子どもの性的成熟への困難感に関する概念分析

平成
27 年
4
1
月
日
新潟青陵大学学長殿
平成 26 年度 新潟青陵大学共同研究 報告書
1. 研究課題名
子どもの性的成熟への困難感に関する疑念分析
2. 研究組織
代表者: 新潟青陵大学
分担者:
看護
学科
職名:
助教
河内浩美
氏名:
㊞
所 属
職 名
氏 名
首都大学東京 人間健康科学研究科
教授
安達 久美子
3. 研究期間
平成
26 年4月1日 ~ 平成 27 年3月31日
4. 研究成果の概要(当該研究期間のまとめ)
性的成熟の成長発達にある子どもを持つ母親を理解するという視点から、客観的指標により子どもの性的
成熟に対する母親の困難感を明らかにすることは、母親に向けた支援方策の一助となるため客観的に測定
可能な尺度開発が有用であると考える。本研究では、尺度の開発における基礎資料とするため文献検討から
親たちがとらえる「子どもの性的成熟への困難感」を明らかにすることである。
【方法】
医学中央雑誌をデータベースとして「思春期」「親」をキーワードに検索を行った。抽出された62編につい
て、本研究の目的に関連する文献についてレビューの対象とした。
【結果】
子どもの性的成熟への親の対応として、性情報の氾濫による影響や性的成長発達に伴う問題出現への心
配などからの「性教育」の必要性を感じ、また、予期していない子どもからの質問や異性の友達関係などから
の「性的な会話」といった場面において対応への困難さが実態が明らかとなっていた。
親らがもち合せている困難感については、性に関し話をすることについて「話のしにくさ」や「どのように話し
てよいのか分からない」とする『性的会話への態度』、自分が成長・発達する過程で正確な知識を得る機会が
少なく、自身をもって子どに性を語ることができないとする『性的成熟へに知識不足』、子どもの生活を全般に
わたり良く知っているとする反面、「困っていることや悩んでいること」に理解できている自信がないとする『子ど
もの悩み理解不足』の実態が明らかとなっていた。
なお今後は、得られた結果を基礎資料として尺度の開発に取り組んでいきたい。
5. 交付決定額(配分額)
315,000 円
使用額
275,040 円
6. 研究発表
区分
学会誌名・学会名等
発表者
発表予定 第56回日本母性衛生学術集会 河内浩美
発表予定 新潟青陵学会誌
河内浩美
論文名・演題名等
年
子どもの性的成熟における親の対応に
平成27
関する研究の文献レビュー(仮)
未定
平成28
7 添付書類 枚
※ 研究成果を発表した雑誌等の目次、研究発表会等のプログラムのコピーを添付のこと。
月
10
3
8 研究発表以外の、研究成果活用に関する報告
(講演会講師、シンポジウム開催、一般向け広報物への原稿掲載、コメンテーター等の活動など。)
事項
年月日
概要
なし
今後の外部資金申請状況(予定を含む)
申請先(予定を含む)
なし
申請テーマ(予定を含む)
なし