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実技研修(バルシューレ) 2015/07/27
開始時間
未就学児
説明
【分】
①4~5色のコーンもしくはマーカーを準備し、コーンお
よび人をよけながら走行する。指示された色および身
①コーン
体部位でコーンにタッチする。コーン間走行中は,さま
タッチ
ざまな動作を行うようにする。
0
②ボール ②コーン間をボールを転がす・手足のドリブル・用具(ス
操作
ティックやリング)でボールを操作する。指示された色で
立ち止まってもよい。またボールを足に挟み、両足ジャ
ンプなどバリエーションを入れる。
・1つの風船を手・足・頭まどさまざまな身体部位で操作
する
・2つの風船を同時に落とさないように操作する
5
①風船
・2つの風船をスティックを使って落とさないように操作
する
・2人組みになって、1つ・2つ・3つの風船を落とさない
ように打ち合う
①人数分のリングを準備し中に入る。最初はスキップで
楽しい引越しをする。その後、競争となる。徐々にリン
グの数を減らしていく。
①リング引 ②4色から5色のカラーマットを各2~3枚準備する(リン
10
越し
グで代用可)。マットをありの巣に見立て、巣からはな
②ありの巣 れて散歩するようにマットの周りをランダムに移動す
る。アリクイに見立てたスタッフがつかまえに来たらマッ
トに逃げる。その後、逃げるマットの色を指定されるの
で、つかまらないように移動する。
・コートの4隅に目印を置き、コートから出ないようにす
る。コートの外に複数のスタッフが立ち、2つから3つの
バランスボールを転がす。ボールにあたったら、コート
インベー
の外に出る。数人当たると、最初に出た人が復活でき
ダー
15
る。
(転がしドッ
・バリエーションとして、年齢が上がれば、当てるほうと
ジ)
逃げるほうの2チームに分かれて試合ができる。その際
やわらかいボール(あたっても痛くない)を使用する。逃
げるほうがドリブルするなどルールを変更することで基
・スタート位置にかごを置き、その対面にボールを多数
置く。スタート位置からスタートし、対面のボールを取っ
て戻ってくる。その間、中間位置にスタッフが複数立ち、
バランスボールを転がす。ボールにあたらないように
ボールを運んでくる。最初はバランスボールではなく、
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宝運び
小さいボールを使用したり,ゲート通過のゲームにする
と安全である。バリエーションとして、スタッフがボール
を転がすのではなく鬼となってタッチする。また、子ども
が捕まえるほうと逃げるほうの2チームに別れ、タグベ
ルトなどを使用し、チーム対抗戦をおこなうと協働的な
ボール確保の要素の学習にもつながる。
①2チームに別れ、対面に並ぶ。その中間に高さの違う
台を置き、コーンやペットボトルなど的になるものを設
置する。大小さまざまなボールを投げたり・蹴ったりして
①的あて コーンを落とす。落としたコーンの多いほうが勝ちとな
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②的抜き る。バリエーションとして、壁に養生テープなどで風船や
折り紙をはり、落とすようにすると低年齢でも取り入れ
やすい。
②コーンを異なる間隔で並べる。その間をボールを転
参考年齢
3・4・5歳
中心的学習要素
(未就学児用 要素)
A:基本技術
C:ボール運動に関す
る運動協調性
B:戦術・スキル(ボー
ル軌道の認識、着球
点の決定)
C:ボール運動に関す
る運動協調性
B:戦術・スキル(位
置取り・隙の認識)
A:基本技術
B:戦術・スキル(位
置取り・隙の認識)
B:戦術・スキル(位
置取り・隙の認識・協
働的なボールの確
保)
A:基本技術
開始時間
【分】
1・2年
説明
中心的学習要素
(小学校1・2年用要
素)
・4箇所マットを置き(正方形の辺におくように)、真ん中
に鬼を置く。4枚のマット上には逃げる人が立ち、鬼の
合図で異なるマットに移動する。その際、鬼にタッチさ C:スキル(敵の位置
0
4大陸鬼
れないようにする。タッチされた場合は、鬼を交代する、 や動きの認識)
鬼が増える、鬼が手をつないで捕まえるなどのバリエー
ションをつける。
B:運動協調性
ボール
・ボール頭上上げ(拍手,床タッチ、回転)、ボールバウ
C:スキル(軌道の認
5
キャッチ・ ンド(拍手,床タッチ、くぐりぬけ)、ドリブルストップ、壁
識・アプローチ・着球
壁あて
あて(回転、通り抜け)
点)
①コートを半分に仕切り、2チームに分かれる。さまざま
なボールを多数をばら撒き、合図とともにボールを相手
コートに投げ入れる。自陣地になるべくボールが残らな
①クリーン いようにする。蹴る・転がすなどバリエーションをつけ
B:運動協調性
アップ
る。また、ボールではなく、新聞紙をばら撒き、丸めて投 C:スキル(ボール
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②ボール げることもできる。
キャッチのコントロー
集め
②対面に2チームのボールを集める陣地をつくり、その ル)
