あかとんぼ

センター
だより
あかとんぼ
No.47
2015.冬
児童家庭支援センター
あすなろ子育て広場
子育ての原点
センター長
中前 和人
まだまだ先の事だと思っていましたが、北陸新幹線があとしばらくで金沢までやってきます。
金沢駅周辺を歩いていると、最高の「おもてなし」をするために、慌ただしく準備を進めてい
る様子がわかります。いよいよ、3月14日には、日本全国からたくさんの観光客の方が最高
の旅を求めて石川県にやってこられます。
旅といえば、先日「京の冬の旅」というツアーに参加しました。これは、日頃見られないお寺
の秘宝を冬の期間だけ特別に公開するというバスツアーでした。仁和寺や世界遺産である龍安
寺などを巡りましたが、その中で一番心に残ったのが清水寺でした。バスツアーの客だけが清
水の舞台の裏側に案内され特別な仏様にお参りをすることができたのです。
ガイドさんが仏様を見ながらクイズを出しました。「この仏様は千本の手があり、手1本ずつ
に目があり、全部で千の目が皆さんを見守っています。それでは『目』と『手』を組み合わせ
たらどんな漢字になりますか。」と問われましたが、皆さんはどう答えますか。答えは『看』
です。看護の原点は「あたたかい手とまなざし」であり、『看』という字はそういう意味を
持っているそうです。先日ご一緒した老人施設の方にそのお話をすると、うなづいておられた
のは何か感じるところがあったからでしょうか。古都京都冬の旅は、
私にとって思いがけず、祈りと学びの旅となりました。
さて、看護の原点を「あたたかい手とまなざし」とすると、子育ての原点は何でしょうか。
ノートルダム清心学園の渡辺和子理事長は、子育てに大切なものとして、「醒めた目と温かい
心」を挙げておられます。以前、教育委員会の指導主事をしていた時、幼稚園の研究発表会の
保育参観で、こんな場面に出会いました。幼児さんと一緒にサツマイモをゆでて、みんなでい
ただく場面でした。並んで順番を待っていたのですが、一人の男の子が待ちきれず、順番抜か
しをして先にお芋を取ろうとして他の子とケンカになってしまったのです。先生は、その子に
注意し「順番を守るように」と言ったところ、その子は泣きだしてしゃがみこんでしまいまし
た。先生は、その子をそのままにして、順番にお芋を配り続けました。そして、最後にその子
の側に行き、ギュッと強く抱きしめ泣き止ませて、幼児が落ち着いたところで静かにお話をし
てからお芋をあげました。
参観が終わってからの反省会では、その保育者に対して厳しい意見が相次ぎました。「幼児な
のだから、先に食べさせてあげるべきだ」という意見が大半でした。しかし、講師の方からは、
「真の愛情は厳しいものであり、醒めた目で冷静に子どもを見つめた上でルールを教え、温か
い心で抱きしめてあげることが保育のめざすところである」という助言がありました。難しい
判断ですが、20年過ぎた今も、その場面が鮮やかに蘇ってきます。「醒めた目と温かい心」、
子育ての原点として、これからも大切にしたいと思っています。
穴水町の冬の一大イベント【雪中ジャンボかきまつり2015】に行ってきました。コンロの長さも
伸びた分、人もどんどん増えている気がします。席を探すのも一苦労でした。
今年の牡蠣は身が大きくて、食べごたえがあります。色々なアレンジの牡蠣入りの食べ物があ
り、全部を食べることは不可能でした。来年のお楽しみにします。
石川県住みます芸人のぶんぶんボウルのステージもすごく盛り上がってました。
テレビやイベントでは、ぶんぶんボウルが大活躍です❤
やはり芸風と風土があっているのでしょうか♪
穴水高校の
生徒さんが作った
『のとてまりキッシュ』が
とても美味しかったです(=^・^=)
しいたけの食感が美味しさ引き立たせてました。
のとてまりは、今、能登の一押し食材です。
乾燥させた茶葉を細かく切り、
かき混ぜながら炭火で
じっくりいられた『中居茶』は
“中居茶を甦らす会”の方々が
丹精込めて作った番茶です。
カナダ生まれの“Nobody's Perfect プログラム”が
穴水町保健センターを会場に行われています。
NPプログラムはカナダ生まれの子育て支援プログラムで、
お母さんたちがお互いの悩みや思いを出し合って、
それぞれに自分にあった子育てを学んでいくというものです。
回を重ねるごとに表情が明るくなって、活発に話し合いをするお母さんたちの姿に、
私たちスタッフも元気づけられます。週に1回、計6回のプログラムですが、あすなろ子育て
広場では来年度も開催の予定です。一度、参加してみませんか?
あすなろ子育て広場の
ご利用について
子育て支援短期
利用のご案内
ショートステイや
休日預かり事業等の
利用受付
地域啓発活動
心理士の対応は火・木曜日となっています。
事前にご連絡ください。
子育てに関する
講演会・学習会の
企画・実施など
その他の地域子育て支援事業
サークルや団体の活動支援・会場の提供など
編集後記
子どもと家庭についての相談
(電話・来所・訪問)
療育プログラムを用いた支援教室です。
本来は乳幼児期からの早期療育プログラムで
すが、就学後のお子様を対象に個別に
ご提案をいただいています。
来年度は毎月第4水曜日に開催します。
電話
0768-52-4141
FAX
0768-52-4140
携帯メール [email protected]
PCメール [email protected]
住所
〒927-0035
鳳珠郡穴水町志ケ浦15字1番地3
3月14日は待ちに待った北陸新幹線の開業日です。石川県を特集したテレビ放送もすごく多くてびっくりします。
石川県に住んでいても知らない場所がたくさん紹介されていて、勉強になります。今度、観光客のふりをして
出かけてみようと思ってます。
山 下