品質保証 - 昭和電工

レスポンシブル・
ケア マネジメント
レスポンシブル・ケア
レスポンシブル・
ケア行動計画
環境保全
環境配慮製品
環境保全
資源の利用と
環境の負荷
品質保証
「品質保証・品質管理規程」
の制定・毎年の見直し改定、事業場監査、各種セミナーの実施により
製品安全、品質管理レベルの向上を図っています。
クレーム件数は減少し2014年も低い水準を保っています。
▶ 2014年のレスポンシブル・ケア行動計画と実績および 2015 年計画
項目
2014年の方針・計画
方針
品質保証
計画
2014年の結果・実施状況
・お客様が安心して使える製品づくり
・製品上市審査会(2014年審査実績5件)に加え、7月1日より
サンプル出荷前審査の運用開始。審査実績は20件。サンプ
ル段階から多面的なリスク評価を充実
・製品事故、重大クレームゼロ
・製品リスク評価の確実な実施
・有効な予防処置の実施
(工程能力品質保証)
・定着した是正処置の確実な実施により、クレーム件数は前年
に比べて約1割削減
・工程能力品質管理による品質再現性確保の活動開始
評価
2015年の方針・計画
方針
◎
計画
・お客様が安心して使える製品づくり
・製品事故、重大クレームゼロ
・製品リスク評価の確実な実施
・有効な予防処置の実施
(工程能力品
質保証)
◎目標達成または順調に推移
(100%) ○ほぼ目標達成
(80%以上) △目標未達成
(80%未満)
製品安全を確保する活動では、開発のスタート、お客様へ
製品安全の徹底
のサンプル提供や新製品の販売などのタイミングで、製品自
昭和電工では、お客様に製品を提供するために、法規制の
体の安全性の確認だけではなく、お客様がどのように使用さ
遵守に加えて、社内で「品質保証・品質管理規程」
(下図参照。
れるか、製品がどのように廃棄されるかなど、製品に関係す
以下「規程」)を制定しています。
るさまざまな項目を考慮してリスクを抽出し、それらを低減
「規程」は、お客様が安心して当社製品をお使いいただける
させます。この内容を社内スタッフが審査することで活動の
「製品安全」という考え方をベースとし、製品の設計・開発、
有効性を担保しています。特に、人体への摂取・接触の可能
製造、上市・販売、販売後の情報管理などを通じ、製品安全
活動を組織的、体系的に実施するための基本ルールです。
性がある製品に関しては厳しい審査を行います。
「規程」は毎年見直し、世の中の状況変化に対応させ、製品
安全の有効性を高めています。
▶ 品質保証・品質管理規程
設計・開発
製品安全審査
製品リスク評価
安全性試験
市販後
市販後情報管理
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SHOWA DENKO CSR Report 2015
上市・製造
新製品上市手続き
品質保証能力審査
製造条件変更手続き
販売
契約書・仕様書締結審査
販売宣伝資料審査
環境保全
環境保全
地球温暖化
防止対策
産業廃棄物の削減
/ 環境会計
環境保全
化学物質排出量の
削減
環境保全
大気・水質・土壌
汚染への配慮
環境保全
生物多様性への
取り組み
保安防災
労働安全衛生
化学品安全
品質保証
昭和電工の CSR
レベルアップ活動
品質保証・品質管理レベルの向上
事業部・事業所、グループ会社では、それぞれの製品や組
織に合った独自の体制で品質保証・品質管理のレベルアップ
品質マネジメントシステム(品質管理の仕組み)
当社グループでは、ISO*9001やISO/TS16949などの国際
規格を取得するとともに、品質マネジメントシステムを継続的
に見直し、製品およびサービスの品質向上に努めています。
を図っています。
グループ全体では、本社品質保証室による事業部・事業所・
グループ会社の監査、製品安全や品質管理に関する各種集合
マネジメント報告
セミナー、e-ラーニングによる自主学習を実施しています。
2014 年の監査では、常に同じ品質の製品を製造する能力
クレーム削減
製品の品質に関するクレームの発生件数は、再発の防止
策、予防対策により年々減少傾向にあります。2014 年も前
の観点から課題を抽出し、改善しました。
集合セミナーでは、品質管理体制・改善活動・
「規程」の解
説・製品安全などのセミナーを開催しました。さらに、本社
年に比べて約 1 割減少しました。
品質保証室員が事業場へ出向き、事業場に即した内容で品質
保証・品質管理のレベルアップを目指す出前セミナーも開催し
人権・労働慣行
▶ クレーム件数の年別推移(2006年を100とした指数)( 昭和電工単体 )
ました。
e-ラーニング教材は当社実情に合わせて作成し、2014 年
指数
(%)
100
も内容を充実させました。
80
地域社会・社会貢献
60
出前セミナー
40
20
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
レスポンシブル・ケア
0
2014 (年)
2014年4月にグループ会社であるユニオン昭和(株)において、
製造現場での品質管理のレベルアップを目指して、本社品質保証
セミナーでは、同じ品質の製品を継続して製造していることを数
値データやグラフで確認する手法を説明し、手法を実際に使う演
習も実施しました。
パフォーマンス
データ集
室員による
「統計的品質管理」
のセミナーを実施しました。
G R I G4 対照表
*ISO(International Organization for Standardization)… 国際標準化機構と訳される民間ベースの国際専門組織。ものやサービスの国際的な標準化を推進するために1947年に設立された。
1987年に品質管理・保証のためのISO9000シリーズを制定し1996年から環境規格ISO14000シリーズが制定された。また、2010年には社会的責任の規格ISO26000が制定された。
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