市民の皆様へ

慣郡・き議、河撰述師一望慧Ⅷ\■斗巨■仁●子 ●●こ二
顎併置萱等件
原告 池水英比古
10月28日
被告 松浦市
岡代表者市長 友広郁洋
主 文
松浦市敗訴
1被告は、原告に対し、88万円及びこれに対する平成22年10月14日から支払済みまで年5分の割合に
よる金員を支払え。
2 原告のその余の請求を棄却する。
3 訴訟費用はこれを5分し、その3を原告の負担とし、その余を被告の負担とする。
4 この判決は、第1項に限り、仮に執行することができる。
裁判所の判断
〔認定事実〕
・被告職員岡は、第2回委員会において、審査委員らに対し、長崎県職員に原告提案書の図面をもとに確認した
ところ、原告提案書記載の施設は、傾斜地を利用しているため、自然公園法上の許可が得られないものである
ことが判明したと述べた。
・被告職員辻田は、第2回委員会において、審査委員らに対し、原告提案書について、提案は実現しないから、
業務実施の方針、提案の適格性及び事業費の妥当性の評価は、0.2また0になると述べた。
・被告職員岡は、第2回委員会において、原告提案書についての上記各項目は0が妥当だと述べた。
・第2回委員会において、審査委員らは、上記被告職員らの発言を受けて、原告提案書の評価として、業務実施
の方針、提案の的確性及び事業費の妥当性について、いずれも評価を無印とし、係数を0とすることを決定した。
・被告職員岡は、平成21年3月3日から4日までの間に、長崎県県北振興局管理部総務企画課丈下剛司 係長
(以下「県職員丈下」という。)及び長崎県自然環境課岡田雄一課長補佐(以下「県職員岡田」という。)に対し、
自然公園法上の規制について問い合わせた。
・県職員丈下は、上記問い合わせに対し、原告提案書記載の施設は自然公園法20条3項に基づく許可が得られ
ないとは述べていない。
・県職員岡田は、上記問い合わせに対し、一般的に自然公園法20条3項に基づく許可を得た上で実施する場合、
被告は、被告職員において、長崎県に確認した結果、原告の提案が自然公園法に抵触するという趣旨の回答を
得たと主張し、被告及び被告職員岡が作成したメモにはこれに沿う記載があり、また、被告職員岡は、陳述書及
び証人尋問において、これに沿う供述をする。しかし、県職員丈下及び県職員岡田は、それぞれ上記のとおり供
述しているところ、同人らには虚偽の供述をする動機が見当たらないこと、原告提案書にあるようなイメージ図
だけでは許否の判断ができず、許可が得られないとは述べていないという供述内容に合理性があること、県職員
において原告提案書では許否の判断ができないという点で同人らの供述が符合しており、相互に信用性を補強し
合っていることから、これらの供述は.信用でき、これに反する被告職員岡の供述は信用できない。したがって、
県職員丈下及び県職員岡田は、原告提案書記載の施設につき、自然公園法20条3項に基づく許可が得られない
とは述べていないと認められる。
〔争点に対する判断〕
は市長、議会に真相究明を陳情しまし
たが、いずれも隠蔽されたため、Aチ
ームの代表は、H22年、真相究明を
行うためやむなく裁判を起し、H26
年1月 ﹁調停に変わる決定﹂ が出まし
たが、松浦市はこれに異議申立てを行
い、H26年10月、松浦市敗訴の判
簡単に言うと裁判所は県職員の供述は信用できるが、松浦市職員の供述は信用できない。また裏を返す
と県職員の供述には虚偽の必要性がないが、松浦市職員の供述には虚偽の必要性があると判断したものと
思われます。この虚偽の必要性こそ、この間題の本質で、そこを解明することでこの事件の全貌が見えて
きます。
決が出ましたが再び松浦市は控訴しま
した。市長は高裁の審理が今からだと
解 説
いうのに、すでに ﹁最高裁まで行く。
※以上の主文及び裁判所の判断は、判決文からの抜粋です。
﹂ と議員に息巻いているそうです。こ
れって何かおかしくありませんか。
因みに、松浦市はBチームと約440
