国際関係学部だより

Jul. 2015 vol.17
KYUSHU INTERNATIONAL UNIVERSITY
九州国際大学
国際関係学部だより
News Letter
of Faculty of International Studies
July 2015 vol.
17
〒805-8512 北九州市八幡東区平野一丁目 6 番 1 号 九州国際大学国際関係学部 http://www.kiu.ac.jp/
6 月 13 日および 14 日の 2 日間、国立山口徳地青少年自然の家にて国際関係学部 1 年生全員を対象とする合宿研修が行われました。
特集 国際関係学部の2つの合宿研修~親睦から信頼関係へ
目 次
本年度も新入生のための2つの合宿研修が行われました。
一つは入学直後の「フレッシャーズ・ミーティング」という
合宿研修です。ここでは初めて出会った同級生と親睦を深
めるために、自己紹介に始まり、お互いに顔なじみになるさ
まざまなアクティビティが行われました。もう一つは6月半
ばの国立山口徳地青少年自然の家での合宿研修です。
「徳地
アドベンチャー教育プログラム
(TAP)
」という体験学習を通
じてゼミごとの信頼関係や一体感を深め、学生同士や教職
員との間の絆を強めていくアクティビティが行われました。
2月には3週間以上にわたる海外語学実習(英語)
がオー
ストラリアのモナシュ大学で実施されました。参加学生は英
語の学習のみならずホストファミリーや他の国の参加者など
との交流も深めました。
1~4
特集 国際関係学部の2つの合宿研修
~親睦から信頼関係へ
2 合宿研修1 フレッシャーズ・ミーティング
3〜4 合宿研修2 山口徳地研修
5〜6
海外語学実習(オーストラリア)
7
海外語学実習(英語)の実績一覧
国連講演会・国連開発計画(UNDP)
駐日代表事務所代表・近藤哲生氏
平成 26 年度卒業論文優秀者表彰
8
卒業生からの便り
外務省大臣官房儀典賓客室に勤務する中野渉さん
青年海外協力隊員として日本語を教える出貝佳子さん
英国アバロンスクールに勤務する大無田恵美さん
あとがき 1
Faculty of International Studies
合宿研修1 フレッシャーズ・ミーティング
4 月 7 日(日)
日田市田島 総合体育館にて
4 月 6 日(月)および 7 日(火)の 2 日間、九州国際大学新入
生を対象とするフレッシャーズ・ミーティングという合宿研修
が実施されました。国際関係学部新入生は、大分県日田市三
隈川畔の小京都の湯・みくまホテルに宿泊し、学部の先輩学生
の企画・運営によるアクティビティやグループワークを行いま
した。
新入生は、6 日午後のゼミ別の自己紹介を通じて同級生と顔
なじみになるとともに、さまざまなアクティビティを通じてお
互いの距離を縮めていきました。同日夜のグループワークで
は、在学中にやりたいことなどを語り合いました。勉学に励む
とともに、楽しく過ごし、たくさんの友達をつくりたい、食事
会、スポーツなどを通じてゼミ生との親睦を深めたいとの声
が多く聞かれました。7 日午前は、日田市田島の総合体育館に
て、ゼミ対抗のフラフープの受け渡し競争などが行われまし
た。皆で知恵を出し合って協力し合うというチームワークの重
要性などを学びました。
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Jul. 2015 vol.17
合宿研修2 山口徳地研修
6 月 13 日(土)および 14 日(日)の 2 日間、国際関係学部入
学生のための合宿研修が行われました。この研修は 1 年次生
のゼミである入門セミナーⅠの授業の一環として毎年実施して
いるものです。その目的は独立行政法人国立青少年教育振興
機構・国立山口徳地青少年自然の家(山口県山口市徳地船路)
が提供する「徳地アドベンチャー教育プログラム(TAP)
」と
いう体験学習による研修を通じて、ゼミごとの信頼関係や一体
感をさらに高め、ゼミ活動に積極的に関わることができるよう
になることです。そして、学生同士や学生と教職員間の絆をさ
らに強めていき、充実した大学生活を送ることができるように
なることを目指しています。
