地磁気観測所ニュース

ISSN 1347-412X
地磁気観測所ニュース
No. 40
平成23年 (2011年) 10月 1 日
目次:
世界データシステム会議参加
1
夏季広報行事
2
南鳥島とトンガ王国での地磁気観測
4
雌阿寒岳で地磁気観測を実施
6
南極越冬隊員レポート
~昭和基地とオーロラ~
7
研究発表など
8
世界データシステム会議参加
9月4日(日)から6日(火)にかけてThe First
測値を数値データとして扱えるようになると、地
ICSU World Data System Conference(第1回ICSU
球磁場の長期的な変動をより詳細に把握できるこ
世界データシステム会議)が京都大学で開催され
とから、私たちはそれらの画像記録を高精度の数
ました。
値データに変換する手法を開発し、この会議で発
ICSU(International Council for Science)は、
表を行いました。
いわば科学者の国連とも呼べる世界最大の国際学
会場では国内外の研究者からいくつもの質問や
術団体で、WDS(World Data System)はそのICSUの
要望を頂き、大変貴重な情報交換の機会となりま
傘下に設置された、科学研究に関するデータの国
し た。得 られ た 情報 を元 に 今後 更な る 開発 を進
際的共有・品質管理・安定提供を目指す世界デー
め、世界中の地磁気観測データやその他の画像記
タセンター組織です。
録を数値化することを目標にしていきたいと思い
今回行われた会議(写真1,2)では、世界中から
ます。
150名以上の研究者達が集まり、WDSが進むべき方
○An inspection of geomagnetic field observa-
向や戦略について概念的・枠組み的内容から具体
tions at Syowa station, Antarctica
的・実戦的内容に至るまで活発な議論がなされ、
(南極昭和基地における地球磁場観測の精査)
当所からも2題の発表を行いました。
南極の昭和基地で長期間にわたって観測されて
○A method of digitization to extract geomag-
いる地磁気観測データの品質向上にむけた調査結
netic one-minute data from bromide paper
果について、ポスターで紹介しました。地磁気分
(ブロマイド印画紙から地磁気デジタル毎分値を
野を専門としていない研究者の方になぜフラック
抽出する手法)
スゲート磁力計で得られるデータは絶対値ではな
世界各国の地磁気観測施設では長期的な地磁気
いのか?など普段我々が当たり前のように感じて
観測を行っていますが、過去の観測結果の多くは
いることを説明することでも英語ではとても苦労
数値データではなく紙に描かれた画像記録として
しました。現在、この研究はまだ調査途上ですが
保管されており、私たち気象庁地磁気観測所でも
極域における長期間の地磁気観測データは貴重な
約70年分の地磁気変化の様子がブロマイドと呼ば
のでクオリティコントロールの手法を確立して信
れる印画紙に記録・保管されています。過去の観
頼性の高いデータをWDSに提供できるようにするこ
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とが最終目標です。
加することは、当所の業務に対して外部の方が感
会議中は他の研究者の研究成果の発表を聞くだ
じていることなどの情報を収集する面でも非常に
け で なく、当 所 が行 って い る地 磁気 観 測や その
重要であることを痛感しました。
データ公表について、研究者の方と意見交換でき
最後に、今回の会議参加を支援してくださった
たこともとても有意義でした。当所の観測成果を
京都大学生存圏研究所に対してこの場を借りて御
このようにすればもっと有効活用されるのでは、
礼申し上げます。
などの助言をいただくことができました。多くの
(技術課 増子徳道、観測課 高橋幸祐)
研究者が参加するこのような学会や会議などに参
写真1 オープニング・セッションの様子
夏季広報行事
写真2 他機関の研究者に説明する職員
網走地磁気観測連絡事務所
7月23日(土)、網走地方気象台において「気象台
た(写真2)。
見学会」が開催されました。
地磁気クイズや渦電流実験装置は一般の方たち
地磁気観測所の業務や役割を多くの方に知って
にも評判が良く、地磁気について知ってもらうた
いただくため、平成11年より網走地方気象台で開
めには、このように手軽にふれられるものを用意
催される見学会に併せて、地磁気コーナー(写真1)
