英語ができなきゃ、はじまらない!

英語ができなきゃ、はじまらない!
《グローバル化の流れ》
2008年 ・日本政府が「留学生30万人計画」(2020年を目途)を発表
→国際化拠点大学を指定(東京・京都・筑波・大阪・東北・九州・早稲田・慶應・上智・明治など)
→留学生のインターンシップ・就職支援・起業支援の強化による社会のグローバル化
2011年 ・小学校5年生から英語授業開始
・安倍首相が「国際バカロレア認定校」を2018年までに200校に増やすと発表
2012年 ・文部科学省「グローバル人材育成推進事業」開始 各大学のプログラムを採択
・法政大学「グローバル人材プログラム」開始 TOEFL-iBT47点以上が参加資格
2013年 ・高校生の英語の授業を英語で行う
・早稲田大学で4期制を導入
2014年 ・文部科学省「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」を段階的に開始(2014~2020年)
・「スーパーグローバルハイスクール」56校を指定(筑附/お茶女/渋幕/渋渋/早稲田/昭和女子/ICU)
・早稲田大学の国際学生寮「WISH」が中野にオープン
・明治大学政治経済学部でノースイースタン大学・テンプル大学とのダブルデュアルディグリープログラムを開始
・立教大学「Rikkyo Global 24」を設定
→今後10年で、全学生に留学・海外経験
→留学協定校を増やし、10年後に2000人の留学生を受け入れ
2015年 ・国家公務員試験の総合職試験に資格試験結果を採用
→TOEFLiBT 80点以上(120点満点)・TOEIC 730点以上(990点満点)・英検準1級以上
→採用試験の総得点に「25点」上乗せ。総合職の合格最低点は例年500点前後。
・東京大学・京都大学で推薦入試開始
→出願書類としてTOEFL-iBTや、国際バカロレアを課す(東京大学薬学部はTOEFL-iBT100点以上)
・上智大学が国際教養学部以外の全学部一般入試で「TEAP」スコアを英語の筆記試験の代わりに採用
・早稲田大学政治経済学部AO入試で「グローバル入試」開始
→英語能力審査は、TOEFL・TOEIC・IELTSのスコアで審査/合格発表は9月24日
・慶應大学・筑波大学で「国際バカロレア」入試を開始
・東京理科大学経営学部は、1~3年生に年2回のTOEIC受験を課す
・日本政府は大学において4年で卒業できる「海外大連携留学制度」を3月から認可開始
2016年 ・国立東京海洋大学が外部の英語能力試験をすべての入試形式において出願条件とする。
→一般入試の基準スコア TOEFL-PBT 435点以上(677点満点)・TOEIC 400点以上・英検準2級以上
・慶應大学経済学部で、全授業を英語で行う「PEARL」プログラムを開始
→英語の筆記試験の代わりにTOEFL・IELTSを、総合力判断にはSAT・国際バカロレアを用いる
→ダブル・ディグリー制度や交換留学制度を利用した海外留学を奨励
・立教大学で4期制導入
2018年 ・センター試験英語を満点扱いに
満点扱いの条件→TOEFL-iBT71点以上・TOEFL-PBT530点以上TOEIC780点以上・英検準1級以上
・小3から英語、小5の英語を教科扱い、中学の英語を英語で授業を開始
2020年 文部科学省「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」全面実施
グローバル化に対応した英語教育改革実施計画 2014年~
小学校3・4年生
現行の
小学校5・6年生
中学校
高校
週1コマ程度
授業は日本語で
授業は英語で
学級担任が指導
物語を読んであらすじを
評論文の概要をつかんだり
コミュニケーション能力の素地
理解し、簡単な英語で
多種類の文章が書ける
内容を伝えられる
英検準2~2級程度
指導要領
英検3級程度
週1コマ程度
英語を教科とする
授業は英語で
授業は英語で
学級担任が指導
専科教員の活用
新聞記事やニュースの
言語活動の高度化
週3コマ程度
概要を英語で伝えること
発表/討論/交渉など
が出来る
新聞記事を速読し
英検3~準2級
課題研究や発表できる
新たな コミュニケーション能力の素地
英語教育
英検2~準1級
TOEFLiBT57点以上
※生徒の英語力検証のため、外部検定試験を活用→大学入試においても英検・TOEFLなどの資格試験の活用の普及・拡大
※各教員の養成研修・JET-ALTや民間のALT・外部人材の活用が必要
英語能力資格一覧
TOEFL-iBT(ネット)
TOEFL-PBT(ペーパー)
TOEIC
TEAP
GTEC
IB(国際バカロレア)
国際的大学受験資格
IELTS
SAT
「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」 全部で4時間 120点満点
「聴解」「構文/文法」「読解」「英語エッセイ」 全部で4時間 677点満点 「Reading」「Listening」 全部で2時間 990点満点
日本英語検定協会が作成 日本版TOEFL 英検準2級~準1級レベル
「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」全部で3時間20分 400点満点
ベネッセとベルリッツが作成 日本版TOEFL 「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」全部で80分 1000点満点
認定校での英語で行われる6教科を履修し、最終試験を受ける 45点満点
認定校 : 東京学芸大学附属国際中/玉川学園中高/インターナショナルスクール
導入校 : 都立国際高校/海城/立教女学院/工学院大付属/法政女子/仙台育英、など
留学・移住などのための英語力証明のグローバルスタンダードテスト
「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」 全部で約3時間 1~9レベル
アメリカの大学入学の際の合否基準「CriticalReading」「Writing」など
用語説明
・JET・・・「語学指導を行う外国青年招致事業」参加40か国からの国際的人的交流
・ALT・・・「外国語指導助手」学校・教育委員会に配属。外国語の授業や課外活動に従事。
・4期制・・・1年を4つの授業期間に分ける。海外の多様な大学暦に合わせた授業編成が可能になり、留学生の
派遣・受け入れや教員の交流がしやすくなる。
・スーパーグローバルハイスクール・・・国際的に活躍できるグローバルな人材の育成カリキュラムに取り組む高校
・ダブルディグリー制度・・・日本の大学と、提携している海外の大学の両方から学位の認定を受ける。
・国際学生寮・・・留学生と日本人学生が入寮でき、国際交流の場として活用。多くの大学が設置している。