2012 Colli di Salerno

2012
Colli di Salerno
解説:
クワルターラは100パーセント、
サレルノの丘
陵地帯で取れるフィアーノで作ります。
この名
前は、
ローマ時代にオリーブオイルやワインを
ビンテージ:
運んだり貯蔵するのに使われていた伝統的な
2009年
テラコッタの陶器 クワターラ に由来します。
フ
総生産量:
ィアーノぶどうの皮は長期にわたる浸漬期間
2,765本、
マグナム80本
保持されます。
アルコール濃度:
ぶどうは発酵過程で内壁に蜜蝋を敷いたテラ
12,5%
コッタの壺(クワターラ)
に入れられワインセラ
ブドウの種類:
ーに貯蔵されます。
この伝統的な方法で自然
フィアーノ90% サンタ・ソフィア10% な温度調節が可能になり、冬の数ヵ月休眠す
るワインを自然のエネルギーに触れさせるので
栽培方式:
す。
ギヨー栽培
そして、醸造プロセスを 生きた 入れ物の中で
ヘクタール当り収穫高:
できないものかという思いから、
木製の樽を使
60キンタル=6t
わずに、
また不活性な容器の限界性を排除す
平均樹齢:
べく、祖先たちが使ったことのある伝統的なテ
20年
ラコッタの壺を取り入れることになりました。私
収穫時期:
たちはこの昔の方法がワインを保つマストであ
9月末
り、
テラコッタの壺の中でぶどうの皮が互いに
醸造:
触れ合うことによって、
ワイン、
フィアーノの成長
アンフォラ
(陶器製壺)
内での発酵と浸漬 と変化に最大の効果をもたらしていると確信し
熟成期間:
ています。
私どもの250リットル入り クワターラ 瓶に、
アンフォラ2∼3ヵ月
除梗プロセス直後の果実が入れられ、
すぐに
木製樽10ヵ月
自然な醸造が開始すると、
テラコッタの栓で封
瓶10ヵ月
印し、二酸化炭素発酵ができるようにします。
安定化処理:
これは同時にワイ
ンを尚早な芳香物、
フェノー
無し
ル酸化に曝すのを避けるためでもあります。
3
ボトリング時期:
度の充填作業を経て、
ワインを皮のまま発酵
2013年9月
液とともにおよそ3ヵ月
(その年による)寝かせ
賞味可能時期:
た後、第二世代の木製樽にサイフォンで移し
2014年7月
替え、
さらにワインの複雑な構成を進行させま
賞味適正温度:
す。
さらに9ヵ月から10ヵ月熟成させた後、
ワイ
16 C
ンを濾すことなくボトリングします。
最終的に出来上がってくるのは、金色の色調と
梱包:
グリーンの陰影をたたえた、
まったく酸化して
6本入りケース
(各750ml)
いない非常に完成度の高いワインです。香りは
1本入りケース
(1500ml)
、
アニス、
サンザシ、
アヌルカりんご、
アカシア、栗
の花の蜂蜜、
オレンジのつぼみ、
カミルレが混
じっています。
口蓋に広がる味は新鮮で、甘い
渋みと微かな酸味がほどよく釣り合っています。
クワルターラ
コッリ・ディ・サレルノ IGT