公示文書 - 国立精神・神経センター

(公示文書)
「2 型糖尿病とうつ病を合併する患者における服薬アドヒアラ
ンスの腎機能への影響に関する観察研究(糖尿病における気分
と服薬状況に関する調査)
」
1.研究の意義と目的について
糖尿病とうつ病などのこころの病は、合併することが少なくないといわれています。これらの複数
の病気とともに生活する患者さんご本人は、薬に対する考え方やその飲み方にも関連します。治療
薬は、医療機関で処方されますが、医療機関の受診とこのような服薬に関連した考え方や行動との
関連は、明らかではありません。
今回の研究では、薬の服用の仕方や医療機関へのかかり方にどのような特徴があるのかを明ら
かにすることを目的としています。
2.研究内容と方法について
研究協力施設に通院中の20歳以上の2型糖尿病の患者さんで、うつ病等の精神疾患を合併し
ている患者さんを対象とします。同意いただいた患者さんにアンケートにご回答いただき、お薬の飲
み方を調査し、治療へのアドヒアランス(治療に積極的に参加する姿勢)と受診行動との関連を検
証します。研究参加は自由意志であり、参加しないことによる不利益はありません。また、費用もか
かりません。
3.プライバシーの保護と研究成果の公表について
提供された診療情報などこの研究に関するデータは、ご同意いただいて研究事務局から通院の
確認をさせていただく方の同意書のコピーを除いては、個人を特定できない形式に記号化した番号
により管理され、個人情報が外部に漏れることは一切ありません。また、この研究による成果は学
会発表や論文など学術的な場のみで発表し、その際の公表時においても、平均値といった多くの患
者さんのデータを集計した数値のみを用いるため、個人情報が公表されることはありません。
4.倫理指針について
この公告文書は、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針の規則に則って公開するもの
です。
平成 27 年 6 月
連絡先
〒 187−8553 東京都小平市小川東町4−1−1
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 社会精神保健研究部
電話:042-341-2711(代表)
担当者:伊藤 弘人(dad@ ncnp.go.jp)
苦情等の窓口:倫理委員会事務局 e-mail:[email protected]