Document

測量学Ⅱ
K3-6042
教員名 : 渡辺暁央 Email:watanabe @civil.tomakomai-ct.ac.jp
教員室 : 環境都市工学科棟 3 階 K309 室(0144-67-8067)
Surveying Ⅱ
環境都市工学科3年
単位数・必修/選択・授業時間
2履修単位・必修・前期週2時間・後期週2時間
授業の進め方
測量学実習と並行的に進め,知識と技能とを一体として修得し,建設工事の設計,施工に応用できる能力を養うこと
を目的とします.座学の講義を中心に,演習,課題などにより学習します.また,測量学は数学力および文章読解能力
が重要であるため,毎日の学習ノートを作成し,指定する課題を毎日実施することを課します.学習ノートは原則 1 週
間に 1 度指定する日に提出してもらいます.なお,講義では,教科書,ノート,筆記用具,電卓を使用します.
履修上の注意
正当な理由なく課題等の提出が遅れた場合は課題点を減点します.何らかの事情で提出が遅れる場合は,事前に連絡
すること.解答に当たっては写さない,自力で解くことが大切です.
本講義は測量実習と並列に行われるため,講義を欠課するとチームワークで行う測量実習にも影響します.そのため,
授業への参加状況を考慮して,最終評価を決定します.
授
授
業
項
目
業
の
授業
時間
10
1.トラバース測量
1-1 閉合トラバース
1-2 結合トラバース
2.細部測量
4
2-1 放射法による細部測量
2-2 平板測量
前期中間試験
2
3. 水準測量
12
3-1 水準測量,用語と用語の定義
3-2 ティルティングレベル,オートレベル,
(Y レベル)
3-3 昇降式記帳,演習
3-4 器高式記帳,視準軸誤差,零点誤差,球差,気差
3-5 視準距離,閉合差,演習
3-6 水準測量の誤差とその消去法,補正の方法,演習
3-7 水準網,交互水準測量,演習
3-8 交角法,結合トラバースの角誤差
前期定期試験
2
4. 路線測量
28
4-1 路線測量,線形構造物の基礎知識
4-2 路線計画,路線踏査,予測,実測
4-3 曲線設置法,単曲線,単曲線各部の名称・記号
4-4 偏角弦長法,弦角弦長法,中央縦距法,演習
後期中間試験
2
4-5 緩和曲線,緩和曲線の種類,クロソイド曲線の基
本式,パラメータAの決定方法,演習
4-6 クロソイド曲線の設置法,小テスト,演習
4-7 縦断曲線,鉄道の縦断曲線,演習
4-8 道路の縦断曲線,演習
後期定期試験
達 成 目 標
関 連 科 目
教
科
書
参 考 図 書
評価法及び基準
備考
内
容
授 業 項 目 に 対 す る 達 成 目 標
トラバース測量を理解し,問題を解くことができる。
細部測量の方法を理解できる。
水準測量を理解し,問題を解くことができる。
路線測量の内容を理解し, 単曲線および緩和曲線の設
置に関する問題を解くことができる。
トラバース測量の基本,水準測量では基本的な用語と定義,レベルについて身につけます.路線測量
では単曲線に関する公式や円曲線設置法さらに緩和曲線等を身につけます.
本科の点検項目
(F-ⅰ)
測量学Ⅰ,Ⅲ,測量学実習Ⅰ,Ⅱ,環境都市工学設計製図Ⅱ
長谷川・大嶋・原田著「新訂版測量(Ⅰ)基礎」彰国社,中村・柴田・原田著「測量(Ⅱ)応用」彰国社
自作プリント
吉沢孝和著「測量実務必携」オーム社,田島稔著「図解測量用語辞典」山海堂,全国高専土木工学会編
新編土木工学講座 6 笠松・長谷川著「改訂測量(1)
」コロナ社,全国高専土木工学会編 新編土木工
学講座 7 笠松・長谷川著「改訂測量(2)
」コロナ社,須田・平井著「最新測量学Ⅰ,Ⅱ」森北出版
中間試験,定期試験,課題,授業への参加状況等を総合して達成度を評価する.
学年末評価は定期試験,中間試験の平均の 80%,課題等 20%の割合を基本とし,授業への参加状況
を考慮して評価する.また,提出日の遅れた課題は課題点を減点するとともに,未提出の課題等があ
る場合は原則として評価点を 59 点以下とする.なお再試験は行わない.合格点は 60 点である.