環境都市工学科 - 呉工業高等専門学校

シラバス
2014
目
次
はじめに
1. 学校の教育理念と各学科の教育目標
2. 単位と科目の種類
3. 進級・卒業要件
4. 追認試験
5. 学習達成度アンケート・授業アンケート
6. 技術者教育プログラムと JABEE
(日本技術者教育認定機構)について
7. 英語資格試験受験のススメ
8. 持続発展教育(ESD)について
はじめに
(1)シラバスの利用
シラバスは,個々の授業についてその目的と各週の実施計画,授業内容と修得すべき目標,教
科書,参考書,成績評価の方法,その科目のバックグラウンドとなる科目,他の科目との関連な
どを示して,学生の学習の手助けとするものです。また,専門学科ごとの技術者教育プログラム
における学習・教育目標の達成に必要な取得科目を示すものです。
成績の評価方法も,シラバスに示されていますの
で十分に理解してください。
評価の方法,学習のための参
したがって授業を受ける前に前もってよく理解
考なども書いてある
することが必要です。
(2)履修の基本となる規定など
このシラバスは,以下の規程などに示された履修要件に基づいて作成されていますのでこちら
もよく理解することが大切です。
■呉工業高等専門学校学則:ここには,単位合格基準,卒業認定単位数,また,学外での取
得単位などによる単位付加認定などについ
て示してあります。
■ 専 門学 科ご との 技術 者教 育プ ログ ラ ム
これらはキャンパスガイドやイン
ターネットの本校ホームページで
(JABEE 対応)
見よう
(3)JABEE(日本技術者教育認定機構)
JABEE については,6 節に述べてありますが,これは,大学教育と同等な専攻科に進む者(学
士認定)に必要なもので,4 学年以上の科目(各科目のシラバスに「JABEE」の学習教育目標が
示してある科目)に相当し,その成績評価方法が厳しくなっています。
例えば,資格取得による単位は認められません。また,学習
の教育プログラムに応じた単位取得が必要です。
JABEE についての説
明は,6 節に!
(4)オフィスアワー
「オフィスアワー」は,学生が授業計画,授業内容,学習の方法などについて質問するための
時間として,授業担当教員が部屋で待機している制度です。
その時間帯は,各教室及び各教員室ドアに示してあります。
非常勤講師の場合は,常勤の世話教員を通じて連絡します。
i
オフィスアワー
を利用しよう
1.
学校の教育理念と各学科の教育目標
(1)本校の教育理念は以下の通りです
教育理念
○開発研究とものづくりの現場を結ぶ人材であれ
-ものづくり現場を理解し企画開発力を持った「中核技術者」の育成-
本校は,東洋一の技術集積のあった「呉」にある高等専門学校として,15歳
からの5年間または7年間の一貫教育,実験・実習を重視した教育活動により,
理論と技能を結びつける技術者を育成することを目指す。
○地域から世界へ,人類の幸福に貢献する人材であれ
-豊かな人間性と確かな技術力を持ち,人類の福祉と平和,国際社会の持続的発
展に貢献するために学び続ける人材の育成-
本校は,かつての軍港「呉」にある高等専門学校として,人類の福祉と平和,
国際社会の持続的発展へ貢献できる人材を育成することを重視し,変化を恐れな
い「柔軟性」と「創造性」,確かな「技術力」と「実行力」を持ち,自ら学び続
ける人材を育成することを目指す。
(2)学習目標,および教育目標
本科の「教育目標」は,上記の「教育理念」にもとづいていて次のように決められています。
また,それぞれの学科において,本科の学習目標,JABEEの教育・学習目標があり,学科
ごとに専門科目のシラバスの前に掲げてあります。またその目標をシラバスに示してあります。
卒業には,これらの学習目標に応じた科目の修得が必要です。
本科の教育目標
(HA)豊かな教養と国際性の習得
(HB)工学に関連する基礎知識の習得
(HC)専門技術に関する知識の習得
(HD)社会のニーズを捉え、問題に対応できる基礎能力の習得
ii
2.
単位と科目の種類
(1) 単位の種類
授業科目の単位は,30 単位時間(1単位時間=50 分)の履修で 1 単位とするもの(履
修単位)と,45 時間(実験実習の場合は 30 時間)の学修で 1 単位とするもの(学修単
位)とに分けられます。
(2) 学修単位
学修単位は,大学と同様に自学自習時間を含んだ単位計算によるもので,4 学年以上の
科目に設定されています。

単位の計算方法
講義・演習の場合
【2 時間の授業+4 時間の自学自習】×半期 15 日=90 時間 (→2単位)
実験実習の場合
【2時間の授業】×半期 15 日=30 時間(→1 単位)

4・5 学年で合計約 20 単位

自宅学習の記録を提出(授業ごとに指示)
(3) 科目の種類
全ての授業科目は,必修科目・選択必修科目・選択科目の 3 種類に分けられます。なお,
授業時間の2/3以上出席しないと未履修になります。また,授業時間の4/5以上出席
し,合格点(60 点以上)を取らなければ,単位は修得できません。
なお,総授業時間の4/5以上出席しない場合の評点は59点以下となります。
必修科目
◆
必ず履修して,卒業までに単位を修得しなければならない。
◆
当該学年で必修科目を修得できずに進級した場合は,卒業時までに単位を修得しなけ
ればならない。
選択必修科目
◆
指定された科目の中から学科で決められた条件に従って科目を選択・履修し単位を修
得する。
◆
「一般選択」や「第 2 外国語」は,一つの選択必修科目という分類となる。
選択科目
◆
履修は自由で,履修しない場合は教室外で自習等を行う。
◆
講義 3 週目以後の履修取消はできない。
◆
英語の資格等による単位は合計 6 単位。学科で指定する専門資格による単位は合計 6
単位,その他の講義(校外実習等)と,合わせて17単位を上限として,卒業に必要
な単位に認める。ただし,資格等による単位の申請期限は冬季休業終了時から学年末
【表1】
試験最終日までとする。
iii
◆
学科によっては,資格に関連する講義との単位互換も認められる。
【表2】
【表1】
区
分
資
格
名
専門科目
電気情報
工 学 科
目
名
認 定
単位数 最大
1
1
1
1
6
1
2
2
2
2
2
工業英語検定3
2
機械設計技術者
3級
機械設計技術
2
危険物取扱者
甲種
乙種
危険物取扱(甲種)
危険物取扱(乙種)
1
1
IT パスポート
IT パスポート
1
応用情報技術者
基本情報技術者
応用情報技術(E)
基本情報技術(E)
電気主任技術1
電気主任技術2
陸上特殊無線1
陸上特殊無線2
4
2
2
2
2
2
通 工業英語能力検定
工 学 科
科
1級
英語検定
械
定
TOEIC1
TOEIC2
TOEIC3
TOEIC4
TOEIC5
英語検定1
英語検定2
英語検定3
工業英語検定1
工業英語検定2
一般科目
機
認
400 点以上
500 点以上
600 点以上
730 点以上
860 点以上
2級
準1級
1級
3級
2級
TOEIC
又 は TOEIC(R ) IP
共
(レベル)
3種
2種
第2級
第1級
電気主任技術者
陸上特殊無線技士
ディジタル技術検定(情報部
門)
応用情報技術者
基本情報技術者
公害防止管理者
環境都市
ファッションコーディネート
工 学 科
色彩能力検定
土木施工管理技能検定(学科
試験)
2級
応用情報技術(C)
基本情報技術(C)
第 1~4 種 公害防止管理1
主任
公害防止管理2
2級
A・F・T 色彩検定1
1級
A・F・T 色彩検定2
2級
土木学会土木技術検定試験
測量士
ディジタル技術(情報) 2
測量士補
測量士
建築学科 宅地建物取引主任者
インテリアコーディネーター
福祉住環境コーディネーター
2級
6
1
1
2
2
1
1
土木施工管理技能
1
土木技術
1
測量学Ⅱ
測量学Ⅲ
不動産概論Ⅱ
インテリア概論Ⅱ
福祉住環境Ⅱ
1
1
2
1
1
※在学中に取得した資格について,受験料の全額もしくは半額を「資格取得奨励金」として交
付する制度があります。対象となる資格など制度の詳細はキャンパスガイドを参照して下さい。
iv
【表2】
共通
試験の種類
TOEIC(R) Bridge又は
TOEIC(R) Bridge IP
取得学年
成績
対象授業科目
1年
126点以上
2年
130点以上
3年
136点以上
コミュニケーション英語Ⅰ
措置
取得 した 学年 の 成績
に5点加算されます。
コミュニケーション英語Ⅱ
(加 算後 の成 績 の上
限は100点)
機械工学科
試験の種類
資格取得時期
対象授業科目
措置
4年
情報処理(4学年)
資格取得認定後の授
3年
論理回路(3学年)
4年
情報処理(4学年)
応用情報技術者試験
基本情報技術者試験
※JABEE では学習時間を保証する必要があるため,資格取得
による単位は認められていません。
3.
業履修を免除しま
す。
専攻科に進学する人
は要注意!
進級・卒業要件
進級要件
◆
修得した単位数が,所属する学科の当該学年最低修得単位数と累積最低修得単位数
【表3】を満たしていること。
◆
履修した科目の中に,未履修科目がないこと。
◆
1~3 学年においては,特別活動の出席が2/3以上であること。
◆
当該学年の学校行事の出席が2/3以上であること。
卒業に必要な修得単位数
(まず進級要件を満たしている必要があります)
◆
合計 167 単位以上(卒業研究 9 単位を含む)
。
◆
一般科目:開講 84 単位のうち 75 単位以上(資格による単位加算が可能)。
◆
専門科目:開講 96~101 単位のうち 82 単位以上(同上)
。
※4・5 学年の欠席・欠課の計算方法について(1~3学年は出席簿で管理)

各科目の担当教員が管理する出席記録をもとに欠課数を集計します

欠課 7 回をもって 1 日の欠席,遅刻早退は 0.3 回の欠課とみなします
v
【表3】
進級・卒業に必要な修得単位数
学科
1年
M
E
当該学年最低修得単位数
25
C
A
M
E
累積最低修得単位数
25
C
A
4.
2年
3年
25
25
56
89
4年
31
30
33
33
128
128
133
127
5年
26
31
24
29
167
167
167
167
追認試験
総授業時間の4/5以上出席した未修得単位の科目について翌年度再試験を受けることがで
きます。ただし,総授業時間数の1/5を超える欠席がある科目については追認試験を受ける
ことはできません。
必修科目については,卒業認定会議の資料作成までに受けることができます。ただし,出席
時数が,総授業時間の4/5に満たない必修科目については,欠課時数分の補講を受けた上で,
追認試験を受けることができます。
5学年の場合は学年末成績提出時に,卒業研究以外の全科目の累積修得単位数が 151 以上
の者に対し,希望により,卒業認定会議の資料作成
進級できた場合,取れなか
時までの1週間程度の間に行われます。
なお,必修科目以外の実技,実験,実習を伴う科
った単位をカバー
目については原則として追認試験を行いません。
5.
学習達成度アンケート・授業アンケート
各科目それぞれについての学生の授業理解度を測るために,
「達成度アンケート」が行われます。
さらに,授業の様子や教員の教え方などについての学生の率直な意見を聞くために,
「授業アンケ
ート」が行われます。
これらは,本校の教育改善に生かすためのものですから,よく考えてまじめに回答して下さい。
6.
技術者教育プログラムと JABEE(日本技術者教育認定機構)について
(1) 技術者教育プログラム
本校の各学科には,それぞれ以下の「技術者教育プログラム」
が設けられています。
JABEE
Japan
●「機械工学プログラム」
Accreditation
●「環境都市工学プログラム」
Board for
●「建築学プログラム」
Engineering
これらのプログラムは,本校における JABEE 認定プログラムに
vi
Education
対応しているもので,各専門科目のシラバスに,目標,および対応科目一覧が示されています。
専攻科に進学した場合は,そのプログラムで指定した科目の修得が修了要件の一つになります
ので,4学年,5学年での単位取得計画に配慮してください。また大学によっては編入後の単位
認定の際に必要となります。
(2) JABEEプログラム対応科目
本シラバスの本科4・5年生の科目で【本科の教育目標】の右に【JABEE の学習・教育目標,
基準 1(1)】があるものは,JABEE認定プログラム対応科目であることを示します。またその
欄の数字や記号は,各プログラムの JABEE の学習・教育目標を示します。
(3)JABEE(日本技術者教育認定機構)とは
ここで,技術者教育プログラムと JABEE について簡単に説明をしておきます。
 大学レベル(高専の専攻科含む)の技術者教育プログラムを評価・認定する制度
 技術者教育とは,基礎学力と専門知識に人間としての素養をもたせ創意工夫しながら工
学,理学及び農学を応用する資質のある人材を養成する教育
 教育プログラムとは,技術者教育を達成するための教育機関が掲げる学習・教育目標及
びその達成のためのカリキュラムだけでなく,卒業生のアウトカムズも含めた入学から
卒業までの教育プロセス
 世界各国から相互承認してもらえる技術者資格を目指す(世界的に通用するものにし,
結果的に技術教育の質的向上を目的とする)
 要求される基準と達成:
基準1
基準2
基準3
基準4
基準5
基準6
学習・教育目標
学習・教育の量
教育手段 1)入学者選抜方法,2)教育方法 3)教育組織
教育環境 1)施設,設備 2)財源 3)学生への支援体制
学習・教育目標達成度の評価と証明
教育改善 1)教育点検システム 2)継続的改善
知識を吸収することももちろん大切ですが,能力を身につけることが重要です。学生諸
君が留意しなければならないことは,基準1の目標を理解し個人の目標を持つこと,基準
2の学習の量は原則全出席であり,本科4・5年生及び専攻科や大学で124単位以上修
得し学士の学位を取得することが必要です(分野や学科によって4・5年生の修得単位の
条件が追加されることがあるので学科で確認をしてください)。また,基準5の目標達成
度の評価は学生自身で達成度を自己評価することも求められています。さらに,国際的な
承認を得ることが目的の1つですので,外国語の外部評価(TOEIC®等)に耐えられる学
習が要求されます。なお,基準1~基準6の達成度は全て資料を添付し,証明することが
義務付けられています。
vii
7.
英語資格試験受験のススメ
どんな目的を持って英語の学習をしていますか。この質問
に対して「授業の予習復習をして試験でいい結果を出した
い。」と答える学生が一番多いと思われます。この回答は英語
の授業を大切にする気持ちが表れています。しかし,学校の
試験は多くの場合,授業で習ったことを確認する試験なので,
これまで積上げてきた自分の英語の実力を測るには別の試験
が必要です。つまり,実用英検,工業英検,TOEIC®,TOEFL®
TOEIC®=
Test of English for
International
Communication
国際コミュ ニケーション
英語能力テスト
などの資格試験です。
本校では,英語力の向上のため以下のような奨励策を実施
しています。
 実用英検,工業英検の資格取得,TOEIC®スコアに応じた単位認定
 取得した TOEIC Bridge®の点数に応じた,学年末成績評価への点数加算(1~3 学年)
 TOEIC®テスト成績優秀者の表彰,マウイ交流研修への参加費助成
 実用英検,工業英検,TOEIC®IP テストの校内会場での実施
 TOEIC®テスト団体会員制度による受験料割引
 eラーニングシステム(ALC NetAcademy2)の利用
(1)資格試験の必要性
これらの資格試験は現在自分の英語の力がどのくらいついているかを確かめるものです。学校
の評価と違った観点から自分の英語力を測ることができます。ですから,チャレンジして自分の
英語力を知ることは必要なことです。また,これらの資格試験の結果は学校の単位認定で優遇措
置を受けたり,企業の昇進の条件になっている場合もありますので受験するメリットがあります。
英語の力は日々の勉強によって次第についていくものです。まず英語の授業,それから資格試験
対策をおこないましょう。
(2)実用英検
この試験は中学時代に受けている人も多いと思いますので、内容について説明する必要はない
と思います。本校の英語科では,本校の学生が受験しやすいように本校は 1 次試験の準会場にな
っています。
(3)TOEIC®
TOEIC®は,国際社会において英語で仕事をする能力を測るために
開発された試験です。TOEIC®は,多くの企業で海外出張の人材選抜
卒業後に役立つ
TOEIC®
や人事異動の資料などに使われ,現在では多数の高専が IP テストを
学内で実施しています。皆さんも卒業までに最低 1 回は受験することになります。TOEIC®対策
として,3・4 学年の授業でこのテストに慣れるために実際に問題を解く練習や,e ラーニング
viii
システムを利用した自学自習が設定されています。
(4)校内統一テスト
本校での英語試験には,
「実用英語検定試験」の受験奨励と
TOEIC®および TOEIC Bridge®統一試験があります。英語学
校内のパソコン利用の
習には,授業だけでなく,図書館の TOEIC®対策教材や,教
教材(e ラーニングシス
育センターなどでパソコン利用の教材(e ラーニングシステ
テム)を用いて勉強しよ
ム)を活用して勉強しましょう。また,eラーニングシステ
う
ムは,学生寮に設置されたパソコンや学外(自宅など)から
のアクセスも可能です。
(5)英語統一試験成績優秀者表彰
・
校内で実施する英語統一試験で優秀な成績を収めた者のうち1学年から5学年の各学科2
名に対し,修業式において記念品が授与されます。
・
1~3 学年では,当該学年で取得した TOEIC Bridge®の点数に応じて,学年末成績評価へ
の点数加算を行います。
ix
8.
持続発展教育(ESD)について
最近、「持続可能な社会のために・・・」と言う言葉を良く耳
にしませんか?日本では、1970 年代頃までに、公害に関わ
る基本的な対処技術や法整備がほぼ確立され、大気汚染を除
く典型7公害に対する環境基準の適合は実現されました。し
ESD:
Education for SD
かしながら、1980 年代頃からは、地球規模での環境問題が
発現して来ています。中でも地球温暖化は最も深刻な問題で
すが、その主原因が科学的に証明され、全世界で共通の認識
SD:
Sustainable
と成り得たのは、2007 年の IPCC(Intergovernmental
Development
Panel on Climate Change: 気候変動に関する政府間パネ
(持続発展可能開発)
ル)報告によってです。すなわち、私達人間の生活の営みか
ら発生した CO2などの許容量を超える温暖化効果ガス等に
よって、地球温暖化やオゾン層破壊が、著しい早さで進行しており、人類の将来の生存に危機的
な悪影響をもたらすことが、やっと最近になって世界的に認められたと言うことです。
全人類が協働して環境保全を図って行かなければならない問題ですので、国による経済や産業、
慣習等の社会的状況の相違はあっても、その国を構成する人々一人一人が、地球規模の環境保全
の重要性を認識し、改善に努めて行く意志をもって日々の生活を過ごすことが基本となります。
(ESD、
そこで、国連のユネスコが中心となって、全世界の人々に、
「持続可能な開発のための教育」
略して「持続発展教育」
)を実践して行きましょうとの提唱がなされ、現在に至っています。
呉高専では、全ての学生に対し、工学専門技術者として将来取り組む技術開発を通して、この
地球環境保全に寄与し続けて行く人材に育つように、全教科に ESD を取り入れた講義・演習・
実習を展開すると言う、高等教育機関では初めての画期的な教育を実践しています。呉高専生が、
一過性でない、この様な持続的な教育態勢の下で、持続発展可能な開発(SD)を主導できる専門
技術・能力を身に付けることにより、地球規模での SD 社会の構築に寄与できるものと確信して
います。SD の素養をもった呉高専生が、研鑽を常に心掛けた意欲的な技術系コア人材として活
躍できるように育成することを、本校の教育目標の基軸としているのです。
SD を心掛けた技術開発は、今、社会で強く求められている技術者としての高い倫理性を尊ん
だ活動に通じています。皆さんは、この全教科 ESD と言う本校独自のカリキュラムを最大限に
活かして、技術者として社会に寄与し続けて行けるように、学修に意欲的に取り組んで行って下
さい。
この学修に対する取り組みの際に役立つ説明が、シラバスには記載されています。全ての科目
】」と言う項目です。
のシラバス中の後半部分に記載されている、「
【ESD との関連 (教育目標)
(ESD1~ESD4)
そこには、
その科目で狙いとしている ESD の内容の簡単な説明と、
教育目標が、
と言う記号で表示してあります。これらの記号の意味は、次の通りです。
x
 ESD1: 価値の多様性を認識し、尊重する素養を身に付けること
 ESD2: 環境教材(学習材)を通じて SD 力を身に付けること
 ESD3: 専門分野に対応した環境関連の知識と考察力を身に付けること
 ESD4: 環境適合設計や環境マネージメント、公害防止等の実務手法の基礎を
身に付けること
皆さんが余り聞き慣れていない言葉が出て来ましたね。簡単にその意味を説明します。
 価値の多様性:
地球環境問題の解決には、国や人種の垣根を超えた協働(相互の特性
等を認め合った上で、社会活動を協力し合う関係)が不可欠です。そのためには、多文
化共生、平和、人権、福祉、・・・等の、地球上の生物の営みに関わる多様な価値を認識す
ることや、国連、環境保全、経済、条約、法律、オリンピック等のスポーツ(規約)、美
術、音楽、文学、世界遺産、・・・等において見られる、私達人類に内在している理性や感
性等の、人間性の根底に在る共通的な価値の認識が、必須であることを意味しています。
すなわち、様々な価値の存在を認識した上で、技術者としての倫理観をもって多面的に
考察できる能力を身に付けることが、
SD 力を発揮するための最大の基盤となるのです。
 環境教材(学習材)
: 教科書や参考書等の教材を用いた学修を通して、環境関連の様々
な事柄を理解し、考察できるように取り組んでいることを意味しています。
 環境適合設計:
私達が何らかの活動をすると、必ず、社会的にプラスの効果を示す何
らかの成果と、環境的に何らかのマイナスの影響(環境負荷と言います)とを与えてし
まいます。例えば、技術者が便利な工業製品を設計・製造した場合を想定すると、その
製品は消費者の生活向上に寄与、すなわちプラスの効果を与えますが、一方、製造に必
要な資源や製造に伴う電力等のエネルギーの消費、更には、その製造過程で排出される
廃棄物等、環境に対してマイナスの影響も与えてしまうと言う、相反する作用を同時に
与えてしまうのです。そこで、呉高専生は、身に付けた SD 力を駆使して、環境負荷が
出来得る限り最少になるような構造設計や工程設計等を考案して、社会に寄与すること
が期待されているのです。これが、環境に適合(配慮)した設計をする(DfE: Design
for Environment)と言う意味です。
 環境マネージメント: EMS(Environmental Management System)とも呼ばれ、
組織が、環境負荷低減のために継続的な取り組みをすることを意味します。国際的な規
格(ISO14001 と称されています)が存在し、日本は、その認証数においてトップク
ラスに在り、環境意識が大変高い国です。皆さんも、将来関わる機会が多いと思われま
すので、本校では、
(ESD4)と記載された科目は元より、全学生が、技術者倫理と言う
講義を通して、先の DfE と併せて、その基礎を学修できるようになっています。
受講の際は、シラバスに記載されている ESD 項目にしっかり目を通して下さい。また、技術
的課題に対しては、常に環境(負荷)を考慮した考察を心掛け、SD 力を意識的に高めるように
努めて下さい。皆さんが技術者として、SD 社会の構築に寄与して行くことを期待しています。
xi
一
般
科
一般科目概要・・・・ 1
教育課程表・・・・・ 2
【第1学年】
国語総合(現代文)・ 4
国語総合(古典)・・ 5
社会科学入門・・・・ 6
歴史・・・・・・・・ 7
基礎数学AⅠ・・・・ 8
基礎数学AⅡ・・・・ 9
基礎数学B・・・・・10
物理・・・・・・・・11
化学・・・・・・・・12
保健・・・・・・・・13
体育・・・・・・・・14
芸術・・・・・・・・15
コミュニケーション英語Ⅰ・16
英語表現Ⅰ・・・・・17
【第2学年】
現代文・・・・・・・18
古典・・・・・・・・19
歴史・・・・・・・・20
数学A・・・・・・・21
数学B・・・・・・・22
物理・・・・・・・・23
化学・・・・・・・・24
保健・・・・・・・・25
体育・・・・・・・・26
コミュニケーション英語Ⅱ・27
英語表現Ⅱ・・・・・28
目(環境都市工学科)
【第3学年】
現代文・・・・・・・29
現代社会・・・・・・30
地理・・・・・・・・31
数学A・・・・・・・32
数学B・・・・・・・33
化学・・・・・・・・34
体育・・・・・・・・35
コミュニケーション英語Ⅱ・36
英語表現Ⅱ・・・・・37
【第4学年】
法学・・・・・・・・38
体育・・・・・・・・39
総合英語Ⅰ・・・・・40
総合英語Ⅱ・・・・・41
英語・・・・・・・・42
ドイツ語・・・・・・43
中国語・・・・・・・44
ハングル・・・・・・45
ロシア語・・・・・・46
日本文学Ⅰ・・・・・47
経済学・・・・・・・48
数学特論・・・・・・49
バイオテクノロジー・・・・50
オーラルコミュニケーションⅡ・51
【第5学年】
哲学・・・・・・・・52
体育・・・・・・・・53
総合英語Ⅲ・・・・・54
英語・・・・・・・・55
ドイツ語・・・・・・56
中国語・・・・・・・57
ハングル・・・・・・58
ロシア語・・・・・・59
国際関係論・・・・・60
歴史特講・・・・・・61
日本文学Ⅱ・・・・・62
心理学・・・・・・・63
経営学・・・・・・・64
呉・芸南学・・・・・65
1
一般科目概要
今日の科学技術者は,幅広い常識と高度な科学的知識を持つとともに,豊かな想像力と鋭い国際感覚
を併せ持った人間であることが望まれています。高等専門学校はこのような人間の育成をめざして,5
年間の一貫教育を行っている高等教育機関です。そして,この目的に沿うために一般教養科目が置かれ,
教育課程が編成されています。これは高専のその専門学科を選択するにしても,共通して必要な一般教
養,基礎学力が養えるように配慮されています。そして,学年が進むにつれて一般科目の授業数が少な
くなり,専門科目の授業を多く履修するようになります。
教育内容は,基礎的な後期中等教育段階から始まり,次第に高度な高等教育段階へと発展して履修さ
れていくようになります。また特に4年,5年では選択科目を設け,現代社会の動向に対応した科目や
学生自身の志向に応じた科目が選択できるようにしています。
教育目標
1)国語
国際社会を生きるこれからの工業技術者には,日本人としての教養,豊かな発想を生み出す感性,
あらゆる表現の基礎となる日本語コミュニケーション能力が求められる。ついては,国語教育の目
標を次のように設定する。
・日本語文化に対する知識と理解を深め,多様な文化を尊重する心と豊かな感性を養う。
・日本語表現を正しく的確に理解する力を養う。
・日本語によって論理的かつ分かりやすく表現する力を養う。
2)社会
社会科の分野における基礎的な教養と学力を養成し,社会人として生活するのに不可欠な知識や
考え方を身につけさせるとともに,自ら考え,表現する能力を育成することを社会科教育の目標と
して設定する。
3)数学
工学を学ぶためだけでなく社会の様々なニーズに対応できる数学的能力(基礎知識,基礎技術,
方法論の理解,自ら思考し推論する力,数学的センス等)を身につけさせる。また,大学編入学試
験にも対応できる学力の育成に努めて,全体のレベルアップを図る。
4)理科
専門科目あるいは社会のニーズに対応できるように基礎的な学力を身につけさせる。また,基礎
知識のみならず,実験を通して観察,工夫し,これを考察して報告する能力を身につけさせる。自
然の諸現象に目を向け,科学的に解明しようとする能力を養う。
5)保健体育
生涯にわたって計画的に運動に親しむ資質や能力を養い,健康の保持増進のための実践力の育成
と,体力の向上を目標とし,健康・安全や運動についての理解と運動の合理的な実践を行う。
6)英語
学校における英語教育であるので英語の基礎能力を養成することが主目標になる。また,学生に
具体的な目標を持たせるために資格試験の受験を奨励する。JABEE に対応するため,3年生まで
には実用英語検定の準2級を,卒業までに実用英語検定の2級を取得することを目指す。また,平
成15年度から実施している TOEIC による統一試験の結果を踏まえ計画的な英語力向上策を作成
して実施する。専攻科の学生は修了までに TOEIC で 400 点以上の取得を目指す。
7)第二外国語
高等教育機関では第二外国語の習得は不可欠と考える。他国の文化に触れるだけでなく職業人と
してもその必要性は大きい。現在,第二外国語はドイツ語,中国語,ハングル,ロシア語を開設し
ており,基礎文法と初級読解力を養うことを目標としている。
2
一般科目(各学科共通) 1学年~3学年
選
択
必
修
科
学年別配当
授 業 科 目
単位数
国語総合(現代文)
2
2
国語総合(古典)
1
1
日本語表現法
1
現代文
人
古典
文
・ 社会科学入門
社
哲学
会
現代社会
3
備 考
1年 2年 3年 4年 5年
1
1
1
1
2
1
1
1
1
2
2
法学
1
歴史
4
地理
1
基礎数学AⅠ
2
2
基礎数学AⅡ
2
2
2
2
基礎数学B
自
数学A
然
数学B
1
2
2
1
6
3
3
5
3
2
物理
5
2
3
化学
5
2
2
1
保健・体育
10
3
3
2
芸術
3
2
1
1
コミュニケーション英語Ⅰ
3
3
1
1
コミュニケーション英語Ⅱ
5
上級コミュニケーション英語ⅠA
2
2
学修単位
上級コミュニケーション英語ⅠB
2
2
学修単位
外 上級コミュニケーション英語Ⅱ
1
国 英語
語
英語表現Ⅰ
4
2
英語表現Ⅱ
4
第二外国語
1
2
2 第二外国語を選択しない者は履修すること。
4
2
2
2
2
2
開
設
単
位
数
計
83
25 23 17 11
7
履
修
単
位
数
計
79
25 23 17
5
9
日本語・日本文学Ⅰ
2
2
経済学
2
2
数学特論
2
2
バイオテクノロジー
2
2
英語表現上級
2
2
国際関係論
2
2
歴史特講
2
2
2
2
心理学
2
2
経営学
2
2
目 日本語・日本文学Ⅱ
呉・芸南学
2
2
開
設
単
位
数
計
22
10 12
履
修
単
位
数
計
4
2
2
計
83
25 23 17 11
7
履
修
単
位
数
合
選 特別一般講義A
択
特別一般講義B
科
目 特別一般講義C
1
1
1
1
1
1
(B)特別一般講義D
1
1
ドイツ語,中国語,ハングル,ロシア語から1科
目選択すること。
なお,第二外国語を選択しない者は,英語を履修
すること。
特別一般講義A,特別一般講義B,特別一般講義
C及び特別一般講義Dとは,中国・四国国立大学
間共同授業で開講する授業科目,教育ネットワー
ク中国会員校が指定する授業科目(以下「他大学
等が実施する授業科目」という。)及び校長が別
に指定する授業科目を示す。
3
一般科目(各学科共通) 4学年~5学年
学年別配当
授 業 科 目
選
択
1年 2年 3年 4年 5年
国語総合(現代文)
2
2
国語総合(古典)
1
1
国語表現
1
現代文
人
古典
文
・ 倫理
社
哲学
会
政治・経済
2
2
2
1
1
2
1
1
2
2
法学
1
歴史
4
2
地理
1
1
数学A
10
4
3
3
自 数学B
然 物理
7
2
3
2
5
2
3
5
3
2
保健・体育
10
3
3
芸術
1
1
総合英語Ⅰ
11
4
総合英語Ⅱ
2
総合英語Ⅲ
外
英語
国
語 オーラルコミュニケーションⅠ
修
1
2
化学
必
第二外国語
1
2
2
1
1
美術とする。
3
2
2
学修単位(4年)
2
学修単位
1
1
4
2
2 第二外国語を選択しない者は履修すること。
4
2
2
5
2
2
1
開
設
単
位
数
計
84
27 24 16 10
7
履
修
単
位
数
計
80
27 24 16
5
8
日本文学Ⅰ
2
2
経済学
2
2
2
2
バイオテクノロジー
2
2
オーラルコミュニケーションⅡ
2
2
国際関係論
2
2
歴史特講
2
2
日本文学Ⅱ
科 数学特論
2
2
目 心理学
2
2
経営学
2
2
呉・芸南学
2
2
開
設
単
位
数
計
22
10 12
履
修
単
位
数
計
4
2
2
計
84
27 24 16 10
7
履
修
単
位
数
備 考
単位数
合
選 特別一般講義A
択
特別一般講義B
科
目 特別一般講義C
1
1
1
1
1
1
(B)特別一般講義D
1
1
ドイツ語,中国語,ハングル,ロシア語から1科
目選択すること。
なお,第二外国語を選択しない者は,英語を履修
すること。
特別一般講義A,特別一般講義B,特別一般講義
C及び特別一般講義Dとは,中国・四国国立大学
間共同授業で開講する授業科目,教育ネットワー
ク中国会員校が指定する授業科目(以下「他大学
等が実施する授業科目」という。)及び校長が別
に指定する授業科目を示す。
4
【科目名】 国語総合Ⅰ(現代文)(Integrated Japanese LanguageⅠ/Modern)
【担当教員】
外村彰
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 日本語で書かれた文章を的確に理解する能力を養うため、小説や詩歌、評論や随筆などを読解する。また、自分の考えをまとめ、
表現できる思索・言語能力を体得する。本授業は、読む力を通した多様な人間認識、人間力の形成のために必要である。
1.日本語で書かれた文章を的確に読解すること。
2.さまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけること。
3.作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につける。
達 前半
成
目
標
後半
1.日本語で書かれた文章を的確に読解すること。
2.さまざまな文章にふれ、思索できる力や感性などを身につけること。
3.作品が書かれた時代、作家に関する知識を身につける。
【教科書】 『探求国語総合 現代文・表現編』(桐原書店)
【参考書等】 『ビジュアルカラー 国語便覧』(大修館書店)、『漢字の実践学習』(第一学習社)
【授業方法】 講義を基本とする。週に一度を目安に漢字テストを実施する。適宜課題提出も課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス/自己紹介文
1.評論「『美しさの発見』について」
第2週 高階秀爾「『美しさの発見』について」
評論文における論理展開を理解する。
「美」を発見する芸術家の感性を理解する。
第3週 高階秀爾「『美しさの発見』について」
第4週 高階秀爾「『美しさの発見』について」
第5週 高階秀爾「『美しさの発見』について」
2.小説「羅生門」
前
第6週 芥川龍之介の文学
人物形象と事件の読解を通して主題を理解する。
第7週 中間試験
極限状況における人間の行動について理解する。
第8週 芥川龍之介「羅生門」
作者に関する文学史的知識を身につける。
第9週 芥川龍之介「羅生門」
3.詩「サーカス」「崖」
第10週 芥川龍之介「羅生門」
戦前、戦後の代表的な口語自由詩を鑑賞する。
期 第11週 芥川龍之介「羅生門」
第12週 中原中也「サーカス」
詩の世界に描かれた感受性を体得する。
第13週 中原中也「サーカス」
作者に関する知識を身につける。
第14週 石垣りん「崖」
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 星野道夫「アリューシャン、老兵の夢と闇」
1.随想「アリューシャン、老兵の夢と闇」
第17週 星野道夫「アリューシャン、老兵の夢と闇」
戦争、時間、人生の意味について考える。
第18週 星野道夫「アリューシャン、老兵の夢と闇」
人間の生き方について各自で思考をめぐらす。
第19週 星野道夫「アリューシャン、老兵の夢と闇」
第20週 短歌(与謝野晶子、若山牧水)
2.短歌/俳句
後 第21週 短歌/俳句(塚本邦雄、中村草田男)
短歌の修辞、鑑賞力を身につける。
第22週 俳句(加藤楸邨、尾崎放哉)
俳句の修辞、鑑賞力を身につける。
第23週 中間試験
第24週 夏目漱石「夢十夜」
3.小説「夢十夜」
人物形象と事件の読解を通して主題を理解する。
第25週 夏目漱石「夢十夜」
第26週
内田樹「歴史は『今・ここ・私』に向ってはいない」
作者に関する文学史的知識を身につける。
期
第27週 内田樹「歴史は『今・ここ・私』に向ってはいない」 第28週 内田樹「歴史は『今・ここ・私』に向ってはいない」 4.評論「歴史は『今・ここ・私』に向ってはいない」
第29週 内田樹「歴史は『今・ここ・私』に向ってはいない」 評論文における論理展開を理解する。
学年末試験
歴史の認識、発想力の大切さについて理解する。
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学習した国語をふまえ、より高度な読解力や表現力、ひいては人間をめぐる思索力、洞察力を身につける科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校の国語
【同時に学ぶ科目】
古典
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 小説や詩歌、評論や随筆が表現する世界観・感受性を学び、多様な人間観を幅広く受けとめ、自らの教養とすることで、人間力の
形成などESDで多用される表現が身につくようにする。
【評価方法と基準】
4回の定期試験(約80%)+平常点(提出物、小テスト、授業態度など)(20%)により総合的に評価する。60%以上で合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業態度を重視する。態度不良者は:その都度減点対象とし、単位不認定に至ることがある。積極的な授業参加により、語彙力、読
解力、感受性を養い、人間として多様な価値観を持って生きることの大切さを解し、教養の幅を広げていってもらいたい。なお漢字
テストは一画ずつ丁寧に書くこと。
5
【科目名】
古典 (Classical Japanese Literature)
【担当教員】
片桐 まい(非常勤講師)
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 古文・漢文を理解するための基礎学力を身につけ、古い時代の人々のものの見方や考え方について学習し、理解を深める。多
様な価値観を身につけ、豊かな教養を修める一助としたい。本授業は、読む力を通した多様な人間認識、人間力形成のために
必要である。
達
前半
1.古文と現代文の違いを知る。
2.和文・漢文の言い回しやリズムを知り、日本語表現の多様性を理解する。
3.漢文訓読の基礎知識を知る。
成
目
標
後半
1.韻文の古典的名作を読むことで、古人のものの見方を理解し、日本語日本文化の教養とする。
2.漢詩の文法・通釈に親しみ、日本語習熟能力の礎とする。
3.長く読み継がれてきた古典の持つ人生の知恵を体得する。
【教科書】 『探求国語総合 古典編』(桐原書店)
【参考書等】 『ビジュアルカラー 国語便覧』(大修館書店)
【授業方法】 講義を基本とする。適宜課題提出も課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス、古文入門
1.古文の文体に慣れる。
第2週 「伊勢物語」(「芥川」)
古文と現代文の違いを知る。
第3週 「伊勢物語」(「芥川」)
文中の語彙、表現を解し、通釈能力を高める。
第4週 「伊勢物語」(「芥川」)
文法・文学史的知識を身につける。
第5週 「伊勢物語」(「芥川」)
前
第6週 「伊勢物語」(「芥川」)
第7週 中間試験
2.漢文訓読・書き下し文ができるよう練習する。
第8週 漢文入門「訓読に親しむ」
漢文の修辞、表現法を理解する。
第9週 漢文入門「推敲」
鑑賞を通して、韻文を読みとる感性を磨く。
第10週
漢文入門「推敲」
文法・文学史的知識を身につける。
期 第11週 漢文入門「推敲」
第12週 漢文入門「漁夫の利」
第13週 漢文入門「漁夫の利」
第14週 漢文入門「漁夫の利」
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 「平家物語」(「祇園精舎」)
1.平家物語
第17週 「平家物語」(「祇園精舎」)
和漢混交文に親しみ、古典の文体のリズムに慣れる。
第18週 「平家物語」(「祇園精舎」)
鑑賞を通して、当時の人々の考え方を読みとる感性を磨く。
第19週 「平家物語」(「木曾の最期」)
文法・文学史的知識を身につける。
第20週 「平家物語」(「木曾の最期」)
後
第21週 「平家物語」(「木曾の最期」)
第22週 中間試験
2.漢詩(李白・杜甫・王維など)
第23週 漢詩について
漢詩の修辞、表現法を理解する。
人生の修養・智慧を読みとって体得する力を涵養する。
第24週 五言絶句
第25週
五言絶句
文法・文学史的知識を身につける。
期 第26週 七言絶句
第27週 七言絶句
第28週 五言律詩・七言律詩
第29週 五言律詩・七言律詩
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学んだ古典の世界をより深く味わい、日本語・日本文化や、それに影響を与えた中国古代文化について知る。また、日
本語表現技法を学び、自らの文章表現に役立てる。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校国語
【同時に学ぶ科目】
国語総合(現代文)
(ESD1 )
【ESDとの関連 (教育目標)】 多様な価値観を身につけることで、これからの社会のあり方を考え、行動できる能力を体得する。また、その際の拠りどころとな
るアイデンティティについて考える端緒とする。結果的に人間力の形成などESDで多用される表現が身につくようにする。
【評価方法と基準】
定期試験(約80%)+平常点(課題など提出物、授業態度など)(20%)により総合的に評価する。60%以上で合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
国際化が進めば進むほど、自らの拠って立つ日本文化の理解、また自分自身のアイデンティティを持つことが重要となる。――
積極的な授業参加により、語彙力、読解力、感受性を養い、人間として多様な価値観を持って生きることの大切さ、また東洋文化
の基底を解することで、各人の教養の幅を広げていってもらいたい。
6
【科目名】
社会科学入門 (Introduction to Social Science)
【担当教員】
木原 滋哉
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位、通年、講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 常識や他人の主張を鵜呑みにするのではなく、それが本当か疑ってかかり、論理的に考えることができるように、批判的思考力
を体得することが目的である。ある主張について、理由から結論に至る筋道が適切であるかどうか、チェックできるように学ぶ。
1.議論の意義を理解する
2.主張を批判的に理解する
3.演繹法と帰納法について理解する
達 前半 4.さまざまな推論の誤りについて理解する
5.統計データを正確に利用できるようになる
成
目
標
後半
1.因果関係(原因と結果の関係)を正しく把握する
2.演繹の諸形式について理解し、使用できるようになる
3.科学的思考の特質について理解する
4.科学的思考と市民の論理との違いを理解する
【教科書】 プリントを使用する
【参考書等】 道田泰司ほか『OL進化論』(北大路書房)、アレく・フィッシャー『クリティカル・シンキング入門』(ナカニシヤ出版)など
【授業方法】 講義だけではなく、グループで議論を重ね、主張や議論の仕方についても学ぶ
【項 目】
【内 容】
第1週 議論とは何か
議論の構造を学ぶ(根拠/理由・推論・結論)
第2週 理由と結論を探し出す
理由と結論を探し出す
論証の諸形式を学ぶ(論証図を作成する)
第3週 論証図を作成する
第4週 暗黙の前提を探す
誤った前提を探し出す
第5週 演繹法とは何か
演繹法と帰納法の違いを理解する
前
第6週 帰納法とは何か
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
理由の矛盾や信頼性など理由の適切さをチェックする
統計データの扱いに注意する
第9週 理由の適切さをチェックする
第10週
理由の矛盾や信頼性
推論の誤りを理解する
確証バイアス、あと知恵バイアス、二分法論法など
期 第11週 統計データ
第12週 推論の誤り①
第13週 推論の誤り②
第14週 推論の誤り③
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 因果関係①
因果関係について学ぶ
第17週 因果関係②
因果関係と相関関係、因果関係と前後関係など
第18週 因果関係③
第19週 三段論法①
演繹の基本的形式
第20週 三段論法②
ベン図を作成できるようになる
後 第21週 誤った演繹①
裏・逆・対偶を理解する
第22週 誤った演繹②
誤った演繹を指摘できるようになる
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
仮説形成について
科学的思考と反証可能性
第25週 科学技術と推論①
第26週
科学技術と推論②
期
第27週 合意形成と議論①
合意形成に必要な推論について
第28週 合意形成と議論②
因果関係とリスクの評価
第29週 まとめ
市民の論理と科学的思考の違いについて
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
社会科学入門は、社会関係科目の基礎であるだけではなく、すべての科目の基礎である。論理的思考のスキルを習得して、自
分自身で考えて、他人と討議を重ね、よりよい結論を導き出すスキルは、学習するうえでも、社会に出てからも役立つであろう。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校で学ぶ社会科の科目
【同時に学ぶ科目】
ESD1
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境問題を考えるとき、因果関係やリスクの評価などは、科学的論理と市民の論理では大きく異なる。どのような思考方法で、
環境問題を考えているのか、自覚するためのスキル修得を目指す。
【評価方法と基準】
4回の定期試験(70%)+レポートなど(30%)=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
社会科学入門は、ある考えを学ぶのではなく、自分がどのように思考しているかを学ぶ科目である。さまざまな考え方があるこ
と、そのなかで自分がどのような考え方をしているのか、はっきりと自覚したうえで、高専生活を有意義に過ごしてほしい。
7
【科目名】
歴史(History)
【担当教員】
宇根俊範
【学年 学科名】
1年生環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修、2単位、通年
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 日本古代から中世の歴史を政治・社会・文化の面に力点をおきながら学習する。また、現代にも通じる問題については教科書に
とらわれることなく、より詳しく論じる。具体的には日本人の宗教観・夫婦別姓の問題・日本文化の特徴などを取り上げる
・日本の国家の形成過程を把握する
達
・日本が中国律令国家をモデルにして発展していく過程を把握する
前半
・日本の古代の生活・文化の特徴を把握する
成
目
標
後半
・貴族の時代から武士の時代への変遷を理解する
・日本中世の生活・文化の特徴を把握する
・戦国時代から天下統一の過程を把握する
【教科書】 伊藤純郎ほか「高等学校日本史B」(清水書院)
【参考書等】
【授業方法】 講義中心。参考にビデオ視聴する。
【項 目】
【内 容】
第1週 呉の歴史(戦艦大和)
地元呉に関る歴史について学ぶ
縄文・弥生時代の生活やその特徴について知る
第2週 原始社会の文化
第3週 小国家の形成・連合
東アジアの中で日本に小国家が成立していく過程を理解する
第4週 日本神話
日本の紀元について辛酉革命を理解する
第5週 大和政権
氏・姓について理解する
前
第6週 古墳文化
古墳の構造や被葬者と古墳名との関係について理解する
第7週 中間試験
第8週 聖徳太子の政治
聖徳太子の政治が何を目指したものか把握する
第9週
飛鳥文化
飛鳥文化の作品などを通じてその特徴を理解する
法隆寺の建築様式を理解し、併せて木造建築の技術を知る
第10週 法隆寺の建築様式
第11週
律令国家(1)
日本の律令国家を中国のそれと比較して、日本的な特徴を理解する
期
第12週 律令国家(2)
同上
第13週 奈良時代の政治
奈良時代の政治を概観して藤原氏が台頭する過程を知る
第14週 平安時代の政治
藤原氏の摂関政治の特徴を理解する
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 天平文化
天平文化の特徴について理解する
第17週 平安時代の文化
国風文化の特徴について理解する
第18週 平氏政権
平氏政権が短命に終わった理由について理解する
第19週 源平争乱
源平争乱の過程を知る
第20週 鎌倉幕府
鎌倉幕府の統治組織・御家人制の特徴について知る
後
第21週 鎌倉時代の文化
鎌倉文化の特徴について理解する
第22週 鎌倉新仏教
鎌倉新仏教のそれぞれの特徴について把握する
第23週 中間試験
室町幕府の統治組織の特徴について知る
第24週 室町幕府
第25週
室町文化
能楽・狂言・茶道などについて理解する
各地の戦国大名について学ぶ
期 第26週 戦国大名(1)
第27週 戦国大名(2)
毛利氏の発展過程を知る
第28週 天下統一
信長・秀吉・家康の天下統一事業の過程を理解する
第29週 江戸幕府の成立
関ケ原の戦い、大坂の陣について、その意味を理解する
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学んだ歴史より詳しく教え、日本の原始から近世までの大きな歴史の流れを把握する
【先行して理解する必要のある科目】
中学校で学んだ社会科
【同時に学ぶ科目】
ESD1
【ESDとの関連 (教育目標)】 日本の歴史の学習(とりわけ社会制度・文化等)を通じて多様な価値観を認識させる。
【評価方法と基準】
評価基準:(前期末成績+後期中間成績+学年末試験)÷3=学年末成績 60点以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
日頃から本や新聞などを読んで、社会問題・時事問題に興味をもつようにしてください。「歴史」は暗記科目ではありません。
8
【科目名】
基礎数学AⅠ(Fundamental Mathematics AⅠ)
【担当教員】
赤池 祐次
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 中学校の数学をもとにして,高専数学のための基礎づくりを目的とする。整式の計算から入り,方程式や不等式,2次関数な
どを学習し,数学的な考え方や計算技術などの習得を目指す。就職・進学に必ず必要となる基礎学力を身に付ける。
1.いろいろな数と式について四則計算ができること。
2.いろいろな方程式,不等式が解けること。
達
前半
成
1.等式,不等式の証明ができること。
2.2次関数の性質を理解し,グラフがかけること。
目
標
後半
【教科書】 新井一道他『新基礎数学』(大日本図書)
【参考書等】 新井一道他『新基礎数学 問題集』(大日本図書)など。
【授業方法】 講義および演習を基本とする。適宜,小テストや課題を課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 整式の計算
1.数と式の計算
整式,分数式の計算,因数分解
第2週 因数分解
剰余の定理と因数定理
第3週 剰余の定理と因数定理
実数,平方根,複素数
第4週 複素数
第5週 2次方程式
前
2.方程式と不等式
第6週 高次方程式
2次方程式,いろいろな方程式
第7週 中間試験
恒等式,部分分数分解
第8週 恒等式
等式の証明
第9週 等式の証明
2次不等式,いろいろな不等式
第10週 不等式
集合,命題
集合・命題
期 第11週
必要条件・十分条件
第12週 命題の証明
第13週 2次関数のグラフ、2次関数と2次方程式
3.関数とグラフ
第14週 2次不等式
2次関数のグラフ,最大・最小
期末試験
2次関数と2次方程式・2次不等式
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学んだ知識をもとに,いろいろな方程式・不等式の解法や,工学を学ぶ上で重要な集合・命題,2次関数などを学ぶ
科目。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校で学んだ数学
【同時に学ぶ科目】
基礎数学B(直線,2次曲線,不等式と領域など)
(ESD1,ESD4)
【ESDとの関連 (教育目標)】 数値データの数理処理などの工学的手法の基礎となる数学的知識を身につけさせる。工学的人材に必要な数学的素養を養
う。
【評価方法と基準】
中間試験37.5%+期末試験37.5%+小テスト10%+課題15%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
これから学んでいく数学および工学の基礎なので,分からないところを残しておくと進級してから大変苦労します。答が正しい
というだけでは駄目で,答を出すまでを正しく記述することが大切です。授業をしっかり聞き,「なぜこうなるのか」と自分の頭で
考え,自分で問題を解くようにしましょう。わからない場合は積極的に質問して下さい。
9
【科目名】
基礎数学AⅡ(Fundamental Mathematics AⅡ)
赤池 祐次
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 基礎数学AⅠに続き,高専数学のための基礎づくりを目的とする。指数関数,対数関数,三角関数などを学習し,数学的な考
え方や計算技術などの習得を目指す。
1.べき関数,分数関数,無理関数などの性質を理解し,グラフがかけること。
2.指数関数,対数関数の性質を理解し,グラフがかけること。
達
前半
成
1.三角関数の性質を理解し,グラフがかけること。
2.加法定理を理解し,その応用ができること。
目
標
後半
【教科書】 新井一道他『新基礎数学』(大日本図書)
【参考書等】 新井一道他『新基礎数学 問題集』(大日本図書)など。
【授業方法】 講義および演習を基本とする。適宜,小テストや課題を課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 いろいろな関数
1.いろいろな関数
べき関数,分数関数,無理関数
第2週 分数関数・無理関数
逆関数
第3週 逆関数
第4週 指数関数
2.指数関数と対数関数
第5週 〃
後
累乗根,指数の拡張
第6週 対数関数
指数関数の性質とグラフ
第7週 〃
対数関数の性質とグラフ
第8週 中間試験
第9週 三角比とその応用
3.三角関数
第10週 〃
三角比とその応用
期 第11週 三角関数
三角関数の性質とグラフ
第12週 〃
加法定理
第13週 加法定理
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校,および基礎数学AIで学んだ知識をもとに,指数・対数関数,三角関数など工学を学ぶ上で重要かつ基礎的な内容を
学ぶ科目。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校,および基礎数学AIで学んだ数学
【同時に学ぶ科目】
基礎数学B(順列,組合せ,数列など)
(ESD1,ESD4)
【ESDとの関連 (教育目標)】 数値データの数理処理などの工学的手法の基礎となる数学的知識を身につけさせる。工学的人材に必要な数学的素養を養
う。
【評価方法と基準】
中間試験37.5%+期末試験37.5%+小テスト10%+課題15%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
これから学んでいく数学および工学の基礎なので,分からないところを残しておくと進級してから大変苦労します。答が正しい
というだけでは駄目で,答を出すまでを正しく記述することが大切です。授業をしっかり聞き,「なぜこうなるのか」と自分の頭で
考え,自分で問題を解くようにしましょう。わからない場合は積極的に質問して下さい。
10
【科目名】
基礎数学 B(Fundamental Mathematics B)
【担当教員】
左古 悦雄
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 中学校で学んだ数学に続いて、初歩の平面図形(直線・円・楕円・双曲線・放物線など)の方程式を学ぶ。次に、考えられる場合
の数が何通りあるかの計算法や、ある規則に従って並んでいる数の列(数列)に関すること等を学ぶ。
1.座標平面における点と直線、2直線の関係を理解し、問題が解けること。
達 前半 2.2次曲線(円・楕円・双曲線・放物線)の標準形を覚え、図示できること。
3.不等式の表す領域が、境界に注意して図示できること。
成
1.場合の数(順列・組み合わせ)が計算できること。
2.等差数列・等比数列の一般項・和が計算できること。
目 後半 3.シグマ記号を理解し、その計算が行えること。
4.漸化式を理解できること。数学的帰納法が利用できること。
標
【教科書】
新井一道 他著:『新基礎数学』(大日本図書)
【参考書等】 新井一道 他著:『新基礎数学問題集』(大日本図書)
【授業方法】 講義及び演習を基本とし、適宜、小テスト、課題レポートを課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 点と直線
2点間の距離
第2週 直線の方程式
内分点・外分点の座標、直線の方程式(I)
第3週 〃
直線の方程式(II)、(III)、三角形の重心
第4週 2直線の関係
2直線の垂直・平行条件
第5週 〃
前 第6週 円
円の方程式
第7週 中間試験
第8週 楕円
楕円の方程式とその標準形
第9週
双曲線
双曲線の方程式とその標準形
第10週
放物線
放物線の方程式とその標準形
第11週
2次曲線と直線
2次曲線と直線の関係
期
第12週 2次曲線と接線
2次曲線と接線の関係
第13週 不等式と領域
不等式が表す領域、最大値・最小値
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 場合の数
積の法則・和の法則
第17週 順列
順列、記号Pの定義
第18週 組み合わせ
組み合わせ、記号Cの定義
第19週 いろいろな順列
重複順列
第20週 〃
同じものを含む順列
後 第21週 2項定理
展開とパスカルの三角形
第22週 〃
第23週 中間試験
数列の定義・等差数列の一般項
第24週 数列・等差数列
等比数列の一般項
第25週 等比数列
第26週
数列の和
等差数列・等比数列の和の公式
期
第27週 〃
Σ(シグマ)記号を用いた計算・自然数の累乗和の公式
第28週 漸化式と数学的帰納法
漸化式の定義、証明論法の一つ:数学的帰納法の紹介と例題
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学んだ知識に加え、図形と式の関係、数列、場合の数など、数学の基本的な概念を学び、計算方法を見つける科目。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校で学んだ数学
【同時に学ぶ科目】
前期:基礎数学AI (多項式、複素数、方程式、集合・命題、関数とグラフなど)
後期:基礎数学AII(色々な関数、指数関数と対数関数、三角関数など)
【ESDとの関連(教育目標)】 (SD1) 現代の高度な技術は数学理論を基にして研究・開発されている。そのような状況を鑑み、持
続発展可能社会を支える人材に最低限必要な数学的な素養(微分積分や線形代数)を身に付けることに、必要な基本的数学事
項を身に付けること。
【評価方法と基準】
年4回の定期試験(70%;後期中間では課題テストを内に含む)+小テスト、プリント課題(20%)、授業意欲(10%)=100%
60%以上達成している者を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
これから学んでいく数学の基礎なので、わからないところをそのままにしておくと高学年に進んでから大変苦労します。授業に
集中し、内容を確実に理解するように努力し、必ず復習して身につけてください。また、理解できないことがあればどんどん質問
に来て下さい。
11
【科目名】
物理(Physics)
【担当教員】
林 和彦
【学年 学科名】
1年生 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 力学に関係する基本的な概念及び法則を理解し、自然のまざまな物理現象と基本的な概念を結びつけ自分で考えられるように
なることを目的とする。専門科目を学習するための基礎科目でもある。
達
前半
成
目
標
後半
1.位置、速度、加速をグラフや式などを用いて説明できる。
2.物体の運動をグラフや式を用いて説明できる。
3.様々な力の種類を説明できる。
4.力の作図ができる。
1.運動の3法則を説明できる。
2.問題に応じて運動方程式を立てることができる。
3.力学的エネルギー保存則を式を用いて説明できる。
4.仕事について説明できる。
【教科書】 総合物理Ⅰ (数研出版)
【参考書等】 センサー 総合物理 (啓林館)、新課程 フォローアップドリル物理基礎(数研出版)
【授業方法】 実験・講義・演習を組合せて授業を実施する
【項 目】
【内 容】
第1週 確認テスト・授業説明
中学校の内容の確認テスト。物理の授業の説明。
第2週 物体の運動を表す量
位置・速度・加速度
第3週 運動とグラフ
x-t ,x -t ,a -t グラフ
第4週 運動の式
等速直線運動・等加速度直線運動
第5週 落下運動
自由落下・鉛直投げ上げ・鉛直投げおろし
前 第6週
復習
第7週 中間試験
第8週 平面の運動をあれわす方法
運動の分解,三角比・ベクトル
第9週 平面の運動
水平投射・斜方投射
第10週
力
力の表し方,重力・摩擦力・張力・弾性力
物体にはたらく力
期 第11週 物体と力
第12週 力の関係
力のつり合い・作用反作用
第13週 力の合成と分解
力の表し方,重力・摩擦力・張力・弾性力
第14週 復習
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 運動方程式
運動の法則・運動方程式の導出
第17週 運動方程式
具体的な問題で運動方程式を立てる
第18週 運動方程式
仕事の定義
第19週 運動方程式
運動エネルギー・位置エネルギー
第20週 運動方程式
弾性エネルギー・エネルギーの保存
後 第21週
運動方程式
エネルギーの変化と仕事の関係
第22週 運動方程式
第23週 中間試験
第24週 運動方程式の復習
第25週 仕事の復習
期 第26週 力学的エネルギーと仕事
第27週 力学的エネルギーと仕事
第28週 力学的エネルギーと仕事
第29週 力学的エネルギーと仕事
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
物理は工学を学ぶための重要な基礎科目である。専門科目の内容を理解するためには、物理は必須である。
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
基礎数学AⅠ・Ⅱ,基礎数学B
ESD1,ESD2
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境問題等を、科学的に理解するための素養を身につける。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
前期中間試験20%+前期期末試験20%+後期中間試験20%+後期期末試験20%+小テスト・課題20%=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業では、自分で学習するための基本事項を説明します。自宅学習で、理解の確認と定着を進めることが必要です。必要な中学
校の内容を理解していない場合には、補習等をおこなう場合があります。分からないことがある場合は、教員室に質問に来て下さ
い。
12
化学(Chemistry)
【科目名】
【担当教員】
田中 慎一
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科 【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 物理量の概念、計算方法等化学の基礎を理解させる。また、物質の性質はその組成と構造によって決まることから化学結合
を理解し、日常で起こる様々な化学変化や現象を物質の性質から考える。本授業は進学等に関連し、学力向上を身につけるこ
1. 物質の構造、性質及びその変化を理解すること。
2. 化学の基本的な計算ができること。
3. 溶液調整や実験器具の使い方など基本的な実験操作を習得すること。
達 前半
成
目
標
後半
1. 化学反応式の意味を理解し、計算ができること。
2. 酸・塩基の性質及び反応を理解すること。
3. 水素イオン濃度及び水素イオン指数の計算ができること。
【教科書】 山内薫他「化学」(第一学習社)、山内薫他「化学基礎」(第一学習社)、佐野博敏他「スクエア 最新図説化学」(第一学習社)
【参考書等】 問題集「セミナー 化学基礎+化学」(第一学習社)
【授業方法】 講議及び演習を基本とし、学習内容に沿った実験を行う。実験は個人あるいはグループ実験を行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 物質の構造
1. 物質の構成
第2週 〃
物質の構成と分離・精製
物質の構成元素
第3週 〃
第4週 〃
原子の構造
第5週 〃
電子配置とイオンの形成
前
第6週 〃
元素の周期律
第7週 中間試験
2. 物質と化学結合
第8週 答案返却・解答説明, 物質の構造
第9週 物質の構造
化学式と化学結合(イオンとイオン化エネルギー)
第10週
〃
化学式と化学結合(電子親和力とイオン結合)
化学式と化学結合(イオン結晶と共有結合)
期 第11週 〃
第12週 〃
電子式と構造式
第13週 〃
分子間力と分子結晶
第14週 〃
共有結晶
期末試験
第15週 答案返却・解答説明,化学の諸法則
第16週 物質の構造
金属と金属結晶
第17週 物質量と化学変化
3.物質量
第18週 〃
原子量・分子量・式量・モルの概念と計算方法
第19週 〃
溶液の濃度(表し方と計算)
第20週 〃
化学反応式と量的関係
後
第21週 〃
化学変化における諸法則
第22週 中間試験
第23週 答案返却・解答説明
第24週 酸・塩基
4.酸と塩基
酸と塩基の性質と定義
第25週 〃
第26週
〃
水素イオン濃度・水素イオン指数の計算
期
第27週 〃
中和反応の量的な関係
第28週 〃
中和滴定による濃度計算
第29週 〃
逆滴定と酸化物
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
バイオテクノロジー、物質科学等の基礎となる科目
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
【ESDとの関連 (教育目標)】 基礎的な数学
数学、物理
(ESD1、ESD2)
環境問題、バイオテクノロジー技術を学習する上で必要な基礎的知識を身につけさせる.
