平成27年4月8日号

No.1
「新しい世界へ」
・【創造】疑問をもとに生きて働く知恵を創り出す
・【友愛】役割を果たし人のために尽くす
・【健康】強い心と体をもち挑戦し続ける
2015/4/8
文責:校長 斎藤俊由紀
例年になく早く開花した桜も、入学式までは何とか散るのを
待とうとしていたかのように、昨日午後、降り注ぐ桜吹雪のもとで、
30名の新入生を迎え、入学式を開催しました。
小学校の6年間と比較すると、たった3年間の中学校時代。しかし、思春期を迎え、体
も心も大きく成長する生徒たちにとっては、さなぎから蝶への変化に匹敵するほどの劇的
な進歩が待っています。新入生代表も、入学式の「誓いの言葉」の中で、
「これからの3年
間には、時間だけでは計りきれない多くの出来事が待っていると思います」と述べていま
した。
入学式の式辞でも話しましたが、中学校の3年間は、小学校時代に漠然と持っていた
「夢」を、はっきりとした「目標」に変えていく時期でもあります。中学校を卒業して十
年後、25歳の自分は、どんな自分でいたいのか。そんな自分になるためには、この中学
生時代をどのように過ごせばよいのか。それと向き合っていくのが、この3年間です。
では、夢を目標に変えていくためには、どうすればいいのか。そのためのキーワードと
して、今年も「感じ 考え 行動する」を掲げました。
みずみずしい感性で、季節の移ろいや自然の息吹を鮮明に感じとれる中学生ですが、自
分の考えがはっきりしてくると共に、友達や親、先生などとの考え方の違いにも気づいて
くる時期です。自分の思いだけでなく、周りの人の思いにも気づけるよう、自らの感性を磨
いていって欲しいと思います。
そうしてつかんだ自分の思いをもとに、ではどうすればよいかを、自分自身でじっくり
と考える。時には、迷うこともあるでしょう。その時は、友達や先輩、家族、そして先生
に是非相談してみて下さい。みんな、悩んで迷って成長してきました。その体験をもとに、
きっといいアドバイスができると思います。
そして最後に大切なのは、行動することです。もし迷ったら、とにかくやってみて下さ
い。時には失敗することもあるでしょう。でも、若い皆さんは、いくらでもやり直しがき
きます。失敗したら、もう一度よく考えて、再度挑戦すればよいのです。自分自身の経験
でも、成功したことからよりも失敗したことから学ぶことの方がはるかにたくさんありま
す。失敗を恐れず挑戦することで、より大きく成長できると信じています。
学校教育目標を一部改訂しました
(下線部が変更点です)
豊かな感性と自ら学ぶ意欲をもち、自他を生かしながら活躍できる社会人の育成
~ 感じ 考え 行動する ~
*中学校教育の最終目標は、「立派な中学生を育てること」にとどまらず、「自立した社会人の育成」を目
指すこと、との思いから、この表現といたしました。具体的な活動については、追々説明していきます。
本通信に関するご意見・ご要望等は、生徒を通じて校長・斎藤までお届け下さい。電話・Fax等でも結構です。
Tel 62-3009/Fax 62-6909