0万円の設計契約を行い、建設費は当
初の6億円から追加されて7億400
0万円で完成しています。
上記のとおり、県職員岡田及び同文下は、被告職員岡に対し、原告の提案が自然公園法に抵触すると述べてい
ないにもかかわらず、被告職員岡は、第2回委員会において、審査委員らに対し、長崎県職員に確認したところ、
原告提案書記載の施設は、自然公園法上の許可が得られないものであることが判明したと説明し、他方、許可で
よるものでなく、公園事業の執行として建設できる余地があったにもかかわらず、この点を黙過しており、全体
として誤った説明をしたといえる。そして、原告の提案が自然公園法に抵触するか否かは審査に影響する重要な
事項といえる。被告職員には、審査委員らに対し、重要事項について正確な説明をし、本件プロポーザルの審査
の適正さを確保すべき義務があるところ、上記のとおり、重要事項について不正確かつ誤った説明をした被告職
員の行為は、上記義務に違反している。したがって、被告職員が上記の説明をしたことは違法である。
大丈夫かな?このままで⋮
〔認定事実の補足説明〕
福岡地方裁判所
市民の皆さんつばき荘事件ってご存
知ですか。H21年3月に福島町にあ
るつばき荘の建て替えで、設計者選択
にA・B2チームがエントリーしまし
た。ところが、事務局である市職員が
Aチームについて、採点5項目のうち
3項目について0点とするよう審査委
員 ︵副市長、課長3人、民間3人計7
人︶ に指示するという不正が行われ、
Bチームが採用されました。Aチーム
していない。
市民の皆様へ
建物の建設予定地の勾配が30%を超えるときには建築できない、プロポーザルの段階では法に抵触するか否
かは回答できない、事前に県職員と申請内容の適正等について打ち合わせをしないで同項に基づく許可の申請
をした場合不許可になる等と回答しており、原告提案書記載の施設は同項に基づく許可が得られないとは回答
市民の皆さん、これからの松浦市がこ
のままでいいのか、この間題を機に一
緒に考えてみませんか。
完全勝利!
それは原点回帰
私は原告とともにチームを組んでつ
ばき荘のプロポーザルに参加しました。
審査委員の告発によって明らかとなっ
た審査委員会での市職員の虚偽の説明
に対し、私達は真相究明の目的で市長
へ直訴、更には、議会へ陳情を行いま
したが、行政、議会の権力により問題
は隠蔽されました。この様な行政、議
会への不信感からチームの代表であっ
た原告は、このまま泣き寝入りをする
ことは、事件の本質が闇から闇へ葬ら
れてしまい益々、彼らを助長させると
の思いから提訴することを決心しまし
た。裁判は民事であるため損害賠償事
件としての訴訟となりましたが、目的
は真相究明であることから、原告の希
望で遺失利益を要求せず裁判費用の一
部 ︵弁護士料、印紙代︶ を慰謝料とし
て請求することになりました。従って、
この裁判では損害賠償の金額は問題で
はなく、判決理由が重要な問題でした。
そして、判決理由は、市職員の審査委
員への説明は虚偽であったことが ﹁県
職員の証言という証拠﹂ を持って認め
られました。その結果、議会で市職員
と同様の報告を行った山口、高橋議員
の虚偽も証明されました。この様な意
味で大いに評価できる判決で完全勝利
と言えるのではないでしょうか。金銭
面だけでなく誹誘中傷など多大な犠牲
を払い、4年もの長きにわたって闘っ
てきた原告に ﹁おめでとう!お疲れ様。
﹂ と言ったものの、この勝利は新たな
真相究明の始まりであり、事件が起き
た6年前に戻っただけの原点回帰です。
従って真相究明が終わるまで﹁本当の
お疲れ様﹂ はもう少し先になりそうで
。
す
北 嶋 上
※裏面もお読み下さい。
控訴を可決
3人述べ80人十事前打ち合わせ人数を、一回
10、上記人件費
_l
9、控訴費用(議会で可決) 未定
675,000円
11、敗訴した場合の原告への支払い増額分
未定
いくらかかる税金の無駄使い!