【評価方法と基準】
4回の定期試験80%及び平常点(小テスト、実験レポート等)20%によって総合評価し、60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
教科書の問や演習問題は必ず自分で解くこと。わからないことは溜め込まないで、すぐに解決しておくこと。
13
【科目名】
保健(Health)
【担当教員】
佐賀野 健
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 個人及び社会生活における健康・安全について理解を深めるようにし,生涯を通じて自らの健康を適切に管理し,改善して行くため
の資質や能力を育てる。
1.現代の健康のとらえ方について理解できる。
2.健康に関わる意志決定・行動選択ができる。
達 前半 3.生活習慣病の予防について理解できる。
4.食事・運動・休養と健康について理解できる。
5.喫煙の健康に及ぼす影響とその要因・対策について理解できる。
成
1.飲酒の健康に及ぼす影響とその要因・対策について理解できる。
目
2.薬物の種類とその健康への影響について理解できる。
3.感染症の種類の理解とその予防をすることができる。
標 後半 4.エイズ・性感染症の現状の理解とその予防をすることができる。
5.欲求と適応機制について理解できる。
6.心身の相関とストレスについて理解できる。
【教科書】 和唐正勝ほか『最新高等保健体育』(大修館書店)
【参考書等】 浅野牧茂ほか『図説 最新高等保健』(大修館書店)
【授業方法】 講議を基本とする。ビデオ視聴も行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 オリエンテーション
1.現代社会と健康
第2週 現代社会と健康
健康の考え方と成り立ち
第3週 〃
私たちの健康のすがた
第4週 〃
健康に関する意志決定・行動選択と環境づくり
第5週 〃
生活習慣病とその予防
前
第6週 〃
食事と健康
第7週 〃
運動・休養と健康
第8週 〃
喫煙と健康
第9週 〃
第10週 〃
期 第11週 〃
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 現代社会と健康
1.現代社会と健康
第17週 〃
飲酒と健康
第18週 〃
薬物乱用と健康
第19週 〃
感染症とその予防
第20週 〃
性感染症・エイズとその予防
後
第21週 〃
欲求と適応機制
第22週 〃
心身の相関とストレス
第23週 〃
心の健康のために
第24週
〃
第25週 〃
期 第26週 〃
第27週 〃
第28週 〃
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学んだ知識をより深く理解していく。体育の授業と密接に関連し,個人生活及び社会生活を健康・安全に行っていく上で必
要な科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校で学んだ保健を理解していると,より理解度が深まる。
【同時に学ぶ科目】
体育
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材を通して,環境・人権・芸術の価値を理解させる。
【評価方法と基準】
前期期末試験40%+学年末試験40%+ノート整理・ビデオ視聴メモ・レポート・授業態度20%=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
現在及び将来の生活を健康で安全に暮らして行くための大切な授業です。質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用
して積極的に質問に来てください。予習としては,事前に教科書に目を通し,疑問点を明確にしておくことです。授業では,講議内容
や板書の内容を理解し,理解できない点は随時質問してください。
14
【科目名】
体育(Physical Education)
【担当教員】
佐賀野 健
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 実技
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 新体力テストの測定を実施し,自分の体力や運動能力を測定し,その結果,不足している能力を確かめ,運動能力を高める自己
診断資料とする。協調性と安全・確実・敏速に行動ができるような態度を養う。ゲームに必要な個人的技能や集団的技能を高め,
技能の程度に応じた作戦を工夫してゲームができるようにするとともに,得点や勝敗を競う過程や結果に喜びや楽しさを味わう。
1.自分の体力レベルを把握できる。
2.バレーボールの個人的技能をゲームで生かすことができる。
達 前半
3.バレーボールの集団的技能をゲームで生かすことができる。
成
4.バレーボールのゲームを企画・運営ができる。
目
1.バスケットボールの個人的技能をゲームで生かすことができる。
標
後半 2.バスケットボールの集団的技能をゲームで生かすことができる。
3.バスケットボールのゲームを企画・運営ができる。
【教科書】
【参考書等】 長谷川聖修他:「アクティブ・スポーツ」(大修館書店)
【授業方法】 基礎技術の練習を行って,ゲームの戦術を学習する。
【項 目】
【内 容】
第1週 オリエンテーション・新体力テスト
1.新体力テスト
第2週 新体力テスト
新体力テストの説明
第3週 〃
各種目の測定
第4週 集団行動・球技大会の種目
得点集計,自己評価
前 第5週 〃
2.球技大会種目
第6週 バレーボール
球技大会種目の練習
第7週 〃
第8週 〃
第9週 〃
3.バレーボール
第10週 〃
バレーボールの技術・ルール理解と審判法の説明
期 第11週 〃
個人技能の修得
第12週 〃
集団技能の修得
第13週 〃
ゲーム
第14週 バレーボール・スキルテスト
第15週 〃
第16週 体育祭りの種目
4.体育祭り種目
第17週 〃
体育祭り種目の練習
第18週 バスケットボール
第19週 〃
5.バスケットボール
バスケットボールの技術・ルール理解と審判法の説明
後 第20週 〃
個人技能の修得
第21週 〃
集団技能の修得
第22週 〃
第23週 〃
ゲーム
第24週 〃
第25週 〃
6.持久走
期 第26週 〃
長距離走の練習
第27週 〃
第28週 〃
第29週 バスケットボール・スキルテスト
第30週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
1~3学年では,一般的に高校で授業が行われている種目を授業に取り入れ,ある程度の技術修得ができるよう時間配分がされ
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
保健
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材を通して,環境・人権・芸術の価値を理解させる。
【評価方法と基準】
評価方法:運動技能,授業への取り組み方及び出席状況から評価する。
前期総合評価点=運動技能(15%)+スポーツテスト・授業態度(20%)+出席状況(15%)
後期総合評価点=運動技能(25%)+授業態度(10%)+出席状況(15%)
前期総合評価点(50%)+後期総合評価点(50%)=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
学校指定の体操服及び体育館シューズを着用すること。体力づくり・練習方法等,クラブ活動に活用するとよい。授業だけでは運
動不足なので,クラブ活動や自主的トレーニングを行うとよい。
15
【科目名】
芸術(Arts for engineers)
【担当教員】
佐々木伸子
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 演習
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 原始以来、産業革命を経て現代アートに至る芸術の歴史を講義と演習を通して学ぶ。
知識や情報を得た上で課題に対する考えを整理し、スケッチを行い、実際に制作して他者に伝える一連の作業を
通して、技術者として備えるべき「形の意味を読み解く力」を身につける。
この授業を通して、人が自分の思いや意見を形に表現して人に伝えつづけてきた成果としての芸術について考えて
ほしい。
達
知識
1. 原始の芸術活動について学ぶ.
2.西洋美術の歴史を学ぶ
3.産業革命以前と以降の芸術の変化を学ぶ.
4.現代アートについて考える.
成
目
標
制作
1.一つの考えを立体造形により表現する.
2.具象的表現を使い設定した世界を表現する.
3.一つの物体を抽象的手法により表現する.
4.考えをデザインにより表現する.
【教科書】 プリントを配布する
【参考書等】
美術史の各段階について講義を行った後、課題による制作を行い、作品について講評会をする.
【授業方法】 各段階は、講義プリントとその記録シート、スケッチ、作品説明をポートフォリオファイルに記録してゆ
く.
【項 目】
【内 容】
第3週
技術者のための芸術、原始の芸術 授業のガイダンス
洞窟壁画と石器時代の彫刻から人間の造形の始まりについて考
課題1 制作
える.現在まで続く「形をつくり、伝える」という作業の根幹を読み
解く。
制作
第4週
作品発表、鑑賞
課題1 粘土による造形 「願いを形にする」
第5週
西洋美術の歴史
第6週
課題2 制作
ギリシャ、ローマ、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックと
移り変わる様式を学ぶ
第7週
制作
第8週
近代の芸術
第9週
課題3 制作
第1週
第2週
前
期
課題2 鉛筆による造形 「ある世界を写し取る」
産業革命によって世の中が大きく変わった19世紀以降の芸術に
ついて、その背景と表現方法を学ぶ。、ロマン主義、写実主義、
印象派、キュビズム、フォーヴィズム等.
第10週 制作
第11週 制作
課題3 平面構成 「壊して組み立てた自画像」
第12週 作品講評
高度化、多様化する現代におけるアートについて代表的な作家
を取り上げながら紹介する.
第13週 現代アートを考える
第14週 課題4 制作
課題4 企画 「プロジェクトC」
第15週 作品講評とふりかえり
ポートフォリオのまとめ
【カリキュラムの中での位置づけ】
技術者としての勉強を始める1年時において、多様な芸術様式を学ぶことで、技術者が持つべき素養として「多様な
価値観」を理解し、課題に応じた制作によって「意図を形にする作業」を経験する。
【先行して理解する必要のある科目】
世界史
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 多くの人によってつくられてきた芸術の歴史や社会的背景を知ることによって、多様な価値観を理解し、多面的に
考えることを目標とする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:
学年末評価=第1課題20%+第2課題25%+第3課題25%+第4課題15%+ポートフォリオファイル15%
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
期限内に提出された課題を評価対象とするため提出がなければ評価ができません。
授業時間を有効に使って制作をすすめてください。
16
【科目名】
コミュニケーション英語I (Communication English I)
【担当教員】
川﨑 由花
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修3単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 本授業はコミュニケーション力を身につけることができる。
達
前半
1. 教科書および副教材『英単語 Value 1400』の新出単語や熟語・表現が使えるようになる。
2. 教科書本文の内容を理解し、自分の意見が言えるようになる。
3. 日本語と英語の根本的な発音要領の差が認識できるようになる。
成
目
標
後半
1. 教科書および副教材『英単語 Value 1400』の新出単語や熟語・表現が使えるようになる。
2. 教科書本文の内容を理解し、自分の意見が言えるようになる。
3. 英語特有の発音要領をより自然に再現できるようになる。
【教科書】 伊東治己ほか『New ONE WORLD: Communication I 』(教育出版) および 『英単語 Value 1400』(数研出版)
【参考書等】 適宜指示する。
【授業方法】 講義,および,演習を基本とする。
【項 目】
【内 容】
〇 教科書各課の重要語句の学習
第1週 概要説明 Warm-up, Lesson 1
1.重要語句の学習
第2週 Lesson 1
2.文法事項の学習
第3週 Lesson 2
3.本文の内容理解
第4週 Lesson 2
4.聞き取り練習
第5週 Lesson 3
前 第6週 Lesson 3,復習
5.読み練習
6.会話練習
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
〇 英単語 Value 1400
第9週 Lesson 4
1.重要語句の学習
第10週
Lesson
4
第11週
Lesson
5
期
第12週 Lesson 5
〇 会話練習
第13週 Lesson 8
1.挨拶等を含む日常会話
第14週 Lesson 8,復習
2.最新のニュース・話題についての会話
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
〇 教科書各課の重要語句の学習
第16週 Lesson 6
1.重要語句の学習
第17週 Lesson 6
2.文法事項の学習
第18週 Lesson 6
3.本文の内容理解
第19週 Lesson 7
4.聞き取り練習
第20週 Lesson 7
後 第21週 Lesson 7
5.読み練習
6.会話練習
第22週 Lesson 9,復習
第23週 中間試験
〇 英単語 Value 1400
第24週 答案返却・解答説明
1.重要語句の学習
第25週
Lesson
9
期 第26週 Lesson 9
〇 会話練習
第27週 Lesson 10
1.挨拶等を含む日常会話
第28週 Lesson 10
2.最新のニュース・話題についての会話
第29週 Lesson 10,復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学んだ英語の知識に加え,新たに語彙・熟語・文法等を学び,使える英語を習得するための基礎力を身につける。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校(以前)で学んだ英語
【同時に学ぶ科目】
英語表現I
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教科書のLesson 1, 2, 4, 10を通して,人権・多文化共生について学び,価値の多様性を認識させる。また,Lesson 6を通して環境
問題について学び,地球上の生物全体に係る環境保全を考えさせる。
【評価方法と基準】
定期試験(60%)+小テスト(20%)+課題(10%)+授業参加度(10%)=100% (100点)。60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
小テスト準備・課題を含む日々の学習を大切にすること。授業では,自発的な発表,積極的な英語活動参加が求められる。授業
は基本的には英語で行われるため,授業外においてもなるべく多くの英語に接して,英語運用のトレーニングを心がけること。
17
【科目名】
英語表現Ⅰ ( English Expression Ⅰ)
【担当教員】
川﨑 由花
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 リスニング演習を通じて聞き取りの力を伸ばすと共に、英会話練習を行って表現力を身につける。また,多読教材を使って多く
の英語に触れ、限られた時間内で内容の概要を把握する力を養う。
1.教科書のリスニング演習を通じ、英語の発音の基本的特性を理解し、リスニング力を高めると共に、自分でも発
音できるようになる。
前半 2.新出語句・表現を覚え,英会話の中で使えるようになる
3.自分に適した多読用教材を選択し,その内容を大まかに把握することができるようになる
達
成
目
1.教科書のリスニング演習を通じ、英語の発音の基本的特性を理解し、リスニング力を高めると共に、自分でも発
標
音できるようになる。
後半 2.新出語句・表現を覚え、英会話の中で使えるようになる
3.自分に適した多読用教材を選択し,その内容を大まかに把握することができるようになる
【教科書】 鈴木英一他『MONUMENT: English Expression I 』(開拓社) 及び 英文多読用図書多数。
【参考書等】 適宜指示する。
【授業方法】 ホームルームでの英会話演習(週1時間)とマルチメディア教室でのリスニング演習・多読(週1時間)を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 概要説明 Warm-up
■ホームルームでの言語演習
第2週 Lesson 1
1. 英会話に必要な語彙・表現の学習と実践的コミュニケーション活動
第3週 Lesson 1
第4週 Lesson 2
第5週 Lesson 2
■マルチメディア教室での言語演習
前 第6週 復習
1.重要語句の学習
第7週 中間試験
2.リスニング演習
第8週 答案返却・解答説明
3.会話演習
第9週 Lesson 3
4.英文多読図書を用いた多読活動
第10週
Lesson
3
期 第11週 Lesson 4
第12週 Lesson 4
第13週 Taking a Memo
第14週 復習
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 Lesson 5
第17週 Lesson 5
■ホームルームでの言語演習
1. 英会話に必要な語彙・表現の学習と実践的コミュニケーション活動
第18週 Lesson 6
第19週 Lesson 6
第20週 Lesson 7
■マルチメディア教室での言語演習
後 第21週 Lesson 7
1.重要語句の学習
第22週 復習
2.リスニング演習
第23週 中間試験
3.会話演習
第24週 答案返却・解答説明
4.英文多読図書を用いた多読活動
第25週
Lesson
8
期 第26週 Lesson 8
第27週 Lesson 9
第28週 Lesson 9
第29週 復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学んだ英会話表現の知識と表現力に加え,新たに語彙・英語表現を学び,英会話に必要な表現力を身につける。英
語で理解・発表する能力を高める。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校(以前)で学んだ英語
【同時に学ぶ科目】
コミュニケーション英語Ⅰ
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 テキストの演習を通して,英語でのコミュニケーション能力を高めることで,他文化の考え方や価値観を理解する素養を身につ
ける。また,異なる価値観を持つ人々との交流を図ろうとする態度を身につける。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験(60%)+小テスト(20%)+課題(10%)+授業参加度(10%)=100%で評価する。60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
予習・復習を徹底すること。集中して授業に取り組み、大きな声で積極的に発言・質問をするように。
18
【科目名】
現代文(Japanese)
【担当教員】
上芝 令子
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 1年次での「国語総合」(現代文)に引き続き、国語を的確に理解し、適切に表現できる基礎学力、日本語日本文化に関する見
識を身につけるために、現代日本の思想や文化を代表する評論・小説・詩などを学習する。
1.日本語で書かれた様々な文章を多角的な視点から論理的に解釈することができる。
2.日本語の語彙を増やし、正確な表現を身につける。
3.自分の意見を的確な日本語で論理的に表現することができる。
前半
達
4.日本文化としての日本文学の基礎知識を身につける。
成
目
標
後半
1.日本語で書かれた様々な文章を多角的な視点から論理的に解釈することができる。
2.日本語の語彙を増やし、正確な表現を身につける。
3.自分の意見を的確な日本語で論理的に表現することができる。
4.日本文化としての日本文学の基礎知識を身につける。
【教科書】 「精選現代文」(大修館書店)
【参考書等】 「新総合 図説国語」(東京書籍)・「覚えやすいテーマ別・段階別 漢字の実践練習」(第一学習社)*継続使用
【授業方法】 講義を基本とするが、適宜演習を行う。定期試験には漢字テストを含む。
【項 目】
【内 容】
小説「山月記」を読み、鑑賞する。
第1週 ガイダンス
小説の主題・構成・表現方法を理解する。
第2週 山月記(中島敦)(小説)
作家や背景など文学史の基礎知識を身につける。
第3週 山月記
作品内容をさまざまな角度から論理的に解釈する。
第4週 山月記
第5週 山月記
前
第6週 山月記
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
評論「科学の現在を問う」を読解する。
第9週 科学の現在を問う(村上陽一郎)(評論)
論理の展開を的確にとらえる。
第10週
科学の現在を問う
筆者の主張をさまざまな角度から批評する。
期 第11週 科学の現在を問う
第12週 科学の現在を問う
第13週 科学の現在を問う
第14週 読書感想文の書き方
夏期休暇中の課題・読書感想文の書き方についての確認をする。
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 「である」ことと「する」こと(丸山真男)(評論) 評論「『である』ことと『する』こと」を読解する。
論理の展開を的確にとらえる。
第17週 「である」ことと「する」こと
筆者の主張をさまざまな角度から批評する。
第18週 「である」ことと「する」こと
第19週 「である」ことと「する」こと
詩「樹下の二人」を読み、鑑賞する。
第20週 樹下の二人(高村光太郎)(詩)
後
作品の主題と心情を理解する。
第21週 樹下の二人
高村光太郎の他の詩を読み、鑑賞する。
第22週 樹下の二人
作者や背景についての知識を深め、様々な角度から詩を理解する。
第23週 中間試験
小説「こころ」を読み、鑑賞する
第24週
答案返却・解答説明
小説の主題・構成・表現方法を理解する。
第25週 こころ(夏目漱石)(小説)
作家や背景など文学史の基礎知識を身につける。
こころ
第26週
期
作品内容をさまざまな角度から論理的に解釈する。
第27週 こころ
第28週 こころ
第29週 こころ
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1年次の国語総合(現代文)に続き、現代文読解のポイントや文章構成を知る授業
【先行して理解する必要のある科目】
1年生「国語総合」
【同時に学ぶ科目】
2年生「古典」
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 多様な価値観とコミュニケーション力を身につけることで、これからの社会のあり方を考え、行動できる能力を身につける。
【評価方法と基準】
定期試験(80%)+平常点(課題・小テスト・授業態度など 20%)=100% によって評価する。60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
各単元ごとにプリント(課題)、ノート提出を課す。これらは評価の対象となるので怠らないようにすること。
授業中の真摯な態度が何より基本である。作品を理解し自らの頭でしっかり考える力を積極的に養おうとする姿勢が重要
である。
19
【科目名】
古典 (Classical Japanese Literature)
【担当教員】
外村彰
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
選択必修1単位 通年 講義
【単位数 期間 形態】
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 古典の授業を通して、日本語日本文化および東アジアの文化に対する深い見識を身につける。各作品の読解により、古人の思
索を追体験して、豊かな教養を修める。本授業は、読む力を通した多様な人間認識、人間力形成のために必要である。
1.随筆の古典的名作を読むことで、日本語日本文化の教養を身につける。
2.古典の文学史的知識を深め、人生上の教養とする。
3.韻文の古典的名作を読むことで、日本語日本文化の教養を身につける。
達 前半 4.長く読み継がれてきた古典の持つ人生の知恵を体得し、人間力を涵養する。
成
目
標
後半
1.韻文の古典的名作を読むことで、日本語日本文化の教養を身につける。
2.漢文の文法・通釈に習熟し、日本語習熟能力の礎とする。
3.古典の文学史的知識を深め、人生上の教養とする。
4.長く読み継がれてきた古典の持つ人生の知恵を体得し、人間力を涵養する。
【教科書】 『国語総合 古典編』(大修館書店)
【参考書等】 『新総合 図説国語』(東京書籍)(1年次から継続使用)
【授業方法】 講義を基本とする。適宜課題提出も課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス、中世の文学史
1.随筆「徒然草」
第2週 中世の文学史、「徒然草」解説
人生の智慧を読解し体得できる能力を涵養する。
第3週 「徒然草」(「ある人、弓射ることを習ふに」) 文中の語彙、表現を解し、通釈能力を高める。
第4週 「徒然草」(「ある人、弓射ることを習ふに」) 文法・文学史的知識を身につける。
第5週 「徒然草」(「ある人、弓射ることを習ふに」)
前
第6週 「徒然草」(「ある人、弓射ることを習ふに」)
第7週 動詞の活用まとめ
2.和歌(万葉集)
第8週 「徒然草」(「高名の木登り」)
和歌の修辞、表現法を理解する。
鑑賞を通して、韻文を読みとる感性を磨く。
第9週 「徒然草」(「高名の木登り」)
第10週
文法・文学史的知識を身につける。
「徒然草」(「高名の木登り」)
期 第11週 「徒然草」(「高名の木登り」)
第12週 和歌「万葉集」
第13週 和歌「万葉集」
第14週 和歌「万葉集」
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
1.和歌(古今・新古今和歌集)
第16週 和歌「古今和歌集」
和歌の修辞、表現法を理解する。
第17週 和歌「古今和歌集」
第18週 和歌「古今和歌集」
鑑賞を通して、韻文を読みとる感性を磨く。
文法・文学史的知識を身につける。
第19週 和歌「新古今和歌集」
第20週 和歌「新古今和歌集」
後
第21週 和歌「新古今和歌集」
第22週 古典文学史
2.古典文学史
第23週 古典文学史
上代・中古・近世の代表的作品の概要を知る。
文学的知識を教養として身につける。
第24週 「故事成語」演習
第25週 「故事成語」演習
3漢文「故事成語」「論語」
期 第26週 「故事成語」演習
第27週 「故事成語」(「五十歩百歩」)
漢文の修辞、表現法を理解する。
人生の修養・智慧を読みとって体得する力を涵養する。
第28週 「故事成語」(「五十歩百歩」)
第29週 「論語」学而篇
文法・文学史的知識を身につける。
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1年次までに学んできた古典をベースにして、発展的に古文・漢文を鑑賞し、ひいては日本語・日本文化への理解を深める。
【先行して理解する必要のある科目】
これまでの国語関連の授業
【同時に学ぶ科目】
現代文
(ESD1 )
【ESDとの関連 (教育目標)】 随筆の文章や和歌、また漢文の表現する世界観・感受性を学び、多様な人間観を幅広く受けとめ、自らの教養とすることで、人
間力の形成などESDで多用される表現が身につくようにする。
【評価方法と基準】
2回の定期試験(約80%)+平常点(課題など提出物、授業態度など)(20%)により総合的に評価する。60%以上で合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業態度を重視する。態度不良者は:その都度減点対象とし、単位不認定に至ることがある。積極的な授業参加により、語彙
力、読解力、感受性を養い、人間として多様な価値観を持って生きることの大切さ、また東洋文化の基底を解することで、各人
の教養の幅を広げていってもらいたい。
20
【科目名】
歴史(History)
【担当教員】
宇根俊範
【学年 学科名】
2学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修、2単位、通年、講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 日本近世から近現代の歴史を学習する。江戸時代(近世)・明治・大正昭和(戦前)・戦後という大きな時代的枠組を意識しつつ、
各時代の政治・社会・文化をそれぞれ学習する。
1.江戸時代との政治構造(朝廷・寺社・武士との関係)を理解する。
2.江戸時代の対外関係およびその前提となる世界状況を理解する。
3.江戸時代の産業・社会・文化を理解する。
達 前半 4.明治維新の目的と、そのために何が行われたかを理解する。
5.大日本帝国憲法の特徴を理解する。
成
6.日清・日露戦争が日本にとってどのような意味を持っていたか理解する。
1.大正から昭和初期にかけて、どのように政党政治が展開したかを理解する。
目
2.第一次世界大戦前後の国際情勢と日本の国際的な立場を理解する。
標 後半 3.日本が日中戦争、アジア・太平洋戦争に至る経緯を理解する。
4.敗戦後、日本占領がどのようになされたかを理解する。
5.戦後における日米の関係を理解する。
6.現在の日本がかかえている問題について考えることが出来る。
【教科書】 伊藤純郎ほか編『高等学校日本史B』清水書院
【参考書等】 なし
【授業方法】 講義形式を中心とする。参考にビデオを視聴する。
【項 目】
【内 容】
第1週 江戸時代とはどのような時代か
江戸時代がどのような時代であったかを理解する。
江戸時代の政治構造(朝廷・寺社・武士との関係)を理解する。
第2週 江戸幕府の政治構造
江戸時代の対外関係およびその前提となる世界状況を理解する。
第3週 江戸時代の対外関係
第4週 江戸時代の産業・経済
江戸時代の産業・経済の状況を理解する。
第5週 江戸時代の社会構造
江戸時代の社会構造を理解する。
前
第6週 江戸時代の文化・学問
江戸時代の文化・学問を理解する。
第7週 中間試験
第8週 幕末・明治の世界状況
幕末・明治の日本をとりまく世界状況を理解する。
幕末の政治状況がどのように展開したか理解する。
第9週 幕末
第10週
明治新政府の構想と展開
明治維新の目的と、そのために何が行われたかを理解する。
国会開設と憲法制定に至る政治過程を理解する。
期 第11週 国会開設と憲法制定に向けて
第12週 憲法と初期議会
大日本帝国憲法の特徴を理解する。
第13週 日清戦争
日清戦争の意義を理解する。
第14週 日露戦争
日露戦争の意義を理解する。
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 国際状況の変化
第一次世界大戦前の世界状況を理解する。
第17週 政党政治の展開
政党政治がどのように展開したかを理解する。
第18週 第一次世界大戦と日本
第一次世界大戦で被害が大きくなった理由を理解する。
第19週 国際協調の時代
第一次世界大戦後の世界状況と日本の立場を理解する。
第20週 社会問題と社会主義運動
この時期の社会問題と社会主義運動について理解する。
後 第21週 二大政党と世界恐慌
政党政治から軍国主義への変化の過程を理解する。
第22週 日中戦争・アジア・太平洋戦争
日中戦争およびアジア・太平洋戦争の原因と経緯を理解する。
第23週 中間試験
第24週 占領下の日本
日本占領がどのように行われたかを理解する。
日本国憲法について理解する。
第25週 日本国憲法
55年体制の成立と性格を理解する。
期 第26週 日本の独立と55年体制の成立
第27週 高度経済成長の光と影
55年体制下の日本の動きを理解する。
第28週 国際状況の変化と模索する日本
70年代の国際状況の変化とそれによる日本への影響を理解する。
第29週 55年体制の終焉から政権交代へ
55年体制の崩壊から政権交代までの流れを理解する。
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1学年で学んだ歴史の続きになる。中学校で学んだ歴史より詳しく教え、日本の近世から現代までの大きな歴史の展開を把握
する。3年生以降で学習する政治・経済などの科目に必要な知識を習得する。
中学校で学んだ社会科。歴史(1学年)
【先行して理解する必要のある科目】
特になし。
【同時に学ぶ科目】
【ESDとの関連 (教育目標)】 ESD1・ESD2
歴史を学ぶことにより、多種多様な価値観とその歴史的・社会的背景を理解することで、相互理解の重要性を認識させる。また
歴史の展開を学ぶことにより、物事を論理的に考察・叙述する能力を身につけさせる。
【評価方法と基準】
評価基準:(前期末成績+後期中間成績+学年末試験)÷3=学年末成績 60点以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
単語や年代の暗記も重要ですが、時代的枠組みや歴史的展開といったものに重点を置いていきたいと思います。積極的に発
言してもらえると助かります。
21
数学A (Mathematics A)
【科目名】
【担当教員】
平松直哉
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修3単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 線形性を保持する変換である線形変換が行列で表せるということを根底に、行列・行列式に関する基本的事項を学ぶ。まず
行列に先立ってベクトルについての基本を学習するが、これは力学の理解などに大変役立つ物である。連立1次方程式を行列
の視点で考察したり、代数的計算で定義された行列式が図形的意味を持つことを学ぶことなどで新たな視点を身に付けること
が目標である。
1.ベクトルの演算が行えること
2.ベクトルの平行条件と直交条件が使いこなせること
3.図形の方程式が求められること
達 前半
4.ベクトルの線形独立・線形従属が判断できること
成
目
標
後半
1.行列の演算が行えること
2.連立1次方程式が解けること
3.逆行列が求められること
4.行列式の計算ができること
【教科書】 新井一道他『新線形代数』(大日本図書) P.1~P.115
【参考書等】 新井一道他『新線形代数問題集』(大日本図書)
【授業方法】 講義および演習を基本とし、プリント課題などを実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 平面ベクトル
1.平面ベクトル
第2週 〃
有向線分による表示
第3週 〃
成分表示
第4週 〃
ベクトルの和・差・実数倍
第5週 〃
内積
前
第6週 〃
内分点のベクトル表示
第7週 中間試験
直線と円のベクトル方程式
第8週 答案返却・解答説明
第9週 空間ベクトル
2.空間ベクトル
空間座標
第10週 〃
有向線分による表示,成分表示
期 第11週 〃
第12週 〃
内積
第13週 〃
空間における直線の方程式
第14週 〃
平面の方程式
期末試験
球の方程式
第15週 答案返却・解答説明
第16週 行列
3.行列
第17週 〃
行列の計算
第18週 〃
2次正方行列の逆行列
第19週 〃
行基本変形と連立1次方程式
第20週 連立1次方程式と行列
行基本変形と逆行列
後
第21週 〃
行列の階数
第22週 〃
第23週 中間試験
4.行列式
第24週 答案返却・解答説明
2次,3次の行列式(サラスの方法)
行列式の定義と性質
第25週 行列式
第26週
〃
行列式の展開
期
第27週 行列式の応用
逆行列の公式と余因子行列
第28週 〃
連立1次方程式と行列式
第29週 〃
行列式の図形的意味
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
工学には微積分の方が大切と思われがちであるが、線形代数と微積分は数学の2本柱なので、おろそかにしてはならない。
【先行して理解する必要のある科目】
1年次 基礎数学AI・AIIおよび基礎数学B
【同時に学ぶ科目】
数学B
(ESD1 )
【ESDとの関連 (教育目標)】 もともと数学は工学など科学の内容を表現する言葉であり、学ぶことによって様々な価値の存在、物事の本質を読みとる力を
つける。
【評価方法と基準】
前期中間試験20%+前期末試験20%+後期中間試験20%+後期末試験20%+課題・レポート20%=100%(100点)
60%(60点)以上達成している者を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
例えば構造計算やコンピュータグラフィックスの基礎は線形代数にあるように、工学を学ぶ上で大変重要な科目です。十分理
解するよう努力してください。自分で実際に数多くの問題を解いて基本的な計算力を身に付けることも肝心です。また、オフィス
アワーなどを利用してわからないことがあった場合は積極的に質問してください。
22
【科目名】
数学B (Mathematics B)
【担当教員】
北村 光一
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修3単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 1変数関数について微分法と積分法の基本概念を明確にし、いろいろな関数の導関数及び積分の計算を学習する。また、応用
問題として極値や面積を求める。本授業は学力の向上に必要である。
達
前半
1.微分法の概念を理解し、極限や導関数が求められること。
2.微分法の応用として、接線、不定形の極値、変曲点などが計算できること。
3.数学的表現ができる。
後半
1.積分法の概念を理解し、不定積分、定積分が計算できること。
2.積分の応用として、面積、長さ、体積などが計算できること。
3.数学的表現ができる。
成
目
標
【教科書】 高遠節夫他「新微分積分Ⅰ」(大日本図書)
【参考書等】 高遠節夫他「新微分積分Ⅰ問題集」(大日本図書)
【授業方法】 講義および演習を基本とし,プリント課題などを実施する.
【項 目】
【内 容】
第1週 関数の極限と導関数
1.関数の極限、連続性
第2週 〃
2.微分係数、導関数、導関数の公式
第3週 〃
3.三角関数、逆三角関数の導関数
第4週 いろいろな関数の導関数
4.指数関数、対数関数の導関数
第5週 〃
5.関数の増減、極値、最大・最小、グラフの接線
前 第6週 〃
6.不定形の極限
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 いろいろな関数の導関数関数の導関数
第10週
〃
第11週
〃
期
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 積分法の応用
7.高次導関数、曲線の凹凸
第17週 〃
8.媒介変数表示の微分法
第18週 定積分と不定積分
9.速度と加速度
第19週 〃
10.定積分・不定積分の定義と関係
第20週 積分の計算
11.不定積分の計算
後 第21週 〃
12.置換積分、部分積分
第22週 〃
13.面積、曲線の長さ、立体の体積
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
第25週 値すか積分・部分積分
期 第26週 〃
第27週 〃
第28週 積分法の応用
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1年次に学んだ関数に対する微分積分法を学習する。3年次に学修する2変数関数の微分積分法の基礎になる。
【先行して理解する必要のある科目】
1年次数学A・数学B
【同時に学ぶ科目】
数学A
【ESDとの関連(教育目標)】
(ESD1)
もともと,数学は工学など科学の内容を表現する言葉であり,学ぶことによって様々な価値の存在,物事の本質を読みとる力を
つける.
【評価方法と基準】
学年末評価は前期中間・期末・後期中間・期末の年4回の定期試験(70%)+小テスト(10%)+課題レポート(20%)=100%(100点)を
総合評価し、60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
学習方法としては予習・復習を行い、実際に自分で問題を解いてみることが大切である。授業では「聞く態度、学習集中力、主
体的な問題解決」を目指す.
23
【科目名】
物理 (Physics)
【担当教員】
笠井 聖二
【学年 学科名】
2年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修3単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 力学・波・電気・電磁気に関係する基本的な概念及び法則を理解し、自然のまざまな物理現象と基本的な概念を結びつけ自分
で考えられるようになる。
1.エネルギー関する基礎事項を説明でき、基本的な問題が解けるること
達 前半 2.運動量と力積に関する基礎事項を説明でき、基本的な問題が解けるること
3.円運動と単振動に関する基礎事項を説明でき、基本的な問題が解けるること
4.波の特徴や性質を知り、波の基本的な現象を理解する。それに関係する基本的な問題が解けるようになる
成
1.音波の特徴や性質を知り、音波の基本的な現象を理解する。それに関係する基本的な問題が解けるようになる
目
2.光に関する特徴や性質を知り、光の基本的な現象を理解する。それに関係する基本的な問題が解けるようになる
後半 3.電気力及び静電場を理解し、それに関係する基本的な問題が解けるようになる
標
4.抵抗・コンデンサーを含んだ直流回路を理解し、それに関係する基本的な問題が解けるようになる
5.電流と磁界の関係を理解し、それに関係する基本的な問題が解けるようになる
【教科書】 高等学校 物理基礎・物理(第一学習社)
【参考書等】 初歩から学ぶ基礎物理学「力学」,「電磁気・原子」(大日本図書)
【授業方法】 学生の事前学習を前提とし、講義・演習・グループ学習・e-ラーニングなどの様々な方法を活用して実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 力学
○力学
第2週 〃
・運動エネルギー・位置エネルギー
第3週
・力学的エネルギーの保存と仕事
第4週 〃
・運動量と力積
第5週 〃
・円運動の表し方・向心力
前 第6週 〃
・向心力・向心加速度
第7週 中間試験
・単振動
第8週 答案返却・解答説明・力学
第9週 力学
第10週 〃
期 第11週 〃
第12週 波動
○波動
第13週 〃
波の性質(干渉・回折・反射・屈折)
第14週 〃
波の表し方
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 波動
○波動
第17週 〃
音波と定常波
第18週 〃
ドップラー効果
第19週 〃
光
第20週 電磁気
○電磁気
後 第21週 〃
・静電気と電気力
第22週 〃
・電場を表す量
第23週 中間試験
・電流と抵抗
第24週 答案返却・解答説明・電磁気
・コンデンサー
第25週
〃
・電気回路
第26週
〃
・電流と磁界
期
第27週 〃
第28週 〃
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
物理は工学を学ぶための重要な基礎科目である。「物理」と名前のつく科目は少ないが、内容的には関係するものが多い。
【先行して理解する必要のある科目】
1年物理・化学・基礎数学AⅠ・Ⅱ,基礎数学B
【同時に学ぶ科目】
化学・数学A・数学B
ESD1,ESD2
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境問題等を、科学的に理解するための素養を身につける。
【評価方法と基準】
単位の認定:次の3つの条件を全て満足したとき、単位を認定する。①4回の定期試験が平均点が60点以上②授業態度が良好
であり、課題・宿題を全て提出し、内容がすべて良好
優・良・可の評価:前期中間試験(18%)+前期期末試験(18%)+後期中間試験(18%)+学年末試験(18%)+課題・小テスト・学
習態度等(28%)=100%(100点)で評価する。詳細は、1回目の授業で説明する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
自宅学習で、理解の確認と定着を進めることが必要です。必要な既学習内容を理解していない場合には、補習等をおこなう場
合があります。達成目標にある「問題を解ける」とは、単に公式を覚え計算できることということではなく、学習した考え方や概念
を使い、問題を正しく理解し、その結果として解答できるということです。
24
【科目名】
化学(Chemistry)
【担当教員】
小山通栄
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 講義 【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 電子の動きに注目して化学結合や物質間の反応を理解するとともに、化学変化にともなう物質の質量やエネルギーの変化、
化学変化の速さなどについて理解する。本授業は進学等に関連し、学力向上を身につけることができる。
達
前半
1. 固体の溶解度の計算ができること。
2.希薄溶液の性質を理解し,計算ができること。
3. 酸化還元を電子の授受から理解すること。
成
目
標
後半
1. 酸化還元の電池・電気分解等への応用ができること。
2.化学変化と熱の関係が理解できること。
3.平衡移動が理解できること。
【教科書】
山内薫他「化学」(第一学習社),佐野博敏他「スクエア 最新図説化学」(第一学習社)
【参考書等】 問題集「セミナー 化学基礎+化学」(第一学習社)
【授業方法】 講議及び演習を基本とし、学習内容に沿った実験を行う。実験は個人あるいはグループ実験を行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 飽和蒸気圧と蒸気圧曲線
1. 飽和蒸気圧と蒸気圧曲線
第2週 固体の溶解度
2. 固体の溶解度
第3週 〃
3. 希薄溶液の性質
第4週 希薄溶液の性質
沸点上昇と凝固点降下
浸透圧
第5週 〃
前
4. 酸化還元
第6週 〃
酸化数の求め方
第7週 中間試験
電子の授受による酸化還元
第8週 答案返却・解答説明・酸化還元
酸化還元の反応式
第9週
酸化還元反応
酸化還元滴定
第10週
〃
金属のイオン化傾向と化学的性質
第11週
〃
期
第12週 〃
第13週 〃
第14週 金属のイオン化傾向
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 電池
5. 電池・電気分解
電池の種類と構造
第17週 〃
電極での化学反応
第18週 〃
電気分解の応用
第19週 電気分解
ファラデーの法則
第20週 〃
後
6.化学変化と反応熱
第21週 〃
反応熱と熱化学方程式
第22週 物質とエネルギー
ヘスの法則
第23週 中間試験
反応速度と触媒
第24週 答案返却・解答説明・物質とエネルギー
7.化学平衡
第25週
物質とエネルギー
化学平衡
第26週
化学反応の速さ
期
第27週 〃
ル・シャトリエの平衡移動の法則
第28週 化学平衡
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
バイオテクノロジー,物質科学等の基礎となる科目
【先行して理解する必要のある科目】
1年生の化学,基礎的な数学
【同時に学ぶ科目】
数学,物理
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境問題,バイオテクノロジー技術を学習する上で必要な基礎的知識を身につけさせる。
【評価方法と基準】
定期試験(80%)+小テスト及びレポート(20%)=100%
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
教科書の問や演習問題は必ず自分で解くこと。わからないことは溜め込まないで、すぐに解決しておくこと。
25
【科目名】
保健(Health)
【担当教員】
丸山 啓史
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 個人及び社会生活における健康・安全について理解を深めるようにし,生涯を通じて自らの健康を適切に管理し,改善して行くため
の資質や能力を育てる。
1.交通事故の現状と要因について理解できる。
2.応急手当の意義とその基本について理解できる。
達 前半 3.心肺蘇生法の理論を理解し,実践することができる。
4.思春期における性意識を理解し,適切な性行動を選択することができる。
5.妊娠・出産のメカニズムについて理解できる。
成
1.避妊法と人工妊娠中絶について理解することができる。
目
2.結婚生活及び中高年期と健康について理解できる。
3.家族計画の意義と人工妊娠中絶について理解することができる。
標 後半 4.医薬品とその活用について理解できる。
5.わが国の保健・医療制度について理解できる。
6.環境問題とそれを防ぐ取り組みについて理解できる。
【教科書】 高石昌弘ほか『最新保健体育』(大修館書店)
【参考書等】 井田勝行ほか『図説 最新保健』(大修館書店)
【授業方法】 講議を基本とする。ビデオ視聴も行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 オリエンテーション
1.現代社会と健康
第2週 現代社会と健康
交通事故の現状と要因
第3週 〃
交通事故を防ぐために
第4週 〃
応急手当の意義とその基本
第5週 〃
日常的な応急手当
前
第6週 〃
心肺蘇生法の原理とおこない方
第7週 〃
第8週 〃
第9週 〃
第10週 〃
2.生涯を通じる健康
期 第11週 生涯を通じる健康
第12週 〃
思春期と健康
第13週 〃
性への関心・欲求と性行動
第14週 〃
妊娠・出産と健康
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 生涯を通じる健康
2.生涯を通じる健康
第17週 〃
避妊法と人工妊娠中絶
第18週 〃
結婚生活と健康
第19週 〃
中高年期と健康
第20週 〃
医薬品とその活用
後
第21週 〃
医療・保健サービスとその活用
第22週 〃
さまざまな保健活動や対策
第23週 〃
3.社会生活と健康
第24週 社会生活と健康
第25週
〃
大気汚染と健康
水質汚濁,土壌汚染と健康
期 第26週 〃
第27週 〃
環境汚染を防ぐ取り組み
第28週 〃
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校で学んだ知識をより深く理解していく。体育の授業と密接に関連し,個人生活及び社会生活を健康・安全に行っていく上で必
要な科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
保健(1年)
【同時に学ぶ科目】
体育
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材を通して,環境・人権・芸術の価値を理解させる。
【評価方法と基準】
前期期末試験40%+学年末試験40%+ノート整理・ビデオ視聴メモ・レポート・授業態度20%=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
現在及び将来の生活を健康で安全に暮らして行くための大切な授業です。質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用
して積極的に質問に来てください。予習としては,事前に教科書に目を通し,疑問点を明確にしておくことです。授業では,講議内容
や板書の内容を理解し,理解できない点は随時質問してください。
26
【科目名】
体育(Physical Education)
【担当教員】
丸山 啓史
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 実技
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 新体力テストの測定を実施し,自分の体力や運動能力を測定し,その結果,不足している能力を確かめ,運動能力を高める自己診
断資料とする。1年時に行った個人的技能,集団的技能をより高め,その技能をゲームで十分活用できるようにする。ゲームでは,技
能の程度に応じた攻防の仕方や作戦の立て方,及び審判方法,ゲーム運営に必要な基礎的知識を学習する。
1.自分の体力レベルを把握できる。
達
2.バレーボールの個人的技能をゲームで生かすことができる。
前半
3.バレーボールの集団的技能をゲームで生かすことができる。
成
4.バレーボールのゲームを企画・運営ができる。
1.バスケットボールの個人的技能をゲームで生かすことができる。
目 後半 2.バスケットボールの集団的技能をゲームで生かすことができる。
3.バスケットボールのゲームを企画・運営ができる。
標
【教科書】
【参考書等】 須田柳治他:「マイ・スポーツ」(大修館書店)
【授業方法】 基礎技術の練習を行って,ゲームの戦術を学習する。
【項 目】
【内 容】
第1週 オリエンテーション・新体力テスト
1.新体力テスト
第2週 新体力テスト
新体力テストの説明
第3週 〃
各種目の測定
第4週 球技大会の種目
得点集計,自己評価
前 第5週 〃
2.球技大会種目
第6週 バレーボール
球技大会種目の練習
第7週 〃
第8週 〃
第9週 〃
3.バレーボール
第10週 〃
バレーボールの技術・ルール理解と審判法の説明
期 第11週 〃
個人技能の修得
第12週 〃
集団技能の修得
第13週 〃
ゲーム
第14週 バレーボール・スキルテスト
第15週 〃
第16週 体育祭りの種目
4.体育祭り種目
第17週 〃
体育祭り種目の練習
第18週 バスケットボール
第19週 〃
5.バスケットボール
バスケットボールの技術・ルール理解と審判法の説明
後 第20週 〃
個人技能の修得
第21週 〃
集団技能の修得
第22週 〃
第23週 〃
ゲーム
第24週 〃
第25週 〃
6.持久走
期 第26週 〃
長距離走の練習
第27週 〃
第28週 〃
第29週 バスケットボール・スキルテスト
第30週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
1~3学年では,一般的に高校で授業が行われている種目を授業に取り入れ,ある程度の技術修得ができるよう時間配分がされてい
る。
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
保健
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材を通して,環境・人権・芸術の価値を理解させる。
【評価方法と基準】
評価方法:運動技能,授業への取り組み方及び出席状況から評価する。
前期総合評価点=運動技能(15%)+スポーツテスト・授業態度(20%)+出席状況(15%)
後期総合評価点=運動技能(25%)+授業態度(10%)+出席状況(15%)
前期総合評価点(50%)+後期総合評価点(50%)=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
学校指定の体操服及び体育館シューズを着用すること。体力づくり・練習方法等,クラブ活動に活用するとよい。授業だけでは運動
不足なので,クラブ活動や自主的トレーニングを行うとよい。
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【科目名】
コミュニケーション英語 II (English Communication II)
【担当教員】
蒲地 祐子
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修3単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 テキストの音読と精読をとおして、読解力の育成をはかるとともに、テキストにとりあげられている内容に関連した語彙や表現を
身につける。
達
前半
成
目
標
後半
1.教科書の新出語句や重要語句を覚え、使えるようになる
2.教科書の文法を理解し、使えるようになる
3.本文の内容を理解する
4.副教材(『英単語 VALUE 1400』)の語句を覚え、使えるようになる
1.教科書の新出語句や重要語句を覚え、使えるようになる
2.教科書の文法を理解し、使えるようになる
3.本文の内容を理解する
4.副教材(『英単語 VALUE 1400』)の語句を覚え、使えるようになる
【教科書】 末永國明他『New One World Communication II』 (文英堂)
【参考書等】 『予習・復習ノート』 (文英堂), 『英単語 VALUE 1400』 (数研出版)
【授業方法】 演習を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 Lesson 1
第2週 〃
1. 教科書各課の重要語句の学習
第3週 〃
2. 教科書各課の文法事項の学習
第4週 Lesson 2
3. 教科書各課の本文の内容理解
第5週 〃
4. 『英単語 VALUE 1400』を用いた小テスト
前 第6週 〃
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明, Lesson 3
第9週 Lesson 3
第10週 〃
期 第11週 Lesson 4
第12週 〃
第13週 〃
第14週 Lesson 5
期末試験
第15週 答案返却・解答説明、Lesson 5
第16週 Lesson 6
第17週 〃
1. 教科書各課の重要語句の学習
第18週 〃
2. 教科書各課の文法事項の学習
第19週 Lesson 7
3. 教科書各課の本文の内容理解
第20週 〃
4. 『英単語 VALUE 1400』を用いた小テスト
後 第21週 〃
第22週 Lesson 8
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明, Lesson 8
第25週 Lesson 8
期 第26週 Lesson 9
第27週 〃
第28週 〃
第29週 復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1学年のコミュニケーション英語Ⅰで身につける英語力を、さらに発展させていく科目。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校の英語, 1学年のコミュニケーション英語Ⅰ, 1学年の英語表現Ⅰ
【同時に学ぶ科目】
英語表現I
(ESD1,ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材の全章を通して、環境保全・人権問題・多文化共生・生物保護・貧困・福祉について考察し、その価値を理解させる。また、
副教材を通して、SDで多用される表現が身に付くようにする。
【評価方法と基準】
定期試験 (60%) + 小テスト(20%) + 課題提出(10%) + ノート提出(10%)=100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業には、テキスト、予習・復習ノートだけでなく、辞書も必ず持参して活用すること。個人のペースに従って行う課題もあるの
で、予習・復習ノートとは別に、各自ノートを作成して予習・復習を行うこと。演習を基本とする授業なので、集中して課題にとりく
み、積極的に発言することが求められる。
28
英語表現Ⅱ(English Expression Ⅱ)
【科目名】
【担当教員】
市﨑 一章
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 オーラルコミュニケーションの実践的演習を行うことで、英会話に必要な表現を身につける。文法・語法の講義と演習により、英
語表現の基礎力を養う。多読用教材を用いて出来るだけ多くの英語に触れ、英文全体の内容を大まかに把握する能力を涵養
する。
達
前半
成
目
標
後半
1.英文法の基礎的な知識を理解する
2.理解した英文法項目を表現の中で使用する
3.日常生活を送る上で、英語で簡単なコミュニケーションが出来る
4.自分に適した多読用教材を選択し、その内容を大まかに把握できるようになる
1.英文法の基礎的な知識を理解する
2.理解した英文法項目を表現の中で使用する
3.日常生活を送る上で、英語で簡単なコミュニケーションが出来る
4.自分に適した多読用教材を選択し、その内容を大まかに把握できるようになる
【教科書】 『Forest Overview English Grammar in 30 Lessons (for 7th ed.)』(桐原書店)
【参考書等】 『総合英語 Forest 7th edition』(桐原書店),ALC Net Academy2 「英文法コース」,多読用教材 【授業方法】 演習を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 概要説明、第1章 文の種類
〇授業内容は次の通り
第2週 第1章 文の種類、 第2章 動詞と文型(1)
平叙文、疑問文、命令文、感嘆文
第3週 第2章 動詞と文型(1)
動詞の使い方、SV構文、SVC構文、SVO構文
第4週 第3章 動詞と文型(2)
SVOO構文、SVOC構文、SVO+to/for構文
第5週 第3章 動詞と文型(2)、第4章 動詞と時制(1) 注意すべき動詞の現在形、現在進行形、過去形、過去進行形
前 第6週
第4章 動詞と時制(1)
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 第5章 動詞と時制(2)
未来を表す表現、条件節での現在形、進行形の注意すべき用法
第10週
「完了・結果」「経験」「継続」を表す現在完了形、現在完了進行形
第5章 動詞と時制(2)、第6章 完了形(1)
第11週
第6章 完了形(1)
過去完了形、過去完了進行形、未来完了形
期
第12週 第7章 完了形(2)
「能力・許可」「義務・必要」を表す助動詞
第13週 第7章 完了形(2)、第8章 助動詞(1)
☆週一時間のMM室での授業では、ウェブ教材『ALC Net Academy2』および多読の授業を行う。
第14週 第8章 助動詞(1)
期末試験
Academy2 英文法コース』を使用した演習と、多読を行う。
第15週 答案返却・解答説明
第16週 第9章 助動詞(2)
〇授業内容は次の通り
第17週 第9章 助動詞(2)、 第10章 助動詞(3)
「可能性・推量」を表す助動詞、will/would/shallの用法
第18週 第10章 助動詞(3)
need/used to の用法、助動詞+have+過去分詞構文
第19週 Plus 助動詞
助動詞を含む慣用表現、that節で用いられるshouldの用法
第20週 Plus 助動詞、 第11章 態(1)
受動態の基本形、受動態の様々な形、SVOO構文の受動態
後 第21週 第11章 態(1)
SVOC構文の受動態、受動態の様々な形(2)、注意すべき受動
第22週 第12章 態(2)
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
名詞的用法、形容的用法
第25週 第12章 態(2)、 第13章 不定詞(1)
第26週
副詞的用法、SVO+不定詞構文、不定詞の主語、否定後の位置
第13章 不定詞(1)
期
第27週 第14章 不定詞(2)
使役動詞・知覚動詞を使った表現、不定詞の様々な形
第28週 第14章 不定詞(2)、 第15章 不定詞(3)
☆週一時間のMM室での授業では、ウェブ教材『ALC Net Academy2』および多読の授業を行う。
第29週 第15章 不定詞(3)
学年末試験
Academy2 英文法コース』を使用した演習と、多読を行う。
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1学年で身につけた英語力を、さらに発展させていく科目。
【先行して理解する必要のある科目】
1学年の総合英語ⅠとオーラルコミュニケーションⅠ
【同時に学ぶ科目】
総合英語Ⅰ
(ESD1,ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材を用いて基礎的な英語表現を学ぶことにより、母語以外の言語体系についての理解を深め、多様な考え方・文化・価値観
を尊重する素養を身につける。また、様々な多読教材を読むことにより、平和・人権・福祉・多文化共生・伝統・環境保護などに
ついて考察する。
【評価方法と基準】
定期試験 (60%) + 小テスト(30%) + 受講姿勢(10%)=100% (100点)で総合的に評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
辞書を毎回持参すること。演習を基本とする授業なので、集中して課題等に取り組み、積極的に授業に参加して欲しい。分から
ないことがあれば、遠慮なく担当教員に質問すること。
29
【科目名】
現代文(Japanese)
【担当教員】
上芝 令子
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
選択必修2単位 通年 講義 【単位数 期間 形態】
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 2年次までの学習に引き続き、国語を的確に理解し、国語によって適切に表現できる基礎学力および日本語日本文化に関す
る、より深い見識を養うため、現代日本の思想や文化を代表する評論、小説、詩などを学習する。
1.日本語で書かれた様々な文章を多角的な視点から論理的に解釈することができる。
2.様々な文章を味わい自ら思索する力を身につける。
3.作品が書かれた時代や作家に関する知識を身につける。
達 前半 4.語彙を増やし、正しい表現能力を身につけることで自分の意見を論理的に表現することができる。
成
目
標
後半
1.日本語で書かれた様々な文章を多角的な視点から論理的に解釈することができる。
2.様々な文章を味わい自ら思索する力を身につける。
3.作品が書かれた時代や作家に関する知識を身につける。
4.語彙を増やし、正しい表現能力を身につけることで自分の意見を論理的に表現することができる。
【教科書】 精選「現代文 改訂版」(大修館書店)
【参考書等】 「新総合図説国語」(東京書籍)*継続使用・井上靖訳『現代語訳舞姫』(推奨)
【授業方法】 講義を中心とするが適宜演習を行う。
【項 目】
【内 容】
評論「モード化する社会」「心に『海』を持って」を読解する。
第1週 モード化する社会(鷲田清一)(評論)
第2週 モード化する社会
論理の展開を的確にとらえる。
筆者の主張をさまざまな角度から批評する。
第3週 モード化する社会
第4週 心に「海」を持って(山崎正和)(評論)
評論「無常ということ」を読解する。
第5週 心に「海」を持って
前 第6週 心に「海」を持って
論理の展開を的確にとらえる。
筆者の主張をさまざまな角度から批評する。
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
筆者や背景に対する知識を深め、多角的に文章を考察する。
第9週 無常ということ(小林秀雄)(評論)
小説「赤い繭」を読み、鑑賞する。
第10週 無常ということ
第11週
作品の主題・構成・表現方法を理解する。
無常ということ
期
第12週 赤い繭(安部公房)(小説)
作者や背景に対する知識を身につけ、より理解を深める。
第13週 赤い繭
第14週 文章の書き方その1
就職活動の基本となる文章の書き方について基本的ルールを身に
期末試験
つける。
第15週 答案返却・解答説明
自らの意見を的確に表現できる文章力を身につける。
評論「『心』の科学」を読解する。
第16週 「心」の科学(河合隼雄)(評論)
論理の展開を的確にとらえる。
第17週 「心」の科学
第18週 「心」の科学
筆者の主張をさまざまな角度から批評する。
詩「樹下の二人」「永訣の朝」を読み、鑑賞する。
第19週 樹下の二人(高村光太郎)(詩)
第20週 樹下の二人
作品の主題と心情を理解する。
後 第21週 永訣の朝(宮沢賢治)(詩)
作品内容を様々な角度から論理的に解釈する。
作者や背景に対する知識を深め、作品に対する理解を深める。
第22週 永訣の朝
第23週 中間試験
就職活動の基本となる文章の書き方について基本的ルールを身に
第24週 答案返却・解答説明
つける。自らの文章を推敲できる力を身につける。
第25週 文章の書き方その2
期 第26週 舞姫(森鷗外)(小説)
小説「舞姫」を読み、鑑賞する。
第27週 舞姫
作品の主題・構成・表現方法を理解する。
第28週 舞姫
作者や背景に対する知識を深め、また文学史の基礎知識を身に
第29週 舞姫
学年末試験
つける。作品内容を様々な角度から論理的に解釈する。
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
2年次までの国語学習をさらに発展させ、より高度な読解力・表現力・日本文化に関する見識を身につける科目。
【先行して理解する必要のある科目】
2年次までの国語総合。現代文。古典。
【同時に学ぶ科目】
なし
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 多様な価値観を尊重する姿勢、コミュニケーション力を身につけることでこれからの社会のあり方を主体的に考え、行動する能力を身につける。
【評価方法と基準】
定期試験(70%)+平常点(レポート(小論文)、課題提出、授業態度など30%)=100%により評価する。60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
定期的に基礎的表現力を養うためのプリントを配布し課題とする。これらは社会人として要求される、自身のコミュニケーション
能力の基盤となるため、怠りなく励むこと。授業態度は常に真摯に取り組む姿勢が基本です。積極的に学び、文章を読むことの
楽しさ、難しさに向き合ってください。
30
【科目名】
現代社会(Contemporary Society)
【担当教員】
岡本 慎平(非常勤講師)
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 選択必修
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 現代の我々をとりまく様々な社会的問題を理解し、その解決策について考察することで、批判的思考力の育成をめざす。
達
前半
1.環境問題や生命倫理など、現代社会に特有の問題の本質を理解する
2.青年期の心理の特徴を理解する
3.宗教や哲学における人間観を理解し、これまでどのような生き方が望ましいとされてきたのかを考察する。
成
目
標
後半
1.民主主義の本質を理解し、現代の日本の政治制度の構造を把握する。
2.人権や法の支配など、法律の基礎概念を理解する。
3.資本主義経済の特徴を理解し、労働者としての権利を理解する。
【教科書】 『現代社会』(東京書籍)
【参考書等】 『クローズアップ現代社会』(第一学習社)
【授業方法】 講義を中心とするが、ニュースや新聞などを用いた時事問題の分析と討論もおこなう
【項 目】
【内 容】
第1週 地球環境問題
地球温暖化や砂漠化の問題
第2週 資源・エネルギー問題
化石燃料と原発の問題
クローン技術とエンハンスメント
第3週 科学技術と生命倫理
第4週 情報化社会
インターネットにおける規範
第5週 現代社会の特徴
グローバル化や少子高齢化などの現代の特徴の理解
前
第6週 青年期の自己形成
発達心理学の基礎知識
第7週 中間試験
第8週 西洋哲学における人間観 答案返却・解答説古代ギリシャの人間観、プラトン、アリストテレスの哲学
諸子百家の基本的な解説
第9週 古代中国の思想
第10週
三大宗教
仏教、キリスト教、イスラム教
宗教改革とルネサンスの人文学、デカルトとベーコンの哲学
期 第11週 ルネサンスと科学革命
第12週 人間の尊厳
カントやヘーゲルの人格の尊重
第13週 功利主義と社会主義
社会的正義の問題
第14週 実存主義
生き方について哲学者はなにを言ってきたのか
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 社会契約論と民主主義の基礎
ホッブズ、ロック、ルソーらによる民主主義の基礎づけ
第17週 基本的人権と日本国憲法
憲法にみられる基本的人権の尊重の理解
第18週 新しい人権
プライバシー権や環境権などの新たに生まれた現代の人権について
第19週 日本の政治機構のしくみ
三権分立
第20週 地方自治
国民の政治参加としての地方自治
後
第21週 日本の選挙制度と世論
選挙制度の種類と日本における運用
第22週 法の支配
法治国家の基本原則
第23週 中間試験
第24週 資本主義と経済学の誕生 答案返却・解答説アダム・スミスの国富論とマルクスによる批判
市場経済の基本とその問題点
第25週 企業と市場経済
第26週
金融と財政
税と公債の概念の理解
期
第27週 なぜバブルは崩壊したのか
バブル経済の崩壊やサブプライムローンの問題を理解する
第28週 労働問題と社会保障
ブラック企業や労働者の権利を理解する
第29週 現代をとりまく問題
その他様々な現代社会の問題を概観する
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
古今の倫理思想や、政治や経済の問題の基礎を理解することは、社会科という科目全体の基盤であるだけでなく、現代社会を
生きる社会人として必要な教養である。
【先行して理解する必要のある科目】
社会科学入門(1年)、歴史(1、2年)
【同時に学ぶ科目】
地理
ESD1
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境破壊や科学技術の社会的利用についてその問題点を理解することができる
【評価方法と基準】
定期試験(80%)+レポート・授業への参画程度(20%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
高専で学んだ知識を活かす社会人となるためには、高度な専門知識だけではなく、現代社会にどのような問題が生じているの
かを幅広く知ることも必要不可欠である。自分が学んだ知識や技術を、今後の社会でどのように活用していくべきなのかを自発
的に考えてもらいたい。
31
【科目名】
地理 (Geography)
【担当教員】
杉谷 真理子(非常勤)
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 地理(地誌)の基本的事項を理解し、わが国及び諸外国で見られる自然・社会・人文現象を多様な歴史的・文化的背景にお
いて考察できる能力を身につけることを目標とする。
1.地図について理解し、利用できる。
2.国家のあり方とその結びつきを理解し、説明できる。
3.自然環境とその上に成り立つ人々の生活について概観することで、地域の特徴を理解し、説明できる。
達 前半
成
目
標
後半
1.日本について自然環境の視点から理解し、説明でき、生活に応用できる。
2.オセアニアの環境と人々の生活について、理解し、説明できる。
3.北アメリカの環境と人々の生活について、理解し、説明できる。
4.南アメリカの環境と人々の生活について、理解し、説明できる。
【教科書】 『地理A』(東京書籍)
【参考書等】 『新高等地図』(東京書籍)、『最新地理図表GEO』(第一学習社)
【授業方法】 基本的に講義形式で行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 地球と地図
地球の姿と地図の利用
国家の領域と現代の国家群、一体化する世界
第2週 国と国との結びつき
地形の形成と地表上の生活
第3週 地形と生活
第4週 世界の気候と人々の生活(1)
ケッペンの気候区分、熱帯
第5週 世界の気候と人々の生活(2)
乾燥帯、温帯
前 第6週 世界の気候と人々の生活(3)
冷帯・寒帯、高山気候
第7週 中間試験
第8週 日本をみる(1)
日本の自然環境、地域区分
第9週 日本をみる(2)
災害と防災
オーストラリア・ニュージーランドの自然環境、産業、民族
第10週 オセアニアの環境と人々の生活
第11週
北アメリカの環境と人々の生活(1)
アメリカ・カナダの自然環境、産業、民族
期
第12週 北アメリカの環境と人々の生活(2)
〃
第13週 南アメリカの環境と人々の生活(1)
メキシコ・ブラジル・アンデス地域の自然環境、産業、経済
第14週 南アメリカの環境と人々の生活(2)
〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
社会科の科目の中で地理について学習する科目です。現代社会を理解する上で、地理について学ぶことも不可欠です。歴
史や現代社会などの科目とともに、地理について学習することによって、現代社会の動向を多面的に理解できるようにしま
す。
【先行して理解する必要のある科目】
社会科学入門(1年)、歴史(1、2年)
【同時に学ぶ科目】
現代社会
ESD1、ESD2
【ESDとの関連 (教育目標)】 地球環境問題をはじめとする環境問題を理解するためには、地理の知識が不可欠です。日本各地、世界各地でどのような
環境変化が起きているか、どのような対応が必要か、地理分野の知識を活用して、自ら考えることができるようにすること
【評価方法と基準】
定期試験(60%)+提出物(30%)+授業参画(10%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業の進度に合わせ、適宜課題を出します。予習が必要な場合は授業中に指示しますが、復習は各自で確実に行ってくださ
い。また、授業では教科書とともに地図帳等が必須ですので、必ず持ってきてください。
32
【科目名】
数学A(Mathematics A)
【担当教員】
川勝望
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修3単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 2年次で学習した「微分積分Ⅰ」を基礎にして、微分積分の発展的な内容を学ぶ。主に2変数関数の偏微分、重積分とそれらの
応用について学習する。(本授業は学力を身につけることができる。)
1.媒介変数表示・極座標による図形が説明できて、その面積や曲線の長さが計算できること。
2.関数のマクローリン展開ができること。
3.2変数関数の偏微分が計算できて、その応用である接平面の方程式や極大・極小問題が解けること。
達 前半
成
1.2重積分が計算できて、その応用としての立体の体積や曲面積が計算できること。
2.2重積分が変数変換で計算できること。
目
標
後半
【教科書】
『新微分積分Ⅰ』(大日本図書)p.127~、『新微分積分Ⅱ』(大日本図書)p. 1-93
【参考書等】 『新微分積分I問題集』(大日本図書), 『新微分積分Ⅱ問題集』(大日本図書)
【授業方法】 講義及び演習を基本とし、適宜、課題レポート、長期休暇明けテストなどを実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 媒介変数表示による図形の面積・曲線の長さ図形の面積・曲線の長さ
第2週 極座標による図形の面積・曲線の長さ
図形の面積・曲線の長さ
広義積分
第3週 広義積分
第4週 多項式による近似
多項式による近似
第5週 数列の極限
数列の極限
前
第6週 級数
級数の概念
第7週 中間試験
関数のマクローリン展開
第8週 べき級数とマクローリン展開
オイラーの公式
第9週 オイラーの公式
第10週
偏微分法
2変数関数の連続性・偏微分
接平面
期 第11週 〃
第12週 偏微分法の応用
合成関数の偏微分法・高次偏導関数
第13週 〃
2変数関数の多項式による近似
第14週 〃
極大・極小
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
陰関数の微分法
第16週 偏微分法の応用・陰関数の微分法
第17週 条件付き極値
条件付き極値問題
第18週 包絡線
包絡線
第19週 2重積分の定義・性質
2重積分の定義・性質
第20週 〃
後 第21週 2重積分の計算
2重積分の計算
第22週 〃
第23週 中間試験
第24週 変数の変換と重積分
座標軸の回転
極座標による2重積分
第25週 極座標による2重積分
第26週
変数変換
2重積分の変数変換
期
第27週 広義積分
広義積分
第28週 2重積分のいろいろな応用
曲面積
第29週 〃
重心
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
微分積分Ⅰ(2年数B)で学んだ知識をもとにして、工学で必要とされる微分積分を学ぶ科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
微分積分Ⅰ(2年数B)
【同時に学ぶ科目】
数学B (線形変換、固有値、微分方程式など)
(ESD1 )
【ESDとの関連 (教育目標)】 現代の高度な技術は数学理論を基にして研究・開発されており、この授業では持続発展可能社会を支える人材に必要な数学的
素養(マクローリン展開、偏微分、極値判定、重積分など)を身に付けることを目標とする。
【評価方法と基準】
年4回の定期試験(75%)+プリント課題・長期休暇明けテスト等(22%)+学習到達度試験(3%)=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
微分積分学は自然科学・工学の基礎となる科目ですから、十分理解するよう努力してください。そのために、自分で実際に数多
くの問題を解いて基本的な計算力を身に付けることが重要です。また、分からないところは放置せずに積極的に質問してくださ
い。
33
【科目名】
数 学 B (Mathematics B)
【担当教員】
左古 悦雄, 影山 優
【学年 学科名】
3学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 専門科目を学ぶ上で必要な数学で非常に重要な「行列の応用として線形変換・固有値問題」を前期に,「微分方程式の解法」
を後期に学習する.
