平成2 7 年3 月

別紙様式1
理科プロジェクト進捗状況報告( 平 成 27年 3月 )
報 告 者氏名・ 所属
中川
雅仁・釧路校
プ ロジェ クト の名称 へ き地・ 小規 模校の 理科 教育改 善の ための 理科 実験セ ット の試作 ・活 用
プ ロジェ クト 担当者
(氏 名・ 所属・ 職 )
※代 表 者 に ○を付す
こと
○中川雅仁・釧路校・教授
境 智洋・釧路校・准教授
中山雅茂・釧路校・講師
森健一郎・釧路校・准教授
蛭田眞一・釧路校・教授
小原 繁・釧路校・教授
平山雄二・釧路校・准教授
松原尚志・釧路校・准教授
大森 享・釧路校・教授
伊原禎雄・釧路校・准教授
茂木勇人・釧路校・附属小
森下智之・釧路校・附属中
相馬利栄・釧路校・附属中
プロジェクトの概要等
北 海 道 に は 約 3 割 の 小 学 校 が へ き 地 複 式 校 で あ る 。 多 く の 教 員 が 「 準 備 時 間 の 不 足 」「 設
備 備 品 の 不 足 」 「 指 導 方 法 」 に つ い て 障 害 に 思 っ て い る こ と が わ か っ て き た ( 境 2013) 。
本 プ ロ ジ ェ ク ト は そ の 改 善 の た め に 小 学 校 理 科 の 単 元 ご と の 理 科 実 験 セ ッ ト を 試 作 し 、こ れ
を 出 前 授 業 や 学 外 組 織 な ど を 活 用 し て 、機 会 の あ る ご と に 紹 介 し 、そ の 教 材 教 具 に つ い て 評
価 し 、実 際 に 活 用 し て 、へ き 地 小 規 模 校 の 理 科 教 育 の 改 善 に 生 か す も の で あ る 。こ れ ら は 小
学 校 理 科 の 授 業 な ど で 参 考 に し て も ら う と と も に 、今 後 の へ き 地 小 規 模 校 の 理 科 教 育 の 支 援
の た め の 理 科 実 験 セ ッ ト の 貸 出 シ ス テ ム を 完 成 さ せ る た め の 布 石 の 目 的 も 兼 ね て い る 。こ の
際 、地 域 の オ リ ジ ナ ル 教 材 を 重 視 す る と と も に 、理 科 プ ロ ジ ェ ク ト で 作 成 し た テ キ ス ト と の
関連も考慮する。見通しがつけば町村教委や学校の教員と協力できればと考えている。
ま た 、大 学 で の 理 科 に 関 す る 授 業 、特 に 学 生 全 員 が 実 際 に 実 験 セ ッ ト を 用 い て 実 験 で き る
よう設備を整え、実施する。
境
智 洋 (2013)北 海 道 に お け る 理 科 教 育 の 充 実 を 図 る た め の 調 査 研 究 - 第 5回
本道理科教育に関する実態調
査―
プロジェクトの進捗状況
【 平 成 26年 度 】
平 成26年 度末 現在、 へき 地小規 模校 の小学 校
に 訪問し 、ど のよう な実 験セッ トが 必要か 、ど
の ような 点で 教員が 困難 に思っ てい るのか を調
査 した。 その 結果に 基づ き、現 在実 験セッ トを
試 作中で ある 。
各学年3学期に扱われる単元を中心に理科実験
セットを整備し、セットの活用について市町村の
教育委員会の協力によって教員向け研修会を計画
した。教員向け研修会については、暴風雪によっ
て中止となった。
整備した理科実験セット単元名 第3学年「物
と重さ」、第4学年「金属、水、空気と温度」、第5学年「電流の働き」、第6学年「電気の利用
」である。
一 方、大 型の 電磁石 も作 製し、 磁力 線が実 感的 に理解 でき ること が想 定され るも のがで きた (
写 真)。 また 、電気 二重 層コン デン サーに パワ ーLEDをつな げて、 LEDの 効率の 良さ を実感 でき る
教 材を作 製中 である 。さ らに多 様な 教材を 求め 、試作 検討 中であ る。
一 方、今 年度 末にア ラス カ大学 に訪 問し、 そこ での理 科実 験セッ ト等 につい て、 参考に でき れ
ば と考え てい る。
理 科に関 する 授業や 地域 での実 験に 必要な 準備 も進め てい る。
平 成 27年 度 プ ロ ジ ェ ク ト 計 画
【 平 成 27年 度 】
本プロジェクトで整備した実験セットを、教育委員会等と連携し、研修会会場で紹介する計画で
ある。研修会に参加した小学校教員に実際に使用してもらい、実験セットの評価を行う計画である
。また、道東の町村へ出向き実験セットを活用するための研修会を実施する計画である。
新しい教材を引き続き作製するとともに、実際の貸し出しを目的として、量産化を目指
す。また、前年度末に訪問予定のアラスカ大学の理科実験セットを参考に、北海道でどの
ように生かせるのかを検討する。
成 果 の 概 要 ( 平 成 27年 度 末 見 込 み )
教育委員会等と連携することにより本プロジェクトで整備した実験セットが、道東のへき地校を
中心に実際に授業で活用され、その有効性と必要性が確かめられる。整備された実験セットは各学
年1単元分になることから、他の単元についても整備をすすめることで、さらに活用されることが
期待される。新しい教材も作製され、試用される。
教 育現場 で活 用可能 な分 野等( 平成 27年度 末見 込み)
本プロジェクトで整備した実験セットは単元名 第3学年「物と重さ」、第4学年「金属、水、
空気と温度」、第5学年「電流の働き」、第6学年「電気の利用」である。
新しい教材も含め、教員研修にも活用可能である。
進捗度
2
←番号を記入
1.順 調 に 進 ん で い る 2.ほ ぼ 順 調 に 進 ん で い る 3.や や 遅 れ 気 味 4.遅 れ 気 味
成 果 の 公 表 実 績
現 在のと ころ なし。
添 付資料
ダウン ロー ド
可能な ドキ ュ
メント
問 い合わせ 先
氏 名:中川雅仁
電 話: 0154-44-3325
E-mail:[email protected]