4、一審人件費
約2,900,000円(支出済) 880,000円
(・裁判に職員が出席した回数は27回、一回平均
5、原告への賠償金
120/240×580=290万円)
。
た
議会は13対2の賛成多数で可決、反対は安江
・徳田議員、欠席は久枝・宮本議員でした。
広報するためにアンケートを実施、沢山の意見を
頂きましたが、紙面の都合上、記名された方から
4人、匿名の方から一つを紹介します。
尚、議会を評価する意見は一つもありませんでし
臨時議会傍聴記
右記の表から分かるように、既に、確定してい
る分だけでも約600万円となり未定の額が加算
されると最終的には相当額になると思われます。
そして、これらは全て税金で支払われるのです。
そもそも、事件の経緯から分かるように、市長や
議会が陳情時に適切な措置を行っていたら、この
裁判はなかったのです。
つまり、市長や議会の不始末の後始末みたいなも
ので完全な税金の無駄使いです。また、不正によ
って契約された設計料4400万円及び、その設
計によって完成したつばき荘の建設費7億400
万円は明らかに不正支出で全て、事件関係者で支
払われるべきものだと思います。
1.5人として約40人
既に約600万円。
183,300円
未定
未定
6、上記利息(12月14日現在)
7、原告の告訴費用の40%
8、原告の債務
賛成多数
未定
2、上記弁護士料残金
安江議員のホームページ
この様な判断がされて、判決が出
されています。
街の声です。﹁そしたら、今度は
県と市の職員の争いになるのでは
ないか﹂
安江議員
反対討論より抜粋
市長は、控訴の目的として職員
を守り、適正な行政運営を行なっ
たことを証明するためとしていま
すが、現状は、市民の行政への不
信感は募るばかりです。このよう
な状況で、更に、控訴するという
ことは職員を窮地に追い込み、行
政の信頼を完全に無くしてしまい
ます。もともと、原告は、お金の
為に、この訴訟を提起したわけで
はありません。目的は真相究明で
あり、そして、このようなおかし
な事態が二度と生じないようにす
るためです。
福岡地裁において明確に認定され
たように、そして、県職員が福岡
地裁で明確に証言したように、審
査委員会で市職員が行った説明は
虚偽であったのですから、いたず
らに控訴して裁判を長引かせて、
弁護士費用等のさらなる支出をす
るのでなく、真筆に謝罪して今回
の判決を受入れるべきです。議員
の皆さん、1月の調停に代わる決
定の中でも、裁判所は、松浦市に
おける適正な行政の実現に向けた
一層の努力を望む次第であると特
筆されております。今回はまた、
調停に代わる決定のときと同じく
新たな証拠や争点も無く控訴をさ
れるということですが、 ﹁控訴は
権利。﹂ との理由だけの控訴に是
非反対の立場に立たれることをお
願い申し上げて、私の反対意見と
いたします。
470,000円(支出済)
・職員1人に換算すると120日
・職員の年間実働日数は約240日
■l ■l
1、一審弁護士着手金
・職員の平均給与は年間約580万円、
﹁ゆう子のひろば﹂ より
対し、自然公園法 ︵二通りの方法
西日本新聞の記事で、昨日の臨
時議会が紹介してあります。松浦
市は5日、市が運営する国民宿舎
つばき荘建て替え業者選定をめぐ
る訴訟で市に88万円の支払を命
じた福岡地裁判決を不服として、
福岡高裁に控訴する議案と弁護士
費用など67万5千円を追加する
一般会計補正予算案を臨時市議会
に提出。市議会は賛成多数で可決
した。判決は、審査をめぐり市職
員に違法行為があったと認めたが、
友広市長は﹁適切な業務を遂行した。
あらためて司法の判断をあおぎた
い﹂としている。と書いてあります。
私が読んだ、福岡地裁の判決によ
れば、①市の職員は自然公園法 ︵
公園事業認可・許可認可の二通り
がある。︶ を知っていた。②プロ
ポーザル提案者に、自然公園法の
どちらで行うか伝えていなかった。
③審査委員会の中で、審査委員に
がある︶ について説明しなかった。
④審査委員会で原告提案が公園事
業で建設できる余地があったにも
かかわらず、 ﹁原告案の施設は建
てられない﹂ と市職員は言い、審
査委員会で ﹁原告案は評価を0点
が妥当﹂ と説明した。その結果、
審査委員会は、採点5項目の内、
3項目を0点として審査が行われ
た。⑤市の職員は、建てられない
理由は県に確認した。と説明した
⑥しかし、県職員2人は、福岡地
裁で行われた証人尋問で市の職員
が審査委員会で言ったようなこと
は言っていない。と証言、裁判所
は、県職員の2人に虚偽の供述を
する動機が見当たらないなどの理
由で県職員の供述は信用できると
認めた。ごくごく、簡単に言えば
887,000円(支出済)
3、職員旅費など
金 額
項 目
11月5日
OBは怒っていますー・
議員の役割は市長の示す政策案件に対し審議を重
ね、市民の生活や安全を守るためにいい政策を推進
することなのです。今回の臨時議会を傍聴して感じ
た事は、福岡地裁の裁判官3名が、証言、証拠を基
に下された判決を不服として控訴することを求めた
議案に対し、質問や意見を述べたのは2人だけでし
た。その他の議員は裁判の内容を知っているのでし
ょうか。安江議員の質問で ﹁新たな証拠はあるのか
?﹂ の質問に対し、市は何も答えず、ただ控訴して
裁判を続けることだけの答弁です。職員が不正をや
ったことは今度の判決で明らかになっています。市
長は職員を守るために裁判を続けるような発言をし
ましたが ﹁つばき荘建設﹂ のプロポーザルの審査結
果の最高責任者は市長です。市長はいたずらに裁判
を長引かせて税金の無駄使いにならぬよう自らの責
任を認め早く解決することが市にとっても市民にと
っても良いことだと思います。今回のような行政に
対する裁判で、行政が敗訴するのは全国でも稀なこ
とです。市議会議員の皆様は議員の権利を市民のた
めに使ってより良い松浦市の行政の推進に努力して
ください。お願いします。
市役所OB 永野 柴一
ひかえー・ひかえー・ひかえおろ∼−・
深見 徹志
私は、時々議会傍聴をします。今回は ﹁つばき荘
事件﹂ の判決に対し控訴する議案でした。傍聴して
いて、テレビ番組の水戸黄門を思い出しました。終
盤40分頃、悪代官の悪事が暴かれ言い訳をしてい
る場面です。水戸黄門様は議会のはずだったのです
が⋮﹁裁判 ︵判決︶ が下されているのに控訴とは!