1. 線形変換,表現行列の意味が理解できること.
2. 固有値を求めることができること.
3. 固有値を用いて行列の対角化ができること.
達 前半 4. 行列の対角化を用いて,2次形式の標準形を求められること
5. 行列の対角化を用いて,行列のべき乗を計算できること.
成
目
標
後半
1.
2.
3.
4.
5.
微分方程式の意味が理解できること.
1階微分方程式が解けること.
定係数2階線形微分方程式が解けること.
2階の線形微分方程式が解けること.
2階の線形でない微分方程式が解けること.
【教科書】 前期:『新線形代数』 後期:『新微分積分Ⅱ』 いずれも井川治,齋藤純一 他著 (大日本図書)
【参考書等】 前期:『新線形代数問題集』 後期:『新微分積分Ⅱ問題集』 いずれも井川治,齋藤純一 他著 (大日本図書)
【授業方法】 講義および演習を基本とし,プリント課題や小テストを実施する.
【内 容】
【項 目】
1.線形変換
第1週 線形変換の定義,性質
線形変換の定義,性質
第2週 〃
合成変換,逆変換
第3週 線形変換の合成,逆変換
回転を表す線形変換
第4週 〃
直交変換
第5週 さまざまな線形変換
前 第6週 〃
第7週 中間試験
2.固有値とその応用
第8週 答案返却・解答説明
固有値・固有ベクトル
固有値・固有ベクトルの定義,性質
第9週
行列の対角化
固有方程式
第10週
行列の対角化,対角化行列
期 第11週 〃
第12週 対称行列の対角化
対角化可能の条件
第13週 対角化の応用
2次形式の標準形
第14週 〃
行列のべき乗計算
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
3.1階微分方程式
第16週 微分方程式の意味
微分方程式の意味,解曲線
第17週 微分方程式の解
一般解,特殊解,初期条件
第18週 1階微分方程式の解法
変数分離形
第19週 〃
同次形
第20週 〃
後 第21週 〃
1階線形微分方程式
定数変化法
第22週 〃
第23週 中間試験
答案返却・解答説明
4.線形微分方程式の紹介・説明
第24週
2階線形微分方程式
関数の線形独立・線形従属など
第25週
ロンスキアン・特性方程式など
期 第26週 定数係数線形微分方程式
定数係数(非)斉次線形微分方程式
第27週 定数係数非斉次線形微分方程式
連立微分方程式・定数係数でない線形微分方程式など
第28週 いろいろな線形微分方程式
線形でない2階微分方程式の解法について
第29週 線形でない2階微分方程式
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
2年生の線形代数の続論として線形変換と固有値を,1変数関数の微分積分の続論として微分方程式の解法を学ぶ.
工学の基礎を習得する上で必要となる基本的かつ重要な内容を取り扱う.
【先行して理解する必要のある科目】
1,2年次の基礎数学・数学A・数学B
【同時に学ぶ科目】
数学A(関数の展開・偏微分・重積分など)
【ESDとの関連(教育目標)】
(ESD1,ESD4)
数理データ処理などの工学的手法の基礎となる数学的知識を身につけさせる.工学系人材に必要な数学的素養を身に付ける.
【評価方法と基準】 年4回の定期試験(80%)+小テスト・プリント課題・授業意欲(20%)=100% 60%以上達成している者を合
格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
工業技術者にとって大変重要な科目ですから,十分理解するよう努力してください.そのために,自分で実際に数多くの問題を
解いて基本的な計算力を身に付けることも肝心です.また,質問は随時受け付けます.わからないことがあった場合はどんど
ん質問してください.
34
化学(Chemistry)
【科目名】
【担当教員】
田中 慎一
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科 【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 我々の生活では天然に存在する有機化合物だけでなく、新しい材料を人工的に合成し利用している。そのため、我々の身
の回りにあるこれらの物質の生成方法及び化学的・物理的性質について理解することは多種多様な材料を利用したり新た
に合成する上で重要な意味を持つ。本授業は、様々な材料に関する基礎的知識とそれを生かすことのできる能力を養うと共
に、進学等に関連し,学力向上を身につけることができる。
1. 有機化合物の構造と性質について理解し、分子式と構造式が書けるようになること。
2. 有機化合物の分子式を求める計算ができること。
3. 有機化合物と官能基の化学的性質について理解し、化学反応式が書けるようになること。
達 前半 4. ヨウ素価及びケン価の計算ができること。
成
目
標
後半
1.
2.
3.
4.
ベンゼン環の構造と芳香族化合物の性質について理解すること。
芳香族化合物の反応性について理解し、化学反応式が書けるようになること。
合成高分子の分子構造と化学的、物理的性質について理解すること。
天然高分子や生体高分子の分子構造、機能や性質について理解すること。
【教科書】 山内薫他「化学」(第一学習社)、佐野博敏他「スクエア 最新図説化学」(第一学習社)
【参考書等】 問題集「セミナー 化学」(第一学習社)
【授業方法】 講議及び演習を基本とし、学習内容に沿った実験を行う。実験は個人あるいはグループ実験を行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 有機化合物
1. 有機化合物の構造と特徴
第2週 〃
2. 脂肪族炭化水素
第3週 〃
飽和炭化水素
第4週 〃
不飽和炭化水素
第5週 〃
3. 酸素を含む脂肪族化合物
後
第6週 〃
アルコール、エーテル、カルボン酸、エステルなど
第7週 中間試験
第8週 有機化合物
4. 芳香族化合物
第9週
〃
酸素を含む芳香族化合物
第10週
〃
窒素を含む芳香族化合物
5. 合成高分子化合物
期 第11週 高分子化合物
第12週 〃
6. 天然高分子化合物
第13週 〃
糖類、たんぱく質、核酸
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
バイオテクノロジー、物質科学等の基礎となる科目
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
【ESDとの関連 (教育目標)】 1年、2年の化学、基礎的な数学
数学、物理
(ESD1、ESD2)
環境問題、バイオテクノロジー技術を学習する上で必要な基礎的知識を身につけさせる.
【評価方法と基準】
2回の定期試験80%及び平常点(小テスト、実験レポート等)20%によって総合評価し、60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
教科書の問や演習問題は必ず自分で解くこと。わからないことは溜め込まないで、すぐに解決しておくこと。
35
【科目名】
体育(Physical Education)
【担当教員】
渡邉 英幸 (非常勤講師)
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 実技
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 新体力テストの測定を実施し,自分の体力や運動能力を測定し,その結果,不足している能力を確かめ,運動能力を高める自己診
断資料とする。技能や経験に応じてチーム編成をし,チームの役割を自覚し,自主的・計画的に練習やゲームを行う。また,ルールを
守り全力でプレーし,審判の判定に従い,勝敗に対して公正な態度がとれるようにする。場所の安全を確かめ,健康・安全に留意し
て,練習やゲームができるようにする。
1.自分の体力レベルを把握できる。
達 前半 2.ソフトテニスの基礎技能をゲームで生かすことができる。
3.ソフトテニスのゲームを企画・運営ができる。
成
1.サッカーの個人的技能をゲームで生かすことができる。
後半 2.サッカーの集団的技能をゲームで生かすことができる。
目
3.サッカーのゲームを企画・運営ができる。
【教科書】
【参考書等】 須田柳治他:「マイ・スポーツ」(大修館書店)
【授業方法】 基礎技術の練習を行って,ゲームの戦術を学習する。
【項 目】
【内 容】
第1週 オリエンテーション・新体力テスト
1.新体力テスト
第2週 新体力テスト
新体力テストの説明
第3週 〃
各種目の測定
第4週 球技大会の種目
得点集計,自己評価
前 第5週 〃
2.球技大会種目
第6週 ソフトテニス
球技大会種目の練習
第7週 〃
第8週 〃
第9週 〃
3.ソフトテニス
第10週 〃
ルール・審判方法・ゲーム方法の説明,班編成
期 第11週 〃
基礎技能(グランド・ストローク,ボレー,スマッシュ,ロビング,サービ
第12週 〃
ス,サーブレシーブ)の修得
第13週 〃
ゲーム
第14週 ソフトテニス・スキルテスト
第15週 〃
第16週 体育祭りの種目
4.体育祭り種目
第17週 〃
体育祭り種目の練習
第18週 サッカー
第19週 〃
5.サッカー
ルール・審判方法・ゲーム方法の説明,班編成
後 第20週 〃
個人的技能(キック,ドリブル,トラッピング,シュート,ヘディング,ス
第21週 〃
ローイン)の修得
第22週 〃
第23週 〃
集団的技能(攻撃・守備フォーメーション)の修得
第24週 〃
ゲーム
第25週 〃
期 第26週 〃
6.持久走
第27週 〃
長距離走の練習
第28週 〃
第29週 サッカー・スキルテスト
第30週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
1~3学年では,一般的に高校で授業が行われている種目を授業に取り入れ,ある程度の技術修得ができるよう時間配分がされている。
【先行して理解する必要のある科目】
保健
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材を通して,環境・人権・芸術の価値を理解させる。
【評価方法と基準】
評価方法:運動技能,授業への取り組み方及び出席状況から評価する。
前期総合評価点=運動技能(15%)+スポーツテスト・授業態度(20%)+出席状況(15%)
後期総合評価点=運動技能(25%)+授業態度(10%)+出席状況(15%)
前期総合評価点(50%)+後期総合評価点(50%)=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
学校指定の体操服及び体育館シューズを着用すること。体力づくり・練習方法等,クラブ活動に活用するとよい。授業だけでは運動
不足なので,クラブ活動や自主的トレーニングを行うとよい。
36
コミュニケーション英語Ⅱ (English Communication II)
【科目名】
【担当教員】
冨村 憲貴
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 テキストの演習により,理工系の学生にとって必要となる基礎的な英語力を身につけることを目的とする。また,教員が随時追加
する,テキストに関連した英語表現を習得する。同時に,サブテキストを用いてTOEIC形式の問題に慣れつつ,編入学試験対策
の基礎ともなる文法力を強化する。表現の習得を重視するため,進度は緩やかだが,演習量は多い。本授業は就職と進学に関
連し,コミュニケーション力を高めることができる。
達
前半
成
目
標
後半
1.
2.
3.
4.
5.
学習する英語表現(分数,累乗などの表現,理工系の語彙)を書けるようになること
学習する英語表現を発話できるようになること
学習する理工系のトピック(ピタゴラスの定理,微積分等)に関する英文を理解できること
学習する英文の内容について英語で表現できるようになること
TOEICテストの基本的文法問題に対応できるようになること
1.
2.
3.
4.
5.
学習する英語表現(分数,累乗などの表現,理工系の語彙)を書けるようになること
学習する英語表現を発話できるようになること
学習する理工系のトピック(ピタゴラスの定理,微積分等)に関する英文を理解できること
学習する英文の内容について英語で表現できるようになること
TOEICテストの基本的文法問題に対応できるようになること
【教科書】 Shingo Uehara 他『Basic English for Engineers and Scientists(理工系の基礎英語)』(金星堂) 【参考書等】 安河内哲也『新TOEICテスト 1週間でやりとげる英文法』(中経出版) 【授業方法】 演習を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 概要説明 Unit 1
第2週 Unit 1
第3週 Unit 1
1.テキスト各課の重要語句の学習
第4週 Unit 1
2.テキスト各課の重要表現の学習
第5週 Unit 2
3.テキスト各課の本文の内容理解
前
第6週 Unit 2
4.テキスト各課の文法事項の学習
第7週 中間試験
5.学習内容習得のための演習(口頭および筆記)
第8週 答案返却・解答説明
6.サブテキストを用いた小テスト
Unit 2
第9週
第10週 Unit 2
期 第11週 Unit 3
第12週 Unit 3
第13週 Unit 3
第14週 Unit 3
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 Unit 4
第17週 Unit 4
第18週 Unit 4
1.テキスト各課の重要語句の学習
第19週 Unit 4
2.テキスト各課の重要表現の学習
第20週 Unit 5
3.テキスト各課の本文の内容理解
後
第21週 Unit 5
4.テキスト各課の文法事項の学習
第22週 Review
5.学習内容習得のための演習(口頭および筆記)
第23週 中間試験
6.サブテキストを用いた小テスト
答案返却・解答説明
第24週
第25週 Unit 5
期 第26週 Unit 5
第27週 Unit 6
第28週 Unit 6
第29週 Unit 6
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1~2学年の英語関連科目で学んだ語彙・文法事項を基礎に,さらに英語力を伸ばすための科目。
【先行して理解する必要のある科目】
コミュニケーション英語I, II,英語表現I, II
【同時に学ぶ科目】
英語表現II
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 テキストの演習を通して,英語でのコミュニケーション能力を高めることで,他文化の人々と協力して行動するための素養を身に
つける。
【評価方法と基準】
前期中間試験17.5%+前期期末試験17.5%+後期中間試験17.5%+後期期末試験17.5%+小テスト30%=100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業にはテキスト・辞書を必ず持参すること。学生諸君が英語を使う時間が多く取られるので,積極的に取り組み,疑問点は遠
慮無く質問するよう期待する。授業中の活動におけるパフォーマンスは全て評価の対象となる。
37
【科目名】
英語表現Ⅱ
【担当教員】
上杉裕子(MM教室)、川尻武信(HR教室)
【学年 学科名】
3学年 建築学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 基本的な英文法知識を身につけ、英語表現の練習を行いながら総合的な英語運用能力を伸ばすことを目的とする。また本授
業は進学と就職に関連し、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜紹介しながらコミュニケーション力を伸ばす。
達
前半
1.基本的な文法事項を定着させる。
2.語彙力を増強する。
3.リスニング演習を通じてリスニング力を向上させる。
4.会話練習を通じて会話力を向上させる。
成
目
標
後半
1.基本的な文法事項を定着させる。
2.語彙力を増強する。
3.リスニング演習を通じてリスニング力を向上させる。
4.会話練習を通じて会話力を向上させる。
【教科書】 TOEIC TEST 総合レッスン(鶴見書店)(MM教室) 『Forest Overview English Grammar in 30 Lessons』(桐原書店)(HR教室)
【参考書等】 ALC NetAcademy2 『技術英語基礎コース』 『総合英語 Forest 6th edition』(桐原書店)
【授業方法】 CALLを利用する語学演習
【項 目 :MM教室にて】
【項 目 :HR教室にて】
第1週 イントロダクション、NetAcademy2利用説明 第1週 概要説明、第16章 動名詞(1)
第2週 NA Unit1 / テキスト Unit1
第2週 第16章 動名詞(1)、 第17章 動名詞(2)
第3週 NA Unit2 / テキスト Unit1
第3週 第17章 動名詞(2)
第4週 NA Unit3 / テキスト Unit2
第4週 第18章 分詞(1)
第5週 NA Unit4 / テキスト Unit2
第5週 第18章 分詞(1)、第19章 分詞(2)
前
第6週 NA Unit5 / テキスト Unit3
第6週 第19章 分詞(2)
第7週 中間試験
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第8週 答案返却・解答説明
第9週 分詞(Plus)
第9週 NA Unit6 / テキスト Unit3
第10週
NA
Unit7
/
テキスト
Unit4
第10週 Further Exercises準動詞
第11週 第20章 比較(1)
期 第11週 NA Unit8 / テキスト Unit4
第12週 NA Unit9 / テキスト Unit5
第12週 第20章 比較(1)、第21章比較(2)
第13週 NA Unit10 / テキスト Unit5
第13週 第21章比較(2)、比較(Plus)
第14週 NA Unit11 / テキスト Unit6
第14週 比較(Plus) Further Exercises 比較
期末試験
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第15週 答案返却・解答説明
第16週 NA Unit12 / テキスト Unit6
第16週 第22章 関係詞(1)
第17週 NA Unit13 / テキスト Unit7
第17週 第22章 関係詞(1)、第23章 関係詞(2)
第18週 NA Unit14 / テキスト Unit7
第18週 第23章 関係詞(2)
第19週 NA Unit15 / テキスト Unit8
第19週 第24章 関係詞(3)
第20週 NA Unit16 / テキスト Unit8
第20週 第24章 関係詞(3)、関係詞(Plus)
後
第21週 NA Unit17 / テキスト Unit9
第21週 関係詞(Plus)、Further Excercises 関係詞
第22週 NA Unit18 / テキスト Unit9
第22週 Further Excercises 関係詞
第23週 中間試験
第23週 中間試験
答案返却・解答説明
第24週
第24週 答案返却・解答説明
第25週 第25章 仮定法(1)
第25週 NA Unit19 / テキスト Unit10
第26週
NA
Unit20
/
テキスト
Unit10
第26週 第25章 仮定法(1)、第26章 仮定法(2)
期
第27週 テキスト Unit11
第27週 第26章 仮定法(2)
第28週 完全模擬試験(リスニング)
第28週 第27章 否定
第29週 完全模擬試験(リーディング)
第29週 第27章 否定、否定(Plus)
学年末試験
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1・2学年で身につけた英語力をさらに発展させていく科目。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校までの英語、本科1・2学年の総合英語Iとオーラル・コミュニケーションI
【同時に学ぶ科目】
コミュニケーション英語Ⅱ
(ESD1, ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材(テキスト)の全体を通して、TOEICの問題に慣れる。教室で学習する文法事項復習を、TOEICテスト形式でアウトプットす
る演習を行う。また、副教材(ALC)の内容を通して、SDで多用される表現が身につくようにする。
【評価方法と基準】
定期試験(60%)、MMで行う小テスト・ALCの学習状況・クラス貢献度(30%)、HRで行う小テスト(10%)を総合的に評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
テキストだけではなく、毎回辞書を必ず持参すること。演習を基本とする授業なので、集中して課題等に取り組み、積極的に
授業に参加してほしい。分からないことがあれば、遠慮なく担当教員に質問すること。
38
【科目名】
法学 (Law)
【担当教員】
木原 滋哉
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(b)
【授業の目的及び概要】 家族、契約、損害賠償など日常生活に関連の深い法律を学びながら、法律に関する基礎的知識や常識を身につける
1.契約自由の原則とその例外について理解している
2.悪徳商法の手法とその対策について理解している
3.消費者契約法の内容を理解している
達 前半 4.アパートを借りるときの法律について理解している
5.過失責任の原則とその例外について理解している
成
6.製造物責任や特殊不法行為について理解している
1.交通事故の法律について理解している
目
2.結婚・離婚・親子関係の法律について理解している
標 後半 3.法定相続・遺言相続の法律について理解している
4.クレジットカードの仕組みについて理解している
5.自己破産や連帯保証人について理解している
6.仕事についての法律を理解している
【教科書】 なし
【参考書等】 授業中に適時紹介する
【授業方法】 具体的な事例を中心として、講義を通して法学の基礎を学ぶ
【項 目】
【内 容】
第1週 契約自由の原則
1.契約自由の原則
第2週 未成年者の契約
2.未成年者の契約
第3週 訪問販売とクーリングオフ
3.訪問販売の実体とクーリングオフの方法
第4週 ネズミ講とマルチ商法
4.マルチ商法の実体と法律
第5週 悪徳商法
5.さまざまな悪徳商法
前 第6週 消費者契約法
6.アパートを借りるときの法律問題
第7週 中間試験
7.所有権、担保物権など
第8週 答案返却・解答説明
8.区分所有法
第9週 賃貸借契約(1)
9.不法行為と過失責任の原則
第10週
賃貸借契約(2)
10.製造物責任と特殊不法行為
第11週
物権の基礎知識
期
第12週 マンションの法律問題
第13週 過失責任の原則
第14週 過失責任と製造物責任
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 交通事故と民事責任
1.交通事故の民事・刑事・行政責任
第17週 交通事故と刑事責任
2.交通事故の保険制度
第18週 交通事故と保険制度
3.夫婦関係(結婚や離婚の法律)
第19週 家族の法律・結婚
4.親子関係(養子制度、嫡出子制度など)
第20週 家族の法律・離婚・親子
5.相続問題(法定相続、遺言相続の仕組み)
後 第21週 家族の法律・法定相続(1)
6.クレジットカードの仕組みと法律
第22週 家族の法律・遺言相続
7.自己破産、連帯保証人
第23週 刑法(1)
8.労働組合と不法労働行為
第24週 刑法(2)
9.労働基準法とアルバイト
第25週 クレジットカード(1)
期 第26週 クレジットカード(2)
第27週 自己破産
第28週 仕事の法律(1)
第29週 仕事の法律(2)
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
3学年のときに政治・経済で学んだ憲法についての知識を踏まえて、4学年では、法学について学ぶ。技術者としても社会人と
しての必要な法律の基礎を学ぶことになる。
【先行して理解する必要のある科目】
政治・経済(3学年)
【同時に学ぶ科目】
SD1、SD2
【ESDとの関連 (教育目標)】 必要に応じて、環境問題に関連する法律も学習する。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
(前期中間試験+前期期末試験+後期中間試験+学年末試験)÷4=100点 60点以上で合格
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
私たちの生活は、法律抜きには考えられない。法律を知らないばかりに、大きなミスを犯すこともある。
社会人としても技術者としても必要な知識なので、しっかり学んでほしい。
39
【科目名】
体育(Physical Education)
【担当教員】
丸山 啓史
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 通年 実技
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B) (a)
【授業の目的及び概要】 新体力テストの測定を実施し,自分の体力や運動能力を測定し,その結果,不足している能力を確かめ,運動能力を高める自己診
断資料とする。基本的な個人技能を高めるとともに,ダブルスゲームにおいては,パートナーの特徴を生かした連携パターンを工夫
し,相手の動きや打球の特徴に対応して作戦を考える能力を養う。また,生涯にわたってスポーツを親しむという観点からテニス,バ
ドミントンの特性や,効果的な練習方法,ゲームの企画・運営方法,審判法など理解させる。
1.自分の体力レベルを把握できる。
達 前半 2.テニスの基礎技能をゲームで生かすことができる。
3.テニスのゲームを企画・運営ができる。
成
1.バドミントンの基礎技能をゲームで生かすことができる。
後半 2.バドミントン(ダブルス)の集団的技能をゲームで生かすことができる。
目
3.バドミントンのゲームを企画・運営ができる。
【教科書】
【参考書等】 須田柳治他:「マイ・スポーツ」(大修館書店)
【授業方法】 基礎技術の練習を行って,ゲームの戦術を学習する。
【項 目】
【内 容】
第1週 オリエンテーション・新体力テスト
1.新体力テスト
第2週 新体力テスト
新体力テストの説明
第3週 〃
各種目の測定
第4週 球技大会の種目
得点集計,自己評価
前 第5週 〃
2.球技大会種目
第6週 テニス
球技大会種目の練習
第7週 〃
第8週 〃
第9週 〃
3.テニス
第10週 〃
ルール・審判方法・ゲーム方法の説明,班編成
期 第11週 〃
基礎技能(グランド・ストローク,ボレー,スマッシュ,ロビン
第12週 〃
グ,サービス,サーブレシーブ)の修得
第13週 〃
ダブルス・ゲーム
第14週 テニス・スキルテスト
第15週 〃
第16週 体育祭りの種目
4.体育祭り種目
第17週 〃
体育祭り種目の練習
第18週 バドミントン
第19週 〃
5.バドミントン
ルール・審判方法・ゲーム方法の説明,班編成
後 第20週 〃
基礎技能(ハイクリア,ドロップ,ドライブ,スマッシュ,ヘア
第21週 〃
ピン,フライトサービス,サーブレシーブ)の修得
第22週 〃
第23週 〃
ダブルス・ゲーム
第24週 〃
第25週 〃
6.持久走
期 第26週 〃
長距離走の練習
第27週 〃
第28週 〃
第29週 バドミントン・スキルテスト
第30週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
4・5学年では,生涯スポーツとして実践できる種目を授業に取り入れ,ある程度の技術修得ができるよう時間配分がされている。
【先行して理解する必要のある科目】
保健
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材を通して,環境・人権・芸術の価値を理解させる。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
評価方法:運動技能,授業への取り組み方及び出席状況から評価する。
前期総合評価点=運動技能(15%)+スポーツテスト・授業態度(20%)+出席状況(15%)
後期総合評価点=運動技能(25%)+授業態度(10%)+出席状況(15%)
前期総合評価点(50%)+後期総合評価点(50%)=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
学校指定の体操服及び体育館シューズを着用すること。体力づくり・練習方法等,クラブ活動に活用するとよい。授業だけでは運動
不足なので,クラブ活動や自主的トレーニングを行うとよい。
40
【科目名】
総合英語Ⅰ ( English Ⅰ)
【担当教員】
市﨑 一章
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 英語学(英語史)を扱ったテキストとTOEIC用リスニング教材を消化することで、英語学習の動機づけとなる知識を
身に付けると共に、英語の運用能力を向上させる。
1. 比較言語学の考え方を理解し、印欧語族の系統樹を把握する。
達
2. 英語が英国に伝来し定着するまでの過程を理解する。
前半
3..TOEICのリスニングテストに慣れ、60%以上の正解率を達成する。
成
4. .新出語句の90%以上を覚えて自らの語彙を増やす。
1. 古期英語の特徴を理解し、その発達に関わる史実を覚える。
目
2. TOEICのリスニングテストに慣れ、65%以上の正解率を達成する。
後半
3. .新出語句の90%以上を覚えて自らの語彙を増やす。
標
【教科書】
Joan McConnell "ENGLISH AND MANY CULTURES"(成美堂)、V. Shibata & R. West "Listening
Tactics for the TOEIC Test"(南雲堂)
ホームルームでの英語史学習(週1時間)とマルチメディア教室でのリスニング演習(週1時間)を基
【授業方法】
本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週
概要説明 Warm-up
文字の誕生
第2週
■ホームルームでの言語演習
第3週
印刷術の影響
1. テキストの読解、グループ別課題はプレゼンを課
す。
第4週
英語の語彙
第5週
英語の伝来
■マルチメディア教室での言語演習
前
第6週
ヴァイキングの侵攻
1. リスニング演習、運用法および文法の解説
第7週
中間試験
第8週
答案返却・解答説明
第9週
古期英語
第10週
Norman Conquest 1
第11週
Norman Conquest 2
期
第12週 印刷術の影響
第13週 大母音推移
第14週 発音と綴り字
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
これまでに習ったことがないであろう英語の歴史について学び、学習意欲の増幅に結び付ける。リスニング能力を
向上させ、語彙を増やすと共に、皆の前で発表する力を養う。
【先行して理解する必要のある科目】
1-3年時の英語関連科目
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 テキストの読解・演習を通じて、今後英語を運用する基盤として身に付けておくべき知識を定着させると共に、リス
ニングを主体とした英語運用能力を向上させる。
【評価方法と基準】
定期試験 (70%) +課題 (20%)+受講姿勢(10%) =100%で評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
英語史で扱う内容は、とりわけ英語の基礎教養かつ学習動機となるものである。予習・復習を徹底すること。授業
では、間違いを恐れず、より大きな声で発音・発表するよう心がけよう。
41
【科目名】
総合英語Ⅱ (EnglishⅡ)
【担当教員】
市﨑 一章
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HA
【授業の目的及び概要】 英語学(形態学・意味論)を扱ったテキストとTOEIC用リスニング教材を消化することで、英語学習の動機づけとなる知識を
身に付けると共に、英語の運用能力を向上させる。
前半
達
成
目
標
後半
【教科書】
【授業方法】
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
1. 英単語の構造について理解すると共に、日本語の単語と比較できる。
2..TOEICのリスニングテストに慣れ、60%以上の正解率を達成する。
3. .新出語句の90%以上を覚えて自らの語彙を増やす。
1. 英単語の意味の変化を理解すると共に、日本語の単語と比較できる。
2. TOEICのリスニングテストに慣れ、65%以上の正解率を達成する。
3. .新出語句の90%以上を覚えて自らの語彙を増やす。
Joan McConnell "ENGLISH AND MANY CULTURES"(成美堂)、V. Shibata & R. West "Listening
Tactics for the TOEIC Test"(南雲堂)
ホームルームでの英語史学習(週1時間)とマルチメディア教室でのリスニング演習(週1時間)を基本と
する。
【項 目】
【内 容】
概要説明 Warm-up
■ホームルームでの言語演習
英単語の造語法1
1. テキストの読解、グループ別に研究課題とプレゼンを課す
英単語の造語法2
英単語の造語法3
■マルチメディア教室での言語演習
プレゼン1
後
1. リスニング演習、運用法および文法の解説
プレゼン2
中間試験
答案返却・解答説明
英単語の意味の変化1
英単語の意味の変化2
期
性差と英単語
方言と世界の英語
プレゼン1
プレゼン2
期末試験
第15週
答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
言語学の基礎となる形態と意味の入門的な学習を通じて、言語やその運用についての興味を深め、英語学習の意欲の増
幅に結び付ける。リスニング能力を向上させ、語彙を増やすと共に、皆の前で発表する力を養う。
【先行して理解する必要のある科目】
1-3年時の英語関連科目
【同時に学ぶ科目】
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1)
テキストの読解・演習を通じて、今後英語を運用する基盤として身に付けておくべき知識を定着させると共に、リスニングを
主体とした英語運用能力を向上させる。
【評価方法と基準】
定期試験 (70%) +課題 (20%)+受講姿勢(10%) =100%で評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
今期学習する内容は、とりわけ英語の基礎教養かつ学習動機となるものである。予習・復習を徹底すること。授業では、間
違いを恐れず、より大きな声で発音・発表するよう心がけよう。
42
【科目名】
英語 (English)
【担当教員】
蒲地 祐子
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B) (f)
【授業の目的及び概要】 NHKの海外向け放送番組NEWSLINEのニュースを聞き取り、個人と技術、コミュニティと工学、科学・技術と社会・地球・宇宙な
どのトピックを取り上げたニュース報道を理解するための読解力、語彙力、リスニング力を伸長させることを目標とする。毎分
150語から200語の速度で読まれるニュース音声の聞き取り自体は難しいと感じるものをも含むが、その困難を生んでいる音
の脱落やいろいろな音声の変化をディクテーションなどで実地に確認しながら、聞きとりの困難点を多少なりとも克服すること
を目指す。本授業は進学と就職に関連し、コミュニケーション能力を身につけることができる。
1. 各ユニットの進出語句、表現、文法事項を覚え、使えるようになること。
達
2. 各ユニットのディクテーション活動を通して、英語特有の音声変化を学んで、リスニングのこつを覚えること。
前半
3. 各ユニットの本文の内容を理解し、新出イディオムを用いて穴埋め問題ができるようになること。
成
目
後半
標
1. 各ユニットの進出語句、表現、文法事項を覚え、使えるようになること。
2. 各ユニットのディクテーション活動を通して、英語特有の音声変化を学んで、リスニングのこつを覚えること。
3. 各ユニットの本文の内容を理解し、新出イディオムを用いて穴埋め問題ができるようになること。
【教科書】 山﨑達朗・Stella M. Yamazaki 「What's on Japan 8」(金星堂)
【参考書等】
【授業方法】 教科書各章の題材をもとに講義および言語演習を行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 イントロダクションとUnit 1
1. 各ユニットの新出語句、表現の学習
第2週 Unit 1
2. 各ユニットのディクテーション
3. 各ユニットの内容確認
第3週 Unit 2
第4週 Unit 2
4. 各ユニットの問題演習
第5週 Unit 3
前
第6週 Unit 3
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明、Unit 4
第9週 Unit 4
第10週 Unit 5
期 第11週 Unit 5
第12週 Unit 6
第13週 Unit 6
第14週 Unit 7
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 Unit 8
1. 各ユニットの新出語句、表現の学習
第17週 Unit 8
2. 各ユニットのディクテーション
第18週 Unit 9
3. 各ユニットの内容確認
第19週 Unit 9
4. 各ユニットの問題演習
第20週 Unit 10
後
第21週 Unit 10
第22週 Unit 11と復習
第23週 中間試験
答案返却・解答説明、Unit 11
第24週
第25週
Unit 12
期 第26週 Unit 12
第27週 Unit 13
第28週 Unit 14
第29週 Unit 14
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明,Unit 15
【カリキュラムの中での位置づけ】
総合英語とオーラルコミュニケーションを履修した上で選択する科目。
【先行して理解する必要のある科目】
本科1~3年の総合英語Ⅰ、オーラルコミュニケーションⅠ
【同時に学ぶ科目】
総合英語Ⅰ、総合英語Ⅱ
(ESD1, ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 テキスト各章の本文読解を通じて、 科学技術と経済・社会・環境・文化等の関係に関する多様な価値や考え方を理解する。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験 (70%) +小テスト(20%)+課題提出など (10%) =100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
原則として毎週課題、小テストが課される。授業に毎回出席して積極的に発言や質問をすること,課題をこなすこと,小テストと
期末試験を受けることが求められる。辞書必携。
43
【科目名】
ドイツ語 (German)
【担当教員】
西谷 明子(非常勤講師)
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 初めてドイツ語を学ぶ学生を対象とする。初級ドイツ語文法と簡単な日常会話を習得する。またドイツあるいはヨーロッパの文化
や歴史についても理解を深める。
達
前半
成
目
標
後半
1. あいさつを覚える
2. 自己紹介ができる
3. 動詞の現在人称変化を覚える
4. 冠詞類とその変化を覚える
5. 辞書を使って簡単な会話文を読むことができる
1. 冠詞類とその変化に慣れる
2. 現在人称変化の不規則な動詞を覚える
3. 買い物やカフェでの会話ができる
4. 前置詞の使い方を覚える
5. 辞書を使って簡単な会話文を読み、作文をすることができる
秋田靜男他『ドイツ語インフォメーションneu2』朝日出版社、2012年
【教科書】
【参考書等】
【授業方法】 教科書及び付属のCDを用いた講義
【項 目】
【内 容】
第1週 アルファベート つづりと発音
ドイツ語のアルファベットの読み方
第2週 Lektion 0 おはようございます!
ドイツ語のあいさつ、数の数え方
第3週 Lektion 1 タナカマコトと申します
自己紹介
第4週 〃
動詞の現在人称変化、疑問詞
第5週 Lektion 2 何をしているの?
趣味の紹介
前 第6週 〃
名詞の性
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 Lektion 3 その帽子はいくらですか?
店での会話
第10週
〃
定冠詞と名詞の格変化
名詞の複数形
期 第11週 〃
第12週 Lektion 4 コーヒーが一杯ほしい
カフェでの注文
第13週 〃
不定冠詞
第14週 〃
不定冠詞類
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 前期の復習
動詞の現在人称変化と冠詞類を中心に
第17週 Lektion 5 こちらザビーネです
電話での会話
第18週 〃
現在人称変化の不規則な動詞(1)
第19週 〃
名詞の3格
第20週 Lektion 6 何を注文する?