浮き台わたり(室内)
TAP 研修では、ゼミごとでグループとなって、ファシリ
テーターと呼ばれる指導者のもとで、丸太やワイヤーなどで構
成されているさまざまな障害物コースを、ゼミ生全員が知恵を
出し、協力し合って、克服する「アドベンチャー体験」をしま
した。
浮き台わたり(室外)
朝の集い
トラストフォール
大脱走(ウォール)
パンパープランク
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Faculty of International Studies
てつなぎトラバース
てつなぎトラバース
丸太わたり(キャットウォーク)
パンパープランク
山口徳地研修を終えて(於、多目的ホール)
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Jul. 2015 vol.17
海外語学実習(オーストラリア)
〈日 程〉
2 月 3 日(火)福岡発 シンガポール経由
2 月 4 日(水)メルボルン着
2 月 5 日(木)オリエンテーション
2 月 9 日(月)〜 13 日(金)第 1 週目プログラム
2 月 16 日(月)〜 20 日(金)第 2 週目プログラム
2 月 23 日(月)〜 27 日(金)第 3 週目プログラム
2 月 28 日(土)メルボルン発 シンガポール経由
3 月 1 日(日)福岡着
〈実習地〉
Monash College City Campus
222 Bourke Street, Melbourne, Victoria, Australia
懸命聞いてくれたので、話しやすい雰囲気でした。
授業の形式は、グループに分かれて他の生徒と話し合いな
がら問題を解くといった参加型のものでした。授業では話すこ
と、書くことが多かったので、それらが苦手な私は授業が凄く
大変だと感じていましたが、週が進むにつれて次第にその意識
も薄れ、自分自身で英語の上達を感じることができました。
私のホームステイ先はドイツ人のホストマザーの一人暮らし
でした。ホームステイを始めて 1 週間程はあまり意思疎通が上
手くいきませんでしたが、それ以降は意思疎通ができていたと
思います。夕食を食べながらお互いの国や価値観、家族など
について話したことや、私もマザーも料理が好きだったので、
料理を作ってはレシピをシェアし合ったことなどは非常に良い
思い出です。
実際に現地での生活に参加し、ホストファミリー、大学での
友人など、自分とは異なるバックグラウンドを持った人達と交
流する機会を持つことができた今回の実習は、私にとって非常
に有意義なものとなったと感じています。
ホストマザーとのコミュニケーションに学ぶ
国際関係学部4年 神田 咲
(鹿児島県 鹿屋女子高校出身)
クラスメイトの中国からの参加者とともに。左から 2 人目が又吉さん
今回のオーストラリア語学実習を終えて、まず、この実習の
手続きや準備を進めてくださった方々、快く送り出してくれた
異なるバックグラウンドの人々との交流
国際関係学部3年 又吉 貴大
(福岡県 クラーク記念国際高校出身)
両親に感謝したいと思います。私はこの実習を通して、多くの
ことを学び、多くの経験をすることができました。
初めは、慣れない土地での 1 人きりのホームステイ、1 人で
の通学に戸惑うことばかりでした。しかし、そんな私の不安な
私は、2 月 4 日から 2 月 28 日までの 25 日間、オーストラリ
気持ちを察してか、ホストマザーは常に私に気を配り、優しく
ア、モナシュ大学での海外語学実習に参加しました。このオー
接してくださいました。私がお世話になったホストファミリー
ストラリアのメルボルンでの滞在は、言葉が通じないことでの
は、ホストマザーと、お子さんが 2 人いらっしゃるご家庭でし
不便さを感じることもありましたが、貴重な経験を得ることが
た。ホストマザーとは、毎晩のように色々な話をしました。彼
でき、自分の視野をより広げられたと感じています。
女のこれまでの人生やお子さんの話、私の日本での生活の話、
今回の実習では現地でホームステイをしながら、平日はモナ
こういった話を全て英語で話すのはとても困難でした。特に、