することが重要である、と強く感じました。
を設けてきました。
当日は、夏祭り(夜には花火大会)や豪華客船
今回は、観測の遠隔化に伴って女満別出張所が
「飛鳥」の入港など行事が重なったにもかかわら
無人の観測施設となり、網走地磁気観測連絡事務
ず、ここ数年で一番多い145名の方々が来場されま
所として網走地方気象台の一員となって、初めて
した。
の見学会です。
地磁気観測所の業務は目に見えない地磁気の特
昨年と同様のパネルによる地磁気の説明と、パ
質上、重要ながらも一般の方にはなかなか理解し
ソコンによる地磁気クイズの展示に加え、1円玉
てもらうことが難しいのですが、中には地磁気の
を使っての渦電流の実験装置を作成し展示しまし
重要性やその変化の様子、そして火山での観測な
た。いつものとおり地磁気クイズは子供たちに人
どを説明すると納得して興味を持って下さる方も
気がありましたが、渦電流実験装置にもたくさん
いらっしゃいました。
の子供たちが集まり、磁石につかないはずの1円
女満別観測施設が無人化となり施設見学に応え
玉が磁石の間でブレーキがかかってしまう様子を
られなくなった今、この見学会が地磁気を少しで
不思議がりながらも、いろいろな位置に磁石を取
も知るきっかけになっていただければ幸いに思い
り付けてみては楽しんでいる様子がうかがえまし
ます。今後も「地磁気」について、より解りやす
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地磁気観測所ニュース
く理解してもらえるように工夫して行きたいと考
(網走地磁気観測連絡事務所 室松 富二男)
えています。
写真1 地磁気コーナー
夏季広報行事
写真2 不思議な1円玉の振る舞い(渦電流実験装置)!!
鹿児島地磁気観測連絡事務所
地磁気観測所鹿児島地磁気観測連絡事務所で
レータ」では、スイッチをいれるとミニ地球が磁
は、鹿児島県および鹿児島地方気象台が8月20日
場を作り、その結果、ミニ地球上の北半球にいる
(土)、21日(日)に鹿児島県姶良市の防災研修セン
と、どこにいても方位磁針が北極の方向を指す様
ターで開催された「防災・お天気フェア」に参加
子を観察していただきました。実際に方位磁針が
しました。開催2日間はともに不安定な空模様で、
クルッと北を指す様子をみて、もともと知ってい
時折雨が降ったり雷が鳴ったりという天候だった
ることであるけれども、あらためて「なるほど」
にもかかわらず、2日間の来場者数は延べ1,113人
とミニ地球を眺める人もいました。
と、たくさんの方々に見てもらうことができまし
た。
会場では、「地磁気コーナー」(写真1,2)を設
け、さまざまな実験道具に直接触れてもらうこと
開催が夏休み中であったことから、親子で参加
される方も多く、中には、夏休みの自由研究で同
じようなものを作れないかとスタッフに熱心に相
談する光景も見られました。
で、地磁気や電磁気の効果を“生”で体験してい
今後も、地磁気のことを広くみなさんに知って
ただきました。「リニアモーター実験線」では、
もらえるよう、いろいろな機会を提供していきた
電界と磁界によって実際にアルミ製の丸棒が動く
いと思います。
様子を体感していただきました。「地磁気シミュ
(鹿児島地磁気観測連絡事務所 生駒 良友)
写真1 地磁気コーナーの展示物を見学する来場者
写真2 地磁気コーナーの展示物いろいろ
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南鳥島とトンガ王国での地磁気観測
海 半 球 観 測 ネ ッ ト ワ ー ク 計 画(Ocean Hemi-
すが、陸地のほとんどない太平洋域に存在するた
sphere Project, OHP)は、太平洋を中心とする海
め、全球的に地球内部の構造を把握する上で重要
洋が多くを占める領域に観測網を展開して、地球
な観測点の一つです。およそ半年ごとに観測デー
内部の構造の解明をめざす研究計画で、東京大学
タの回収や観測値の絶対精度を確保する地磁気絶
地震研究所と海洋研究開発機構が中心となって進
対観測を実施していますが、南鳥島へは一般の定
められています。この研究計画の中で、地磁気の
期便はないため、防衛省の協力を頂いて自衛隊の
観測がポンペイ(ミクロネシア連邦)、マジュロ
航空機に搭乗して渡島します。通常は1日未満の短
(マ ー シ ャ ル 諸 島)、ト ン ガ タ プ(ト ン ガ 王
い滞在時間でデータ回収や観測を全て実施してい
国)、南鳥島等で行われています。これまでに、
ますが、今回は古くなった装置の更新というやや