カフェでの会話
後 第21週 〃
現在人称変化の不規則な動詞(2)
第22週 〃
人称代名詞、非人称のes
第23週 中間試験
答案返却・解答説明
第24週
第25週
Lektion
7 市庁舎へはどう行ったらいいのですか?道を尋ねる表現
第26週
〃
前置詞
期
第27週 〃
前置詞と定冠詞の融合形
第28週 〃
知っておくと便利な表現
第29週 復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
第二外国語を習得することにより、国際理解が深まる。また国語や英語のより深い理解に役立つ。
【先行して理解する必要のある科目】
国語 英語
【同時に学ぶ科目】
(ESD1,ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材の第2・5・7章の例文を通して、環境・人権・芸術の価値を理解させる。また、副教材の例題を通して、SDで多用される表現
が身に付くようにする。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
定期試験(70%)+小テスト(20%)+提出課題(10%) 60%以上を合格とする。
なお定期試験時の辞書持ち込みの可否についてはその都度指定する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業には毎回必ず辞書を持参すること。授業中でも授業後でも、質問があれば受け付けます。
44
【科目名】
中国語 (Chinese)
【担当教員】
滕 小春 (Teng Xiaochun) (非常勤講師)
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 将来の中国語の勉強と国際理解に必要な中国語の発音と挨拶を身につける。
1 中国語の発音システムを系統的に身につける
2 中国の地理、社会、文化について理解する
達
前半
成
1 一般的な挨拶と自己紹介また、基礎文型を身につける
2 中国の地理、社会、文化について理解する
目
標
後半
【教科書】 小川郁夫 『リズムで覚える中国語Ⅰ』(白帝社)
【参考書等】 小川郁夫 『中国語文法・完成マニュアル』、呉麗君 『中国語の誤用分析ー日本人学習者の場合』
【授業方法】 文型模倣練習法、模倣記憶返複法、訳読法、暗示指導法、明示指導法などを必要に合わせて応用する。
【項 目】
【内 容】
第1週 第1課
声調・基本母音
第2週 第2課
簡単子音
複雑子音
第3週 第3課
第4週 第3課
複雑子音
第5週 第4課
音節表
前
第6週 第4課
音節表
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
軽声・アル化
第9週 第5課
第10週
第5課
変調
変調・「こんにちは」程度の挨拶
期 第11週 第5・6課
第12週 第6課
決まり文句
第13週 第6課
名前の尋ね方と答え方
第14週 復習
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 第7課
「いいですか」に関する挨拶し方
第17週 第7課
疑問文と否定文
第18週 第7課
発音練習
第19週 第8課
「げんきですか」に関する挨拶し方、代名詞、副詞
第20週 第8課
代名詞、完全否定、部分否定
後
第21週 第8課
発音練習
第22週 復習
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
「誰ですか」に関する尋ね方、答え方、代名詞、「A是B」文型
第25週 第9課
第26週
第9課
年齢の尋ね方、1~100の表し方
期
第27週 第10課
年、月、日、曜日の表現
第28週 第10課
時刻などの表現
第29週 復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
現在の国際理解に欠かせない科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
国語
【同時に学ぶ科目】
なし
(ESD1,ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 本授業を通じ、中国語を学ぶと同時に中国文化についても知識を得ることにより、学生が様々な価値観の存在を理解するように
しむける。様々な資料を用い、中国が置かれた環境・状況を紹介し、学生が国際環境の改善に関心を持つように授業を行う。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期中間試験20%+前期期末試験20%+後期中間試験20%+後期期末試験20%+小テスト10%+課題10%=100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
試験前にまとめて勉強するのではなく、普段の授業を大切にし、しっかり知識の基盤を築くことを期待する。
45
【科目名】
ハングル(Korean)
【担当教員】
李 政樹 (非常勤講師)
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
(HA)
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 朝鮮語を全く初めて習う学習者を対象にする。二年間の学習でハングル能力検定試験5級の合格程度の力をつける。
達
前半
朝鮮文字が読める
朝鮮文字が書ける
簡単なフレーズを身につける
成
動詞・形容詞等の活用がある程度できる
目
標
後半
【教科書】 金京子・喜多恵美子『改訂版 パランセ韓国語 初級』朝日出版社
【参考書等】 『プログレッシブ韓日・日韓辞典』小学館
【授業方法】 講義を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 朝鮮語の特徴について
日本語との類似点、漢字語などについて
第2週 文字と発音1
基本母音
第3週 文字と発音2
基本子音
第4週 文字と発音3
激音、濃音
第5週 文字と発音4
複合母音字
前 第6週 文字と発音5
パッチム
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明・復習
第9週 文字と発音6
発音の規則
第10週
第1課① ~は、~です
는/은, 입니다
第11週
第1課② ~は、~です
期
第12週 第2課① ~ではありません、~に
이/가 아닙니다, 에
第13週 第2課② ~ではありません、~に
第14週 復習
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 前学期の復習
第17週 第3課① ~ています、~を
고 있습니다, 을/를
第18週 第3課② ~ています、~を
第19週 第3課③ ~ています、~を
第20週 第4課① 丁寧体活用、存在詞
ㅂ니다/습니다, 있다, 없다
後 第21週 第4課② 丁寧体活用、存在詞
第22週 第4課③ 丁寧体活用、存在詞
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明・復習
이/가
第25週 第5課① 年月日、~が
第26週
第5課② 年月日、~が
期
第27週 第5課③ 年月日、~が
第28週 総復習
第29週 総復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
朝鮮語の学習により、国語や英語などとの対照言語学的知識と素養を見につけられる科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
日本語、英語
【同時に学ぶ科目】
(SD1, SD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 朝鮮半島の言語・歴史・文化の教育を通して、東アジア規模の異文化を理解できる。また、第2言語習得のレベルを超えた対
照言語学レベルの教材を通して、SDで活用できる表現が身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験(70%)+授業時間内に行う小テストなど(30%)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
欠席の場合は後日の授業に多大な支障が生じるため、欠席は絶対にしないこと。
46
【科目名】
ロシア語(Russian)
【担当教員】
トルストグゾフ ・セルゲイ (非常勤講師)
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
(HA)
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 ロシア語の基本的な文法事項を学習し、基本的な会話(挨拶、自己紹介、依頼等の表現)を学ぶ。
達
前半
1. 発音練習によって、ロシア語の発音を学ぶ。
2. 基本的なロシア語文法の知識を理解し、身につける。
3. 学習する語彙を習得する。
成
目
標
後半
1. 発音練習によって、ロシア語の発音を学ぶ。
2. 基本的なロシア語文法の知識を理解、身につける。
3. 学習する語彙を習得する。
【教科書】 秦野一宏、トルストグゾフ セルゲイ『ロシア語 文法と練習』 白水社
【参考書等】
【授業方法】 教科書を中心にして講義を行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 イントロダクション
第2週 Lesson 1
アルファベットと発音
第3週 Lesson 1
アルファベットと発音
第4週 Lesson 2
文字と発音
第5週 復習
Lesson 1-2
前 第6週 Lesson 1-2
単語を覚える
第7週 Lesson 1-2
単語を覚える
第8週 Lesson 3
名詞と代名詞の性
第9週 中間テスト
形容詞
第10週 Lesson 4
Lesson
5
第11週
名詞と代名詞の性
期
第12週 復習
第13週 Lesson 6
ロシア語の動詞
第14週 Lesson 7
動詞の特殊変化と名詞の対格
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 イントロダクション
第17週 自己紹介を覚える
自己紹介を覚える
第18週 Lesson 8
動詞の特殊変化(2)と名詞の活動体
第19週 Lesson 9
呼び方と代名詞の対格
第20週 復習 Lesson 8-9
後 第21週 自己紹介を書く
自己紹介
第22週 Lesson 10
動詞の過去形と名詞の前置格
第23週 中間試験
第24週 Lesson 11
сяに終わる動詞
Lesson 10-11
第25週 復習
Lesson
12
第26週
定動詞、不定動詞
期
第27週 Lesson 13
名詞および代名詞の与格
第28週 復習
Lesson 12-13
第29週 自己紹介
自己紹介を覚える
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
ロシア及び旧ソ連諸国と日本は、経済関係を持っているので、ロシア語の重要性は言うまでもない。国際理解を深める有効な
方法の一つとしてロシア語を学ぶ必要がある。
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1, ESD2)
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験40%+期末試験40%+小テスト10%+課題10%=100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
ロシア語は初歩の段階で覚えることが英語より多いが、ロシア語の基礎を学ぶとロシア語の学習が楽しくなります。
47
【科目名】
日本文学Ⅰ (Japanese LiteratureⅠ)
【担当教員】
外村彰
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
選択必修2単位 通年 講義
【単位数 期間 形態】
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 日本近代文学の作品を読解・鑑賞することを通して多様な人間観を養う。主にテキスト『近代童話と賢治』を用い、個人の感性を
涵養させ、生の実感の意味を問う小説(童話)や詩歌を追体験することで、振幅ある価値観や人間認識、ひいては人間力の形成
をはかる。
1.文学(小説、詩歌)の読解を通して人生観の幅を広げ、教養や感受性を養う。
2.各作品の内容を読みとり、作者の略歴や代表作の知識を得る。
3.鑑賞ないし意見文を書くことで、自己の思いを表現する力を涵養する。
達 前半 4.近代詩歌、小説の作品を鑑賞する能力を身につける。
成
目
標
後半
1.文学(小説、詩歌)の読解を通して人生観の幅を広げ、教養や感受性を養う。
2.各作品の内容を読みとり、作者の略歴や代表作の知識を得る。
3.短歌等の実作や鑑賞文を書くことで、自己の思いを表現する力を涵養する。
4.近代詩歌、小説の作品を鑑賞する能力を身につける。
【教科書】 『近代童話と賢治』(おうふう、¥2100)、その他印刷教材
【参考書等】 『新総合 図説国語』(東京書籍 ※3年次からの継続使用)
【授業方法】 講義および鑑賞・意見文の執筆。適宜課題提出も課す。なおテストは作者・梗概・主題を記述式でまとめる。
【項 目】
【内 容】
授業の展望、自己紹介文+茨木のり子の詩について鑑賞文を執筆
第1週 ガイダンス、自己紹介文と詩の鑑賞文
以下、『近代童話と賢治』の各作品について、作者、叙述、構想を解読し、
第2週 小川未明「金の輪」
主題をまとめる。様々な登場人物の生き方を追体験し、受講者の
第3週 小川未明「牛女」
幅広い人間認識を培う。
第4週 小川未明「野ばら」
第5週 小川未明「赤い蝋燭と人魚」
前
第6週 小川未明「赤い蝋燭と人魚」
第7週 中間試験
第8週 小川未明「大きな蟹」
第9週 小川未明「大きな蟹」
第10週
新美南吉「ごんぎつね」
期 第11週 新美南吉「ごんぎつね」
第12週 新美南吉「うた時計」
第13週 新美南吉「狐」
第14週 稲垣足穂「一千一秒物語」
期末試験
第15週 答案返却・解答説明/詩の鑑賞文執筆
後期はひきつづき『近代童話と賢治』の各作品について、作者、叙述、構想を
第16週 「木を植えた男」の鑑賞文執筆
を解読し、主題をまとめる。そのほか近代小説を講義で読解し、実作や鑑賞
第17週 宮沢賢治の生涯と詩
賞文を執筆することにより、文学的理解力・表現力を培う。
第18週 宮沢賢治「注文の多い料理店」
第19週 宮沢賢治「よだかの星」
第20週 宮沢賢治「やまなし」
後
第21週 宮沢賢治「虔十公園林」
第22週 宮沢賢治「シグナルとシグナレス」
第23週 中間試験
第24週 宮沢賢治「なめとこ山の熊」
第25週 宮沢賢治「なめとこ山の熊」
期 第26週 宮沢賢治「なめとこ山の熊」
第27週 宮沢賢治「セロひきのゴーシュ」
第28週 宮沢賢治「セロひきのゴーシュ」
第29週 北条民雄「いのちの初夜」
学年末試験/詩の鑑賞文執筆
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
3年までに学んだ国語の知識、自らの人間認識をもとに、近代文学(童話)作品の解読を通して、国際社会に生きる人間として必
要な日本語日本文化への理解を深める。さらには文学の学びから、多様な人間観を培うことをもって、技術者に必要な幅広い世
界観の礎とする。
【先行して理解する必要のある科目】
3年次までに学んだ国語・古典・現代文・国語表現
【同時に学ぶ科目】
なし
(ESD1 )
【ESDとの関連 (教育目標)】 小説や詩歌の表現する世界観・感受性を学び、多様な人間観を幅広く受けとめ、自らの教養とすることで、人間力の形成などES
Dで多用される表現を身につけるようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
評価方法:年4回の定期試験(70%)、課題提出等の平常点(30%)により総合評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業態度を重視する。態度不良者は:その都度減点対象とし、単位不認定に至ることがある。教科書を毎回持参して、積極的に
授業に参加すること。講義資料を配布することが多いので、各自クリアファイルを所持しておくこと。授業中はくれぐれも真摯な姿
勢で、意欲的に受講すること。文学の読書が好きで、文章等を書くのが得意な学生を歓迎したい。
48
【科目名】
経済学(Economics)
【担当教員】
権 俸基(非常勤講師)
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(b)
【授業の目的及び概要】 限られた経済資源や時間の利用において高度な効率性が要求される現代社会では、各個人も経済に関する知識やその仕組
みを理解する必要がある。本講座では、学生自身が、持続可能な発展のための経済の基礎理論を理解し、自分の生活と社会
と関連する諸経済問題を把握・分析し、解決策の提案ができるようになることを目的とする。
1.経済学の定義と経済問題の発生要因が説明できる。
2.資源(生産要素)の配分と経済体制の特徴が説明できる。
3.市場の仕組みと需要・供給が定義できる。
達 前半 4.市場均衡取引量と均衡価格が導出できる。
5.市場均衡から、消費者側(家計)と生産者側(企業)の余剰が計算できる。
成
6.寡占・独占の特徴と社会への影響が説明できる。
1.国民所得勘定について説明でき、国民所得方程式の計算ができる。
目
2.財政の各機能と現在の日本の財政事情を理解し、キャリア教育の一環として実例研究も行う。
標 後半 3.マネーサプライや金融政策のさまざまな形態と日銀の役割について説明できる。
4.景気循環のパターンと経済成長の各段階の特徴、戦後日本の高度成長について説明できる。
5.貿易の概念が説明でき、外国為替の計算ができる。
6.経済のグローバル化と地域統合推進状況、日本経済の持続可能な発展のための現状と問題点が把握できる。
【教科書】 日本経済新聞社編:ゼミナール日本経済入門(日本経済新聞)
【参考書等】 中谷巌著:入門マクロ経済学(日本評論社) 福岡正夫著:ゼミナール経済学入門(日本経済新聞)
【授業方法】 テキストを基に講義する一方、インターネットのデータやプリント、ビデオ、新聞記事などの資料を参考にする。
【項 目】
【内 容】
第1週 経済学の定義と分析法
第2週 経済の基本問題(1)
1.社会における経済学の概念を理解する
第3週 経済の基本問題(2)
2.個人の生活と職業に関連を持つ経済問題を把握する
第4週 資源と経済体制(1)
3.社会と深い関連を持つ経済問題を把握する
第5週 資源と経済体制(2)
4.限られた資源と経済との関係を理解する
前 第6週 現代資本主義経済の様相(1)
5.国の体制による資源の配分問題を考える
第7週 現代資本主義経済の様相(2)
6.現代資本主義の特徴を理解する
第8週 中間試験
第9週 試験の解答、市場と機能と需給の法則(1) 1.市場の仕組みを理解する
2.需要と供給の特徴を理解する
第10週 市場と機能と需給の法則(2)
3.家計の行動を把握する
期 第11週 家計の行動と効用・需要
第12週 企業の行動と効用・需要
4.企業の行動を把握する
第13週 独占と寡占
5.独占と寡占の社会への影響を把握する
第14週 市場制と最適資源配分
6.キャリア教育の一環として、職業と環境、企業について理解する
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 分配と厚生
1.国民所得の定義を理解する
第17週 国民所得水準の決定
2.所得水準決定の仕組みを理解する
第18週 財政政策とケインズ理論
3.財政の機能を理解する
第19週 金融政策の役割
4.金融政策の効果を理解する
第20週 投資と貯蓄
5.投資と貯蓄の関連性を把握する
後 第21週 物価とインフレーション
6.景気とは何かを定義してみる
第22週 景気循環
第23週 中間試験
第24週 試験の解答、経済成長と技術進歩
1.経済成長の段階を理解する
国際経済の特徴と国民所得
第25週
2.国際経済の特徴を理解する
貿易理論
貿易政策
第26週
3.貿易の概念を理解する
期
第27週 国際通貨制度と為替レート
4.外国為替を理解する
第28週 経済発展と産業構造の変化
5.グローバル化の経済的な意味を考える
第29週 世界経済の諸問題と国際協調
6.世界の中の日本経済について考える
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
高校課程での政治・経済、社会の知識に加え、社会人として必要な職業と経済の専門学習を行い、学生自信と社会の持続的
発展のために、経済のグローバル化と国内外の経済問題に対し理解・分析および解決策の提案ができるようにする。
【先行して理解する必要のある科目】
政治・経済、社会
【同時に学ぶ科目】
数学
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験(70%)+課題提出(20%)+小テスト(10%)=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
ノートを正確にとり、教科書や講義において、理解出来ない点や質問等があれば,適宜指導教員に質問し,講義内容を完全に
理解すること。また、自分の生活と様々な社会現象の中で常に経済の意味を考えてみる。
49
【科目名】
数 学 特 論 (Mathematics Lectures)
【担当教員】
平松直哉
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 A (c)
【授業の目的及び概要】 3年生までに微分積分を一通り学習したが、それは変数が実数である実関数を扱った微分積分であった。この講義では変数を
複素数に置き換えた複素関数の微分積分「複素関数論」を学習する。変数を実数から複素数にすることで、内容はより豊かにな
り、一段高い立場で関数を扱えるようになる。応用として、実数の世界だけでは求めることが難しかった広義積分を簡単に計算で
きることなどを紹介したい。
達
前半
1.複素数を極形式表示できること
2.指数関数・三角関数・対数関数の値を求めることができる
3.複素関数の正則性を判定できること
4.複素積分を行えること
後半
1.コーシーの積分定理を使えること
2.コーシーの積分表示を使えること
3.留数の計算を行えること
4.留数定理を応用して、実定積分の計算を行えること
成
目
標
【教科書】 確氷久ほか5名「新訂応用数学」(大日本図書)
【参考書等】 必要であれば相談してください。目的に応じて紹介します。
【授業方法】 講義及び演習を基本とし、適宜、小テスト、課題レポートを課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 複素数
1.基本的な複素数の計算と正則関数の性質を前期を通して学習す
第2週 極形式
複素数と極形式
第3週 〃
複素関数
第4週 複素関数
正則関数
第5週 正則関数
コーシー・リーマンの関係式
前
第6週 〃
等角写像、逆関数
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 正則関数による写像
第10週 〃 期 第11週 〃 第12週 複素積分
第13週 〃 第14週 〃 期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 コーシーの積分定理
2.複素数の積分を定義し、留数定理の理解を目指す
第17週 〃 複素積分の定義と性質
第18週 〃 コーシーの積分定理
第19週 コーシーの積分表示
コーシーの積分表示
第20週 〃
導関数の積分表示
後
第21週 数列と級数
テイラー展開
第22週 関数の展開
ローラン展開
孤立特異点と留数
第23週 中間試験
留数の計算
第24週 答案返却・解答説明
留数定理
第25週
孤立特異点と留数
実積分の計算への応用など
期 第26週 〃 第27週 〃
第28週 留数定理
第29週 〃 学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
3年生までに学んだ数学をさらに生かすために学ぶ科目
【先行して理解する必要のある科目】
2、3年次で学ぶ数学
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 現代の高度な技術は数学理論を基にして研究・開発されている。そのような状況を鑑み、持続発展可能社会を支える人材に最
低限必要な数学的な素養(正弦波定常応答に関係する極形式、正則関数、等角写像、逆ラプラス変換に関係する留数定理な
ど)を身に付けることを目標とする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期中間試験20%+前期末試験20%+後期中間試験20%+後期末試験20%+課題・レポート20%=100%(100点)
60%(60点)以上達成している者を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
基本的な事から始めて講義を進める予定です。また、数学の学習は講義内容を復習し、実際に自分で手を動かして問題を解
いてみることが大変大事です。もし、授業を聴いてわからないところはどんどん質問してください。随時質問は受け付けます。実
数の世界から複素数の世界へ広がることで、数学が豊かになる様子をぜひ学んでほしいと思います。
50
【科目名】
バイオテクノロジー(Biotechnology)
【担当教員】
芦田 嘉之 (非常勤講師)
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HB
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 A-c,d(2)
【授業の目的及び概要】 バイオテクノロジーにかんする原理・概念を正しく把握することを目的とする。前期はバイオテクノロジーを理解するた
めに不可欠な生命科学の基礎を学ぶ。後期はクローン技術や遺伝子組換え食品等の最新バイオ技術を講議し,人間と
の関係を重視し倫理的側面についても考察する。
達
成
目
標
前半
後半
【教科書】
1.生命の本質を理解する。
2.ゲノムと遺伝子の違いなどの基本用語を理解する。
1.遺伝子組換え技術やクローン技術などの基本技術を理解する。
2.技術者としての社会的な役割や倫理観を養う。
芦田嘉之著「やさしいバイオテクノロジー」(ソフトバンククリエイティブ,2011年)
長野敬他監修「増補四訂版 サイエンスビュー 生物総合資料」(実教出版)
ケイン他著,塩川光一郎他訳「ケイン生物学」(東京化学同人,2004年)(図書館蔵)
リワトソン,ベリー著,青木薫訳「DNA 上下」(講談社ブルーバックス,2005年)(図書館蔵)
【参考書等】
「カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学」(講談社ブルーバックス,2010年)(図書
館蔵)
【授業方法】 講議中心。時事問題も積極的に取りあげる。毎回レポート課題とレジュメを配布する。課題は毎回提出。
前
期
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
第15週
第16週
第17週
第18週
第19週
第20週
第21週
第22週
第23週
第24週
第25週
第26週
第27週
第28週
第29週
【項 目】
年間授業計画と概要
生命とはなにか
遺伝情報の伝わり方
遺伝子とはなにか
転写と翻訳の基本
突然変異と遺伝病
中間試験
答案返却・解答説明,タンパク質の機能
遺伝子発現の調節
病気の遺伝的基礎
生殖と発生
大腸菌の組換え技術
ポリメラーゼ連鎖反応
基本的な組換え技術
期末試験
答案返却・解答説明
植物の育種
植物の組換え技術と新しい農業
遺伝子組換え食品の人体への影響
遺伝子組換え食品の環境への影響
動物のクローン技術
クローン動物の応用
【内 容】
1. バイオテクノロジーの基礎
バイオテクノロジーとはどんな分野か
生命の起源 生物の特徴 生物進化 生殖と発生
遺伝情報の伝わり方 細胞内で、個体内で、親子の間で
遺伝子・DNA・染色体・ゲノムを正確に使い分ける
生体分子の構造 アミノ酸・タンパク質・核酸
細胞内での遺伝情報 DNA複製・転写・翻訳
細胞の多様性とゲノムの多様性
メンデルの遺伝学の基本と遺伝子型・表現型
酵素の働き 血液型 お酒が飲める人と飲めない人の違い
遺伝病 突然変異 タバコの害 病気とはいったい
微生物を利用した医薬品、食品添加物、農薬の作
ポリメラーゼ連鎖反応の基礎と応用
電気泳動法,塩基配列決定法,DNA型鑑定
2. バイオテクノロジーの応用
組織培養・茎頂培養・細胞融合 交配と無性生殖
遺伝子組換え作物の種類と基本的な作り方
遺伝子組換え食品の安全性の理解 リスクコミュニケーション
クローン技術の基本と応用
後
動物製薬工場 新しい畜産と物質生産技術
再生医療の新しい動き ES細胞とiPS細胞
胚性幹細胞と人工多能性細胞の基礎と応用
中間試験
ヒトへのクローン技術の応用と生命倫理
答案返却・解答説明
科学哲学とバイオテクノロジー
脳死移植の現状と問題点
科学的に考えるとはどういうことか
胚性幹細胞の応用 生殖医療
臓器移植と再生医療
期
バイオテクノロジーの黎明期と優生学
優生学とバイオテクノロジー
農業と動植物 実験動物とどうつきあうか
実験動物と食料としての動物
生命情報学と生物進化
バイオインフォマティクス
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
全学年を通じて唯一の生物系の科目。生命の本質や農業,食料,医療問題についても取り組む。
【先行して理解する必要のある科目】
化学(1学年,2学年),物理(1学年,2学年)
【同時に学ぶ科目】
特になし
【ESDとの関連(教育目標)】
ESD3
環境に関わる基本的事項・範囲の知識を身につけ、それを基に考察できる。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
年4回の定期試験(各20%)+課題等のレポート(20%)=100%により総合評価する。 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
最新のニュースを随時取り上げる。新聞やネットニュースを毎日読むこと。本を年間200冊以上読むこと。良書を紹介す
る。
教官控え室には授業の前5分程しかいない。そのため、質問等は電子メールで受け付ける。
授業内容などを記載した独自のWebサイトを設けているので、授業の前後に参照のこと。
事前に連絡してから研究室へ来てもよい(広島大学大学院理学研究科数理分子生命理学専攻生物化学研究室)。
51
【科目名】
オーラルコミュニケーションⅡ (Oral Communication II)
【担当教員】
上杉 裕子
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B) (f)
【授業の目的及び概要】 テキストで扱われる内容を通して,英会話の際に役立つ語彙や表現を学習し,ハワイ大学マウイ校(UHMC)の学生との会話に応用
する。同時に,英語の聞き取り,会話,作文練習を行い,総合的な英語能力を養う。本授業は進学,就職,資格取得に関連し,コミュ
ニケーション能力を高めることができる。また,UHMCとの交流を通じ,国際的な視野を広げることができる。
達
前半
成
目
標
後半
1.自分の考えや気持ちを,相手に伝えることができるようになること
2.様々な場面に応じた英語表現を習得し,実際の英会話に応用できるようになること
3.UHMCの学生と,コンピューターを介した音声通話による交流ができること
1.自分の考えや気持ちを,相手に伝えることができるようになること
2.様々な場面に応じた英語表現を習得し,実際の英会話に応用できるようになること
3.UHMCの学生と,コンピューターを介した音声通話による交流ができること
【教科書】 行時 潔『はじめての英会話 Let's Talk It Up!』(松柏社)
【参考書等】 ALC NetAcademy 2 「ライティング基礎コース」
【授業方法】 CLL(Community Language Learning)のメソッドを用いた演習を基本とする。
【項 目】
【内 容】
前
期
後
期
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
Introduction, Lesson 1
Lesson 1
Lesson 2
Lesson 2
Lesson 3
Lesson 3
中間試験
答案返却・解答説明
Lesson 4
Lesson 4
Lesson 5
Lesson 5
Lesson 6
Lesson 6
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週
第17週
第18週
第19週
第20週
第21週
第22週
第23週
第24週
第25週
第26週
第27週
第28週
第29週
テキスト
1.Exercise A~C: CLLメソッドを用い、リスニング、スピーキング練習。
会話文を暗唱できるくらい何度も繰り返し練習することに
よって役立つ表現を身につける。発音やイントネーション
をトレーニングする。
2.Exercise D:実際に言いたいことを英語で表現する練習を行う
3.Exercise E~G:英作文演習を行う
UHMCとの交流授業
1.Skype使用の準備をする
2.各ユニットの内容を踏まえ,教員の指導のもと会話練習を行う
3.英語と日本語両方で,画像付き音声交流を行う
ALC NetAcademy 2
1.「ライティング基礎コース」によるライティング演習
UHMC交流研修準備
Lesson 7
Lesson 7
Lesson 8
Lesson 8
Lesson 9
Lesson 9
中間試験
答案返却・解答説明
Lesson 10
Lesson 10
Lesson 11
Lesson 11
Lesson 12
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
総合英語ⅠやオーラルコミュニケーションⅠなどの必修科目を履修した上で選択する科目。
【先行して理解する必要のある科目】
1~3学年の総合英語Ⅰ,1~3学年のオーラルコミュニケーションⅠ
【同時に学ぶ科目】
総合英語Ⅰ,Ⅱ,英語(選択科目)
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1)
テキストの演習を通して,英語でのコミュニケーション能力を高めることで,他文化の考え方や価値観を理解する素養を身につける。
また,UHMCの学生との交流を通じて,その実践を行う。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験(スピーキングテスト) (70%) + 小テスト(20%) + クラス貢献度・授業参加度(10%)=100% (100点)で総合的に評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
テキストだけではなく,辞書を必ず持参すること。オールイングリッシュで演習を基本とする授業なので,積極的にできるだけ多くの
英語を用い、活動すること。また,UHMCの学生を相手にする交流授業も予定されているので,パートナーに失礼のないよう,常に緊
張感を持って授業に臨むこと。
52
哲学(Philosophy)
【科目名】
【担当教員】
奥田 秀巳(非常勤講師)
【学年 学科名】
5学年
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(b)
【授業の目的及び概要】 哲学の諸問題を考察しながら、哲学の基礎知識を学ぶとともに、「哲学的に考える」姿勢を学ぶ。個々人における価値観の相違
の存在を理解し、他者と共生する上で必要な自己の表現能力および共感能力を養う。
1.哲学の基礎的な問題の理解。それを通した、自ら「哲学する」ことの実践。
2.表現能力と共感能力の涵養。
3.様々な価値観が存在することへの理解。
達 前半
成
目
標
後半
1.哲学の応用的な問題の理解。それを通した、自ら「哲学する」ことの実践。
2.表現能力と共感能力の涵養。
3.様々な価値観が存在することへの理解。
【教科書】 なし
【参考書等】 なし
【授業方法】 講義
【項 目】
【内 容】
哲学とは何か(1)
哲学という言葉の意味
哲学とは何か(2)
哲学を学ぶ意味
哲学とは何か(3)
私たちの生活における哲学
私は何を知りうるか(1)
カントの認識論(1)
私は何を知りうるか(2)
カントの認識論(2)
前
私は何を知りうるか(3)
カントの認識論(3)
中間試験
答案返却・解答説明
私は何をなすべきか(1)
カントの道徳哲学(1)
私は何をなすべきか(2)
カントの道徳哲学(2)
私は何をなすべきか(3)
カントの道徳哲学(3)
期
現象学
現象学とは何か
フッサール(1)
現象学と自然的態度
フッサール(2)
現象学と現象学的還元
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 存在するとはどういうことか
存在するとはどういうことか
第17週 ハイデガー(1)
ハイデガーの存在論
第18週 ハイデガー(2)
本来性と非本来性
第19週 ハイデガー(3)
死と先駆的覚悟性
第20週 実存主義
サルトルの思想
後 第21週 知と信(1)
「知ること」と「信じること」
第22週 知と信(2)
「知ること」と「信じること」の境界線
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
私たちの生きる社会を考える
第25週 現代社会の諸問題
第26週
信頼(1)
日常生活の前提としての信頼
期
第27週 信頼(2)
「複雑性の縮減」としての信頼
第28週 信頼(3)
和辻哲郎の信頼論
第29週 信頼(4)
信頼と安心
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
3学年の倫理で身に付けた知識に加えて、自ら哲学的に考える力を発展させていく科目。
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
【先行して理解する必要のある科目】
3学年の倫理
【同時に学ぶ科目】
技術者倫理
(SD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 様々な価値観の存在を理解し、同じ地球に生きるものと共生するために必要な能力である、自己の表現能力および共感能力を
有することができる。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
4回の定期試験100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
哲学は、誰から「教わる」ものでもなく、自ら「考える」ことによって学ぶ学問です。ただ知識を詰め込むのではなく、自ら考えて学
ぶ過程そのものが哲学なのです。時には周りの人と相談しながら、授業中に挙げられた問題について考えてみてください。皆さ
んが積極的に「哲学する」ことを期待します。
53
【科目名】
体育(Physical Education)
【担当教員】
佐賀野 健
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 通年 実技
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B) (a)
【授業の目的及び概要】 新体力テストの測定を実施し,自分の体力や運動能力を測定し,その結果,不足している能力を確かめ,運動能力を高める自己診
断資料とする。生涯にわたってスポーツを親しむという観点からゴルフ,バドミントンを学習する。基本的な個人技能を高めるととも
に,効果的な練習方法,エチケット,マナー,ゲームの企画や運営方法,審判法などを理解させる。
1.自分の体力レベルを把握できる。
達
2.ゴルフを行う上でのエチケットやマナーを理解できる。
前半
3.ピッチングの基本的な打ち方ができる。
成
4.方向・距離感覚を修得し,ある程度狙ったところに打つことができる。
1.バドミントンの基礎技能をゲームで生かすことができる。
目 後半 2.バドミントン(ダブルス)の集団的技能をゲームで生かすことができる。
3.バドミントンのゲームを企画・運営ができる。
標
【教科書】
【参考書等】 須田柳治他:「マイ・スポーツ」(大修館書店)
【授業方法】 基礎技術の練習を行って,ゲームの戦術を学習する。
【項 目】
【内 容】
第1週 オリエンテーション・新体力テスト
1.新体力テスト
第2週 新体力テスト
新体力テストの説明
第3週 〃
各種目の測定
第4週 球技大会の種目
得点集計,自己評価
前 第5週 〃
2.球技大会種目
第6週 ゴルフ
球技大会種目の練習
第7週 〃
第8週 〃
第9週 〃
3.ゴルフ
第10週 〃
コース・競技の進行・ゲームの勝敗・エチケット・マナー・ク
期 第11週 〃
ラブの種類と性能の説明
第12週 〃
個人技能(安全確保,グリップの握り方,スイングの体得)の修得
第13週 〃
打球の方向性と距離感覚の修得
第14週 ゴルフ・スキルテスト
第15週 〃
第16週 体育祭りの種目
4.体育祭り種目
第17週 〃
体育祭り種目の練習
第18週 バドミントン
第19週 〃
5.バドミントン
ルール・審判方法・ゲーム方法の説明,班編成
後 第20週 〃
基礎技能(ハイクリア,ドロップ,ドライブ,スマッシュ,ヘア
第21週 〃
ピン,フライトサービス,サーブレシーブ)の修得
第22週 〃
第23週 〃
ダブルス・ゲーム
第24週 〃
第25週 〃
6.持久走
期 第26週 〃
長距離走の練習
第27週 〃
第28週 〃
第29週 バドミントン・スキルテスト
第30週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
4・5学年では,生涯スポーツとして実践できる種目を授業に取り入れ,ある程度の技術修得ができるよう時間配分がされている。
【先行して理解する必要のある科目】
保健
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 教材を通して,環境・人権・芸術の価値を理解させる。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
評価方法:運動技能,授業への取り組み方及び出席状況から評価する。
前期総合評価点=運動技能(15%)+スポーツテスト・授業態度(20%)+出席状況(15%)
後期総合評価点=運動技能(25%)+授業態度(10%)+出席状況(15%)
前期総合評価点(50%)+後期総合評価点(50%)=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
学校指定の体操服及び体育館シューズを着用すること。体力づくり・練習方法等,クラブ活動に活用するとよい。授業だけでは運動
不足なので,クラブ活動や自主的トレーニングを行うとよい。
54
【科目名】
総合英語Ⅲ (English III)
【担当教員】
川﨑 由花
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 B(f)
【授業の目的及び概要】 日常的な話題である「食べ物」を題材に,読解力・リスニング力・会話力を高めることを目標とする。「食」と「文学作品」について考
えながら,世界の食文化,さらには,歴史への興味を深めていくことで英語運用力の向上を目指す。
達
前半
成
目
標
後半
1.
2.
3.
4.
正しい発音ができる。
学んだ英語表現が使える。
英文を聞き,内容を理解することができる。
英文を読み、内容を理解することができる。
1.
2.
3.
4.
正しい発音ができる。
学んだ英語表現が使える。
英文を聞き,内容を理解することができる。
英文を読み、内容を理解することができる。
【教科書】 Fiona Wall Minami,他 『A Taste of English: Food and Fiction』 (Macmillan Language House)
【参考書等】 ALC NetAcademy 2 「初中級コース プラス」
【授業方法】 演習を基本とする
【項 目】
【内 容】
第1週 Introduction
1. 重要語句の学習
第2週 Chapter 1
2. 重要表現の学習
第3週 Chapter 1
3. 教科書各章の本文の内容確認
第4週 Chapter 2
4. 教科書各章の問題演習
第5週 Chapter 2
5.ALC NetAcademy 2による演習
前 第6週 復習
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 Chapter 3
第10週 Chapter 3
期 第11週 Recipe 1 & Dialogue 1
第12週 Chapter 4
第13週 Unit 4
第14週 復習
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 Chapter 5
1. 重要語句の学習
第17週 Chapter 5
2. 重要表現の学習
第18週 Chapter 6
3. 教科書各章の本文の内容確認
第19週 Chapter 6
4. 教科書各章の問題演習
第20週 Recipe 2 & Dialogue 2
5.ALC NetAcademy 2による演習
後 第21週 Recipe 2 & Dialogue 2
第22週 復習
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
第25週 Chapter 7
期 第26週 Chapter 7
第27週 Chapter 8
第28週 Chapter 8
第29週 復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1年~4年で履修した英語関連科目の内容を活用しながら,さらに英語運用能力の向上を目指す科目。
【先行して理解する必要のある科目】
オーラルコミュニケーションⅠ,総合英語Ⅰ,Ⅱ
【同時に学ぶ科目】
英語(選択科目)
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1, ESD2)
テキストの演習を通して,他文化の考え方や価値観を理解する。異なった食文化について学び,その歴史的・社会的背景を理解
することで,価値の多様性を認識し,尊重する素養を身につけることを目標とする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験 (60%) +小テスト(20%)+ALC課題(10%)+授業参加度(10%)=100% (100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
テキストは必ず持参してください。この授業は演習を基本とする授業です。積極的に授業に参加し,楽しく英語力を向上させましょ
う。
55
英語 (English)
【科目名】
【担当教員】
冨村 憲貴
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
この位置(全ての科目)
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 テキストの演習により,様々な英語表現を習得することを目的とする。具体的には,チャンク(表現のかたまり)単位での表現習
得,語義説明,本文内容の説明,本文内容に関する意見交換などの演習を英語を用いて行う。表現の習得を重視するため,進
度は緩やかだが,演習量は多い。本授業は就職と進学に関連し,コミュニケーション力を高めることができる。
達
前半
1.
2.
3.
4.
学習する英語表現を書けるようになること
学習する英語表現を発話できるようになること
学習する英語表現を聞き取ることができるようになること
学習する英文の内容について,英語で表現できること
1.
2.
3.
4.
学習する英語表現を書けるようになること
学習する英語表現を発話できるようになること
学習する英語表現を聞き取ることができるようになること
学習する英文の内容について,英語で表現できること
成
目
標
後半
【教科書】 Tetsuhito Shizuka 『Reading in Action』(金星堂) 【参考書等】 適宜指示する。
【授業方法】 演習を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 概要説明 Unit 1
第2週 Unit 1
第3週 Unit 1
1.テキスト各課の重要語句の学習
第4週 Unit 1
2.テキスト各課の重要表現の学習
第5週 Unit 1
3.テキスト各課の本文の内容理解
前
第6週 Unit 2
4.学習内容習得のための演習(口頭および筆記)
第7週 中間試験
5.テキスト各課の内容に関する会話演習
第8週 答案返却・解答説明 Unit 2
Unit 2
第9週
Unit 2
第10週
期 第11週 Unit 2
第12週 Unit 2
第13週 Unit 3
第14週 Unit 3
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 Unit 3
第17週 Unit 3
第18週 Unit 3
1.テキスト各課の重要語句の学習
第19週 Unit 3
2.テキスト各課の重要表現の学習
第20週 Unit 3
3.テキスト各課の本文の内容理解
後
第21週 Unit 4
4.学習内容習得のための演習(口頭および筆記)
第22週 Unit 4
5.テキスト各課の内容に関する会話演習
第23週 中間試験
第24週 Unit 4
第25週 Unit 4
期 第26週 Unit 4
第27週 Unit 4
第28週 Unit 5
第29週 Unit 5
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1~4学年の英語関連科目で学んだ内容および技能を基礎に,さらに英語力を伸ばすための科目。
【先行して理解する必要のある科目】
総合英語Ⅰ・Ⅱ,オーラルコミュニケーションⅠ,4年の英語(選択科目)
【同時に学ぶ科目】
総合英語Ⅲ
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 テキストの演習を通して,英語でのコミュニケーション能力を高めることで,他文化の考え方や価値観を理解する素養を身につけ
る。また,文化,環境等に関する文章を読解することで,持続発展可能な社会の実現にかかわる多様な事象について学ぶ。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期中間試験17.5%+前期期末試験17.5%+後期中間試験17.5%+後期期末試験17.5%+小テスト30%=100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業にはテキスト・辞書を必ず持参すること。学生諸君が英語を使う時間が多く取られるので,積極的に取り組み,疑問点は遠
慮無く質問するよう期待する。
56
ドイツ語(German)
【科目名】
【担当教員】
西谷 明子(非常勤講師)
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 初級ドイツ語文法と簡単な日常会話を習得する。中級への架け橋となる文法事項についても学び、簡単な読み物が読めるようになる。
またドイツあるいはヨーロッパの文化や歴史についても理解を深める。
1. 旅行時に使える会話を習得する
2. 話法の助動詞、分離動詞、再帰動詞を使うことができる
3. 動詞の三基本形を知る
達 前半 4. 辞書を使って簡単な文章を読み、作文をすることができる
成
目
標
後半
1. 動詞の三基本形を使いこなす
2. 従属接続詞、関係代名詞を覚える
3. 辞書を使って簡単な読み物を読み、作文をすることができる
【教科書】 秋田靜男他『ドイツ語インフォメーションneu2』朝日出版社、2012年
【参考書等】 この位置
【授業方法】 教科書及び付属のCDを用いた講義。
【項 目】
【内 容】
第1週 4年時の復習
動詞の現在人称変化と冠詞類を中心に
第2週 Lektion 8 歩いてホテルまで行くことができますか? ホテルの予約
第3週 〃
話法の助動詞
第4週 Lektion 9 その列車は何時に発車しますか?
駅で切符を買う
分離動詞
第5週 〃
前
第6週 〃
命令形
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
コンサートへの誘い
第9週 Lektion 10 音楽に興味があります
第10週
〃
形容詞の格変化
再帰代名詞と再帰動詞
期 第11週 〃
第12週 Lektion 11 とてもよかった!
手紙の書き方
第13週 〃
動詞の三基本形
第14週 〃
過去人称変化
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 前期の復習
話法の助動詞、分離動詞、再帰動詞、過去人称変化を中心に
第17週 Lektion 12 おいしかった!
レストランでの会話
第18週 〃
現在完了
第19週 〃
分離動詞の現在完了
第20週 中級へのステップ
従属接続詞
後
第21週 〃
関係代名詞
第22週 〃
関係代名詞を用いた作文
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
短い読み物を用い、ドイツ語の読解能力を深める
第25週 読解演習
第26週
〃
期
第27週 〃
第28週 〃
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
第二外国語を習得することにより、国際理解が深まる。また国語や英語のより深い理解に役立つ。
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
【ESDとの関連 (教育目標)】 国語 英語
(ESD1,ESD2)
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験(70%)+小テスト(20%)+提出課題(10%) 60%以上を合格とする。なお定期試験時の辞書持ち込みの可否についてはその都度指定する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業には毎回必ず辞書を持参すること。授業中でも授業後でも、質問があれば受け付けます。
57
中国語 (Chinese)
【科目名】
【担当教員】
滕 小春 (Teng Xiaochun) (非常勤講師)
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 将来の中国語の勉強と国際理解に必要な中国語の発音と挨拶を学生に身につけさせる。
1 中国語圏の国や地域などへの旅行、仕事および生活に困らない最低限の会話を身につけさせる。
2 中国の地理、社会、文化について理解させる。
達
前半
成
1 一般会話ができるように表現の正確さ、豊かさ、流暢さのレベルまた中国語検定3級のレベルまで上がらせる。
2 中国の地理、社会、文化について理解させる。
目
標
後半
【教科書】 小川郁夫 『リズムで覚える中国語Ⅱ』(白帝社)
【参考書等】 小川郁夫 『中国語文法・完成マニュアル』、呉麗君 『中国語の誤用分析ー日本人学習者の場合』
【授業方法】 文型模倣練習法、模倣記憶返複法、訳読法、暗示指導法、明示指導法などを必要に合わせて応用する。
【項 目】
【内 容】
第1週 第1課
量詞(助数詞)、「いいですか」に関する挨拶
第2週 第2課
“多少”などの疑問詞について、値段などの表現、
~しに行くと介詞、「元気ですか」に関する挨拶
第3週 第3課
第4週 第3課
語気助詞と方位詞、「誰ですか」に関する表現
第5週 第4課
能願動詞、時間の表現
前
第6週 第4課
二重目的語を持てる動詞
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
完了時制
第9週 第5課
第10週
第5課
経験の表現
時間の量に関する表現・“是~的”文型
期 第11週 第5・6課
第12週 第6課
“動詞+的+名詞”
第13週 第6課
比較文、離合動詞
第14週 復習
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 第7課
助動詞“会”、“能”
第17週 第7課
助動詞“可以”、“要”など
第18週 第7課
進行形“動詞+在+場所”
第19週 第8課
結果補語
第20週 第8課
可能補語
後
第21週 第8課
状態補語
第22週 復習
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
方向補語
第25週 第9課
第26週
第9課
使役文型
期
第27週 第10課
受身文型
第28週 第10課
“越~越~”文型など
第29週 復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
現在の国際理解に欠かせない科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
国語
【同時に学ぶ科目】
(ESD1,ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 中国語を教える同時に、中国文化なども紹介することにより、学生に世界中に様々な価値の存在を理解するように、様々な資料
などを用い、中国の環境状況を紹介し、学生に国際環境の改善に関心するように。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期中間試験20%+前期期末試験20%+後期中間試験20%+後期期末試験20%+小テスト10%+課題10%=100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
試験前にまとめて勉強するのではなく、普段の授業を大切にし、しっかり知識の基盤を築くことを期待する。
58
ハングル(Korean)
【科目名】
【担当教員】
山田 寛人(非常勤講師)
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
(HA)
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 一年間学習した者を対象にする。二年間の学習でハングル能力検定試験5級の合格程度の力をつける。
動詞・形容詞等の活用ができる
達
前半
成
簡単な作文ができる
目
標
後半
【教科書】 金京子・喜多恵美子『改訂版 パランセ韓国語 初級』朝日出版社
【参考書等】 『プログレッシブ韓日・日韓辞典』小学館
【授業方法】 講義を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 第6課①
第2週 第6課②
第3週 第7課①
第4週 第7課②
第5週 第8課①
前
第6週 第8課②
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明・復習
第9週 第9課①
第10週 第9課②
期 第11週 第10課①
第12週 第10課②
第13週 復習
第14週 復習
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 第11課①
第17週 第11課②
第18週 第12課①
第19週 第12課②
第20週 第13課①
後
第21週 第13課②
第22週 復習
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明・復習
第25週 第14課①
期 第26週 第14課②
第27週 第15課①
第28週 第15課②
第29週 復習
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
朝鮮語の学習により、国語や英語などとの対照言語学的知識と素養を見につけられる科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
日本語、英語
【同時に学ぶ科目】
(ESD1, ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 朝鮮半島の言語・歴史・文化の教育を通して、東アジア規模の異文化を理解できる。また、第2言語習得のレベルを超えた対照
言語学レベルの教材を通して、SDで活用できる表現が身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験(70%)+授業時間内に行う小テストなど(30%)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
欠席の場合は後日の授業に多大な支障が生じるため、欠席は絶対にしないこと。
59
【科目名】
ロシア語(Russian)
【担当教員】
トルストグゾフ ・セルゲイ (非常勤講師)
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
(HA)
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(f)
【授業の目的及び概要】 ロシア語の基本的な文法事項を学習し、基本的な会話(挨拶、自己紹介、依頼等の表現)を学び、やさしい読み物を読む。
達
前半
1. 発音練習によって、ロシア語の発音を学ぶ。
2. 基本的なロシア語文法の知識を理解し、身につける。
3. 学習する語彙を習得する。
成
目
標
後半
1. 発音練習によって、ロシア語の発音を学ぶ。
2. 基本的なロシア語文法の知識を理解、身につける。
3. 学習する語彙を習得する。
【教科書】 秦野一宏、トルストグゾフ セルゲイ『ロシア語 文法と練習』白水社
【参考書等】
【授業方法】 教科書を中心にして講義を行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 イントロダクション
第2週 Lesson 14
名詞、代名詞、疑問視の生格
第3週 Lesson 15
名詞の造格
第4週 復習
Lesson 14-15
第5週 Lesson 16
前置詞とその要求する格
前 第6週 Lesson 17
個数詞
第7週 復習
Lesson 16 - 17
第8週 Lesson 18
動詞の未来形
第9週 Lesson19
不完了体動詞と完了体動詞
復習
第10週
Lesson 18-19
中間テスト
第11週
期
第12週 Lesson 20
完了体の未来
第13週 Lesson 21
形容詞とその変化
第14週 復習
Lesson 20-21
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 イントロダクション
第17週 Lesson 22
順序数詞
第18週 Lesson 23
大きい数詞
第19週 復習
Lesson 22-23
第20週 Lesson 24 形容詞の短語尾形
後 第21週 Lesson 24
接続詞
第22週 復習
Lesson 24 まとめ11
第23週 中間試験
第24週 よみもの 自己紹介
よみものを読んで訳す
よみものを読んで訳す
第25週 よみもの 家庭
よみもの 買い物
第26週
よみものを読んで訳す
期
第27週 よみもの 交通機関
よみものを読んで訳す
第28週 よみもの 食べ物
よみものを読んで訳す
第29週 よみもの 日常生活
よみものを読んで訳す
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
ロシア及び旧ソ連諸国と日本は、経済関係を持っているので、ロシア語の重要性は言うまでもない。国際理解を深める有効な
方法の一つとしてロシア語を学ぶ必要がある。
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1, ESD2)
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験40%+期末試験40%+小テスト10%+課題10%=100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
ロシア語は初歩の段階で覚えることが英語より多いが、ロシア語の基礎を学ぶとロシア語の学習が楽しくなります。
60
国際関係論(International Relations)
【科目名】
【担当教員】
【学年 学科名】
【単位数 期間 形態】
【本科の教育目標】
藤本 義彦(非常勤)
第5学年、環境都市工学科
選択必修 2単位 通年 講義
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】
(B)、(b)
【授業の目的及び概要】 国際政治・国際経済の基礎を学びながら、グローバル化によって、私たちの日常生活がどのように影響され、生活がどのよう
変化
る かを理解する
1.グローバル化現象の概要を理解する
2.近代国際社会の特徴を理解する
3.国民国家が直面している問題を理解する
達 前半 4.EUの基本的仕組みについて理解する
5.中国、韓国、インドなどの動向を理解する
成
6.地球環境問題の概要を理解する
1.現代戦争の特徴を理解する
目
2.グローバル化が文化に与える影響を理解する
標 後半 3.移民や外国人労働者問題の現状について理解する
4.NGOの概要を理解する
5.開発問題や援助問題へのNGOのかかわり方を理解する
6.地球市民社会におけるNGOの役割について理解する
【教科書】 なし
【参考書等】 必要に応じて授業中に紹介する
【授業方法】 講義を基本とする
【項 目】
【内 容】
第1週 グローバル化と私たちの日常生活(1)
1.グローバリゼーション論
第2週 グローバル化と私たちの日常生活(2)
2.国際社会の基本構造
第3週 国際社会の基本的特徴(1)
3.リンケージポリティックス
第4週 国際社会の基本的特徴(2)
4.多国籍企業論
第5週 国際政治と国際経済の連動(1)
5.中国の経済発展と民主化
前 第6週 国際政治と国際経済の連動(2)
6.韓国の経済発展と民主化
第7週 中間試験
7.南アフリカの経済発展と民主化
第8週 アジアの民主化と経済発展(1)答案返却・説明 8.アフリカ諸国の経済発展と民主化
第9週 アジアの民主化と経済発展(2)
9.地球環境問題の概要
第10週
アフリカの民主化と経済成長(1)
10.持続可能な発展論
期 第11週 アフリカの民主化と経済成長(2)
第12週 地球環境問題(1)
第13週 地球環境問題(2)
第14週 開発と環境の調和
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 グローバル化と戦争(1)
1.現代戦争の特質
第17週 グローバル化と戦争(2)
2.テロリズムと戦争
第18週 グローバル化と戦争(3)
3.内戦発生の原因と国際社会とのリンク
第19週 グローバル化と人権(1)
4.人権論
第20週 グローバル化と人権(2)
5.人権概念の普遍化
後 第21週 グローバル化と人権(3)
6.多文化主義と多民族社会
第22週 多民族国家・日本における人権
7.メディアのグローバル化
第23週 中間試験
8.メディアと政治の関係
第24週 グローバル化とメディア(1) 答案返却・説明 9.資源の「呪い」
10.NGO論
第25週 グローバル化とメディア(2)
11.地球市民社会論
期 第26週 資源開発と国際政治(1)
第27週 資源開発と国際政治(2)
第28週 グローバル化とNGO(1)
第29週 グローバル化とNGO(2)
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
3年生のときに学んだ政治・経済を基礎にして、国際政治・国際経済の基礎を学ぶ。
【先行して理解する必要のある科目】
地理(1学年)、歴史(1、2学年)、政治・経済(3学年)
【同時に学ぶ科目】
英語、中国語、ハングル、ドイツ語などの外国語
SD1、SD2
【ESDとの関連 (教育目標)】 国際社会にとって「持続可能な発展」は最も重要な問題の一つ。地球環境問題、開発問題、人権問題など詳細に学習する。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
4回の定期試験(80%)+提出課題(20%)=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
日頃から国際社会の動向について関心をもって、ニュースなどを見るようにしておいてください。
61
【科目名】
歴史特講(History Lectures)
【担当教員】
菊池 達也(非常勤講師)
【学年 学科名】
5学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位、通年、講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(c)
【授業の目的及び概要】 20世紀以降の世界の歴史を、第二次世界大戦以前と以後の二つの時期にわけ、各時期の世界的枠組みを意識しながら学習
する。そして現代の世界が抱える諸問題の原因・経緯を理解し、国際社会で生きていく資質を身につけることを目的とする。
1.前近代国家と近代国家の性格の違いを理解する。
2.第一次世界大戦が起こった要因を理解する。
3.第一次世界大戦後の国際協調について理解する。
達 前半 4.世界恐慌の意義を理解する。
5.第二次世界大戦が起こった要因を理解する。
成
目
標
後半
1.冷戦が起こった要因を理解する。
2.植民地支配下の国がどのようにして独立を達成したかを理解する。
3.国際情勢がどのようにして多元化したかを理解する。
4.冷戦が崩壊した要因を理解する。
5.現代の世界で起こっている諸問題について理解する。
【教科書】 なし。プリントを配布する。
【参考書等】 適宜通知する。
【授業方法】 講義形式を中心とする。参考にDVD(『映像の世紀』〈NHK、2005年〉)を視聴する。
【項 目】
【内 容】
第1週 「20世紀の幕開け」
19世紀末~20世紀初頭の世界情勢の変化について理解する。
第2週 帝国主義の成立
19世紀末の世界情勢を理解する。
第3週 日露戦争
1900年~1910年代前半の世界情勢について理解する。
第4週 「大量殺戮の完成」
第一次世界大戦の特徴とその意義を理解する。
第5週 第一次世界大戦
1910年代後半の世界情勢について理解する。
前
1910年代後半の世界情勢について理解する。
第6週 ロシア革命
第7週 中間試験
第8週 「それはマンハッタンから始まった」
第一次世界大戦後のアメリカ社会の様相について理解する。
第9週 パリ講和会議とヴェルサイユ体制
1920年代の世界情勢について理解する。
第10週
1920年代の世界情勢について理解する。
中国近代化の試みとワシントン体制
国際協調体制が崩壊した要因について理解する。
期 第11週 「ヒトラーの野望」
第12週 世界恐慌と国際協調の崩壊
1930年代の世界情勢について理解する。
第13週 第二次世界大戦
1930年代後半~1940年代前半の世界情勢について理解する。
第14週 「世界は地獄を見た」
第二次世界大戦の特徴とその意義を理解する。
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第二次世界大戦の戦後処理について理解する。
第16週 「勝者の世界分割」
1940年代後半の世界情勢について理解する。
第17週 冷戦の開始
第18週 アジアの独立
1940年代後半の世界情勢について理解する。
第19週 「独立の旗の下に」
第二次世界大戦前後のアジア情勢について理解する。
第20週 冷戦の沈静化
1950年代の世界情勢について理解する。
後 第21週 冷戦の激化とキューバ危機
1960年代前半の世界情勢について理解する。
第22週 「恐怖の中の平和」
冷戦の構造とその展開について理解する。
第23週 中間試験
ベトナム戦争が世界にどのような影響を与えたか理解する。
第24週 「ベトナムの衝撃」
1960年代後半~1970年代の世界情勢について理解する。
第25週 世界の多極化
冷戦が民族問題にどのような影響を及ぼしたか理解する。
「民族の悲劇果てしなく」
第26週
期
第27週 新冷戦の開始とその崩壊
1980年代の世界情勢について理解する。
第28週 終わらない戦い
1990年代以降の世界情勢について理解する。
世界情勢を踏まえたうえで20世紀の日本の情勢について考える。
第29週 「JAPAN」
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1~4学年で学習した社会科系科目を踏まえて、現代の世界が抱える諸問題の原因・経緯を理解し、それらの問題について考
察する能力を身につける。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校で学んだ社会科。1~4学年で学習する社会科系科目。
【同時に学ぶ科目】
ESD1、ESD2
【ESDとの関連 (教育目標)】 20世紀における世界の歴史的展開を学ぶことで、これからの国際社会において、どのような社会貢献すべきであり、またどのよ
うな倫理観を持つべきか、考える材料を提供する。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準: 60%以上
基準:定期試験(70%)、レポートまたは小テスト(30%)により評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
歴史事実や現代の日本をとりまく世界の状況について、皆さんと議論していきたいと思います。
積極的に発言してもらえると助かります。
62
【科目名】
日本文学Ⅱ (Japanese LiteratureⅡ)
【担当教員】
上芝 令子
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義 【本科の教育目標】
HA
(B)(f)
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】
【授業の目的及び概要】 日本の古典文学作品を深く味わうことを通して日本文化を知ること、発表と準備調査作業、意見交換を通してプレゼンテーショ
ン能力を養うことの二つを目的とする。担当を決めて発表するという演習形式をとる。今年度は『おくのほそ道』を読む。
1.近世文学に関する基礎知識を身につける。
2.『おくのほそ道』に関する基礎知識を身につける。
3.各担当部分の内容を読み取ることで、俳諧文学を鑑賞するとともにその歴史・文化的背景を理解する。
前半
達
4.発表を通して人にわかりやすく情報を伝える能力を身につける。
5.準備・調査作業を通してコミュニケーション能力の向上を図る。
成
目
標
後半
1.近世文学に関する基礎知識を身につける。
2.『おくのほそ道』に関する基礎知識を身につける。
3.各担当部分の内容を読み取ることで、俳諧文学を鑑賞するとともにその歴史・文化的背景を理解する。
4.発表を通して人にわかりやすく情報を伝える能力を身につける。
5.準備・調査作業を通してコミュニケーション能力の向上を図る。
【教科書】 なし。プリントを配布する。
【参考書等】 図解「新総合図説国語」(東京書籍)*継続使用 国語辞典・古語辞典(電子辞書も可)など。
【授業方法】 講義および受講者による演習、発表を中心とする。演習、発表においては教員による指導・補足説明も随時行う。
【項 目】
【内 容】
講義:
第1週 ガイダンス・古典文学入門
・古典文学入門(古典文学・近世文学とはどのようなものか)
第2週 講義 近世文学を読む1~俳諧
・近世文学についての基礎知識を理解し、作品を鑑賞する。
第3週 講義 『おくのほそ道』とその周辺
・松尾芭蕉、『おくのほそ道』についての基礎知識を理解する。
第4週 演習発表:『おくのほそ道』①
演習発表:
第5週 演習発表:『おくのほそ道』②
前
・教員がピックアップした部分の文章について、担当者が重要単語
第6週 演習発表:『おくのほそ道』③
や背景等を調査し、口語訳を含んだ読解プリントを作成し、説明を
第7週 中間試験
おこなう。
第8週 答案返却・解答説明
講義 近世文学を読む2~洒落本・黄表紙・滑稽本 ・受講者は各自理解した上で質疑、批評をおこなう。
第9週
第10週
演習発表:『おくのほそ道』④
期 第11週 演習発表:『おくのほそ道』⑤
第12週 演習発表:『おくのほそ道』⑥
第13週 演習発表:『おくのほそ道』⑦
第14週 講義 近世文学を読む3~読本
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 講義 近世文学を読む4~浮世草子・仮名草子 講義:
・近世文学についての基礎知識を理解し、作品を鑑賞する。
第17週 演習発表:『おくのほそ道』⑧
第18週 演習発表:『おくのほそ道』⑨
演習発表:
第19週 演習発表:『おくのほそ道』⑩
・教員がピックアップした部分の文章について、担当者が重要単語
第20週 演習発表:『おくのほそ道』⑪
後
や背景等を調査し口語訳を含んだ読解プリントを作成し、説明を
第21週 演習発表:『おくのほそ道』⑫
おこなう。
第22週 講義 近世文学を読む5~狂歌・川柳
・受講者は各自理解した上で質疑、批評をおこなう。
第23週 中間試験
第24週
答案返却・解答説明
第25週 近世文学を読む6~浄瑠璃・歌舞伎
期 第26週 演習発表:『おくのほそ道』⑬
第27週 演習発表:『おくのほそ道』⑭
第28週 演習発表:『おくのほそ道』⑮
第29週 講義 近世文学を読む7~その他
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
これまでに学んだ国語や歴史の知識をもとに、古典文学作品の読解を通して国際社会に生きる人間として必要な日本文化へ
の理解をより深める。さらに作品を多角的な視点から論理的に解釈することで技術者に必要な発想力を鍛える。
【先行して理解する必要のある科目】
3年次までの古典、歴史
【同時に学ぶ科目】
なし
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1)
多様な価値観を尊重する姿勢、コミュニケーション力を身につけることで今後の社会のあり方を主体的に考え行動できる能力を身につける
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験(70%)+演習、発表への取り組み(20%)+レポート・授業態度(10%)=100% により評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
近世文学はあまりなじみがない古典だと思います。江戸時代の文学を知ることで、これまでの古典の知識とともに日本文化が
どのように形成されていったか考えるよすがにしてください。担当部分は必ず真剣に取り組み、発表すること。取り組みができな
い学生や欠席は当然認められません。なお、『おくのほそ道』テキスト文はプリントで配布します。ファイルを用意してください。
63
【科目名】
心理学 (Psychology)
【担当教員】
氏田 麻美(非常勤講師)
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
(B)(a)
【JABEEの学習・教育目標 基準
【授業の目的及び概要】 人の心の働きや行動を通して心理学の基礎を科学的に理解することを目的とする。講義のテーマは以下のとおり。1.心理学とは,2.生涯発達,3.
パーソナリティ,4.社会の中の個人,5.対人関係・集団,6.認知,7.記憶,8.学習,9.情動と動機付け,10.脳と行動,11.応用心理学
1.科学原則に則った心理学の研究法を説明できる。
2.ピアジェの発達段階理論を説明できる。
3.パーソナリティの理論である特性論と類型論の違いを説明できる。
達 前半 4.パーソナリティを評価する代表的な5つの方法(観察法,面接法,質問紙法,作業検査法,投影法)を説明できる。
5.フェスティンガーの認知的不協和理論を説明できる。
成
6.道具的サポートと社会情緒的サポートの特徴と効果を説明できる。
1.カーネマンの注意の容量モデルを説明できる。
目
2.記憶の分類を説明できる。
標 後半 3.古典的条件付けとオペラント条件付けを説明できる。
4.マスローの欲求階層説を説明できる。
5.レム睡眠とノンレム睡眠を説明できる。
6.虚偽検出の質問法を説明できる。
【教科書】 必要な資料を随時配布する
【参考書等】 生和秀敏編 「心の科学」 (北大路書房 ), 内田一成監訳 「ヒルガードの心理学(第14版)」(ブレーン出版)など
【授業方法】 講義を基本とする。小テストを年8回実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス・心理学とは-1
1.心理学とは
第2週 心理学とは-2
自然科学としての心理学,心理学の研究法,心理学の歴史,心理学の研究領域
2.生涯発達
第3週 生涯発達-1
第4週 生涯発達-2
発達とは,遺伝と環境,発達課題,知能・言語の発達,自我の発達,
第5週 パーソナリティ-1
道徳性の発達,社会性・対人関係の発達,パーソナリティの発達
前
3.パーソナリティ
第6週 パーソナリティ-2
第7週 中間試験
パーソナリティの諸理論,パーソナリティの測定法,知能,知能検査
4.社会の中の個人
第8週 答案返却・解答説明
第9週 社会の中の個人-1
個人内過程,他者が存在することの影響,帰属過程,社会的比較,
認知的不協和理論,自己過程
第10週 社会の中の個人-2
5.対人関係・集団
期 第11週 社会の中の個人-3
第12週 対人関係・集団-1
対人行動,対人コミュニケーション,社会的スキル,対人関係,ソーシャルサポート,
第13週 対人関係・集団-2
社会的影響
第14週 対人関係・集団-3
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 認知-1
6.認知
第17週 認知-2
人間の認知情報処理,感覚と知覚,注意のメカニズム,
第18週 記憶-1
知覚・判断,行動のモデル,思考と問題解決
第19週 記憶-2
7.記憶
第20週 学習-1
記憶の過程,感覚記憶,ワーキングメモリ,記憶情報の符号化,
後
第21週 学習-2
知識の構造,日常記憶,忘却
8.学習
第22週 学習-3
第23週 中間試験
多様な行動獲得のメカニズム,古典的条件付け,オペラント条件付け,
第24週 答案返却・解答説明
報酬と罰,学習性無力感,洞察学習,社会的学習
9.情動と動機付け
第25週 情動と動機付け-1
行動を駆り立てる内的過程,生得的動機と社会的動機,欲求階層説,
期 第26週 情動と動機付け-2
第27週 脳と行動-1
情動の理論,情動の中枢と自己刺激行動,フラストレーション,ストレス
第28週 脳と行動-2
10.脳と行動
第29週 応用心理学
知・情・意の中枢,脳の機能区分,大脳半球機能差,生態リズム,睡眠と覚醒
学年末試験
11. 応用心理学
第30週 答案返却・解答説明
犯罪心理学(虚偽検出検査,プロファイリング)
【カリキュラムの中での位置づけ】
心理学の基本的知見を概観し,心理学がどのような学問であるかについての理解を深める。また,非実態的な「こころ」に対して科学的にどのよ
うにアプローチしていくのか,心理学の方法論を身に着ける。
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60 %以上
2回の定期試験(70 %)と6回の小テスト(30 %)により評価する。 中間成績=(中間試験100点)×0.8+(小テスト20点) 期末成績=(期末試験100点)×0.8+(小テスト20点)
前期総合評価点=(前期中間試験+前期期末試験)/2 後期総合評価点=(後期中間試験+後期期末試験)/2
最終評価点=(前期総合評価点+後期総合評価点)/2
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
パワーポイントを用いて講義形式で行います。単なる講義にならないように,体験に根ざした素材をできるだけ反映させ,生活に生かせる授業を
構成していきたいと考えています。授業後にはアンケートをとるので,受講者は積極的に質問をしてください。
64
【科目名】
経営学(Management)
【担当教員】
塩見 浩介(非常勤講師)
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)(b)
【授業の目的及び概要】 企業(組織)体とその経営に関する基礎的知識について学び、企業動向の現状や問題点等を理解するための観点を獲得するこ
とを目的とする。
1.社会・企業に対し興味を持つことができる。
2.経営学の基礎理論を理解する。
3.講義中の最低限のマナーを身につけることができる。
達 前半
成
目
標
後半
1.社会・企業に対し興味を持つことができる。
2.経営学の基礎的理論を人に説明できる。
3.経営学の基礎理論を理解を用いて問題を解決するための能力を身につける。
【教科書】 井上善海・佐久間信夫編著『よくわかる経営戦略論』(ミネルヴァ書房)
【参考書等】
【授業方法】 講義を基本とし,小テスト・課題提出並びにマネジメントゲームによる経営シミュレーション演習を実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 オリエンテーション(経営学とは)
前期の達成目標を確認する。経営学とは何かについて
第2週 経営戦略の概念と体系①
経営管理論について
マネジメントとリーーダーシップ
第3週 経営戦略の概念と体系②
第4週 経営戦略の概念と体系③
経営戦略とは
第5週 製品市場戦略と多角化
製品市場戦略と多角化について
前
第6週 前半まとめ
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
資源戦略とPPMについて
第9週 資源戦略とPPM
第10週
競争戦略と競争優位
競争戦略と競争優位について
企業の種類,株式会社の仕組みなどについて
期 第11週 企業形態
第12週 中小企業・ベンチャー企業
中小企業の定義などについて
第13週 まとめ①
第14週 まとめ②
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 前期復習
後期の達成目標を確認する。前期の復習を行う
第17週 リソース・ベースト・ビュー,知識創造
VRIOフレームワーク,知識創造の「SECIモデル」などについて
第18週 経営戦略と組織
組織の原則,組織構造などについて
第19週 経営理念と組織文化
経営理念の意義,組織文化の構成など
第20週 ネットワークと組織間関係
ネットワーク組織と組織間関係について
後 第21週 企業間関係
事例より,企業間関係とは何かについて
第22週 前半まとめ
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
M&A戦略と企業価値
第25週 M&A戦略と企業価値
第26週
企業と社会
ケーススタディ・プレゼンテーション方法提示など
期
第27週 イノベーションと経営戦略
第28週 企業と社会
プレゼンテーション
第29週 経営学まとめ
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
今後社会に出る上で役立つ基礎的な経営学の知識,理論を学ぶ。
【先行して理解する必要のある科目】
政治経済(3学年)
【同時に学ぶ科目】
SD1
【ESDとの関連 (教育目標)】 企業経営において環境問題をどのように考慮したらよいのか、理解を深める。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期・後期,各々2回の定期試験(70%)+小テスト・レポート・演習内容(30%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
小テスト,レポートは講義中に行う。また,内容によっては,課題として提出を求めることがある。
講義の際は,最低限のルールとして自分が誠実であると思われる態度で講義に臨むこと。
65
【科目名】
地域学(呉・芸南学)(Regional Sience of Kure and Geinan)
木原 滋哉・ 山岡俊一 (呉高専,広島文化学園大学,広島商船高専の教員と行政職員)
【担当教員】
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義・演習 【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (B)
【授業の目的及び概要】 地域の風土,気候,環境,歴史,文化,産業,技術を知ることは,その地域の持続的発展を考えるうえで必要不可欠
である。この授業は多様な角度からの地域に関する知識を学ぶためにテレビ会議システムで広島商船高専,広島文
化学園大学,呉高専を結んで開講する.そして,多くの情報から必要な要素を取り出し,更に調べて新たな情報に組
み立てる作業をフィールドワークを通して体験的に学ぶ.
1.地域学の意義について理解を深める
前半
2.呉地域における福祉・医療の課題について理解を深める
達
成
3.呉・芸南地域の気候風土・文化・歴史について理解を深める
目
4.呉・芸南地域の自然環境や公害・災害について学ぶ
標
後半
5.これまで学んだ知識から疑問や課題を見つけ,それを調べる方法を考える.
6.それぞれのテーマに沿った調査を行い,その成果を発表して情報を伝えることができる.
【教科書】
なし
【参考書等】
適宜プリントを配布する
【授業方法】
呉・芸南地域について様々な角度からの講義を15週受講し,その後15週のフィールドワークを行う.
【項 目】
【内 容】
第1週 4/8 地域学「呉・芸南学」とは何か?
木原滋哉(呉高専)
第2週 4/15 呉のまちづくり
呉市役所総務企画部
呉市産業部(商工振興課・観光振興課)
第3週 4/22 呉の商工業と観光
第4週 4/29 呉市・福祉のまちづくり
山岡俊一(呉高専)
前 第5週 5/13 呉市・水辺都市の見方、調べ方①都市編 岩城考信(呉高専)
第6週 5/20 呉市・水辺都市の見方、調べ方②建築編 岩城考信(呉高専)
第7週 6/3 現代子育て事情~地域で支える子育てとは 八島美菜子(広島文化学園大学)
第8週 6/10 加齢と痛み
森田克也(広島文化学園大学)
第9週 6/17 瀬戸内海の環境
及川栄作(呉高専)
第10週6/24 呉・芸南地域の地盤と災害
森脇武夫(呉高専)
期 第11週 7/1 名字と地域
宇根俊範(呉高専)
第12週 7/8 呉ゆかりの歌人と万葉歌碑
外村彰(呉高専)
第13週7/15 瀬戸内海をみる・考える
清田耕司(広島商船高専)
第14週7/22 島嶼部の交通を考える
岡山正人(広島商船高専)
第15週8/5 講義のまとめ
木原滋哉(呉高専)
山岡俊一(呉高専)
第16週
フィールドワークとは
第17週
フィールドワークのテーマ検討
これまでの講義で得た知識を基に地域における課題をみつ
け,その現状を調べる.或は解決方法を考えるための方法
第18週
を検討する,そして,実際の調査を行い,新たな情報として
第19週
テーマ案の発表とチーム分け まとめる一連の作業を行う.
調査計画の作成
後 第20週
フィールドワークはチーム学習によって実施する.
調査対象への依頼と調査票の検討
第21週
中間発表 調査計画と期待する成果について フィールドワークの結果は成果発表としてプレゼンテーショ
第22週
ンする.
第23週
フィールドワーク
第24週
第25週
調査のまとめ
期 第26週
発表資料の作成
第27週
フィールドワーク発表
第28週
第29週
報告書作成
第30週
報告書作成
【カリキュラムの中での位置づけ】
「持続発展可能な社会」の実現を目指す技術者として,自分が生活する地域の身近な問題に関心を持ち、そのなりた
ちを調べ,まとめる能力を養う.
【先行して理解する必要のある科目】
なし
【同時に学ぶ科目】
なし
(ESD1 )
【ESDとの関連 (教育目標)】 地域における様々な課題を知り,実際の調査活動を行うことによって価値の多様性を認識し,尊重する素養を養う.
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
最終成績=前期の講義シート15枚×0.4+後期フィールドワーク×0.2+レポート×0.3+成果報告会の発表×0.1
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
多方面にわたる専門家によるこの授業から新たな知的生産活動が生まれることを期待しています.