シュ大学のプログラムに参加しました。私の場合、平日は朝の
私が今まで使ったことのない単語を聞き取ったり、逆に伝えた
8 時 30 分から 12 時 30 分までは大学で授業を受けて、それ以
りするのは時間もかかり、決してスムーズに会話はできません
降はメルボルンを観光するなど自由に過ごしていました。
でした。
モナシュ大学での授業は、事前に実施されたプレイスメント
しかし、ホストマザーは 何 度も何 度も発 音したり、聞
テストによって分けられたクラスで行われました。私が参加し
き取ったり、私と積 極 的にコミュニケーションをとって
たクラスは中国・台湾からの参加者が多く、特に最初の授業で
くださいまし た。約 1 ヶ月、こういった 英 語 が 飛 び 交う
は私以外のクラスメイト全員が中国からの参加者でした。最初
生 活 の 中 で 私 は だ ん だ ん と 英 語 を 聞 き 取 れ るように な
は一切日本語に頼ることができないため、戸惑うこともありま
りました。言 葉で 伝えるだけではなく、身 振り手 振りで
したが、英語でコミュニケーションをとらなければいけないと
伝えることも自分の意思を伝える手 段だと改めて感じま
いう環境は、英語学習には非常に良かったと思います。また、
し た。し かし、ホストファミリーの 娘 さん や、道を 尋 ね
クラスメイトは皆親切で、私の拙い英語でも理解しようと一生
た方々と話していて気づいたことは、ホストマザーがと
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Faculty of International Studies
てもわかりやすい英語を話してくださっていたということです。
いて非常に疲れていると話していたため、家に到着してホスト
そのため、家での生活には不便はありませんでしたが、家の外
マザーは、疲れているなら、シャワーを浴びてすぐに寝るかと
では一つ一つの言葉を伝えるのに精一杯でした。特にオースト
聞いてきました。しかし、その時の私はホストマザーが英語で
ラリアの英語はなまりが強く、私たちがこれまで学んできた英
何を言っているのか、全く理解できませんでした。普段の日常
語の発音とは少し違っていたため、とても戸惑いました。そし
会話レベルの話でしたが、英語でやり取りするのは初めてなの
てもう一つこの発音について、私がこの実習で学んだことは、
で、上手く会話を成立させることができませんでした。私はこ
言葉を正確に発音することの大切さです。日本では、英語の発
れから先やっていけるのかと思いました。
音を正確に発することに少し恥じらいがあり、いわゆるジャパ
翌日から、仲間たちと一緒にメルボルンの町を散策しました
ニーズイングリッシュになっていました。しかし、それでは言
が、歩いているだけでも、多くの人の英会話や日本にない仕草
葉は通じず、失敗を恐れずに伝えることが大切だと改めて痛感
などが感じられ、非常に勉強になりました。
しました。
そこで町を散策していく中で、煙草のポイ捨てや浮浪者が多
今回のオーストラリア語学実習で学んだことを、これからの
く、なぜメルボルンは世界一住みやすい町なのだろうかと疑問
私の人生に生かしていき、それと共にもっと英語を勉強し、い
に思いました。しかし 、町をよく観察し、日数が経つにつれ、
つかもう一度オーストラリアを訪れたいと思います。
私はメルボルンの二つの長所に気がつきました。一つは、オー
ストラリアは多民族国家で非常に多様な民族がいるのにかか
わらず、人種差別がほとんどないということです。世界一住み
やすい町という由縁はそこにあると言っても過言ではないと思
いました。二つ目は、町の道路が碁盤の目のような網目状に広
がっており、その道路一つ一つに路面電車が走っていることで
す。メルボルンは交通の便が非常に発達している町なのです。
この二つの長所により、メルボルンは世界一住みやすい町と言
われていると考えました。
今回の海外語学実習は、自分にとって非常に良い経験となり
ました。最終的には、初日と比べ、ホストマザーが何を伝えよ
うとしているのか、ある程度聞き取れるようになり、私の家族
や友人、これまでやってきたことなど、英語で会話できるよう
