レスポンシブル・ ケア マネジメント レスポンシブル・ケア レスポンシブル・ ケア行動計画 環境保全 環境保全 環境配慮製品 資源の利用と 環境の負荷 化学品安全 製品の安全性情報や化学物質総合管理システム、 国際的な活動・動向についてご報告します。 ▶ 2014年のレスポンシブル・ケア行動計画と実績および 2015 年計画 項目 2014年の方針・計画 方針 化学物質 管理 管理不良ゼロ ・化学物質に関する法、安全教育の充実 計画 ・リスクアセスメントの充実 2014年の結果・実施状況 評価 2015年の方針・計画 方針 ・管理不良:対応遅延1件発生 ・化学物質総合管理システム、製品含有化学物質情報伝達用 社内データベースの拡張 ・国内外法改正に伴う社内管理体制強化 ・全製品のGHS対応SDS*3 への改良完了 (2015年) ・安衛法改正に伴うリスクアセスメントの推進 (研修会開催、対 象明確化) ・海外法規制への適切な対応 ・各国法・GHS対応SDS/ラベルへの改訂推進 管理不良ゼロ ・化学物質に関する法、安全教育の充実 △ 計画 ・リスクアセスメントの充実 ・全製品のGHS対応SDSへの改良完 了 (2015年) ・国内外法規制への適切な対応 ◎目標達成または順調に推移 (100%) ○ほぼ目標達成 (80%以上) △目標未達成 (80%未満) 国際的な化学物質管理活動 海外法規制 *3 *4 昭和電工グループは、WSSD(持続可能な開発に関する世 欧州連合における、REACH 規則、CLP 規則をはじめ 界首脳会議)で合意された、「2020 年までに化学物質の生産 として、2013 年 9 月施行の新しいBIOCIDE規則 への対 と使用が人の健康と環境に与える悪影響を最小化する」とい 応、またアジア・アセアン各国(韓国・台湾・中国・マレー う目標達成に向け、ICCA(国際化学工業協会協議会)での化 シア・ベトナム・インドネシア・タイ・フィリピン・オース 学物質総合管理に積極的に取り組んでいます。 トラリア)の法改正、USにおけるHCS 改正、TSCA 改正 ま た、サプライチェーンを考慮しリスク評価・管理を 強 化 す る 化 学 物 質 管 理 の 新 た な 自 主 活 動(JIPS :Japan *1 *5 *6 法案など、海外各国の新たな法規制の動きに注目し、昭和電 工グループとして確実に対応を進めています。 Initiative of Product Stewardship)に参加し、製造・販売 および使用・消費の段階での情報収集や安全性評価など、化 今後もグループ内で情報を共有し、各国の新たな動きに確 実に対応していきます。 学製品の管理(Product Stewardship)強化を進めています。 グループ内で優先順位の高い物質からリスク評価を実施し て、安全性要約書をICCAのGPS*2 ポータルサイトに掲載し ています。 72 *1 JIPS … 日化協で進めている、サプライチェーンを考慮したリスク評価・リスク管理を強化 する、化学物質管理の新たな自主活動のこと。 *2 GPS … Global Product Strategy グローバルプロダクト戦略 *3 REACH…Registration, Evaluation, Authorization And Restriction Of Chemicals 規則化学品の登録・評価・認可および制限に関するEUの法則 SHOWA DENKO CSR Report 2015 *7 *4 CLP…Classification, Labelling and Packaging 分類・表示および包装 *5 BICIDE規則…殺生物規則 *6 HCS…Hazard Chemical Standard 危険有害性周知基準 *7 TSCA…Toxic Substances Control Act 有害物質規制法 環境保全 地球温暖化 防止対策 環境保全 産業廃棄物の削減 / 環境会計 環境保全 化学物質排出量の 削減 環境保全 大気・水質・土壌 汚染への配慮 環境保全 生物多様性への 取り組み 保安防災 労働安全衛生 化学品安全 品質保証 昭和電工の CSR ▶ 化学物質総合管理システム概念図 マネジメント報告 人権・労働慣行 地域社会・社会貢献 当社は、WSSDの「2020 年までに化学物質の生産と使用が 国内法規制・海外法規制データベースとの連動による製 品に関係する法規制情報自動更新 人の健康と環境に与える悪影響を最小化する」という目標に向 3. 化学物質情報管理の効率化、簡略化 け、化学物質管理の基盤インフラとなる、 「化学物質総合管理 SDS*8 の情報更新・出力の自動化 システム」を導入しました。この「化学物質総合管理システム」 各種集計レポートのベースとなる事業所別データの精度・ の導入により、国内外で取り扱うすべての化学物質の情報を一 質審査規制法(化審法)および化管法(PRTR法)の各種届出を 透明性の向上 4. GPS/JIPSなど、化学物質のリスクアセスメントに関す るシステム整備および自動化 はじめ、各国法規制の改正等へ確実に対応することが可能とな りました。 当システムの導入で、次の効果を期待しています。 製造・販売に関する情報、サプライチェーン用途情報などを 一元管理することで、社内外で情報を効果的に活用可能 2. 関連法規制の施行・改正などに関するヒューマンエラーの 防止 *8 SDS…Safety Date Sheet 安全データシート。化学物質の名称、取り扱い・保管上の注意 事項、応急処置などを記載した書面で、化学品の供給者から顧客に渡される資料のこと。 *9 OSHA…Occupational Safety and Health Administration 米国労働安全衛生局 当社グループは、国内すべての製品についてJISに準拠し たラベル・SDSを作成し、お客様に危険・有害性情報を提供 G R I G4 対照表 1. 昭和電工グループの化学物質情報共有化 GHS 対応 SDS パフォーマンス データ集 元管理し、全社で情報を共有します。これにより、改正化学物 レスポンシブル・ケア 化学物質総合管理システムの導入 しています。 海外製品についても、EU・CLP規則、US・OSHA*9 のHCS 改正など、各国規制に準拠したラベル・SDSのGHS*10 対応を 推進しています。 *10 GHS…Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals 化学物質の分類および表示に関する世界調和システム SHOWA DENKO CSR Report 2015 73
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