環境都市工学科
概要・・・・・・・・66
教育目標・・・・・・67
授業科目系統図・・・68
資格への道しるべ・・71
教育課程表・・・・・72
【第1学年】
測量・・・・・・・・78
実験実習・・・・・・79
情報リテラシー・・・80
技術者入門・・・・・81
生命の科学・・・・・82
ものづくり実習・・・83
【第2学年】
測量・・・・・・・・84
実験実習・・・・・・85
建設材料・・・・・・86
コンクリート工学・・87
環境工学・・・・・・88
自然生態学・・・・・89
【第3学年】
実験実習(前期)・・90
実験実習(通年)・・91
応用物理Ⅰ・・・・・92
構造力学Ⅰ・・・・・93
水理学・・・・・・・94
土質力学Ⅰ・・・・・95
水環境工学・・・・・96
創造演習・・・・・・97
【第4学年】
実験実習・・・・・・98
設計製図・・・・・・99
応用数学Ⅰ・・・・・100
構造力学ⅠA・・・・101
構造力学ⅠB・・・・102
水理学A・・・・・・103
水理学B・・・・・・104
コンクリート構造Ⅰ・105
鋼構造A・・・・・・106
鋼構造B・・・・・・107
河川工学・・・・・・108
建設施工A・・・・・109
建設施工B・・・・・110
応用数学Ⅱ・・・・・111
応用物理Ⅱ・・・・・112
構造力学Ⅱ・・・・・113
建設システム工学演習・114
環境保全・・・・・・115
環境地盤工学・・・・116
遺伝子工学概論・・・117
環境衛生工学Ⅱ・・・118
計画数学・・・・・・119
土木CAD・・・・・120
都市計画・・・・・・121
工業英語・・・・・・122
校外実習・・・・・・123
【第5学年】
設計製図・・・・・・124
エンジニアリングデザイン・125
構造実験・・・・・・126
環境衛生実験・・・・127
卒業研究・・・・・・128
情報処理・・・・・・129
都市環境計画学・・・130
建設施工・・・・・・131
技術者倫理・・・・・132
建 設 シ ス テ ム 工 学 演 習 ( 前 期 )・133
建 設 シ ス テ ム 工 学 演 習 ( 後 期 )・134
耐震工学・・・・・・135
基礎工学・・・・・・136
微生物学・・・・・・137
防災工学・・・・・・138
環境分析化学・・・・139
環境水理学・・・・・140
土質力学Ⅱ・・・・・141
交通システム工学・・142
コンクリート構造Ⅱ・143
交通計画・・・・・・144
工業英語・・・・・・145
【共通科目】
キャリア開発セミナー・・146
66
環境都市工学科の概要
環境都市工学科では国際性のある、広い知識を持った建設技術者を育成するために、安全評価、環境評価及び
防災設計等ができる技術者の育成を目ざし,地球環境、地域環境に配慮しながら、私たちの生活を豊かで快適に
する技術や知識を身につけます。具体的には、測量、橋の設計、河川や海などの水の流れや水質、土の性質、都
市計画や交通計画、公園造り、環境バイオ、景観デザインなどに関する科目を勉強し、都市デザイン、道路・橋・
トンネル建設、環境整備や環境評価の仕事にたずさわることができるよう教育します。卒業後は、事業の計画・
立案、事業が周囲に及ぼす影響の事前調査(環境アセスメント)
、施設・構造物の設計・施工及び施工管理、構造
物完成後の維持・補修といった各種の仕事に従事します。
【環境都市工学科が扱う分野】
・国土保全事業
国土および国民の生命・財産を自然災害から守る
自然災害
風水害、津波・高潮災害、干害等
諸施設整備 河川工事、砂防工事、海岸堤防・ダムの建設等
・国土開発事業
国民の生活を便利で快適にすると同時に生産活動・経済活動を発展さ
せるための社会基盤充実
交通関連
道路、鉄道、港湾、空港の建設・改修等
生産関連
発電所・エネルギー供給・備蓄施設の建設、土地
造成、干拓工事、海洋開発等
・生活環境整備事業
上下水道、公園、運動・レジャー施設等の整備
第 4 学年から、社会基盤の整備について学ぶ「建設システム」コースと、環境の保全技術やバイオテクノロジー
について学ぶ「環境システム」コースの2コースに分かれて授業を行います。
高学年(4、5 年) 教育課程
共 通
「建設システム」コース
応用数学Ⅱ
応用物理Ⅱ
構造力学Ⅱ
耐震工学
基礎工学
構造実験
建設システム
工学演習
交通システム
工学
「環境システム」コース
応用数学Ⅰ
計画数学
土木 CAD
都市計画
河川工学
交通計画
情報処理
総合演習
構造力学ⅠA、B
水理学 A、B
土質力学ⅡA、B
コンクリート構造
B
鋼構造 A、B
建設施工 A、B
エンジニアリング
デザイン
キャリア開発セミ
ナー
卒業研究
工業英語
設計製図
実験実習
校外実習
技術者倫理
応用測量
環境都市工学
環境保全
遺伝子工学概論
環境地盤工学
環境生物工学
微生物学
防災工学
環境衛生実験
環境システム工
学演習
応用生物演習
環境工学演習
67
「環境都市工学科(準学士課程)」の教育目標
(HA) 豊かな教養と国際性の修得
(B) 技術者としての幅広い教養、語学力、プレゼンテーションができる基礎能力を身につける。
総合的に物事を判断できる幅広い教養とプレゼンテーションができる基礎能力を身に付け
る。また、外国語の学習を通して、コミュニケーションが可能な語学力を身につけることを目的
とする。
(HB) 工学に関連する基礎知識の習得
(A) 数学・自然科学・情報技術を身につける。
工学の基礎となる数学、自然科学、情報技術に関する基礎的な知識を修得する。情報技
術に関しては、情報化社会において技術者に必要な情報リテラシーを学習する。
(HC) 専門技術に関する知識の習得
(C) 事業の計画、設計、施工および維持にいたるまでの一貫した作業をやり遂げられる素養を身に
つける。
社会基盤整備に関わる事業の計画、調査、設計、施工、維持管理に関わる専門分野の内
容を習得し、事業をやり遂げる能力を身につける。
(D) 社会基盤整備を行う基礎的学力を身につける。
安全で快適な社会を形成するための社会基盤施設の整備に必要な、構造物の材料特性
や力学特性に関する基礎的知識を修得する。
(E) 環境保全のための基礎的学力を身につける。
環境地盤工学、環境保全、景観に関する基礎的知識を修得する。
(HD) 社会のニーズを捉え、問題に適用できる基礎能力の習得
(F) 実践的な技術を身につける。
実験実習、設計製図、卒業研究を通して、建設・環境分野の技術を体得するとともに、その
技術と理論とを対応させて理解する。
「環境都市工学プログラム」の学習・教育目標
(SA) 豊かな教養と倫理観により、国際的に行動できる能力の習得
(B) 国際的な視野と幅広い教養および技術者としての倫理観を身につける。
(C) 事業内容や意見等を正確に相手に伝えることができる表現力、プレゼンテーション能力を身につ
ける。
(SB) 工学に関連する応用能力の習得
(A) 自然現象を理論的に取り扱えるように、数学・自然科学・情報技術を身につける。
(SC) 専門技術に関する応用能力の習得
(D) 事業の計画、設計、施工および維持にいたるまでの一貫した作業を責任を持ってやり遂げられる
素養を身につける。
(E) 環境保全のための分析、評価能力を身につける。
(F) 環境に配慮した社会基盤整備を行う能力を身につける。
(SD) 社会のニーズを捉え、問題を解決する能力の習得
(G) 専門分野の知識を習得し、豊かな創造力を持って、問題に立ち向かえる能力を身につける。
(H) 国家資格にも対応する実践的な技術を身につける。
68
環境都市工学科授業科目系統図(準学士課程)(1年生~3年生用)
教育
目標
(A)
本科1年
前期
後期
本科2年
前期
後期
本科3年
前期
後期
数学A
数学B
数学A
数学B
数学A
数学B
物理
化学
情報リテラシー
物理
化学
応用物理I
総合英語I
総合英語I
総合英語I
オーラルコミュニケーション I
オーラルコミュニケーション I
オーラルコミュニケーション I
(B)
歴史
地理
本科4年
前期
後期
応用数学I
応用数学II
数学特論
応用物理II
バイオテクノロジー
土木CAD 情報処理
計画数学
歴史
総合英語I
総合英語II
工業英語
ドイツ語
中国語
韓国語
ロシア語
政治・経済
経済学
倫理
保健・体育
古典
国語表現
法学
保健・体育
日本文学I
美術
保健・体育
測量
本科5年
前期
後期
測量
総合英語I
総合英語II
工業英語
ドイツ語
中国語
韓国語
歴史特論
ロシア語
経営学
国際関係論
心理学
哲学
保健・体育
日本文学II
技術者倫理
建設施工A 建設施工B
建設施工
応用測量
(C)
都市計画
建設材料
コンクリート工学
構造力学I
(D)
コンクリート構造A
コンクリート構造B
鋼構造A
鋼構造B
構造力学IA 構造力学IB
構造力学II
水理学
土質力学I
生命の科学
環境工学
水環境工学
水理学A 水理学B
土質力学IIA
土質力学IIB
遺伝子工学概論
環境システム
工学演習
環境地盤工学
技術者入門
創造演習
ものづくり実習
キャリア開発セミナー
(F)
実験実習
実験実習
交通システム工学
環境都市工学
総合演習
環境生物工学
実験実習
卒業研究
学外実習
キャリア開発セミナー
実験実習
建設システムコース
キャリア開発セミナー
環境衛生実験
構造実験
選択科目
建設システム工学演習
都市環境計画学
設計製図
選択必修科目
耐震工学
基礎工学
環境保全 微生物学 防災工学
応用生物演習
環境工学演習
河川工学
自然生態
(E)
建設システム
工学演習
交通計画
環境システムコース
エンジニ
アリングデ
ザイン
69
環境都市工学科授業科目系統図(準学士課程)(4年生用)
教育
目標
(A)
(B)
本科1年
前期
後期
本科2年
前期
後期
本科3年
前期
後期
数学A
数学B
数学A
数学B
数学A
数学B
物理
化学
情報処理
物理
化学
応用物理I
総合英語I
総合英語I
総合英語I
オーラルコミュニケーション I
オーラルコミュニケーション
オーラルコミュニケーション
歴史
地理
本科4年
前期
後期
応用数学I
応用数学II
数学特論
応用物理I
バイオテクノロジー
土木CAD 情報処理
計画数学
歴史
総合英語I
総合英語II
工業英語
ドイツ語
中国語
韓国語
ロシア語
政治・経済
経済学
倫理
保健・体育
古典
国語表現
法学
保健・体育
日本文学I
美術
保健・体育
測量
本科5年
前期
後期
測量
総合英語I
総合英語II
工業英語
ドイツ語
中国語
韓国語
歴史特論
ロシア語
経営学
国際関係論
心理学
哲学
保健・体育
日本文学II
技術者倫理
建設施工A 建設施工B
建設施工
(C)
都市計画
建設材料
建設材料
コンクリート
構造I
コンクリート構造II
鋼構造A
構造力学I
(D)
土質力学I
生命の科学
環境工学
環境衛生工学I
地球環境化学
建設システム
工学演習
水理学A 水理学B
環境衛生工学I
遺伝子工学概論
環境地盤工学
創造演習
ものづくり実習
キャリア開発セミナー
(F)
実験実習
選択必修科目
実験実習
選択科目
実験実習
建設システムコース
耐震工学
基礎工学
建設システム工学演習
交通システム工学
土質力学II
環境保全
河川工学
自然生態
(E)
鋼構造B
構造力学IA 構造力学IB
構造力学II
水理学
土質力学I
交通計画
学外実習
キャリア開発セミナー
実験実習
設計製図
環境システムコース
環境分析化学
微生物学 防災工学
環境水理学
都市環境計画学
卒業研究
キャリア開発セミナー
環境衛生実験
構造実験
設計製図
エンジニア
リングデザ
イン
70
環境都市工学科授業科目系統図(準学士課程)(5年生用)
教育
目標
(A)
(B)
本科1年
前期
後期
本科2年
前期
後期
本科3年
前期
後期
数学A
数学B
数学A
数学B
数学A
数学B
物理
化学
情報処理
物理
化学
応用物理I
総合英語I
総合英語I
総合英語I
オーラルコミュニケーション I
オーラルコミュニケーション
オーラルコミュニケーション
歴史
地理
本科4年
前期
後期
応用数学I
応用数学II
数学特論
応用物理I
バイオテクノロジー
土木CAD
計画数学
歴史
総合英語I
総合英語II
工業英語
ドイツ語
中国語
韓国語
ロシア語
政治・経済
経済学
倫理
保健・体育
古典
国語表現
法学
保健・体育
日本文学I
美術
保健・体育
測量
本科5年
前期
後期
測量
情報処理
総合英語I
総合英語II
工業英語
ドイツ語
中国語
韓国語
歴史特論
ロシア語
経営学
国際関係論
心理学
哲学
保健・体育
日本文学II
技術者倫理
建設施工A 建設施工B
建設施工
(C)
都市計画
建設材料
建設材料
コンクリート
構造I
コンクリート構造II
鋼構造A
構造力学I
(D)
土質力学I
生命の科学
環境工学
環境衛生工学I
地球環境化学
建設システム
工学演習
水理学A 水理学B
環境衛生工学II
遺伝子工学概論
環境地盤工学
工作実習
創造演習
キャリア開発セミナー
(F)
実験実習
選択必修科目
実験実習
選択科目
実験実習
建設システムコース
耐震工学
基礎工学
建設システム工学演習
交通システム工学
土質力学II
環境保全
河川工学
自然生態
(E)
鋼構造B
構造力学IA 構造力学IB
構造力学II
水理学
土質力学I
交通計画
学外実習
キャリア開発セミナー
実験実習
設計製図
環境システムコース
環境分析化学
微生物学 防災工学
環境水理学
都市環境計画学
卒業研究
キャリア開発セミナー
環境衛生実験
構造実験
設計製図
エンジニア
リングデザ
イン
71
資格への道しるべ
資格とは、技術者に必要とされる一定の技術水準について検査するものであり,資格取得者はその技術力が社
会的に認定されたことになります。環境都市工学科では、各種の資格試験を受験することを推奨していますが、
特に下記の資格を取得できるよう、授業や補習によって指導しています。
【測量士・測量士補】
測量士は測量に関する作業計画を作成または実施する、測量士補は作業計画に従い測量に従事するために必要
な資格です。環境都市工学科で測量に関する科目を修得して卒業した者には、卒業と同時に測量士補の資格が無
試験で与えられます。さらに、卒業後の測量に関する実務経験が通算3年以上あれば申請により測量士の資格が
無試験で与えられます。測量士または測量士補は,土地家屋調査士の2次試験が免除されます。
【技術士・技術士補】
技術士は、科学技術に関する高度の専門的応用能力を必要とする事項について計画、研究、設計、分析、試験、
評価またはこれらに関する指導の業務を行うことができる者です。技術士第一次試験に合格し登録した者は技術
士補となり、技術士を補助することができます。実務経験を積んだうえで第二次試験に合格し登録した者は技術
士としての業務を行うことができます。技術士の技術部門は、現在20の部門に分かれていますが、環境都市工
学科では、主に建設部門、水道部門、衛生工学部門、環境部門の4部門に関連する科目の教育を行っています。
【土木施工管理技士・土木施工技術者】
土木施工管理技士とは河川、道路、橋梁などの土木工事において、主任技術者または、監理技術者として施工
計画を作成し、現場における工程管理、安全管理など工事施工に必要な技術上の管理などを行う技術者のことで
す。1級、2級土木施工管理技術検定試験に合格すれば、土木施工管理技士になれます。環境都市工学科卒業後
2級は実務経験2年以上、1級は5年以上で受験できます。
土木施工技術者試験は将来、土木施工管理技士をめざす卒業見込みの学生(本校5年生)と卒業者で大学在学
中の学生(高専専攻科の学生を含む)を対象として実施されています。この試験の合格者は、2年以上の実務経
験年数を満たして、2級土木施工管理技術検定試験(学科試験・実地試験)を受験する場合には、学科試験の「土木
工学等」、「施工管理法」、「法規」のうち「土木工学等」と「法規」の2科目が免除されます。
【火薬類取扱保安責任者】
火薬類取扱保安責任者は、火薬庫において火薬を貯蔵する場合、火薬類の消費場所(発破現場など)において火
薬類を消費する際に、法の規程に基づいて種々の保安に関する職務を行います。工業火薬学の単位取得者は火薬
類取扱保安責任者試験のうち、「一般火薬学」の試験が免除され、「法令」のみの受験で資格が取得できます。
【環境計量士】
今や世界的規模で環境保全に対する関心が高まっています。地球上の生物がみな安全に快適に暮らせるような
環境を維持していくことは、人間に課せられた使命といえます。環境保全のためには環境汚染物質などの測定分
析の技術が必要です。計量士の資格は、これら計量に関する国家資格です。計量士には、環境計量士(濃度関係)
、
環境計量士(振動関係)
、一般計量士の3種類がありますが、環境都市工学科では環境計量士(濃度関係)につい
て主に指導します。
【公害防止管理者】
公害防止管理者資格は、幅広い製造業・電気供給業・ガス供給業等における大気汚染、水質汚濁、騒音又は振
動を防止し、環境の保全に貢献する国家資格です。環境都市工学科では、特に水質環境保全に関する公害防止管
理の内容について指導します。
【ビオトープ管理士】
ビオトープ管理士とは、地域の自然生態系の保全・創出のための設計・施工に当たる技術者のことです。近年、
環境修復事業が全国各地で進められ、従来の土木整備事業を補完する役割があります。主に都市計画、土木施工、
造園、建築業界が活躍の場となっています。2級の受験には学歴・経験による制限はありませんが、1級の取得
には実務経験を積む必要があります。
72
環境都市工学科 建設システムコース 1学年~3学年
学年別配当
単位数
授 業 科 目
1年 2年 3年 4年
測量
2
1 1
必 実験実習
9
2 3 3 1
設計製図
2
2
修
エンジニアリングデザイン
3
1
1
科 構造実験
卒業研究
9
開 設 単 位 数 計
26
3 4 3 4
目
履 修 単 位 数 計
26
3 4 3 4
応用数学Ⅰ
2
2
応用物理Ⅰ
2
2
情報リテラシー
1
1
技術者入門
1
1
建設材料
1
1
選
コンクリート工学
2
2
コンクリート構造A
2
2
コンクリート構造B
2
2
構造力学Ⅰ
3
3
構造力学ⅠA
2
2
択 構造力学ⅠB
2
2
水理学
2
2
水理学A
2
2
水理学B
2
2
土質力学Ⅰ
2
2
2
2
必 土質力学ⅡA
土質力学ⅡB
2
2
鋼構造A
2
2
鋼構造B
2
2
都市計画
1
1
建設施工A
2
2
修 建設施工B
2
2
生命の科学
1
1
環境工学
1
1
自然生態学
1
1
水環境工学
2
2
1
1
科 ものづくり実習
創造演習
1
1
技術者倫理
1
応用数学Ⅱ
2
2
応用物理Ⅱ
1
1
構造力学Ⅱ
1
1
目
建設システム工学演習
3
1
耐震工学
1
基礎工学
1
開 設 単 位 数 計
58
4 5 12 32
履 修 単 位 数 計
58
4 5 12 32
計画数学
1
土木CAD
1
交通システム工学
1
選
情報処理
1
交通計画
1
(A) 河川工学
1
択
工業英語
2
1
環境都市工学総合演習
1
応用測量
1
キャリア開発セミナー
6
2 2
科
開 設 単 位 数 計
16
2 3
校外実習
1
1
1
特別専門講義A
1
目
1
(B) 特別専門講義B
1
1
特別専門講義C
1
1
特別専門講義D
1
備 考
5年
3
9
12
12
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
1
2
1
1
5
5
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2 最大4単位まで
11
特別専門講義A,特別専門講義B,特別専門講義C
及び特別専門講義Dとは,他大学等が実施する授業
科目及び校長が別に指定する授業科目を示す。
73
環境都市工学科 建設システムコース 4学年
学年別配当
単位数
授 業 科 目
1年 2年 3年 4年
測量
2
1 1
10
2 3 3 2
必 実験実習
設計製図
3
2
修 エンジニアリングデザイン
3
構造実験
1
科
卒業研究
9
開
設
単
位
数
計
28
3 4 3 4
目
選
択
必
修
科
目
選
択
科
目
履 修 単 位 数 計
応用数学Ⅰ
応用物理Ⅰ
情報処理
建設材料
構造力学Ⅰ
構造力学ⅠA
構造力学ⅠB
水理学
水理学A
水理学B
土質力学Ⅰ
コンクリート構造Ⅰ
鋼構造A
鋼構造B
河川工学
都市環境計画学
建設施工A
建設施工B
建設施工
生命の科学
環境工学
自然生態学
環境衛生工学Ⅰ
地球環境化学
ものづくり実習
創造演習
技術者倫理
応用数学Ⅱ
応用物理Ⅱ
構造力学Ⅱ
建設システム工学演習
耐震工学
基礎工学
開 設 単 位 数 計
履 修 単 位 数 計
計画数学
土質力学Ⅱ
土木CAD
交通システム工学
コンクリート構造Ⅱ
(A)
交通計画
都市計画
工業英語
キャリア開発セミナー
開 設 単 位 数 計
校外実習
特別専門講義A
(B) 特別専門講義B
特別専門講義C
特別専門講義D
28
2
2
2
3
3
2
2
2
2
2
3
2
2
2
2
1
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
3
1
1
56
56
1
1
1
1
1
1
1
2
6
15
1
1
1
1
1
3
4
3
4
2
備 考
5年
1
3
1
9
14
14
2
1
1
2
1
3
2
2
学修単位
学修単位
2
2
学修単位
学修単位
1
2
2
2
学修単位
学修単位
2
1
2
1
1
2
2
学修単位
学修単位
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
3
3
5
5
14 26
14 26
1
2
1
1
8
8
1
1
1
1
1
2
2
1
1
1
1
1
1
2
6
1
1
2 最大4単位まで
7
特別専門講義A,特別専門講義B,特別専門講義C及
び特別専門講義Dとは,他大学等が実施する授業科目及
び校長が別に指定する授業科目を示す。
74
環境都市工学科 建設システムコース 5学年
学年別配当
単位数
授 業 科 目
1年 2年 3年 4年
測量
2
1 1
10
2 3 3 2
必 実験実習
設計製図
3
2
修 エンジニアリングデザイン
3
構造実験
1
科
卒業研究
9
開
設
単
位
数
計
28
3 4 3 4
目
選
択
必
修
科
目
選
択
科
目
履 修 単 位 数 計
応用数学Ⅰ
応用物理Ⅰ
情報処理
建設材料
構造力学Ⅰ
構造力学ⅠA
構造力学ⅠB
水理学
水理学A
水理学B
土質力学Ⅰ
コンクリート構造Ⅰ
鋼構造A
鋼構造B
河川工学
都市環境計画学
建設施工A
建設施工B
建設施工
生命の科学
環境工学
自然生態学
環境衛生工学Ⅰ
地球環境化学
工作実習
創造演習
技術者倫理
応用数学Ⅱ
応用物理Ⅱ
構造力学Ⅱ
建設システム工学演習
耐震工学
基礎工学
開 設 単 位 数 計
履 修 単 位 数 計
計画数学
土質力学Ⅱ
土木CAD
交通システム工学
コンクリート構造Ⅱ
(A)
交通計画
都市計画
工業英語
キャリア開発セミナー
開 設 単 位 数 計
校外実習
特別専門講義A
(B) 特別専門講義B
特別専門講義C
特別専門講義D
28
2
2
2
3
3
2
2
2
2
2
3
2
2
2
2
1
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
3
1
1
56
56
1
1
1
1
1
1
1
2
6
15
1
1
1
1
1
3
4
3
4
2
備 考
5年
1
3
1
9
14
14
2
1
1
2
1
3
2
2
学修単位
学修単位
2
2
学修単位
学修単位
1
2
2
2
学修単位
学修単位
2
1
2
1
1
2
2
学修単位
学修単位
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
3
3
5
5
14 26
14 26
1
2
1
1
8
8
1
1
1
1
1
2
2
1
1
1
1
1
1
2
6
1
1
2 最大4単位まで
7
特別専門講義A,特別専門講義B,特別専門講義C及
び特別専門講義Dとは,他大学等が実施する授業科目及
び校長が別に指定する授業科目を示す。
75
環境都市工学科 環境システムコース 1学年~3学年
学年別配当
単位数
授 業 科 目
1年 2年 3年 4年
測量
2
1 1
9
2 3 3 1
必 実験実習
設計製図
2
2
修 エンジニアリングデザイン
3
環境衛生実験
1
1
科
卒業研究
9
開 設 単 位 数 計
26
3 4 3 4
目
選
択
必
修
科
目
選
択
科
目
履 修 単 位 数 計
応用数学Ⅰ
応用物理Ⅰ
情報リテラシー
技術者入門
建設材料
コンクリート工学
コンクリート構造A
コンクリート構造B
構造力学Ⅰ
構造力学ⅠA
構造力学ⅠB
水理学
水理学A
水理学B
土質力学Ⅰ
土質力学ⅡA
土質力学ⅡB
鋼構造A
鋼構造B
都市計画
建設施工A
建設施工B
生命の科学
環境工学
自然生態学
水環境工学
ものづくり実習
創造演習
技術者倫理
環境保全
遺伝子工学概論
環境地盤工学
微生物学
環境生物工学
防災工学
環境システム工学演習
応用生物演習
環境工学演習
開 設 単 位 数 計
履 修 単 位 数 計
計画数学
土木CAD
交通システム工学
情報処理
交通計画
(A) 河川工学
工業英語
環境都市工学総合演習
応用測量
キャリア開発セミナー
開 設 単 位 数 計
校外実習
特別専門講義A
(B) 特別専門講義B
特別専門講義C
特別専門講義D
26
2
2
1
1
1
2
2
2
3
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
2
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
58
58
1
1
1
1
1
1
2
1
1
6
16
1
1
1
1
1
3
4
3
4
2
備 考
5年
3
9
12
12
2
1
1
1
2
2
2
学修単位
学修単位
2
2
学修単位
学修単位
2
2
学修単位
学修単位
2
2
2
2
1
2
2
学修単位
学修単位
学修単位
学修単位
3
2
2
学修単位
学修単位
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
4
4
5
5
1
1
12 32 5
12 32 5
1
1
1
1
1
1
1 1
1
1
2 2 2 最大4単位まで
2 3 11
1
1
特別専門講義A,特別専門講義B,特別専門講義C
1
及び特別専門講義Dとは,他大学等が実施する授業科
1
目及び校長が別に指定する授業科目を示す。
1
76
環境都市工学科 環境システムコース 4学年
学年別配当
単位数
授 業 科 目
1年 2年 3年 4年
測量
2
1 1
実験実習
10
2 3 3 2
必
3
2
設計製図
修 エンジニアリングデザイン
3
環境衛生実験
1
科
卒業研究
9
開 設 単 位 数 計
28
3 4 3 4
目
選
択
必
修
科
目
選
択
科
目
履 修 単 位 数 計
応用数学Ⅰ
応用物理Ⅰ
情報処理
建設材料
構造力学Ⅰ
構造力学ⅠA
構造力学ⅠB
水理学
水理学A
水理学B
土質力学Ⅰ
コンクリート構造Ⅰ
鋼構造A
鋼構造B
河川工学
都市環境計画学
建設施工A
建設施工B
建設施工
生命の科学
環境工学
自然生態学
環境衛生工学Ⅰ
地球環境化学
ものづくり実習
創造演習
技術者倫理
環境保全
環境地盤工学
遺伝子工学概論
環境衛生工学Ⅱ
微生物学
防災工学
環境分析化学
環境水理学
開 設 単 位 数 計
履 修 単 位 数 計
計画数学
土質力学Ⅱ
土木CAD
交通システム工学
コンクリート構造Ⅱ
(A)
交通計画
都市計画
工業英語
キャリア開発セミナー
開 設 単 位 数 計
校外実習
特別専門講義A
(B) 特別専門講義B
特別専門講義C
特別専門講義D
28
2
2
2
3
3
2
2
2
2
2
3
2
2
2
2
1
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
56
56
1
1
1
1
1
1
1
2
6
15
1
1
1
1
1
3
4
3
4
2
備 考
5年
1
3
1
9
14
14
2
1
1
2
1
3
2
2
学修単位
学修単位
2
2
学修単位
学修単位
1
2
2
2
学修単位
学修単位
2
1
2
1
1
2
2
学修単位
学修単位
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
3
3
5
5
14 26
14 26
1
1
1
1
1
8
8
1
1
1
1
1
2
2
1
1
1
1
1
1
2
6
1
1
2 最大4単位まで
7
特別専門講義A,特別専門講義B,特別専門講義C及
び特別専門講義Dとは,他大学等が実施する授業科目及
び校長が別に指定する授業科目を示す。
77
環境都市工学科 環境システムコース 5学年
学年別配当
単位数
授 業 科 目
1年 2年 3年 4年
測量
2
1 1
実験実習
10
2 3 3 2
必
3
2
設計製図
修 エンジニアリングデザイン
3
環境衛生実験
1
科
卒業研究
9
開 設 単 位 数 計
28
3 4 3 4
目
選
択
必
修
科
目
選
択
科
目
履 修 単 位 数 計
応用数学Ⅰ
応用物理Ⅰ
情報処理
建設材料
構造力学Ⅰ
構造力学ⅠA
構造力学ⅠB
水理学
水理学A
水理学B
土質力学Ⅰ
コンクリート構造Ⅰ
鋼構造A
鋼構造B
河川工学
都市環境計画学
建設施工A
建設施工B
建設施工
生命の科学
環境工学
自然生態学
環境衛生工学Ⅰ
地球環境化学
工作実習
創造演習
技術者倫理
環境保全
環境地盤工学
遺伝子工学概論
環境衛生工学Ⅱ
微生物学
防災工学
環境分析化学
環境水理学
開 設 単 位 数 計
履 修 単 位 数 計
計画数学
土質力学Ⅱ
土木CAD
交通システム工学
コンクリート構造Ⅱ
(A)
交通計画
都市計画
工業英語
キャリア開発セミナー
開 設 単 位 数 計
校外実習
特別専門講義A
(B) 特別専門講義B
特別専門講義C
特別専門講義D
28
2
2
2
3
3
2
2
2
2
2
3
2
2
2
2
1
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
56
56
1
1
1
1
1
1
1
2
6
15
1
1
1
1
1
3
4
3
4
2
備 考
5年
1
3
1
9
14
14
2
1
1
2
1
3
2
2
学修単位
学修単位
2
2
学修単位
学修単位
1
2
2
2
学修単位
学修単位
2
1
2
1
1
2
2
学修単位
学修単位
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
3
3
5
5
14 26
14 26
1
1
1
1
1
8
8
1
1
1
1
1
2
2
1
1
1
1
1
1
2
6
1
1
2 最大4単位まで
7
特別専門講義A,特別専門講義B,特別専門講義C及
び特別専門講義Dとは,他大学等が実施する授業科目及
び校長が別に指定する授業科目を示す。
78
測量 (Surveying)
【科目名】
【担当教員】
重松 尚久
【学年 学科名】
1学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修1単位 通年 講義 【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 山・平地・河川などの自然物の利用,開発,制御あるいは道路,鉄道,トンネル,橋,堤防,建物などいろいろな施設や構造
物を造るにあたって,これらの計画,設計,施工の各段階に必要な測量技術の理論および応用を取得することを目的とする.
測量に必要な基礎知識,測量機器の構造,使用方法および誤差についての概念と取り扱い方法,複雑な地形や市街地・農地
などの細部測量を行う平板測量の方法,必要とする精度に応じた距離,角度および高低差の測量方法を主に学ぶ.本授業は
資格取得に関連する.
達
前半
1.
2.
3.
4.
測量の意義や目的が理解できること.
計算の取り扱いについて理解できること.
測量の定義と分類を理解できること.
平板測量を理解できること.
成
1. 水準測量を理解できること.
2. 面積・体積の測定ができること.
目
標
後半
【教科書】 堤 隆 「測量学Ⅰ」(コロナ社)
【参考書等】
【授業方法】 講義を基本とし,その理解度向上のために随時、実習との連携を行う.
【項 目】
【内 容】
第1週 総説
1. 測量の定義と分類、歴史
第2週 測量と数学
測量の歴史と基準
第3週 計算と誤差
2.. 計算の取り扱い方
第4週
誤差の取り扱い方
第5週 距離測量
3. 距離測定
前
第6週
距離測量の方法
第7週 中間試験
距離測量における誤差の調整法
第8週 答案返却・解答説明
4. 平板測量
第9週 平板測量
検査と調整
第10週
応用と傾斜角
許容誤差と精度
期 第11週
第12週
第13週
第14週
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 水準測量
5. 水準測量
第17週
器械と器具
第18週
検査と調整
第19週
6. 面積・体積の測定
第20週
直線を用いた面積の計算
後
第21週
曲線で囲まれた面積の計算
第22週
第23週 中間試験
第24週 水準測量
第25週
期 第26週 面積・体積の測定
第27週
第28週
第29週
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境都市工学科の基本的な概念を学ぶ科目
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
実験実習は測量実習となる.
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境に関わる基本的事項・範囲の知識を身につけ、それを基に考察できる.
【評価方法と基準】
評価方法:年4回の定期試験(80%)と課題(20%)により評価する.
最終評価点=(定期試験(100点×4回)/4)×0.8+課題100点×0.2
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
測量及び実習により,卒業時「測量士補」が取得できる.環境都市工学科の基礎となるので,十分理解すること.休み時間
や放課後,随時質問を受付けるので適宜相談すること.
79
【科目名】
実験実習(Experimentation and Practice)
【担当教員】
加納 誠二, 谷川 大輔
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修2単位 通年 実験・実習
【本科の教育目標】
HD
【授業の目的及び概要】 測量の授業と並行して, 測量機器の構造・取り扱い, 使用方法を熟知させ, 実習を通じて測量の理解を深めることを目的とす
る.班編成は, 作業に必要最小限の3~4名とし, 各人それぞれが必ず測量機器を操作することにより, 個人の実力の向上を
求める.適宜, 機器の操作テストを行うことにより, 実践能力の向上に努める.本実習は就職, 進学, および資格取得に関連
する.またグループ作業を通じて, コミュニケーション力を身につける.
1.簡易距離測量と直接距離測量を行えること.
2.図根測量とオフセット測量を行え, 図面を作成できること.
達 前半 3.平板の据付を行えること.
4.複道線法による測量を行え, 図面を作成できること.
成
目
標
後半
1.細部測量を行え, 図面測量を作成できること.
2.レベルの据付を行えること.
3.昇降式, 器高式による測量を行えること.
【教科書】 プリント配布
【参考書等】 堤 隆:測量学I, コロナ社
【授業方法】 測量実務の把握を目的に実習を行う.実習終了後は必ずレポートを提出し、理解度の向上に努める.
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス
1.距離測量
第2週 距離測量
簡易距離測量, 直接距離測量
第3週 平板測量I
2.平板測量I
第4週 〃
検査・調整, 据付テスト, 複道線法
3.平板測量II
前 第5週 〃
細部測量
第6週 〃
4.水準測量I
第7週 〃
第8週 〃
検査・調整, 昇降式, 器高式
第9週 〃
第10週 平板測量II
期 第11週 〃
第12週 〃
第13週 〃
第14週 水準測量I
第15週 〃
第16週 〃
5.水準測量II
第17週 〃
器高式
第18週 〃
6.チェーン測量
第19週 水準測量II
図根測量, オフセット測量
7.測量まとめ
後 第20週 〃
距離測定コンテスト
第21週 〃
第22週 〃
第23週 〃
第24週 チェーン測量
第25週 〃
期 第26週 〃
第27週 〃
第28週 〃
第29週 まとめ
第30週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境都市工学科の基本的な概念を学ぶ科目
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
測量
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 グループ作業を通じて, 他者との共通認識を理解し, 協調・協働して課題を遂行できる能力が身に付くようにする.
【評価方法と基準】
課題レポート50%+実習態度50%=100%(100点)で評価する.
60%以上を合格とするが, 全ての課題を提出して単位認定を行うものとする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
卒業時に「測量士補」の資格取得を申請するためには本実習の単位が必要である.
環境都市工学科の基礎となるので, 充分理解すること.
授業中, 随時質問を受け付けるので適宜相談すること.課題は授業内で終了できるよう計画されているので, 授業中自らの役
割を認識し班で協力して取り組むことが肝要である.
80
【科目名】
情報リテラシー (Information Literacy)
【担当教員】
加納 誠二
【学年 学科名】
1 学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1 単位 通年 演習
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 現代社会においてパソコンを使用しての文書作成や表計算,インターネットや電子メールを使う能力は必要不可欠である.本
授業ではパソコンを操作するために必要な基礎知識およびワープロ等の操作を学習する.また情報を処理・活用する上で重要
な情報倫理・セキュリティも学ぶ.本授業は進学と就職に関連する.
1.コンピュータの仕組みを理解しインターネットを使った情報の活用ができる.
2.情報倫理・セキュリティの基本を知り,正しい行動ができる.
3.文書作成ソフトを使った文書作成・簡単な図形描画ができる.
達 前半 4.表計算ソフトの基本的な使い方が理解できる.
成
目
標
後半
1.情報倫理・セキュリティの関連事項を理解し,説明でき,それに基づいた判断・行動ができる.
2.表計算ソフトを使った表計算・グラフ作成ができる.
3.プレゼンテーションソフトを使った発表資料作成および発表ができる.
【教科書】 実教出版:30時間アカデミック 情報リテラシー Office 2010、実教出版
【参考書等】
【授業方法】 教科書に従って演習を中心に進める
【項 目】
【内 容】
第1週 高専でのPCの使い方,windows環境
1.情報処理の基礎知識
第2週 〃
・呉高専における情報機器の利用法
第3週 情報マナー,情報セキュリティ
・情報の概要
第4週 eラーニング,インターネット,webの使い方 ・コンピュータの基礎
・情報の処理
前 第5週 Wordの使い方
第6週 〃
2.情報倫理・インターネットの基礎知識
第7週 〃
第8週 〃
・情報のマナー
第9週 Wordを使った演習課題
・情報のセキュリティ
第10週 〃
・インターネット,メール,eラーニングの使い方
期 第11週 Excelの使い方
第12週 〃
3.文書作成ソフト
第13週 〃
・ソフトの基本的な使い方
第14週 〃
・文章作成
第15週 情報倫理・情報セキュリティに関するwebテスト ・図表の作成
第16週 〃
第17週 〃
4.表計算ソフト
第18週 〃
・ソフトの基本的な使い方
第19週 Excelを使った演習課題
・表計算
・グラフ作成
後 第20週 〃
第21週 PowerPointの使い方
5.プレゼンテーションソフト
第22週 〃
第23週 PowerPointを使った資料作成
・ソフトの基本的な使い方
第24週 〃
・発表資料の作成
第25週 〃
・発表会
期 第26週 〃
第27週 発表会(プレゼンテーションの練習)
6.Webテスト
第28週 〃
・前期末と後期末に情報倫理およびセキュリティに関するwebテス
第29週 〃
本校ではeラーニングを推奨しており,その利用方法も兼ねて
第30週 情報倫理・情報セキュリティに関するwebテスト webテストを行う.
【カリキュラムの中での位置づけ】
情報処理能力は分野を問わず技術者として必要不可欠である.本授業で習う知識は高専での講義や演習,実験等でレポート
を書く際に必要であり,高学年の情報処理系の基礎となる科目である.
【先行して理解する必要のある科目】
特になし.
【同時に学ぶ科目】
特になし.
(ESD 2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 本演習を通じて環境に関わる基本的事項の知識を身につける.
【評価方法と基準】
評価方法:出席・授業態度20%+小テスト20%+レポート60%=100%(100点)で評価する.
評価基準:達成目標の60%以上かつ情報倫理・セキュリティのテストに合格すること.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
情報処理は今後の講義や演習のレポート作成,卒業研究論文,企業でのレポート作成など必ず必要となる技術である.その
基礎として,ワープロ,表計算,プレゼンテーション資料作成の基礎を最低限身につけること.
81
【科目名】
技術者入門(How to study on KOSEN)
【担当教員】
林和彦,上寺哲也,井上浩孝,三村陽一,佐々木伸子,谷川大輔
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 演習
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 技術者になるために必要な知識と能力について知る。技術者に必要とされる高度な専門知識と高い人間力を本校においてど
のように学ぶかを理解し,将来の展望を持つ.
1.高専で学ぶ専門の概要を把握する.
2.世界の中の日本の位置づけを理解できる.
達 3.高専生活5年間の展望を持つ.
4.自分の考えを他人に適切に伝え,他人の話を聞くことができる(コミュニケーション力).
成
5.グループで協力して活動できる.
目
標
【教科書】 適宜,資料を配布する.
【参考書等】 適宜,資料を配布する.
【授業方法】 ワークショップ,講義,演習,実習
【項 目】
第1週 ガイダンス:高専の歩き方
第2週 キャリアリサーチ1(調査計画・プレゼンの方法)
第3週 キャリアリサーチ2(将来像の認識)
第4週 キャリアリサーチ3(プレゼンテーション)
前 第5週 自分を知る・他人を知る
第6週 ワールドゲーム1
第7週 ワールドゲーム2
第8週 専門科目に関する実習(1)
第9週 専門科目に関する実習(2)
第10週 専門科目に関する実習(3)
期 第11週 専門科目に関する実習(4)
第12週 専門科目に関する実習(5)
第13週 専門科目に関する実習(6)
第14週 ワールドゲームのフィードバック
第15週 アドベンチャーマップの作成
【カリキュラムの中での位置づけ】
高専で学ぶすべての科目の基礎となる.
【内 容】
1.導入科目の説明とワークショップ
2.教職員や先輩のキャリアをリサーチし,結果を発表する.
3.自分を知ること,他人を知ることを学ぶ.
4.世界経済の中で日本がどのような立場にあるか,ワークショップ
を通して学ぶ.
5.今後5年間で学ぶ専門科目の内容を,実習を通して学ぶ.
・鉄筋コンクリートはりの載荷実験
・微生物を使った汚れの浄化とエネルギー回収実験
6.今と将来のつながりを認識する演習を行う.
【先行して理解する必要のある科目】
中学校で学んだ科目すべて
【同時に学ぶ科目】
すべての科目
(ESD1,ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 持続発展可能な社会を構築するための基礎を学ぶ.
【評価方法と基準】
第1週〜第7週及び第14週〜第15週の課題・レポート(60%)+第8週〜第13週の課題・レポート(40%)=100%(100点)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
主体的・積極的に取り組んでください.
82
【科目名】
生命の科学(Life Science)
【担当教員】
及川 栄作
【学年 学科名】
1学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
E
【授業の目的及び概要】 本科目は、就職・進学の両方に関係する。特に、上級学年で履修する環境都市工学分野の環境関連科目の基礎となる。
達
前半
成
目
標
後半
1.植物細胞と動物細胞の違いを理解し、説明できる。
2.体細胞分裂の仕組みを理解し、説明できる。
3.原核細胞と真核細胞の違いを理解し、説明できる。
4.植物組織と動物組織の違いを理解し、説明できる。
5.動物の発生の仕組みを理解し、説明できる。
1.遺伝現象の仕組みを理解し、説明できる。
2.拡散の構造と機能を理解し、説明できる。
3.神経系の構造と機能を理解し、説明できる。
4.筋肉運動と動物行動を理解し、説明できる。
5.循環系と代謝の仕組みを理解し、説明できる。
【教科書】 サイエンスビュー・生物総合資料 新課程版(実教出版) 【参考書等】 配布プリント、補助教材として、NHKスペシャル『地球大進化』(DVD、ビジュアル本6巻)
【授業方法】 講義を基本とするが、学習内容に応じ実物、標本、模型、画像なども教材として用いる。
【項 目】
【内 容】
第1週 細胞の構造
生命の誕生、細胞の構造、原形質、細胞膜、細胞小器官
第2週 体細胞分裂
細胞成分、細胞周期、核、染色体
第3週 原核生物と真核生物
微生物、単細胞生物、群体、多細胞生物
第4週 植物組織と動物組織
組織、器官
第5週 生殖細胞と減数分裂
生殖細胞、配偶子
後
第6週 動物の発生
受精、卵割、再生
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
メンデル遺伝学と分子遺伝学、突然変異、DNA、RNA、タンパク、
第9週 遺伝形質と遺伝情報の流れ
第10週
神経系
視覚器、聴覚器、その他の受容器、神経生理、神経系、脳
筋収縮、走性、生物時計、条件反射、フェロモン
期 第11週 筋肉運動と動物行動
第12週 循環系
血液、血管系、免疫、アレルギー
第13週 代謝生理
排出、ホルモン、エネルギー、ATP、光合成、呼吸
生命科学と生物工学のかけ橋(例 ガンとiPS細胞、光触媒と人工光合成)
第14週 生命科学の進展
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
中学校の理科で学んだ生物の内容を、自然環境および都市環境を構成する人間を含めた動・植物および微生物の生命現
象に発展させて知識を得る科目である。本科目は、自然生態学や環境工学、水環境工学、微生物学、遺伝子工学などの基
礎となる。
【先行して理解する必要のある科目】
中学校の理科
【同時に学ぶ科目】
特になし
ESD1,ESD2,ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 生命科学を学ぶことは、地球に生きる生命体がなぜ多様な姿に進化を遂げて生き続けて来ることができたのかを知ることで
ある。さらに、今後ヒトが有限な地球環境を持続的に維持し続ける方法の糸口がこの学問にあり、これらを習得によりSD力を
身に付くようにする。
【評価方法と基準】
定期試験80%+レポート課題10%+授業態度10%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
地球環境を論じる上で欠かせない生物科学の基礎を学びます。ただ知識を丸暗記するのではなく、学習を通じて生物学的な
見方・考え方(たくさんの選択因子から生まれる多様な可能性=生命)を身に付けることができるように心がけて下さい。
83
【科目名】
ものづくり実習 (Workshop Practice)
【担当教員】
重松 尚久
【学年 学科名】
1学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 後期 実験・実習 【本科の教育目標】
HD
【授業の目的及び概要】 機械工作における各種工作機械・測定器・作業工具の原理・基本操作を習得することを目的とする。ものづくりを通して、手
仕上げ・旋盤・フライス盤・木工・ひずみゲージなどの基本的な操作方法を習得する.本授業は、就職および進学の両方に関
連する.
ものづくりを通して、機械工作に必要な工作工具の基本操作を理解する.
達
前半
成
各種測定器具の構造を理解し、簡単な測定器械を作成する.
目
標
後半
【教科書】 工業技術基礎(実教出版)
【参考書等】
【授業方法】 5班に分かれて3回ごとに交代する.
【項 目】
【内 容】
1. 安全に作業をするための基礎的事項を習得する.
第1週 安全教育
2. 木工の基本的事項を理解し、必要な器具の基本的操作方法を習得する.
第2週 木工
3. 手仕上げの基本的事項を理解し、基本的操作方法を習得する.
第3週 〃
4. 旋盤の基本的事項を理解し、基本的操作方法を習得する.
第4週 〃
5. 測定器の基本的事項を理解し、基本的操作方法を習得する.
後 第5週 旋盤
第6週 〃
第7週 〃
第8週 フライス盤
第9週 〃
第10週 〃
期 第11週 手仕上げ
第12週 〃
第13週 〃
第14週 測定器
第15週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
様々な工作機械の基本的な操作方法を学ぶ基礎的な実習
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境に関わる基本的事項・範囲の知識を身につけ、それを基に考察できる.
【評価方法と基準】
評価方法:実習態度(10%)、レポート(40%)、実習作品(30%)、出席状況(20%)によって総合的に評価する.
評価基準:本科目に設定している達成目標の60%以上達成している学生を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
分からないことがあるときはそのままにせず質問すること.
84
測量 (Surveying)
【科目名】
【担当教員】
重松尚久
【学年 学科名】
2学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 第1学年の測量に続いて基礎的技術を習得する.測量士補試験に出題される問題を解くことができる程度の専門知識を身
につけ,簡単な平面測量の計算ができることを目標とする.本授業は資格取得に関連する.
1. トランシットの構造を理解し,据え付け方法および角度の読み方が理解できること
2. 水平角の測定方法を理解できること
達
前半
成
1.トラバース測量の計算を理解できること
目
標
後半
【教科書】 堤 隆 「測量学Ⅰ」(コロナ社)
【参考書等】
【授業方法】 講義を基本とし,その理解度向上のために随時、実習との連携を行う.
【項 目】
【内 容】
第1週 総説
1. トランシット測量
トランシットの構造・据付
第2週 角測量
トランシットの分類
第3週 〃
第4週 〃
トランシットの検査と調整
第5週 〃
角測定に生じる誤差とその消去法
前 第6週 〃
水平角の測定方法
第7週 中間試験
2. トラバース測量
第8週 トラバース測量
トラバース測量の手順
第9週 〃
トラバース測量の計算方法
第10週 〃
期 第11週 〃
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
第1学年の測量に続いて,平面測量の基礎的技術を学習する.
【先行して理解する必要のある科目】
第1学年の測量の内容,数学の三角関数・平面図形等の知識
【同時に学ぶ科目】
実験実習(前期)の測量実習
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境に関わる基本的事項・範囲の知識を身につけ、それを基に考察できる.
【評価方法と基準】
評価方法:2回の定期試験(80%)と課題(20%)により評価する.
最終評価点=(定期試験(100点×2回)/2)×0.8+課題100点×0.2
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
事前に教科書を熟読し,疑問点を明確にしておくこと.質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に
質問にくること.測量に関する科目を習得し,本学科を卒業した学生には無試験で測量士補の資格が与えられる.取りこぼ
すと測量士補の資格が取れなくなる可能性があるので教科書・ノートを見て授業内容を確認してしっかり復習をしておくこと.
85
【科目名】
実験実習 (Experimentation and Practice)
【担当教員】
三村陽一,山岡俊一,堀口 至
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修3単位 通年 実験・実習
【本科の教育目標】
HD
【授業の目的及び概要】 前期は,トータルステーションにより校内の基準点をトラバース測量により求める技術を習得する.後期は,骨材,コンクリー
ト,鋼材等に関する各種実験を行い,建設材料の特性に関する知識と実験技術を習得する.本実習は就職,進学および資格
取得に関連する.また,グループ作業を通じて,コミュニケーション力を身に付ける.
1. セオドライトを正確に扱い,検査調整する技術を習得する
達
2. 角測量とトラバース測量に関する知識と技術を習得する
前半
成
目
後半
標
【教科書】
1. 骨材や鋼材といったコンクリート材料に関する知識と実験技術を習得する
2. 配合設計や供試体作製などの打設に関する知識と実験技術を習得する
3. スランプ、空気量試験などのフレッシュコンクリートの試験に関する知識と実験技術を習得する
4. コンクリートの強度試験に関する知識と実験技術を習得する
前期:堤 隆「測量学I」コロナ社・岡林,堤,山田「測量学II」コロナ社
後期:建設材料実験教育研究会編,「建設材料実験法」,鹿島出版会
【参考書等】
数名の班編成を行い,全学生が実験実習に携われるよう配慮する。また,1つの実験実習項目が終了するごとに
レポートを提出させる。
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス、セオドライトの据付練習
測量実習(前期)
第2週 セオドライトの検査調整
1.セオドライトの据付
第3週 〃
セオドライトの据付練習,セオドライトの据付テスト
第4週 セオドライトの据付テスト
2.セオドライトの検査調整(第1調整~第7調整)
上盤・円形気泡管の調整,十字線の調整,水平軸の調整,
前 第5週 測角練習
十字横線の調整,望遠鏡気泡管の調整,鉛直バーニヤの
第6週 〃
第7週 〃
調整,求心望遠鏡の調整
第8週 基準点測量(トラバース測量) 3.測角練習(セオドライト,トータルステーション)
第9週 〃
単測法,反復法(倍角法),方向法
第10週 〃
4.トータルステーションを用いた基準点測量(トラバース測量)
期 第11週 〃
実測(外業),トラバース計算(内業)
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
第15週 〃
第16週 ガイダンス
材料実験(後期)
第17週 骨材準備
1. 骨材に関する試験
第18週 骨材に関する試験
ふるい分け試験,密度および吸水率試験,表面水率試験
第19週 〃
単位容積質量および実績率試験
2. コンクリートの打設
後 第20週 〃
配合設計,供試体作製,スランプ試験,空気量試験
第21週 〃
3. 鋼材に関する試験
第22週 コンクリートの打設
第23週 〃
鋼材の引張試験,弾性係数測定
第24週 〃
4. クイズラリー
第25週 鋼材に関する試験
実験に関する小テスト
期 第26週 クイズラリー
5. コンクリートの強度試験
第27週 コンクリートの強度試験
圧縮強度試験,静弾性係数試験,割裂引張強度試験
第28週 〃
曲げ強度試験
第29週 レポート作成
第30週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
前期:測量に関する1学年から3学年までの授業のうち,本実習は角測量とトラバース測量の技術を習得する.
後期:建設材料に関する1学年から2学年までの授業のうち,本実習はコンクリート材料に関する試験技術を習得する.
【先行して理解する必要のある科目】
測量(1学年),実験実習(1学年)
【同時に学ぶ科目】
測量,建設材料
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 グループ作業を通じて,他者との共通認識を理解し,協調・協働して課題を遂行できる能力が身に付くようにする.
【評価方法と基準】
(前期 測量実習):出席・実習態度20%+レポート70%+課題10%=100%(100点)
(後期 材料実験):出席・実習態度20%+レポート60%+小テスト20%=100%(100点)とし,複数教員により総合的に評価する.
60%以上を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
前期の測量実習は,基準点測量に広く利用されるトラバース測量を中心に実習するので,確実に技術を習得すること.
後期は,建設材料として広く用いられているコンクリートに関する試験を行うので,十分理解し,技術を習得すること.
【授業方法】
86
【科目名】
建設材料(Materials of Construction)
【担当教員】
堀口 至
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 公共性が特に重視される構造物を構築するうえで,その安全性および耐久性を満足させるためには,建設材料に関する充
分な知識を欠くことができない。ここでは,建設材料の基本的な性質・特徴を学習し,その材料の使途を適切に判断できる基
礎を学ぶ。本授業は就職および進学の両方に関連する。
1. 建設材料の性質などの一般的事項について説明できること
2. 鋼材の製法や性質,種類と用途について説明できること
達
前半
成
目
標
後半
1. アスファルト材料の製法と性質,アスファルト混合物について説明できること
2. 高分子材料の性質と利用方法について説明できること
3. 木材の性質と利用方法について説明できること
【教科書】 町田篤彦ほか「土木材料学」(オーム社)
【参考書等】
【授業方法】 講義を基本とし,適宜課題を課す。
【項 目】
第1週 総論
第2週 〃
第3週 金属材料
第4週 〃
第5週 〃
前
第6週 〃
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 アスファルト材料
第10週 〃
期 第11週 〃
第12週 高分子材料
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境都市工学科の基本的な概念を学ぶ科目
【内 容】
1. 総論
建設材料に要求される性質,建設材料の基本的性質
2. 金属材料
鋼材の製法,鋼材の性質,鋼材の種類と利用方法
3. アスファルト材料
アスファルト材料の製法と性質,アスファルト混合物
4. 高分子材料
高分子材料の性質,高分子材料の利用方法
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
コンクリート工学
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 構造物に使用される一般的な建設材料についての知識の習得を目標とする。
【評価方法と基準】
評価方法:成績評価は4回の定期試験(80%)に課題と日頃の授業態度(20%)を加えて総合評価を行う。
最終評価点={(定期試験100点×4回)/4}×0.8+(課題および授業態度20点)
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
環境都市工学科の基礎となるので,十分理解すること。休み時間や放課後,随時質問を受付けるので適宜相談すること。
87
【科目名】
コンクリート工学(Concrete Engineering)
【担当教員】
堀口 至
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 公共性が特に重視される構造物を構築する上で,その安全性及び耐久性を満足させるには,建設材料に関する十分な知識
は欠くことのできない。ここでは建設材料の中でも特にコンクリートを熟知し,その基礎から応用を理解するための学習をす
る。また,そのためにはどのような試験を行うべきかについても学習する。本授業は就職および進学の両方に関連する。
1. コンクリートの特徴などの一般的事項について説明できること
達
2. セメントや骨材などのコンクリート材料の性質について説明できること
前半
成
目
標
後半
1. コンクリート配合設計計算ができること
2. ワーカビリティーなどのフレッシュコンクリートの性質について説明できること
3. 強度特性などの硬化コンクリートの性質について説明できること
【教科書】 大塚浩司ほか「コンクリート工学[第2版]」(朝倉書店)
【参考書等】
【授業方法】 講義を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 序章
1. 序章
コンクリートの特徴
第2週 セメント
第3週 〃
2. コンクリート用材料
第4週 〃
セメント,水,骨材,混和材料の特徴
第5週 〃
前
第6週 水
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 骨材
第10週 〃
期 第11週 〃
第12週 〃
第13週 混和材料
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 コンクリートの配合設計
3. コンクリートの配合設計
第17週 〃
配合の基本的考え方,配合設計の方法
第18週 〃
4. フレッシュコンクリート
第19週 〃
ワーカビリティー,材料の分離,空気量,初期性状
第20週 フレッシュコンクリート
5. 硬化コンクリートの性質
後
第21週 〃
圧縮強度,その他の強度,弾性および塑性
第22週 〃
体積変化とひび割れ,耐久性
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
第25週 硬化コンクリート
期 第26週 〃
第27週 〃
第28週 〃
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境都市工学科の基本的な概念を学ぶ科目。
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
実験実習(後期)
(ESD1,ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 建設材料の中で使用頻度が高いコンクリートについての知識の習得を基本目標として,コンクリートと関連した環境問題につ
いても講義を行う。
【評価方法と基準】
評価方法:成績評価は4回の定期試験(80%)に課題と日頃の授業態度(20%)を加えて総合評価を行う。
最終評価点={(定期試験100点×4回)/4}×0.8+(課題および授業態度20点)
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
環境都市工学科の基礎となるので,十分理解すること。休み時間や放課後,随時質問を受付けるので適宜相談すること。
88
【科目名】
環境工学 (Environmental Engineering)
【担当教員】
及川 栄作
【学年 学科名】
2学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位、後期、講義
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 地球規模の環境問題が顕在化してきている。こえを踏まえ、環境問題の現状とその要因、評価手法、法体系を学ぶ。主たる内容
は大気、水(環境ホルモン物質)、森林破壊と種の多様性、廃棄物問題、バイオマスについてである。本授業は進学と就職に関
連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
1.地球の物質循環について理解し、説明できること。
2.地球温暖化メカニズムと温室効果ガスの影響を理解し、説明できること。
3.オゾン層破壊の現状と原因を理解し、説明できること。
達 前半 4.酸性雨の現状と原因を理解し、説明できること。
5.スモッグの現状と原因を理解し、説明できること。
成
6.森林破壊よび生物の多様性を理解し、説明できる。
7.環境ホルモン物質の影響メカニズムと概要を理解し、説明できること。
目
8.廃棄物問題の現状と法規制を理解し、説明できること。
標 後半 9.持続可能な社会と資源リサイクルの関係を理解し、説明できること。
10.バイオマスの種類について理解し、説明できること。
11.バイオマスのエネルギー利用について理解し、説明できること。
12.水質汚濁の歴史と水環境の現状を理解し、説明できること。
【教科書】
【参考書等】 配布プリント、環境省「平成25年版環境白書 循環型社会白書・生物多様性白書」、日経印刷(株)
【授業方法】 地球・地域環境の理解を目的に講義を行う。特に、理解度を把握するためにレポート提出等の指導を行う。
【項 目】
【内 容】
総説、地球の物質循環
1.地球の炭素、窒素の循環
地球温暖化と温室効果ガス
2.地球温暖化メカニズム
オゾン層破壊
3.オゾン層破壊の現状と原因
酸性雨
4.酸性雨の現状と原因
スモッグ
5.スモッグの現状と原因
後
森林破壊とトリレンマ
6.森林破壊とトリレンマおよび生物の多様性
中間試験
7.環境ホルモン物質とホルモン作用メカニズム
答案返却・解答説明
8.廃棄物問題の現状と法規制
環境ホルモン物質とホルモン作用メカニズム
9.持続可能な社会と資源リサイクル
廃棄物問題
10.バイオマスの種類
循環型社会形成と環境法規
11バイオマスの処理法とエネルギー利用
期
持続可能な社会と資源リサイクル
12.水質汚濁の歴史と水環境の現状
バイオマスの種類とエネルギー利用
水質汚濁の歴史と水環境の現状
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
地球レベルや地域レベルの環境問題について学び、環境保全のための必要な技術や法規制の概要を理解する。環境分野全体
のイントロの位置づけの特徴を有し、環境保全、環境衛生工学等の科目に内容をつなげる。
【先行して理解する必要のある科目】
化学、生命の科学
【同時に学ぶ科目】
化学
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1,ESD3,ESD4)
地球レベルや地域レベルの各種環境問題の原因と発生メカニズムについての知識を習得することにより、SD力を身に付くように
する。
【評価方法と基準】
評価方法:定期試験80%+レポートや授業態度など(20%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
これから、環境工学を学んで行く上での概要を学ぶ科目です。環境問題の全体をとらえて、何が原因で問題が発生したか、どの
ような対策がなされ、また技術開発がなされているかや法規制等について、予習や復習あるいはweb検索などを行うなどして取
り組んでください。
89
【科目名】
自然生態学(Natural Ecology)
【担当教員】
村上 克治
【学年 学科名】
2学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
E
【授業の目的及び概要】 本科目は、就職・進学の両方に関係する。環境関連の専門科目の基礎となる生態学について学ぶ。生態系を構成している
生物・微生物の基礎を学習し、環境中での物質循環における役割や産業への応用事例まで学ぶ。
達
前半
1.生態系の概念を理解する。
2.微生物の構造と機能を習得する。
3.微生物の分類ができるようになる。
4.微生物の代謝について理解する。
成
目
標
後半
1.生物の変遷・多様性について理解する。
2.生物の遺伝について理解する。
3.生物・微生物の環境中での役割を理解する。
【教科書】 サイエンスビュー生物総合資料 増補4訂版 (実教出版)
【参考書等】 コーンスタンプ生化学、環境微生物学(昭晃堂)など
【授業方法】 講義を基本とし、適宜演習課題を課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 生態系概説
生態系の概要
生物・微生物の分類
第2週 生物の分類
細胞の構造、細胞膜、細胞小器官
第3週 細胞の構造
生体物質の構造と機能
第4週 細胞内生体物質
顕微鏡による微生物観察
第5週 顕微鏡による微生物観察
後
微生物の分類・同定
第6週 微生物の分類・同定
異化、同化、対数増殖
第7週 微生物の増殖
第8週 中間試験
試験解答と説明
第9週
生物の多様性
生物の変遷
第10週
生物の多様性
期 第11週 〃
第12週 〃
生物の遺伝
第13週 生態系における物質循環
生物・微生物の物質循環における役割
第14週 〃
生物・微生物の応用(環境浄化など)
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
生物学の基礎知識(生命の科学)を土台として、より環境問題に特化した肉付けを行い、上級学年の講義や実習へと発展させ
る。
【先行して理解する必要のある科目】
生命の科学
【同時に学ぶ科目】
環境工学
ESD2、ESD3(生態系に関する知識と考察力を身に付ける)
【ESDとの関連 (教育目標)】 身近な環境を生物の立場から眺めることを通して環境保全に対する意識を高め人間と自然環境のあり方を考える。
【評価方法と基準】
定期試験80%+授業態度20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
90
【科目名】
実験実習(Experimentation and Practice)
【担当教員】
谷川 大輔
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 実験・実習
【本科の教育目標】
HD
【授業の目的及び概要】 環境工学および水環境工学に関する内容の実験と演習を行うことにより、これらに関する知見と理解を深める。本授業は進学
と就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
達
前半
成
目
標
後半
1.実験での心得、安全確保、専門用語の基礎を修得すること。
2.分析機器・機器の使用法を理解すること。
3.凝集沈殿を理解すること。
4.ろ過を理解すること。
5.微生物の計数法(生菌数)を修得すること。
1.好気性微生物による有機物および窒素成分の酸化に酸素が消費されることを理解する。
2.酸素消費速度およびアンモニア態窒素、硝酸態窒素の測定方法を修得する。
3.水質指標であるBODの測定方法を修得する。
4.バイオメタンポテンシャル(BMP)を理解し、試験方法を修得する。
5.高度処理を理解している。
【教科書】
【参考書等】 配布プリント
数名ずつ班編成を行い、全学生が実習を行い実験器具に触れることが出来る様に配慮する。また、1つの実験実
【授業方法】
習項目が終了するごとにレポート提出の指導を行う。
【項 目】
【内 容】
1. 実験での心得、安全確保、専門用語の基礎知識
第1週 ガイダンス
前
期
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
第15週
凝集沈殿試験
凝集沈殿試験
ろ過試験
ろ過試験
微生物の扱い方(培養、計数)
微生物の扱い方(培養、計数)
データ整理、解説
微生物による酸素消費速度の測定
微生物により酸素消費速度の測定
BODの測定
BODの測定
バイオメタンポテンシャル試験 (BMP)
バイオメタンポテンシャル試験 (BMP)
データ整理、解説
2.