になりました。滞在した三週間は毎日が刺激的で、楽しかった
こと、困ったことそれぞれありましたが、それが自分にとって
の良い糧となりました。
初めての海外渡航がオーストラリアで良かったと思います。
三週間でしたが、様々な経験、知識を身につけられ、多くの人
世界一住みやすい町メルボルン
国際関係学部 4 年 東
航平
と会話することができました。毎日が実りのある充実した海外
語学実習でした。
(熊本県 熊本商業高校出身)
私にとって初の海外渡航であったオーストラリア訪問は、良
い刺激となりました。オーストラリアは、政府の政策により、
世界中から人々を受け入れ、さまざまな民族の人たちが集まる
多民族国家です。私はさまざまな民族の方と出会い、それぞれ
の言語や文化を目の当たりにしました。
オーストラリアでは世界一住みやすい町と言われ、シドニー
に次ぐ第二の都市メルボルンに行きました。そこでホームステ
イという形で三週間滞在しました。ホストマザーとの最初の出
会いから、英語を使わなければなりませんでしたが、今まで
培ってきた英語の知識を駆使し、なんとか自分のことを紹介す
ることができました。
家に行く途中、ホストマザーに私は飛行機に長時間乗って
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メルボルン市内にて
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海外語学実習(英語)の実績一覧
年度
語学実習先
参加人数
2015
イギリス・チチェスターカレッジ
29(27)
(予定)
2014
オーストラリア・モナシュ大学
2013
イギリス・チチェスターカレッジ
2012
アメリカ・イースタンワシントン大学
10(9)
2011
アメリカ・イースタンワシントン大学
17(15)
9(6)
11(8)
参加人数は法学部、経済学部、国際関係学部の 3 学部の合計。
カッコ内の数字は国際関係学部参加人数。
国連講演会・国連開発計画(UNDP)
駐日代表事務所代表・近藤哲生氏
2013 年度 イギリス・チチェスターカレッジ
平成 26 年度卒業論文優秀者表彰
6 月 12 日(金)
、本学にて「貧困撲滅に向けた国連 70 年の歩
3 月 21 日(土)の卒業式終了後、平成 26 年度国際関係学部
みとこれから」と題して、国連開発計画(UNDP)駐日代表事
の卒業論文優秀者表彰が行われました。表彰者は以下の通り
務所代表の近藤哲生氏を講師とする国連講演会が開催されま
です。
した。講演会で、近藤駐日代表は、
「私たちが望む未来に向け
て」国際社会が取り組むべき課題について、開発問題への国
連の取り組みを中心にお話になりました。
「国連ミレニアム宣言」などを基に策定された 2015 年までの
国際開発目標である MDGs(ミレニアム開発目標)は一定の
成果を得たものの課題が残されており、その経験と教訓を生か
しつつ「ポスト 2015 年開発アジェンダ」の策定が進みつつあ
ることを紹介されました。また 17 の目標を掲げている SDGs
(持続可能な開発目標)はポスト 2015 年開発アジェンダの重要
な要素になることや、本年 9 月にポスト 2015 年開発アジェン
ダ・サミットが国連本部で開催されるなど、本年は開発問題の
新たな方向性を定める重要な年となることを強調されました。
【ベストペーパー賞】
中本今日子「対人接客における特殊性配慮行動の必要性に関
する基礎的研究―視覚障がい者、聴覚障がい者、下肢障がい
者を対象として」
【国際関係学部長賞】
倉本有沙「地域を見つめなおす自治体国際協力―これからの
山口県の自治体国際協力を考える」
また、日本は、①環境、②防災、③保健については世界で
【優秀賞】(3本)
トップクラスの取り組みを実現させており、日本がこれら分野
大村谷今日子「観光地における「だまし」の効用―テーマ
ではリーダーとしての役割を果たしているとして、エボラ出血
パークを事例にして」
熱対策での日本の協力、日本の民間企業と UNDP との連携事
山本亜彩美「小学校英語教育―早期化する現状の課題と展望」
例、仙台で開催された国連防災世界会議での取り組みなどを
