応用測量学及び実習

2012年度(平成24年度)シラバス
応用測量学及び実習
Applied Actual Surveying
3学年後期 土木工学コース必修・社会デザインコース必修・建築工学コース選択2単位
担当教員:石橋 学
連絡窓口:阿波 稔
土木建築工学科棟:C318
Tel:0178-25-8058
E-mail:[email protected]
オフィスアワー:在室時いつでも可
【授業の到達目標・テーマ】
(1)縦・横断測量および曲線の設置などの路線測量に関する実施能力を身につける。
(2)GPS測量の実施能力を身につける。
(3)リモートセンシング、地理情報システム(GIS)に関する知識を身につける。
【授業の概要】
本授業では、測量学および測量実習(2年・前期)で学んだ知識をもとに、さらに応用的な測量技術を習得することを目的としている。主に、縦・横断測量および曲線
の設置などの路線測量、GPS測量に関する講義と実習を行う。実習は、設定された測量課題に基づいて、4名単位で班毎に実施し、所定の精度が得られるまで行う。ま
た、測量の観測結果は、その考察も含めレポートとしてまとめて提出させる。
【教育目標・時間】
学科の学習・教育目標との対応は次のとおりであり、合計正味22.5時間の授業を行う。
目標(D)16.5時間:(D-2)土木専門基幹科目の基礎学力と応用展開能力◎、(D-6)デザイン能力〇、(D-7)専門分野の実務能力〇
目標(E)6.0時間:(E-1)自主学習能力と行動力〇、(E-2)継続学習能力と資格取得力〇
【授業計画】
第1回 ガイダンス:シラバスの説明
路線測量(1):概要・目的、調査
第2回 路線測量(2):曲線設置法、曲線の分類、円曲線の術語と一般的性質、設置法
第3回~第4回 曲線設置法に関する演習・実習:単曲線の設置
第5回 路線測量(3):緩和曲線、縦断曲線と横断曲線
第6回~第7回 縦・横断測量に関する演習・実習:路線の縦・横断面図の作成
第8回 GPS測量、リモートセンシング
第9回~第10回 GPS測量に関する演習・実習
第11回 地理情報システム(GIS)と地形測量、面積・体積の算定
第12回 授業内容の総括
【準備学習の内容】
測量学および測量実習(2年・前期)の単位を修得していることが望ましい。また、測量学および測量実習の内容を復習しておくこと。
予習:教科書の該当箇所や配布したプリントを読んでおくこと。
復習:授業時間に作成した講義ノートを読んでおくこと。実習の成果をレポートとしてまとめ提出すること。指定された演習問題を解くこと。
【テキスト】
【参考書・参考資料】
指導書として測量学および測量実習で使用した教科書を用いる。また、適宜プリン
トを配布する。
【成績評価の基準・方法】
【その他】
成績は、実習のレポートおよび定期試験によって評価される。実習は全部で3項目
であり、必ずその成果を各自レポートとしてまとめ提出すること。レポートはワー
プロや表計算ソフトを用い作成すること。また、本授業は全ての実習項目(3項
目)および定期試験に合格した時に単位が認められる。なお、定期試験は50点満点
で30点以上を合格とする。再試験も行うが、35点以上を合格とする。
実習は原則として無断遅刻・欠席は認めない。やむをえぬ理由により遅刻・欠席す
る場合には、当日の実習に支障がないよう事前に連絡すること。その場合は後日、
遅刻・欠席した実習項目の補講を必ず行う。実習は注意深く行わないと思わぬけが
をすることがあるので、十分教職員の説明を聞かなければならない。特に、服装、
はきものは作業しやすいものとし、実習中は正確で機敏に行動するよう心がけなけ
ればならない。
授業コード:9051153001
【地球温暖化対策・環境・エネルギー関連科目】