3.
4.
5.
6.
7.
分析器具・機器の使用法
凝集沈殿とろ過による固形分の除去
微生物の植菌法、計数法
微生物におる酸素消費速度の測定
好気性微生物による有機物の分解(BOD)
嫌気性微生物による有機物の分解 (BMP)
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境工学、水環境工学に関わる講義の内容、および水化学の内容を実験で確かめる。
化学
【先行して理解する必要のある科目】
水環境工学
【同時に学ぶ科目】
ESD2,ESD3,ESD4
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境衛生に関わる水質分析等の実験課題に取り組むことから、衛生工学知識や工学技術を習得することにより、SD力を身に
つけるようにする。
【評価方法と基準】
レポート90% + 実習態度10% = 100% (100点) 60%以上を合格とする。
提出したレポートに不備があった場合、再提出を求める。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
実験では酸やアルカリといった劇薬を使用します。これらは直接手に触れたり目に入ったりすると危険です。また、微生物実験
ではアルコールランプを用いるため、火傷しないようい常に注意を払って実験に臨んで下さい。まれに衣服に薬品がついた場
合に、穴が空いてしまうことがあるため、白衣や作業着等実験に適した服装で実験に臨んで下さい。
91
【科目名】
実験実習(Experimentation and Practice)
【担当教員】
重松 尚久,加納 誠二
【学年 学科名】
3学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修2単位 通年 実験・実習
【本科の教育目標】
HD
【授業の目的及び概要】 土の試料を用いて試験により実際jの強度や変形を求め,土構造物の設計に用いる土の強度定数や物理特性を求め,考察
を行うことを目的とする.ここでは,土の比重、粒度分布等の物理的性質、および三軸圧縮試験、一面せん断試験、圧密試験
などで土の力学的性質を求める方法を実験を通して学習する.本実習は、就職および進学の両方に関連する.
1.土の含水比および土の湿潤状態を学ぶ.
2.土の粒度分布により土の種類や特性を学ぶ.
3.土の相対密度から土の状態と強度への影響を学ぶ.
達 前半
成
目
標
後半
1.土のせん断力を学ぶ.
2.土の力学試験の種類と対象土を学ぶ.
3.土の強度定数を学ぶ.
4.土のせん断時の体積変化を学ぶ.
【教科書】 土質試験法(鹿島出版会)
【参考書等】 土質試験(地盤工学会),土質力学(コロナ社)
【授業方法】 クラスを6班に分けて実験を行う.各実験の終了後にレポートを提出する.
【項 目】
【内 容】
第1週 実験概要
1. 土の状態を表す諸量を求め,現場の土の状態をつかむ.
第2週 土の粒度試験
2. 土の相対密度や保水性を調べる.
第3週
3. 土の力学的性質を推定する.
第4週
4. 土を工学的に分類し,材料土としての判別に役立てる.
5. 土の透水性を求め,浸透水量の計算などに役立てる.
前 第5週
第6週 土粒子の密度試験
第7週
第8週 土の液性限界・塑性限界
第9週
第10週
期 第11週 砂の最大密度・最小密試験
第12週
第13週 土の透水試験
第14週
第15週
第16週 突き固めによる土の締固め試験
1. 土工の施工条件の決定や管理基準を学ぶ.
第17週
2. 土の圧縮性を調べ,沈下量や沈下に要する時間を推定する.
第18週
3. 土の強度や変形の性質を調べ、土の強度係数を求める.
第19週 土の圧密試験
後 第20週
第21週
第22週 土の一面せん断試験
第23週
第24週
第25週
期 第26週 土の一軸圧縮試験
第27週
第28週
第29週
第30週
【カリキュラムの中での位置づけ】
土質力学,建設施工,港湾工学,道路工学など環境都市工学の基礎概念を学ぶために必要な科目である.
【先行して理解する必要のある科目】
数学,物理.土質力学、水理学
【同時に学ぶ科目】
構造力学,土質力学,水理学
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境に関わる基本的事項・範囲の知識を身につけ、それを基に考察できる.
【評価方法と基準】
評価方法:実験レポート(80%)と課題(20%)により評価する.
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
土質実験は建設構造物を安定させるための基礎地盤を設計するための重要なデータを得る基礎科目であるので,積極的に取
り組むこと.
92
【科目名】
応用物理Ⅰ(Applied Physics I)
【担当教員】
笠井 聖二
【学年 学科名】
3学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位,通年,講義
【本科の教育目標】
HB
【授業の目的及び概要】 物理現象とそれに関する概念や法則について、「知り」・「理解し」・「活用できる」ようになることを目的とする。1・2年で学んだ
内容も含め、基礎的・汎用的な物理分野についての学習の集大成とする授業である。
電磁気・熱・質点の力学について、知識を身につけ関係する計算ができるようになる。
達 前半 電磁気・熱・質点の力学について、現象・式を理解して、説明ができるようになる。
電磁気・熱・質点の力学について、物理に関する知識・理解を、他の場面で使えるようになる。
成
質点の力学,剛体の力学,ミクロな世界について、知識を身につけ関係する計算ができるようになる。
目
質点の力学,剛体の力学,ミクロな世界について、現象・式を理解して、説明ができるようになる。
後半 質点の力学,剛体の力学,ミクロな世界について、物理に関する知識・理解を、他の場面で使えるようになる。
標
物理の基礎的・汎用的内容についての知識・理解を、他の場面で使えるようになる。
【教科書】 初歩から学ぶ基礎物理学「熱・波動」(大日本図書),力学(森北出版)
【参考書等】 基礎物理学(学術図書出版社),基礎から学ぶ基礎物理学「「力学Ⅱ」・「電磁気・原子」(大日本図書)
【授業方法】 学生の事前学習を前提とし、講義・演習・グループ学習・e-ラーニングなどの様々な方法を活用して実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 電磁気
○電磁気
第2週 〃
・コンデンサー
第3週 〃
・電流と磁気
第4週 〃
・電磁誘導
第5週 〃
前 第6週 〃
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明・熱
第9週 熱
○熱
第10週
〃
・熱と温度
第11週
〃
・気体の分子運動論
期
第12週 〃
・熱力学の法則
第13週 質点の力学(力と運動)
○質点の力学(力と運動)
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 質点の力学(力と運動)
・仕事とエネルギー
第17週 〃
・運動量
第18週 〃
・円運動と振動
第19週 〃
第20週 〃
後 第21週 剛体の力学(回転運動)
○剛体の力学
第22週 〃
・回転運動の表し方 力のモーメント
第23週 中間試験
第24週 〃
・角運動量・慣性モーメント
第25週
〃
・剛体の運動と運動方程式
第26週
ミクロの世界
○ミクロの世界
期
第27週 〃
・原子・原子核,粒子の波動性
第28週 総合的内容
○総合的内容
第29週 〃
・微積を用いた式の導出と問題の解法
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
1・2年の物理と合わせ、技術者が学ぶべき基本的な物理学が完結するとともに、専門科目への橋渡しをするものである。
【先行して理解する必要のある科目】
物理・化学・数学A・数学B
【同時に学ぶ科目】
数学A・数学B
(ESD1,ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境問題等を、科学的に理解するための素養を身につけ、環境関連の事象をより深く理解することができる。。
【評価方法と基準】
単位の認定:次の3つの条件を全て満足したとき、単位を認定する。①4回の定期試験が平均点が60点以上②別途実施する
「知識・計算」に関する試験が70点以上③授業態度が良好であり、課題・宿題を全て提出し、内容がすべて良好
優・良・可の評価:前期中間試験(18%)+前期期末試験(18%)+後期中間試験(18%)+学年末試験(18%)+課題・小テスト・学
習態度等(28%)=100%(100点)で評価する。詳細は、1回目の授業で説明する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
1・2年物理・数学の学習済みの内容については理解しているものとして授業を進める。十分でない場合には、別途指示をする
ので、各自で復習すること。また、教科書を使っての事前学習を前提としており、その学習に対する課題を必ず提出すること。
93
【科目名】
構造力学Ⅰ (Structural MechanicsⅠ)
【担当教員】
堀口 至
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修3単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 建設構造物の強弱や力学的性質を的確に把握し,安全でしかも経済的に設計するための基礎を学ぶ。本授業は就職および
進学の両方に関連する。
1. 力の移動,分解,合成ができること
2. 断面の図心,断面一次および断面二次モーメントが求められること
達 前半 3. 静定ばりのせん断力図および曲げモーメント図を描くことができること
成
1. 部材に生じる応力が求められること
2. 影響線を用いてはりの断面力が求められること
目
標
後半
【教科書】 嵯峨晃,武田八郎,原隆,勇秀憲 「構造力学Ⅰ」 (コロナ社)
【参考書等】 近畿高校土木会編 「解いてわかる!構造力学」 (オーム社)
【授業方法】 講義を基本とし,その理解度向上のために適宜演習を課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 序章
1. 序章
第2週 〃
力の3要素,力の基本原理,力の合成と分解,力のつりあい
第3週 〃
2. 断面の諸量
第4週 断面の諸量
断面一次モーメント,断面二次モーメント
第5週 〃
3. 静定ばり
前 第6週 〃
はりの支点反力,はりの断面力図,片持ちばりの断面力図
第7週 中間試験
張出しばりの断面力図,間接荷重を受けるはりの断面力図
第8週 答案返却・解答説明
ゲルバーばりの断面力図
第9週 静定ばり
第10週 〃
期 第11週 〃
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 部材に生じる応力
4. 部材に生じる応力
第17週 〃
断面力と応力,合成断面の応力とひずみ,組合せ応力
第18週 〃
5. 静定ばりの影響線
第19週 〃
単純ばりの影響線,片持ちばりの影響線,張出しばりの
第20週 〃
影響線,間接荷重を受けるはりの影響線,ゲルバーばりの
後 第21週 〃
影響線,影響線の応用
第22週 〃
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明
第25週 静定ばりの影響線
期 第26週 〃
第27週 〃
第28週 〃
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
構造力学Ⅰは第4学年の同科目のみならず,コンクリート構造,土質力学,水理学,鋼構造,設計製図などに応用される。
【先行して理解する必要のある科目】
物理,数学
【同時に学ぶ科目】
コンクリート構造Ⅰ
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境都市工学科の主要科目である構造力学は建設構造物の力学的性質の基礎についての知識の習得を目標とする。
【評価方法と基準】
評価方法:成績評価は4回の定期試験(80%)に課題と日頃の授業態度(20%)を加えて総合評価を行う。
最終評価点={(定期試験100点×4回)/4}×0.8+(課題および授業態度20点)
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
環境都市工学科の基礎となるので,十分理解すること。常に電卓を持ってくること。休み時間や放課後,随時質問を受付ける
ので適宜相談すること。
94
【科目名】
水理学(Hydraulics)
【担当教員】
黒川 岳司
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 3年次の水理学では、河川工学、水環境工学などすべての水工学に関わる水の運動の数理的取り扱いの基礎を理解すること
を目的として、静水力学と流体運動の力学基礎(質量保存則、エネルギー保存則および運動量保存則)について学ぶ。本授業
は就職および進学の両方に関連する。
1.単位と次元について理解し、計算ができる。
2.水の物理的性質とふるまいについて理解する。
達 前半 3.パスカルの原理を理解し、水圧機(油圧機)および各種の水圧計(マノメーター)の計算ができる。
4.平面に作用する静水圧および曲面に作用する静水圧に関する計算ができる。
5.浮力について理解し、浮体の安定計算ができる。
成
6.流速と流量,潤辺と径深について理解し、各種の計算に用いることができる。
目
1.定常流・非定常流、層流・乱流、常流・射流などの流れの分類ができる。
2.流れの連続性を理解し、連続の式を各種計算に用いることができる。
標 後半 3.ベルヌーイの定理を理解し、各種計算に用いることができる。
4.ピトー管、ベンチュリメーターの原理を理解し、これらに関する計算ができる。
5.運動量方程式を理解し、各種計算に用いることができる。
【教科書】 日下部重幸・檀和秀・湯城豊勝共著「水理学」(コロナ社)
【参考書等】 演習問題のプリントを配布する。
【授業方法】 講義および演習を基本とし、適宜課題レポートを課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 水の性質と単位
1. 水の性質と単位
第2週
〃
単位と次元
第3週
〃
水の物理的性質
第4週 静水の力学
2. 静水の力学
第5週
〃
静水圧とは
前
第6週
〃
圧力の伝達(水圧機)
第7週 中間試験
水圧の測定(水圧計)
第8週 答案返却・解答説明、静水力学
平面に作用する静水圧
曲面に作用する静水圧
第9週 静水力学
第10週
〃
浮力
〃
浮体の安定
期 第11週
第12週
〃
3. 流れの基礎
第13週
〃
流速と流量
第14週 流れの基礎
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 流れの基礎
1. 流れの基礎
第17週
〃
流れの分類
第18週
〃
流れの連続性
第19週 ベルヌーイの定理
2. ベルヌーイの定理
第20週
〃
流体のエネルギー
後
第21週
〃
ベルヌーイの定理
第22週
〃
3. ベルヌーイの定理の応用
第23週 中間試験
ピトー管、ベンチュリメーター
第24週 答案返却・解答説明、ベルヌーイの定理
オリフィス、水門およびせき
4. 運動量方程式
第25週 ベルヌーイの定理の応用
第26週
〃
運動量方程式
期
第27週 運動量方程式
運動量方程式の応用
第28週
〃
第29週
〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
水理学は、3・4年生の2年間開講される。河川工学や水環境工学などすべての水工学の数理的基礎を形成する科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
基礎数学A・B、数学A・B、物理(特に力学)
【同時に学ぶ科目】
(ESD2, ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 河川・海岸・上下水道など水環境の問題を力学的視点から考えるうえで欠かすことのできない基本的事項と知識、考察力を身に
付け、環境に関わる応用発展的事項の問題解決に活かためのSD力が身に付くようにする。
【評価方法と基準】
前期中間試験20%+前期期末試験20%+後期中間試験20%+後期期末試験20%+課題レポート20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
水理学で学ぶ内容は、河川・海岸・上下水道などの問題はもちろん、水域の環境問題などを考えるうえで、欠かすことのできな
い基礎的で重要な事項を多く含んでいるので徹底的にマスターしてほしい。 質問がある場合には、放課後やオフィスアワーを利
用して積極的に質問にくること。
95
【科目名】
土質力学Ⅰ (Soil MechanicsⅠ)
森脇 武夫
【学年 学科名】
3学年、 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 環境都市工学で取り扱う社会基盤施設はすべて地盤上や地盤中あるいは土を使って建設されるため,社会基盤施設を安全
かつ経済的に建設し,維持管理するためには地盤を構成する土の様々な性質や取扱いを理解しなければならない。この授業
では,土の基本的な物理特性や力学特性を理解し、土を建設材料として利用する方法について学習する。
本授業は進学と就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
1.土および地盤が生成される過程を理解し,説明できる。
2.土の基本的な性質を理解し,物理的な特性を表す指標を求めることができる。
前半 3.土を工学的に分類し,その特徴を説明できる。
4.土の締固め方法と締固めた土の工学的特徴,および土を盛土材料として利用する方法を理解し,説明できる。
達
成
目
1.地盤内の応力状態を理解し、応力分布を計算することができる。
標
2.有効応力と間隙水圧の関係を理解し、説明できる。
後半 3.土中水の分類を説明できる。
4.土中の透水現象を理解し,浸透解析を行うことができる。
【教科書】 赤木知之ほか共著「土質工学」(コロナ社)。
【参考書等】 必要に応じて補足説明用のプリントを配布。
【授業方法】 講義を基本とし,数回課題提出を実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 土および地盤の生成
1.土および地盤の生成
・岩石の風化と土の生成
第2週 〃
・地質時代と土層の生成
第3週 土の基本的性質
・日本の特殊土
第4週 〃
2.土の基本的性質
第5週 〃
前 第6週 〃
・土の構成
・基本的物理量
第7週 中間試験
・粒径と粒度分布
第8週 答案返却・解答説明
・土のコンシステンシー
第9週 土の工学的分類
・土粒子の形状と土の構造
第10週 〃
3.土の工学的分類
期 第11週 〃
・日本統一分類法
第12週 土の締固め
4.土の締固め
第13週 〃
・締固め試験と締固め特性
第14週 〃
・締固めた土の工学的性質
期末試験
・締固め管理
第15週 答案返却・解答説明
5.地盤の応力と変形
第16週 地盤の応力と変形
・地盤内応力の定義
第17週 〃
・間隙水圧と有効応力
第18週 〃
・自重による地盤内応力
第19週 〃
・上載荷重による地盤内応力
第20週 〃
後 第21週 〃
・構造物基礎の接地圧
・主応力とモールの応力円
第22週 〃
6.土中の水の流れ
第23週 中間試験
・土中水の分類
第24週 答案返却・解答説明
・不飽和地盤中の水の挙動
第25週
土中の水の流れ
・地下水の流れ(ダルシーの法則)
期 第26週 〃
・透水係数と透水試験
第27週 〃
・流線網による浸透解析
第28週 〃
・浸透流による地盤の破壊
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
土質力学ⅡA・ⅡB,環境地盤工学,基礎工学などの地盤工学に関連する分野の基礎となるものである。
【先行して理解する必要のある科目】
数学、物理、
【同時に学ぶ科目】
数学A、数学B,応用物理、実験実習(土質)
ESD2,ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 土および地盤に関連する基礎的な知識と考察力を教科書の学習や演習によって身に付け,持続発展可能社会の実現のた
めの問題解決に活かすことができる。
【評価方法と基準】
評価方法:前期中間試験20%+前期期末試験20%+前期課題10%+後期中間試験20%+後期期末試験20%+後期課題10%=100%(100点)
評価基準:レポート課題をすべて提出の上、60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
土質力学は社会基盤施設を建設するうえで不可欠な学問であり,また学習内容も基礎的なものから応用的なものへ積み上
げていくため,建設技術者になるためには土質力学の基礎から十分理解しておく必要がある。
96
【科目名】
水環境工学(Water Environmental Engineering)
【担当教員】
谷川 大輔
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HC
【授業の目的及び概要】 水環境工学では、主に水圏環境の保全に関する内容の修得を目的とする。講義は水環境工学、下水道工学、上水道工学、環境
化学に関する内容で行う。本授業は進学と就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
1.水の物性、水の循環を理解している。
2.水質指標、水質汚濁の現状を理解している。
達 前半 3.下水および廃水の処理方法の概要を理解している。
4.微生物を用いた廃水処理法の概要および利点・欠点を理解している。
成
5.下水道計画および下水処理施設の設計を理解し、これに関する計算が出来る。
1.上水道の役割、種類を理解している。
目
2.上水道計画を理解し、これに関する計算が出来る。
標 後半 3.上水道施設を理解している。
4.上水の単位操作を理解している。
5.高度処理を理解している。
【教科書】 松尾友矩編 「大学 水環境工学 改訂2版」オーム社(前期)、川北和徳監修 「上水道工学 第4版」森北出版(後期)
【参考書等】 配布プリント
【授業方法】 講義は主にパワーポイントを使用して行う。また、理解度を深めるため、課題提出を実施する。
【項 目】
【内 容】
1. 環境衛生工学と人間の関わり
第1週 序論、水の特性
第2週 濃度、単位変換
2. 水の特性、濃度、単位変換
第3週 水質指標
3. 水質汚濁指標(pH、DO、BOD、COD、TOC、窒素、リン)
第4週 酸化と還元
4. 酸化と還元
第5週 水質汚濁概論
5. 水質汚濁概論(歴史、富栄養化)
前
第6週
富栄養化
6. 下水道概論
7. 下水の水質、廃水処理法の概要
第7週 中間試験
8. 標準活性汚泥法(処理フロー、装置運転の計算、バルキング)
第8週 答案返却・解答説明
第9週 廃水処理の概要(物理化学処理と生物処理) 9. 嫌気性処理法
10. 廃水種や地域に適した廃水処理プロセスの選定
第10週 好気性生物処理法の概要
期 第11週 活性汚泥法(装置運転の計算)
第12週 活性汚泥法(バルキング)
第13週 嫌気性処理法の概要と適用例
第14週 廃水種や地域に適した廃水処理プロセスの選定
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 上水道序論、基本計画
1. 上水道と人間の関わり
第17週 上水道施設(取水から給水まで)
2. 上水道の基本要件、上水の水質
第18週 上水プロセス(凝集、沈殿)
3. 上水道のフロー
第19週 上水プロセス(ろ過)
4. 緩速ろ過と急速ろ過
第20週 上水プロセス(消毒)
5. 凝集剤にフロック形成と沈殿
後
第21週 高度浄水処理(生物膜と生物処理)
6. 塩素消毒、塩素によるアンモニアの分解
第22週 中間試験
7. 高度浄水処理による異臭味水および原虫の処理
第23週 答案返却・解答説明
8. 生物膜(バイオフィルムと生物処理)
第24週
生物処理
9. 貯水池の季節による水質変動と温度躍層
10. 貯水池のかび臭問題
第25週 活性炭処理
11. 原虫等の水系感染症の問題
期 第26週 膜処理
第27週 貯水池の温度躍層
第28週 水道における最近の課題
第29週 発展途上国における上水道事情
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
水圏環境保全のための水処理の基本的な内容を学ぶ。前期は特に下水について、後期は特に上水についての知識を深める。
また、地球環境保全の関わる物質循環の中の水処理を理解し、構成物質を化学的に取り扱うための基礎を学ぶ科目である。
化学、生命の科学、環境工学
【先行して理解する必要のある科目】
実験実習
【同時に学ぶ科目】
ESD1,ESD3,ESD4
【ESDとの関連 (教育目標)】 水質保全に関連する下水処理・上水処理の専門的知識や技術を習得することにより、SD力を身につけるようにする。
【評価方法と基準】
前期中間試験20% + 前期期末試験20% + 後期中間試験20% + 学年末試験20% + 課題・授業態度20% = 100% (100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
社会インフラを構成する上下水道を理解するための重要な科目です。講義はパワーポイントを使いながら進めて行きますが、疑
問点は適宜質問し、自分での理解度を深める様に努力して下さい。また、講義資料はE-ラーニングに適宜アップするので、必要
に応じて印刷して活用すること。
97
【科目名】
創造演習(Creative Seminar)
【担当教員】
森脇武夫,黒川岳司,山岡俊一
【学年 学科名】
3学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 後期 演習
【本科の教育目標】
HD
【授業の目的及び概要】 環境都市工学に携わる技術者として,計画,設計,施工,維持・管理といった一連の技術を習得し,これを体系化し発展させ
るための創造力が求められている。そこで本演習では,各自がテーマを選定し,問題解決のための自発的な調査,研究及び
創作活動を行う。また,得られた成果を報告書にまとめて発表し,プレゼンテーションのための基礎的な能力を身につける。
なお,本授業は進学と就職に関連する。また,問題発見能力,問題解決能力,プレゼンテーション力等の人間力の向上も目
指す。
1.問題点を探し出すことができる。
2.適切な研究テーマを提案できる。
3.文献資料,インターネットを利用してデータや情報を収集することができる。
達 前半 4.実験,調査等の計画を立て,実行することができる。
5.研究途中の問題に対処することができる。
成
6.研究の進捗状況を報告書にまとめることができる。
1.中間報告を踏まえ,研究計画の再検討ができる。
目
2.実験,調査等で得られたデータや情報を集計・整理できる。
標 後半 3.集計・整理したデータや情報を分析,考察できる。
4.研究成果を基に,問題解決策を提案できる。
5.研究成果を報告書にまとめることができる。
6.研究成果を相手に適切に伝えることができる。
【教科書】 使用しない。適宜,自作プリントを配布する。
【参考書等】 各種学術研究論文及び書籍等
【授業方法】 学生自ら課題を設けそれぞれ演習を行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス
1.本演習の意義と目標,演習の進め方
第2週 課題設定
2.各自指導教員のもと,研究テーマを設定
第3週 〃
3.文献資料やインターネットによる調査,各種実験,観察,アン
ケート調査,模型作成等各自の演習テーマに適した調査・研究手
第4週 各自演習
法を選択し,それを計画的に実施
後 第5週 〃
第6週
〃
4.調査・研究の進捗状況と途中段階で得られている成果につい
て,簡潔かつ分かりやすくA4サイズの用紙1枚にまとめる
第7週 〃
第8週 中間報告
5.研究成果をまとめ,今後の課題を考察する
第9週 各自演習
6.相手に研究内容・成果が伝わりやすいプレゼンテーションのため
第10週 〃
の創意工夫をし,パワーポイントを使用して研究発表をする
期 第11週 〃
第12週 〃
第13週 〃
第14週 研究成果発表
第15週 〃
【カリキュラムの中での位置づけ】
5年生で行う卒業研究を円滑に進めるため,1年間研究を行っていく上で必要な基礎的能力,および創造力を身に付けさせる
ことを目的とした授業である。
【先行して理解する必要のある科目】
一般科目,専門科目全て
【同時に学ぶ科目】
(ESD1, ESD2,ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 持続発展可能社会の実現に貢献できる技術者にとって必要となる問題発見能力、調査研究を計画し実行する能力、問題解
決能力、物事を伝える能力等の習得を目指す。
【評価方法と基準】
評価方法:プレゼンテーション技術(30%)+最終報告書(30%)+中間報告書(30%)+授業態度(10%)=100%(100点)
評価基準:中間報告書、最終報告書を提出して研究成果発表を行った上、60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
創造演習は技術者に必要とされる様々な能力を身につける絶好の機会です。5年生での卒業研究を円滑に進めるためだけ
でなく,専攻科進学や大学編入を目指している学生は勿論のこと,社会では創造演習で身につける様々な能力が必要とされ
ていることを念頭に置き,真剣に取り組むこと。
98
【科目名】
実験実習(Experimentation and Practice)
【担当教員】
森脇 武夫、加納 誠二、黒川 岳司
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修2単位 通年 実験・実習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 H (d-4)
【授業の目的及び概要】 前期は、土質力学Ⅰで学んだ地盤構造、土粒子構造の物理的・力学的特性など地盤・土質力学の基本を実験、一部座学から
修得する。後期は、水理学で学んだ内容の妥当性を実験により確認することで、水理学の基礎知識と基本原理を体得する。本
実験実習は就職と進学の両方に関連する。また、班編成による実験の実施や、データ整理・分析、レポート作成を通じて、コ
ミュニケーション力、工夫する力、問題解決力、プレゼンテーション力など人間力を身に付けることができる。
1.基礎の支持力と斜面安定を理解するとともに、支持力計算と安定解析ができる。
達
前半
2.突固めによる締固め試験、CBR試験、透水試験を理解し、器具を使って実験できる。
成
目
1.水理学で学んだ基礎知識と基本原理を、水理実験を通じてさらに理解を深めて体得する。
後半
標
【教科書】 前期:地盤工学会「土質試験 基本と手引き 第二回改訂版」(地盤工学会)、後期:土木学会編「水理実験指導書」
【参考書等】 プリントを配布する。
土質実験 : 6班に分け、2班が同一実験をし、3種類の実験を2週間毎に交代して行う。期間の前半は教室にお
いて座学で土質力学、実験について学ぶ。
【授業方法】
水理実験 : 6班に編成する。実験を行う班とデータの整理・分析を行う班に分かれ、実験①~⑦をローテーション
で行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 座学:基礎の支持力
1. 土質実験
第2週
基礎の支持力および関係の実験法
〃
第3週
斜面の安定および関係の実験法
〃
実験①突き固め試験
第4週 座学:斜面の安定
実験②CBR試験
〃
前 第5週
実験③土の透水試験
〃
第6週
第7週 座学試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 実験のガイダンス
第10週 土質実験①
期 第11週
〃
第12週 土質実験②
第13週
〃
第14週 土質実験③
第15週
〃
第16週 実験のガイダンス
2. 水理実験
第17週 水理実験①
実験①マノメーターによる圧力差の測定
第18週 データ整理・分析、レポート仕上げ
実験②直角三角ぜきの検定
第19週 水理実験②
実験③ベンチュリメーターによる流量の測定
実験④層流と乱流
後 第20週 データ整理・分析、レポート仕上げ
実験⑤管水路の摩擦損失
第21週 水理実験③
実験⑥常流・射流と跳水
第22週 データ整理・分析、レポート仕上げ
第23週 水理実験④
実験⑦開水路流速分布の測定
第24週 データ整理・分析、レポート仕上げ
第25週 水理実験⑤
期 第26週 データ整理・分析、レポート仕上げ
第27週 水理実験⑥
第28週 データ整理・分析、レポート仕上げ
第29週 水理実験⑦
第30週 データ整理・分析、レポート仕上げ
【カリキュラムの中での位置づけ】
土質実験:土質力学で学んだ理論、知識を実験室で自分の手で土に触れ、土粒子・土の肌ざわりから確かめる。
水理実験:水理学で学んだ水理学の基礎知識と基本原理を、水理実験を通じてさらに理解を深める。
【先行して理解する必要のある科目】
土質実験:土質力学、水理実験:水理学・水理学A
【同時に学ぶ科目】
水理実験:水理学B
ESD2, ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 土および水に関わる環境関連の基本的事項の知識や計測技術を体得し、考察力を身に付けることで、環境に関わる応用発展
的事項の問題解決に活かすことができる。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
(前期:土質実験)座学の学力試験50% + 実験時のレポート50% = 100%(100点)
(後期:水理実験)レポートの期限25%+書式25%+考察25%+設問25%=100%(100点)
総合評価:前期50%+後期50%=100%(100点)
評価基準:全てのレポートを提出の上,前期・後期とも60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
班によって実験の順序は異なる。実験に適した服装と履物を着用し、事故がないよう特に注意すること。レポート作成時に疑問
点があれば積極的に図書館を利用するなど、自ら調べる姿勢を培うこと。
土質実験 : 土は見たり、教室で学ぶだけでは理解できない。実験で具体的に特性を学ぶのがよい。
水理実験 : 流体の現象は目で見ても大変面白い。実験は比較的簡単であるので、その分よく現象を観察してほしい。
99
【科目名】
設計製図(Design and Drafting)
【担当教員】
三村陽一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修2単位 通年 演習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 H (d-5)
【授業の目的及び概要】 コンクリート構造物として擁壁およびT形単純橋を取り上げ,その設計方法,図面の読み方および図面・設計計算書の作成が
できることを目的とする.鉄筋コンクリート構造は社会基盤整備に不可欠であり,専門技術者としての学力向上のため本演習は
必要である.
1. 限界状態設計法により擁壁の設計ができること
2. 擁壁の図面を読め,一定の精度で図面を作製できること
達 前半 3. 期限内に設計書と図面を提出できること
成
目
標
後半
1. 許容応力度設計法によりT形単純橋の設計ができること
2. T形単純橋の図面を読め,一定の精度で図面を作製できること
3. 期限内に設計書と図面を提出できること
【教科書】 プリント配布
【参考書等】 各種基準の必要事項を配布
前後期いずれも設計方法の概略を説明した後,与えられた設計条件(全員異なる)で設計計算を行う.設計計算
【授業方法】
をもとに図面を作成し,期限までに図面と設計計算書を提出する.不明な点は質問を繰り返しながら進める.
【項 目】
【内 容】
第1週 擁壁に関する基礎知識
1. 限界状態設計法による擁壁の設計
第2週 擁壁の設計方法の説明
断面の仮定と転倒・水平支持・鉛直支持に対する安全の検討
第3週 〃
たて壁・つま先版・かかと版の曲げモーメント,せん断力の算定
第4週 擁壁の安定計算
鉄筋量の算定
用心鉄筋,配力鉄筋,組立用鉄筋の配置
前 第5週 〃
2. 計算書をもとに図面作製
第6週 〃
第7週 たて壁の設計
第8週 つま先版の設計
第9週 かかと版の設計
第10週 計算書下書チェック
期 第11週 製図
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
第15週 図面と計算書の提出
第16週 T形橋設計方法の説明
3. 許容応力度設計法による単純T形橋の設計
第17週 〃
主桁のスパン割と床版厚の決定
第18週 主桁の配置
床版の曲げモーメント,せん断力の算定
第19週 床版の設計
床版の鉄筋量の算定
主桁の断面の仮定
後 第20週 〃
主桁の曲げモーメント,せん断力の算定
第21週 〃
主桁の主鉄筋とせん断補強筋の算定
第22週 主桁の設計
第23週 〃
横桁の設計
第24週 〃
用心鉄筋,配力鉄筋の配置
第25週 製図
4. 計算書をもとに図面作製
期 第26週 〃
第27週 〃
第28週 〃
第29週 〃
第30週 図面と計算書の提出
【カリキュラムの中での位置づけ】
これまでに学んだ「コンクリート構造I」,「構造力学」,「土質力学」,「鋼構造」の集大成である
【先行して理解する必要のある科目】
「コンクリート構造I」,「構造力学」,「土質力学」
【同時に学ぶ科目】
「コンクリート構造I」,「鋼構造」
(ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 耐荷性能だけでなく耐久性や使用性などの要求性能も満たす鉄筋コンクリート構造の設計法を身につける.ビルド&スクラッ
プではなく,丈夫で長持ちし快適に利用できる構造物の設計を通じてSD力が身につくようにする.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
擁壁計算書20%+擁壁図面20%+T形橋計算書20%+T形橋図面20%+小テスト20%=100%(100点)
60%以上を合格とする.ただし,未提出の計算書・図面がある場合は単位認定しない.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
図面を完成したときの充実感と満足感を味わってほしい.図面は学科内の製図室で作製すること.関連の書物(テキスト・ノー
ト)および電卓を持参すること.設計計算や図面作製では不明な点が多いだろう.オフィスアワー等を利用して不明な点を積極
的に質問すること.また,お互いに教えあうなどして,コミュニケーション力や協調性も本科目を通じて培ってほしい.
100
【科目名】
応用数学Ⅰ(Applied MathematicsⅠ)
森 貞雄
【担当教員】
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必須2単位,通年,講義
【本科の教育目標】
HB
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 A, c
【授業の目的及び概要】 コンピュータの発達により,データ処理,及び,その基礎となる確率統計はますます身近な学問になってきている.将来専門の
分野で役立てることができるように基礎的な事項を学ぶと共に,自分が理解していることを他の人に説明できる能力を身につ
ける. また,将来,学習を続けるに必要な事柄(解からないことに出会ったらまず自力で考え道を切り開く努力をする,わから
ない状態に慣れる,そのうえで相談できる人を見つけ相談する,相談する人がいないときはもう一度自分で考える等)を身につ
けることを目的とする.
1. 確率に関する基礎知識を習得し、確率計算ができる.
2. 統計の基礎知識を習得し、実験データの整理に応用できる.
達
前半 (データの平均、分散を求めることができる.データから回帰直線を求めることができる.)
3. 有効桁数などを意識した数値計算ができる.
成
4. 自分の理解している内容をきっちり報告できる.
目
標
後半
1. 確率分布を理解し,それを用いて確率を計算できる。(ポアソン分布,二項分布,正規分布,一様分布など)
2. 標本から母集団の性質(平均,分散)を推定できる.
3. 論理(命題の否定)が理解できる.
4. 自分の理解している内容をきっちり報告できる.
【教科書】 田河生長 新訂 確率統計(大日本図書),田代嘉宏編 新編 高専の数学(問題集)
【参考書等】
【授業方法】 講義を基本とし、演習問題の提出を課す.
【項 目】
【内 容】
確率と確率分布
1. 確率の基礎
第1週
〃
確率の定義
第2週
条件つき確率
〃
第3週
〃
事象の独立と反復試行
第4週
〃
第5週
前
〃
第6週
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
データ解析
2.データ整理
第9週
〃
度数分布
第10週
代表値と散布度
〃
第11週
期
第12週
〃
相関グラフと回帰直線
第13週
〃
第14週
〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
正規分布
3.確率分布
第16週
〃
二項分布
第17週
〃
ポアソン分布
第18週
〃
期待値と分散、標準偏差
第19週
〃
離散分布と連続分布,確率変数の独立
第20週
後
〃
正規分布
第21週
〃
第22週
第23週 中間試験
答案返却・解答説明
4.標本と推定,検定
第24週
母集団と標本
推定と検定
第25週
標本平均、標本分散
〃
期 第26週
母数の点推定
〃
第27週
母数の区間推定
〃
第28週
〃
第29週
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
数学の科目は多いが、他の科目とは異なり、独自の学習内容が多い.学習内容はこれ以降の実験・研究におけるデータ解析
につながる.
【先行して理解する必要のある科目】
3年までの数学, 物理
【同時に学ぶ科目】
(ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境問題に対して理性的に対応するための知識を身につける.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
評価方法:前期中間、期末、後期中間、後期末の4回の定期試験(85%)とレポート・小テスト(15%)により総合評価する.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
内容を頭で理解するだけでなく、計算を間違わない注意深さを養ってほしい.授業で課す演習・レポートは単位取得の必須要
件(=未提出の場合は単位を認めません)である.やむを得ず欠席した授業で課せられた演習レポート等は各自が確認し対応
すること.聞いていませんは通用しません.
101
【科目名】
構造力学 IA (Structural Mechanics IA)
【担当教員】
河村進一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 前期 講義(学修)
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F d-3
【授業の目的及び概要】 構造物の部材として多く使われている「はり」の変形計算に関する理論的を学び,はりの変形理論を使った構造物の変形計
算,不静定構造の反力計算ができるようにする。また,はりと並んで多くの構造に使われるトラスの部材力解析法を学ぶ。本
授業は進学および就職の両方に関連する。
達
前半
成
目
標
後半
1.はりの弾性変形に関する微分方程式をたてることができる。
2.はりの支持条件等による微分方程式の境界条件を式で表すことができる。
3.弾性方程式を解いて,はりのたわみ・たわみ角を計算できる。
4.弾性荷重法の計算過程を理解し,はりのたわみ,たわみ角を計算できる。
5.短柱の中心軸圧縮応力度,偏心軸圧縮応力度を計算できる。
6.オイラーの座屈荷重の考え方を理解し,支持条件を考慮して長柱の座屈応力を計算できる。
1.静定トラスの構成を理解し,不静定次数を判別できる。
2.静定トラスの部材力を計算できる。
3.余力法によって簡単な不静定構造物の計算ができる。
4.外力による仕事,内力によるひずみエネルギーの関係を理解している。
【教科書】 嵯峨,武田,原,勇:「構造力学 I」,「構造力学 II」(コロナ社)
【参考書等】
【授業方法】
各回の授業時間の前半では考え方・解き方等のポイントについて解説を行い,授業の後半は演習問題を解か
せ,実際の問題に対応できる計算能力を養うようにします。
【項 目】
【内 容】
はりの弾性変形 「構造力学Ⅰ」 9.はりの弾性変形(pp.173-193)
〃 弾性変形の基本式,微分方程式の積分によるたわみの算定
弾性荷重法によるたわみの計算
弾性荷重法によるたわみの算定
〃
柱
「構造力学Ⅰ」 10.柱(pp.174-210)
前
〃
柱の分類,短柱,長柱と座屈
中間試験
静定トラス
「構造力学Ⅰ」 3.静定トラス(pp.57-72)
トラスの種類,安定・不安定,静定・不静定,
〃
節点法・断面法による部材力の計算,
〃
〃
期
「構造力学Ⅱ」 1.不静定構造(pp.1-12)
不静定構造
〃
不静定次数の判定,余力法による簡単な構造物の解法
〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
予習: 授業で進む範囲の教科書を読んで,予備知識をつけて授業に臨んでください。必要に応じて関連する項目の復習も
してください。
復習: 授業中に配布した演習問題プリントや教科書の章末演習問題を解いて理解度をチェックしてください。
【カリキュラムの中での位置づけ】
3学年の構造力学Ⅰにひきつづいてはりとトラスの構造計算の理論と方法を学ぶ科目である。鋼構造,コンクリート構造,耐
震工学などの基礎となると同時に,構造物の設計理論の根幹となる重要な科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
3年までの構造力学Ⅰ,建設材料Ⅰ,コンクリート構造Ⅰ,数学(微分方程式)
【同時に学ぶ科目】
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 専門分野に対応した環境関連の知識と考察力を身につける。土木構造物の設計で必須となる応力解析・変形解析の理論と
計算力を身に付ける。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
2回の定期試験(各40%,計80%)および提出物(20%)により評価する。
評価点=(中間試験)*0.4+(期末試験)*0.4+(提出物)*0.2
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
この科目は学修単位で,大学の授業と同じように週2時間の授業に4時間の自学自習を加えた週6時間を標準の学習時間
としています。予習で教科書に目を通していることを前提に授業を進めます。大学の講義と同じ速度で授業を進めますので,
必ず予習・復習をするようにしてください。
102
【科目名】
構造力学IB (Structural Mechanics IB)
【担当教員】
河村進一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 後期 講義(学修)
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (F) (d-3)
【授業の目的及び概要】 コンピューターによる構造解析の基礎理論にも使われているエネルギー法の考え方を導入し,はりの変位,不静定反力など
の計算ができるようにする。本授業の内容は現在の構造解析に多用されるのFEM解析の基礎理論であり,進学および就職
の両方に関連する。
1.構造力学における仕事やひずみエネルギーの概念を理解している。
2.弾性体のひずみエネルギーを計算できる。
3.仮想仕事の原理を用いた静定構造物の解法を理解している。
達 前半
4.仮想仕事の原理を用いて静定はりの変形計算ができる。
成
目
標
後半
1.仮想仕事の原理・カスティリアノの定理と最小仕事の原理の関係を理解している。
2.カスティリアノの定理を用いて静定はりの変形計算ができる。
3.最小仕事の原理を用いて,不静定構造物の計算ができる。
4.簡単な不静定構造の支点反力,断面力を計算できる。
【教科書】 嵯峨,武田,原,勇:「構造力学 II」(コロナ社)
【参考書等】
【授業方法】
【項 目】
【内 容】
2.エネルギー法
第1週 ひずみエネルギー
第2週 〃
2.2 ひずみエネルギー(pp.62-74)
第3週 〃
2.3 仮想仕事の原理(pp.76-82)
第4週 仮想仕事の原理
第5週 〃
後 第6週 〃
2.6 エネルギー法による弾性変形の解法例(pp.86-98)
第7週 中間試験
2.エネルギー法
第8週 カスティリアーノの定理
第9週 〃
2.4 カスティリアーノの定理(pp.83-85)
第10週
〃
期 第11週 〃
第12週 最小仕事の原理
2.5 最小仕事の原理(pp.85-86)
第13週 〃
第14週 〃
2.6 エネルギー法による弾性変形の解法例(pp.101-108)
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
予習: 授業で進む範囲の教科書を読んで,予備知識をつけて授業に臨んでください。必要に応じて関連する項目の復習も
してください。
復習: 授業中に配布した演習問題プリントや教科書の章末演習問題を解いて理解度をチェックしてください。
2週に1回程度 演習問題または小テストを行います。
【カリキュラムの中での位置づけ】
3学年の構造力学Ⅰにひきつづいてはりとトラスの構造計算の理論と方法を学ぶ科目である。鋼構造,コンクリート構造,耐
震工学などの基礎となると同時に,構造物の設計理論の根幹となる重要な科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
3年までの構造力学Ⅰ,建設材料Ⅰ,コンクリート構造Ⅰ,数学(微分方程式)
【同時に学ぶ科目】
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 専門分野に対応した環境関連の知識と考察力を身につける。土木構造物の設計で必須となる応力解析・変形解析の理論と
計算力を身に付ける。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
2回の定期試験(各40%,計80%)および提出物(20%)により評価する。
評価点=(中間試験)*0.4+(期末試験)*0.4+(提出物)*0.2
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
この科目は学修単位で,大学の授業と同じように週2時間の授業に4時間の自学自習を加えた週6時間を標準の学習時間
としています。予習で教科書に目を通していることを前提に授業を進めます。大学の講義と同じ速度で授業を進めますので,
必ず予習・復習をするようにしてください。
103
【科目名】
水理学A(Hydraulics A)
【担当教員】
黒川 岳司
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 前期 講義(学修)
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3)
【授業の目的及び概要】 水理学Aでは、はじめに3年次から学んでいる水理学の基礎の続きとして「運動量の定理」および「流れと抵抗」について学習
する。さらに、ここまでで学んできた内容を基礎として、“水理学の実用化”として重要な「管水路」について、演習を交えながら
学習する。本授業は就職および進学の両方に関連する。
1.運動量の定理を理解し、これに関する計算ができる。
2.物体が流れから受ける形状抵抗、表面抵抗、揚力について理解し、これらの計算ができる。
3.摩擦損失の考え方を理解し、ダルシー・ワイズバッハの式を用いた計算ができる。
達 前半 4.管水路の層流の流速分布および乱流の流速分布について理解し、説明できる。
成
目
標
後半
1.管水路流れの層流、乱流(粗面、滑面)の摩擦損失係数について整理でき、ムーディ図表を使うことができ
2.円管路の形状損失について理解し、これに関する計算ができる。
3.管水路の平均流速公式について理解し、計算に用いることができる。
4.単線管水路・サイホンに関する計算ができる。
【教科書】 日下部重幸・檀和秀・湯城豊勝共著「水理学」(コロナ社)
【参考書等】 演習問題のプリントを配布する。
【授業方法】 講義を基本とし、課題提出を実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 運動量の定理
1. 運動量の定理
第2週
〃
運動量の定理
第3週 流れと抵抗
運動量の定理の応用
第4週
〃
2. 流れと抵抗
第5週
〃
形状抵抗と表面抵抗
前
第6週
〃
揚力
第7週 中間試験
管内流の摩擦抵抗
第8週 答案返却・解答説明、流れと抵抗
3. 管水路の流れ
管水路流れの基礎方程式
第9週 流れと抵抗
第10週
摩擦損失係数の整理
管水路の流れ
第11週
円管路の形状損失
〃
期
第12週
〃
管水路の平均流速公式
第13週
〃
単線管水路
第14週
〃
サイホン
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
授業内容に関するチェック問題を毎回課すので、演習ノートを用意し、すべて解いていくこと。定期的な提出・チェックによって
学習状況を確認する。なお、チェック問題の他に演習レポートを課す場合もある。
【カリキュラムの中での位置づけ】
水理学Aの内容は、3年次での学んだことと併せて水理学の基礎を形成するとともに、実用面への応用につながる内容であ
る。特に管水路流れの理論は地球環境化学(上水道工学)などとも関係が深く、数理的基礎となる。
【先行して理解する必要のある科目】
水理学
【同時に学ぶ科目】
(ESD2, ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 河川・海岸・上下水道など水環境の問題を力学的視点から考えるうえで欠かすことのできない基本的事項と知識、考察力を
身に付け、環境に関わる応用発展的事項の問題解決に活かためのSD力が身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験40%+期末試験40%+課題レポート20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
水理学を学ぶ上で最も大切なことは、水理現象を物理的に解釈することにある。流れの現象のおもしろさ・醍醐味を感じ取
り、水理学を「楽しむ」ようにしてほしい。 質問がある場合には、放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること。
104
【科目名】
水理学B(Hydraulics B)
【担当教員】
黒川 岳司
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 後期 講義(学修)
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3)
【授業の目的及び概要】 4年次の後期では、前期の水理学Aに引き続き、“水理学の実用化”として重要な「管水路の水理」を学んだ後、「開水路の水
理」について演習を交えながら学習することで、管水路・開水路流れについて工学上必要な基礎知識を習得する。また、各種
の水理現象の物理的意味を明確にできるようになるように完全流体と粘性流体の運動の基礎方程式について学ぶ。本授業
は就職および進学の両方に関連する。
達
前半
1.水車・ポンプに関する計算ができる。
2.分流・合流管路の計算および管網計算ができる。
3.ベス・ベランジェの定理を理解し、これに関する計算ができる。
成
目
標
後半
1.エネルギー損失を考慮した水面形の方程式を理解し、様々な水面形を描くことができる。
2.マニングの平均流速公式を理解し、計算に用いることができる。
3.連続の式と非粘性流体の運動方程式(オイラーの運動方程式)を導くことができる。
【教科書】 日下部重幸・檀和秀・湯城豊勝共著「水理学」(コロナ社)
【参考書等】 演習問題のプリントを配布する。
【授業方法】 講義を基本とし、課題提出を実施する。
【項 目】
【内 容】
第1週 管水路の流れ
1. 管水路の流れ
〃
第2週
水車とポンプ
〃
分流・合流管路
第3週
第4週 開水路の流れ
管網
〃
第5週
2. 開水路の流れ
後
〃
第6週
比エネルギー、常流・射流
〃
第7週
水面形の方程式
第8週 中間試験
エネルギー損失を考慮した水面形の特徴
答案返却・解答説明、開水路の流れ
第9週
経験的な平均流速公式
通水能力の高い断面形
第10週 開水路の流れ
流体力学の基礎方程式
第11週
3.
流体力学の基礎方程式
期
第12週
〃
連続の式
第13週
〃
非粘性流体の運動方程式
第14週
〃
学年末試験
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
授業内容に関するチェック問題を毎回課すので、演習ノートを用意し、すべて解いていくこと。定期的な提出・チェックによって
学習状況を確認する。なお、チェック問題の他に演習レポートを課す場合もある。
【カリキュラムの中での位置づけ】
水理学Bの内容は、水理学Aと併せて実用面への応用につながる内容であり、特に開水路流れの理論は河川工学などと関
係が深く、流体力学の基礎方程式は環境水理学や応用水理学の数理的基礎となる。
【先行して理解する必要のある科目】
水理学、水理学A
【同時に学ぶ科目】
実験実習(水理実験)
(ESD2, ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 水環境、特に河川や上下水道などの問題を力学的視点から考えるうえで欠かすことのできない基本的事項と知識、考察力
を身に付け、環境に関わる応用発展的事項の問題解決に活かためのSD力が身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験40%+期末試験40%+課題レポート20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
水理学を学ぶ上で最も大切なことは、水理現象を物理的に解釈することにある。流れの現象のおもしろさ・醍醐味を感じ取
り、水理学を「楽しむ」ようにしてほしい。 質問がある場合には、放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること。
105
【科目名】
コンクリート構造Ⅰ(Reinforced Concrete)
【担当教員】
三村 陽一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3)
【授業の目的及び概要】 耐用期間における耐久性(ひび割れ)や使用上の快適性(たわみ)を照査することを目的として,使用限界状態における鉄筋
コンクリート構造の設計方法について学習する.また,従来設計法である許容応力度設計法による断面算定についても講義
する.鉄筋コンクリート構造は社会基盤整備に不可欠であり,専門技術者としての学力向上のため本授業は必要である.
1. 曲げモーメントを受けるRCはりの曲げ応力の算定ができる
2. 偏心圧縮力を受けるRC部材の応力算定ができる
達 前半 3. ひび割れ幅の算定と制御ができる
成
目
標
後半
1. RCはりのたわみ算定ができる
2. 許容応力度設計法により,曲げモーメントを受けるRCはりの断面算定ができる
3. 許容応力度設計法により,せん断力を受けるRCはりのせん断補強筋量算定ができる
【教科書】 角田 忍・竹村和夫「コンクリート構造」(コロナ社)
【参考書等】
【授業方法】 講義を基本とし,適宜課題を課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 使用限界状態におけるRCはりの応力算定 1.使用限界状態におけるRCはりの応力算定
第2週 〃
・中立軸の算定
第3週 〃
・曲げ応力の算定
第4週 〃
・断面の核の位置の算定
第5週 使用限界状態の検討
・偏心圧縮力を受ける部材の応力算定
前
第6週 〃
2.使用限界状態の検討
第7週 中間試験
・有効断面二次モーメントの算定
第8週 答案返却・解答説明,使用限界状態の検討 ・ひび割れ幅の算定と制御
第9週
使用限界状態の検討
・たわみの算定
第10週 許容応力度設計法によるRCはりの断面算定3.許容応力設計法によるRCはりの断面算定
・釣合い鉄筋比の算定
期 第11週 〃
第12週 〃
・曲げモーメントに対する断面算定
第13週 〃
・抵抗モーメントの算定
第14週 〃
・せん断に対する断面算定
期末試験
・せん断補強筋の配置
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
3年次の「コンクリート構造I」の続きである.5年次の「コンクリート構造II」(プレストレストコンクリート)に続く.とくに力学的取
扱いについては「構造力学I」と関連が深い.4年次の「設計製図」の設計計算には,本科目の知識がなくてはならない.
【先行して理解する必要のある科目】
構造力学I,3年次のコンクリート構造I
【同時に学ぶ科目】
設計製図(コンクリート構造物)
(ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 耐荷性能だけでなく耐久性や使用性などの要求性能も満たす鉄筋コンクリート構造の設計法を身につける.ビルド&スクラッ
プではなく,丈夫で長持ちし快適に利用できる構造物の設計を通じてSD力が身につくようにする.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期中間試験40%+前期期末試験40%+課題20%=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
計算式が複雑で苦手意識を持つ場合が多いが,もととなる基本原理は非常にシンプルである.各算定方法の習得のみなら
ず,その基本原理についてもしっかりと理解してほしい.授業には必ず電卓を持参すること.質問等については,放課後やオ
フィスアワーなどを積極的に活用すること.
