尽力。
・平成10年に全国手もみ茶振興会より「師範」の認定を受け、指導者
として会の発展に努めている。
技術の内容と
・手もみ製茶に対する理論、技術は若い後継者に絶大の信頼を得る。
活動の状況
隠樹 信子(おき のぶこ)
氏 名
昭和16年4月1日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 鳥取県米子市両三柳2032
押し花
分 野
・自ら栽培する草花や、地域の山野草を利用して押し花を制作し、押し
花を使った額、小物等の作品を県立フラワーパーク「とっとり花回
廊」等で販売。
・薬品等は一切使わず自然の色を残すことをモットーとし、技術の研鑽
技術の内容と
や新商品の開発・研究を重ね、高い評価を受ける。
活動の状況
・押し花教室や講習会、「とっとり花回廊」内の体験コーナーなどで押
し花の指導を行い、地域の素材を生かした押し花技術の普及を図る。
【備考】平成9年鳥取県熟年技能士認定
脇 博義(わき ひろよし)
氏 名
昭和8年11月11日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 愛媛県宇摩郡新宮村馬立乙311
茶
分 野
・土づくりや病害虫を避ける栽培法を導入して、無農薬栽培茶の生産を
行うとともに、農業改良普及センター等と連携して技術実証試験など
を行い、「新宮茶園だより」を発行して、細かな技術指導を行う。
・茶の持つ効能等に着目し、茶を使った新商品の開発(ギャバロン茶、
技術の内容と
煎茶羊羹、缶茶ドリンク、入浴剤等)にも取り組む。
活動の状況
・全村無農薬栽培、作業支援体制整備など茶業振興のための施策に尽
力、地域のリーダーとして活躍。
4
平成14年度地域特産物マイスター認定者(23名)
吉田 俊隆(よしだ としたか)
氏 名
昭和21年2月19日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 福岡県遠賀郡岡垣町大字吉木2513
いちご
分 野
・県農試との共同現地試験により温度管理、栽培棚の構造等試験を重
ね、肥培管理・水分コントロールのし易い高設栽培(福岡式)の確立
に尽力。
・肥料を抑えた高糖度の「こだわり苺」を生産し、直売所や観光農園の
技術の内容と
開設など消費者との交流を大切にしながら、意欲的な経営を行い、地
活動の状況
域農業の中核的存在として、農業振興に力を注ぐ。
山口勇次郎(やまぐち ゆうじろう)
氏 名
昭和11年11月15日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 佐賀県藤津郡嬉野町大字不動山甲2681
釜炒手もみ茶
分 野
・技術を要する釜炒茶の生産にもかかわらず、安定した釜炒茶を製造、
嬉野茶の振興、普及に努める。
・昔から伝わる唐釜による製造を受け継ぐとともに、手もみ茶の製造、
釜炒茶の維持発展、イベントへの参加などPRに貢献。
技術の内容と
活動の状況
井澤 敏(いざわ さとし)
氏 名
昭和18年8月3日
生 年 月 日
住所(活動拠点) 熊本県阿蘇郡長陽村河陽5507ー2
薬用作物、健康野菜
分 野
・600種の薬草を自然農法で栽培する「阿蘇薬草園ハーブの里」を経
営。
・無農薬自然農法栽培による薬草茶・健康野菜(サラダかぼちゃ)をは
じめ、とうきび茶、とうきび麺、薬草アイス等の新商品を開発し、薬
技術の内容と
草園ハーブの里で製造し、販売。
活動の状況
・薬草研究家として、体験型農園の運営、講演活動を通じて、薬草の普
及活動を行う。
【備考】著書:「先人達の知恵 薬草・薬木の家伝秘伝」
氏 名
木之内 均(きのうち ひとし)
生 年 月 日
昭和36年9月5日
住所(活動拠点) 熊本県阿蘇郡長陽村立野203−1
分 野
いちご、いちご加工品
・いちご1.5haを栽培するかたわら、平成元年から観光農園としての
苺狩りを開始。いちごの加工(クッキー、ジャム)やいちごワインな
どの商品づくりを進める。
技術の内容と
・地元大学と連携し、いちご新品種「ひまつり」の開発、ワイン「夢み
活動の状況
るひまつり」の開発にも努める。
・都会からの新規参入者の研修生を受け入れ、また福祉農園への取り組
みを開始するなど広い視野に立った新しい農業を展開。
【備考】平成13年日本農業賞 優秀賞
5
平成14年度地域特産物マイスター認定者(23名)
氏 名
作本 弘美(さくもと ひろみ)
生 年 月 日
昭和15年8月17日
住所(活動拠点) 熊本県下益城郡松橋町大字東松崎233
分 野
れんこん
・れんこんや緑黄色野菜の自然農業に平成4年から取り組み、土着微生
物を使用したボカシ肥料を製造して地域へ広めるなど、有機栽培によ
るれんこんの一大産地に育てる。
技術の内容と
・干しれんこんやれんこんの節の粉の加工にも取り組み、町の特産品づ
活動の状況
くりにも寄与。
・更に、地域の仲間と品質向上に努めるとともに、生協等消費者との連
携を強め、産地の発展に貢献。
氏 名
福島 安徳(ふくしま やすのり)
生 年 月 日
昭和22年11月27日
住所(活動拠点) 熊本県八代郡千丁町大字大牟田1456
分 野
いぐさ(栽培・畳表製織)
・土づくりに努めるなど、良質原料の生産と高品質な畳表生産による畳
表のブランド確立に努める。
・平成9年に育成された優良新品種「ひのみどり」をいち早く導入し、
技術の内容と
品種の特性に適合する高品質生産技術を確立。「ひのみどり」による
活動の状況
産地化に努める。
・原料いぐさへの加湿方法の改善を図り、均一な水分調整方法を確立し
て、畳表の加工農家へ技術普及に当たる。い業産地の牽引役としてリ
ーダーシップを発揮。
氏 名
福田 薫(ふくだ かおる)
生 年 月 日
昭和7年1月19日
住所(活動拠点) 鹿児島県日置郡郡山町西俣2921−2
分 野
にがうり
・定年退職後就農、果菜はレイシ(にがうり)一本にしぼり、露地栽培
では、いち早く潅水施設を整備し、省力化を図るとともに、連作障害
回避のための土づくりに取り組むなど研究熱心で、高度な栽培技術に
技術の内容と
より高い収穫量をあげる。
活動の状況
・町のレイシ部会長として、部会員に栽培技術の普及に努め、町の園芸
振興に寄与。
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