電磁気データと地震波との比較によって、マント
大がかりな作業のため、通常より滞在日数を増や
ルの動きに対する水の役割の重要性が明らかにな
して作業に当たりました。丁度熱帯低気圧が近付
るなどの成果が得られています。これらの観測・
いていたため土砂降りの雨にずぶ濡れになること
調査・研究により、地殻変動のモニタリングや太
もありましたが、雲の減った朝には日本で最も早
陽-地球系の環境監視の強化などが期待できま
い日の出の日差しを浴びながら(写真1)、無事に
す。
装置の更新と観測を終えることができました。
解析に用いる高品質のデータを得るためには、
現時点では現地のスタッフにすべてをお願いする
○トンガ王国
のは難しく、日本から機器のメンテナンスと観測
トンガ王国へ日本からの直行便はなく、ニュー
に赴く必要があります。平成23年8月から9月にか
ジーランド経由で丸一日を要します。出張は8月29
けて、東京大学地震研究所の依頼を受けて当所職
日出発、9月6日帰国でしたが、日曜日は法律で定
員が南鳥島とトンガ王国(図1)に出張し絶対観測
められている安息日のため作業は4日間に限られま
等の技術協力を行ってきました。
す。その間に故障していた観測装置を更新し、地
磁気絶対観測を11回、真方位観測を1回行うことが
○南鳥島
できました。
日本の最東端として知られる南鳥島でも地磁気
地 磁気 絶対 観 測で は、地 磁気 の方 向 と方 位標
の観測が行われています。全周約6kmの小さな島で
(方位の基準となる目標物)の角度を測定します
南鳥島
赤道
トンガ王国
図1
南鳥島とトンガ王国の位置
写真1 南鳥島の日の出(8月下旬、午前4時20分頃)
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地磁気観測所ニュース
(写真2)。地球磁場の偏角(真北からのずれ)を求
オークランドにも熱狂的なファンが出迎えに来て
めるためには、地理上の北と方位標の角度を正確
いて周辺道路が大渋滞していました。
に知っておく必要があります。これが「真方位観
測」で、星を観測して行います。日本では北極星
OHPは1996年に始まり、当所職員の出張はその翌
を用いますが、南半球に位置するトンガでは北極
年から続いていますが、地球深部の構造を探るた
星は見えません。今回は南十字のなかで一番明る
めには数十年規模のデータが求められるそうで
い星を使いました。真方位観測は天気の良い夜に
す。当所の持つ地磁気観測の技術を活かして、息
しかできません。今回はトンガでの作業初日の夜
長く協力してゆきたいと考えています。
に素晴らしい星空に恵まれて、無事に2時間弱の観
この様な貴重な機会を頂いたことに感謝します
測を行うことができました(写真3)。
とともに、お世話になりました東京大学地震研究
トンガ王国ではラグビーが大人気ですが、帰途
所の皆様及び防衛省の皆様にお礼を申し上げま
の飛行機は偶然トンガのナショナルチームと同じ
す。
便になりました。トンガの空港では大勢の見送り
(技術課 源 泰拓、増子徳道)
がありましたが(写真4)、さらに乗り継ぎ地の
写真3 真方位観測の様子
写真2 トンガの地磁気観測点
写真4 トンガナショナルチームの見送り風景
(9月5日)
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雌阿寒岳で地磁気観測を実施
地磁気観測所では火山噴火予知・火山活動監視
した(写真1)。
のための観測・解析技術の開発を目的に、北海道
山頂カルデラ内の観測では火山ガスに備え、ガ
東部の雌阿寒岳(標高1499m)で地磁気による火山観
スマスクを着用しての作業となります(写真2)。火
測を行っています。雌阿寒岳ではプロトン磁力計
口からはゴーゴーと音を立てて水蒸気や火山ガス
(地球磁場の大きさを測定する装置)1台を設置して
が噴き出し、雌阿寒岳が活火山であることを実感
連続自動観測を行っているほか、年に1回職員によ
させます。
る出張観測(定期的に繰り返して観測を行うため
今回は期間の中頃まで天気に恵まれ、予定して
「繰り返し観測」と呼んでいます)を火口周辺の多
いた観測を無事終わらせることができました。な
数の地点で行っています(図1)。連続観測と繰り
お登山初日は山頂付近でも暑く感じる陽気でした
返し観測の結果から、火山内部の温度変化を推定
が、最終日には麓の阿寒湖畔の最高気温が8℃に留
することができます。
まるなど日によって気温の変動が大きく、様々な
これまで雌阿寒岳の観測を担当していた女満別
天候に対応できる登山用装備の重要性を改めて認