106
【科目名】
鋼構造A (Steel Structure A)
【担当教員】
河村進一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 前期 講義(学修)
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F d-3
【授業の目的及び概要】 土木分野の代表的な鋼構造物である鋼橋を対象として,鋼材の性質を踏まえ,長期にわたって健全な鋼構造物を計画・設
計・施工・維持管理するために必要となる知識と設計に関する基本的な考え方を教授する。本授業は進学および就職の両方
に関連する。本授業では鋼構造物を扱う企業等の進路に関係するトピックスを適宜紹介する。
達
前半
成
目
標
後半
1.鋼構造の特徴について説明できる。
2.鋼材の種類と性質について説明できる。
3.鋼橋の基本的な部材の名称とその機能を説明できる。
4.鋼橋を用途・構造形式などにより分類できる。
5.代表的な構造形式の橋梁について構造的な特徴を理解して,橋梁の支間割りを計画できる。
1.鋼橋の設計荷重について基本的な考え方を説明できる。
2.鋼橋の製作・架設の概略が説明できる。
3.鋼橋を構成する部材の力学的特性を説明できる。
4.許容応力度設計法による設計の考え方を理解し,設計方法の概略を説明することができる。
5.引張・圧縮部材について許容応力度の計算ができる。
【教科書】 原,山口,北原,和多田:「鋼構造学」(コロナ社)
【参考書等】 日本道路協会「道路橋示方書 ・同解説」(丸善)など
【授業方法】 黒板に板書しながら講義し,設計計算などの演習課題をあたえて理解度を確認しながら進める。
【項 目】
【内 容】
第1週 鋼構造概論
1.鋼構造概論
第2週 〃
鋼構造の歴史,鋼構造の実構造物への適用
第3週 〃
鋼構造の特徴,鋼材の種類と性質,部材に求められる性能
第4週 鋼橋の計画および設計
第5週 〃
2.鋼橋の計画および設計
前
第6週 〃
鋼橋の構成,鋼橋の分類,構造形式,調査および計画
第7週 中間試験
設計,設計荷重,疲労設計
第8週 鋼橋の製作と架設
5.鋼橋の製作と架設
第9週 〃
鋼橋の製作,鋼橋の架設
第10週
〃
期 第11週 部材の力学的特性
第12週 〃
3.鋼橋に用いられる部材の力学的特性
第13週 〃
圧縮部材,引張部材,曲げ部材,接合
第14週 〃
期末試験
※上記の数値は教科書の章を表しています
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
予習: 授業で進む範囲の教科書を読んで,予備知識をつけて授業に臨んでください。必要に応じて関連する項目の復習も
してください。
復習: 授業中に配布した演習問題プリントや教科書の章末演習問題を解いて理解度をチェックしてください。
2週に1回程度 演習問題または小テストを行います
【カリキュラムの中での位置づけ】
建設材料,構造力学などの知識を使って,鋼構造の基礎的な事項を学ぶ科目である。後期の鋼構造Bとあわせて代表的な
鋼構造物である鋼橋を設計する能力を身につける。
【先行して理解する必要のある科目】
建設材料Ⅰ,コンクリート構造Ⅰ,構造力学Ⅰ
【同時に学ぶ科目】
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 鋼構造の基礎的事項を踏まえ鋼橋のライフサイクルコスト削減等に関する知識と考察力を身に付ける
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
2回の定期試験(各40%,計80%)および提出物・小テスト(20%)により評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
鋼構造はコンクリート構造とならんで,社会基盤施設に多用される構造である。橋梁の設計では,材料の特性や構造形式
の特徴を生かしたデザインが重要である。しっかりと基礎を学んで構造物のデザインに生かせるようになってほしい。
107
【科目名】
鋼構造B (Steel Structure B)
【担当教員】
河村進一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 後期 講義(学修)
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (F) (d-3)
【授業の目的及び概要】 土木分野の代表的な鋼構造物である鋼橋について,鋼材の性質を踏まえ,長期にわたって健全な鋼構造物を計画・設計・施
工・維持管理するための基礎的な知識を教授する。特に道路橋の鋼プレートガーダー橋の設計計算例による演習問題で計
算をすすめながら,鋼橋設計法の実務について講義する。本授業は進学および就職の両方に関連する。本授業では鋼構造
物を扱う企業等進路に関するトピックスを適宜紹介する。
達
前半
1.道路橋示方書 に沿って適切な荷重を載荷して,RC床版を設計できる。
2.適切な荷重を載荷してプレートガーダー橋の主桁に作用する荷重を算出できる。
3.主桁の断面力を計算することができる。
成
目
標
後半
1.鋼橋の断面形状を決定し,応力を計算して,安全かどうか確認できる。
2.補剛材の応力を計算して,安全かどうか確認できる。
3.高力ボルトによる現場継手の設計ができる
【教科書】 原,山口,北原,和多田:「鋼構造学」(コロナ社)
【参考書等】 日本道路協会「道路橋示方書 ・同解説」(丸善)など
【授業方法】 教科書に沿って講義し,設計計算などの演習課題をあたえて理解度を確認しながら進める。
【項 目】
【内 容】
第1週 プレートガーダー橋の設計
4.プレートガーダー橋の設計実務
第2週 床版の設計
プレートガーダー橋の構造,設計条件,主桁の配置
第3週 〃
床版設計,主桁の設計,添接の設計
第4週 主桁に作用する力
第5週 〃
後
第6週 主桁の断面力
第7週 〃
第8週 中間試験
第9週 主桁の設計
第10週 〃
期 第11週 補剛材の設計
第12週 〃
第13週 添接の設計
第14週 〃
学年末試験
※上記の数値は教科書の章を表しています
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
予習: 授業で進む範囲の教科書を読んで,予備知識をつけて授業に臨んでください。必要に応じて関連する項目の復習も
してください。
復習: 授業中に配布した演習問題プリントや教科書の章末演習問題を解いて理解度をチェックしてください。
2週に1回程度 演習問題または小テストを行います。
【カリキュラムの中での位置づけ】
建設材料,構造力学などの知識を使って,鋼構設計の基礎的事項を学ぶ科目である。前期の鋼構造Aとあわせて代表的な
鋼構造物である鋼橋の設計を通して,環境に配慮した社会基盤整備を行う能力を身に付ける。
【先行して理解する必要のある科目】
鋼構造A,建設材料Ⅰ,コンクリート構造Ⅰ,構造力学Ⅰ
【同時に学ぶ科目】
設計製図
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 鋼構造の基礎的事項を踏まえ鋼橋のライフサイクルコスト削減等に関する知識と考察力を身に付ける
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
2回の定期試験(各40%,計80%)および提出物(20%)により評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
鋼構造はコンクリート構造とならんで,社会基盤施設に多用される構造である。橋梁の設計では,材料の特性や構造形式の
特徴を生かしたデザインが重要であるが,この科目はこれまでに習ってきた力学を使って安全な構造物を設計する手法を学
ぶ。E-ラーニングによる自習教材も活用し,しっかり勉強して,設計の面白さを感じることができるようになってほしい。
108
【科目名】
河川工学(River Engineering)
【担当教員】
黒川 岳司
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 E (d-3)
【授業の目的及び概要】 河川工学は人と河川とのかかわりの中で、河川の利用や洪水災害の防止・軽減など技術的な側面を扱う学問である。河川工学
の社会的・技術的意味、河川の地形学、水文学、流砂と河床変動、河川計画、生態環境に配慮した川づくりについて学ぶ。本授
業は就職および進学の両方に関連し、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
1.人間と川とのかかわりや、河川工学の持つ社会的・技術的な意味を説明できる。
2.河川とその流域の地形的特徴、河川の作用と地形の変化について説明できる。
達 前半 3.地球上の水の存在形態、および降水現象を理解し、特に日本の降水の特徴について説明できる。
4.流域平均雨量の考え方を理解し、計算で求めることができる。
5.流出現象の特徴を理解し、代表的な流出解析法を用いて簡単な流出解析ができる。
成
1.流水による土砂の移動現象とその形態について理解し、様々なスケールの河床変動の特徴を説明できる。
目
2.計画対象水文量の決定方法を理解し、確率水文量を求めることができる。
3.洪水防御計画における河道計画の策定手順と、各種の洪水対策について説明できる。
標 後半 4.近年の渇水状況と、水需要の現状と水資源開発について説明できる。
5.堤防や護岸、水制など各種の河川構造物の役割・機能について説明できる。
6.河川生態環境に配慮した川づくりを進めていくうえでどのような視点が必要であるか説明できる。
【教科書】 川合茂、和田清、神田佳一、鈴木正人「河川工学」(コロナ社)
【参考書等】 演習問題および参考資料のプリントを配布する。
【授業方法】 講義および演習を基本とし、適宜課題レポートを課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 川と河川工学
1. 川と河川工学
〃
第2週
人と川のかかわりと河川工学
〃
第3週
河川整備目的の変遷と河川の分類
第4週 河川の地形学
2. 河川の地形学
〃
第5週
流域とその特性
前
〃
第6週
位数と地形則
第7週 中間試験
河川の侵食、運搬、たい積作用
第8週 答案返却・解答説明、河川の地形学
谷底平野と河岸段丘、沖積平野
3. 河川の水文学
第9週 河川の地形学
地球上の水の循環
第10週 河川の水文学
〃
日本の降水の特徴
期 第11週
第12週
〃
流域平均雨量の求め方
第13週
〃
流出現象
第14週
〃
流出成分の分離と有効雨量
期末試験
合理式
第15週 答案返却・解答説明
単位図法
第16週 流砂と河床変動
1. 流砂と河床変動
〃
第17週
土砂の移動現象とその形態
〃
第18週
土砂の生産・流送
第19週 河川計画
河床変動
〃
第20週
2. 河川計画
後 第21週
〃
計画対象水文量の決定方法
洪水防御計画における河道計画
第22週 中間試験
第23週 答案返却・解答説明、河川計画
都市型水害と対策
第24週
河川計画
水資源の現状と利水計画
3. 河川構造物
第25週 河川構造物
〃
堤防の種類と構造
期 第26週
〃
第27週
護岸・根固め・水制
第28週 河川生態環境に配慮した川づくり
床固め・堰・ダム、樋門・樋管・水門
〃
第29週
4. 河川生態環境に配慮した川づくり
学年末試験
河川における生物生息場の多様性
第30週 答案返却・解答説明
多自然川づくり
【カリキュラムの中での位置づけ】
水理学の内容を数理的基礎とした科目であり、応用水理学などと関連が深い。
【先行して理解する必要のある科目】
水理学
【同時に学ぶ科目】
水理学A・水理学B
(ESD2, ESD3, ESD4)
【ESDとの関連 (教育目標)】 河川での環境に関わる高度な知識を習得させる。また、応用例として河川生態環境に配慮した川づくりについて学び、SD力が
身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期中間試験20%+前期期末試験20%+後期中間試験20%+後期期末試験20%+課題レポート20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
河川工学を学ぶ目的は、技術者的観点から河川をみる眼を養うことなので、河川工学に関する知識の習得はもちろんである
が、ぜひ川に興味を持ち、できれば、川を観察したり、河川に関するニュースにも関心をもってほしい。 質問がある場合には、放
課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること。
109
建設施工A (Execution of Constructive Works A)
【科目名】
【担当教員】
重松 尚久
【学年 学科名】
4学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 前期 講義(学修)
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 D (d-7)
【授業の目的及び概要】 施工法は技術の変化と共に新しい工法が考案され,新しい建設機械の出現にともない随時改良が加えられている.ここで
は,土木工事を施工する際に必要な基本事項について広く学習する.特に土工,基礎工といった基本的な施工分野について
工事の具体例を示しながら学習していく.本授業は進学と就職に関連する.
1.各種土木材料について理解できること.
2.土工について理解できること.
3.建設機械について理解できること.
達 前半
成
目
標
後半
1.基礎の種類について理解できること.
2.杭打ち工法について理解できること.
3.場所打ち杭工法について理解できること.
4.特殊基礎について理解できること.
【教科書】 友久誠司 竹下治之 『施工管理学』(コロナ社)
【参考書等】
【授業方法】 教科書を中心とした講義を基本とするが,新聞・学会等の最新の情報を随時折り込む.
【項 目】
【内 容】
第1週 土木材料
1. 土木材料
第2週 〃
2. 土工
第3週 土工
土量の変化
第4週 〃
土工の主要作業
第5週 〃
施工機械
前
第6週 〃
3. 基礎工
第7週 中間試験
基礎工の種類
第8週 答案返却・解答説明
浅い基礎
第9週
基礎工
地盤改良工法
深い基礎
第10週 〃
第11週
〃
ケーソン工法
期
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
レポート課題を課す.提出物内容によって学習状況を確認する。さらに,小テストを行い、事後学習状況を確認する.
【カリキュラムの中での位置づけ】
土木施工の基礎・基本的な内容を学ぶ科目
【先行して理解する必要のある科目】
建設材料学,土質力学
【同時に学ぶ科目】
ESD3 ESD4
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境適合設計の基本知識を取得し,技術開発に応用できる.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
評価方法:2回の定期試験(80%)と課題(20%)により評価する.
最終評価点=(定期試験(100点×2回)/2)×0.8+課題100点×0.2
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること.また,授業の一環として,現場見学を行
う予定である.事前に教科書を熟読し,疑問点を明確にしておく.講義内容を理解する.理解できない場合には適宜質問す
る.教科書・ノートを見て授業内容を確認しておく.将来的には、土木施工管理技士試験にチャレンジして欲しい.
110
建設施工B (Execution of Constructive Works B)
【科目名】
【担当教員】
重松 尚久
【学年 学科名】
4学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 後期 講義(学修)
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 D (d-7)
【授業の目的及び概要】 施工法は技術の変化と共に新しい工法が考案され,新しい建設機械の出現にともない随時改良が加えられている.ここで
は,土木工事を施工する際に必要な基本事項について広く学習する.特にコンクリート工,施工管理といった基本的な施工
分野について工事の具体例を示しながら学習していく.本授業は進学と就職に関連する.
1.コンクリとの配合設計と現場配合の方法を理解できること.
2.コンクリート施工の注意点を理解できること.
達
前半
成
1.施工管理の手順を理解できること.
2.PERTを用いた工程管理手法を理解できること.
目
標
後半
【教科書】 友久誠司 竹下治之 『施工管理学』(コロナ社)
【参考書等】
【授業方法】 教科書を中心とした講義を基本とするが,新聞・学会等の最新の情報を随時折り込む.
【項 目】
【内 容】
第1週 コンクリート工
1. コンクリート工
第2週 〃
種類と用途
第3週 〃
示方配合
第4週 〃
現場配合
第5週 〃
コンクリート工の手順
後
第6週 〃
特殊コンクリート
第7週 〃
2. 施工管理
第8週 中間試験
施工管理の目的と方法
第9週
工程管理の目的と方法
施工管理
工程管理の種類
第10週 〃
第11週
PERTについて
工程管理
期
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
学年末試験
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】(学修単位の場合は,1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要です。)
レポート課題を課す.提出物内容によって学習状況を確認する。さらに,小テストを行い、事後学習状況を確認する.
【カリキュラムの中での位置づけ】
土木施工の基礎・基本的な内容を学ぶ科目
【先行して理解する必要のある科目】
建設材料学,土質力学
【同時に学ぶ科目】
ESD3 ESD4
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境適合設計の基本知識を取得し,技術開発に応用できる.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
評価方法:2回の定期試験(80%)と課題(20%)により評価する.
最終評価点=(定期試験(100点×2回)/2)×0.8+課題100点×0.2
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること.また,授業の一環として,現場見学を行
う予定である.なお,月1回程度の学習教育チェックシートにより,理解度等を把握するとともに,質問に答える.事前に教科
書を熟読し,疑問点を明確にしておく.講義内容を理解する.理解できない場合には適宜質問する.教科書・ノートを見て授
業内容を確認しておく.将来的には、土木施工管理技士試験にチャレンジして欲しい.
111
【科目名】
応用数学Ⅱ (Applied Mathematics Ⅱ)
【担当教員】
深澤 謙次
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 A c
【授業の目的及び概要】 差分、ベクトル関数、スカラー場とベクトル場についてその基本的な考え方を理解させ、合わせて曲線と曲面に関する様々な計算
方法に習熟させることを目的とする。さらに、時間があれば応用にも触れる。本授業は学力の向上に必要である。
1. 簡単な関数の差分の計算ができる。
2. 台形公式とシンプソンの公式を使って数値積分の値を計算できる。
3. オイラー法とルンゲ・クッタ公式を使って微分方程式の数値解が求められる。
達 前半
4. 空間ベクトルの外積が計算できる。
5. 曲線の長さが計算できる。
成
6. 曲面の面積の値を求められる。
1. スカラー場の勾配が計算できる。
目
2. ベクトル場の発散と回転が計算できる。
3. 線積分の値を求められる。
標 後半
4. 面積分と体積分の値を求められる。
5. 発散定理を使って積分の計算ができる。
6. ストークスの定理を使って積分の計算ができる。
【教科書】 高遠節夫他5名新訂「応用数学」(大日本図書)、自作プリント
【参考書等】
【授業方法】例題を解きながら講義を進めていき、適宜演習を行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 差分法の基礎
1. 差分法
第2週 〃
関数の差分
第3週 〃
補間公式
第4週 〃
最小二乗法
第5週 〃
数値積分法(台形公式とシンプソンの公式)
前
第6週 〃
微分方程式の数値解法(オイラー法とルンゲ・クッタ公式)
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明、差分法の基礎
2. ベクトル解析
第9週 差分法の基礎
空間ベクトル(基本ベクトル、内積、外積)
第10週 空間ベクトルの基礎
ベクトル関数(定義、微分法)
第11週 〃
空間内の曲線(単位接線ベクトル、単位主法線ベクトル、曲線の長
期
第12週 〃
空間内の曲面(2変数ベクトル関数、単位法線ベクトル、曲面の面
第13週 空間内の曲線と曲面
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明、空間内の曲線と曲面
第16週 空間内の曲線と曲面
スカラー場の勾配(等位面、勾配の意味、勾配の公式)
第17週 スカラー場とベクトル場の基礎
ベクトル場の発散と回転(発散と回転の意味、発散と回転の公式)
第18週 〃
線積分(スカラー場の線積分、ベクトル場の線積分)
第19週 〃
グリーンの定理
第20週 〃
面積分(スカラー場の面積分、ベクトル場の面積分)
後
第21週 線積分の基礎
体積分(スカラー場の体積分)
第22週 〃
発散定理とストークスの定理
第23週 中間試験
第24週 答案返却・解答説明、グリーンの定理
第25週 グリーンの定理と面積分の基礎
第26週 面積分と体積分
期
第27週 〃
第28週 発散定理
第29週 ストークスの定理
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
この科目の内容は専攻科1年で開講される環境情報処理の基礎となっている。
【先行して理解する必要のある科目】
3年生までに学んだ数学A、数学B
【同時に学ぶ科目】
応用数学I、数学特論(一般選択)
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1)
数学を通して、価値の多様性を認識し多面的に考察できる。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期中間試験20%+前期期末試験20%+後期中間試験20%+後期期末試験20%+課題20%=100%(100点) 60%以上を合格
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
わからないこと・疑問点などがあったら、遠慮なく質問すること。わからないことをそのままにしておくと、先に進むにつれてま
すますわからなくなるので、早いうちに質問するように心がけること。
112
【科目名】
応用物理Ⅱ(Applied Physics Ⅱ)
【担当教員】
水谷 友一(非常勤講師)
【学年 学科名】
4学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 c,d-2
【授業の目的及び概要】 この講義では,振動と波動について学習する.この振動・波動は,物理現象における重要な基本的概念のひとつで,さまざま
な理工学の分野に形を変えて現れる.特に騒音問題や安全・堅牢な建物の設計などに深く関わっており,技術者として欠か
す事が出来ない知識である.
・振動現象を数学的に表現できるようにする.また,振動現象を記述する各物理量間の関係を理解する.
・状況に応じた適切な運動方程式を立て,その解を示す事が出来るようにする.
・解のふるまいや性質を理解し,それを説明できるようにする.
達 前半
成
目
標
後半
・波動の基本的性質を理解し,それを数学的に表現できるようにする.
・媒質の運動と波動方程式の関係性を理解する.
・波動現象に関係する仕事やエネルギーなどの物理量を計算できるようにする.
【教科書】 為近和彦 著 力学(森北出版)
【参考書等】 配布プリント
【授業方法】 講義を中心とした授業を行う.
【項 目】
【内 容】
第1週 振動
○振動
第2週 〃
・単振動運動の運動方程式とその解の振る舞い
第3週 〃
・減衰振動の運動方程式とその一般解
・減衰振動のさまざまな特殊解とその振る舞い
第4週 〃
第5週 〃
・強制振動の運動方程式とその一般解
前
第6週 〃
・共振現象
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 振動
○波動
第10週 波動
・波の数式による表現
期 第11週 〃
第12週 〃
・波動方程式
第13週 〃
・波のエネルギー
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
3学年応用物理で学んだ力学を用いて振動と波動の単元をより掘り下げて学習する.
【先行して理解する必要のある科目】
2学年の物理,数学A,応用物理Ⅰ
【同時に学ぶ科目】
応用数学Ⅰ,Ⅱ
(ESD2 )
【ESDとの関連 (教育目標)】 振動・共振現象などに起因して起こった事故例を通じて技術者の持つべき倫理性を喚起する.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験(40%)+期末試験(40%)+課題・小テスト(20%)=100%(100点)により評価する.60%以上を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業は,主にプリントを用いて進めるのでA4プリントをとじるための30穴ファイルを持ってくること.その他に電卓ととルーズ
リーフを持参のこと.授業で課す課題の提出がない場合の評価は0点とする.やむを得ず欠席した授業で課された課題等は
各自が確認して対応すること.
113
【科目名】
構造力学II(Structual Mechanics II)
【担当教員】
三村陽一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科(建設システムコース)
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3)
【授業の目的及び概要】 構造力学Iで学習した知識をもとに,静定トラス・静定ラーメン構造や不静定構造の解法を習得することを目的とする.本授業は
就職及び進学の両方に関連する.
達
前半
1.静定トラスの部材力を節点法で求めることができる.
2.静定トラスの部材力を断面法で求めることができる.
3.静定ラーメンの断面力を求めることができる.
成
1.応力法(余力法)で不静定構造の計算ができる.
2.変位法(たわみ角法)で不静定構造の計算ができる.
目
標
後半
【教科書】 嵯峨晃,武田八郎,原隆,勇秀憲「構造力学I」「構造力学II」(コロナ社)
【参考書等】 適宜プリントを配布する.
【授業方法】 講義を基本とし,その理解度向上のために適宜演習を課す。
【項 目】
【内 容】
1.静定トラス
第1週 静定トラス構造の解法(節点法)
・トラスの基本的特徴・種類
第2週 〃
・節点法による部材力の計算
第3週 静定トラス構造の解法(断面法)
・断面法による部材力の計算
第4週 〃
2.静定ラーメン
第5週 静定ラーメン構造の解法
前 第6週 〃
・ラーメン構造の特徴
・静定ラーメンの解法
第7週 中間試験
2.不静定構造
第8週 答案返却・解答説明
・静定構造と不静定構造
第9週 応力法による不静定構造の計算
・不静定次数
第10週 〃
・応力法(余力法)による不静定構造の計算
期 第11週 〃
・変位法(たわみ角法)による不静定構造の計算
第12週 変位法による不静定構造の計算
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
3学年の構造力学Iで習得した基礎知識を基に,静定トラス構造・静定ラーメンの解法を習得する.また,同時に学ぶ構造力学IA
で習得した内容を用いながら,不静定構造の計算ができるようにする.
【先行して理解する必要のある科目】
構造力学I(3学年)
【同時に学ぶ科目】
構造力学IA
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境都市工学科の主要科目である構造力学は,建設構造物の力学的性質の基礎についての知識の習得を目標とする
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験40%+期末試験40%+課題20%=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
難しい内容が含まれているが,各解法の背景・理論を理解できれば,計算自体は非常にシンプルなのでしっかりと理解してほし
い.常に電卓を持参すること.随時質問を受け付けるので,休み時間や放課後を利用して適宜相談すること.
114
【科目名】 建設システム工学演習(Construction System Engineering Seminar)
【担当教員】
三村陽一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科(建設システムコース)
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 後期 演習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3)
【授業の目的及び概要】 本科目では,「2級土木技術者」「技術士第一次試験(技術士補)」など,幅広い分野の基礎知識を必要とする資格試験の問題
を用いた演習を行う.将来の資格取得のため,これまで学習してきた専門科目の内容に関する演習を行うことで,理解を深め
ることを目的とする.こうして深められた知識は,入社試験,公務員試験および編入学試験などにも関わるため,本授業は,就
職・進学・資格取得に関連する.
1.土木材料・施工・建設マネジメントに関する基礎知識を説明できる.
2.構造力学・地震工学・維持管理工学に関する基礎知識を説明できる.
3.地盤工学に関する基礎知識を説明できる.
達 前半
成
目
標
後半
1.水工学に関する基礎知識を説明できる.
2.土木計画学・交通工学に関する基礎知識を説明できる.
3.土木環境システムに関する基礎知識を説明できる.
【教科書】 プリントを配布
【参考書等】 土木技術検定試験(土木技術体系化研究会)
【授業方法】 前半に問題演習を行った後,解答・解説を行う.
【項 目】
【内 容】
第1週 土木材料・施工・建設マネジメント
1.土木材料・施工・建設マネジメント
・鋼材,コンクリート,施工管理,測量など
第2週 〃
2.構造力学・地震工学・維持管理工学
第3週 構造力学・地震工学・維持管理工学
・構造力学,鋼構造,コンクリート構造など
第4週 〃
3.地盤工学
第5週 地盤工学
後
・土質力学,地形・地質,トンネルなど
第6週 〃
4.水工学
第7週 中間試験
・水理学など
第8週 答案返却・解答説明
5.土木計画学・交通工学
第9週 水工学
・土木計画,都市計画,交通計画など
第10週 〃
6.土木環境システム
期 第11週 土木計画学・交通工学
・上下水道,廃棄物,環境保全など
第12週 〃
第13週 土木環境システム
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
これまで学んできた専門科目に関する知識を再確認し,理解を深める.
【先行して理解する必要のある科目】
ここまでに学んだ専門科目
【同時に学ぶ科目】
同時期に開講される専門科目
(ESD3,ESD4)
【ESDとの関連 (教育目標)】 土木・建設技術者に要求される幅広い知識の中には,環境に関わる基本知識も含まれる.演習を通じてこれまでに学習した
内容を再確認し,理解を深める.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験50%+期末試験50%=100%(100点)
60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
非常に幅広い科目の演習を行うため,関連科目の復習を授業の事前にしておくことが望ましい.また,関連科目の教科書・
ノートを持参しておくと,理解がより深まると思われる.
115
【科目名】
環境保全(Fandamentals of Environmental Science)
【担当教員】
及川 栄作
【学年 学科名】
4学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修2単位、通年、講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 E (d-3)
【授業の目的及び概要】 本授業の目的は環境科学の基礎や環境保全技術を理解するための基礎知識を修得することにある。また、近年の各種環境問
題に対する、原因や対策技術および今後の課題について理解を深め、問題解決に向けた考え方ができるようになることを目標
とする。本授業は進学と就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
1.地球の成り立ち(地圏、水圏、気圏)を理解でき、説明できる。
2.水圏環境の課題と対策(富栄養化、アオコ、異臭味水問題、原虫の問題、微量有機性物質)を理解でき、説明で
達
前半 3.土圏環境の課題と対策(土壌汚染と地下水汚染、ハイテク汚染、重金属汚染)を理解でき、説明できる。
4.生物による環境修復技術(バイオレメディエーション、ファイトレメディエーション)を理解でき、説明できる。
成
目
標
後半
5気圏環境の課題と対策(VOC、SPM等)を理解でき、説明できる。
6.廃棄物の現状と対策(バイオマス、バイオエタノール、生分解性プラスチック)を理解でき、説明できる。
7.環境浄化のためのバイオテクノロジーの基礎を理解でき、説明できる。
【教科書】 配布プリント
【参考書等】 石橋良信、木村憲司著「水道水とにおいの話」技法堂出版、中村運著「基礎生物学改訂版」培風館
【授業方法】 近年の各種環境問題とこの問題に対する環境保全技術の概要を学ぶ目的で講義を行う。また、理解度を把握する
ために、レポート提出、発表等を行ってもらう。
【項 目】
【内 容】
第1週 地球の成り立ち
1.地球の成り立ち(地圏、水圏、気圏)
第2週 物質循環と微生物の係わり
2.物質循環と微生物の係わり(窒素の循環)
第3週 , ,
3.物質循環と微生物の係わり(硫黄の循環)
第4週 水圏環境の課題と対策
4.物質循環と微生物の係わり(リンの循環)
第5週 , ,
5.水圏の課題と対策(赤潮、かび臭、水系感染症)
前
第6週 , ,
6.赤潮と原因藻類
第7週 中間試験
7.毒素産生藍藻類およびかび臭産生藍藻類
第8週 答案返却・解答説明
8.水系感染症と原虫
第9週
地圏環境の課題と対策
9.地圏環境の課題と対策(土壌汚染と地下水汚染、ハイテク汚染、重
10.バイオレメディエーション、ファイトレメディエーション
第10週 , ,
第11週
,
,
11.生物を用いた重金属回収・除去技術
期
第12週 生物による環境修復技術
第13週 , ,
第14週
, ,
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 気圏環境の課題と対策
12.気圏環境の課題と対策(VOC、SPM、PM2.5等)
第17週 , ,
13.廃棄物の現状と対策(バイオマス、バイオエタノール、生分解性プ
第18週 , ,
ラスチック)
第19週 廃棄物の現状と対策
14.下水高度処理(窒素)
第20週 , ,
15.下水高度処理(リン)
後
第21週 , ,
16.再生可能エネルギーと新エネルギー
第22週 下水高度処理技術
17.太陽光発電の仕組みと課題
第23週 中間試験
18.プレゼンテーション
第24週
答案返却・解答説明、下水高度処理
再生可能エネルギーと新エネルギー
第25週
第26週
, ,
期
第27週 太陽光発電の仕組みと課題
第28週 プレゼンテーション 第29週 プレゼンテーション 期末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
最近の環境問題の原因および対策技術を学び、環境保全技術開発や環境計測等を行う技術者として必要な知識を習得する。
本授業は、これまで修得した技術を応用できるようになるための基礎的科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
化学、環境工学、環境衛生工学I、地球環境化学
【同時に学ぶ科目】
バイオテクノロジー
【ESDとの関連 (教育目標)】
(ESD1,ESD2,ESD3,ESD4)
身近な瀬戸内海の赤潮発生などを題材に環境汚染の問題の原因および被害状況さらに対策法を習得することにより、SD力を
身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%
評価方法:2回の定期試験(80%)+レポートとプレゼンテーション(20%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
これまでの環境関連科目で学んだ概要から、一歩踏み込んだ専門内容が含まれます。特に重要な専門用語は意味を良く理解
して、自分の言葉で説明できるようになることを目標にしましょう。プレゼンテーションでは種々ある環境問題の中から、興味を
持った内容について、この問題の原因・対策技術・法規制などをまとめて発表してもらう予定です。
116
【科目名】
環境地盤工学(Environmental Geotechnical Engineering)
【担当教員】
森脇 武夫
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科(環境システムコース)
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 E (d-3)
【授業の目的及び概要】 環境地盤工学は,地盤や地下水の汚染,廃棄物の埋立処分など,地盤に関係した環境問題に対処するための技術を取り
扱った学問である.地盤環境問題では,地盤の生成や地質構造などの知識が必要となるため,まず地盤地質学を学ぶ.そ
の後,地盤環境の具体的な問題として,地盤と地下水の汚染の現状・メカニズム・浄化方法,廃棄物処分場の建設方法につ
いて学ぶ.
本科目は,就職と進学の両方に関連する.
1.環境地盤工学の果たす役割を理解し,説明できる.
2.地球の歴史とそれに伴って形成された地質を理解し,説明できる.
達 前半 3.地形と地質の関係を理解し,説明できる.
4.プレートテクトニクスを理解し,説明できる.
成
目
標
後半
1.地球環境と地盤環境の関係を理解し,説明できる.
2.地盤や地下水の汚染の現況,メカニズム,対策を理解し,説明できる.
3.地盤環境の浄化方法を理解し,説明できる.
4.廃棄物処分場を建設する方法を理解し,説明できる.
【教科書】 プリントを配布
【参考書等】 環境地盤工学入門(地盤工学会),地盤地質学(コロナ社),くわしい地学の新研究(洛陽者)
【授業方法】 講義を基本とし,適宜課題レポートを課す.
【項 目】
【内 容】
第1週 環境地盤工学の概要
1.環境地盤工学の概要
・地球規模の環境問題と地盤の関係
第2週 地盤地質学
・環境地盤工学の内容と領域
第3週 〃
2.地盤地質学
第4週 〃
・地球の歴史と地質
第5週 〃
前
・地形と地盤の相互関係
第6週 〃
・平野部の地盤地質
第7週 中間試験
・山地部の地盤地質
第8週 答案返却・解答説明
・プレートテクトニクスと日本列島
第9週
地盤と環境
3.地盤と環境
第10週 〃
・地球環境と地盤環境
期 第11週 〃
・土壌汚染
第12週 〃
・地盤と地下水汚染
第13週 〃
・廃棄物処分場
第14週 〃
・地盤と地下水の浄化
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境システムコースの選択必修科目である.地盤工学は,地盤上あるいは地盤内に構造物を作るための建設基礎工学,
地盤災害に関係した地盤災害工学,および環境問題に関係した環境地盤工学から成っており,本科目ではこのうち環境問
題に関係した分野について講義する.
【先行して理解する必要のある科目】
土質力学I,環境工学
【同時に学ぶ科目】
ESD1, ESD2, ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 地球規模での環境に関わる高度な知識を習得させる.さらに,応用例として,廃棄物処分場の地盤構造と環境に対して詳述
し,環境保全と建設とを整合させたSD力が見につくようにする.
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
評価方法:中間試験40%+期末試験40%+課題20%=100%(100点)
評価基準:レポート課題をすべて提出の上、60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
地球環境問題のキーワードとして「持続的発展」という用語が良く使われる.この持続的発展を果たすためには環境問題を
考慮した環境地盤工学の役割が不可欠であるので,講義内容を十分理解しておく必要がある.
117
【科目名】
遺伝子工学概論 (Introduction to Genetic Engineering)
【担当教員】
及川 栄作
【学年 学科名】
4学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位、後期、講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 E (d-3)
【授業の目的及び概要】 難分解性化学物質の微生物分解やレアメタルなどの回収技術、さらには再生可能エネルギー生産型の水処理技術など、将来
期待される環境保全技術には、生物のたくみな遺伝子機能の応用が期待されている。本科目ではこれらの技術に関する遺伝子
工学の基礎を学ぶ。本科目は、就職と進学に関連する。
達
前半
成
目
標
後半
1.細胞の構造と生体構成物質を理解し、説明できる。
2.遺伝情報の流れを理解し、説明できる。
3.核酸の構造を理解し、説明できる。
4.各種DNAを修飾する酵素を理解し、説明できる。
5.DNAの複製とPCR法について理解し、説明できる。
6.組換えDNA技術を理解し、説明できる。
7.DNA塩基配列決定法を理解し、説明できうる。
8.各種環境微生物検出法を理解し、説明できる。
9.16SrRNAによる微生物分類について理解し、説明できる。
10.遺伝情報解析法を理解し、説明できる。
【教科書】
【参考書等】 配布プリント
遺伝子レベルの微生物の機能解析法の理解を目的に講義を行う。理解を深めるためのレポート提出等の指導を行
【授業方法】
う。
【項 目】
【内 容】
1.細胞の構造と生体構成物質
第1週 細胞の構造と生体構成物質
2.遺伝情報の流れ、セントラルドグマ
第2週 遺伝情報の流れ
3.核酸(DNAとRNA)の構造
第3週 核酸の構造
4.DNAを修飾する酵素(制限酵素)
第4週 DNAを修飾する酵素
5.DNAを修飾する酵素(リガーゼ、ポリメラーゼ)
第5週 DNAを修飾する酵素
6.DNAの複製とPCR法
第6週 DNAの複製とPCR法
後
7.DNAを修飾する酵素(リン酸化酵素、脱リン酸化酵素、その他の酵
第7週 中間試験
素)
第8週
第9週
第10週
期
第11週
第12週
第13週
第14週
8.組換えDNA技術(宿主細胞とベクターDNA)
組換えDNA技術
9.組換えDNA技術(形質転換法)
組換えDNA技術
10.DNA塩基配列決定法(サンガー法)
DNA塩基配列決定法
11.環境微生物検出法(コロニーレベル、細胞レベル、遺伝子レベル)
環境微生物検出法
12.遺伝情報解析法(インターネットによる解析)
16SrRNA遺伝子に基づく微生物分類法
13.遺伝情報解析法(ソフトウエアを用いた解析)
遺伝情報解析法
遺伝情報解析法
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
本科目は環境衛生工学Iに続き、水処理における微生物を利用した各種生物処理法を学ぶ科目です。
【先行して理解する必要のある科目】
生命の科学、環境衛生工学II、バイオテクノロジー
【同時に学ぶ科目】
環境保全
【ESDとの関連 (教育目標)】
(ESD3)
微生物の機能を遺伝子レベルから解析する手法等の専門的知識や技術を習得することにより、SD力を身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%
2回の定期試験(90%)+レポート(10%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
本科目で学んだ組換えDNA技術は、一連の操作を環境衛生実験で実習する予定です。
118
【科目名】
環境衛生工学II (Water and Wastewater Engineering II)
【担当教員】
及川 栄作
【学年 学科名】
4学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位、前期、講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 E (d-3)
【授業の目的及び概要】 主に微生物が関わる水圏環境の保全に関する技術内容の修得を目的とする。講義は微生物学、基礎生物学、下水道工学に関
する内容で行う。本授業は進学と就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜紹介する。
達
前半
成
目
標
後半
1.微生物の定義および分類を理解し、説明できること
2.微生物学の歴史と人との関わりについて理解し、説明できること。
3.微生物の細胞構造について理解し、説明できること。
4.微生物の培地と培養法を理解し、説明できること。
5.微生物の増殖とエネルギー獲得機構に関する基礎的知識を修得し、説明できること。
6.微生物の物質代謝と細胞内輸送機構に関する基礎知識を習得し、説明できること。
7.タンパク質の構造を理解し、説明できること。
8.酵素反応速度論について理解し、説明できること。
9.嫌気性処理およびメタン発酵の利用を理解し、説明できること。
【教科書】
【参考書等】 配布プリント、堀越弘毅監修「微生物学」オーム社、山川喜輝「生物の基礎ノート(生化学・分子生物学編)」中経出版
水環境工学、下水道工学、上水道工学、環境化学の理解を目的に講義を行う。理解を深めるためのレポート提出
【授業方法】
等の指導を行う。
【項 目】
【内 容】
1.環境微生物学の概要
第1週 環境微生物学の概要
2.微生物の定義および分類
第2週 微生物の定義と分類
3.微生物学の歴史と人との関わり
第3週 微生物学の歴史と人との関わり
4.微生物の細胞構造
第4週 微生物の細胞構造
5.合成培地と天然培地
第5週 微生物の培地と培養
前 第6週 微生物の増殖とエネルギー獲得機構
6.各種滅菌法
第7週 中間試験
7.微生物の増殖とエネルギー獲得機構
8.ATPとプロトン駆動力
第8週 微生物の増殖とエネルギー獲得機構
9.電子伝達物質
第9週
微生物の物質代謝と細胞内輸送
10.微生物による物質代謝と細胞内輸送
第10週 タンパク質の構造
11.アミノ酸の種類と構造
期 第11週 タンパク質の構造
12.タンパク質の高次構造
第12週 酵素反応速度論
13.ミカエリエス・メンテンの式
第13週 酵素反応速度論
14.嫌気性処理とメタン発酵
第14週 嫌気性処理
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
本科目は環境衛生工学Iに続き、水処理における微生物を利用した各種生物処理法を学ぶ科目です。
【先行して理解する必要のある科目】
化学、環境工学、環境衛生工学I
【同時に学ぶ科目】
環境保全
【ESDとの関連 (教育目標)】
(ESD3,ESD4)
水質保全に関連する水処理における微生物の役割等の専門的知識や技術を習得することにより、SD力を身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%
2回の定期試験(90%)+レポート(10%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
地球の物質循環における微生物の多様性や有機物質分解における働きを通して、微生物の優れた特性を理解することを目標と
します。
119
【科目名】
計画数学(Mathematics of Infrastructure Planning)
【担当教員】
山岡 俊一
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HB
c,d-1
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 A
【授業の目的及び概要】 環境都市工学では様々な数学的手法を用い,定量的に分析する能力が不可欠である。特に計画分野では定量化が難しい問
題,様々な制約条件の下での最適化問題を解決しなければならない。本授業では,環境都市工学の計画分野で必要な数学
的手法習得する。なお,確率統計の基礎,単回帰分析,統計的推定・推定については応用数学Ⅰで習得する。なお,本授業
は進学と就職に関連し,進路に関連するトピックスを適宜紹介する.
1.環境都市工学における計画手法と数学的手法の習得の必要性について説明できる。
2.分散分析を用いてデータを分析できる。
3.重回帰分析を用いてデータを分析できる。
達 前半
成
目
標
後半
1.多変量解析手法を分類でき,使い分けを説明できる。
2.線形計画問題を定式化でき,図解法とシンプレックス法で解くことができる。
3.最短経路問題をダイクストラ法で解くことができる。
4.最大流問題をラベリング法で解くことができる。
5.費用便益分析の基礎を説明できる。
【教科書】 藤田素弘 編著「社会基盤の計画学 -確率統計・数理モデルと経済諸法- 理工図書
【参考書等】
【授業方法】 講義を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス,環境都市工学と計画学
1.環境都市工学における計画と数学的手法
第2週 統計の基礎(復習)
2.統計、単回帰分析の復習
第3週 分散分析1
3.分散分析(一元配置、繰り返しのない・繰り返しのある二元配
置分散分析)
第4週 分散分析2
4.重回帰分析
第5週 重回帰分析1
5.判別分析、主成分分析、因子分析、数量化理論Ⅰ類~Ⅳ類
後 第6週 重回帰分析2
の概要と利用方法
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明 様々な多変量解析1 6.線形計画法(図解法、シンプレックス法)
第9週 様々な多変量解析2
7.工程計画・管理の基礎
第10週 数理計画法1
8.工程計画・管理のためのネットワーク手法
期 第11週 数理計画法2
9.品質管理
第12週 建設プロジェクトのマネジメント手法1
10.費用便益分析
第13週 建設プロジェクトのマネジメント手法2
第14週 費用便益分析
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境都市工学で必要な数学的手法に関する科目の1つであり,特に計画分野で必要とされる数学的手法を習得する。本授業
で習得した手法は交通需要予測,施工管理等の理解を深めることとなる。
【先行して理解する必要のある科目】
数学A,数学B
【同時に学ぶ科目】
応用数学Ⅰ,応用数学Ⅱ,数値解析,都市計画,建設施工Ⅰ
(ESD1,ESD2)
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境問題や少子高齢化問題、経済問題など将来の様々な問題を考慮した持続発展可能社会の実現に貢献できる社会資本
の整備を計画的に進めなければならない。本授業ではこのような社会資本の整備計画を進める上で必要となる数学的手法を
習得する。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験35%+期末試験35%+小テスト20%+課題10%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
演習課題だけではなく,図書館等にある関連教科書や問題集を活用し,自主的に多くの問題を解くことが望ましい。また,応用
数学Ⅰや数値解析等で学ぶ統計的手法や数学的手法とも関連付けて学習してほしい。
120
【科目名】
土木CAD(Civil Engineering CAD)
【担当教員】
谷川 大輔
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HB
A (c)
JABEEの学習・教育目標 基準1 (1)
【授業の目的及び概要】 土木製図をCADにより行えるようになることを目的とする。手書きとCADの違いを理解するとともに、CADの操作方法を理解
し、実際の設計例を用いて作図を行う。本授業は、就職および資格取得に関連する。
達
前半
成
目
標
1.CADの機能を理解し、基本図形・寸法線が描けること。
2.スタイル管理が出来ること。
3.画層を理解し、図形・寸法線等を画層分け出来ること。
4.図形の修正・複写が出来ること。
5.ハッチング、ブロックを使用出来ること。
1.手順書に従って土木構造物が描けること。
2.5年生の設計製図の一部が描けること。
後半
【教科書】
【参考書等】 配布プリント
配布資料に従って課題を作成する形にします。授業の最初に課題の概要や注意点を説明し、前週にあった質問
【授業方法】
に対する回答を説明しながら授業を進めて行きます。
【項 目】
【内 容】
1. 手書きとCADの違い
第1週 CAD画面
基本図形の描画、図形の修正、注釈、画層 2. CADの画面構成
舗装構成図の作図
3. 線分・円・円弧・四角形の作図
舗装構成図の作図
4. 寸法線、注釈、文字の挿入
L型側溝図の作図
5. 文字スタイル管理、寸法スタイル管理、画層管理
後
L型側溝図の作図
6. 図形の修正・複写(フィレット・トリム・オフセット・配列複写)
中間試験
7.
ハッチング、ブロックを使用出来ること。
答案返却・解答説明
8.
土木構造物の作図
横断図の作図
横断図の作図
標準横断図の作図
期
橋梁一般図の作図
橋梁一般図の作図
橋梁一般図の作図
学年末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
4学年の設計製図は手書きで行っているが、5年生ではCADにより設計製図が行えるようにする。
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
【ESDとの関連 (教育目標)】 【評価方法と基準】
設計製図
設計製図
JABEE合格基準 : 60%
中間試験40% + 学年末試験40% + 課題20% = 100% (100点) 60%以上を合格とする。
ただし、未提出の課題がある場合、単位は認めないものとする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業時間内に終わる様に課題を設定していますが、時間内に終わらない場合は、図書館棟の演習室等を使用して、各自課題
を作成すること。
121
【科目名】
都市計画(City Planning)
【担当教員】
大東 延幸
【学年 学科名】
4学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 通年 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 D, d-3
【授業の目的及び概要】 都市計画の考え方、都市計画の立て方や手法の基礎知識を習得することを目的とする。具体的には、都市計画の必要性、都市
計画の歴史、都市計画の立案と法制度、土地利用計画、都市施設計画、市街地整備の計画等について学ぶ。また、常に変化す
る社会ニーズや社会問題に対応した新しい都市計画やまちづくりについて事例を示しながら解説する。なお,本授業は進学と就
職に関連する.また,進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜,紹介する.
達
前半
1.都市計画の歴史的経緯を知り、現代の都市計画への影響が説明できる。
2.都市計画の制度と近年の社会的動向を考慮した都市施設の計画手法について説明できる。
3.各種土地利用計画手法について説明できる。
成
目
標
後半
1.市街地開発事業について説明できる。
2.土地区画整理事業について説明できる。
3.都市交通施設計画、公園緑地計画について説明できる。
4.交通計画・交通需要予測の基礎を説明できる。
5.交通バリアフリーやユニバーサルデザインのまちづくりについて説明できる。
佐藤圭二,杉野尚夫 共著,「新都市計画総論」,鹿島出版会
【教科書】
【参考書等】
【授業方法】 教科書と自作プリントによる講義を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 序論
1.環境都市工学における計画学、都市の定義
第2週 都市計画の歴史
2.都市の歴史と都市計画
第3週 〃
古代都市、中世都市、近世都市、田園都市論、近隣住区論
第4週 近代都市計画の思想
3.日本の都市計画制度
第5週 〃
都市計画制度の変遷、都市計画制度の法体系、全国総合開
前 第6週 〃
発計画、都市計画制限と都市計画事業、都市計画の手続き、
第7週 中間試験
都市計画の財源
第8週 答案返却・解答説明
4.土地利用計画
都市計画区域、市街化区域と市街化調整区域、市街化区域
第9週 日本の都市計画制度
の開発、市街化調整区域の開発規制と建築規制、生産緑地、
第10週 〃
第11週
土地利用計画
用途地域、特別用途地区、地区計画
期
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 市街地の開発計画
5.市街地の開発計画
第17週 〃
市街地開発計画の目標、ミニ開発の問題、開発許可制度、
第18週 〃
土地区画整理事業、ニュータウン
第19週 都市施設の計画
6.都市施設の計画
第20週 〃
都市交通施設の計画、公園緑地の計画
後 第21週 〃
7.交通計画概要
第22週 〃
交通の定義、交通問題、トリップの概念、4段階推計法の基礎
第23週 中間試験
8.バリアフリー・ユニバーサルデザイン
第24週
答案返却・解答説明 交通バリアフリー、ユニバーサルデザインのまちづくり
第25週 交通計画概要
期 第26週 〃
第27週 〃
第28週 バリアフリー・ユニバーサルデザイン
第29週 〃
学年末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
構造力学,水理学,土質力学,及び材料学等が,主に社会資本の整備が決定してからの建設中における技術を追求する学問で
あるのに対し,都市計画は,都市において社会資本や住宅等の建築物を建設する前に,最適な都市像を提示する手法である。
【先行して理解する必要のある科目】
創造演習
【同時に学ぶ科目】
計画数学
(ESD1, ESD2, ESD3 )
【ESDとの関連 (教育目標)】 持続発展可能な都市を開発するために必要な計画手法を習得する。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
前期中間試験20%+前期期末試験20%+後期中間試験20%+後期期末試験20%+課題20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
専門科目ではじめての計画系の授業です。計画学の重要性をよく理解することと,人々が生活しやすい都市はどのような都市な
のかを常に考えていてほしい。
122
【科目名】
工業英語 (Technical English)
及川 栄作
【担当教員】
【学年 学科名】
4学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位、通年、講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準
B (f)
【授業の目的及び概要】 国際化の進展と伴に技術者も語学能力が重要視されて来た。技術的国際感覚と英語の専門書に慣れ親しむ事を目的とする。
ここでは環境微生物学関連の論文を読み、テクニカルターム、文章表現、文章構成を理解するための基礎能力を養う。本授業
は進学と就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜紹介する。
1.環境バイオ分野で使用される技術用語について理解できる。
2.環境バイオ分野の英語論文を読解できる。
3.環境バイオ分野の簡単な英単語や英文を書くことができる。
達 前半 4.環境微生物の16SrRNAに基づく分類法を理解でき、説明できる。
成
目
標
後半
1.環境バイオ分野で使用される技術用語について理解できる。
2.環境バイオ分野の英語論文を読解できる。
3.環境バイオ分野の簡単な英単語や英文を書くことができる。
4.環境微生物のDNA検出法を理解でき、説明できる。
【教科書】
【参考書等】 配布プリント
【授業方法】 講義を基本とし、学生は割り当てられあたところを和訳し、プレゼンテーションする。
【項 目】
【内 容】
1.かび臭産生藍藻類の16SrRNAによる分類 1.Species specificity of musty odor producing Phormidium tenue in
, ,
Lake Kamafusa(Summary)
2.Musty odor producing Cyanobacteria
, ,
3.Materials methods
, ,
, ,
前
, ,
中間試験
答案返却・解答説明
2.かび臭産生藍藻類の16SrRNAによる分類
続き , ,
期
, ,
, ,
, ,
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
第16週 3.かび臭産生藍藻類の16SrRNAによる分類 4.PCR cloning
第17週 続き 5.Result and discussion
6.Sequence similarity
第18週 , ,
7.Phylogenetic tree
第19週 , ,
第20週 , ,
後
第21週 , ,
第22週 , ,
第23週 , ,
第24週 答案返却・解答説明
第25週 4.かび臭産生藍藻類の16SrRNAによる分類
期 第26週 続き 第27週 , ,
第28週 , ,
第29週 , ,
期末試験
第30週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
総合英語やオーラルコミュニケーションの英語基礎科目と環境保全関連科目を修得した上で学ぶ上級の工業技術英語を学ぶ
科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
総合英語、オーラルコミュニケーション
【同時に学ぶ科目】
総合英語、オーラルコミュニケーション
【ESDとの関連 (教育目標)】
(ESD1,ESD2,ESD3,ESD4)
世界的に富栄養化により発生するアオコの増殖と対策法に関連する具体的事例についての英語文献を購読することにより、
国際的な環境保全の視野に立ったSD力を身に付くようにする。
【評価方法と基準】
評価方法:定期試験80%+プレゼンテーション(10%)+レポート(10%)=100%(100点)
60%を合格とする。
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
工業英語は技術者として社会に出た際に、海外の最新の技術を参考にしたり導入したり、あるいは自ら生み出した技術を海外
に発信する際に必要となる。本講義を通じて、専門分野の英語に親しみ、日常的に英語を使用できるようになることが望まし
い。
123
【科目名】
校外実習(Practice outside of the Campus)
【担当教員】
重松 尚久(4年担任)、加納 誠二(教育主任)
【学年 学科名】
4学年、環境都市工学科
選択1単位 集中 実習
【単位数 期間 形態】
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 H (d-6)
【授業の目的及び概要】 勉学の意義、社会の要請、最新の技術、自己の社会での責任などを学ぶ。本実習は進学と就職に関連し、コミュニケーション力
を身につけることを目的とする。
1. 職場の実情に触れ、受入機関で与えられた業務の内容を理解し、遂行する。
2. 職業を選択するために企業等の情報を調べ、理解する。
3. 受入機関の内容や与えられた業務の内容を報告書にまとめ、発表する。
達 前半
成
目
標
後半
【教科書】 なし
【参考書等】 なし
夏期休業中にインターンシップを実施している企業、官庁、公団、教育機関等において、実習を行う。実習期間は、
【授業方法】
原則として2週間とする。
【項 目】
【内 容】
受入機関の選定
1. 受入機関の選定
(4月~6月)
・受入機関は、環境都市工学科教室会議での審議後、決定する。
・選択した受入機関に申し込みする。
受入機関での実習
前 (8月~9月の夏期休業期間中)
校外実習報告書の作成
(実習終了後)
期
校外実習報告会
(10月)
2. 実習の実施
・受入機関で実習を行う。
・日誌をつける。
3. 校外実習報告書の作成
・校外実習の内容について、報告書を作成する。
4. 校外実習報告会
・報告書に基づき、発表を行う。
・報告書、発表内容に基づき、評価を行う。
【カリキュラムの中での位置づけ】
主として、学校で学習する内容が社会でどのように生かされているかを、実際の業務を体験することによって学ぶ科目である。
これまでに履修した全科目
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 様々な価値の存在を認識し、技術者としての倫理観を持って多面的に考察できる能力を身につける。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方
受入機関の評価(50%)+報告書及び発表の評価(50%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
・質問がある場合は受入先担当者に問い合わせ、学校への報告、連絡を速やかに行うこと。
・受入先では、一社会人としての自覚を持って行動すること。
・インターンシップの経験は、5年生の卒業研究、専攻科の特別研究そして就職活動の貴重な力となる。
・受入機関の選定、及び単位認定にあたっては環境都市工学科教室会議で審議する。
124
【科目名】
設計製図(Design and Drawing)
【担当教員】
河村進一
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修1単位 前期 演習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 H d-5,g
【授業の目的及び概要】 構造力学,コンクリート構造,鋼構造などの力学および設計に関する知識を応用して,橋梁の上部構造の設計計算方法を学
習するとともに,設計した成果を施工するために描く図面の作成方法を学習する。
1.RC床版の設計ができる
2.主桁の断面を決定し応力照査ができる
3.補剛材・現場継手の設計ができる
達 前半 4.横構・対傾構・横桁の設計ができる
5.設計計算の過程を設計計算書にまとめることができる
成
目
標
後半
1.設計計算書と対応させて施工可能な構造を表現できる
2.設計計算書に基づいた一般図が表現できる
3.設計計算書に基づいた主桁構造図が表現できる
4.設計計算書に基づいた横桁・対傾構・横構構造図が表現できる
【教科書】 原,山口,北原,和多田:「鋼構造学」(コロナ社)(C4鋼構造の教科書)
【参考書等】 平原・岡著「直接基礎および橋台・橋脚の設計計算例」(山海堂)ほか 図書館に関連書籍があります。
【授業方法】 課題に関する基礎知識を講義した後,設計条件に対して各自で設計計算を行い,結果を製図にまとめる。
【項 目】
【内 容】
第1週 課題1(鋼プレートガーダー橋)の説明
1.鋼橋上部構造の設計計算
第2週 鋼橋の設計計算
鉄筋コンクリート床版の設計
第3週 〃
主桁の曲げモーメント,せん断力
第4週 〃
主桁の断面決定と応力照査
第5週 〃
補剛材の配置
前
第6週 〃
主桁の高力ボルト接合継手
第7週 〃
横桁・対傾構・横構
第8週 設計計算のチェック
たわみ計算
第9週 鋼橋の製図
2.鋼橋の製図
第10週 〃
第11週
〃
一般図
期
第12週 〃
主桁構造図
第13週 〃
横桁・対傾構構造図
第14週 製図のチェック
横構構造図
第15週 課題の提出
設計計算書と図面の対応
【カリキュラムの中での位置づけ】
構造力学,コンクリート構造,鋼構造,設計製図で学んだ内容を総合的に生かして具体的な構造物の設計を体験し,その成
果を図面に表現する応用科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
構造力学Ⅰ,コンクリート構造,鋼構造,設計製図,土木CAD
【同時に学ぶ科目】
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 鋼構造の基礎的事項を踏まえ鋼橋の設計に関する知識と考察力を身に付ける
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
提出物が足りない場合や提出期限を守らない場合は不可とする。
設計計算書50%,製図図面50%で最終評価点を算出する。
評価点=(設計計算書の評価)*0.5+(製図図面の評価)*0.5
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
建設技術者にとって,与えられた条件のもとで構造物を安全でかつ経済的に設計し,それが施工できる図面を描くことは必
要不可欠なことであり,本科目においてその能力を身に付けることは極めて重要である。
125
【科目名】
エンジニアリングデザイン(Engineering Design)
【担当教員】
河村進一,大田一夫(非常勤)
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修3単位 後期 演習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 G e,d-7
【授業の目的及び概要】 道路の計画から設計までの概略を演習形式で体験し,建設技術者に必要なエンジニアリングデザイン能力を養う科目であ
る。道路建設において,自然環境を全く破壊せずに低コストで高規格の道路を計画することは困難であり,各種条件を把握し
た上で,実施可能な計画を立案して,地域住民や関連する事業者等に説明する必要がある。この演習では,実際に建設事
業を行うことを想定して,少人数のチームで,実現可能なプロジェクトの計画を立案して,その計画案を図面に示すとともにパ
ワーポイントによるプレゼンテーションにより,そのプロジェクトについて説明できるようにする。
本演習では,実務に近い内容での作業を通して,リーダーシップ,チーム内でのコミュニケーション,協調性,問題解決能
力,計画的に作業をすすめる能力,成果の概要を説明する能力など,実際に仕事をするときに必要な様々な能力を身に付
けます。
1.道路計画にかかわる現状の分析と評価ができる。
2.設計条件の整理,自然・社会的要因の整理ができる。
3.さまざまな要素を勘案して計画基本コンセプトを作ることができる。
達 前半 4.無数のルートから特徴的な3ルートを選定することができる。
5.中間発表会において,道路計画案のポイントを説明することができる。
成
6.グループ内での自分の立場を理解し,主体的に仕事を進めることができる。
1.道路計画案の平面図が作成できる。
目
2.道路計画案の横断面図が作成できる。
標 後半 3.道路計画案3ルートから経済性・社会性を考慮して最適なルートを提案できる。
4.道路計画案の計画概要書を作成できる。
5.最終発表会において,道路計画概要について効果的なプレゼンテーションができる。
6.グループ内での自分の立場を理解し,主体的に仕事を進めることができる。
【教科書】
【参考書等】 日本道路協会 「道路構造令の解説と運用」 (丸善) ほか必要な資料は用意します。
【授業方法】 道路の構造に関して講義した後,6人程度のグループで道路の計画から概略設計までを行う。
【項 目】
【内 容】
第1週 道路計画の概要
道路の役割,道路計画の流れ,調査項目と内容,交通量推計など
第2週 道路構造の基礎
道路構造の名称,構造物の機能,図面の見方など
第3週 道路構造令の講義1
道路の区分と設計速度,横断面構成,線形および視距
第4週 道路構造令の講義2
平面交差,立体交差など
第5週 道路計画演習1
設計条件の整理(道路の性格,幅員構成,コントロールポイント)
後 第6週
道路計画演習2
路線選定(比較ルート3ルート選定,平面線形図
第7週 道路計画演習3
縦断図,比較資料)
第8週 道路計画演習4
第9週 中間発表
本命ルート選定の過程について発表する
第10週
道路計画演習5
本命ルート概略設計
第11週
道路計画演習6
平面図
期
第12週 道路計画演習7
標準横断面図
第13週 道路計画演習8
横断図
第14週 道路計画演習9
計画概要書
第15週 最終発表会
道路概略設計の過程および設計成果の内容を発表する
課題の理解度・問題解決能力を問う問題とグループ内の相互評価
期末試験
【カリキュラムの中での位置づけ】
これまでに学んできたさまざまな知識や技術を総動員して,プロジェクトの計画を行う「エンジニアリングデザイン能力」を養
う。
【先行して理解する必要のある科目】
設計製図,鋼構造,コンクリート構造,建設施工,交通計画など
【同時に学ぶ科目】
ESD4
【ESDとの関連 (教育目標)】 専門分野における持続可能な開発計画事例(道路の計画)にかかわる応用発展的事項に関する知識を身に付け,問題解決
に活かすことができる。地域の特徴・道路のニーズを把握し,自然環境や周囲の住民等へ配慮した道路計画ができることを
めざす。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
グループごとの設計成果および発表会の評価(70%),グループ内での個人の活動状況(30%)の合計点により評価点とする。
ただしグループごとの評価点には出席率による貢献度をかける。
評価点={(中間発表会の評価)*0.3+(最終発表会の評価)*0.4}×(出席率による貢献度)+(期末試験成績)*0.3
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
高専5年間の学習の総仕上げとして,これまで学んできた科目等の知識をすべて使うとともに,実務で道路計画をする上で
のバイブルである「道路構造令の解説と運用」の内容を確認しながら演習を進めてください。
公務員を目指す学生はもちろん,民間企業へ就職する学生も道路計画・設計の概略を体験し,インフラ整備のプロジェクト
全体の流れをつかむことは,有意義であると思います。
演習問題や概略設計図面の作成に必要ですので,各自,電卓・製図道具(製図用コンパス)・三角定規・三角スケールを持
参すること。
126
【科目名】
構造実験(Structural Experimentation)
【担当教員】
三村陽一,谷川大輔
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修1単位 後期 実験・実習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3)
【授業の目的及び概要】 構造力学I,コンクリート構造Iに関する内容の実験と演習を行うことにより,これらに関する知見と理解を深める.土質力学・水
理学と並んで構造力学は三力と称される最も基礎となる科目であり,就職および進学の両方に関連する.鉄筋コンクリート構
造は社会基盤整備に不可欠であり,専門技術者としての学力向上のため本授業は必要である.また,グループ作業やブリッ
ジコンテストを通じて,コミュニケーション力を身につける.
1. 曲げを受ける鉄筋コンクリートはりの実験方法を習得すること
2. 曲げ破壊とせん断破壊の破壊状態の違いを理解すること
達 前半 3. 曲げを受ける鉄筋コンクリートはりの耐力計算方法を理解すること
成
目
標
後半
1. 構造物に生じる応力状態を理解すること
2. 骨組構造を理解すること
3. 載荷実験を通じて破壊の様子を理解すること
【教科書】 プリント配布
【参考書等】
構造実験は10人程度の「鉄筋コンクリートはり」の班と,「ブリッジコンテスト」の班に分けて行い,適宜実験内容を
【授業方法】
説明するが,実験をよく観察して理論との関連性を理解すること.
【項 目】
【内 容】
第1週 ガイダンス
1. 鉄筋コンクリートはり作製
第2週 鉄筋コンクリートはり作製
配合計算,鉄筋加工,型枠組み,コンクリート打設,養生
第3週 〃
2. 載荷実験
第4週 〃
荷重およびひずみ計測,ひび割れ状況観察
3. レポート作成
後 第5週 〃
終局耐力計算,たわみ量計算
第6週 〃
第7週 載荷実験
4. 骨組部材の強度計算
第8週 レポート作成
応力計算,断面決定
第9週 ブリッジコンテスト
5. 骨組部材の製作
第10週 〃
スパゲッティを用いた構造物の製作
期 第11週 〃
6. 載荷実験
第12週 〃
強度,破壊形式の観察
第13週 〃
第14週 載荷実験
第15週 レポート作成
【カリキュラムの中での位置づけ】
構造力学とコンクリート構造の講義の内容を実験で確かめる.
【先行して理解する必要のある科目】
構造力学I,コンクリート構造I
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 グループ作業やブリッジコンテストを通じて,他者との共通認識や異なる考えを理解し,協調・協働して課題を遂行できる能力
を身に付くようにする.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
RCはりレポート40%+RCはり口頭試問10%+コンテストレポート50%=100%(100点)
60%以上を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
3学年に習った内容も含まれるので,忘れている領域は復習して理解すること.
