科目名 尊厳と自立 対象学科・学年: 心理福祉学科1年 前期 時間

科目名 尊厳と自立
対象学科・学年: 心理福祉学科1年 前期
時間: 火曜日 Ⅳ時限(14:40~16:10)
教室: 後期 5号館522室
教科書: 最新介護福祉全書1『人間の理解』
(メヂカルフレンド社)
1. 担当教員
(1) 雫石 理枝(しずくいし りえ)
(2) 研究室
(3) 連絡先
(4) オフィスアワー
(5) 主な研究・教育実績
東北福祉大学大学院総合福祉学科研究科社会福祉学専攻修了 社会福祉学修士
日本介護福祉学会会員、日本介護学会会員
「最新介護福祉全集 第 10 巻」共著(メヂカルフレンド社)
「サービス提供責任者の必須知識」共著(医療経研究・社会保険福祉協会発行)
2. 授業の目的
(1)社会福祉の視点から人間の尊厳について考えを深める。
(2)人権思想が誕生した経緯を知り、障害者・高齢者支援の基本について理解する。
(3)権利侵害が起きる背景を知り、権利擁護の考え方を理解する。
(4)介護場面において尊厳の保持と自立支援がどのように捉えられ、実践されているか
を学ぶ。
3.授業の概要
介護福祉士は、単に愛情と思いやりのある介護を提供することだけでなく、福祉専門職
としての価値観、倫理観を持つことが求められる。障害のある人は「自立」と「尊厳」を
自らの力で保つことが困難である。厳しい状況におかれた人が、障害がある中で「自立」
を達成し「尊厳」を保った事例の研究を通じて、困難を乗り越えるためには、本人の努力
だけではなく、周囲の理解および専門的な支援が存在し重要であることを学習する。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
授業を受けるにあたっては原則、教科書を熟読し自分としての捉え方や意見をまとめて臨
む。
(2) 授業の受け方
講義形式、DVD、グループワークを中心で行い、意見の交換や発表を活発にできるよう
していく。講義の合間での疑問や質問については積極的に行い、主体的に受講できるよう
自身の考えや他者の意見に耳を傾け咀嚼(そしゃく)できるよう努める。
(3) 復習の仕方
授業を踏まえ、学習できたことや理解が不十分だったことを具体的に自覚し、振り返り
をおこなえるよう配布資料の確認や意見交換の内容をまとめる。
5.受講にあたってのルール
(1) 受講時のマナー(私語、内職、居眠り等)を十分理解し臨む。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱いについては理由を明らかにし、書面にて提出をすること。
(3) 課題提出にあたってのルールは、提出期限の厳守をするとともに意見や所感を明確
にする。
6.授業計画
回
月日
テーマ
1
4/21
人間理解と尊厳①
2
4/28
人間理解と尊厳②
3
5/12
人間の自律と自立①
4
5/ 19
人間の自律と自立②
5
5/ 26
介護福祉と人間理解①社会福祉の支援と専門職
6
6/2
介護福祉と人間理解②well-being
7
6/9
介護福祉と人間理解③介護福祉とは
8
6/16
介護福祉と人間理解④人間の多面的理解
9
6/ 23
介護福祉と人間理解⑤社会福祉の目指すもの
10 6/30
介護における尊厳の保持・自立支援①支える介護
11
7/7
介護における尊厳の保持・自立支援②介護の理念と自立支援
12
7/ 14 介護における尊厳の保持・自立支援③人権尊重、権利擁護
13
7/21 介護における尊厳の保持・自立支援④在宅介護と施設介護
14
7/28 介護における尊厳の保持・自立支援⑤高齢者と障害者の自立支援
15
8/4
16
まとめ
期末試験
7.評価方法
(1) 試験(50%)…問題を正しく理解をしたうえで、適格な意見や記述ができているか。
(2) 受講態度(20%)…出席状況や授業中の質問・意見発表等を評価する。
(3) 課題レポート(30%)…課題に対して真摯に取り組み、適切な内容かを評価する。
8.参考図書・文献
「人間の尊厳と自立」
(建帛社)
「人間の理解」
(中央法規)等
9.履修上の注意
(1) 介護福祉士の国家試験を受験する者は受講しておいた方が望ましい。