網膜対応検査⑤(赤フィルタ検査:diplopia test) 準備物検眼枠・赤ガラス・光源 例)左眼に赤ガラスを装用 目的 両眼視の把握と網膜対応の把握 分離方法赤ガラス検査方法 F 対 P 通常、被検者の固視眼に赤ガラスを装用させ光源を (場合によってマドックス正切尺の前で)注視させる 光の見え方を聞く ・光の数はいくつか? 光が1つ 例)右眼外斜視 固視眼とのバラン スをとる為であり、薄い 赤ガ ラ スの場合非固視 眼に、濃い場合固視眼に 装用させる場合が多い。 光が2つ P FR Q FL *左眼に赤ガラスを装用の場合 赤と白色の混合色が 見える 交互に 見える 赤色のみ 見える NRC H.ARC unH.ARC 赤色と白色の2色が見える 白色のみ 見える 被検者の見え方 H.ARC NRC PR ただしNRCでの両眼単一 視や H.ARC でも優位眼が 勝って1色に見えることが あるので注意!この時、顕 性偏位があるかどうかが 重要。ただし H.ARC の場 合、抑制との鑑別は難。 NO 斜視があっ て1 色のみの 場合、固視眼に赤ガラスを 装用させ、フィルタの色を 濃くしたり、プリズムを上下 に装用して抑制野から出し て複視にしてみる。 交叉性複視 調和性異常対応 (斜視) unH.ARC 上下水平複視 赤に近いピンク PR FL 交叉性複視だった! 正切尺での偏位量を入れても良い。 ようするに自覚的斜視角分だよ。 赤ガラス上から SPCT にて顕性の偏位量 を中和させるプリズムを装用させる 又は応用) 非固視眼前でプリズム度を 変化させて2色を1つにする 例) もし対応点が P と F と の間になければ背理 性複視の増加又は同 側性又は交叉性がそ のままで幅が縮小す るがそれは例外。 2色が依然見える! (通常間隔は減少し逆転) 赤 と 白 色の混 合 色 で1つになった! 赤 と 白 色の混 合 色 で1つになった! SA≠OA と いうこと。 *両眼中心固視とする 正常対応 (正位 又は融像力 の強い斜位) 上下複視 FL・PR 例) 要するに他覚的斜 視角分すなわち斜 視眼の中心窩に光 源を移動させる。 赤ガラス上から YES カバーテストを すると顕性の動 きがあるか? 同側性複視 FL 交代固視 又は 対応欠如 この場合、 光源を見る 為眼球は動 くはず。 消えた色の眼の 抑制 又は 対応欠如 YES このルートは理論上、応用からのみ。 不(非)調和性異常対応 (斜視) 正常対応 (斜視) 結果・記載例) 交叉性複視 中和プリズムにて融像(+) 顕性偏位(-) NO SA=OA と いうこと。 自分の結果を書いておこう! 赤フィルタ試験 左眼に赤ガラス装用 赤ガラス上からカバー テストをすると顕性の動 きがあるか? 正常対応右眼外斜視 (R-XT NRC) 赤フィルタ検査のシミュレーション課題 右眼 赤ガラス 左眼 20⊿Base in 装用した場合 L 12° R ○○性複視 理由 対応の判定とその理由
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