明石海峡横断航路に登場した新造高速船「まりん・あわじ」 会長 池田良穂 淡路島の北端の岩屋と明石を結ぶ航路に新しい高速船「まりん・あわじ」が、去る 8 月 2 日に就航しました。この船は、淡路市が建造し、民間のジェノバラインが運航をするという、 離島航路ではかなり取り入れられている上下分割型の手法を、橋でつながれて離島とは言 えない島にもはじめて取り入れたテストケースで、明石海峡大橋を通れない小型バイクが 積載できるようにカーフェリー仕様で建造されたユニークな高速船です。 建造は常石造船グループのツネイシクラフト&ファシリテーズで、アルミ合金の双胴船で、 総トン数は 118 トン、旅客 180 人、自転車 20 台、小型バイク 8 台を搭載できます。主機は 1080kW の高速ディーゼル 2 基で、航海速力は 24 ノット(最大 27 ノット)。 「まりーんふら わあ 2」の代替船にあたりますが、ジェノバラインは 19 総トン型の「「レットスター2」と 「ジェノバⅠ」を保有しており、最近は瀬戸内海のクルーズ事業にも積極的に進出していま す。 岩屋にて 明石港から岩屋に向かう「まりんあわじ」 明石海峡ではいろいろな船と行き交います。 明石海峡大橋の下を通過 船尾方向からみた「まりんあわじ」 19 総トン型の「ジェノバⅠ」。旅客の少ない時間帯には、 「まりんあわじ」の代わりに就航しています。 シップウォッチング・スポット 岩屋の明石海峡大橋の脚の横には、道の駅「淡路松帆」があり、明石海峡に面した公園は、海峡を通過する船のシップ ウォッチングには最適な場所です。レストランなどもあり、結構、賑わっています。 セメントタンカー「大洸丸」。 7 万 DWT のタンカーTURRIS。水島港を出港し、韓国に向か う。 商船三井フェリーの RORO 貨物船「さんふらわあはかた」
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