健康な体は足元から 大切なフットケア∼爪切り、爪やすり 安心して療養するための訪問看護 やすりのかけ方 ①爪を切り過ぎないこと↓爪の切り 過ぎは巻き爪などの原因になります。 まっすぐに爪を切り、両角を整える スクエアオフという切り方が一般的 には良いとされています。 ②爪やすりのかけ方は次の要領で。 爪を切った後、切り口を丸く整える 足のケアは、年を重ねるにつれて 加齢とともに難しくなる足元ケ ア を確認することも大切。 体温を確認する。足の状態の左右差 傷の有無をチェックし、触ることで ①足を見て触る↓目で肌の色の変化、 509、澤崎、大野︶ ます。☎ │2111︵内線508、 談、介護予防の講話依頼も承ってい 程度に。 トの足の骨︵脚の部分の骨は含まな ますます大事になります。ところが 地域包括支援センターは介護の相 い︶は何本あるでしょうか? 正解 高齢になるにしたがって、自分の足 ②石鹸で洗う↓殺菌効果の強いもの ▼日常の足の手入れは次の要領で さて、﹁足元を見る﹂ということ を自分でケアすることは、思ってい を使う必要はありません。保湿効果 唐突ですが、ここで問題です。ヒ は体の健康を考える上で大変重要な る以上に困難になりがち。爪切りや とがバランス機能の改善に役立つ、 アとネイルケア。足を健康に保つこ 一度出来た傷も治りにくくなります。 の減少や血管の狭さくが起こって、 コラーゲンなどが少なくなり、血流 びやすくなります。また皮下組織の スを調整することが難しくなって転 が減少して、前後左右の体のバラン 胞や神経伝達物質︵ドーパミンなど︶ 柔軟性が低下するものです。神経細 年を取るとだれでも筋力、筋肉の 傷が出来ても気づきにくい。 足、貧血、神経症障害など︶↓足に ②足の感覚障害︵原因はビタミン不 どの作業が出来ない。 下して爪切りや爪やすりをかけるな ①巧緻な動作能力の低下↓視力が低 主な要因 ▼加齢により足のケアが困難になる ちます。 促し、健康な皮膚を保つことに役立 的によく歩くことも足の血流循環を にケアする心掛けが大切です。日常 足の血行のチェックなど、家族一緒 は、皮膚科で切 変形している方 などで爪が厚く 切りで。糖尿病 時はニッパー爪 場合も。そんな 切りで切れない 爪は、通常の爪 =爪白癬︵はくせん︶=で肥厚した なっている時に爪切りする。爪水虫 ③爪を切る↓入浴後に爪が柔らかく がないように。 石鹸成分の洗い残し、泡の流し残し が高いものを使うと良いでしょう。 版会発行= ットケア学会編集、日本看護協会出 ア﹂︵第3版︶=2013年日本フ 爪の正しい切り方 やすりのかけ方 ︵参照︶ ﹁はじめよう!フットケ ということが研究で報告されていま ③脊椎狭窄︵きょうさく︶などに伴 ってもらいま そこで登場するのが足のスキンケ す。転倒を予防するためにはフット しょう。 ▼爪の切り方、 う腰痛で、前屈作業などが大きな負 26 は後ほど。 ことです。 ︵正解︶ヒトの足の骨は、片足 本、 両足で 本にもなります。体全体の骨 の 実 に4 分 の1 が 足 に あ り ま す 。 細 か く小さい骨がたくさんあるんですね。 82 担感を伴う↓日常の動作が苦痛にな 52 ケアが大切なんですね。 る。 2015 July 21 Higashikawa 夏真っ盛り、素足にサンダルを履いて出かけることが多い季節ですね。足のケアは日ごろあまり気に留め 在宅療養 か な 役 割 るに こと欠 はあ りせ ませ んい が、 素足 になることが多い季節ですから、こんな時に足元の健康度をチェックしてみま しょう。 保健だより for Healthy Life
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