網膜対応検査⑨(両眼ビズスコープ試験)

網膜対応検査⑨(両眼ビズスコープ試験)
両眼ビズスコープ試験の詳細が明らかでなく、①と②の
方法を記載するも①と②の方法も本により曖昧。
目的
・・
(①Binocular visuscope test 変法)(②Cuppers test)
・微小な斜視の網膜対応の把握
・偏心固視がある場合の異常角の量的分析
片眼遮閉の検査じゃないし、常に
中心窩に投影するので偏心固視
でもできるね。
準備物散瞳薬①visuscope 又は euthyscope2つ②マドックス正切尺・鏡・visuscope 分離方法①visuscope での異質図形投射②マドックスの光源と異質図形検査方法 F 対 F
偏位眼を散瞳する
・・
②Cu ppers test
①Binocular visuscope test 変法
被検者に健眼で、visuscope の同心円
の視標の中心を注視させる
①Binocular visuscope test 変法
視能矯正マニュアル P201
例)右眼内斜視
被検者が正切尺
を見ながら検者の方を
見ることが出来るよう
にする為だが、斜視・
弱視の診断検査法
P101 では正切尺に対
面し偏位量が多い時
は健眼にプリズム装用
となっている。
マドックスの前 5m又は 1mに位置させ、被検者の健眼が正切尺
側になるように横に向かせる
被検者の鼻の上に鏡を立て、健眼でマドックス正切尺の光源を見るように指示する
偏心固視
検者は visuscope で偏位眼の中心窩に固視目標(星など)を当てる
・・
②Cuppers
法による検査 アトラス斜視
P101 図 65
検者は被検者に偏位眼の固視目標(星など)と①健眼の視標、②マドックス正切尺の光源との位置関係を聞く
道連れ領
*右眼内斜視
右眼に
左眼に①
被検者の見え方
②マドックスの光源の場合
・・
①視標②光源の
中央に星がある
NRC
H.ARC
NRC
H.ARC
un.H.ARC
①視標②光源の中央に星がない
①方法の
場合
un.H.ARC
被検者の見え方
NRC
H.ARC
un.H.ARC
NRC
②方法の
場合
H.ARC
un.H.ARC
道連れ領
この場合の OA は 4°で SA
は 2°、異常角は 2°ということに
なるね。
長所
①視標②正切尺の光源どの位置に固視目標(星など)が見えるか?
偏心固視がある場合でも異常角度の定量
が可能である。
例)
①中心より左側で視標の同心円 4 円めに星がある!
②光源より左側で正切尺の数字 2 に星がある!
短所
・日常視とかけ離れている。
・強い抑制があると、患眼が検眼鏡の星の固視
を妨害することがある。
・正切尺の数字が逆に写る。
・返答が難しい。
その数字が異常角(単位は度)
YES
正常対応
(正位・斜位
あらゆる斜視)
顕性の偏位量と一致するか?
調和性異常対応(斜視)
すなわち
OA=異常角、SA=0°
ということ。
H・ARC なら OA となる。
NO
不(非)調和性異常対応(斜視)
変法
網膜上で①視標②光源と固視目標(星など)が重な
るまでを動かし、対応点を捜す
その位置が健眼の中心窩と共通の視方向を持つ網膜部位
結果・記載例)
Binocular visuscope test
不調和性異常対応右眼内斜視 異常角 2°
(R-ET un.H.ARC)
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