山岳レスキュー研究会 H27年度#2研修会報告

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山岳レスキュー研究会
平 成 27 年 9 月 9 日
(山岳レスキュー)15-001
H27年度#2研修会報告 長 崎 県 山 岳 連 盟
山 岳 レス キュ ー研 究会
代 表
間
安 廣
H27.8.30 大村市黒木町で実施しました。
1. 参加者
【岳連副会長】古川好幸、【岳連理事長】前川文雄、【レスキュー代表】間安廣 (佐世保山岳会)佐々木竜也、(佐世保市役所山岳部)貞松大輔、
(東彼山岳会)馬場聖太、本山国夫、(大村山岳会)渡邉利博、
(諫早山岳会)下田玲二、(長崎山の会)泉有輝信、(商短山岳会)谷川憲二、松尾孝敏、
橋純一、菅原昭憲、(長崎登高会)小宮義廣、内田朗、元会員 鶴田絹子、
計 17名
2. 実施内容
(1) 大村市多良山系レスキューネットワーク協議会、H26年度救助訓練の際実施した
空中索道による救助搬送法の検証(今回はロープ使用とした)
・支点の構築(支点の取り方)
①ロープを直接立木に巻き付ける場合フィギュアエイト・フォロースル―で必ずワンターン
(一回巻き付ける)すること。
②立木(支持物)にラウンドターンさせたソウンスリングにカラビナを介してメインロープ
を接続する方法は、メインロープをラビットノット(ダブルループフィギュアエイト)で
ループを作るが、この方法はメインロープを次に移動させる際、再度ループを作る必要が
なくなるので引き上げ等の場合有効です。
③ロープ(テープ)は素直に巻き付け、結び目は綺麗で美しくなるように心掛けること。
・3倍力システムによるロープ展張の検証
①システム構築の際、ロープのずれ落ち等がないよう、仮固定を必ず行う事。
②構築だけに目がいきがちだが、回収(システムの解放)を考えた一工夫が必要である。
・ブリッジプルージックを用いる方法の検証
①倍力構築の際のストッパーとして有効である。
②素早く綺麗に巻き付けるコツは、修練のみ。
(支点の取り方の検証)
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(2) ロープの結び方(以下の結び方を習得しました)
・基本の結び方
フィギュア・エイト・ノット
ボーライン・ノット
オーバーハンド・ノット
ダブル・フィシャーマンズ・ノット
プルージック
・基本の結び方を進化させた結び方
インラインフィギュアエイト・ノット
ラビット・ノット(ダブル・フギュア・エイト・ループ)
変形ボーライン・ノット(ワイヤ南京)
サム・ノット(ロープを繋ぐ、懸垂時の末端処理)
・基本の結び方を応用して簡単に、若しくは片手で結ぶ方法
バタフライ・ノット
ムンター・ヒッチ
クローブ・ヒッチ
①結び方の名称を日山協で推薦している呼び方に統一する様にした。
文章にする際、長くなって困るという弊害(?)がありますが。
②レスキューで使用する場合、片手で結ぶ方法も習得すること。
素早く、確実に出来なければ、救助に間に合わないことになります。
③床面・地面に練習ロープを置いてするのが早く理解できたとの感想が寄せられています。
夫々のやり方(習得の方法)を探すのもいいことだと思います、是非共有したい。
(ロープの結び方の研修)
文責
事務局 渡邉利博