中園耕介「接客業従事者におけるストレスコーピングに関する
紹介されました。
研究―偽善的配慮行動の存在」
なお、国連講演会は、日本国際連合協会福岡県本部が主催
(敬称略)
して年 5 回一般向けに開催しているものです。今回の講演会は
「国際関係」を学ぶ学生にも聴講する機会を提供するため、本
学を会場に開催されました。
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Faculty of International Studies
卒 業 生 か ら の 便 り
外務省大臣官房儀典賓客室に勤務する
中野渉さん(2011 年卒業)
本の大学との協定締結、学生がガイドを務める観光ツアーの企
画なども進めていく予定です。
(JICA 青年海外協力隊、2015 年 1 月派遣・インドネシア・日
本語教育)
大学卒業後、インドネシアの在デンパサール日本国総領事館
にて在外公館派遣員として勤務した後、現在は外務省大臣官
房儀典賓客室にて、来日する外国賓客の接遇業務に携わって
います。一年を通して各国の大統領、首相や王族が日本を訪
れていますが、儀典賓客室は賓客が来日して離日するまでの空
港や宿舎、国内移動の調整など、主にロジスティクスの業務を
担っています。今までにヨルダン国王、カタール首長、ドイツ
首相、インドネシア大統領の来日案件を担当しました。
特にインドネシアについては、在学中に力を注いでいたイン
ドネシア語を活用することで、カウンターパートと強い信頼関
係を築くことができ、最後は無事に大統領の離日を見届けるこ
中央左から 10 番目が出貝さん。
とができました。現在の部署では様々な国の方と仕事をする機
会があり、習慣や仕事の進め方の違いから大変な事もあります
が、日本の外交を舞台裏で支えるという貴重な経験ができてい
ます。 (外務事務官、2014 年外務省本官採用)
英国アバロンスクールに勤務する大無
田恵美さん(2013 年卒業)
Avalon School はロンドン中心部に位置する語学学校です。
最大の特徴は独自に開発した教科書を使って会話中心のレッ
スンを行い、コミュニケーション力アップを図っていることで
す。他にも英語+サッカー、ビジネス英語、文法クラスなども
開講しています。英語発祥の国で「生の」英語を学ぶことに加
え、歴史や異文化の理解、様々な出会い、また世界をリードす
るイギリスのファッションや音楽に触れるなど留学は語学の他
にも学ぶことが多くあります。是非大学時代に世界の扉を開い
てみてはいかがでしょうか。日本人スタッフが現地でサポート
しますので安心して滞在
在デンパサール日本国総領事館にて、右が中野さん。
できます。
( 英 国 Avalon School of
青年海外協力隊員として日本語を教え
る出貝佳子さん(2009 年卒業)
English in London で 学
生 受 け 入 れ のコーディ
ネーターとして勤務)
私はインドネシアのジョクジャカルタ市で約 1 ヶ月の研修を
終えて、今は西ジャワ州チレボン市にあるインバダ外国語大学
に所属しています。
私は教師と学生の日本語能力を向上させるために派遣され、
現在、教師を対象として日本語能力試験 N 2勉強会を週 3 回、
教授法の勉強会を週 1 回開いている他、学生を対象として日
本語能力試験 N 3勉強会を週 4 回、そして日本文化講座など
を開催しています。
しかし日本語教育の質的向上のためには、カリキュラムや教
材の見直し、日本人と触れ合う機会を増やすことも必要です。
ですから、これからはカリキュラム編成、翻訳教材の作成、日
8
あ と が き
第 17 号には社会で活躍中の卒業生から「便り」をいただ
くことができました。高い「志」に向けて挑戦し続けること
で、夢は叶うものです。国際関係学部の学びの場を活かし
て、将来に向けてチャレンジしてみてください。 (加藤)
発行人:九州国際大学国際関係学部
〒 805-8512 北九州市八幡東区平野 1 丁目 6 番 1 号
電話 093-671-9010 FAX 093-662-8340
http://www.kiu.ac.jp/
編集人:国際関係学部教授・加藤和英