学校通信 5号 - 四ツ葉学園へようこそ!

YOTSUBA の風
伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校 学校通信 第5号 平成27年6月9日発行
本校生徒が大活躍「海外グローバルリーダー研修」!
5月23日(土)~6月2日(火)の11日間、本校5年生が、
米国ミズーリ州スプリングフィールド市の大学や市施設において、
7 Challenges(7 つ の 世 界 的 な 問 題 ) に つ い て の 探 究 的 な
Discussion 及び体験活動を行う「海外グローバルリーダー研修」
に参加しました。
生徒たちが現地で経験した日本文化の発表活動、ボランティア
や交流体験等、様々な活動についての概要を以下に紹介します。
初日は、移動日となりました。
成田→ダラス(先発隊)、成田→シカゴ(後発隊)ともに 12 時間、
加えてセントルイスまでの1時間のフライト、セントルイス→ス
プリングフィールドの3時間のバスという長時間に及ぶ移動の末、
現地に到着したのは真夜中でした。夜遅くにもかかわらず、生徒
たちはウェルカム・ピザを堪能していました。
到着後のウエルカムピザに舌鼓!!
2日目は、オリエンテーションとシャペロンによるキャンパス
ツアー、市内ショッピング等でした。
生徒たちは、覚えた英語を使ってシャペロンに質問したり、シ
ョッピングにチャレンジしたりしていました。
ショッピングモール前にて
3日目には、グローバルチャレンジズのオリエンテーション
に参加しました。
外国人講師の英語によるプレゼンに、最初はどの生徒も戸惑い
気味でしたが、次第に耳も慣れ、内容を聞き取れるようになって
いきました。
午後はまず、アーチェリーなどのアクティヴィティーでアメリ
カ文化を体験的に学びました。それに続いてモールでは、Japan
night のビラ配りとともに伊勢崎銘仙を身にまとってのショッピ
ングを通して、地元伊勢崎の伝統文化の発信に一役買うこともで
き、生徒たちは大きな達成感に包まれていました。
Discussion スタイルの講義!
4日目~7日目には、本格的な授業に臨みました。
Discussion スタイルの授業ではペアやグループでの活動も多く、
活発な発言が求められます。このプログラムでは、午前に講義、
午後は午前の講義内容を反映した実地研修が設定されます。
1コマ目のテーマは「資源&経済」でした。午後はミズーリ州
の野生動物保護や森林・水資源保護活動、リサイクルショップで
のボランティア活動を体験しました。
2コマ目のテーマは「人口&貧困」。午後の班別研修では、老
人ホームで施設の方々と交流を行い、午前中の講義で課されたワ
ークシートを基に質問をすることでもできました。
実地研修中の一コマです
3コマ目のテーマは「ガバナンス&安全&技術」。午後は、地元の
高校を訪問し大歓迎を受けました。そこでは竜巻の避難訓練を体験
したり、地元の高校生と交流したりしました。
4コマ目のテーマは「情報&教育」。アメリカの情報と教育につ
いて講義を受けました。帰国後のプレゼンのテーマ設定にも大いに
参考になる有意義な情報を得ることができました。午後は BOYS &
GIRLS CLUBS を訪問、アメリカの子供たちとスポーツやバルーンア
ート、折り紙などを通して触れ合うことができました。
このグローバルチャレンジズのプログラムは、授業はもちろんの
こと、午後の体験学習も通訳なしで行われます。自らの英語力を頼
りに積極的に行動する中で、疑問に思ったことは質問したり自ら
前に出て行動したりすることの重要性を、生徒は再認識したよう
です。
子供たちとも英語でコミュニケーション!
8・9日目には、1 日ホームステイ体験と遊園地を楽しみました。
1日ホームステイでは、四ツ葉での授業中に設定した課題であ
る「移民」に関する情報収集や、ショッピングやスポーツなどを
通して、現地の方々の日常生活を体験することができました。
講義や実地研修以外にも、様々な体験ができました。
ラジオ番組にも出演しました!
3日目の午前中には、野球観戦を楽しみました。
球場で「証」を合唱して、観客から大喝采の拍手をいただきました。
これまで何度も練習に励んだ成果を本番で出し、これまでで一番の出
来でした。
5日目と7日目には、生徒が地元ラジオ局に出演しました。
生徒たちや校長先生が地元のラジオ局の番組に出演、その様子が
Web 上でライブ音声として流されました。とても貴重な体験で、良い
思い出となりました。
7日目の夜には、ジャパンナイトを催しました。
各班による工夫を凝らした日本文化紹介だけでなく、有志による日
本のポップソングやダンスの発表、本年度の新たな取り組みである英 ホストファミリーと一緒に、はいポーズ!
語による「かぐや姫」の上演等、大いに盛り上がり大成功を収めまし
た。伊勢崎銘仙についても「かぐや姫」の上演中の紹介だけでなく、
実際に羽織ってもらったり写真を撮ってもらったりするなど、現地の
多くの方々に日本文化を体験していただくことができました。
最終日の夜には「さよならパーティー」が開催されました。
有志による歌やダンス発表を通して、お世話になったシャペロン、
先生方、ホストファミリー、スプリングフィールドの人々に感謝の気
持ちを伝えることができました。最後には参加した生徒全員が修了証
を頂き、11日間の研修の成果を再確認することができました。
伊勢崎銘仙に現地の方々も大興奮!!
本研修の目的は、生徒自身が「世界で活躍できる教養人(グローバルリーダー)となる資質」を身
に付けることにあります。具体的には、英語力の向上はもちろん、今後直面するであろう数々の問題
に対し、お互いの考え方の違いを受け入れた上で協力し合いながら解決策を見いだしていく姿勢を養
うことをねらいとしています。長期間にわたる四ツ葉学園での事前研修・準備に加え、生徒たちは現
地での日本文化の発表活動、ボランティアや交流体験等の様々な活動に取り組むことで、十分に本研
修の目的を達成することができました。5年生には、今回の経験を今後の学習や進路選択に大いに役
立ててもらいたいと思います。