﹂ 市民は税金の使いかた含めしっかりとこの事件を
見届け判断することが必要です。
議会にも責任ありー・
議会は市の控訴に2名を除き賛成をしたが、賛成
意見、討論も無く市のする事は何でも賛成と見え、
議会としてのチェック機能を果していない、このま
までは議会も市と同様に不信感一杯になった。今後
の責任は議会にも生じたと思う。
山崎 敏徳
この間題で税金は一円も使うことは許されない。
借りてきた猫
初めて議会を傍聴に行きましたが ﹁つまらんなぁ
・・﹂ と言うのが正直な感想です。高裁に控訴する
議案で、賛成意見や質問はまったく述べられていな
いのに採決では、13対2で可決。議員は、市民の
代表・代弁者であるはずなのに多額の血税を使うこ
とに何の疑問も質間も無く賛成票を投じるというの
が、どうしても理解できませんでした。議員の皆さ
んには、市民の代表として、賛成にしろ反対にし
ろ堂々と意見を述べる責務があると思います、ご
自分の選挙戦の時には、あんなに熱弁をふるわれ
ているのに、今議会ではまるで借りてきた猫。議
員の方々の本分は選挙戦にあるのではなく、当選
した後の四年間を如何に市民の代表として行動す
るか公約を果すかなのですよ。
本質を忘れないで!市民が ﹁なるほど!﹂ と納得
できる議会であって欲しいと切に願います。
匿 名
微力かもしれないが
無力ではない!
福岡地方裁判所が1月に出した ﹁調停に代わる
決定﹂ では、松浦市の行政の適正化を求めていま
した。 ﹁判決﹂ では松浦市職員の不正が認められ
原告の勝訴となっています。通常なら判決を重く
受け止め、真相究明を行うことが市長の責務です。
それが出来ない理由とは何でしょうか。判決の結
果、職員の嘘の説明は証明されました。しかし、
係長である二人に副市長や上司である課長がいる
審査委員を騙すという大それたことが出来るのか。
市長はなぜ隠蔽を行ったのか。山口二高橋議員は
誰に隠蔽を依頼されたのか。これらの疑問から問
題は松浦市の中枢のことであり、前代未聞の事件
であることは誰にも容易に想像がつきます。また、
この事件については裁判の節目節目で、議会や議
員の皆様へ報告を兼ねて質問を行ってまいりまし
たが、議会及び議員の皆様︵安江議員を除く︶から
は一度も回答を頂けませんでした。そして、臨時
議会に至っても相変わらずの沈黙です。もはや、
議員の資質を疑わざるを得ず、議会が果たすべき
行政のチェックが全く機能していません。数年前
に友田県議が ﹁オール与党だから何も言えんとで
すよ。﹂ と言われた事を思い出しました。今回の
控訴も市長とオール与党議員が計って ﹁調停に変
わる決定﹂ の時と同様に事件の風化を目的とした
時間稼ぎに過ぎません。そして、この出来レース
の議会にも税金が使われています。正に税金の無
駄遣いです。傍聴された皆様からは、﹁レベルが
低い﹂ ﹁がっかりした﹂ ﹁時間の無駄﹂ ﹁頭に来
た﹂ 等々クレームばかりで評価する意見は一つも
聞かれませんでした。
私は、行政や議会に自浄能力がないのなら、刑事
告発も検討の必要があると考えています。市民一
人の力は微力かもしれませんが無力ではありませ
会長 中限一公
﹁松浦・こぎゃんでよかと会﹂
ん。今こそ、市民が力を示す時だと思います。
田日田臼
控訴は満場一致で否決かと思っていましたが、
賛成多数で可決には驚きました。しかも質問をし
なかった議員が全員賛成とは笑っちゃいました。
臨時議会の様子は、松浦市のホームページから見
ることができます。一度ご覧になってください。