イソフラボン(Genistein)を用いた ムコ多糖症の治療に関する研究のお知らせ イソフラボン製品を用いて、神経症状を主とするムコ多糖症の患者様 に対する効果を検討する研究を実施します。 対 象:主たる対象はMPS III型(サンフィリポ症候群)ですが、MPS I型、II型、VII型、 ムコリピドーシスなどの方も参加できます。主として神経症状に対する効果を期待して行わ れる治療で、骨髄移植や酵素治療に代わるものではありません。研究に参加する方は、 1歳 以上で、イソフラボンの服用が可能で、検査に協力していただける方です。6か月毎に、病 院を受診し、診察・尿検査・血液検査・毛髪検査・各種質問紙にお答えいただきます。 服 用:体重9-12kgの方は毎日3カプセル(イソフラボン45mg)、15-18kgの方は5カプ セル(イソフラボン75mg)、という具合に、体重に応じて服用します。1日最大量は 体重30kg以上の方で10カプセル(イソフラボン150mg)です。 治療期間・費用:研究期間は1年間でイソフラボン製剤を無償で提供します。研究終了後、 服用を希望される方は、各自で購入していただくことになります。 予測される効果、副作用、研究発表:睡眠・摂食障害の改善、毛髪形態の正常化などが期待 されますが、過大な期待は禁物です。酵素補充療法や骨髄移植に替わる治療法でもありませ ん。重篤な副作用は今まで報告されていませんが、下痢、アレルギー反応などが出る可能性 があります。この研究に参加しなくても、その他の治療は今までどおり継続され、なんら不 利益を被ることはありません。また途中で中止しても結構です。観察・検査結果は学会等で 発表される場合がありますが、あなたの個人情報は明らかにされることはありません。 この研究に参加を希望される方は同意書と申込書に記入して、下記医師にお渡しください。 6 1 2 2 4 x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x " x x x x x x x x ! x 日本ムコ多糖症研究会(イソフラボン研究班) 折居忠夫、鈴木康之、折居建治(岐阜大学)、奥山虎之(国立成育医療センター) 田中あけみ(大阪市立大学)、戸松俊治(セントルイス大学)
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