三光汽船株式会社向け 84,500 LPG船(VLGC)1 隻及び - 佐世保重工業

平成 20 年 7 月 30 日
各
位
会
社
名
佐世保重工業株式会社
代 表 者 名
代表取締役社長
コ−ド番号
7007
総務部長
英一
各第 1 部、福岡
東京、大阪
問 合 せ 先
森島
才高
一貢
(TEL 03−6861−7312)
三光汽船株式会社向け 84,500 ㎥LPG船(VLGC)1 隻及び
パナマックスバルクキャリアー2 隻の建造契約調印に関するお知らせ
当社は、本年 7 月 27 日、三光汽船株式会社との間に 84,500 ㎥ LPG 船(VLGC)及びパ
ナマックスバルクキャリアー2 隻の建造契約を調印いたしましたので、お知らせいたします。
昨今の造船業界におきましては、韓国、中国、更にはベトナム、インド等の諸国におい
て、新しい造船所が多数建設されております。当社は、日本と比較して人件費等が大幅に
安い中国やインドの造船所と価格競争をすべきではないとの営業方針の下、経験の浅い新
興造船所には建造の難しい高度な技術を要する船舶であり、同時に LNG 船ほどには巨額の
設備投資を必要としないものという、これら 2 つの条件が合致する船型として、VLGC を
選択したものであります。また、当社は、「新興造船所にはすぐに真似できない」
、「差別化
を図る」という意味において同様の事業戦略の一環で、本年 5 月に 115,000 重量トンプロ
ダクトタンカー(LRⅡ)を完工・引渡しております。
しかしながら、バルクキャリアーや原油タンカーの建造を取り止めるというものではな
く、事業規模と利益の安定確保のために、これら従来型の船舶の建造も継続してまいりま
す。
本 VLGC の建造に関しましては、当社機械部門において、サイズは異なるものの圧力容
器を製造しており、その関連技術、ノウハウを活用すると共に、韓国の大手造船所におい
てガス船建造の豊富な経験を持つ 權
泰振氏 が常務執行役員新造船事業部副事業部長と
して VLGC 建造プロジェクトを担当しております。
なお、三光汽船株式会社とは本年 3 月にケープサイズバルクキャリアー1 隻の建造契約を
結んでおり、今回の契約を含め計 4 隻を受注しております。
25 年前に LEG 船(液化エチレンガス船)の建造経験はあるものの、VLGC を初めて建
造する当社を信頼し、発注いただいた三光汽船株式会社に敬意を表すと同時に感謝申し上
げます。
記
1.84,500 ㎥ LPG 船(VLGC)
納期
2013 年 12 月末
主要寸法
全長 229m
タンク容積
84,500 ㎥
総トン
49,500
速力
18.0 ノット
主機
MAN B&W 6S60MC-C
幅 36.6m
高さ 22.2m
喫水 11.38m
2.パナマックスバルクキャリアー
納期
2011 年 11 月末及び 12 月末
主要寸法
全長 225m
載荷重量
74,900 重量トン
総トン
40,200
速力
15.5 ノット
主機
MAN B&W 7S50MC-C
幅 32.2m
深さ 19.8m
喫水 12.2m
以
上