クリニックだより2015年10月号 - なかじまクリニック小児科・循環器科

クリニックだより2015年10月号
なかじまクリニック小児科・循環器科の中島です。
いよいよ、季節の中では、最も快適な秋がやってきました。運動会や遠足や
祭りなどイベントもたくさんある季節です。今年は、残暑も例年ほど厳しく
なく、しかし、急に朝晩の気温差が大きくなった印象です。楽しいイベント
に元気いっぱい参加するため、体調管理に気を使って下さい。外出から帰宅
すれば、手洗い・うがいわすれないように。
新クリニックは、いかがでしょうか?
待合にあるテレビ画面は、現在調節中です。できれば、ここに、お知らせや病
気・予防接種の情報など、画面に出せればと現在模索中です。また、旧クリ
ニックに関しては、子どもたちに役立つ施設に改良すべく、努力中です。年
内は無理ですが、来年度中には、小さいお子さんを育てながら働いている御
両親に、小児科クリニックとしてお役にたてる施設にしたいと考えていま
す。もうしばらく時間をいただきたいと思います。
また、忘れてました。感染情報です。
いわゆる“ 夏かぜ ”は下火になっています。発熱疾患は少ないようです。
ただ、朝晩の気温差が激しいため、咳をしているお子さんが多いようです。
いつもお話ししていますが、咳は痰を出している行為ですので、悪いもので
はありません。ただ、感染や喘息などによる喘鳴を伴う、言い換えると、呼吸
困難を伴う咳は悪化すると重症化する可能性があります。呼吸が苦しくな
ると“ 哺乳低下 ”や“ 横になって寝ることがつらい状況 ”になります。こ
の場合には、クリニック受診をお勧めします。それ以外では、今年は溶連菌
感染症が例年になく多かったのですが、季節が変わり、やや増加傾向です。
溶連菌感染の診断はあわてる必要はありません。中途半端な治療が最もよ
くありません。不用意な抗生剤の内服はやめましょう。発熱疾患の多くは、”
ウイルス“ の病気です。