円すい

テキストサンプル⑳ 「ホップ」図形編 第2章 立体図形 解説
円すい
円すいの公式
体積
すい体の体積は底面積と高さが同じ柱体の体積の
円すいの体積=底面積×高さ×
1
です。
3
1
3

1
3
表面積
円すいの展開図をかくと,底面は円,側面はおうぎ形です。
おうぎ形の弧の長さと底面の円周の長さが等しい。このことを 2 通りの式で表し,等号でつなぎます。
おうぎ形の弧AB:母線×2×3.14×
A
母線
B
A=B
この 2 つの式を等号でつなぎます。
母線×
母線
中心角
底面の円周:半径×2×3.14
母線×2×3.14×
P
P
中心角
360
半径
半径
中心角
=半径×2×3.14
360
展開図
中心角
=半径
360
中心角 半径
=
母線
360
←重要公式です。
側面積(おうぎ形PAB)を式で表します。
母線×母線×3.14×
半径
中心角
=母線×母線×3.14×
母線
360
側面積=母線×半径×3.14
←重要公式です。
公式 円すいの公式
体積
面積×高さ×
展開図の中心角
側面積
1
3
中心角 半径
=
360
母線
母線×半径×3.14
問題13
右の図形は底面の半径が 5cm,高さが 12cm,母線の長さが 13cm の円すいです。
体積と表面積を求めなさい。
13cm
12cm
5cm
ステップ1
すい体の体積の公式を思い出そう。
体積=底面積×高さ×
ステップ2
1
3
公式にあてはめて体積を求めましょう。
×3.14 は後回しにしましょう。
5×5×3.14×12×
ステップ3
1
=100×3.14=314cm3
3
円すいの表面積の構成を考えましょう。
底面+側面
公式
ステップ4
円すいの側面積の公式を思い出しましょう。
母線×半径×3.14
体積
円すいの公式
1
面積×高さ×
3
展開図の中心角
ステップ5
表面積を求めましょう。
側面積
中心角 半径
=
母線
360
母線×半径×3.14
底面 5×5×3.14=25×3.14
側面 5×13×3.14=65×3.14
よって,(25+65)×3.14=90×3.14=282.6cm2
答え 体積 314cm3 表面積 282.6cm2