出張所が今年4月に無人化されたため、今回は初め
識させられました。
て柿岡(本所・茨城県)から6月20日~24日にかけ出
今回の観測から得られる解析結果は、10月に気
張して観測を行いました。
象庁で開催される火山噴火予知連絡会で報告され
雌阿寒岳の麓にあるオンネトー湖畔の登山口か
る 予 定で す。今 後も 雌阿 寒 岳の 活動 に つい て監
ら火口付近の観測点までは高低差が約750mあり、
視・解析を積み重ね、火山噴火予知に貢献してい
観測機材や登山用具・食料など一人当たり15kgほ
きたいと考えています。
どの荷物を背負っての登山となります。なお周辺
(技術課 高橋冬樹)
の山林はヒグマの生息域のため、熊除けの鈴は欠
かせません。実際、宿泊地の阿寒湖畔では出張期
間中にヒグマが出没し、遊歩道が閉鎖されていま
写真1 ヒグマ出没のため歩道閉鎖
図1 全磁力観測点配置図:◎連続観測点 ●繰り返し観測点
(この図の作成にあたっては、国土地理院発行の
『数値地図10mメッシュ(火山標高)』を使用した。)
写真2
6
火口付近の様子(左奥は火口から噴き出す
ガス、右奥は阿寒富士)
地磁気観測所ニュース
南極越冬隊員レポート
~昭和基地とオーロラ ~
技術課
昭和基地に到着して8ヶ月が過ぎました。前回の
有田
真
イムで国立極地研究所のHP(http://
レポートでも書きましたが、昭和基地は、東オン
polaris.nipr.ac.jp/~acaurora/aurora/Syowa/)
グル島という南極大陸から4kmほど離れた島にあり
から見ることできます。オーロラは雲より高い高
ます。島の広さは、3km2 。「オングル」というの
度で発生するため、天気が悪いと見ることができ
は、ノルウェー語で「釣り針」という意味です。
ません。現在太陽活動は底を脱し上昇傾向にあ
島 の 形が 釣り 針 に似 てい る とい うこ と で、ノル
り、一昨年、昨年と比べれば、活発なオーロラが
ウェーの探検隊によって名づけられました。発見
見えているはずですが、オーロラが見えそうな時
当初は一つの島と思われていましたが、後に狭い
にかぎって天気が悪く、これまでなかなか明るい
海峡を挟んだ2つの島からなることがわかり、東オ
オーロラにめぐりあえませんでした。しかしX2.1
ン グ ル島、西 オ ング ル島 と 呼ぶ よう に なり まし
という規模の大きな太陽フレアが発生した3~4日
た。昭和基地には、大小様々な大きさの建物があ
後の9月9、10日は天気もよく素晴らしいオーロラ
り、1次隊の時には4棟で始まったものが、現在そ
を見ることができました(写真3)。オーロラのもと
の数は69棟にもなります。
になる荷電粒子は、太陽からやってきて磁力線に
写真1は、昭和基地の位置の基準となる天測点と
そって南極や北極の上空に降り注ぎます。逆にい
いう場所からぐるっと撮影した基地の主要な施設
うとオーロラのカーテンの鉛直方向の向きがおお
がある部分です。黒い矢印の建物は「管理棟」と
よそ磁力線の向きということになります。日本で
いって、隊長室や通信室、食堂、医務室などがあ
地磁気絶対観測をする時には、見えない磁力線の
る昭和基地の中心です。赤い矢印で示した建物が
向きを想像しながら行いますが、南極でオーロラ
「情報処理棟」といい私が普段いる所です。ここ
を見ていると、今まで見えなかった磁力線が可視
には、オーロラ観測を行うための各種カメラがあ
化されたようで、なんとも不思議な気持ちになり
り、写真2のようなドーム状の天窓が屋上に設置さ
ます。
れています。ここで撮影された画像は、リアルタ
写真1 天測点から眺めた昭和基地主要部
写真2 情報処理棟屋上に設置された天窓
写真3 2011年9月9日夜のオーロラ。左の建物が情報処理棟
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研究発表など
研究発表
The 1st ICSU World Data System Conference(平成23年9月4~6日,京都府・京都市・京都大学)
Norimichi Mashiko, Tetsuya Yamamoto*, Mayumi Akutagawa, Yasuhiro Minamoto
「A method of digitization to extract geomagnetic one-minute data from bromide paper 」
Kosuke Takahashi, Yasuhiro Minamoto, Shin Arita, Tomofumi I, Akira Kadokura*
