やまぐち中山間地域元気創出応援事業実施要領

やまぐち中山間地域元気創出応援事業実施要領
(趣旨)
第1条
この要領は、やまぐち中山間地域元気創出支援事業(以下「本事業」という。)
の実施について、やまぐち中山間地域元気創出応援事業実施要綱(以下「実施要綱」と
いう。)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。
(企業の社会貢献活動による地域づくり支援事業)
第2条
実施要綱第5条第1項第1号の「企業の社会貢献活動による地域づくり支援事
業」の実施については、次の各号によるものとする。
(1) やまぐち中山間地域づくりサポートセンター(以下「サポートセンター」とい
う。)は、山口県(以下「県」という。)及びやまぐち県民活動支援センター等の協
力を得て、社会貢献活動により中山間地域づくりの支援活動を行おうとする企業を募
集する。
(2) 前号の企業による応募は、やまぐち県民活動支援センターがそのホームページにお
いて運営する「山口県県民活動スーパーネット」に事業への参加を希望する旨を付し
て企業情報を登録する方法により行うものとする。
(3) サポートセンターは、県の協力を得て、市町を通じて第1号の企業による支援を希
望する地域団体を募集する。
(4) 前号の支援を希望する地域団体は、地域エントリーシート(別記第1号様式)を市
町に提出する。
(5) 市町は、関係する県の県民局(地域づくり支援員)と協議の上、企業の社会貢献活
動による支援が相応しい地域団体を選定し、当該地域団体に係る地域エントリーシー
トをサポートセンターに提出する。
(6) サポートセンターは、応募のあった企業及び選定された地域団体について、それぞ
れに関する情報をもとに、県と協議して両者のマッチングを行い、その結果を企業並
びに市町及び地域団体に通知する。
(7) 前号の規定によるマッチングの後、事業の実施について合意した企業及び地域団体
は、実施主体として地域協議会を設置し、事業を実施する。
(8) 前号の地域協議会は、3年以上事業を継続するものとし、事業を開始した年度から
3年間は、毎年度、9月30日までの活動実績を翌月15日までに、当該年度の活動
実績を3月31日までに、それぞれ別に定める様式によりサポートセンターに報告す
るものとする。ただし、サポートセンター長が別に期日を指定する場合は、指定され
た期日までに提出しなければならない。
(域学連携による先導的地域活性化支援事業)
第3条
実施要綱第5条第1項第2号の「域学連携による先導的地域活性化支援事業」の
実施については、次の各号によるものとする。
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(1) サポートセンターは、県の協力を得て、中山間地域を支援する全国団体等を通じて
中山間地域の振興に全国的知見を有する県外大学に事業への参加を要請する。
(2) サポートセンターは、次の要件を付し、県の協力を得て、市町を通じて前号の県外
大学による支援を希望する地域団体を募集する。
ア
「地域の夢プラン」を策定している又は策定予定であるなど、地域づくりに意欲
を有し、住民による推進体制が整備されていること。
イ
地域づくりの推進に当たり、中核となる人材が確保されていること。
ウ
市町による十分な支援体制(地域担当市町職員や集落支援員、地域おこし協力隊
員の設置等)があること。
エ
県外大学に支援を求める地域課題が明確となっていること。
オ
県外大学の支援を受け、当該地域団体が主体的に取り組む地域課題の解決や地域
活性化に向けた取組が、先導的モデルの創出につながると見込まれること。
カ
学生の宿泊は、地域の実情を把握する観点から、可能な限り民泊(民家、公民館
他)が望ましく、市町又は地域団体において、その宿泊場所の確保に努めること。
(3) 前号の支援を希望する地域団体は、地域エントリーシート(別記第2号様式)を市
町に提出する。
(4) 市町は、関係する県の県民局(地域づくり支援員)と協議の上、県外大学による支
援が相応しい地域団体を選定し、当該地域団体に係る地域エントリーシートをサポー
トセンターに提出する。
(5) サポートセンターは、事業への参加要請を受諾した県外大学及び選定された地域団
体について、それぞれに関する情報をもとに、県と協議して両者のマッチングを行い、
その結果を県外大学並びに市町及び地域団体に通知する。
(6) 前号の規定によるマッチングの後、事業の実施について合意した県外大学及び地域
団体は、実施主体として地域協議会を設置し、事業を実施する。
(7) 前号の地域協議会は、原則として3年間継続する事業を行うものとし、事業が完了
するまでの間は、毎年度、9月30日までの活動実績を翌月15日までに、当該年度
の活動実績を3月31日までに、それぞれ別に定める様式によりサポートセンターに
報告するものとする。ただし、サポートセンター長が別に期日を指定する場合は、指
定された期日までに提出しなければならない。
(大学生等による地域づくり支援事業)
第4条
実施要綱第5条第1項第3号の「大学生等による地域づくり支援事業」の実施に
ついては、次の各号によるものとする。
(1) サポートセンターは、県の協力を得て、各大学生等の中山間地域への支援に関する
情報等を収集の上、中山間地域づくりの支援活動を行おうとする大学生等を募集する。
(2) サポートセンターは、県の協力を得て、市町を通じて前号の大学生等による支援を
希望する地域団体を募集する。
(3) 前号の支援を希望する地域団体は、地域エントリーシート(別記第1号様式)を市
