資料6 - さくら市

資料6
別記様式(第7条関係)
記者会見連絡票
所属部署( さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館- )
タイトル
さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-第92回企画展
き つ れ が わ もんじょ
「喜連川文書の世界」展の開催について
概要(発表内容を簡単に記入してください。
)
江戸時代、さくら市喜連川には喜連川藩がおかれ、喜連川氏が治めました。喜連川氏は
もと うじ
室町幕府を開いた足利尊氏の系譜に連なり、尊氏の子・基氏が鎌倉公方に就き、室町時代
中期には動乱の中その拠点を鎌倉から古河(茨城県古河市)へと移し「古河公方」を称し
ました。古河公方は関東地方の戦国時代の中で激動しますが、豊臣秀吉と後北条氏による
小田原合戦後、秀吉の「宇都宮仕置」により近世の扉が開かれ、古河公方・足利氏は喜連
川を領することになり喜連川氏が誕生することになりました。
やす うじ
と う け ちょうほう
喜連川藩8代当主・喜連川恵氏は喜連川家に伝わる中世以来の文書群を目録「当家 重 宝
ならびに け い ず だ ん す いり き
並 系図箪笥入記」〔天明元年(1781)〕にまとめ、保存しました。これが所謂「喜連川文
あつ うじ
書」で、これらは明治時代以降一時散逸してしまいますが、15代・足利惇氏は再収集に
努め、昭和51年(1976)には「喜連川文書」の部分71点を喜連川町(現さくら市)に
寄贈し、現在はさくら市の歴史を伝える“宝”(さくら市指定文化財)となっています。
「喜連川文書」は、①
関東の中世政治史、特に鎌倉公方から古河公方に至る政治動向
②近世・喜連川氏の誕生、格式形成
などを理解する上で極めて貴重な文化遺産です。こ
の企画展を通して、さくら市の歴史の伝承、さくら市の地域個性の発信につなげたいと考
えています。
なお、本展と同じ会期で「昭和のくらし」展を開催します。小学校の授業「昔のくらし」
学習とも連携したもので、家電品が普及する高度経済成長期のくらしの道具、それ以前の
生活道具も紹介し、くらしの移り変わりを学ぶものです。なつかしい道具の数々をご覧い
ただきたいと思います。
内容(発表内容のポイントを記入してください。別紙資料でも可能。
)
今回の企画展では、①古河公方の成立
②近世・喜連川氏の成立
の2点に重点を置き
ます。展示品は、さくら市蔵の「喜連川文書」を中心に、神奈川県立文書館や栃木県立博
物館で所蔵している「喜連川文書」や関係資料、地元の方々の所蔵する「喜連川文書」な
ども借用・展示し、また、喜連川家の菩提所である龍光寺(さくら市喜連川)より足利尊
氏木像、足利恵氏の木造も特別に出陳頂く予定で、展示数は約50点です
会期中は筑波大学名誉教授・山本隆志氏の記念講演会や講座、喜連川城下の見学会も予
定(日程等調整中)しております。
※記念講演会
日時:11月22日(日)午後2時より
会場:さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-講座室
講師:筑波大学名誉教授、元喜連川町史編さん専門委員・山本隆志氏
演題:古河公方の成立と喜連川文書
【会 期】 11月14日(土)~12月23日(水/祝)
【主 催】 さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-
【会 場】 さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-美術・企画展示室
【観覧料】一般 300 円(210 円)、高校・大学生 200 円(140 円)、小中学生 100 円(70
円)
、さくら市内小中学生無料
さくら市内在住の障がい者手帳をお持ちの方(同伴の介護者)及び
70 歳以上の方は半額
※( )内は 20 名以上の団体料金
【会期中の休館日】
11月16日(月)
、17日(火)、24日(火)、30日(月)
12月 7日(月)
、14日(月)、15日(火)、21日(月)
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先(所属、担当者名、電話番号)
さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-
TEL 028-682-7123
※ 1案件ごと1枚作成してください。