127
【科目名】
環境衛生実験(Water and Wastewater Experimentation)
【担当教員】
及川 栄作
【学年 学科名】
5年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修1単位、前期、実験・実習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 H (d-4)
【授業の目的及び概要】 水処理における微生物の役割は大きい。一方では異臭味水や感染症など微生物が引き起こす問題もある。そこで、本科目では
水環境における微生物の分析法を修得することを目的とする。また、環境中の化学物質に対する機器分析法を修得し、水質分
析の理解を深め、実験を自らが進めて行けるようになることを目標とする。本授業は進学と就職に関連する。また、進路や人間
力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
達
前半
成
目
標
後半
1.微生物の取り扱い方(滅菌、消毒、植菌、培養)を修得する。
2.微生物の計数法(生菌数)を修得する。
3.微生物培養液からDNA(染色体・プラスミド)の調整法を修得する。
4.アガロースゲル電気泳動法によるDNA分析法を修得する。
5.制限酵素によるDNAの切断法を修得する。
6.PCR法による微生物DNAの増幅法を修得する。
7.大腸菌の形質転換法を修得する。
8.インターネットを使用した遺伝情報解析法を修得する。
【教科書】
【参考書等】 配布プリント
【授業方法】 数名ずつ班編成を行い、全学生が実習を行い実験器具に触れることがでるように配慮する。また、1つの実験実習
項目が終了するごとにレーポート提出の指導を行う。
【項 目】
【内 容】
1.寒天培地と液体培地を作製し、高圧蒸気滅菌を行う。
第1週 ガイダンス
2.微生物の培養法と植菌法
第2週 微生物の取り扱い方
3.微生物の染色体・プラスミドDNAの調整
第3週 , ,
4.アガロースゲル電気泳動法によるDNAの分析を行う。
第4週 微生物培養液からDNAの調整
5.DNAを制限酵素を用いて切断する。
第5週 , ,
前
6.PCR法により、微生物DNAの増幅を行う。
第6週
,
,
7.組換えDNA実験(ライゲーションを行う。)
第7週
アガロースゲル電気泳動法によるDNAの分析
第8週 制限酵素によるDNAの切断
8.大腸菌の形質転換と形質転換効率の算出を行う。
第9週 PCR法による微生物DNAの検出
9.アルカリ法によるプラスミドDNAの調整を行う。
10.NCBIのwebサイトにアクセスして、微生物分類を行う。
第10週 組換えDNA実験 期
第11週 形質転換
第12週 プラスミドDNAの調整1
第13週 プラスミドDNAの調整2
第14週 プラスミドDNAの調整3
第15週 インターネットを使用した遺伝情報解析
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境工学、環境衛生工学I,II、環境保全に関わる講義の内容、および水質浄化や水質保全に関わる環境微生物学の基礎を実験
により確認する。
【先行して理解する必要のある科目】
環境工学、環境衛生工学I,II、環境保全
【同時に学ぶ科目】
微生物学
【ESDとの関連 (教育目標)】
(ESD2,ESD3,ESD4)
環境衛生に係わる微生物を用いた実験課題に取り組むことから、衛生工学知識や工学技術を習得することにより、SD力を身に
付くようにする。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
評価方法:レポート(90%)+実験遂行能力(10%)=100%(100点) 60%以上を合格とする。
レポートの仕上がりが悪い場合は再提出を求める。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
水酸化ナトリウムやフェノール:クロロホルム溶液などの劇物を扱う際は十分注意すること。また、外から他の微生物が入り込む
ことによるコンタミネーションが起こらないように注意を払いながら実験を行う。
128
【科目名】
卒業研究(Graduation Research)
環境都市工学科全教員
【担当教員】
【学年 学科名】
5学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
必修9単位 通年 研究
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 G (d-6)
【授業の目的及び概要】 これまで学習してきた専門知識を活用して特定の研究テーマについて指導教員の助言を受けながら、1年間研究するものであ
る。解析能力・手法、実験の解析・手法、調査の解析・手法、設計等の修得、専門知識の深化を目的とする。卒業研究は進学と
就職に関連する。
1.卒業研究の内容を理解すること。
2.課題の文献調査をし、研究の方向、研究方向等、研究の内容の骨格を考える。
達 前半 3.予備実験から実験方法、実験装置を考案、または整備する。
成
目
標
後半
1.具体的な解析、実験を始める。
2.実験データ、調査データを集積し、解析する。
3.卒業研究の成果をとりまとめる。
4.研究発表のプレゼンテーションが上手に行えるよう、よく準備する。
【教科書】 各担当教員配布のプリント、資料等
【参考書等】
【授業方法】 指導教員のもとで、個人またはグループ研究を行い、研究成果を卒業研究論文としてまとめる。
【項 目】
【内 容】
第1週 卒業研究ガイダンス
1.卒業研究ガイダンス
第2週 研究テーマの選択
研究の心構えと内容の説明
第3週 研究
2.研究テーマの選択
”
第4週
研究テーマと指導教員の決定
”
3.研究
前 第5週
”
指導教員のもとでの研究
第6週
”
第7週
第8週
”
第9週
”
第10週
”
期 第11週
”
第12週
”
第13週
”
第14週
”
第15週
”
第16週
1.研究
”
第17週
”
指導教員のもとでの研究
第18週
2.卒業研究発表
”
第19週
研究内容の発表
”
”
後 第20週
”
第21週
第22週
”
第23週
”
第24週
”
第25週
”
期 第26週
”
第27週
”
第28週
”
第29週
”
第30週 卒業研究発表
【カリキュラムの中での位置づけ】
5年間の学習成果のまとめとして、今までに修得した知識を使い、自主的に解析、実験、調査等を行える力を養い、未知の問題
を解決するチャレンジ精神を養う。
これまで学習してきた全科目
【先行して理解する必要のある科目】
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 これまで学習したことに、存在する様々な価値を積み重ねて、技術者としての素養を身につける。
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
研究への取り組みの評価(50%)+卒業論文の評価(15%)+発表要旨の評価(15%)+プレゼンテーションの評価(20%)=
100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
実験は危険を伴うので服装に気を配り、器具の取扱いには注意すること。卒業研究は自由な学問の場である。積極的に研究
に取り組み、悔いのない成果を残して欲しい。
129
【科目名】
情報処理(Information Processing)
【担当教員】
黒川 岳司
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HB
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 A (c)
【授業の目的及び概要】 ExcelVBA言語によるプログラミングの講義および演習を行う。プログラミングの基本構文やアルゴリズムを学び、その応用と
して、工学を学ぶ上で基礎となる数値計算の代表的課題を取り上げ、数値計算処理方法の考え方を学ぶ。本授業は就職お
よび進学の両方に関連し、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
1.VBAエディタを使用して、簡単なマクロの作成が出来ること。
2.条件分岐文を用いたマクロが作成できること。
3.繰り返し文を用いたマクロが作成できること。
達 前半
成
目
標
後半
1.条件分岐文、繰り返し文および関数を含んだマクロが作成できること。
2.配列を用いたマクロが作成できること。
3.Subプロシージャを使用したマクロが作成できること。
4.VBAで基礎的な数値計算が行えること。
【教科書】 村木正芳著「工学のためのVBAプログラミング基礎」(東京電機大学出版局)
【参考書等】 演習問題および参考資料のプリントを配布する。
【授業方法】 パソコンを用いて、VBA言語によるプログラミングの学習を行う。演習を含む。
【項 目】
【内 容】
第1週 VBAの基礎知識
1. VBAの基礎知識
第2週 セルの操作と変数
プログラム言語、VBAマクロの基礎、VBEの使い方
第3週
〃
2. セルの操作と変数
第4週 条件分岐処理
オブジェクト・プロパティ・メソッド
第5週
〃
関数と引数、文字と変数、変数の型宣言
前
第6週 繰り返し処理
3. 条件分岐処理
第7週 中間試験
If文、条件式、ElseIf文、If分のネスト、Select Case文
第8週 答案返却・解答説明、繰り返し処理
4. 繰り返し処理
For文、Do While文
第9週 配列
Subプロシージャ
第10週
5.
配列
6. Subプロシージャ
期 第11週 数値計算プログラムの基礎
第12週
〃
7. 数値計算プログラムの基礎
第13週
〃
最小2乗法、数値積分
第14週
〃
代数方程式の解法
期末試験
連立方程式の解法
第15週 答案返却・解答説明
常微分方程式の解法
【カリキュラムの中での位置づけ】
これまでExcelについては既に履修している。この科目では、これらの知識を利用したプログラミングについて学び、簡単な数
値計算を行えるようにする。
【先行して理解する必要のある科目】
情報処理
【同時に学ぶ科目】
(ESD3, ESD4)
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境に関わる応用発展的事項の問題解決に活かためのSD力が身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験40%+期末試験40%+課題・レポート20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
Excelは身近に使える表計算ソフトなので、これを有効に利用するために、ぜひともVBAを理解してほしい。
130
【科目名】
都市環境計画学(Urban and Environmental Planning)
【担当教員】
山岡 俊一
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 D, d-3
【授業の目的及び概要】 本授業では,社会の変化や環境に配慮した国土づくり・まちづくりのための知識や基礎的技術の習得を目指す。また,住民参
加による国土づくり・まちづくりの重要性を学ぶ。なお,本授業は進学と就職に関連する。
達
成
前半
1.景観工学の目的が説明できる。
2.景観計画の位置づけと必要性を説明できる。
3.景観整備の目的と手法,および各種関連用語を説明できる。
4.景観整備における考慮すべき重要事項を説明できる。
5.都市環境と交通の関係を理解し,環境に配慮した都市交通対策を説明できる。
1.福祉に配慮したまちづくりの必要性を理解し,説明できる。
2.交通バリアフリーの現状と整備手法を理解し,説明できる。
標 後半 3.バリアフリーデザインとユニバーサルデザインを理解し,説明できる。
4.住民参加の重要性と手法を理解し,説明できる。
5.ワークショップにおいて議論し,意見をまとめ,発表することができる。
6.環境の価値を評価する手法を説明できる。
【教科書】 市坪誠,他4名「景観デザイン」(コロナ社),自作プリント
竹内伝史,他4名「地域交通の計画 -政策と工学-」,鹿島出版会 佐藤圭二,杉野尚夫 共著,「新都市計画総
【参考書等】
論」,鹿島出版会
【授業方法】 講義を基本とし,課題レポートを課す。
【項 目】
【内 容】
1.景観デザインの概論
第1週 授業のガイダンス,景観デザイン概論
2.景観用語
第2週 景観デザイン
3.景観デザインの対象
第3週 〃
4.エコシステムの分析と評価
第4週 景観デザインの理念
5.都市環境と交通の関係
第5週 エコシステムの分析・評価
前
6.交通需要マネジメント(TDM)手法
第6週 都市環境と交通
7.モビリティ・マネジメント
第7週 〃
8.交通バリアフリー
第8週 中間試験
9.ユニバーサルデザイン
第9週
答案返却・解答説明 福祉のまちづくり
第10週
福祉のまちづくり
10.ワークショップ、ブレインストーミング
11.プロブレムシーキング
期 第11週 〃
第12週 住民参加
12.環境の評価手法(CVM,コンジョイント分析)
第13週 〃
第14週 環境の評価
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境都市工学科における計画系科目のうち,複雑な社会情勢の変化に対応した国土づくり・まちづくりについて学ぶ授業であ
る。
目
【先行して理解する必要のある科目】
都市計画
【同時に学ぶ科目】
交通計画,エンジニアリングデザイン
(ESD1, ESD2, ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 持続発展可能な社会資本の構築に欠かせない都市,交通,景観に関する整備手法を習得する。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験35%+期末試験35%+小テスト20%+課題10%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業内容や土木系計画学に関する質問を受け付けるので,放課後やオフィスアワー等を利用して教員に随時相談すること。
131
【科目名】
建設施工 (Execution of Constructive Works )
【担当教員】
重松 尚久
【学年 学科名】
5学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 D (d-7)
【授業の目的及び概要】 建設施工A,Bで学んだ施工技術をさらに広範囲な公共施設の建設現場で用いることができる施工技術を学ぶ.前半は,ト
ンネルの施工に関する基本的な技術を,後半では,道路工学に関する講義を行う.本授業は、就職および進学の両方に関
連する.
達
前半
1.トンネルの各種工法について理解できること.
2.トンネル掘削工法の手順を理解できること.
3.トンネル掘削の補助工法について理解できること.
成
1.道路の構造を理解できること.
2.舗装工の手順を理解できること.
目
標
後半
【教科書】 友久誠司 竹下治之 『施工管理学』(コロナ社)
【参考書等】
【授業方法】 教科書を中心とした講義を基本とするが,新聞・学会等の最新の情報を随時折り込む.
【項 目】
【内 容】
第1週 トンネル工
1 トンネル工
第2週 〃
トンネルの種類と分類
第3週 〃
トンネルと地形
第4週 〃
トンネルの作用する地圧
第5週 〃
トンネル掘削工法
前
第6週 〃
TBM工法
第7週 中間試験
シールド工法
第8週 答案返却・解答説明
2. 舗装工
路床および路盤
第9週 舗装工
第10週
〃
瀝青舗装
コンクリート舗装
期 第11週 〃
第12週 〃
特殊工法
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
建設施工A,建設施工Bで学んだ知識に加え、さらに専門的な施工の知識を学ぶ科目
【先行して理解する必要のある科目】
建設施工A,建設施工B,土質力学
【同時に学ぶ科目】
ESD3 ESD4
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境適合設計の基本知識を取得し,技術開発に応用できる.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
評価方法:2回の定期試験(80%)と課題(20%)により評価する.
最終評価点=(定期試験(100点×2回)/2)×0.8+課題100点×0.2
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること.事前に教科書を熟読し,疑問点を明確
にしておく.講義内容を理解する.理解できない場合には適宜質問する.教科書・ノートを見て授業内容を確認しておく.将来
的には、土木施工管理技士試験にチャレンジして欲しい.
132
【科目名】
技術者倫理 (Ethics for Engineers)
【担当教員】
山田 宏
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 後期 講義
【学習・教育目標】 HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】: A (b)
【授業の目的及び概要】 持続発展可能な開発(SD: Sustainable Development)に基づく社会の構築を主導して行く立場にある技術者は、責任感と使
命感を持って、常にグロバールな観点に立った倫理を尊びながら、技術開発に臨んで行く必要がある。
技術者にとって必要な高い倫理性を意識的に獲得、育成し、視野の広い、道徳、規範に従った問題解決ができる能力を養うこ
とを目的とする。
授業では、過去の事例等の技術史を通して、技術者の責務の大きさを講義すると共に、SD社会構築の重要性を念頭に置い
た倫理性が養成されるように、グループディスカッションやレポート作成等も併用して、技術者としてバランスの取れた思考・判
断能力が身に付くように展開して行く。 今後の更なるキャリア構築において基軸となる講義である。
達
成
目
標
1.局所的な公害から、広大な地球規模の環境問題までを認識し、技術者の責任と使命感を理解すること。
2.SD社会構築において、技術者として今後どのような自学自習(研鑽)をして行く必要があるかを発言できるこ
と。
3.社会的責任(SR: Social Responsibility)について理解し、その概要をISO26000を基に説明できること。
4.SDを念頭に置いた、倫理性の高い環境適合技術開発に関して、自身の専門との融合を図りながら考察できる
こと。
【教科書】
【参考書等】 Charles E. Harris他著(社)日本技術士会訳編「科学技術者の倫理 その考え方と事例」(丸善)
P. A. Vesilind, A. S. Gunn著(社)日本技術士会訳編「環境と科学技術者の倫理」(丸善)
【授業方法】 プロジェクターを用いて、内容の視覚的な理解が進むように講義する。 また、広範、且つ、技術者として基軸とな
る分野の講義なので、講義の始めに、必ず前週以前の講義内容等の比較的詳細な説明を行い、自然に倫理性が
身に付くように講義する。 なお、教科・参考書等は補助的にしか用いない。
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
後
期
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
【項 目】
技術者倫理の定義とSDの重要性
技術開発(史)と環境との関わり
技術開発(史)と環境との関わり
(技術と生活向上・被害・法令との関わり)
技術基準と規格
(歴史的背景と法令順守)
技術基準と規格、そして、責任
(国際的視野)
事例検証(典型事例による洞察の実践)
中間試験
中間試験解答説明と補講
専門特化事例を基にした倫理(論述の実践)
専門特化事例を基にした倫理(論述の実践)
専門特化事例を基にした倫理(論述の実践)
専門特化事例を基にした倫理(論述の実践)
環境適合技術開発(専攻専門との融合)
環境マネージメントシステム(EMS)の実際
総括と補講
期末試験
【内 容】
科学技術史を通した事例等を基に、科学技術と環境の変遷や、公
害、地球環境問題の根底に在る倫理性を理解し、SD社会構築に
対する技術者の責務と使命、SRの重要性、法令遵守の大切さ等を
学び、技術者として必須の倫理観を養成する。
特に、SDを身に付けた呉高専出身の技術者として、如何に社会
に対して高い倫理性を以て寄与し続けて行くべきかを、各自自身が
顧み、そして、将来を見据えた行動ができる素養が培われる様に講
義を展開して行く。
自身の専攻専門分野に特化した倫理事例を学修し、当該分野特
有の倫理性を高めると共に、自身の専攻専門を、今後の高い倫理
性を持った技術開発へと繋げて行くにはどのようにしたら良いか
を、自身の言葉で発言できる様にする。
(問題の内1問は、自身の専攻専門と倫理との関わりについての考
察の論述を予定している)
第15週 期末試験解答説明と補講、質疑
【カリキュラムの中での位置づけ】
これまで学んで来た専門技術を、実社会で展開して行く際の基軸となる科目である。 技術者は、高い倫理性を持って、しか
も、高度な専門能力を発揮してこそ、SD社会構築に寄与できることを念頭に置いて、他の科目の更なる自学自習を進めて欲し
い。
【先行して理解する必要のある科目】
今まで学んで来た全ての専門科目、倫理、法学。
【同時に学ぶ科目】
哲学
【ESDとの関連 (教育目標)】 (ESD1、ESD2、ESD3、ESD4)
技術開発と環境問題との関係を理解させ、SD力を高める。 また、高い倫理性を持った環境適合設計やSRが展開できる基
本的素養を身に付けさせ、学生各自の専攻に立脚した問題解決(エンジニアリング デザイン)力の萌芽を促す。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準: 60%以上
中間試験(35%)+期末試験(35%)+課題レポート(30%)=評点100点(100%)。評点60点以上合格。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
持続発展可能な社会を構築する上での、基軸となる科目です。 皆さんがこれから実社会で専門技術者として活躍する際に、
最も基本となる倫理性と、更に研鑽を重ねて行くための基本的な素養を身に付けて下さい。
技術者として関わる或る事象に対して、一定の模範となる技術倫理的回答を断定することは出来ませんし、多くの場合は、法
的な瑕疵がない、言わばグレーゾーン的な当該事象に対して、技術者、特に呉高専の全科目ESDによる教育でSD力を身に
付けた技術者として、どのように対応していけば良いかを、多面的に、且つ、深く洞察し、行動できる素養を身に付けるための訓
練の場と捉えて、真摯な態度で受講・考察に臨んで下さい。
技術倫理に関わる話題は日常茶飯事なので、報道等の時事で興味を持った事など、意見や疑問等を積極的に発言して下さ
い。 皆で論議しましょう。
133
【科目名】
建設システム工学演習 (Practice for Civil Engineering)
【担当教員】
重松 尚久
【学年 学科名】
5学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 前期 演習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 D (d-3)
【授業の目的及び概要】 建設事業を通して良質な社会資本の整備を進めて行くためには,優れた建設技術者の育成と確保が不可欠である。特に,
工事の大型化,建設技術の進歩等により工事内容が多様化,複雑化している中で工事を適正に施工するためには,施工計
画に基づき工程管理,品質管理,安全管理等を的確に行う施工管理技術者の役割が重要なものとなっている.将来,土木
施工管理技術者を目指すものが,学校で修学中に受験できる二級土木施工管理技術者試験の学科試験の合格に向けての
対策を行う.
達
前半
1.土木施工管理技術者の役割を理解する.
2.出題分野の分析を行う.
3.過去の問題を中心に演習を行う
成
1.過去の問題を中心に演習を行う
2.実地試験の傾向と対策
目
標
後半
【教科書】 2級土木施工管理技士合格講座(東洋書院)
【参考書等】
【授業方法】 二級土木施工管理技術者試験の過去に出題された問題を中心に演習を行う.
【項 目】
【内 容】
第1週 概論
1. 出題傾向の分析
第2週 土工
2. 各分野ごとに問題演習
第3週 基礎工
3. 実地試験の問題傾向と対策
第4週 コンクリート工
第5週 専門土木①
前
第6週 専門土木②
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週
施工管理①
第10週
施工管理②
第11週
法規①
期
第12週 法規②
第13週 実地試験対策
第14週 実地試験対策
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
二級土木施工管理技術者試験(学科試験)合格に向けての演習を行う.
【先行して理解する必要のある科目】
建設施工A,建設施工B,土質力学,土木関連科目
【同時に学ぶ科目】
建設施工
ESD3 ESD4
【ESDとの関連 (教育目標)】 二級土木施工管理技術者試験合格
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
評価方法:2回の定期試験(100%))により評価する.
最終評価点=(定期試験(100点×2回)/2)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること.事前に教科書を熟読し,疑問点を明確
にしておく.講義内容を理解する.理解できない場合には適宜質問する.
134
【科目名】
建設システム工学演習(Construction system Engineering Seminar)
【担当教員】
堀口 至
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 後期 演習
【本科の教育目標】
HD
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 d-5
【授業の目的及び概要】 本科目では,コンクリート系資格のうち基本的な資格である「コンクリート技士」の試験問題を用いて演習を行う。今まで学習
してきた知識を再確認し,将来の資格取得の手助けを行うことを目的とする。本授業は資格取得に関連する。
達
前半
1. コンクリート用材料の性質について説明できること
2. フレッシュのコンクリートの性質について説明できること
3. 硬化状態のコンクリートの性質について説明できること
成
目
標
後半
4. 塩害や中性化といったコンクリートの耐久性について説明できること
5. 配合計算ができること
6. 鉄筋コンクリートの基本的事項について説明できること
【教科書】 プリント配布
【参考書等】 大塚浩司ほか「コンクリート工学[第2版]」(朝倉書店),友久誠司ほか「施工管理学」(コロナ社)
【授業方法】 2時間授業のうち,前半は問題演習,後半は解答解説とする
【項 目】
【内 容】
第1週 コンクリート用材料
1. コンクリート用材料
第2週 〃
セメント,骨材,混和材料,水,補強材
第3週 コンクリートの性質(フレッシュコンクリート) 2. コンクリートの性質
第4週 〃
フレッシュコンクリート,硬化コンクリート
第5週 コンクリートの性質(硬化コンクリート)
3. コンクリートの耐久性
後
第6週 〃
塩害,中性化,耐凍害性,アルカリシリカ反応
第7週 中間試験
4. 配合設計
第8週 答案返却・解答説明
配合計算
5. コンクリート構造の設計
第9週 コンクリートの耐久性
第10週
〃
コンクリート構造の設計
期 第11週 配合設計
第12週 〃
第13週 コンクリート構造の設計
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
2年生の建設材料や,4年生の建設施工Bで学んできたコンクリート材料に関する知識を,本科目で演習を通して再確認す
る。
【先行して理解する必要のある科目】
コンクリート工学,建設材料,建設施工B
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 建設材料の中で使用頻度が高いコンクリートについての知識の習得を目標とする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
成績評価は2回の定期試験(80%)に課題(20%)を加えて総合評価を行う。
最終評価点={(定期試験100点×2回)/2}×0.8+(課題100点)×0.2
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
2年生の建設材料,4年生の建設施工Bで使用した教科書やノートがあると理解の助けになる。
135
【科目名】
耐震工学(Seismic Engineering)
【担当教員】
河村進一
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科(建設システムコース)
【単位数 期間 形態】
選択必修 2単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F d-3
【授業の目的及び概要】 土木構造物,特に橋梁を対象にして振動学の基礎を学ぶと同時に,兵庫県南部地震の教訓から得られた新しい耐震設計法
の概略について学ぶ。線形代数や微分方程式の解法を実構造物の振動現象に適用し振動を表現し,地震時の動的挙動を
把握するための基礎的な能力を身に付ける。
本授業は進学および就職の両方に関連する。大学編入学や大学院の入試で頻出する線形代数や微分方程式の解法を実
構造物の振動現象を用いて解説する。地震の多い日本では,社会基盤構造物の設計・施工・維持管理の各プロセスにおい
て地震への対応は重要であり,就職後も必須の知識である。
達
前半
1.地震の原因や地震波の特徴,地震による被害について説明できる。
2.1自由度振動系の振動方程式を解き,固有周期や応答変位を計算できる
3.橋脚等1自由度にモデル化できる構造物のばね定数を決定できる
成
目
標
後半
1.2自由度系の固有振動数,モード形を計算できる
2.設計に使用する地震動について説明できる。
3.静的耐震性能照査法によって,橋脚の安全性が確認できる。
4.耐震性能照査法の概要を説明できる。
【教科書】 平井一男・水田洋司 「耐震工学入門 第2版」(森北出版)
【参考書等】 大塚 「実践耐震工学」(共立出版)
【授業方法】 板書による講義を基本とする。
【項 目】
【内 容】
第1週 1.地震の原因を探る,2.地震の強さを知ろう
第2週 3.地震活動を知る,4.地震波を調べよう 地震の原因を探る
第3週 5.地震による被害,6.なぜ振動工学が必要か 地震波を調べよう
第4週 7.振動要素を考える
第5週 8.1自由度系の自由振動
前 第6週 9.減衰を持つ1自由度系の自由振動
第7週 10.1自由度系の定常振動
第8週 中間試験
第9週 11.不規則外力を受ける1自由度系の振動
多自由度系の振動
第10週 12.2自由度系の振動
第11週
13.他自由度系の強制振動
モード解析法
期
第12週 14.応答を直接求めてみよう
直接積分法
第13週 15.耐震設計は必要
静的照査法・動的照査法の考え方
第14週 〃
静的耐震性能照査法の計算
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
構造動力学(振動学)の基礎と橋梁の耐震設計法の概略について学ぶ。
【先行して理解する必要のある科目】
コンクリート構造Ⅰ,構造力学Ⅰ,鋼構造,数学(線形代数,微分方程式)
【同時に学ぶ科目】
ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 構造物の振動の基礎的事項を学び持続発展可能な社会資本の整備に関する知識と考察力を身に付ける
JABEE合格基準:60%以上
【評価方法と基準】
2回の定期試験(各40%)およびレポート(20%)により評価する。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業中に演習を行うので,関数電卓を必ず持ってくること。
構造物の振動を理解するには微分方程式の理解が必要です。また,構造物の振動特性を計算するには,線形代数の固有
値・固有ベクトル等の数学的ツールが活躍します。しっかり復習しておいてください。
136
【科目名】
基礎工学 (Foundation Engineering)
【担当教員】
加納 誠二
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3)
【授業の目的及び概要】 3,4年次で習得した建設施工,土質力学の基礎理論をもとに,前半では地盤調査法,直接基礎,杭基礎の基礎から応用までを
講義する.後半ではケーソン基礎,基礎の地盤改良工法,汚染地盤の改良法を習得し,これら基礎工学技術能力の向上を図
る.本科目は就職と進学に関連する.
1.平板載荷試験法が理解できる.
2.標準貫入試験が理解できる.
3.直接基礎の種類と施工法が理解できる.
達 前半 4.杭基礎の施工法が理解できる.
5.杭の効果,ネガティブフリクションが説明できる.
成
6.杭の支持力の計算方法を説明できる.
1.ケーソン基礎の設計方法を説明できる.
目
2.ニューマチックケーソン基礎の施工法が理解できる.
標 後半 3.基礎地盤改良工法が理解できる.
4.深層混合処理工法が説明できる.
5.汚染地盤の歴史と種類が理解できる.
6.汚染地盤の改良工法が説明できる.
【教科書】 室達郎 著:基礎工学(電気書院)
【参考書等】 赤木他 著:土質工学 (コロナ社)
【授業方法】 講義を基本とし,適宜課題を課す.
【項 目】
【内 容】
第1週 地盤調査法
1.標準貫入試験
第2週 〃
2.直接基礎の安定計算
3.杭の支持力
第3週 直接基礎
第4週 〃
4.負の周面摩擦力
第5週 杭基礎
5.ケーソン基礎の安定計算と沈下量計算
前
第6週 〃
6.バーチカルドレーン工法
第7週 中間試験
7.サンドコンパクション工法
第8週 答案返却・解答説明
8.深層混合処理工法
第9週
ケーソン基礎
9.汚染地盤の現状
10.汚染地盤の改良工法
第10週 〃
第11週
地盤改良工法
期
第12週 〃
第13週 汚染地盤改良工法
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】
レポートによる課題とプレゼンテーションを課し,提出物の評価およびプレゼンテーションおよび質疑の内容によって学習状
況を確認する。
【カリキュラムの中での位置づけ】
土質力学,建設施工,防災工学に関連する科目で、構造物の土台となる基礎地盤について学ぶの科目である.
【先行して理解する必要のある科目】
数学A,数学B,応用数学,土質力学,環境地盤工学,建設施工
【同時に学ぶ科目】
土質力学,建設施工,交通計画
(ESD2, ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 地盤と基礎に関連する専門知識を身に付け,持続発展可能社会の実現のための問題解決に活かすことができる.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験70%+課題30%=100%(100点)で評価する. 60%以上を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
理解出来ない点や質問等があれば,適宜指導教員に質問し,講義内容を完全に理解すること.この科目は,環境都市工学
科の卒業生として身につけておかなければならない専門科目である.ノートをしっかり取り, 分からない所がないようにするこ
と.
137
微生物学(Microbiology)
【科目名】
【担当教員】
村上 克治
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科(環境システムコース)
【単位数 期間 形態】
選択必修 1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
E
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 (d)(3)
【授業の目的及び概要】 本科目は、就職・進学の両方へ関係する。本科目では、微生物の分類、細胞構造、生化学的特性、増殖特性等微生物学の
基礎について学ぶとともに、環境中での物質循環における役割や環境浄化などの産業への応用事例を学習する。また環境中
に生息する微生物群集の特徴とその研究手法について詳しく学ぶ。
達
前半
1.微生物の構造と機能を理解する。
2.微生物の分類ができるようになる。
3.微生物の代謝について理解する。
成
目
標
後半
1.微生物の増殖・制御について理解する。
2.微生物の遺伝について理解する。
3.微生物の環境中での役割を理解する。
4.微生物群集の特徴並びに研究手法を理解する。
【教科書】 プリントを配布(バイオのための基礎微生物学(講談社))
【参考書等】 サイエンスビュー生物総合資料増補4訂版(実教出版)、コーンスタンプ生化学、環境微生物学(昭晃堂)など
【授業方法】 講義を基本とし、適宜演習課題を課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 微生物学の概要
微生物学の概要・歴史
第2週 微生物学総論
微生物の分類
第3週 〃
微生物の細胞構造
第4週 〃
生体物質の構造と機能
第5週 〃
顕微鏡による微生物観察
前
第6週 〃
微生物の分類・同定
第7週 〃
微生物の代謝
第8週 中間試験
試験解答と説明
第9週
微生物学総論
第10週
微生物の増殖(制御)とバイオセーフティ
微生物の遺伝
期 第11週 〃
第12週 生態系における物質循環
微生物の生態系における役割とその応用
第13週 〃
微生物の応用(環境浄化など)
第14週 微生物群集解析
微生物群集解析とその手法
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境中に普遍的に分布している微生物の特徴を個々の場における役割を理解し、環境工学および環境保全の問題を微生
物を主軸にして見直すことができるようにする
【先行して理解する必要のある科目】
環境工学(2学年)、地球環境化学(3学年)、環境保全(4学年)ほか関連科目
【同時に学ぶ科目】
環境衛生実験(5学年)
ESD2、ESD3、ESE4(組換え生物体の取扱規定であるカルタヘナ法に触れる)
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境中のどこにでも存在し、常温で化学反応を触媒するのが微生物の特徴です。そのため低コストでさまざまな物質変換をさ
せることが可能です。自浄作用や上・下水道への微生物応用は一例です。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
定期試験80%+レポート課題20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
微生物学を環境都市工学科の課題と関連付けながら講義を進め、興味をもってもらうように配慮する。
138
【科目名】
防災工学(Disaster Prevention Engineering)
【担当教員】
加納 誠二
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 E (d-3)
【授業の目的及び概要】 我々は地震,火山噴火,土砂崩壊など自然災害の実態と対策を知っておく必要がある.建設技術者は自然の営力を止めるこ
とはできないが予想される被害を最小限にくい止める事は技術者の使命でもある.ここでは災害の実態と基本的な防災対策
を学ぶ.本科目は就職と進学に関連する.
1.日本の自然災害の特性を説明できる
2.火山噴火と防災対策を説明できる
3.地震と液状化対策を説明できる
達 前半 4.日本の土砂災害の特徴と対策を説明できる
成
目
標
後半
1.斜面崩壊メカニズムと対策工法を説明できる
2.豪雨災害と台風災害の特徴を説明できる
3.災害対策基本法と公的な防災体制について説明できる
4.避難所の設営・運営法について説明できる
5.災害時医療について説明できる
【教科書】 プリントの配布
【参考書等】 土質工学:コロナ社,群発する崩壊(千木良雅弘):近未来社など
【授業方法】 講義を基本とし,適宜課題レポートを課す
【項 目】
【内 容】
第1週 防災工学の概論
1.日本列島の成り立ちと火山
第2週 日本の地震と地震被害
2.地震による災害
3.地震動と地震予知
第3週 地震動と地盤振動
第4週 地震による被害と液状化対策
4.地震による地盤の変形と液状化対策
第5週 火山噴火と防災対策
5.土砂災害メカニズムと災害対策
前
第6週 日本の土砂災害
6.豪雨と台風による災害と対策
第7週 中間試験
7.災害対策基本法と公的な防災体制
第8週 答案返却・解答説明
8.復旧・復興支援制度
第9週
斜面崩壊メカニズムと災害対策
9.図上訓練
10.避難所の設営・運営方法と机上訓練
第10週 豪雨と台風による災害と対策
11.災害医療と緊急救助技術
期 第11週 災害に関する法律と復旧支援
第12週 図上訓練
第13週 避難所の運営
第14週 災害医療と緊急救助技術
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【自学自習の実施内容と確認方法】
レポートによる課題とプレゼンテーションを課し,提出物の評価およびプレゼンテーションおよび質疑の内容によって学習状
況を確認する。
【カリキュラムの中での位置づけ】
本科目はこれまで学んだ専門科目と災害現象を結び付け, さらに公的な支援体制や緊急時の医療などについて学ぶととも
に, 図上訓練を通して防災技術者としての素養を身につける.
【先行して理解する必要のある科目】
保健,土質力学,環境地盤工学,水理学,建設施工,耐震工学
【同時に学ぶ科目】
交通計画
(ESD2,ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 防災に関連する専門知識と考察力を身に付け,持続可能社会の実現のための問題解決に活かすことができる.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%
定期試験80%+課題20%=100%(100点)で評価する. 60%以上を合格とする.
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
役所,企業のいずれに就職しても,防災技術は必要不可欠となると思います.授業は積極的に取り組むことが大切.理解出来
ない点や質問等があれば,適宜指導教員に質問し,講義内容を完全に理解すること.
139
【科目名】
環境分析化学(Environmental and Analytical Chemistry )
【担当教員】
及川 栄作
【学年 学科名】
5学年、環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位、前期、講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 E (d-3)
【授業の目的及び概要】 環境にける水質分析や生物工学における生体分子の分析に関連した、各種分析手法や機器分析法の原理や用途の基礎を学
ぶことを目的とする。本科目は、就職と進学に関連する。
達
前半
成
目
標
後半
1.水質分析法の基礎と概論を理解し、説明できること
2.定性分析と定量分析の違いについて理解し、説明できること。
3.機器分析法について理解し、説明できること
4.ガスクロマトグラフ分析法について理解し、説明できること。
5.液体クロマトグラフ分析法について理解し、説明できること。
6.質量分析法について理解し、説明できること。
7.生体分子の分析法の基礎と概論を理解し、説明できること。
8.バイオセンサーの概要と原理を理解し、説明できること。
9.レポーターアッセイ法を理解し、説明できること。
10.水質や環境微生物の遺伝子解析と応用例を理解し、説明できること。
【教科書】
【参考書等】 配布プリント
【授業方法】 水質分析や生体分子の分析法の理解のための講義を行う。理解を深めるためのレポート課題による指導を行う。
【内 容】
1.水質分析の基礎と概論
2.定性分析と定量分析、誤差の取り扱いと評価
3.機器分析法の種類と用途、前処理法
4.各種分光法および各種クロマト分析法の原理と用途
液体クロマトグラフ法、イオンクロマトグラフ法 5.質量分析法、GC-MS、LC-MS、TOF-MS
前
6.生体分子分析法の基礎と概論(タンパク質・酵素・核酸)
質量分析法
7.クロマト分析法、ゲルろ過法、アフィニティ法、免疫法、電気泳動法
中間試験
8.オペロンと遺伝子発現(大腸菌のラクトースオペロン)
答案返却・解答説明、生体分子の分析法
9.レポーターアッセイ法による化学物質の計測
タンパク質・酵素・核酸の精製および分析法
10.水質や環境微生物の遺伝子解析と応用例(重金属類、難分解物
バイオセンサーの原理と種類
質、臭い物質等)
期
オペロンと遺伝子発現
オペロンと遺伝子発現
各種レポーターアッセイ法
水質や環境微生物の遺伝子解析と応用例
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
本科目はこれまで学習した化学および生物系科目の知識を活かし、現場の水質や環境微生物の分析などが実際どのような手
法で行われているか学ぶ科目である。
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
第6週
第7週
第8週
第9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
【項 目】
水質分析法の基礎と概論
定性分析と定量分析
機器分析法
分光法、ガスクロマトグラフ分析法
【先行して理解する必要のある科目】
化学、環境工学、環境衛生工学I,II、環境保全
【同時に学ぶ科目】
環境衛生実験
【ESDとの関連 (教育目標)】
(ESD3,ESD4)
水処理における水質分析や環境バイオテクノロジーにおける生体分子分析の専門的知識や技術を習得することにより、SD力を
身に付くようにする。
【評価方法と基準】
2回の定期試験(90%)+レポート(10%)=100%(100点) 60%以上を合格とする
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
水質や生体分子の性質分析の原理や手法および用途等を理解することを目標とする。
JABEE合格基準:60%
140
【科目名】
環境水理学(Environmental Hydraulics)
【担当教員】
黒川 岳司
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科(環境システムコース)
【単位数 期間 形態】
選択必修1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3)
【授業の目的及び概要】 各種の水理現象の物理的意味を明確にできるようになるように完全流体と粘性流体の運動方程式について学ぶとともに、水
環境の実用面で重要となる水の波と河川の水理学について演習を行いながら学ぶ。本授業は就職および進学の両方に関
連し、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
1.流体の運動表記法のラグランジュ的方法とオイラー的方法の違いを説明できる。
2.連続方程式とオイラーの運動方程式を導くことができる。
3.ナビエ・ストークス方程式、レイノルズ方程式について説明できる。
達 前半 4.レイノルズ相似則およびフルード相似則を理解し、これに関する計算問題ができる。
5.流関数と速度ポテンシャルの定義を理解し、流線および等ポテンシャル線に関する問題が解ける。
成
6.流体の変形と回転運動について理解し、”渦”について説明できる。
1.波の定義、波が速度ポテンシャルを持つ理由を説明することができる。
目
2.深水波と長波の理論を理解し、これらに関する計算問題が解ける。
標 後半 3.開水路不等流の水面形の数値計算を行うことができる。
4.開水路の非定常流解析の方法を理解する。
【教科書】 日野幹雄著「明解 水理学」(丸善)、その他に必要なものはプリントを配布する。
【参考書等】 川合茂、和田清、神田佳一、鈴木正人「河川工学」(コロナ社)、演習問題のプリントを配布する。
【授業方法】 講義および演習を基本とし、適宜課題レポートを課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 運動方程式
1. 運動方程式
〃
第2週
流体系の運動表記法
〃
第3週
連続の方程式
〃
第4週
オイラーの運動方程式
第5週 運動方程式に関する演習
ナビエ‐ストークス方程式、レイノルズ方程式
後
〃
第6週
レイノルズ相似則とフルード相似則
第7週 中間試験
流線と流関数、速度ポテンシャル
第8週 答案返却・解答説明、水の波
流体の変形と回転運動、渦
水の波
2. 水の波
第9週
〃
第10週
深水波と長波
水の波に関する演習
第11週
水粒子の軌道
期
第12週 河川の水理学
波のエネルギー、群速度
第13週
〃
3. 河川の水理学
第14週 河川の水理学に関する演習
開水路不等流の水面形計算法
期末試験
開水路の非定常流
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
環境システムコースの選択必修科目である。水理学で学んだ基礎式を理論的に導くことと、実在流体の力学体系を図ること
で水理学の内容の理論的裏付けを与える。また、水の波の理論と河川の水理学は、これまでの応用例である。
【先行して理解する必要のある科目】
水理学、河川工学、応用物理
【同時に学ぶ科目】
(ESD2, ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 海岸や河川をはじめとする水環境の問題を物理的視点から考えるうえで欠かすことのできない基本的事項と知識、考察力を
身に付け、環境に関わる応用発展的事項の問題解決に活かためのSD力が身に付くようにする。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験40%+期末試験40%+課題レポート20%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
ここで習う内容は難しいと感じる学生も多いかもしれないが、水理学は流体力学を応用しており美しい体系をもっている。理
解できるようになるとおもしろい学問なので、熱意を持って取り組んでもらいたい。 質問がある場合には、放課後やオフィスア
ワーを利用して積極的に質問にくること。
141
【科目名】
土質力学Ⅱ (Soil Mechanics Ⅱ)
【担当教員】
森脇 武夫
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 F (d-3),(d-5)
【授業の目的及び概要】 第4学年までの土質力学Ⅰや実験実習(土質)で学習したことを総合的に用いて,実際の地盤で生じる浸透,圧密,および
破壊現象を理解し,その挙動を解析する方法を学習する。
本授業は進学と就職に関連する。また、進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜、紹介する。
1.地盤の浸透現象やその解析方法を理解し,様々な境界条件に対する浸透解析ができる.
2.粘土地盤の圧密現象とその解析方法を理解し,説明できる。
達
前半
成
1.粘土地盤の圧密挙動を様々な境界条件に対して計算することができる。
2.土のせん断特性と地盤の破壊機構およびその解析方法を理解し,土および地盤の安定性を判定することが
目
標
後半
【教科書】 赤木知之ほか共著「土質工学」(コロナ社)。
【参考書等】 必要に応じて補足説明用のプリントを配布.
【授業方法】 地盤の挙動解析を行う方法を講義した後,関連する演習問題を6回程度実施し,レポートにまとめて提出する。
【項 目】
【内 容】
第1週 地盤の浸透解析(講義)
1.地盤の浸透解析
・ダルシーの法則
第2週 〃
・連続条件式
第3週 地盤の浸透解析(演習)
・フローネット
第4週 〃
・井戸の定常問題
第5週 粘土地盤の圧密解析(講義)
後
2.地盤の圧密解析
第6週 〃
・圧密理論
第7週 中間試験
・圧密沈下計算
第8週 答案返却・解答説明
3.地盤の安定解析
第9週
粘土地盤の圧密解析(演習)
・土の破壊基準
第10週 〃
・土の強度試験
期 第11週 地盤の安定解析(講義)
・地盤の主働破壊と受働破壊
第12週 〃
第13週 地盤の安定解析(演習)
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
第4学年までの土質力学Ⅰや実験実習(土質)を基礎科目として,実際の地盤で生じる様々な現象を解析する方法を学ぶ
応用科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
土質力学Ⅰ
【同時に学ぶ科目】
ESD2,ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 土および地盤に関連する専門知識と考察力を座学と演習によって身に付け,持続発展可能社会の実現のための問題解決
に活かすことができる。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
評価方法:中間試験40%+期末試験40%+課題20%=100%(100点)
評価基準:レポート課題をすべて提出の上、60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
社会基盤施設を建設する技術者にとって,社会基盤施設を支える地盤の挙動を理解し,予測することは重要なことである。
142
【科目名】
交通システム工学 (Traffic System Engineering)
【担当教員】
重松 尚久
【学年 学科名】
5学年,環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 D (d-3)
【授業の目的及び概要】 陸上交通の大半が鉄道と道路によって供給されており,古くからその建設は国土建設の中心として主要な位置を占めてき
た.本講義では鉄道と道路がどのようにして作られてきたかを建設工学の視点から,交通システム全般に求められる知識を
習得することを目的とする.本授業は、就職および進学の両方に関連する.
1.鉄道計画の流れを理解する.
達
前半
成
1.道路の構造を理解できること.
2.舗装工の手順を理解できること.
目
標
後半
【教科書】 上浦正樹 須長誠 小野田滋 『鉄道工学』(森北出版)
【参考書等】
【授業方法】 教科書を中心とした講義を基本とするが,新聞・学会等の最新の情報を随時折り込む.
【項 目】
【内 容】
第1週 概論
1. 鉄道計画の流れを理解する.
第2週 鉄道計画
2. 鉄道計画の流れを理解する.
第3週 車両構造と運動
3. 車両運動について理解する.
第4週 線路
4. 平面曲線および縦曲線について理解する.
第5週 鉄道構造物
5. 省力化軌道について理解する.
前
第6週 鉄道の維持管理
6. 鉄道構造物について理解する.
第7週 中間試験
7. 鉄道の維持管理の基本的な考え方を理解する.
第8週 答案返却・解答説明
8. 鉄道の高速化に関する基本的な考え方を理解する.
第9週
鉄道の高速化
9.
道路の線形について
第10週
今後の鉄道
10.
視距について
11. 道路の設計について
期 第11週 舗装工
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
道路や鉄道やなどの交通システム全般の知識を習得する科目
【先行して理解する必要のある科目】
建設施工A,建設施工B,土質力学
【同時に学ぶ科目】
建設施工
ESD3 ESD4
【ESDとの関連 (教育目標)】 環境適合設計の基本知識を取得し,技術開発に応用できる.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以
評価方法:2回の定期試験(80%)により評価する.
最終評価点=(定期試験(100点×2回)/2)
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問にくること.事前に教科書を熟読し,疑問点を明確
にしておく.講義内容を理解する.理解できない場合には適宜質問すること.
143
【科目名】
コンクリート構造Ⅱ(Prestressed Concrete)
【担当教員】
堀口 至
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 d-3
【授業の目的及び概要】 あらかじめコンクリートに圧縮応力をためた,プレストレストコンクリートについて学ぶ。鉄筋コンクリートとの差異を確認しなが
ら,プレストレストコンクリートの力学的性質を把握し,その設計施工の基礎知識を得ることを目的とする。本授業は就職に関
連する。
1. プレストレストコンクリートの原理や使用材料について説明できること
2. プレストレスの導入と損失について説明できること
3. 使用限界状態の安全の照査ができること
達 前半
成
1. 終局限界状態の安全の照査ができること
目
標
後半
【教科書】 適宜,プリント配布
【参考書等】 角田忍,竹村和夫 「コンクリート構造」 (コロナ社)
【授業方法】 講義を基本とし,その理解度向上のために適宜演習を課す。
【項 目】
【内 容】
第1週 緒論
1. 緒論
第2週 〃
プレストレストコンクリートの原理,使用材料とその特性
第3週 プレストレスの導入と損失
2. プレストレスの導入と損失
第4週 〃
定着方法と導入応力の算定,プレストレスの損失
第5週 使用限界状態の安全の照査
3. 使用限界状態の安全の照査
前
第6週 〃
4. 終局限界状態の安全の照査
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
第9週 終局限界状態の安全の照査
第10週 〃
期 第11週 〃
第12週 〃
第13週 〃
第14週 〃
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
プレストレストコンクリートは鉄筋コンクリートの一種と考えてよいので,コンクリート構造Ⅰの続きである。2年生の建設材料,
3年生の構造力学Ⅰと関連が深い。橋工学にも応用される。
【先行して理解する必要のある科目】
建設材料,構造力学Ⅰ,コンクリート構造Ⅰ
【同時に学ぶ科目】
(ESD1)
【ESDとの関連 (教育目標)】 構造物として使用頻度の高いプレストレストコンクリート構造物についての知識の習得を目標とする。
【評価方法と基準】
成績評価は2回の定期試験(80%)に課題(20%)を加えて総合評価を行う。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
常に電卓を持ってくること。休み時間や放課後,随時質問を受付けるので適宜相談すること。
JABEE合格基準:60%以上
144
【科目名】
交通計画(Transportation Planning)
【担当教員】
山岡 俊一
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 前期 講義
【本科の教育目標】
HC
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 D,d-3
【授業の目的及び概要】 まず,交通を取り巻く現状を様々な観点から把握させ,交通の定義と問題を理解させる.次に,交通の計画の立て方,そのた
めの調査・分析・需要予測・評価の方法論,総合交通計画・交通管理計画の考え方を理解させ,習得させる.なお,本授業は
進学と就職に関連する.また,進路や人間力向上に関連するトピックスを適宜,紹介する.
達
前半
成
目
標
後半
1.工学的な交通の定義と交通の基礎的事項を理解し,説明できること.
2.交通問題の実態とその対策法を理解し,説明できること.
3.交通の計測と調査方法について理解し,説明できる.
4.4段階推計法を理解し,説明できる.
5.原単位法と関数モデル法で発生・集中交通量を推計できる.
1.フレーター法と重力モデル法で分布交通量を推計できる.
2.交通手段選択モデルを理解し,説明できる.
3.配分交通量の計算手法を理解し,説明できる.
4.交通量、交通密度、速度の関係を理解し,説明できる.
5.地区交通計画と公共輸送計画について理解し,説明できる.
【教科書】 竹内伝史,川上洋司,磯部友彦,嶋田喜昭,三村泰広 共著「地域交通の計画 -政策と工学-」,鹿島出版会
【参考書等】
【授業方法】 教科書と自作プリントによる講義を基本とする.課題レポートを課す.
【項 目】
【内 容】
第1週 交通の定義,交通施設と交通サービス
1.交通の定義
第2週 交通問題とその対策1
2.交通施設と交通サービスの基礎的事項(交通の分類,交通機
第3週 交通問題とその対策2
能)
第4週 交通計画の基礎的事項
3.交通問題とその対策 第5週 交通の計測と調査
混雑問題,公共交通の衰退,交通事故,交通公害,新たな 前
第6週 交通需要推計(発生・集中交通量の推計)1 交通問題,交通需要マネジメント(TDM)
第7週 交通需要推計(発生・集中交通量の推計)2 4.交通の計測と調査 第8週 中間試験
交通量調査,トリップの概念,ゾーニング手法,OD表,代表交
通手段,パーソントリップ調査,生成原単位
第9週 答案返却・解答説明
第10週
交通需要推計(分布交通量の推計)1
5.交通需要推計(4段階推計法)
発生・集中交通量(原単位法,関数モデル法)
期 第11週 交通需要推計(分布交通量の推計)2
第12週 交通需要推計(交通手段選択)
分布交通量(フレーター法,重力モデル法)
第13週 交通需要推計(交通量配分)
交通手段選択(選択率曲線法,非集計ロジットモデル)
第14週 道路交通の基礎,地区交通計画,公共輸送 配分交通量(最短経路探索,ワードロップの配分原理,分割配
分法,均衡配分)
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
6.道路交通の基礎,地区交通計画,公共輸送計画
【カリキュラムの中での位置づけ】
交通計画は,社会資本の中でも重要な位置を占める輸送機関や交通施設を計画したり,交通に対する制度や運用方式を政
策的に考えることである.安全で便利で快適な国土の形成を目指すための土木工学を学ぶ環境都市工学科のカリキュラムに
おいて,交通計画は重要な位置を示す.
【先行して理解する必要のある科目】
都市計画,計画数学
【同時に学ぶ科目】
都市環境計画学
(ESD1, ESD2, ESD3)
【ESDとの関連 (教育目標)】 交通(人や物資の場所的移動)は人々の生活の中で最も基本的かつ重要な位置を占める.本授業では,社会のニーズが変
化する中で,持続発展可能な交通サービスを展開するために必要な将来の交通状況の予測手法と,現在と将来の交通問題
を解決するための手法を取得することを目指す.
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%以上
中間試験35%+期末試験35%+小テスト20%+課題10%=100%(100点) 60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
授業内容や土木における計画学に関する質問を受け付けるので,放課後やオフィスアワー等を利用して教員に随時相談する
こと.
145
【科目名】
工業英語 (Technical English)
【担当教員】
森脇 武夫
【学年 学科名】
5学年 環境都市工学科
【単位数 期間 形態】
選択1単位 後期 講義
【本科の教育目標】
HA
【JABEEの学習・教育目標 基準1(1)】 B (f)
【授業の目的及び概要】 建設分野においても国際化が進み,技術者として業務を遂行するためには高い英語能力が要求されてる。この授業では,
建設技術に関連した英語の文献を読み,建設技術に関連した英文で使われる技術用語を理解し,建設技術英文に対する読
解力を学習する。また,建設技術に関連した英文作成を行い,英語による表現力を学習する。
達
前半
1.建設分野で使われる技術用語が理解できる。
2.建設分野に関連した英語の文献が読解できる。
3.建設分野に関連した簡単な技術文を英語で書くことができる。
4.ピサの斜塔が傾いた歴史と理由が理解できる。
成
目
標
後半
1.建設分野で使われる技術用語が理解できる。
2.建設分野に関連した英語の文献が読解できる。
3.建設分野に関連した簡単な技術文を英語で書くことができる。
4.ピサの斜塔の傾きを停止しさせ,安定化する方法が理解できる。
【教科書】 プリントを配布
【参考書等】
ピサの斜塔に関する技術論文を読み,文献で使われている技術用語を整理するとともに,文献の内容を理解し
【授業方法】
て,和訳を作成する。また,建設技術に関連した日本語を英訳する。
【項 目】
【内 容】
第1週 文献1(ピサの斜塔の現状-1991-)
文献1(ピサの斜塔の現状-1991-)
・歴史的背景
第2週 〃
・地盤特性
第3週 〃
・地下水
第4週 〃
・塔の構造
第5週 〃
後
・観測結果
第6週 〃
・現在の状態
第7週 中間試験
第8週 答案返却・解答説明
文献2(ピサの斜塔の安定対策-2001-)
第9週 文献2(ピサの斜塔の安定対策-2001-) ・塔の歴史と構造
第10週 〃
・地盤条件
期 第11週 〃
・塔の不安定化
第12週 〃
・検討委員会
第13週 〃
・一時的対策
第14週 〃
・恒久的対策
期末試験
第15週 答案返却・解答説明
【カリキュラムの中での位置づけ】
総合英語を基礎科目として,建設分野への応用科目である。
【先行して理解する必要のある科目】
総合英語、オーラルコミュニケーション、工業英語(4年)
【同時に学ぶ科目】
総合英語
ESD2
【ESDとの関連 (教育目標)】 歴史的建造物の修復・保存技術を学ぶことにより、持続発展可能社会で必要な維持管理および環境保全の重要性を習得
する。
【評価方法と基準】
JABEE合格基準:60%
評価方法:中間試験40%+期末試験40%+課題20%=100%(100点)
評価基準:レポート課題をすべて提出の上、60%以上を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
英語は外国語ではなく,国際共通語として身につけておく必要がある。また,TOEIC,英語検定試験,工業英語検定試験な
どに挑戦し,自分のレベルを知るとともに,レベルアップを図ることも重要である.
146
【科目名】
キャリア開発セミナー2014(Career Development Seminar 2014)
【担当教員】
林和彦,佐賀野健,岩本英久,外谷昭洋,谷川大輔,仁保裕
【学年 学科名】
(本科3年次以上において)学科・学年を問わない
【単位数 期間 形態】
選択2単位 通年 実験・実習
【本科の教育目標】
HD
【授業の目的及び概要】 キャリア開発セミナー2014は卒業後に社会で活躍するために必要とされる行動力,コミュニケーション力ならびにリーダーシップ
等の人間力を育成することを目的としている。講義,ワークショップ,地域貢献活動(地域ボランティア活動や擬似起業体験等)の
提案・実践等を通じて人間力を高める。なお,本授業は進路の選択や進学・就職活動の支援に関連している。
※(共通)は受講生全員に該当する。(1回目)は1回目受講生のみに,(2回目)は2回目受講生のみに,それぞれ
該当する。
達 前半 1.実践活動に必要な能力,社会人として必要な知識などを理解し,自分の人間力に気づく。(共通)
2.ブレーンストーミングやワークショップの方法を習得し,それらを実施できる。(1回目)
3.地域の問題やニーズを把握し,地域に貢献できるビジネスまたはボランティアのプランを計画できる。(1回目)
成
4.プロジェクトの計画を立て,それを実践できる。(2回目)
目
1.論理的思考法やプロジェクトをマネジメントする方法を習得する。(1回目)
2.ボランティア,または擬似起業活動を計画し,実際に試す。(1回目)
標 後半 3.ビジネスプランまたはボランティアプランを提案できる。(1回目)
4.プロジェクトをPDCAサイクルに従って継続できる。(2回目)
5.自身の人間力の変化を認識し,今後の目標を設定できる。(共通)
【教科書】 使用しない。適宜,自作プリント等を配布する。
【参考書等】 必要に応じて,プリントを配布する。
【授業方法】 講義,ワークショップ演習,実践活動,プレゼンテーション
【項 目】
【内 容】
※(共通)の欄は受講生全員が受講する。(1回目)の
回は1回目受講生のみが受講し,2回目受講生は指
導教員の下で各プロジェクトを実践する。
第1週 ガイダンス(共通)
【1回目受講生】
第2週 目標設定・人間力(共通)
1.ガイダンス(授業の目的)
第3週 エントリーシート発表(共通)
2.目標を設定し,人間力を理解する。
前
第4週 講義「コミュニケーション」(1回目)
3.コミュニケーション力の大切さを理解する。
第5週 ブレーンストーミング(共通)
4.ブレーンストーミングで地域貢献活動を考える。
第6週 講義「地域貢献プロジェクト」(共通)
5.地域貢献活動実践者から学ぶ。
6.地域に貢献できることを考える。
第7週 講義「プラン作成セミナー」(1回目)
〃
第8週
7.ビジネスプランまたはボランティアプランを作成する。
期 第9週 〃
第10週 地域貢献プロジェクトの検討(1回目)
【2回目受講生】
第11週 〃
1.ガイダンス(授業の目的)
第12週 〃
2.目標を設定し,人間力を理解する。
第13週 〃
3.ブレーンストーミングでファシリテーターを務める。
第14週 〃
4.1回目受講生にプロジェクトを紹介し,プラン作成の助言を行う。
第15週 中間報告会発表練習(共通)
5.各プロジェクトを実践する。
第16週 中間報告会(共通)
【1回目受講生】
第17週 講義「ロジカルシンキング」(共通)
8.作成したプランを発表する。
第18週 ロジカルシンキング演習(共通)
9.論理的思考法(ロジカルシンキング)を理解し,実践する。
第19週 ワークショップ演習(共通)
10.プロジェクトをマネジメントする方法を理解する。
第20週 チームプロジェクトの検討(共通)
11.ボランティアまたは疑似企業活動を計画し,試してみる。
後
第21週 〃
12.ワークショップの方法を理解する。
第22週 ワークショップ(評価・計画)(共通)
13.租税ならびに会社の設立方法を理解する。
第23週 講義「租税について」(共通)
14.プランを発表する。
第24週 チームプロジェクトの検討(共通)
【2回目受講生】
第25週 〃
6.各プロジェクトを実践する。
期 第26週 〃
第27週 〃
7.1回目受講生に対する助言を行う。
第28週 コンテストの発表練習(共通)
8.ワークショップ演習においてファシリテーターを務める。
平成25年度ビジネス・ボランティアプランコン 9.租税ならびに会社の設立方法を説明できるようになる。
第29週
テスト(共通)
10.プロジェクトの成果を報告する。
第30週 まとめ(共通)
【カリキュラムの中での位置づけ】
人間力は技術者を目指す全ての学生が身に付けるべきものである。人間力を養うためには本科目を継続的に受講することが
効果的である。そのため,本科目は(本科3年次以上において)卒業までの希望の学年で2回まで受講することができる。
【先行して理解する必要のある科目】
特になし
【同時に学ぶ科目】
特になし
ESD1,ESD2,ESD3
【ESDとの関連 (教育目標)】 持続発展可能な開発を主導できる技術者は,専門知識や専門技術の習得とともに,高い人間力を兼ね備えていなければなら
ない。本科目はこれから技術者となる学生の人間力向上を目的としている。
【評価方法と基準】
[1回目受講生]演習の評価(20%)+レポート課題(30%)+報告会の内容(20%)+コンテストでの評価(30%)=100%(100点)
[2回目受講生]演習の評価(20%)+レポート課題(30%)+報告会の内容(20%)+プロジェクトの評価(30%)=100%(100点)
本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする。
【連絡事項・注意事項・メッセージ】
・授業に関することは放課後等適宜相談すること。