第 2 学年 1 組 社会科 学習指導案

第 2 学年 1 組
社会科
学習指導案
平成 27 年 6 月 19 日(金)2 校時 「エネルギーの部屋」
指導者 加藤 真也
1. 単元名
世界からみた日本の姿
2.単元目標
・世界的視野から日本を 1 つの地域として取り扱い、日本の国土の特色を理解することができる。
・日本全体の視野からおおまかな国内の地域差に着目し、日本の国土の特色を理解することがで
きる。
・日本の地域的特色を、自然環境、人口、産業、資源・エネルギー、結びつきの面から理解する
ことができる。
3.単元設定の理由
【教材観】
本単元は、世界的視野から日本を一つの地域として取り扱い、日本全体の視野から大まか
な国内の地域差に着目させることにより、日本の国土の特色を理解させることをねらいとし
ている。
また、世界的視野や日本全体の視野から見た日本の地域的特色について、「自然環境」「人口」
「資源・エネルギーと産業」「地域間の結びつき」の 4 つの分野に分けて、日本の地域的特色を
多面的に捉えることは、生徒が地域に関する諸資料を収集、選択、処理すること、まとめた
り、表現したり、調べ方、学び方を学ぶことに適している。さらに、世界的視野から日本の
地域的特色を追求する活動と、日本全体の視野から国内の地域間格差を大まかにとらえる活
動とを行うこともできる。
特に、その中の「資源・環境からみた日本」では、エネルギー資源の大量消費、海外依存、
安全性、環境問題など、わが国が直面している様々な問題を知ることができる。そして、自
分たちの生活と照らし合わせ、これからの課題や解決策を身近な問題として考えることに適
した教材である。
【生徒観】
本学級の生徒は落ち着いて学習することができ、発表も積極的に行うことができる。社会
科に関しては、歴史よりも地理に興味・関心を持っているものが比較的多い。
特に日本地理の分野では、自分たちの生活を踏まえた上で、日本の地理的特色について考
えられる生徒が多いと思われる。
ただ、「自信が無い」「間違えるのが恥ずかしい」などの理由から、全体の場で自分の考
えを発表することに消極的な生徒が多く、この点への指導や配慮が必要である。
【指導観】
指導にあたっては、世界的視野や日本全体の視野から見た日本の地域的特色を取り上げ、
わが国の特色を様々な面から大観させる。
まずは、地形・気候・人口・災害などの自然環境の面から世界と比較し、関連付けて学習する。
その中で、世界的視野から日本をひとつの地域としてとらえることと、大まかな日本国内の地域
差を追求することによって、国土の特色を理解させたい。
また、世界と日本の産業やエネルギー事情を比較し、日本国内の環境問題、資源・エネル
ギー問題など様々な面に触れ、世界と比較した上で日本の実情に興味を抱かせたい。
そして、自分の考えを発表したり、他の人の考えを聞いて確かめ合ったりする学び合いの
場を設定することで、日本人のエネルギー消費のあり方、そしてこれからの自分たちの未来
についての考えを深めさせたい。
4.単元の指導計画(全 18 時間)
第1次 自然環境からみた日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 時間
第2次 人口からみた日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 時間
第3次 産業からみた日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 時間
第4次 資源・環境からみた日本・・・・・・・・・・・・・・・・・4 時間
第5次 結びつきからみた日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 時間
5.本時の目標(第 4 次の第 3 時)
○日本の電源構成について考えることで、エネルギー問題について興味・関心を持つことがで
きる。(関心・意欲・態度)
○日本のエネルギー消費の現状を深く理解し、これからの日本のエネルギーに関する諸課題に
ついて考えることができる。(思考・判断・表現)
6.指導過程
学習活動
導 1.前時までの復習をする。
・再生可能エネルギー発電
・火力発電
入
・原子力発電
2.グループの意見を確認する。
(ホームグループ)
指導上の留意点
読
書
・それぞれのメリット、デメリット
をもう一度復習させる。
・前時にまとめた意見の要点をもう ○
一度整理する。
聞
話
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
展
3.発電方法について議論する。
・支持している発電方法を積極的に
(アウェーグループ)
説明させる。
・どの発電方法がこれからの時代に ・電力の安定、経済面、環境面、安全
とってベストかを議論する。
面など多角的に考えさせる。
・支持している発電方法の良い点をい
かにアピールできるか、問題点をど
うカバーするか、他の発電方法の問
題点をどう指摘するかにポイントを ○
置かせる。
開
4.35年後の2050年の日本の電源構成 ・アウェーグループでの議論の内容を
を考える。(ホームグループ)
参考にさせる。
・電源構成とその理由を考える。
・支持していない発電方法についても
じっくり考えさせる。
・細かい割合こだわりすぎないよう留
意させる。
・発表者の話を静かにしっかりと聞か
せる。
・気になる意見はメモをとらせる。
終 6.まとめをする。
・本字の授業内容をもとに、自由な
・個人で電源構成を考え、ワークシー
発想で電源構成を考えさせる。
末
トにまとめる。
※グループについて
・ホームグループ…6 人で 1 グループ、合計 6 グループ
再生可能支持派 2 グループ、火力支持派 2 グループ、原子力支持派 2 グループ
・アウェーグループ…6 人で 1 グループ、合計 6 グループ
1 グループの内訳は再生可能支持派 2 人、火力支持派 2 人、原子力支持派 2 人