熊本・天草紀行(その 1) 会長池田良穂 7 月 27 日に、熊本で開催される「クルーズシンポジウム in くまもと」で、基調講演とそれに続くパネルディスカッションの司会を頼まれていました。当初は、朝に飛行機で熊本入りする予定でしたが、週末から台風 12 号が九州に迫るという予報がでており、心配になって安全のために前日に熊本に入ることにしました。大阪から熊本までの飛行機はプロペラ機で、比較的低い高度を飛ぶので瀬戸内海を行き交う船や、造船所の様子が空からよく見えるので楽しい空の旅です。大阪湾の上空は晴天でしたが、台風の影響か瀬戸大橋を超えた頃から雲が次第に大きくなっていきました。熊本空港に着いて、熊本付近の船をスマホの AIS データを調べてみると、天草と九州本土の間の八代海に大型フェリーが 4 隻停泊していることが分かりました。船名をみると、鹿児島と奄美・沖縄を結ぶ航路に就航するマリックスと奄美海運の 4 隻でした。台風を避けて避難をしているようで、鹿児島からここまで移動して避泊をするのかと驚きました。急遽、レンタカーを借りて、4 隻が停泊する水俣市まででかけてみることとしました。瀬戸内海神戸港に入港する NYK の自動車運搬船川崎重工の神戸造船所。神戸港のコンテナターミナル川崎造船の坂出造船所では LNG 船が 2 隻艤装中。今治造船の丸亀造船所。2 万 TEU 積コンテナ船建造のための新しいドックが姿を現した。東予港にはオレンジフェリーの姿が雲間から見えた。八代海での避泊フェリー八代海に停泊するフェリーが粒のように見える。水俣市沖。台風が接近して風は強いが波はほとんどない。「クイーンコーラル・プラス」スマホでの AIS データ。青が客船で、上から「フェリーきかい」、「クイーンコーラル 8」、「クイーンコーラル・プラス」、「フェリーあまみ」の 4 隻が停泊していた。「クイーンコーラル 8」「フェリーあまみ」津奈木町沖に停泊する「フェリーきかい」「フェリーきかい」