2015 年 9 月 11 日、ブライダル関連 事業を展開する㈱エスクリの新ブラ イダル施設(LUMIVEIL TOKYO)内 に、イタリアンキュイジーヌ「Ar’s(エ アーズ)」がオープンした。日本初 のイタリア LUCE ワインの VIP ルーム 「LUCE ルーム」を持つ、同店の鈴 木孝茂総支配人に運営における戦略 (取材・本誌 森下智美) などを聞いた。 鈴木孝茂総支配人。「各プロ フェッショナルが自信を持って 提供する料理、デザート、ワイ ン、カクテル…を絶景とともに お楽しみください」 ランチコースメニューのイメージ レストランスペース 70 席(136.36㎡)、大きな窓か ら楽しめる眺望は「エアーズ」最大の魅力 地上 41 階(215m)という眺望を味方に、 どのような店舗にしていくのでしょうか。 「快晴時にはスカイツリーや皇居一帯など を見渡せる絶景。実はこれだけの眺望のラ グジュアリーレストランは希少とあって、当 店では、畑の伝道師として数々のレストラン を経営する渡邉 明を料理監修に据え、国産 の食材を中心に小林智仁料理長らが彩り豊 かに表現する料理も前面に打ち出していま す。前菜の ” お野菜プレート ” はその代表的 な一品とも言えるでしょう。オープンより約 1 カ月、30 ~ 50 代を中心にランチ・ディナー さまざまなシーンでご利用いただいておりま す。特に sky bar SPADE には、男性や周辺 ホテルに滞在されている外国人のご利用も エ ントランス 正 面 に 位 置 する、sky bar SPADE (149.23㎡)。カウンター 8 席、ラウンジ 22 席 多く、早くもリピーターも付き始めています」 個室(VIP ルーム)を「LUCE ルーム」にし た経緯と、利用要件について教えてください。 「個室はシェフズルームの予定でしたが、 イタリアンレストランとして絶対的な差別化 を再考した結果 ”LUCE” に辿りつきました。 個室を LUCE ワイン専用ルームにと固まり つつあった今春、醸造家のヴィットリオ・ フレスコバルディ氏が来日。念願かなって、 日本初となる LUCE ルームを設けることに なり、すべての食器やカトラリーはフレス コバルディ氏がセレクトしました。室料は 1 万円、料理はコース(ランチ・6500 円、ディ ナー・1 万 8000 円)のほかに ” おまかせ ” もあります。LUCE ワインはグラス(120㎖) 店舗概要 Ar's(エアーズ) 運営=㈱ AtoZdining /東京都港区東新橋 1-5-2 汐留シティセンター 41 階/ TEL03-5537-6431 初年度売上目標=月商 2500 万円、年商 2.9 億円/(sky bar SPADE)初年度売上目標=月商 600 万円、 年商 7200 万円 Luce 専用サーバーのある「LUCE ルーム」 (22.5㎡・ 最大 8 席)。使用する食器やカトラリー、グラスは 特注品が多く高級感ただよう 4800 円、ボトル 2 万 9000 円で提供してい ます」 食材にこだわる絶景レストランとあって、お客 さまの期待値は高いと思います。 「キッチンとホールもスタッフは現場経験 のある優秀な面々。さらに最高のおもてな しとなるよう、アイコンタクト、コミュニケー ションを図りながら洗練されたオペレー ションを心掛けています。英語ができるス タッフのほか、コンシェルジュ協会の会員 でもあるフロントスタッフを据えたことで、 オフィスビルの上階というある意味、送客 の難しい部分もプラスに変えつつ、より最 高な一日を演出できるレストランとして周 知させていきたいと考えています」 ※ Luce ワインとは、1995 年、ヴィットリオ・フレスコ バルディ氏とロバート・モンダヴィ氏によって創設された ワイナリー。「ルーチェ」から輩出される作品は、赤・白 どちらも高い評価を受けている。 ー 2015.10.16 ー 5
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