中枢神経疾患のメカニズムを解明し、治療法開発に繋げる

山下俊英研究室
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中枢神経疾患のメカニズムを解明し、治療法開発に繋げる
研究室のテーマ
1. 中枢神経障害後の神経回路再編成と機能回復のメカニズムの解明(図1)
2. 神経回路の可塑性を制御する生体システムの統合的研究 (図2)
3. 神経発達障害の機構の解明(図3)
4. 多発性硬化症の発症と再発の分子メカニズムの解明(図4)
5. 疼痛のメカニズムの解明(図5)
図1. 戦略的創造研究推進事業 CREST 「脳神経回路の形成・動作原理の解明と制御技術の創出」
中枢神経の自己修復能を解明することで、新たなコンセプトの確立を目標としています
分子生物学・細胞生物学・
ゲノム科学
分子標的治療法開発
動物モデルでの評価
運動機能
の改善
▼将来展望▼
前臨床・臨床試験へ
脳損傷後に、運動を担う皮質脊
髄路がどのように修復されるか、
またその分子機構の解明を行う
神経回路の修復を促進・
抑制する分子を同定し、
治療法開発に繋げる
• 中枢神経の自己修復能力
を引き出すヒトに有効な温
存治療の開発
• 正常脳の機能解明に寄与
図2. 神経回路の可塑性を制御する生体システムの統合的研究(科研費 基盤研究S)
Nat Med, 2012; 血管が神経回路の修復を高める
Nat Neurosci, 2013; 免疫細胞がニューロンの生存と回路の形成を制御する
図3. 神経発達障害の機構の解明
特に、神経機能のepigeneticなコントロールに注目して研究を進めています
図4. 多発性硬化症の発症と再発の分子メカニズムの解明
Nat Med, 2011; 多発性硬化症に対する新たな分子標的の発見
Cell Rep, 2014; 免疫細胞による神経変性のメカニズムを解明
企業との共同研究により新薬を開発しています
図5. 疼痛のメカニズムの解明
神経因性疼痛を惹起する新たな分子を同定し、その機序の解明と創薬を進めています