間にボールを多数ばら撒く。合図とともに、自陣地に
ボールを集める。手足のドリブル・転がす・保持して走
るなどさまざまな変化を入れる。
・ボールが散らばらないような仕切りをした上で、コート A:戦術(位置取り・隙
およびチーム分けのない個人戦のドッジボールをおこ の認識・突破口の活
なう。ボールを持った人は3歩まで動ける。もしくは3秒 用)
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ゾンビボール
間ボールを保持できる。その間にボールを相手に当て C:スキル(敵の位置
る。あたった人(ボールキャッチも認めない)はコートの や動きの認識)
外に出るが,数人外に出ると最初に出た人が復活す
・2チームに分かれる。高い位置にコーン設置、バスケ
のゴールなどボールを投げ上げる必要のあるゴールを
A:戦術(協動的ボー
2カウントバ 設置する。ボールは2カウントまでしか保持できない。
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ル確保、協働的な数
スケット
ゴールすると1点が入るが、決めるゴールの方向を変え
的優位)
たり、どちらのゴールに決めてもよいルールや、ドリブ
ルの導入など状況に応じてルールに変化をつける。
・2チームに分かれ自陣地の背後にゴール(コーン2つ
を広く間隔をとる)を設置する。コート中央に区切りをつ
シュート
A:戦術(隙の認識、
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け、相手のゴールに向かってボールを転がす。ボール
ボール
突破口の活用
の数を増やしたり、ゴールの形状を変えることによっ
て、足でのボール操作や投げ入れも可能である。
参考年齢
5・6・7歳
開始時間
【分】
3・4年以上
説明
中心的学習要素
(小学校1・2年用要
素)
①ボール操作と風船操作を同時におこなう。線の上を
歩き風船を落とさないようにボールを操作する。
B:運動協調性
②5つのゲートを作り、ボールを足で扱う、手で扱う、ス C:スキル(ボール
0
ティックで扱う、2人組で扱う。バリエーションとして、2人 キャッチのコントロー
組のチームで競争や、ボールを減らすことによって試合 ル)
形式でもできる。
ナンバーパ ・番号をつけ、ランダムに走る。番号順にボールをパス C:スキル(味方の位
5
ス
していく。ボールの数を増やし、ボールを手や足で扱
置や動きの認識、パ
う。
スのコントロール)
①6人一組で円になり、真ん中に鬼【タイガー】が入る。
鬼はボールを持ってない人にタッチする。周りの人は、
①タイガー
C:スキル(敵および
タッチされそうな人にボールを渡して助ける。
10
ボール
味方の位置や動きの
②2人1組でボール1球を保持し鬼となる。鬼はボールを
②パス鬼
認識)
持ったまま走ることができない。また、ボールを持ってい
る鬼がタッチできる。
・長方形のコートの4隅に狭いゴール4つを設置する。2
4ゴール
チームに分かれ、攻める方向を決める。バリエーション
A:戦術(ボールの確
15
サッカー
として、後ろからもゴールを決めてもよいルールや、4つ
保・数的優位)
のどのゴールに決めてもよいルールに変更する。その
際2回連続で同じゴールに決めてはいけない。
・長方形のコートの4隅に狭いゴール4つを設置する。2
チームに分かれ、攻める方向を決める。バリエーション
4ゴール
として、後ろからもゴールを決めてもよいルールや、4つ A:戦術(ボールの確
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ホッケー
のどのゴールに決めてもよいルールに変更する。その 保・数的優位)
際2回連続で同じゴールに決めてはいけない。ホッケー
の用具は、やわらかい素材を利用する。
・2チーム(偶数:4対4や6対6など)に別れ、ネット越しの
オーバー 各コートに敵味方両方が同数ずつ入る。ネット越しの味 A:戦術(位置取り・隙
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ネットパス 方にボールがわたれば1点となる。チームの人数によっ の認識、数的優位)
ては、ボールを2球・3球と増やしてみる。
参考年齢
7歳~
※参考年齢は、目安です。3・4年を目安としたゲームでも少しのルールや用具の変更で5歳にも対応で
きます。
参考資料
Ballschule in der primarsture(2014)Klaus Roth・Thorsten Damm・Mareike Pieper・ Christine Roth
Ballschule Ein ABC fϋr Spielanfӓnger(1999) Klaus Roth・Christian Krӧger
Basismodul:Motorik ABC(2014) Klaus Roth・Gaby Bohn・Jose Tito Casara Inacio・ Christian Krӧger
子どものボールゲーム バルシューレ(2007)木村真知子編著 創文企画
バルシューレー幼児のためのボール遊びプログラムー(2011)バルシューレジャパン
①風船ドリ
ブル
②ゲートく
ぐり