勇気と向上心が飛躍の鍵

養父中だより
校訓*自立 協同 創造
編集発行
須留が峰
校是*生きるとは 分かち合うこと
〒667-0102
電話079-664-1001
兵庫県養父市十二所838
FAX079-664-1910
第2号
平成27年
5月13日発行
養父市立養父中学校
E-mail yabu-jhs@fureai-net.tv
3年生
それには、ちょっとだけの頑張りを積み重ねること
2000年シドニーオリンピックの金メダリストの高橋尚子さんは「ちょっとだけ頑張ること
を毎日続けてみよう」という話をよくされます。中学生のころ、アジア大会800メートルで活
躍した日本の代表選手、岐阜県出身の狩野靖さんという人に指導に来てもらった時のことです。
「自分が日の丸をつけることができたのは毎日練習の最後に100メートルを3本だけ人より
プラスして走り続けたからだ」と狩野選手から聞いたそうです。
それを聞いた高橋尚子さんは「たった3本の100メートルで日の丸なんかつけられないよ」
と軽い気持ちでいたのですが、とりあえず、狩野選手の話を試してみようと思ったそうです。さ
っそく次の日から毎日練習が終わった後に100メートルを3本走ることにしました。すると、
余分に走ることは意外と簡単にできてしまいました。そして、人よりちょっとだけ余分にやるこ
とで充実感もあってなんだか嬉しい気持ちになれたりして、監督に「お前えらいなあ」と褒めら
れるとなお楽しい気分になりました。たった3本は負担に感じません。そのうち中距離から五千
メートル、一万メートルの長距離選手になってくると、練習後の百メートル3本が10分ジョギ
ングに変わってきました。気ままに5分走って5分帰ってくるだけ。1日往復10分でも1週間
で合計70分。これは休日の1日の練習時間にあたります。ということは、毎日プラス10分走
ると私だけ一週間に8日間練習していることになる。一歩得した気分になれたそうです。
毎日のちょっとの積み重ねで、高橋さんがオリンピックで金メダルを取ったように、皆さんも
授業が分かるようになる、苦手な教科がなくなる、必ずよい成果が出てきます。
生徒会のスローガンの意味する「恐れず突き進む」ことができるのではないでしょうか。
新入生オリエンテーション合宿・生徒会オリエンテーション
入学式翌日の4月9日(木)から10日(金)にかけ
て、「あけのべ自然学校」で新入生の合宿を実施しまし
た。合宿では、「中学校のきまり」
「集団訓練」
「歌唱指
導」
「学習規律・家庭学習について」
「黙想指導」等、早
く中学校生活に慣れ、一人前の養父中生になれるよう頑
張りました。
生徒会オリエンテーションでは、2・3年生による部
活動の紹介がありました。新入生は、第1第2希望の仮
入部を経て、5月1日から正式に入部が認められ、部活
動を開始しています。
華の都「大東京」を体感しよう
3年生にとって、待ちに待った修学旅行が近づいてきました。旅行先の
メインは、日本の首都、政治・経済の中心である東京です。以下の目的
をもって大都会の雰囲気を思う存分体感してほしいと思います。
○集団生活を通してお互いの親睦を図り、集団の絆を深める。
○活動を通して主体的な姿勢を身につける。
○集団行動によって、社会のマナーや公衆道徳を身につける。
○我が国の歴史・経済・文化・産業などの重要地を訪れ、見聞を広める。
(H27生徒会スローガン)
勇気と向上心が飛躍の鍵
修学旅行を目前に
春
季
大 会
の 結
果
日頃の練習成果を発揮しました。新たな目標に向かって挑戦する気持ちこそ大切だ!
○女子バレー部
3位
○女子ソフトボール部 3位
○男子ソフトテニス部 団体戦 3位
研修の部 準優勝
個人戦 3位 堀谷空来 藤原拓真 組
○女子ソフトテニス部 団体戦ベスト8
○男子バスケットボール部 初戦敗退
○野球部 優勝
○卓球部 個人戦 3位 秋山紘人
5位 藤原 立
○陸上部
400m 4位 早田晃樹
58″0
3000m 5位 大封けやき 10′44″5
800m 6位 村上美空 2′51″0
7位 村上音色 2′51″2
学 年 ・ 学 級 目 標 の 紹 介
1年
2年
3年
学年目標 愛される学年になろう
1組 全力投球
2組 なっとう魂 ネバーギブアップ
学年目標 中堅学年の自覚を持ち、学校の軸として躍動しよう
~素直なこころと正しい習慣~
1組 一致団結
2組 33のGenius 明るく 元気に 前向きに
学年目標 Where there is a will,there is a way
-堅固な意志をもって 道は自ずと拓かれるー
1組 For the future 輝け! 33 人の幸せ
2組 Light of hope ~34 人の心を1つに~
平成27年度 養父中学校 学校評議員の紹介
岩本 利幸さん
太田垣 敏和さん
足立 武彦さん
圓山
満さん
片岡 悦子さん
養父校区自治協議会 区長会代表
建屋・三谷校区自治協議会 区長会代表
前 養父中PTA会長
養父市主任児童委員
養父市主任児童委員
学校教育全般にわた
って、それぞれのお立
場からご意見を頂戴
し、学校運営に生かし
ていきます。
夢は生きていくための原動力です
