試験データ 床衝撃音遮断性 5 JIS A 1418-1に準拠 機能マークは、製品の衝撃音遮断効果を示す目安です。 衝撃音遮断性 快適な居住空間づくりに欠かせないのが音に関する問題です。 マンションの開放廊下や階段など、 硬いコンクリート床をハイヒール等で歩行し たりすると、 床との間にコツコツといった耳ざわりな衝撃音が発生します。 この衝撃音は、 密度の高いコンクリート構造体によって、 階上・階下だ けでなく室内まで響き、 不快な騒音のもとになります。 この床衝撃音をJISでは、 このようなコツコツという靴音など比較的軽量で硬いものが起こ すものを軽量床衝撃音と称し、 子供が飛び跳ねたりするドスンというような、 重くてやわらかいものが起こす衝撃音を重量床衝撃音として区別 しています。 このうち床仕上げ材で改善できる軽量床衝撃音は、 衝撃を吸収する弾力性のある床材を使用することにより軽減効果があります。 試験方法 JIS A 1418-1(建築物の床衝撃音遮断性能一第1部:標準軽量衝撃源による方法)床 衝撃源として、軽量床衝撃音発生器(タッピングマシーン) を使用。残響室コンクリート スラブ床板の厚さは150mmとし、その上に試料を施工し、試験体とする。一般的に 2,000∼3,000Hzの範囲が聴覚の感度が高いとされています。 <残響室> (出典)建築物の遮音性能基準と設計指針(第2版) 日本建築学会(編) 高音域の音, 軽量・硬衝撃源 LL値 (椅子の移動音、物の落下音など) LL-40 ほとんど聞こえない LL-50 聞こえる LL-45 LL-55 上階で物音がかすかにする程度 上階の生活が多少意識される状態 スプーンを落とすとかすかに聞こえる 発生音が気になる 上階の生活行為がある程度わかる スリッパ歩行音が聞こえる うるさい 上階住戸の生活行為がよくわかる 大変うるさい 生活行為が大変よくわかる LL-70 かなりうるさい 試験体 椅子を引きずる音は聞こえる 上階の生活状況が意識される 発生音がかなり気になる LL-75 気配は感じるが気にはならない 小さく聞こえる LL-60 LL-65 タッピング マシーン 生活実感、 プライバシーの確保 上階住戸の生活行為がわかる スリッパ歩行音がよく聞こえる 大抵の落下音ははっきり聞こえる 素足でも聞こえる 床 (コンクリートスラブ 150mm厚) <受音室> ̶̶̶ 人の位置がわかる ※数値は試験値であり、保証値ではありません。 試験結果〈タキストロン〉 ※数値は予告なく変更される場合があります。 タキストロン タフスリップタイプ、ナイスレイシートを施工することによって、歩行によって発生する「コツコツ」 といった軽量床衝撃音が、 ほとんど気にならないレベルまで軽減されることがわかります。 オクターブ帯中心周波数 (Hz) 63Hz 125Hz 250Hz 500Hz 1kHz 2kHz 4kHz 63 ● コンクリートスラブ 58 ● エポキシ系塗床 ● QA 57 69 68 67 72 71 69 73 71 70 70 68 73 68 60 2.9 5.4 13.3 28.3 低減量 4.0 5.6 18.0 32.4 45.0 55.6 62.3 低減量 4.6 10.2 25.8 38.4 50.1 62.1 61.8 低減量 2.5 2.5 2.4 2.6 3.7 7.4 17.0 低減量 3.0 6.6 10.9 26.9 41.8 52.0 61.4 低減量 4.7 14.0 27.6 39.0 42.9 60.0 61.8 ● LX,LB+ナイスレイシート ● LX,LB+ナイスレイシート45 58 61 60 58 59 67 62 55 54 46 70 61 44 41 35 70 46 34 <推定L等級グラフ> 28 23 69 31 30 17 10 該当なし LL-75 42 2.8 63 推定L等級 56 2.3 59 ΔLL等級 70 6.4 ● QA+ナイスレイシート45 (db) 110 73 低減量 ● QA+ナイスレイシート ● LX,LB (単位:db) 66 21 13 8 7 53 9 8 コンクリートスラブ エポキシ系塗床 該当なし LL-75 該当なし LL-70 ΔLL(Ⅰ)-3 LL-50 ΔLL(Ⅰ)-4 LL-45 該当なし LL-70 ΔLL(Ⅰ)-2 LL-55 ΔLL(Ⅰ)-4 LL-45 (db) 70 ΔLL等級 推定L等級 ΔLL(Ⅰ)-4 LL-45 ΔLL(Ⅰ)-5 LL-40 LL-50 ΔLL(Ⅰ)-3 LL-55 ΔLL(Ⅰ)-2 LL-60 ΔLL(Ⅰ)-1 <⊿LL等級グラフ> QA QA+ナイスレイシート QA 100 QA+ナイスレイシート QA+ナイスレイシート45 90 LX・LB 80 LX・LB+ナイスレイシート45 LX・LB+ナイスレイシート 軽 量 70 床 衝 撃 60 音 レ 50 ベ ル QA+ナイスレイシート45 LX・LB 60 LX・LB+ナイスレイシート LX・LB+ナイスレイシート45 50 軽 量 40 床 衝 撃 音 30 低 減 レ 20 ベ ル 40 30 10 施 工 ・ 20 0 10 0 63Hz 125Hz 250Hz 500Hz 1kHz 2kHz オクターブバンド中心周波数(Hz) 4kHz -10 125Hz 250Hz 500Hz 1kHz オクターブバンド中心周波数(Hz) 2kHz 試験データ 床衝撃音遮断性 5 機能マークは、製品の衝撃音遮断効果を示す目安です。 ※数値は試験値であり、 保証値ではありません。 試験結果〈タキステップ〉 ※数値は予告なく変更される場合があります。 (db) 110 タキステップ、ナイスレイシートを施工することによって、歩行によっ て発生する「コツコツ」といった軽量床衝撃音が、ほとんど気にならな いレベルまで軽減されることがわかります。 (単位:db) オクターブ帯中心周波数(Hz) ● コ ン ク リ ート ス ラ ブ ● エ ポ キ シ 系 塗 床 ● タ キ ス テップ 5 W ● タキステップ3W・ルミセーフステップ ● タ キ ス テップ 3S ● レッツ ス テップ S W ● 踊り場用シート3 W用(TW) ● 踊 り 場 用 シ ート( T R ) JIS A 1418-1に準拠 63Hz 125Hz 250Hz 500Hz 1kHz 2kHz 4kHz 63 69 72 73 73 73 70 60 66 69 69 65 52 27 58 59 57 58 59 58 68 66 56 62 67 62 71 69 40 65 70 68 71 68 35 70 62 19 68 44 10 59 49 34 69 69 63 70 65 51 56 23 9 18 28 49 衝撃音遮断性 コンクリートスラブ エポキシ系塗床 タキステップ5W タキステップ3W・ルミセーフステップ タキステップ3S レッツステップSW 踊り場用シート3W用 踊り場用シート (TR) <推定L等級グラフ> 100 90 80 軽 量 床 衝 撃 音 レ ベ ル LL-80 LL-75 LL-70 LL-65 LL-60 LL-55 LL-50 LL-45 LL-40 LL-35 LL-30 70 60 50 40 30 20 10 0 63Hz 125Hz 250Hz 500Hz 1kHz 2kHz オクターブバンド中心周波数(Hz) 4kHz
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