P.41 容器包装の使用量削減

異なるグループ内の会議にはTV会議システムを活用し、移
合した環境性能を有する車両を採用するなどして、環境負
動に伴うCO 2の排出を削減しています。
荷の低減に努めています。また、営業活動の際には、車両運
営業活動での取り組み
転 時 の 急 加 速 、急ブレーキ
の 禁 止によるエコドライブ
の 推 奨 や 、代 替 手 段として
日清食品グループは、営業車をはじめとするほとんどの社
の公共機関の使用を励行し
用車について、ハイブリット車や最高水準の排ガス規制に適
ています。
製品における取り組み
容器包装の使用量削減
容器包装の削減の事例
環境負荷を低減するために、日清食品グループは2007年5
▶カップ麺「どん兵衛」容器軽量化
月に容器包装設計の開発における基本指針として
「環境に配
慮した容器包装設計の基本指針」
を制定しました。これに基
づき、循環型社会形成のための3R(Reduce:廃棄物の発生
日清食品
カップ麺の「どん兵衛」の容器を軽量化しました。さらに
「どん兵衛」
と同型のカップ麺商品全てを軽量化し、年間
で約49トン減量となりました。
抑制、Reuse:再使用、Recycle:再生資源の利用)
を推進し、
環境に配慮した製品開発を行っています。製品のコンパクト
化やノントレー化、包装省力化を推進することで、容器包装の
使用量を削減しています。
容器包装再商品化
海外での取り組み
日清食品は、プラスチックや紙などの容器包装の再商品化を
公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に委託していま
す。この委託料によって、お客さまが廃棄された後の容器包
装材はパレット・擬木・べンチ・車止めや古紙再生ボードなどに
▶「CUP NOODLES」の容器形態を変更
米国日清
米国日清では、従来の発泡ポリスチレン容器から紙製の
新容器に変更し、さらに容器包装からスリーブやシュリン
生まれ変わります。
クフィルムを取り除いたカップヌードルを2015年より一
認証パーム油を一部商品に使用
用 量を削 減し、か つカップ の 包 材を変 更することで 、
日清食品グループは、パーム油に関する環境問題などへの
関心の高まりを認識し、まずは当社米国において2013年に
部でテスト販売を実施します。従来よりも包装資材の使
CO2の排出量約20%の削減を見込んでいます。
改善前
改善後
RSPO ※に加入するとともに、一部商品に認証済みのパーム
油の使用を始めました。
※RSPO
(Roundtable on Sustainable Palm Oil )
= 持続可能なパーム油のための円卓会議
NISSIN FOODS HOLDINGS CSR REPORT 2015
41