「An inspection of geomagnetic field observations at Syowa station, Antarctica 」
論文
Tellus A, Volume63, Issue3, Pages 445-467
Kazuo Saito*, Masahiro Hara, Masaru Kunii*, Hiromu Seko* and Munehiko Yamaguchi*
「Comparison of initial perturbation methods for the mesoscale ensemble prediction system of the
Meteorological Research Institute for the WWRP Beijing 2008 Olympics Research and Development
Project (B08RDP)」
Tellus A, Volume63, Issue3, Pages 531-549
Masaru Kunii*, Kazuo Saito*, Hiromu Seko*, Masahiro Hara, Tabito Hara*, Munehiko Yamaguchi*,
Jiandong Gong*, Martin Charron*, Jun Du*, Yong Wang* and Dehui Chen*
「Verification and intercomparison of mesoscale ensemble prediction systems in the Beijing 2008
Olympics Research and Development Project 」
Polar Science, doi:10.1016/j.polar.2011.07.001
Yasuhiro Minamoto and Akira Kadokura*
「Extracting fair-weather data from atmospheric electric-field observations at Syowa Station,
Antarctica 」
Data Science Journal, doi:10.2481/dsj.IAGA-10
Yasuhiro Minamoto, Nobuyuki Kumasaka, Toshiaki Mishima*, Takeshi Oowada and Takashi Okawa*
「Verification of the Time Accuracy of a Magnometer by Using a GPS Pulse Generator 」
Conductivity Anomaly 研究会2010年論文集
山崎 明、中島新三郎、田口陽介、海東恵美、芥川真由美、増子徳道、清水淳平*、大和田毅、
山﨑伸行、長町信吾、大川隆志*
「吾妻山における地球電磁気観測 」
橋本武志*、茂木 透*、西村三治*、有田 真 「道東地域の地磁気絶対測量」
南 拓人*、藤 浩明*、笠谷貴史*、下泉政志*、新貝雅文*、大志万直人*、吉村令慧*、塩崎一郎*、
山崎 明、藤井郁子、村上英記*、山口 覚*、上嶋 誠*
「非一様薄層導体近似を用いた西南日本背弧域における海底地形効果の推定」
Conductivity Anomaly 研究会2011年論文集
笹岡雅宏、山崎 明、小山崇夫* 「火山性磁場の長期トレンド抽出のためのウェーブレット解析」
田口陽介、三島稔明*、増子徳道、芥川真由美、山崎 明、熊坂信之 「伊豆大島の地磁気全磁力観測」
橋本武志*、茂木 透*、清水淳平*、井 智史 「道東地域の地磁気絶対測量(続報)」
山崎 明、三島稔明* 「高感度フラックスゲートの周波数特性について」
三島稔明*、大和田毅、森山多加志、石田憲久*、吉武由紀、長町信吾、源 泰拓
「地磁気観測所構内の土壌磁化特性と地磁気観測値に対する影響」
*
【編集後記】
が付記されている方は外部の共同研究者です。
地磁気観測所ニュース第40号、いかがでしたでしょうか?
編集部では皆様のご意見・ご質問を受け付けています。
訊いてみたいこと、わからないこと等、ご意見などをお寄せください。
年4回(1、4、7、10月 1日)発行
編集・発行 気象庁地磁気観測所 調査課
〒315-0116 茨城県石岡市柿岡595
TEL: 0299-43-6909
表紙写真 : 構内で羽を休めるトンボ
ホームページ: http://www.kakioka-jma.go.jp/
8
FAX: 0299-44-0173 (調査課)
E-mail: [email protected]