(漫画「鉄人28号」の作者:横山光輝氏の言葉)
4月 23 日の「そうあんくんの日」では、プロゴルファー石川遼
選手が小学校の卒業文集に書いた作文を紹介しました。
他にイチロー、中田圭祐、北島康介の小学校の卒業文集に書いた
作文が掲載されたサイトから引用しました。四人に共通して言える
ことは、目標までの計画が逆算して立てられていることです。計画
の立て方に、目標や夢を実現させていけるかどうかが見えてくるよ
うに思います。
「将来の自分」
二年後…中学二年生、日本アマチュア選手権出場。
三年後…中学三年生、日本アマチュア選手権(日本アマ)ベスト8。
四年後…高校一年生、日本アマ優勝、プロのトーナメントでも勝つ。
六年後…高校三年生、日本で一番大きなトーナメント、日本オープン優勝。
八年後…二十歳、アメリカに行って世界一大きいトーナメント、マスターズ優勝
これを、目標にしてがんばります。最後のマスターズ優勝はぼくの夢です。それも二回勝ちたいで
す。みんな(ライバル)の夢もぼくと同じだと思います。でも、ぼくは二回勝ちたいので、みんな
の倍の練習が必要です。みんなが一生懸命練習しているなら、ぼくはその二倍、一生懸命やらない
とだめです。ぼくはプロゴルファーになって全くの無名だったら、「もっとあのときにこうしてい
れば・・・」とか後悔しないようにゴルフをやっていこうと思います。
来年には、埼玉の東京GCで行われる「埼玉県ジュニア(中学の部)
」で優勝したいです。
今は優勝とか関係ありません。中学になってからそういうことにこだわろうと思います。
高校生で試合に優勝すると、外国に招待してくれます。その試合で世界から注目される選手になり
たいです。
ぼくは勝てない試合には今は出ません。
ぼくの将来の夢はプロゴルファーの世界一だけど、世界一強くて、世界一好かれる選手になりたい
です。
★あなたは夢や目標がありますか。そして、それを実現させるための計画がありますか。書け
るだけでいいですから書いてみましょう。
「そうあんくんの日」
【1年生】
数学か日本史の高校教師になること。
今はまだどっちも「好き」なだけの教科だけど、高校3年生、大学にはいるぐらいのころには、
それを「得意」な教科にしたいです。大学では教育学部に入って採用試験に合格できるように
したいです。そして、教師になって、生徒たちに「夢」を与えられるようになりたいです。
【1年生】
私の将来の夢は、ロボット関係の仕事につくことです。世の中の役に立つハイテクノロジー
のロボットを作りたいです。
そのために、まず工業高等専門学校に行きたいと思います。そこは明石高専といって、とても
頭の良い高校です。中学校で勉強して、高専にいきたいです。大学は京都の京都工芸繊維大学
に行きます。何故かというと、機械工学部があるからです。前述のような過程を経て、私はロ
ボット研究者になりたいです。
【1年生】
私の夢は、看護師になることです。理由は、一人でも多くの人を助けて、
『ありがとう』と言
われたいからです。
3年後に、高等学校に進み、卒業したら、看護学校に行きたいです。この計画に沿って勉強
をがんばっていきたいです。優しく優秀な看護師になりたいです。
【1年生】
ぼくの夢は消防士です。
消防士になるには、体力、適切な判断をする頭、強い心が必要だと思います。それをこの中学
校生活で培っていこうと思います。体力づくりは自転車通学で体を鍛えます。頭はしっかり勉
強します。心はしっかり他人のことを考えます。
【3年生】
私は看護師になるのが夢です。
看護師になるためには、日頃から優しく接して、知らない人でも大きな荷物を持っていたら、
自然と声をかけて、持ってあげたりして、私にできる精一杯の事をしたいです。どんな辛い事
があっても、私は絶対にこの夢を諦めません。
【2年生】
中学校の目標 中学3年 総合体育大会 優勝
4~5月後 中学2年生(新チーム)個人ベスト4
1年後 中学3年生 オープン戦ベスト4
総体 優勝
まず、今は基本のストロークをしっかり決められるようがんばってサーブやスマッシュなど、
ここぞという場面で大事に
【2年生】
夢は保育士になることです。目標は、誮にでも好かれるような保育士になることです。
中3になったら、保育についてもっと学ぶ。高等学校ではもっともっと知識を広げる。
大学では4年間勉強して、たくさん資格を取れるようにがんばる。資格が取れたら採用試験に
受かる。
計画のない目標は、ただの願
いごとにすぎないのだ。
この言葉は、小説「星の王子さま」の著者サン=テ
グジュペリ(作家/フランス)の言葉です。
(映画「紅
の豚」で 1920 年代の飛行艇乗りを描いた宮崎駿は、
サン=テグジュペリの愛読者です。
)
彼は、具体的な計画を立て、紙に書き、さらにでき
れば日付を入れるべきだと言っています。人間は弱い
所があり、迷うこともあります。だから、計画を立て
るのです。しっかりした計画を立てることで、実現し
ていく可能性が高くなってきます。
サン=テグジュペリは、「未来とは自分で可能にす
るもの」とも言っています。夢を自分で可能にしてい
く手段、それこそが計画です。生徒の皆さんは、ぜひ
参考にしてみてください。