大阪医科大学糖尿病代謝・内分泌内科専門医養成コース2(臨床研究者) コースの全体像 本コースは、3年間様々な機関において臨床研修を行った後2年間研究を行い、 エビデンス創造力(リサーチマインド)を併せ持つ高度な内科医を育成する。 1年目は内科全般臨床研修を行い、認定内科医受験を目標とする。次の1年間、 大阪医科大学附属病院或いは地域連携病院において基本研修及び糖尿病専門研修 ・内分泌代謝専門研修を行う。更に、3年目は大阪大学病院或いは大阪医科大学附 属 病 院 の い ず れ か に お い て 専 門 研 修 を 行 う 。糖 尿 病 専 門 医 / 内 分 泌 代 謝 科 専 門 医 受 験が 目 標 であ る 。研修 4 年 目か ら 5 年目 は 2 年間 に わ たり 、臨 床研 究 或 いは トラン スレーショナル研究を行い、学位論文を作成する。 地域連携・臨床医育成及び臨床研究に実績を有する本院と先進医療・トランスレ ーショナルリサーチに優れた大阪大学医学部附属病院が相互補完するのが特色で ある。 また、本コースでは、臨床系大学院カリキュラムを含み臨床研究による学位の修 得も可能である。 5 コースの概要 コース名:大阪医科大学糖尿病代謝・内分泌内科専門医養成コース2(臨床研究者) 大学病院・ 診療科名 専門分野名 医療機関名 的 数 大阪医科大学 糖尿病代謝 内分泌代謝 7 附属病院 目 指導者 養成(受 期 間 入)人数 内科全般研修 5 1年 ・内分泌内 を含む内科 科 糖尿病・内 7 糖尿病・内分泌専門 5 分泌代謝 研修(含実地医科研 修) 市立枚方市民 内科 内分泌代謝 5 基本研修と糖尿病・ 5 病院 を含む内科 内分泌専門研修 大阪大学医学 内分泌・代 内分泌代謝 12 部附属病院 謝内科 市立豊中病院 内科 トランスレーショナ 5 1年 1年 ル研究 内分泌代謝 3 基本研修と糖尿病・ 5 を含む内科 内分泌専門研修 受入人数 1年 5 コースの実績 申請担当大学病院である大阪医科大学附属病院における平成19年の入院新患者数は 3 21例である。内訳は、2型糖尿病245例、1型糖尿病30例、妊娠糖尿病5例、その 他の糖尿病3例、バセドウ病4例、甲状腺腫瘍2例、慢性甲状腺炎2例、下垂体腺腫7例、 下垂体機能低下症8例、副甲状腺機能亢進症1例、褐色細胞腫2例、クッシング症候群1 例、アルドステロン症3例、無機能副腎腺腫1例、副腎皮質機能低下症2例であった。 また、臨床研究により1名の大学院生が学位を取得している。 コースの指導状況 指導医・教育プログラム担当者などは現在すでに行われている教育プログラムの 体制と同じとする。新たに、本コースに対応する指導者として、コーディネータを 配置し、巡回指導を行って、指導に一貫性を持たせるようにする。コーディネータ は専任とし、その指導環境を支援する。研究指導は当該施設の助教がマンツーマン 体制で論文作成まで責任をもって行う。そのための指導環境を支援する。 2 専門医の取得等 学会等名 日本糖尿病学会 資格名 糖尿病専門医 資格要件 1. 申請時において、連続3年以上本学会の会員であること。 2. 認定内科医研修の課程を修了後、或いは小児科認定医研修の 課程を3年以上修了後、この規則により認定された認定教育 施設において3年以上の期間にわたって常勤者として糖尿病 臨床研修を行っていること。 糖尿病の研修開始時に研修同意書を提出し、その後研修カリ キュラムの内容に沿った糖尿病の研修を学会認定教育施設に より行なったことを証明しうること。 3. 申請時において、日本内科学会の認定内科医、又は日本小児 科学会の認定医として認定されていること。 4. 糖尿病臨床に関する、筆頭者としての学会発表又は論文が2 編以上あること、なお、学会、雑誌に関しては、施行細則に 定める.なお同一学会或いは合同学会において複数回発表を 行なっても1回のみの計算とする。 5. 入院糖尿病患者40症例以上(但し、小児では10症例以上 )の治療経験を有すること。 学会の連携等の概要 特記事項なし 学会等名 日本内科学会 資格名 総合内科専門医 資格要件 1. 認定内科医資格取得後、教育病院(内科系大学院含)での内 科研修1年以上+教育関連病院での内科研修2年以上=計3 年以上(注:計3年以上のうち,教育病院での研修が1年以 上は必要である。) 2. 認定内科医資格取得後、教育関連病院での内科研修5年以上 学会の連携等の概要 特記事項なし 3 学会等名 日本内分泌学会 資格名 内分泌代謝科専門医 資格要件 1. 申請時において、継続3年以上又は通算5年以上本学会会員 であること。 2. 申請時において、基幹学会の認定医又は専門医として認めら れている者。 3. 認定内科医研修の課程を修了後、申請時まで3年以上、認定 教育施設において内分泌代謝科指導医の指導のもとで内分泌 代謝疾患の診療に従事している者(小児科及び産婦人科に関 しては別途定める)又は、海外の内分泌専門医の資格を有し ている者。 4. 内分泌代謝疾患臨床に関する学会発表、又は論文発表が5編 以上あり、少なくとも2編は筆頭者であること。 5. 内分泌代謝疾患の相当例以上の入院及び外来の診療経験を有 する者。 6. 本学会が施行する専門医のための試験に合格すること。 学会の連携等の概要 特記事項なし 4
© Copyright 2024 ExpyDoc