---------------------------------------------------------------------------野菜ソムリエ久原ルミ子の「ベジ充！」 Vol.４夏のアボカド祭り！（レシピ付！） ---------------------------------------------------------------------------・アボカド嫌いなんですけど、、こんにちは、アボカド・マニアの久原ルミ子です。突然ですが、アボカドは好きですか？大半の女子は「大好き！よく食べる〜」と答えるのですが、よく聞くと大して食べてないことがわかります。自分で買うというよりも、外食のメニューが増えて食べる機会が増えたかもしれませんが。以前は魚のトロの味がするということでわさび醤油で食べる人も。最近ではコブサラダやハンバーガーなどお肉に合わせるのも流行ってます。そもそも私とアボカドの出会いは市場時代。勧められてわさび醤油でたべると、果物なのに油っぽくて、ぐにゃっとした食感に気持ち悪くなりました。そもそもバナナなど粘土質な果物があまり好きではなかったので（バナナは食べられますけどね）。そして数年後の転職先が輸入青果物を扱う商社で、野菜ソムリエの資格が活かせるプロモーションの部署に配属。当時そこの会社が日本でのアボカドのシェアがトップだったので、アボカドの販促を担当することになりました。アボカド嫌いの私がレシピを考えたり、店頭で魅力を伝えたりできるのだろうか、、初日から不安でした。いつまでも嫌いとは言っていられず、何が嫌いか考えると、やはりあの食感。なら、歯ごたえのある食材と組み合わせて後味をすっきりできないか、ということで輸入商社ならではのチコリをつかったメニューを提案。チコリボートの上にカットアボカドを乗せて、塩とレモンで味付け、手づかみでもで食べられる。アボカドのコクとチコリの苦みと食感もよく、チコリも併売でき試食販売も好評でした。・アボカドのお姉さん！？当時はメタボやデトックスという言葉が流行っていて、ヘルシー食材のアボカドが大注目！社内でも大々的なプロモーションとして、百貨店の青果売場で「野菜ソムリエが教えるアボカド料理教室」という信じられない企画がでました。アボカドは輸入果物なので高齢者には馴染みが薄く、売場も全面に打ち出す事は難しいので、「季節の野菜×アボカド」ということで四季を通じてアボカドを上手に取り入れる提案をしてほしいとの依頼がありました。３か月に１回の開催だった為、頻繁にバイヤーとの試食会があり、頭の中は常にアボカド、アボカド（笑）徹夜して考えたレシピが「これアボカドなくてもよくね？」とバッサリ。でも何度も剥いていると食べごろの熟度や、スムーズな切り方も自然と身についてました。結果、意外な組み合わせのメニューも誕生。春はうどや菜花と和え、酢みそや梅肉などでさっぱりと。夏は香味野菜と、秋はお芋と合わせたりシチューにも、冬はパーティーメニューを提案。料理教室は百貨店の全面協力でパネルや、チラシ、館内放送で集客。私はピンマイクつけてアボカドの見分け方、切り方、そして簡単レシピを披露。試食をだして購入をされるお客様には、食べごろを選んであげました。２年間続けてリピーターも増え、常連客からは「アボカドのお姉さん」と呼ばれるまでに。２日間で１５００個販売という大記録もでました。味は淡白なのでいろんな食材、調味料との相性もいいので積極的に食べてほしいです！あ、アボガドではなくアボ「カ」ド avocado ですからね。（株）ジャパン・アグリーカルチュア・マーケティング＆マネジメント野菜ソムリエ久原ルミ子夏のアボカドまつり！（アボカドレシピ）食べごろのアボカドの見分け方はポイント３つ１、全体的に色が黒くまわっているもの２、ヘタの部分が乾燥してとれそうなもの３、皮のハリがゆるんで手のひらにしっとりなじむもの切り方は、種を中心に切れ目を入れてぐるりパカッ！真ん中に種があるので、包丁を縦に入れて種にあたったら、種にそってぐるりと一周させます。切れ目にそって実を左右まわすと切り分けられます。カットする際は、皮の上で切り分けるとまな板が汚れずにすみます。食べごろのものは、簡単に皮から実がはがれます。保存する際は種を入れたままラップをすると変色しにくいですさっぱり和風に！「アボカドの香味野菜和え」材料：アボカド、大葉、みょうが、ネギ、キュウリなど１、各材料をカットし、ボールに入れてポン酢をかける。２、カットしたアボカドを皿に盛り、１を和える薬味たっぷり冷奴感覚て食べられます。シャキシャキとした歯ごたえがアクセントになります。食欲のない夏におすすめのさっぱりメニューです！ビールにぴったり！「ワカモレ（ディップ）」材料：アボカド、タマネギ、ライム、塩１、刻んだタマネギをボールに入れます、アボカドをスプーンでくり抜き、つぶします。２、１にライム果汁を絞りよく混ぜ、塩で味を整えます。マヨネーズでディップする方法もありますが、夏は暑いのでライムでさっぱりと！ライムもメキシコ産なのでアボカドとの相性◎ 外はカリッ、中はトロっ！「カリカリアボカド」材料：パン粉、粉末バジル、塩、オリーブオイルフライパンにオリーブオイルを敷いて弱火でパン粉を炒める、カリカリになったら粉末バジルと塩で味を整える。カットしたアボカドにまぶして完成。アボカドの粘土質な表面に簡単に衣のようにパン粉が着きます。カリカリと揚げたような食感が楽しめます。