町に提出する。
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(4) 市町は、関係する県の県民局(地域づくり支援員)と協議の上、大学生等による支
援が相応しい地域団体を選定し、当該地域団体に係る地域エントリーシートをサポー
トセンターに提出する。
(5) サポートセンターは、応募のあった大学生等及び選定された地域団体について、そ
れぞれに関する情報をもとに、県と協議して両者のマッチングを行い、その結果を大
学生等並びに市町及び地域団体に通知する。
(6) 前号の規定によるマッチングの後、事業の実施について合意した大学生等及び地域
団体は、実施主体として地域協議会を設置し、事業を実施する。
(7) 前号の地域協議会は、毎年度、9月30日までの活動実績を翌月15日までに、当
該年度の活動実績を3月31日までに、それぞれ別に定める様式によりサポートセン
ターに報告するものとする。ただし、サポートセンター長が別に期日を指定する場合
は、指定された期日までに提出しなければならない。
(県職員による地域づくり支援事業)
第5条
実施要綱第5条第1項第4号の「県職員による地域づくり支援事業」の実施につ
いては、次の各号によるものとする。
(1) サポートセンターは、県の協力を得て、市町を通じて県職員による支援を希望する
地域団体を募集する。
(2) 前号の支援を希望する地域団体は、地域エントリーシート(別記第1号様式)を市
町に提出する。
(3) 市町は、県職員による支援が相応しい地域団体を中山間地域づくり地区連絡会議に
諮って選定し、当該地域団体に係る地域エントリーシートをサポートセンターに提出
する。
(4) サポートセンターは、前号の規定により提出された地域エントリーシートにより、
県職員による支援の地域及び活動内容等を県庁中山間応援隊事務局に通知する。
(5) 県庁中山間応援隊は、前号の規定による通知を受け、県庁中山間応援隊実施要領に
基づいて事業を実施する。
(民間団体・一般県民等による地域づくり支援事業)
第6条
実施要綱第5条第1項第5号の「民間団体・一般県民等による地域づくり支援事
業」の実施については、次の各号によるものとする。
(1) サポートセンターは、県の協力を得て、市町を通じて民間団体・一般県民等による
支援を希望する地域団体を募集する。
(2) 前号の支援を希望する地域団体は、地域エントリーシート(別記第1号様式)を市
町に提出する。
(3) 市町は、関係する県の県民局(地域づくり支援員)と協議の上、民間団体・一般県
民等による支援が相応しい地域団体を選定し、当該地域団体に係る地域エントリーシ
ートをサポートセンターに提出する。
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(4) サポートセンターは、前号の規定により提出された地域エントリーシートに基づき、
県及びやまぐち県民活動支援センターの協力を得て、支援活動に参加する民間団体・
一般県民等を募集する。
(5)サポートセンターは、前号の募集に応募のあった民間団体・一般県民等から、参加
者を決定し、参加者並びに市町及び地域団体に通知する。
(6) 前号の規定により決定された参加者は、地域団体と協働して事業を実施し、地域団
体は、事業終了後、速やかに支援活動報告書(別記第3号様式)をサポートセンター
に提出する。
(7) 前条の事業との合同で事業を実施する場合においては、それぞれの参加人数は、サ
ポートセンターと県庁中山間応援隊事務局が協議して調整するものとする。
(高校生による地域づくり支援事業)
第7条
実施要綱第5条第1項第6号の「高校生による地域づくり支援事業」の実施につ
いては、次の各号によるものとする。
(1) サポートセンターは、県の協力を得て、市町を通じて山口県高校生ボランティアバ
ンクの制度概要や登録高校の状況等を地域団体に周知する。
(2) 高校生による支援を希望する地域団体は、原則として、支援を求める地域づくり活
動を地域協育ネットの取組とすることについて関係者の合意を得た上で、支援を希望
する高等学校へ山口県ボランティアバンクが定める派遣要請書を提出する。
(3) 前号の派遣要請書の提出を受けた高等学校は、活動内容等を踏まえて事業の実施を
決定し、地域団体と事前打ち合わせを行った上、高校生ボランティアを派遣して事業
を実施する。
(事業の進行管理)
第8条
サポートセンターは、地域協議会及び地域団体における活動が円滑かつ効果的に
実施されるよう、必要な指導・助言を行い、本事業を適切に進行管理するものとする。
(市町及び県民局の支援)
第9条
市町及び県の県民局(地域づくり支援員)は、管轄する区域内における本事業の
実施を支援するものとする。
(情報発信)
第10条
サポートセンター及び県は、本事業の実施に係る現地での活動状況等について、
ホームページや広報誌への掲載、活動報告会の開催等により、広く情報発信に努めるも
のとする。
(その他)
第11条
その他本事業の実施について必要な事項は、サポートセンター及び県が協議し
て定める。
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附
則
(施行期日)
1
この要領は、平成27年4月1日から施行する。
(企業・大学等中山間地域づくり支援事業実施要領の廃止)
2
企業・大学等中山間地域づくり支援事業実施要領は、廃止する。
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