真空成形時のポイント - 東レプラスチック精工株式会社

2015/7/29
熱可塑CFRPシート(PA6/CF20%品)の真空成形時のポイント
1.事前乾燥
PA6は吸水性があるので、必ず真空成形前に乾燥を実施してください。
120℃x12h以上または、80℃x24h以上が好ましく考えています。
2.加熱温度
ヒーター温度 250~300℃(PA6の融点が225℃)。
ブロックごとの温度管理ができる設備であれば、中央付近を低めに設定してください。
3.ドローダウン
PA6/CF20%シートは加熱時のドローダウンが大きいので、加熱から成形へ
の切り替えのタイミングを確認してください。
何回かトライして頂いて、タイミング(時間)の割り出しが必要になります。
4.成形品に対するシート面積
軽量を目的に薄肉化できることをメリットしています。
成形品に対して、周辺部を少なくとも100mm程度大きめにカットしてください。
100mm
成形部分
100mm
Copyright 2015 Toray Plastics Precision Co., Ltd. All Rights Reserved.
熱可塑CFRPシート
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東レプラスチック精工
新事業開拓室
熱可塑CFRPシート(PA6/CF20%品)の真空成形工程
①CFRPシート加熱
金型
ヒーター移動
ヒーター
ヒーター
真空
ポンプ
真空
ポンプ
④CFRPシート
接着・吸引
真空
ポンプ
⑤取り出し
⑥枠カット
(トムソン抜型等)
吸引
真空
ポンプ
Copyright 2015 Toray Plastics Precision Co., Ltd. All Rights Reserved.
③ヒーター移動
ヒーター
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↜
↜
ヒーター
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CFRP
シート
②CFRPシート
ドローダウン
真空
ポンプ
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